説明

駐車場評価システムおよび駐車場評価方法

【課題】駐車場を利用する車両の経済的価値を指標として駐車場の評価や案内を行う。
【解決手段】駐車場評価システムは、駐車場を利用する車両の車種を判別し、車両の経済的価値に基づいて予め定められた車両区分毎に判別された車種を集計する。そして、この集計結果に基づいて、駐車場の評価を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車場を利用する車両の車種に基づいて駐車場を評価する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カーナビゲーションシステムやインターネットによって、各地に存在する駐車場の情報を比較的容易に入手することが可能となっている。例えば、特許文献1には、目的地近傍の駐車場を検索し、その中から、現時点で営業している駐車場や、自車の車幅や車高を許容可能な駐車場などをユーザに案内する技術が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−349740号公報
【特許文献2】特開2001−291194号公報
【0004】
しかし、ユーザが駐車場を利用する際の選択基準は、営業時間や許容可能な車両のサイズなどに限られない。例えば、車両の盗難が社会問題となっている現状においては、セキュリティの確保されている駐車場を希望するユーザが存在する。ところが、カーナビゲーションやインターネットで入手可能な情報には、セキュリティに関する情報など利用料金や営業時間以外の情報が含まれていないことが多く、特に不慣れな場所で駐車場を選択する場合などにおいては、ユーザの希望を満たすような駐車場を選択することは難しかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、駐車場を利用する車両の経済的価値を指標として駐車場の評価や案内を行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]駐車場の評価を行う駐車場評価システムであって、駐車場を利用する車両の車種を判別する車種判別部と、車両の経済的価値に基づいて予め定められた車両区分毎に、前記判別された車種を集計する集計部と、前記集計の結果に基づいて、前記駐車場の評価を行う評価部とを備える駐車場評価システム。
【0008】
上記態様の駐車場評価システムでは、車両の経済的価値に基づいて定められた車両区分毎に駐車場を利用する車両の車種を集計し、この集計結果に基づいて駐車場の評価を行う。そのため、車両の経済的価値に応じて駐車場を評価することが可能になる。
【0009】
[適用例2]適用例1に記載の駐車場評価システムであって、前記集計部は、前記車両区分として、車両の生産地域、車両の価格帯、車両の盗難率、のうち、少なくともいずれか一つの情報に応じて決定された車両区分毎に、前記判別された車種を集計する駐車場評価システム。
【0010】
このような態様によれば、車両の生産地域や価格帯、盗難率に応じて駐車場を評価することが可能になる。
【0011】
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の駐車場評価システムであって、前記集計部は、更に、前記判別された車種を、前記駐車場が利用される状況に応じて予め定められた利用区分毎に、集計する駐車場評価システム。
【0012】
このような態様によれば、駐車場の利用状況に応じて、その駐車場を評価することができる。
【0013】
[適用例4]適用例3に記載の駐車場評価システムであって、前記集計部は、前記利用区分として、前記駐車場が利用される時間帯、季節、天気、のうち、少なくともいずれか一つに応じて決定された利用区分毎に、前記判別された車種を集計する駐車場評価システム。
【0014】
このような態様によれば、車両の経済的価値だけではなく、駐車場が利用される時間帯や季節、天気に応じて駐車場を評価することが可能になる。
【0015】
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の駐車場評価システムであって、前記車種判別部は、前記駐車場を利用する車両を撮影装置によって撮影し、該撮影された画像の画像データに基づいて、前記車種を判別する駐車場評価システム。
【0016】
このような態様によれば、画像を解析することによって車両の車種を判別することができる。
【0017】
[適用例6]適用例5に記載の駐車場評価システムであって、前記車種判別部は、前記撮影装置によって前記車両のナンバプレートを撮影する駐車場評価システム。
【0018】
