説明

駆虫および殺虫チオフェン組成物

チオフェン誘導体を有効成分として含有する新規な駆虫組成物を開示する。
【化1】


【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は、一般的に、新規な駆虫および殺虫組成物に関し、より具体的には、チオフェン誘導体を有効成分として含有する組成物に関する。
【0002】
技術記載
ヒトおよび動物集団における寄生虫感染症の制御は、依然として、重要な世界的な試みである。原因となる生物は、クラスNematoda、CestoideaおよびTrematodaまたはphylum Protozoaとして、あるいはphylum Arthropodaのectoparasiticのメンバーとして分類することができる。前者は、腹、腸管、リンパ系、組織、肝臓、肺、心臓および脳の感染症を含む。その例は、旋毛虫病、リンパ管フィラリア症、回旋糸状虫症、住血吸虫症、リーシュマニア症、トリパノソーマ症、ランブル鞭毛虫症、コクシジウム症およびマラリアを含む。後者の外部寄生虫は、シラミ、ダニ、ダニ類、サシバエ、ノミおよび蚊を含む。これらは、しばしば、ヒトまたは動物宿主への感染に関する内部寄生虫に対して、ベクターおよび中間宿主として働く。特定の蠕虫病は既知の薬物で治療することができるが、耐性の画期的な発達には、次世代駆虫剤の改善された有効性のさらなる探索が必要である。
【0003】
ノミ、ダニ、サシバエ等のような外部寄生虫の制御は、ヒトおよび動物健康管理の重要な態様として、認識されている。牛への有名なディップのように、慣習的な治療は局所的に用いられ、実に、そのような治療は、今もなお、広範に用いられている。しかしながら、リサーチのより近代的な前進は、動物に、経口で、または非経口で投与可能で、それらが治療された動物の血液を摂取すると、個々の寄生虫を毒することによって、外部寄生虫を制御する化合物に向かっている。
【0004】
また、外部寄生虫、特に腸内寄生虫の制御は、ヒトおよび動物健康管理の重要な態様である。多くの外部寄生虫撲滅薬および内部寄生虫撲滅薬が使用されているが、これらは、活動の制限された範囲、反復治療の必要性および、多くの場合、寄生虫による耐性を含む種々の問題を抱えている。かくして、新規な内部−および外部寄生虫撲滅薬は、長期間にわたり、広範囲の寄生虫の安全かつ効果的な治療を確証するために不可欠である。
【0005】
上記教示にも拘わらず、害虫の処置への必要性が、未だに、当該分野において存在する。
【0006】
発明の概要
本発明に従い、害虫の処置が可能な物質の新規組成物を提供する。該組成物は、式I:
【化1】

