説明

駐車位置表示システム

【目的】 空き駐車区画及び自分の車の駐車区画を案内表示する。
【構成】 駐車場内を所要の写角で撮影する複数台の固定カメラ4と、制御信号により、前記固定カメラ4を所定時間間隔で順次切り替え1つのカメラの映像信号を出力する信号切替部3と、前記信号切替部3が出力した映像を固定カメラ毎に記憶する画像メモリ14と、前記画像メモリ14から同一の固定カメラの連続した映像を読み出して比較し同一車輌の駐車区画までの移動を追跡する車輌追跡部13と、駐車カードを発行するカード発券部6と、カード読取部7と、駐車区画を表示する表示部8と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部10と、センサ入力部9と、カード番号と、車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部11と、各部を制御する制御部12とでなる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自分が駐車した区画を表示する駐車位置表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大型駐車場、特にビル等の駐車場においては、現時点の空き駐車区画の案内並びに自分が駐車した区画を表示するシステムは実現されていない。例えば、駐車場ビルでは空き駐車区画の案内は、各階の入口に備えた案内表示板等により「満車」、「空車」を表示しているにすぎず、空き駐車区画そのものを表示していない。また、駐車後退場時に自分の車を止めた駐車区画の案内は全く実現されていない。
【0003】そのため、駐車場に入場する際、結局利用者が空いている階及び空き駐車区画を探さなければならず、大変不便であった。
【0004】また、駐車場から退場する際、例えば、駐車場ビルでは自分が駐車した階数や車を止めた区画を忘れた場合、あるいは、催しもの展示会場等のような屋外の大駐車場では駐車エリアを忘れた場合など、広大な駐車場で自分の車を探し回らなくてはならなかった。
【0005】いずれの場合も、駐車位置表示が十分に行われていないため、駐車場が使い難い問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、自分の車を止めている駐車区画の確認のための表示を行うことで、使い易い駐車場を実現する駐車位置表示システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、駐車場内を所要の写角で撮影する複数台の固定カメラと、前記固定カメラを所定時間間隔で順次切り替え1つのカメラの映像信号を出力する信号切替部と、前記信号切替部が出力した映像を固定カメラ毎に記憶する画像メモリと、前記画像メモリから同一の固定カメラの連続した映像を読み出して比較し同一車輌の駐車区画までの移動を追跡する車輌追跡部と、カード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部と、前記駐車カードのカード番号を読み取るカード読取部と、文字記号で車を止めている駐車区画を表示する表示部と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部と、前記センサ部のセンサ毎に検出信号を入力するセンサ入力部と、前記車輌追跡部の追跡結果と前記センサ入力部からの検出信号に基づきカード番号と車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部と、各部を制御する制御部とでなる。
【0008】また、車輌ナンバーを撮影する入口カメラと、車輌ナンバーの映像から文字数字データを抽出するナンバー認識部と、複数カメラから1つのカメラの映像信号を選択し出力する信号切替部と、駐車中の車輌ナンバーを撮影する駐車区画に関係付けて設置された場内カメラと、カード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部と、前記駐車カードの内容を読み取るカード読取部と、文字記号で車を止めている駐車区画を知らせる表示部と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部と、前記センサ部のセンサ毎に検出信号を入力するセンサ入力部と、カード番号と車輌ナンバーと車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部と、各部を制御する制御部とでなる。