このような態様によれば、車両のナンバプレートを解析することによって車種を判別することができる。
【0019】
[適用例7]適用例6に記載の駐車情評価システムであって、前記車種判別部は、前記撮影装置によって撮影されたナンバプレートから識別番号を識別し、該識別番号と所定のデータベースとに基づいて、前記車種の判別を行う駐車場評価システム。
【0020】
このような態様によれば、車両の識別番号とデータベースとを対比することで、容易に、車種を判別することができる。
【0021】
[適用例8]適用例5に記載の駐車場評価システムであって、前記車種判別部は、前記撮影装置によって撮影された前記車両の画像データと、予め用意された車種毎のパターンとをパターンマッチングすることで、前記車種の判別を行う駐車場評価システム。
【0022】
このような態様であれば、周知の画像処理技術であるパターンマッチングを行うことで、容易に車種を判別することが可能になる。
【0023】
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載の駐車場評価システムであって、前記車種判別部は、複数の駐車場にそれぞれ設けられており、前記集計部は、前記複数の駐車場についてそれぞれ前記集計を行い、前記評価部は、前記複数の駐車場についてそれぞれ前記評価を行う駐車場評価システム。
【0024】
このような態様であれば、各地に設けられた駐車場の評価を行うことができる。
【0025】
[適用例10]適用例9に記載の駐車場評価システムであって、更に、所定の端末装置から、前記評価についての条件が付された駐車場の案内要求を受け付ける受付部と、前記受け付けた案内要求に応じて、前記評価がされた前記複数の駐車場の中から、前記条件に適合する駐車場を検索する検索部と、前記検索された駐車場の情報を前記端末装置に出力する出力部とを備える駐車場評価システム。
【0026】
このような態様であれば、端末装置を利用するユーザに対して、駐車場の評価結果に応じて検索された駐車場を案内することが可能になる。
【0027】
[適用例11]適用例10に記載の駐車場評価システムであって、前記端末装置が備える記憶部には、予め特定の車種の情報が特定車種情報として記憶されており、前記案内要求には、前記特定車種情報が含まれ、前記検索部は、前記特定車種情報と前記条件とに応じた駐車場を検索する駐車場評価システム。
【0028】
このような態様であれば、例えば、ユーザが利用する車両の車種と評価結果とに応じた駐車場を検索することができる。
【0029】
[適用例12]駐車場の評価を行う駐車場評価方法であって、コンピュータが、駐車場を利用する車両の車種を判別し、コンピュータが、前記車両の経済的価値に基づいて予め定められた車両区分毎に、前記判別された車種を集計し、コンピュータが、前記集計の結果に基づいて、前記駐車場の評価を行う駐車場評価方法。
【0030】
このような駐車場評価方法であっても、上述した駐車場評価システムと同様に、車両の経済的価値に応じて駐車場を評価することが可能になる。
【0031】
なお、本発明は、上述した駐車場評価システムや駐車場評価方法としての構成のほか、駐車場を評価するためのコンピュータプログラムとしても構成することができる。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づき次の順序で説明する。
A.駐車場評価システムの概略構成:
B.車種判別装置の概略構成:
C.携帯電話の概略構成:
D.駐車場統計処理:
E.駐車場案内処理:
F.変形例:
【0033】
A.駐車場評価システムの概略構成:
図1は、実施例としての駐車場評価システムの概略構成を示す説明図である。図1に示すように、本実施例の駐車場評価システム10は、各地の駐車場に備えられた車種判別部としての車種判別装置400と、駐車場に関する種々の評価を行う、集計部および評価部としての駐車場評価サーバ100と、車両ナンバデータベース191を記憶した車種情報サーバ150と、端末装置としての携帯電話200と、携帯電話200からの要求に応じて携帯電話200に地図データを送信する地図サーバ300とを備えている。これらの各装置は、通信ネットワークNTを介して相互に通信可能に接続されている。
【0034】
車種判別装置400は、駐車場の出入口ゲートを通過する車両の車種を判別する装置である。本実施例では、車種判別装置400は、ゲート式の自動精算システムに組み込まれている。車種判別装置400は、車両のナンバプレートをCCDカメラ420によって撮影し、その画像を解析することで車種の判別を行う。車種判別装置400は、車種を判別すると、その車種に関する情報を、車種情報として駐車場評価サーバ100に送信する。この車種判別装置400の構成については後述する。