[式中:
およびRは、水素、アルキル、フェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールメチレン、および置換ヘテロアリールメチレンよりなる群から選択され;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、5−ないし10−員の置換または非置換炭素環またはヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
は、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換または非置換アリール、あるいは置換または非置換ヘテロアリールであり;
およびRは、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、3−ないし8−員の置換または非置換窒素含有環を形成してもよく;
およびRは、独立して、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
は水素であり、Mは−OHであり;あるいは
およびMは、一緒になって、カルボニル(C=O)を形成してもよい]
のチオフェン誘導体を、有効成分として含有する。
【0007】
具体例の詳細な記載
定義
具体例を記載するにあたり、特定の専門用語を、明瞭性のために利用する。そのような専門用語は、列挙される具体例、ならびに同様の結果を達成するための同様の目的に対して同様に機能する全ての技術的同等物を網羅するように意図される。
【0008】
特に明記しない限り、用語「アルキル」は、それ自体で、あるいはもう1つの置換基の一部として、完全飽和、モノ不飽和またはポリ不飽和であってもよく、1ないし8つの炭素原子を有する二価および多価基を含むことができる直鎖または分枝鎖、あるいは環状炭化水素基、またはその組合せを意味する。飽和炭化水素基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、シクロヘキシル、(シクロヘキシル)エチル、シクロプロピルエチル、例えば、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル等のホモログおよび異性体のような基を含む。不飽和アルキル基は、1またはそれを超える二重結合または三重結合を有するものである。不飽和アルキル基の例は、ビニル、2−プロペニル、クロチル、2−イソペンテニル、2−(ブタジエニル)、2,4−ペンタジエニル、3−(1,4−ペンタジエニル)、エチニル、1−および2−プロピニル、3−ブチニル、およびより高いホモログおよび異性体を含む。
【0009】
用語「アルキレン」は、それ自体で、またはもう1つの置換基の一部として、−CHCHCHCH−によって例示されるアルカンから由来する二価基を意味する。「低級アルキル」または「低級アルキレン」は、8またはそれ未満の炭素原子を有する短鎖アルキルまたはアルキレン基である。
【0010】
用語「アルコキシ」、「アルキルアミノ」および「アルキルチオ」は、酸素原子、窒素原子または硫黄原子それぞれを介して、分子の残部に結合するアルキル基を有する基を指す。同様に、用語「ジアルキルアミノ」は、従来の意味で用いられ、−NRR’[式中、R基は同一または異なるアルキル基であってもよい]を指す。
【0011】
特に明記しない限り、用語「ヘテロアルキル」は、それ自体で、またはもう1つの用語と併せて、完全に飽和あるいは一定の数の炭素原子よりなる1ないし3度の不飽和ならびにO、N、およびS[式中、窒素および硫黄原子は、所望により、酸化されていてもよく、ならびに窒素ヘテロ原子は、所望により、第四級化されていてもよい]よりなる群から選択される1ないし3つのヘテロ原子を含有する安定した直鎖または分枝鎖、あるいは環状炭化水素基、またはその組合せを意味する。(複数の)ヘテロ原子O、N、およびSは、ヘテロアルキル基のいずれの内部位置に置かれてもよい。例は、−CH−CH−O−CH、−CH−CH−NH−CH、−CH−CH−N(CH)−CH、−CH−S−CH−CH、−CH−CH−S(O)−CH、−CH−CH−S(O)−CH、−CH=CH−O−CH、−Si(CH、−CH−CH=N−OCH、および−CH=CH−N(CH)−CHを含む。最大で2つのヘテロ原子が、例えば、−CH−NH−OCHのように連続していてもよい。また、用語「ヘテロアルキル」には、「ヘテロシクロアルキル」として下記でより詳細に記載する基も含まれる。
【0012】
用語「ヘテロアルキレン」は、それ自体で、またはもう1つの置換基の一部として、−CH−CH−S−CHCH−および−CH−S−CHCH−NH−CH−によって例示されるようなヘテロアルキルから由来する二価基を意味する。また、ヘテロアルキレン基に対して、ヘテロ原子は鎖末端のいずれかまたは両方を占有する。なおさらに、アルキレンおよびヘテロアルキレン結合基に対して、結合基の向きは暗示されていない。
【0013】
特に明記しない限り、用語「シクロアルキル」および「ヘテロシクロアルキル」は、それら自体で、または他の用語と併せて、「アルキル」および「ヘテロアルキル」それぞれの環式バージョンを表す。加えて、ヘテロシクロアルキルに対して、ヘテロ原子は、複素環が分子の残部に結合している位置を占有することができる。シクロアルキルの例は、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−シクロヘキシニル、3−シクロヘキシニル、シクロヘプチル等を含む。ヘテロシクロアルキルの例は、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−モルホリニル、3モルホリニル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチエン−2−イル、テトラヒドロチエン−3−イル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル等を含む。
【0014】
特に明記しない限り、用語「ハロ」または「ハロゲン」は、それら自体で、またはもう1つの置換基の一部として、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、または硫黄原子を意味する。加えて、「フルオロアルキル」のような用語は、モノフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキルを含むように意図される。
【0015】
特に明記しない限り、用語「アリール」は、単独で、あるいは他の用語と併せて(例えば、アリールオキシ、アリールチオキシ、アラルキル)、一緒に縮合されているか、あるいは共有結合している単一の環または複数の環(最大で3つの環)であってもよい芳香置換基を意味する。
【0016】
用語「ヘテロアリール」は、N、O、およびS[式中、窒素および硫黄原子は所望により酸化されていてもよく、(複数の)窒素原子は、所望により、第四級化されていてもよい]から選択される0ないし4つのヘテロ原子を含有するアリール環を含むように意図される。「ヘテロアリール」基は、ヘテロ原子を介して、分子の残部に結合することができる。アリールおよびヘテロアリール基の非限定的な例は、フェニル、1−ナフチル、2−ナプリチル、4−ビフェニル、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、ピラジニル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、2−フェニル−4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、3−イソキサゾリル、4−イソキサゾリル、5−イソキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5チアゾリル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2.7ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、4−ピリミジル、5−ベンゾチアゾリル、プリニル、2−ベンズイミダゾリル、5−インドリル、1イソキノリル、5−イソキノリル、2−キノキサリニル、5−キノキサリニル、3−キノリル、および6−キノリルを含む。
【0017】
上記アリール環系の各々に対する置換基を、下記の許容可能な基から選択する。
【0018】
用語「アラルキル」は、アリールまたはヘテロアリール基が、アルキル基(例えば、ベンジル、フェネチル、ピリジルメチル等)またはヘテロアルキル基(例えば、フェノキシメチル、2−ピリジルオキシメチル、3−(1−ナフチルオキシ)プロピル等)に結合する基を含むように意図される。