【0009】また、車輌ナンバーを撮影する入口カメラと、車輌ナンバーの映像から文字数字データを抽出するナンバー認識部と、複数カメラから1つのカメラの映像信号を選択し出力する信号切替部と、駐車中の車輌ナンバーを撮影する駐車区画に関係付けて設置された場内カメラと、文字記号を表示して空き区画を知らせる駐車場入口付近に設置される第一表示部と、カード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部と、前記駐車カードのカード番号を読み取るカード読取部と、文字記号で車を止めている駐車区画を知らせる第二表示部と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部と、前記センサ部のセンサ毎に検出信号を入力するセンサ入力部と、カード番号と車輌ナンバーのデータと車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部と、駐車区画番号を知らせる所定の案内音声を生成する音声合成部と、前記案内音声を増幅し出力する音声出力部と、各部を制御する制御部とでなる。
【0010】
【作用】以上のように構成したので、図2を参照して、固定カメラの映像が所定の時間間隔で画像メモリに記憶される。車輌追跡部は前記画像メモリの連続した映像を比較し、車輌(A)の移動を追跡する。そして、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサの検出信号により、前記車輌(A)が駐車した区画を確定できる。また、車輌(A)がカード発券部にて取り出した駐車カードのカード番号は分かっているので、カード番号と、駐車区画とを対応させて、記憶部に記憶させておく。一方、カード読取部からカード番号を読み取ると、記憶部の同カード番号を検索して駐車区画を確定できる。よって、表示部に該当する駐車区画を表示できる。
【0011】また、他の構成では、入場時、センサ部が車輌の到着を検知し同検出信号に基づき駐車場入口のカード発券部が駐車カードを発行し、同カードを受け取ることにより、入口カメラが車輌ナンバーを撮影する。ナンバー認識部は、例えば、撮影された車輌ナンバーの映像の輪郭を抽出しパターンマッチングなどの方法で認識し、文字数字データを取り出す。記憶部は文字数字データをカード番号毎に記憶する。空き区画に到着した車輌は所定のラインで区切られた駐車区画に駐車すると、センサ部が車の到着を検知し、センサ入力部が、例えば、ポーリングにより、駐車区画毎に検知信号を入力し、同検知信号を制御部に伝送する。制御部は相応した場内カメラの映像が信号切替部で選択されて前記ナンバー認識部に送信されるように制御し、同ナンバー認識部で駐車区画に関連した車輌ナンバーの文字数字データが取り出される。そして、前記記憶部に、既に記憶している相応のカード番号と、車輌ナンバーデータとに、この駐車区画データを追加して相互に関連付けて記憶する。カード読取部にカードを読み取らせると、記憶部のデータに基づき、例えば、カード番号を参照して車を止めている駐車区画番号が確定するので、表示部に同駐車区画番号の表示を行う。
【0012】また、他の構成では、入場に際し、センサ部が車輌の到着を検知し同検出信号に基づき駐車場入口のカード発券部が駐車カードを発行し、同カードを受け取ることにより、入口カメラが車輌ナンバーを撮影する。ナンバー認識部は、例えば、撮影された車輌ナンバーの映像の輪郭を抽出しパターンマッチングなどの方法で認識し、文字数字データを取り出す。記憶部は文字数字データをカード番号毎に記憶する。駐車場入口付近に設置される第一表示部には、前記記憶部のデータに基づき現在の空き区画を図示する。空き区画に到着した車輌は所定のラインで区切られた駐車区画に駐車すると、センサ部が車の到着を検知し、センサ入力部が、例えば、ポーリングにより、駐車区画毎に検知信号を入力し、同検知信号を制御部に伝送する。制御部は相応した場内カメラの映像が信号切替部で選択されて前記ナンバー認識部に送信されるように制御し、同ナンバー認識部で駐車区画に関連した車輌ナンバーの文字数字データが取り出される。そして、前記記憶部に、既に記憶している相応のカード番号と、車輌ナンバーデータとに、この駐車区画データを追加して相互に関連付けて記憶する。退場に際し、カード読取部にカードを読み取らせると、記憶部のデータに基づきカード番号を参照して車を止めている駐車区画番号が確定するので、第二表示部に同駐車区画番号の表示を行うとともに、音声でも同駐車区画番号を案内する。
【0013】
【実施例】以下、本発明による駐車位置表示システムについて、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明による駐車位置表示システムの実施例ブロック図である。4は駐車場内を所要の写角で撮影する複数台の固定カメラであり、3は制御信号により、前記固定カメラ4を所定時間間隔で順次切り替え1つのカメラの映像信号を出力する信号切替部である。14は、前記信号切替部3が出力した映像を固定カメラ毎に記憶する画像メモリである。13は、前記画像メモリ14から同一の固定カメラの連続した映像を読み出して比較し同一車輌の駐車区画までの移動を追跡する車輌追跡部である。6はカード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部であり、7は、前記駐車カードのカード番号を読み取るカード読取部である。8は文字記号で車を止めている駐車区画を表示する表示部である。10は駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部である。9は、前記センサ部10のセンサ毎に検出信号を、例えば、ポーリングにより、入力するセンサ入力部であり、11は、前記車輌追跡部13の追跡結果と、前記センサ入力部9からの検出信号に基づきカード番号と、車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部である。12は各部を制御する制御部である。