【0035】
駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から受信した車種情報を集計するとともに、この集計結果に基づいて各駐車場の評価を行う装置である。
駐車場評価サーバ100は、CPU110とRAM120と通信インタフェース130と記憶装置140とを備えている。CPU110は、所定の制御プログラムをRAM120上で実行することで、上述した集計機能や評価機能を実現する。記憶装置140には、車種の集計結果や駐車場の評価結果に関する情報が記録された駐車場データベース141が記憶される。
【0036】
駐車場評価サーバ100は、更に、携帯電話200からの要求を受けて、携帯電話200から通知された出発地と目的地とを結ぶ推奨経路(経由地が設定されていれば経由地を含む経路)を探索する機能を備えている。記憶装置140には、この経路探索に用いられる道路ネットワークデータ142が記憶されている。道路ネットワークデータ142は、地点を表すノードデータと、地点間を結ぶリンクデータとを含んで構成されている。CPU110は、周知のダイクストラ法等のアルゴリズムを適用し、ノードデータとリンクデータとを用いることで、推奨経路の探索を行う。
【0037】
車種情報サーバ150は、車種判別装置400からの要求に応じて、車種判別装置400が識別した車両ナンバ(自動車登録番号および車両番号を含む。以下同じ)に対応する車種の情報を、車両ナンバデータベース191から検索して返信する装置である。
【0038】
車種情報サーバ150は、CPU160とRAM170と通信インタフェース180と記憶装置190とを備えている。CPU160は、所定の制御プログラムをRAM170上で実行することで、上述した車種情報の検索機能を実現する。記憶装置190には、車両ナンバデータベース191が記憶されている。車両ナンバデータベース191には、車両ナンバとその車両ナンバに対応する車両の車種情報とが対応付けて記録されている。車種情報には、車名と型式とが含まれている。車名は、その車両の製造メーカを示し、型式は、その車両の名称やグレードを示している。本実施例において、車名および型式は、自動車検査証に含まれる情報と同種の情報を表している。
【0039】
地図サーバ300は、携帯電話200からの要求に応じて、携帯電話200に地図データを送信する機能を備えている。携帯電話200は、地図サーバ300からの地図データの提供を受けて、携帯電話200が備える表示装置に地図を表示する。
地図サーバ300は、CPU310とRAM320と通信インタフェース330と記憶装置340とを備えている。CPU310は、所定の制御プログラムをRAM320上で実行することで、上述した地図データの提供に関する機能を実現する。記憶装置340には、道路や建物などの地物の形状や地形を表す地図データ341が記憶されている。
【0040】
携帯電話200は、駐車場評価サーバ100から駐車場に関する情報を取得する機能や、駐車場評価サーバ100による経路探索の結果を受けてユーザに対して推奨経路の案内を行う機能、地図サーバ300から受信した地図データを表示する機能を備えている。
【0041】
B.車種判別装置の概略構成:
図2は、車種判別装置400の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、車種判別装置400は、CPU411、RAM412、ROM413を備える主制御部410と、CCDカメラ420と、車両進入センサ430と、通信インタフェース440とを備えている。ROM413には、所定の制御プログラムが記録されている、CPU411は、この制御プログラムをRAM412上で実行することで、以下に説明する処理を実現する。
【0042】
CPU411は、車両進入センサ430を用いて、車両がCCDカメラ420の撮影範囲に進入したことを検知すると、CCDカメラ420を用いて、車両のナンバプレートを撮影する。撮影した画像は、RAM412に一時的に記憶される。CPU411は、RAM412に記憶された画像を解析して、画像内から、ナンバプレートに表示された車両ナンバをデータとして識別する。車両進入センサ430としては、例えば、ループコイル式センサや超音波センサ、赤外線センサ、レーザ透過式センサなど、種々のセンサを適用することができる。また、車両進入センサ430を利用することなく、CCDカメラ420に撮影された画像を解析することで、車両が進入したか否かを判断することとしてもよい。
【0043】