【0019】
上記用語(例えば、「アルキル」、「ヘテロアルキル」および「アリール」)の各々は、示された基の置換および非置換形態の両方を含むように意図される。基の各タイプの好ましい置換基は下記に供する。
【0020】
(しばしば、アルキレン、アルケニル、ヘテロアルキレン、ヘテロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルと呼ばれる群を含む)アルキルおよびヘテロアルキル基の置換基は:0ないし(2N+1)[式中、Nはそのような基中の炭素原子の総数である]を変動する数の−OR、=O、=NR、=N−OR、−NRII−SR、−ハロゲン、−SiRIIR、−OC(O)R、−C(O)R、−CO、CONRII、−OC(O)NRII、−NRC(O)R、−NR−C(O)NRIIIII、−NRCOOR、−NH−C(NH)=NH、−NRC(NH)=N−H、−NH−C(NH)=NR、−S(O)R、S(O)、−S(O)NRII、−CNおよび−NOから選択される種々の基であってもよい。R、RIIおよびXIIは、各々、独立して、水素、非置換(Cl−COアルキルおよびヘテロアルキル、非置換アリール、1ないし3つのハロゲンで置換されるアリール、非置換アリール、アルコキシまたはチオアルコキシ基、またはアリール−(C−C)アルキル基を指す。RおよびRIIが同じ窒素原子に結合している時、それらは窒素原子と一緒になって、5−、6−または7−員の環を形成することができる。例えば、−NRIIは、1−ピロリジニルおよび4モルホリニルを含むように意図される。置換基の上記論議から、当業者は、用語「アルキル」は、ハロアルキル(例えば、−CFおよび−CHCF)およびアシル(例えば、−C(O)CH、−C(O)CF、−C(O)CHOCH等)のような基を含むように意図されることを理解するだろう。
【0021】
同様に、アリール基に対する置換基は可変であり:芳香族環系の開いた価の0ないし合計数の範囲の数の、ハロゲン、−OR、−OC(O)R、−NRII、−SR、−R、−CN、−NO、−CO、−CONRII、−C(O)R、−OC(O)NRII、−NRIIC(O)R、−NRIIC(O)、−NR−C(O)NRIIIII、−NH−C(NH)=NH、−NRC(NH)=NH、−NH−C(NH)=NR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NRII、−N、−CH(Ph)、ペルフルオロ(C−C)アルコキシ、 およびペルフルオロ(C−C)アルキルから選択され;ならびに、ここにR、RIIおよびRIIIは、独立して、水素、(C−C)アルキルおよびヘテロアルキル、非置換アリール、(非置換アリール)−(C−C)アルキル、および(非置換アリールオキシ−(C−C)アルキルから選択される。
【0022】
アリール環の隣接する原子上の置換基のうちの2つは、所望により、式−T−C(O)−(CH−U−[ここに、TおよびUは、独立して、−NH−、−O−、−CH−または単結合であり、ならびに下付きのqは0ないし2の整数である]の置換基によって置換されてもよい。代わりに、アリール環の隣接する原子上の置換基のうちの2つは、所望により、式−A−(CH)、−B−[式中、AおよびBは、独立して、−CH−、−O−、−NH−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−S(O)NR−または単結合であり、ならびにrは1ないし3の整数である]の置換基によって置換されてもよい。そのように形成された新たな環の単結合のうちの1つは、所望により、二重結合によって置換されてもよい。代わりに、アリール環の隣接する原子上の置換基のうちの2つは、所望により、式−(CH),−X−(CH)t−[式中、sおよびtは、独立して、0ないし3の整数であり、Xは−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)NR−である]の置換基によって置換されてもよい。−NR−および−S(O)NR−中の置換基Rは、水素または非置換(C−C)アルキルから選択される。
【0023】
本明細書中で使用されるように、用語「ヘテロ原子」は、酸素(O)、窒素(N)、および硫黄(S)を意味する。
【0024】
室温は、18ないし25℃を意味する。
【0025】
用語「医薬上許容される塩」は、本明細書中記載の化合物において見受けられる特定の置換基によって、比較的非毒性の酸または塩基で調製される活性化合物の塩を含むように意図される。本発明の化合物が、比較的酸性の官能性を含有する時、塩基付加塩は、該化合物の中性型を、純物または適した不活性溶媒中のいずれかで、十分な量の所望の塩基と接触させることによって入手することができる。医薬上許容される塩基付加塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、有機アミノ、またはマグネシウム塩、または同様の塩を含む。本発明の化合物が、比較的塩基性の官能性を含有する時、酸付加塩は、該化合物の中性型を、純物または適した不活性溶媒中のいずれかで、十分な量の所望の酸と接触させることによって入手することができる。医薬上許容される酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、炭酸一水素酸、リン酸、リン酸一水素酸、リン酸二水素酸、硫酸、硫酸一水素酸、ヨウ化水素酸、または亜リン酸等から由来するもの、ならびに酢酸、プロピオン酸、イソブチル酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸等から由来する塩を含む。また、アルギニン酸等のようなアミノ酸の塩、およびグルクロン酸またはガラクトウロン酸等のような有機酸の塩も含む(例えば、Bergeら, (1977) J. Miami. Sci., 66 : 1−19参照)。本発明の特定の特異的な化合物は、化合物が塩基または酸付加塩のいずれかに変換されるのを可能にする塩基性および酸性官能性の両方を含有する。
【0026】
化合物の中性型は、塩を塩基または酸と接触させ、慣用的な様式で親化合物を単離することによって再生することができる。化合物の親形態は、様々な塩形態と、極性溶媒中の溶解性のような特定の物理的特質において異なるが、さもなければ、塩は、本発明の目的に対しては、化合物の親形態と同等である。
【0027】
塩形態に加えて、本発明は、プロドラッグ形態にある化合物を提供する。本明細書中記載の化合物のプロドラッグは、生理学的状況下で、容易に化学的変化を経験して、本発明の化合物を提供する化合物である。加えて、プロドラッグは、生体外(ex-vivo)環境における化学的または生化学的方法によって、本発明の化合物へと変換可能である。例えば、プロドラッグは、適した酵素または化学的試薬と一緒に、経皮貼布容器に入れると、本発明の化合物へと、ゆっくりと変換させることができる。いくつかの状況において、プロドラッグは、親薬物よりも投与が容易であるため、しばしばプロドラッグは有用である。例えば、それらは、経口投与によって体内に吸収され利用され得るが、親薬物はそうではない。また、プロドラッグは、親薬物よりも、薬理学的組成物において、改善された溶解性を有し得る。広範囲のプロドラッグ誘導体は、プロドラッグの加水分解または酸化活性に依存するもののように、当該分野において知られている。プロドラッグの制限なしの例は、エステル(「プロドラッグ」)として投与され、次いでカルボン酸、活性体へと代謝的に加水分解される本発明の化合物である。さらなる例は、本発明の化合物のペプチジル誘導体を含む。
【0028】
本発明の特定の化合物は、非溶媒和形態ならびに水和形態を含めた溶媒和形態で存在することができる。一般には、溶媒和形態は、非溶媒和形態と同等であり、本発明の範囲内に網羅されるように意図される。本発明の特定の化合物は、複数の結晶形態または非結晶形態で存在し得る。一般には、全物理的形態は、本発明によって考慮される使用に対して同等であり、本発明の範囲内であるように意図される。
【0029】
本発明の特定の化合物は、不斉炭素原子(光学中心)または二重結合を有し;ラセミ化合物、ジアステレオマー、幾何異性体および個々の異性体は、全て、本発明の範囲内に網羅されるように意図される。
【0030】
また、本発明の化合物は、該化合物を構成する1またはそれを超える原子の原子同位体の非天然比率を含有してもよい。例えば、化合物は、例えばトリチウム(H)、ヨウ素−125(125I)または炭素−14(14C)のような放射性同位体によって、放射線標識されてもよい。放射性であるか否かに拘わらず、本発明の化合物の全ての同位体の変形は、本発明の範囲内に網羅されるように意図される。
【0031】
発明の詳細な記載
本発明の1つの具体例は、式I:
【化2】