【0014】本発明による駐車位置表示システムの動作を図1から図3に従い説明する。図5に示すように、車輌入場口の所定の位置に車輌(A)が止まると、例えば、入口カメラ1と一体のケースに収納した赤外線センサ等でなるセンサ部10が、車輌の到着を検知する。同検出信号に基づきカード発券部6が、例えば、カード番号、入場時刻等のデータを記入した磁気カードなどを発行し、同カードを受け取り、駐車場内を規定の低速度で空き区画をさがして移動する。
【0015】図2を参照して、駐車区画を確定する方法を説明する。固定カメラ4の映像が所定の時間間隔で信号切替部3を経由して画像メモリ14に記憶される。詳細に説明する。画像メモリ14は、例えば、第一メモリと、それに縦続接続した第二メモリとで構成され、最初のフレーム画像は第一メモリに記憶され、次の時間間隔後に同第一メモリのフレーム画像が第二メモリへ転送されるとともに、次のフレーム画像が第一メモリに記憶されるように、順次連続したフレーム画像が画像メモリ14に記憶される。車輌追跡部13は、前記画像メモリ14の連続した映像を比較し、車輌(A)の移動を追跡する。詳細に説明する。車輌追跡部13は、例えば、比較部と、その結果を位置情報に変換して記憶する位置記憶部とで構成される。前記比較部は前記第一メモリと第二メモリとのフレーム画像を比較し、差分を取り出す。位置記憶部は差分のフレーム画像上の位置を継続的に記憶する。駐車区画を確定する方法は、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサの検出信号が発生した時点で、同センサの位置と、前記位置記憶部の1つ前の時間間隔の位置とに基づき、例えば、双方の位置が一致した場合、前記車輌(A)がセンサの位置に駐車したと判断し、駐車区画を確定する。尚、車輌追跡部と、画像メモリとを固定カメラ毎に設け、上述した駐車区画を確定しても、また、車輌追跡部と、画像メモリとの内部を各固定カメラ毎に割り振って使用し、駐車区画を確定するようにしても良い。
【0016】また、車輌(A)がカード発券部6にて取り出した駐車カードのカード番号は分かっているので、カード番号と、駐車区画とを対応させて、記憶部11に、図3(イ)のように記憶させておく。一方、カード読取部7からカード番号を読み取ると、記憶部11の同カード番号を検索して駐車区画を確定できる。よって、例えば、PDPなどで構成した表示部8に該当する駐車区画を、例えば、図6に示したように、案内表示する。
【0017】図4は、本発明による駐車位置表示システムの他の実施例ブロック図である。尚、図1と同一の箇所は同じ番号を付し、説明を省略する。1は入場の際車輌ナンバーを撮影する入口カメラである。2は車輌ナンバーの映像から、例えば、画像の輪郭を抽出しパターンマッチングなどの方法で認識された文字数字データを取り出すナンバー認識部である。23は制御信号により複数カメラから1つのカメラの映像信号を選択出力する信号切替部である。24は駐車中の車輌ナンバーを撮影する駐車区画に関係付けて設置された複数台の場内カメラである。5は文字記号を表示して空き区画を知らせる駐車場入口付近に設置される第一表示部である。
【0018】18は、前記カード読取部の読み取り結果に基づき文字記号で車を止めている駐車区画を知らせる第二表示部である。20は駐車区画の番号を基に所定の案内音声を生成する音声合成部である。21は、前記案内音声を増幅し出力する音声出力部である。
【0019】本発明による他の実施例における駐車位置表示システムの動作を説明する。尚、図1に示した実施例と同一の動作は、一部説明を省略する。図5に示すように、車輌入場口の所定の位置に車が止まると、例えば、入口カメラ1と一体のケースに収納した赤外線センサ等でなるセンサ部10が、車輌の到着を検知する。同検出信号に基づきカード発券部6が、例えば、カード番号、入場時刻等のデータを記入した磁気カードなどを発行し、同カードを受け取ることにより、入口カメラ1が車輌ナンバーを撮影する。同車輌ナンバーはナンバー認識部2で、例えば、画像の輪郭を抽出しパターンマッチングなどの方法で認識し、文字数字データが取り出され、同文字数字データはカード番号毎に、図3の(ロ)に示したように、記憶部11に記憶される。尚、記憶部11には未発行のカード番号と関連して、予め、「空き」を示すデータを記憶させておく。