CPU411は、車両ナンバを識別すると、通信インタフェース440を用いて、車種情報サーバ150にアクセスし、その車両ナンバに対応する車種情報を取得する。CPU411は、車種情報を車種情報サーバ150から取得すると、その車種情報を、通信インタフェース440を用いて、駐車場評価サーバ100に送信する。
【0044】
図3は、車種判別装置400から駐車場評価サーバ100に送信される車種情報のデータ構造を示す説明図である。図3に示すように、車種判別装置400から駐車場評価サーバ100に送信される車種情報には、車名と型式とに関する情報が含まれる。また、車種情報には、車種判別装置400が設置された駐車場の情報を示す駐車場情報が添付されて送信される。
【0045】
駐車場情報には、駐車場の名称、営業時間、屋根の有無、所在経緯度、料金、最大収容台数、満空情報が含まれる。駐車場情報のうち、駐車場の名称、営業時間、屋根の有無、所在経緯度、料金、最大収容台数に関する情報については、車種判別装置400のROM413に予め記録されているデータが送信される。これに対して、満空情報については、車種情報送信時に算出された駐車場の利用率を示すデータが送信される。車種判別装置400は、車両進入センサ430を用いて、出入口ゲートを出入りする車両の数を検出し、入庫した車両の数と出庫した車両の数の差を求める。そして、この差と予め定められた最大収容台数との比を算出することで、現時点の駐車場の利用率を求める。なお、満空情報を除く駐車場情報は、駐車場評価サーバ100が記憶する駐車場データベース141に予め記録されていてもよい。
【0046】
C.携帯電話の概略構成:
図4は、携帯電話200の内部構成を示すブロック図である。携帯電話200は、GPS受信機201と、表示パネル202と、無線通信回路205と、操作部206と、主制御部210と、通話制御部220とを備えている。
【0047】
主制御部210は、携帯電話200の動作全般を制御するためのコントローラである。主制御部210は、CPU211と、RAM212と、ROM213とを備えている。CPU211は、ROM213に記憶された制御プログラムをRAM212にロードして実行することで携帯電話200を制御する。
【0048】
GPS受信機201は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信する装置である。主制御部210は、GPS受信機201が受信した電波に基づき現在位置を測位する。
【0049】
表示パネル202は、液晶ディスプレイとこれを駆動する駆動回路とを備えている。液晶ディスプレイは、たとえば、480画素×640画素(VGA)の解像度を有する。主制御部210は、表示パネル202を制御することで、地図や推奨経路、現在位置などを表示する。表示パネル202には、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示装置を採用することが可能である。
【0050】
無線通信回路205は、無線を介して、通信ネットワークNTとのデータ通信もしくは音声通信を行うための回路である。
通話制御部220は、音声通話のための着信や呼出、音声信号と電気信号の変換などを行う回路である。
操作部206は、テンキーやカーソルキーなどのボタン群から構成される。ユーザは、これらのボタンを用いることで、駐車場の検索条件や、経路探索時の出発地や目的地の入力を行うことができる。
【0051】
(C3)駐車場統計処理:
図5は、駐車場評価サーバ100のCPU110が実行する駐車場統計処理ルーチンのフローチャートである。この駐車場統計処理ルーチンは、各駐車場に設置された車種判別装置400が車種を判別して車種情報を送信した際に実行される。この駐車場統計処理ルーチンが実行されると、CPU110は、まず、各駐車場に設置された車種判別装置400から送信された車種情報を受信したかどうかを判断する(ステップS100)。車種情報を受信しなかった場合には、CPU110は、当該ステップS100の処理をループする。
【0052】
車種情報を受信すると、CPU110は、受信した車種情報を、車両の経済的価値に基づいて定められた車両区分毎、および、駐車場が利用される状況に応じて定められた利用区分毎に集計する(ステップS110)。本実施例では、車両区分として、国産車か輸入車かの区分、車両価格の区分、盗難率の区分毎に車種情報を集計する。また、利用区分として、本実施例では、駐車場の利用時間の区分、利用される天候の区分、利用される季節の区分毎に車種情報を集計する。
【0053】
車種情報を集計すると、CPU110は、集計された結果に応じて各駐車場の評価を行う(ステップS120)。本実施例では、車両価格についての集計結果に基づいて、各駐車場を評価する。具体的には、車両価格が高価な車両が多く駐車される駐車場ほど、安心度の高い評価とする。