[式中、RおよびRは、水素、アルキル、フェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールメチレン、および置換ヘテロアリールメチレンよりなる群から選択され;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、5−ないし10−員の置換または非置換炭素環またはヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
は、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換または非置換アリール、あるいは置換または非置換ヘテロアリールであり;
およびRは、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
およびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、3−ないし8−員の置換または非置換窒素含有環を形成してもよく;
およびRは、独立して、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
は水素であり、Mは−OHであり;あるいは
およびMは、一緒になって、カルボニル(C=O)を形成してもよい]
の化合物を提供する。
【0032】
本発明の第2の具体例は、式Iの化合物および担体を含む組成物を提供する。
【0033】
本発明のもう1つの具体例は、ヒトを含めた哺乳動物、植物または農作物における寄生虫病を治療または予防する方法を含み、該方法は、哺乳動物、植物または作物に、有効量の上記組成物を投与する工程を含む。
【0034】
本発明のさらなる具体例は、上記組成物の、哺乳動物における寄生虫病の治療または予防用の医薬を調製するための使用を含む。
【0035】
本発明のさらにもう1つの具体例は、上記組成物の医薬としての使用を含む。
【0036】
本発明の目的は、寄生虫に対して広範に使用できる新規組成物を提供することである。
【0037】
本発明のさらにもう1つの具体例は、新規組成物を使用することによって、哺乳動物における寄生虫病を予防するあるいは治療する方法を提供することである。
【0038】
本発明のさらなる目的は、新規組成物を用いて、医薬を生産する方法を提供することである。
【0039】
これら、および他の目的は、当業者には容易に明白になるだろう。
【0040】
実際には、投与される化合物の量は、動物体重の約0.001ないし10mg/kgの範囲であり、そのような総用量は、一度に、または1ないし5日のような比較的短期間にわたる分割用量で与えられる。そのような寄生虫の制御は、単一用量で、体重の0.02ないし30mg/kgを投与することによって、動物において得ることができる。反復治療は、再感染に対抗するために必要であり、寄生虫の種および使用される畜産技術によって決まる。これらの物質を動物に投与する技術は、獣医分野の当業者に知られている。
【0041】
動物における駆虫剤として使用につき、本発明の組成物は、経口または注射のいずれかによって、内用してもよく、あるいは液体水薬またはシャンプーとして局所的に投与してもよい。これらの組成物は、カプセル、ボーラスまたは錠剤のような単位用量形態で、経口投与してもよい。通常、水薬は、大抵、ベントナイトおよび湿潤剤のようなまたは賦形剤のような懸濁剤と一緒に水中にある有効成分の溶液、懸濁液または分散液である。一般的には、水薬は、消泡剤も含有する。一般的に、水薬処方は、各活性化合物の約0.01ないし10重量%を含有する。好ましい水薬処方は、各活性の0.05ないし5.0重量%を含有する。カプセルおよびボーラスは、スターチ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、または第二リン酸カルシウムのような担体ビヒクルと混合された有効成分を含む。
【0042】
乾燥した、固形単位用量形態で、本発明の組成物を投与することが望ましい場合、所望の量の活性化合物を含有するカプセル、ボーラスまたは錠剤が、大抵、使用される。これらの用量形態は、有効成分を適した微粉化した希釈剤、充填剤、崩壊剤および/またはスターチ、ラクトース、タルク、ステアリン酸マグネシウム、野菜ガム等のような結合剤と、密に、かつ均一に混合することによって、調製される。そのような単位用量処方は、治療される宿主動物のタイプ、感染の重症度およびタイプならびに宿主の体重のような要因によって、それらの総重量および駆虫剤の内容に対して、広く変動し得る。
【0043】
活性組成物が、動物食餌を介して投与される時、それは、餌中に密に分散されるか、あるいはトップドレッシングとして、または次いで出来上がった餌に添加されるかまたは所望により別々に与えられてもよいペレットの形態である。別法として、本発明の抗寄生虫組成物は、例えば、ルーメン内、筋肉内、気管内、または皮下注射によって、動物に非経口投与することができ、いずれの場合においても、有効成分は、液体担体ビヒクル中に溶解されるか分散される。非経口投与につき、活性物質は、好ましくは落花生油、綿実油等のような野菜油種の許容されるビヒクルと適切に混合される。ソルケタール、プロピレングリコール、グリセロールホルマール、および水性非経口処方を用いる有機調製物のような他の非経口ビヒクルも、しばしば、様々な割合で組み合わされて使用される。選択され得るさらにもう1つの担体は、N−メチルピロリドンまたは2−ピロリドンのいずれかおよびその2つの混合物である。この処方は、米国特許第5,773,442号により詳細に記載される。完了に必要な範囲で、この特許は、明白に援用される。活性化合物または複数の化合物は、投与のために、非経口処方中に溶解または懸濁され;そのような処方は、一般的に、各活性化合物の0.005ないし5重量%を含有する。
【0044】
具体例の例において、担体は、プロピレングリコール(担体の1ないし99重量%)およびグリセロールホルマール(担体の99ないし1重量%)を含有し、相対量は60%プロピレングリコールおよび40%グリセロールホルマールである。
【0045】
また、本組成物は、上記と同一の活性剤を「幼虫駆除剤を介する食餌」として使用するさらにもう1つの方法において有用である。この方法において、化合物は、脊椎動物、特に温血動物に投与されて、該動物の糞の中に生存する寄生生物を阻害する。そのような生物は、典型的には、卵または幼虫の段階では昆虫種である。
【0046】
主に、本発明の組成物は、ヒト、ウシ、ヒツジ、シカ、ウマ、イヌ、ネコ、ヤギ、ブタ、および家禽を含むがこれらに限定されるものではない全ての哺乳動物における蠕虫病の治療および/または予防用の駆虫剤として有用である。また、それらは、ダニ、ダニ類、シラミ、ノミ等のような外部寄生虫によるこれらの哺乳動物の寄生虫感染症の予防および治療において有用である。そのような感染症を治療する際、本発明の組成物は、個々に使用してもよく、またはお互いまたは他の非関連駆虫剤と併用してもよい。
【0047】
本発明の組成物の投与の正確な服用量および頻度は、治療される特定の状態の重症度、年齢、体重、および特定の患者(ヒトまたは動物)の一般的な健康状態、および該患者が摂取している他の医薬を含む(がこれらに限定されるものではない)多くの要因によって決まる。これらの要因は、当業者によく知られており、投与の正確な服用量および頻度は、患者の血液中の本発明の組成物の濃度および/または治療下の特定の状態に対する患者の応答を測定することによって、より正確に決定することができる。
【0048】
また、本発明の組成物を使用して、田畑または貯蔵庫のいずれかで、作物を攻撃する農業病害虫に対抗することができる。本発明の組成物は、成長している植物または収穫された作物のいずれかへのスプレー、粉末、乳液等のような使用のために適用される。本発明の組成物をこの様式で適用する技術は、農学分野の当業者に知られている。
【0049】
従って、本発明の方法を、広範囲の寄生生物に対する保護のために利用できることが分かる。さらに、存在する寄生虫を排除することによって、存在する寄生虫感染症を持つ動物において、および/または寄生虫の攻撃を防ぐことによって、寄生生物による攻撃に対して感受性の動物において、保護が達成されることが記されるべきでえある。かくして、保護は、存在する感染症を排除する治療および将来の浸入に対する予防の両方を含む。
【0050】
代表的な寄生生物は次のものを含む:
【0051】
【表1】