【0020】また、駐車場入口付近の天井近く等に設置される、例えば、PDP(プラズマディスプレイパネル)などで構成した第一表示部5には、前記記憶部11のデータに基づき現在の空き区画番号などを、例えば、図6に示した案内図のように表示する。同案内により空き区画に到着した車が、所定のラインで記された駐車区画に駐車すると、例えば、場内カメラ4と一体のケースに収納した赤外線センサ等でなるセンサ部10は、前記車の到着を検知し、センサ入力部9が、例えば、ポーリングにより、駐車区画毎に検知信号を入力し、同検知信号を制御部12に伝送する。その結果、制御部12は、相応した場内カメラ24の映像が信号切替部23で選択されて、前記ナンバー認識部2に送信されるように制御し、同ナンバー認識部2で駐車区画に関連した車輌ナンバーの文字数字データが取り出される。 そして、図3の(ロ)に示したように、既に記憶している相応の駐車カード番号と、車輌ナンバーデータとに、この駐車区画データを追加し相互に関連付けて、前記記憶部11に記憶する。一方、客出入口に設置されたカード読取部7に、前記磁気カードを読み取らせると、記憶部11のデータに基づきカード番号を参照して車を止めている駐車区画番号が確定するので、例えば、PDPなどで構成した第二表示部18に同駐車区画番号などを、例えば、図6R>6に示したように、案内表示する。また、音声合成部20では、確定した駐車区画の番号を、例えば、「お客様の駐車区画は106です」等の所定の案内音声を生成し、音声出力部21のスピーカから同案内音声を出力する。
【0021】尚、記憶部11には駐車カード番号データは記憶せず、車輌ナンバーデータと、その車輌が止まっている駐車区画データの2つのデータを相互に関連付けて記憶させても上記案内は実施できる。また、カード発券部6が発券するカードは、磁気カードに限定するものでは無く、例えば、バックアップ電池を備えたICメモリカードや、不揮発性メモリでなるフラッシュメモリカードや、孔をあける方式のパンチカード等であっても良い。また、センサ部10のセンサは赤外線センサ以外に、超音波式のセンサ等であっても良い。また、表示部はPDPだけでなく、例えば、LCD(液晶パネル)で構成しても良い。更に、センサ部10のセンサは、入口カメラ1若しくは場内カメラ24と一体のケースに収納する構成に限らず、別々に所要の位置、例えば、センサを駐車区画の天井、あるいは、駐車区画の脇等に設置しても良い。また、場内カメラ24を駐車区画を所定時間で順次移動する台車装置等に取り付けることにより駐車区画に関連して車輌ナンバーの映像を撮影しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は駐車場入場の際の空き駐車区画の案内表示及び、退場の際の自分の車を止めている駐車区画の確認表示を行うことで、使い易い駐車場を実現する駐車位置表示システムを提供する。従って、駐車場に入場する際、空いている階及び空き駐車区画が容易に分かる。更に、駐車場から退場する際、自分が駐車した階数や車を止めている駐車区画が容易に分かりるので、大駐車場でも自分の車の位置へ簡単に到達できるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駐車位置表示システムの実施例ブロック図である。
【図2】本発明による駐車位置表示システムの車輌の駐車区画までの移動を追跡する原理を説明する図である。
【図3】本発明による駐車位置表示システムの記憶部にカード番号と、車輌ナンバーと、駐車区画とを相互に関連付けてたデータとして記憶する説明図である。
【図4】本発明による駐車位置表示システムの他の実施例ブロック図である。
【図5】本発明による駐車位置表示システムの各装置の具体的配置の実施例を示す図である。
【図6】本発明による駐車位置表示システムの表示部の案内表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 入口カメラ
2 ナンバー認識部
3 信号切替部
4 固定カメラ
5 第一表示部
6 カード発券部
7 カード読取部
8 表示部
9 センサ入力部
10 センサ部
11 記憶部
12 制御部
13 車輌追跡部
14 画像メモリ
18 第二表示部
20 音声合成部
21 音声出力部
23 信号切替部
24 場内カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 駐車場内を所要の写角で撮影する複数台の固定カメラと、前記固定カメラを所定時間間隔で順次切り替え1つのカメラの映像信号を出力する信号切替部と、前記信号切替部が出力した映像を固定カメラ毎に記憶する画像メモリと、前記画像メモリから同一の固定カメラの連続した映像を読み出して比較し同一車輌の駐車区画までの移動を追跡する車輌追跡部と、カード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部と、前記駐車カードのカード番号を読み取るカード読取部と、文字記号で車を止めている駐車区画を表示する表示部と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部と、前記センサ部のセンサ毎に検出信号を入力するセンサ入力部と、前記車輌追跡部の追跡結果と前記センサ入力部からの検出信号に基づきカード番号と車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部と、各部を制御する制御部とでなり、駐車カードをカード読取部に読み込ませたカード番号を参照して、記憶部から駐車区画を検索し、表示部に駐車位置を表示する駐車位置表示システム。