CPU110は、以上の処理によって得られた集計結果と評価結果とに基づき、駐車場データベース141を生成あるいは更新し、記憶装置140に保存する(ステップS130)。
【0054】
図6は、上述した駐車場統計処理ルーチンによって生成された駐車場データベース141の一例を示す説明図である。図示するように本実施例では、駐車場データベース141に、「国産/輸入比」、「車両価格帯」、「盗難対象率」、「時間帯別利用率」、「天候別利用率」、「季節別利用率」に関する情報が車種情報の集計結果に基づいて駐車場毎に記録される。また、駐車場データベース141には、駐車場毎に「評価結果」が記録される。更に、駐車場データベース141には、車種判別装置400から受信した車種情報に添付された駐車場情報(駐車場の名称や営業時間、屋根の有無、所在経緯度、料金、最大収容台数、満空情報)が駐車場毎に記録される。
【0055】
駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から受信した車種情報のうち、「車名」を集計することで「国産/輸入比」を求める。つまり、車名(製造メーカ)が、国内メーカであれば、国産車としてその車種情報をカウントする。一方、車名が国内メーカでなければ、輸入車としてその車種情報をカウントする。そして、全カウント数に対する国産車のカウント数の割合と輸入車のカウント数の割合を求める。こうすることで、駐車場評価サーバ100は、国産/輸入比を求めることができる。本実施例では、国産車よりも輸入車の方が、車両の経済的価値が高い車両として扱う。なお、例えば、輸入車の利用が多い駐車場は左ハンドル車の駐車が容易であると分析することが可能である。つまり、国産/輸入比を求めることにより、輸入車特有の評価を行うことが可能になる。
【0056】
駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から受信した車種情報のうち、「型式」を集計することで「車両価格帯」を求める。つまり、駐車場評価サーバ100は、型式毎の車両価格を車両価格データベースとして予め記憶しておき、このデータベースを参照することで、車両価格帯別に車種情報をカウントする。そして、全カウント数に対する車両価格帯毎のカウント数の割合を求める。こうすることで、駐車場評価サーバ100は、車両価格帯の統計をとることができる。図6に示すように、本実施例では、200万円未満、200万円以上400万円未満、400万円以上600万円未満、600万円以上、の区分毎に車種情報をカウントする。
【0057】
「盗難対象率」は、その駐車場を利用する車両のなかで、盗難の対象になりやすい車両が駐車される割合を示している。駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から受信した車種情報のうち、「型式」を集計することで盗難対象率を求める。つまり、駐車場評価サーバ100は、予め、盗難の対象となる確率の高い型式のリスト(以下、「盗難車リスト」という)を警察庁や損害保険会社が運営するサーバから取得しておき、この盗難車リストと、車種情報に含まれる型式とを対比する。そして、受信した車種情報のうちの、盗難車リストに含まれる型式の割合を算出することで盗難対象率を求める。本実施例では、盗難の対象となる確率の高い車両は、車両の経済的価値が高い車両として扱う。
【0058】
「時間帯別利用率」は、時間帯毎の駐車場の利用率を示している。駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から送信される車種情報に添付された駐車場情報のうちの満空情報に基づいて、この時間帯別利用率を求める。つまり、本実施例において満空情報は、車種情報が送信された際の駐車場の利用率を表しているから、駐車場評価サーバ100は、この利用率の時間帯毎の平均値を求めることで時間帯別利用率を求める。本実施例では、図6に示すように、朝(6〜12時)、昼(12時〜18時)、夜(18時〜)の時間帯別に利用率を求める。
【0059】
「天候別利用率」は、天候毎の駐車場の利用率を示している。駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から送信される車種情報に添付された駐車場情報のうちの満空情報に基づいて、この天候別利用率を求める。つまり、駐車場評価サーバ100は、駐車場情報受信時の天候を、気象庁等が運営するサーバから取得する。そして、満空情報によって表される利用率の天候毎の平均値を求めることで天候別利用率を算出する。