【0052】
【表2】

【0053】
【表3】

【0054】
【表4】

【0055】
【表5】

【0056】
糞の中に生存する寄生生物は、典型的には、例えば次のもののような昆虫の卵および幼虫段階である:
【0057】
【表6】

【0058】
本発明の非限定的な例を、表1に挙げる。
【0059】
【表7−1】

【0060】
【表7−2】

【0061】
【表7−3】

【0062】
【表7−4】

【0063】
【表7−5】

【0064】
次の一般的な合成配列は、本発明の化合物を作成するのに有用である。
【0065】
【化3】

【0066】
反応図式Iにおいて、ケトンAを、前述の同様の手順に従い、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等のような三次有機塩基の存在下で、DMFおよびDMSOのような適当な溶媒中で、Bおよび硫黄で処理して、チオフェン誘導体Cを得る(Perrissin, M.,ら, Eur. J. Med.Chem.− Chim.Ther., (1980), 15 (5), 413−18)。化合物Cを、適当な三次有機塩基の存在下で、酸塩化物誘導体D[ここに、Xは、クロロ、ブロモまたはヨードである]で処理して、Eを得る。トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等のような適当な三次有機塩基の存在下でのEと式Fの第二級アミンの反応によって、Gを得る。RおよびRは、独立して、C−Cアルキル、置換アルキルから選択されるか、あるいは一緒になって、3−ないし8−員の置換または非置換炭素環を形成してもよい。化合物Gを、水素化ホウ素ナトリウムおよび水素化ホウ素リチウムのような適当なヒドリド反応剤で還元して、Hを得る。炭酸カリウム、水酸化リチウム等のような適当な塩基の存在下で、ハロゲン化アルキル、スルホン酸メタン、トルエンスルホン酸、トリフルロメタンスルホン酸等でHをアルキル化して、Iを生成する。
【0067】
本発明を、次の非限定的な実施例によって、より詳細に記載する。
【実施例】
【0068】
実施例1:6の調製
【0069】
【化4】

【0070】
a)1から3の調製
DMF(4mL)中の4−クロロベンゾイルアセトニトリル(2,360mg,2mmol)および硫黄(76mg)に、トリエチルアミン(0.25mL)を、撹拌下で添加する。この混合物に、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(1,200mg、2mmol)を滴下する。混合物を16時間撹拌し、水(30mL)に注ぎ、次いで、ジエチルエーテル(30mL)で抽出する。エーテル溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、所望の化合物をオレンジ色の固体(250mg,43%)として得る。物理的特徴:MS (ES+) m/z 294, 296 (M+H).
【0071】
b)3から4の調製
化合物3(224mg、0.76mmol)を、塩化メチレン(15mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.42mL,3.0mmol)で処理する。この混合物に、ジエチルエーテル(3mL)中に溶解した塩化クロロアセチル(0.18mL,2.29mmol)を、室温にて滴下する。この混合物を、室温にて、2時間撹拌する。不溶性物質を濾過し、濾液を濃縮する。混合物を、水(20mL)および塩化メチレン(20mL)の間で分配する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)濃縮する。残留物をMeOHで倍散し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、所望の生成物を茶色の固体(200mg,71%収率)として得る。物理的特徴:MS (ES−) m/z 368,370(M−H).
【0072】
c)5の調製
化合物3(47mg,0.13mmol)を、ピリジン(1mL)中に溶解し、ピペリジン(43mg,0.5mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の33%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(40mg,75%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 419,421(M+H)+, 1H NMR(CDC13)δ 12.3, 7,56, 7.44, 4.74, 3.71, 3.19, 2.53, 2.10, 1.72, 1,26.
d)6の調製
化合物3(50mg,0.14mmol)を、ピリジン(1mL)中に溶解し、3−ヒドロキシピペリジン(40mg,0.4mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の50%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(40mg,68%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 435,437 (M+H);1H NMR (CDCl3) δ 12.6, 7.54, 7.44, 4.74, 3.96, 3.72, 3.23, 2.6−2.8, 2.41, 2.0−2.2, 1.5−1.8.
【0073】
【化5】

【0074】
実施例2:7の調製
化合物5(25mg,0.06mmol)をMeOH(5mL)中に溶解し、1時間、室温にて、水素化ホウ素ナトリウム(5mg)で処理する。混合物を、酢酸エチル(15mL)に入れ、NaHCOの5%水溶液で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)濃縮して、7を白色固体(20mg,80%)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 421,423(M+H);1H NMR (CD3OD) δ 7.30, 5.83, 4.72, 3.91, 3.20, 2.50, 2.2−2.3, 1.59, 1.27.
【0075】
【化6】

【0076】
実施例3:8の調製
化合物6(25mg,0.06mmol)をMeOH(5mL)中に溶解し、1時間、室温にて、水素化ホウ素ナトリウム(5mg)で処理する。混合物を、酢酸エチル(15mL)に入れ、NaHCOの5%水溶液で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して、8を白色固体(18mg,72%)として得る。物理的特徴:MS (ES+) m/z 437,439(M+H)+; 1H NMR(CDCl3)δ 11.2, 11.1, 7.27, 7.21, 5.84, 4.71, 3.86, 3.75, 3.71, 3.0−3. 1,2. 1−2.7, 1.78, 1.2−1. 6.
【0077】
実施例4:10の調製
【0078】
【化7】

【0079】
化合物9(25mg,0.09mmol)を、ピリジン(1mL)中に溶解し、ピペリジン(43mg,0.5mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の20%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(28mg,82%収率)として単離する。物理的特徴:MS (ES+) m/z 391,393(M+H)+, 1H NMR (CDCl3)δ 11.8, 7,59, 7.43, 3.14, 2.49, 2.26, 1.6−1.8, 1.25.
【0080】
実施例5:14の調製
【0081】
【化8】