【請求項2】 車輌ナンバーを撮影する入口カメラと、車輌ナンバーの映像から文字数字データを抽出するナンバー認識部と、複数カメラから1つのカメラの映像信号を選択し出力する信号切替部と、駐車中の車輌ナンバーを撮影する駐車区画に関係付けて設置された場内カメラと、カード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部と、前記駐車カードの内容を読み取るカード読取部と、文字記号で車を止めている駐車区画を知らせる表示部と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部と、前記センサ部のセンサ毎に検出信号を入力するセンサ入力部と、カード番号と車輌ナンバーと車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部と、各部を制御する制御部とでなり、駐車カードをカード読取部に読み込ませることにより、カード番号を参照して記憶部から駐車区画を検索し、表示部に駐車位置を表示する駐車位置表示システム。
【請求項3】 上記駐車カードを磁気カードとすることを特徴とした請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項4】 上記駐車カードをICメモリカードとすることを特徴とした請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項5】 上記駐車カードを穴空け式のパンチカードとすることを特徴とした請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項6】 上記表示部をPDPで構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項7】 上記表示部をLCDで構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項8】 上記入口カメラ及び場内カメラとセンサ部とを一体に構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項9】 上記センサ部を赤外線方式のセンサで構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項10】 上記センサ部を超音波方式のセンサ部で構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の駐車位置表示システム。
【請求項11】 車輌ナンバーを撮影する入口カメラと、車輌ナンバーの映像から文字数字データを抽出するナンバー認識部と、複数カメラから1つのカメラの映像信号を選択し出力する信号切替部と、駐車中の車輌ナンバーを撮影する駐車区画に関係付けて設置された場内カメラと、文字記号を表示して空き区画を知らせる駐車場入口付近に設置される第一表示部と、カード番号を記録した駐車カードを発行するカード発券部と、前記駐車カードのカード番号を読み取るカード読取部と、文字記号で車を止めている駐車区画を知らせる第二表示部と、駐車区画毎に車の存在を検知するために設置したセンサ及び駐車場入り口に入場する車の存在を検知するために設置したセンサで構成したセンサ部と、前記センサ部のセンサ毎に検出信号を入力するセンサ入力部と、カード番号と車輌ナンバーのデータと車を止めている駐車区画のデータとを関連付けて記憶する記憶部と、駐車区画番号を知らせる所定の案内音声を生成する音声合成部と、前記案内音声を増幅し出力する音声出力部と、各部を制御する制御部とでなり、上記第一表示部に現在空いている駐車区画を表示するとともに、上記カード発券部が発行したカードをカード読取部に読み込ませることにより、カード番号を参照して記憶部から駐車区画を検索し、第二表示部に駐車位置を表示する駐車位置表示システム。
【請求項12】 上記場内カメラを駐車区を画順次移動する台車装置に取り付けて設置したことを特徴とする請求項2並びに請求項11記載の駐車位置表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図4】
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【図5】
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