【0082】
a)12の調製
DMF(6mL)中の4−クロロベンゾリルアセトニトリル(2,3.6g,20mmol)および硫黄(0.65g)に、トリエチルアミン(2.0mL)を、撹拌下で添加する。この溶液に、テトラヒドロチオピラン−4−オン(11,2.32g,20mmol)を滴下する。混合物を、2時間、65℃まで加熱し、それを水(60mL)に注ぎ、これをジエチルエーテル(50mL)で抽出する。エーテル溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、所望の化合物を茶色固体(5.07g,82%収率)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 310.
【0083】
b)13の調製
化合物11(1.3g,4.2mmol)を、ジエチルエーテル(60mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.7mL)で処理する。この混合物に、ジエチルエーテル(5mL)中に溶解した塩化クロロアセチル(0.72mL)を、室温にて滴下する。この混合物を、室温にて、5時間撹拌する。混合物を水(30mL)および酢酸エチル(30mL)の間で分配する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物を、MeOHで倍散し、沈殿物を濾過して、乾燥させて、所望の生成物を茶色固体(1.14g,70%収率)として得る。物理的特徴:MS(ES−) m/z 384(M−H).
【0084】
c)14の調製
化合物13(0.4g,1.04mmol)を、ピリジン(5mL)中に溶解し、ピペリジン(103mg,1.18mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘプタン中の10%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、黄色固体(0.18g,40%収率)として単離する。物理的特徴:MS (ES+) m/z 435,437 (M+H); 1H NMR(CDCl3)δ 11. 9,7. 62,7. 46,3. 81,3. 18,2. 67,2. 52,2. 35,1. 70,1. 49.
【0085】
実施例6:15の調製
化合物13(0.35g,0.91mmol)を、ピリジン(6mL)中に溶解し、3−ヒドロキシピペリジン(100mg,1.03mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘプタン中の33%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、白色固体(0.14g,34%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 451,453 (M+H); 1H NMR (CDCl3) δ12. 5,7. 60,7. 45,3. 98,3. 81,2. 6−2.8, 2.42, 2.33, 2.05, 1.3−1. 8.
【0086】
実施例7:16の調製
化合物13(88mg,0.22mmol)を、ピリジン(2mL)中に溶解し、ヘキサメチレンイミン(60mg,0.6mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の20%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、黄色固体(77mg,78%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 449,451(M+H); 1H NMR (CDCl3) δ11. 8,7. 60,7. 44,3. 79,3.33, 2.72, 2.66, 2.35, 1.67, 1.59.
【0087】
実施例8:17の調製
【0088】
【化9】

化合物14(33mg,0.076mmol)を、MeOH(5mL)中に溶解し、1時間、室温にて、水素化ホウ素ナトリウム(5mg)で処理する。混合物を、酢酸エチル(15mL)に入れ、NaHCOの5%水溶液で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して、17を、白色固体(25mg,76%)として得る。物理的特徴:MS (ES+) m/z 437, 439 (M+H); 1H NMR(CDCl3)δ10. 7,7. 29,5. 87,3. 75,3. 02,2. 86,2. 4−2.7, 1.3−1. 6.
【0089】
実施例9:18の調製
【0090】
【化10】

【0091】
化合物15(28mg,0.066mmol)を、MeOH(5mL)中に溶解し、1時間、室温にて、水素化ホウ素ナトリウム(5mg)で処理する。混合物を、酢酸エチル(15mL)に入れ、NaHCOの5%水溶液で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物を、クロマトグラフィーに付して、塩化メチレン中の5%MeOHによる溶離によって、ジアステレオマーを分離する。化合物18を、白色固体(10mg,36%)として単離する。物理的特徴:MS (ES+) m/z 453,455 (M+H); 1H NMR (CDCl3)δ11.2, 7.26, 7.20, 5.84, 3.74, 3.06, 3.01, 2.80, 2.5−2. 8,2. 31,1. 2−1.9.
【0092】
実施例10:19の調製
【0093】
【化11】

【0094】
化合物16(50mg,0.076mmol)を、MeOH(10mL)中に溶解し、1時間、室温にて、水素化ホウ素ナトリウム(10mg)で処理する。混合物を、酢酸エチル(20mL)に入れ、NaHCOの5%水溶液で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して、19を白色固体(35mg,70%)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 451,453(M+H) ; 1H NMR (CDCl3)δ 10.7, 7.29, 7.25, 5.87, 3.75, 3.17, 2.5−2. 9,1. 5−1.8.
【0095】
実施例11:23の調製
【0096】
【化12】

【0097】
a)1から21の調製
DMF(4mL)中の4−カルボメトキシベンゾイルアセトニトリル(20,406mg,2mmol)および硫黄(76mg)に、トリエチルアミン(0.25mL)を、撹拌下で添加する。この溶液に、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(1,200mg,2mmol)を滴下する。混合物を、16時間撹拌し、水(30mL)に注ぎ、これをジエチルエーテル(30mL)で抽出する。エーテル溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、所望の化合物をオレンジ色の固体(475mg,75%)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 318 (M+H).
【0098】
b)22の調製
化合物21(300mg,0.95mmol)を塩化メチレン(20mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.5mL,3.6mmol)で処理する。この混合物に、ジエチルエーテル(4mL)中に溶解した塩化クロロアセチル(0.25mL,3.18mmol)を、室温にて滴下する。この混合物を、室温にて、16時間撹拌する。不溶性物質を濾過し、濾液を濃縮する。混合物を、水(30mL)および塩化メチレン(30mL)の間で分配する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物を、MeOHで分散し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、所望の生成物を茶色固体(210mg,56%収率)として得る。物理的特徴:MS(ES−) m/z 392,394 (M−H).
【0099】
c)23の調製
化合物22(50mg,0.13mmol)をピリジン(2mL)中に溶解し、ピペリジン(43mg,0.5mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の33%酢酸エチルによる溶離によってシリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(42mg,75%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 465 (M+Na) ; 1H NMR(CDCl3) δ 12. 5,8. 13,7. 63,4. 73,3. 96,3. 66,3. 21,2. 55,1. 99,1. 72,1, 48.
【0100】
実施例12:1から27の調製
【0101】
【化13】

【0102】
a)1から25の調製
DMF(4mL)中の3−クロロベンゾイルアセトニトリル(24,360mg,2mmol)および硫黄(76mg)に、トリエチルアミン(0.25mL)を、撹拌下で添加する。この溶液に、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(1,200mg,2mmol)を滴下する。混合物を、16時間撹拌し、それを水(30mL)に注ぎ、これをジエチルエーテル(30mL)で抽出する。エーテル溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、所望の化合物をオレンジ色の固体(253mg,43%)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 294,296 (M+H).
【0103】
b)25から26の調製
化合物25(253mg,086mmol)を、塩化メチレン(15mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.5mL,3.6mmol)で処理する。この混合物に、ジエチルエーテル(3mL)中に溶解した塩化クロロアセチル(0.2mL,2.58mmol)を、室温にて滴下する。この混合物を、室温にて、16時間撹拌する。不溶性物質を濾過し、濾液を濃縮する。混合物を水(30mL)および塩化メチレン(30mL)の間で分配する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物を、MeOHで倍散し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、所望の生成物を茶色固体(210mg,66%収率)として得る。物理的特徴:MS(ES−) m/z 368,370 (M−H).
【0104】
c)27の調製
化合物26(50mg,0.13mmol)を、ピリジン(2mL)中に溶解し、ピペリジン(43mg,0.5mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物をヘキサン中の33%酢酸エチルによる溶離によってシリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(35mg,61%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 419, 421(M+H) ; 1H NMR (CDCl3)δ 12.5, 7.3−7. 7,4. 74,3. 70,3. 20,2. 54,2. 07,1. 73,1, 49.
【0105】
実施例13:30の調製
【0106】
【化14】

【0107】
a)11から28の調製
DMF(4mL)中の3−クロロベンゾイルアセトニトリル(24,360mg,2mmol)および硫黄(76mg)に、トリエチルアミン(0.25mL)を、撹拌下で添加する。この溶液に、テトラヒドロチオピラン−4−オン(11,232mg,2mmol)を滴下する。混合物を16時間撹拌し、それを水(30mL)に注ぎ、これをジエチルエーテル(30mL)で抽出する。エーテル溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、所望の化合物をオレンジ色の固体(373mg,78%)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 294,296 (M + H).
【0108】
b)28から29の調製
化合物28(373mg,1.27mmol)を、塩化メチレン(15mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.75mL,5.4mmol)で処理する。この混合物に、ジエチルエーテル(3mL)中に溶解した塩化クロロアセチル(0.3mL,3.87mmol)を、室温にて、滴下する。混合物を、室温にて、16時間撹拌する。不溶性物質を濾過し、濾液を濃縮する。混合物を水(30mL)および塩化メチレン(30mL)の間で分配する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物を、ヘキサン中の25%酢酸エチルによる溶離によるクロマトグラフィーに付して、所望の生成物を薄黄色の固体(230mg,47%収率)として得る。物理的特徴:MS(ES−) m/z 384, 386 (M−H).
【0109】
c)30の調製
化合物29(50mg,0.13mmol)を、ピリジン(2mL)中に溶解し、ピペリジン(43mg,0.5mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の20%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(20mg,36%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 435, 437(M+H)+; 1H NMR(CDCl3) δ 12.1, 7.3−7. 7,3. 79,3. 17,2. 64,2. 51,2. 30,1. 70,1, 47.
【0110】
実施例14:31の調製
化合物29(100mg,0.26mmol)を、ピリジン(4mL)中に溶解し、3−ヒドロキシピペリジン(100mg,1.03mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘキサン中の67%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、薄黄色の固体(82mg,70%収率)として単離する。物理的特徴:MS(ES+) m/z 451,453 (M+H);1H NMR (CDCl3) δ 12. 5,7. 3−7.7, 4.74, 3.95, 3.79, 3.21, 2.6−2. 9,2. 41,2. 28, 2.04, 1.5−1. 8.
【0111】
実施例15:32の調製
化合物31(60mg,0.133mmol)を、MeOH(10mL)中に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(10mg)で、室温にて、1時間処理する。混合物を、酢酸エチル(20mL)に入れ、NaHCOの5%水溶液で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物を、塩化メチレン中の5%MeOHによる溶離によるクロマトグラフィーに付して、32を薄黄色の固体(27mg,45%)として得る。物理的特徴:MS(ES+) m/z 453,455(M+H);1H NMR (CDCl3) δ 11. 2,7. 1−7.4, 5.81, 3.74, 3.05, 2.84, 2.3−2. 7, 1.73, 1.58, 1.44.
【0112】
実施例16:36の調製
【0113】
【化15】

【0114】
a)34の調製
DMF(5mL)中の2−フロイルアセトニトリル(33,2.71g,20mmol)および硫黄(0.49g)に、撹拌下で、トリエチルアミン(1.5mL)を添加する。この溶液に、テトラヒドロチオピラン−4−オン(11,2.0g,17mmol)を添加する。混合物を、2時間、65℃まで加熱し、それを水(60mL)に注ぎ、これを酢酸エチル(50mL)で抽出する。有機溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、所望の化合物を茶色固体(2.55g,57%収率)として得る。物理的特徴:MS (ES+) m/z 266 (M+H).
【0115】
b)35の調製
化合物34(1.0g,3.8mmol)をジエチルエーテル(60mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.6mL)で処理する。この混合物に、ジエチルエーテル(5mL)中に溶解した塩化クロロアセチル(0.53mL)を、室温にて、滴下する。この混合物を室温にて、5時間撹拌する。混合物を、水(30mL)および酢酸エチル(30mL)の間で分配する。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮する。残留物をMeOHで倍散し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、所望の生成物を茶色固体(1.02g,79%収率)として得る。物理的特徴:MS(ES−) m/z 340,342 (M−H).
【0116】
c)36の調製
化合物35(0.35g,1.03mmol)を、ピリジン(5mL)中に溶解し、ピペリジン(103mg,1.18mmol)で処理する。混合物を、2時間、80℃まで加熱する。ピリジンを除去した後、残留物を、ヘプタン中の20%酢酸エチルによる溶離によって、シリカプレート上でクロマトグラフィーにかける。所望の化合物を、黄色固体(0.058g,14%収率)として単離する。物理的特徴:MS (ES+) m/z 391 (M+H) ; 1H NMR(CDCl3)δ 11. 5,7. 67,7. 19,6. 61,3. 84,3. 15,2. 75,2. 51,1. 5−1.8.
【0117】
実施例17:さらなる非限定的例
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[5−エチル−3−(4−メトキシベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[5−エチル−3−(4−メトキシベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピロリジン−1−イルアセトアミド;
N−[4−メチル−3−(ベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[4,5−ジメチル−3−(4−クロロベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
4−({2−[(ピペリジン−1−イルアセチル)アミノ]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−イル}カルボニル)安息香酸メチル;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)スルホニル]チエン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[(2Z,3Z)−3−(4−クロロベンジリデン)−3,4,5,7−テトラヒドロ−2H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イリデン]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ジエチルアミノ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド,二塩酸塩;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−[3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−[3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド;
2−アゼパン−1−イル−N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
2−アゼパン−1−イル−N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−N−メチル−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(3−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2,2−ジメチルプロパノイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
N−(3−{[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)N−{3−[ヒドロキシ(チエン−2−イル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(チエン−2−イル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(4−ピペリジン−1−イルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[2−(3−フルオロフェノキシ)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[2−(3−フルオロフェノキシ)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}アセトアミド;
N−[3−(1,1’−ビフェニル−4−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;および
N−[3−(1,1’−ビフェニル−4−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド。
【0118】
実施例18:選択された化合物の生物学的活性
選択された化合物を、米国特許第5859188(Gearyら, 1999)に記載されるように、結合アッセイにおいて、それらの抗寄生虫活性につき評価した。評価の結果を表2に示し、ここに、「%阻害」は、記載されるように、25マイクロモルにて、放射標識されたリガンドの%置換を意味する。
【0119】
【表8−1】

【0120】
【表8−2】

【0121】
本発明を詳細に、かつその具体例への引用によって記載した後では、修飾および変形が、付属の請求項の範囲から逸脱せずに可能であることは明白であろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、RおよびRは、水素、アルキル、フェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールメチレン、および置換ヘテロアリールメチレンよりなる群から選択され;あるいは
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、5−ないし10−員の置換または非置換炭素環またはヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
は、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換または非置換アリール、あるいは置換または非置換ヘテロアリールであり;
およびRは、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
およびRは、それらが結合している炭素と一緒になって、3−ないし8−員の置換または非置換窒素含有環を形成してもよく;
およびRは、独立して、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
は水素であり、Mは−OHであり;あるいは
およびMは、一緒になって、カルボニル(C=O)を形成してもよい]
の化合物。
【請求項2】
およびRが、O、N、またはSから選択されるヘテロ原子を含有する5−または6−員のヘテロシクロアルキル環を形成する請求項1記載の化合物。
【請求項3】
およびRが、水素またはアルキルから選択される請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が、置換または非置換アリールである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
が、置換または非置換ヘテロアリールである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
ヘテロアリール環が、1−メチル−5−トリフルオロメチル−1−ピラゾリルである請求項6記載の化合物。
【請求項7】
ヘテロアリール環が、2−チエニルである請求項6記載の化合物。
【請求項8】
ヘテロアリール環が、2−フリルである請求項6記載の化合物。
【請求項9】
およびRが、一緒になって、所望により−OHで置換されていてもよい1−ピペリジニル環を形成する請求項1記載の化合物。
【請求項10】
およびRが水素である請求項1記載の化合物。
【請求項11】
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[5−エチル−3−(4−メトキシベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[5−エチル−3−(4−メトキシベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピロリジン−1−イルアセトアミド;
N−[4−メチル−3−(ベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[4,5−ジメチル−3−(4−クロロベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
4−({2−[(ピペリジン−1−イルアセチル)アミノ]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−イル}カルボニル)安息香酸メチル;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)スルホニル]チエン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[(2Z,3Z)−3−(4−クロロベンジリデン)−3,4,5,7−テトラヒドロ−2H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イリデン]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ジエチルアミノ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド,二塩酸塩;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−[3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−[3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド;
2−アゼパン−1−イル−N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
2−アゼパン−1−イル−N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−N−メチル−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(3−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2,2−ジメチルプロパノイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
N−(3−{[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル[カルボニル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[ヒドロキシ(チエン−2−イル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(チエン−2−イル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(4−ピペリジン−1−イルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−l−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[2−(3−フルオロフェノキシ)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[2−(3−フルオロフェノキシ)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}アセトアミド;
N−[3−(1,1'−ビフェニル−4−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;および
N−[3−(1,1'−ビフェニル−4−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド
よりなる群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項12】
請求項1記載の1ないし3つの化合物を含む組成物。
【請求項13】
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[5−エチル−3−(4−メトキシベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[5−エチル−3−(4−メトキシベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピロリジン−1−イルアセトアミド;
N−[4−メチル−3−(ベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[4,5−ジメチル−3−(4−クロロベンゾイル)チエン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
4−({2−[(ピペリジン−1−イルアセチル)アミノ]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−イル}カルボニル)安息香酸メチル;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2−フロイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−3−[(4−クロロフェニル)スルホニル]チエン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[(2Z,3Z)−3−(4−クロロベンジリデン)−3,4,5,7−テトラヒドロ−2H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イリデン]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ジエチルアミノ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド,二塩酸塩;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−[3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−[3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]アセトアミド;
2−アゼパン−1−イル−N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
2−アゼパン−1−イル−N−{3−[(4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−N−メチル−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(4−メチルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[(3−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(2,2−ジメチルプロパノイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−(3−{[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)アセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−[3−(チエン−2−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]アセトアミド;
N−(3−{[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[ヒドロキシ(チエン−2−イル)メチル−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}アセトアミド;
N−{3−[ヒドロキシ(チエン−2−イル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(4−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−[3−(4−ピペリジン−1−イルベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]アセトアミド;
N−[3−(4−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−[3−(3−クロロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−3−{ヒドロキシ(4−メチルフェニル)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−{3−[2−(3−フルオロフェノキシ)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[2−(3−フルオロフェノキシ)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル}−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド;
N−{3−[(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
2−ピペリジン−1−イル−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}アセトアミド;
2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−{3−[3−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル}アセトアミド;
N−[3−(1,1'−ビフェニル−4−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;
N−(3−{ヒドロキシ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−2−ピペリジン−1−イルアセトアミド;および
N−[3−(1,1'−ビフェニル−4−イルカルボニル)−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]チオピラン−2−イル]−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)アセトアミド
よりなる群から選択される1ないし3つの化合物を含む組成物。
【請求項14】
その必要がある哺乳動物に、請求項1記載の1ないし3つの化合物を含む組成物を投与することを特徴とする哺乳動物において寄生虫病を治療または予防する方法。

【公表番号】特表2006−511487(P2006−511487A)
【公表日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−544752(P2004−544752)
【出願日】平成15年10月16日(2003.10.16)
【国際出願番号】PCT/US2003/029131
【国際公開番号】WO2004/035591
【国際公開日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】