【0060】
「季節別利用率」は、季節毎の駐車場の利用率を示している。駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から送信される車種情報に添付された駐車場情報のうちの満空情報に基づいて、この季節別利用率を求める。つまり、駐車場評価サーバ100は、駐車場情報を受信すると、駐車場情報を受信した季節毎に満空情報によって表される利用率の平均値を求めることで季節別利用率を算出する。
【0061】
駐車場評価サーバ100は、「評価結果」として、車両価格帯の集計結果に応じて、「A」、「B」、「C」といったランクを記録する。この中で、「A」が最も高い評価を表している。上述したように、本実施例では、価格の高い車両が多く駐車される駐車場ほど高く評価される。価格の高い車両が多く駐車される駐車場ほど、その駐車場の管理状態や盗難や悪戯に対する安全性が優れていると考えられ、安心して駐車できると推測されるからである。つまり、本実施例における評価結果は、その駐車場の安心度を表しているといえる。なお、本実施例では、車両価格帯の集計結果に応じて駐車場の評価を行うこととしたが、国産/輸入比や、盗難対象率に応じて評価を行うこととしてもよい。また、国産/輸入比や、車両価格帯、盗難対象率などの複数の項目に基づいて評価を行うこととしてもよい。
【0062】
なお、本実施例では、上述した駐車場統計処理ルーチンは、各駐車場に設置された車種判別装置400が車種を判別して車種情報を送信した場合(駐車場評価サーバ100が車種情報を受信した場合)に実行されることとした。これに対して、駐車場統計処理ルーチンは、予め決められた時間に繰り返し実行されることとしてもよい。
【0063】
E.駐車場案内処理:
図7は、駐車場評価サーバ100が携帯電話200に対して駐車場の情報を案内するために実行される駐車場案内処理ルーチンのフローチャートである。この処理は、携帯電話200の表示パネル202に表示されるメニュー画面において、駐車場の検索を行うメニューが選択された場合に実行される。図7には、携帯電話200のCPU211が実行する処理と、受付部、検索部および出力部としての駐車場評価サーバ100のCPU110が実行する処理とを併記している。
【0064】
この駐車場案内処理が実行されると、まず、携帯電話200は、GPS受信機201で測位された現在位置と駐車場の検索条件とを含む駐車場案内要求を駐車場評価サーバ100に送信する(ステップS200)。駐車場の検索条件としては、例えば、現在位置からの検索範囲(距離)や、許容可能な駐車場の評価結果、料金の上限、屋根の有無、空車か否か、営業中か否か、といった条件がユーザによって指定される。
【0065】
駐車場評価サーバ100は、携帯電話200から案内要求を受信すると(ステップS210)、受信した案内要求に含まれる検索条件に合致する駐車場を駐車場データベース141から検索する(ステップS220)。
【0066】
駐車場評価サーバ100は、駐車場の検索を行うと、検索された駐車場の情報を携帯電話200に送信する(ステップS230)。送信される情報には、例えば、図6に示した情報のうち、評価結果と駐車場情報とが含まれる。もちろん、送信される情報には、評価結果や駐車場情報以外の他の情報が含まれていてもよい。
【0067】
携帯電話200は、駐車場評価サーバ100から、駐車場の情報を受信すると(ステップS240)、受信した情報を表示パネル202に一覧表示する(ステップS250)。なお、本実施例では、駐車場の情報を一覧表示することとしたが、地図上に各駐車場の位置を評価結果と共に表示することとしてもよい。表示パネル202への一覧表示を行うと、携帯電話200は、表示された駐車場の中から、ユーザによる一の駐車場の選択を受け付ける(ステップS260)。このとき、ユーザは、各駐車場の評価結果を参照して駐車場の選択を行うことができる。
【0068】
携帯電話200は、ユーザから駐車場の選択を受け付けると、その駐車場までの経路の探索要求を駐車場評価サーバ100に送信する(ステップS270)。この探索要求には、GPS受信機201によって測位した現在位置の情報と、選択した駐車場の経緯度を示す情報とが含まれる。なお、この経緯度は、駐車場評価サーバ100から携帯電話200に送信される駐車場の情報に含まれている。
【0069】
駐車場評価サーバ100は、携帯電話200から、経路探索要求を受信すると(ステップS280)、探索要求に含まれる現在位置を出発地、選択された駐車場の経緯度を目的地とする推奨経路を探索する(ステップS290)。推奨経路を探索すると、駐車場評価サーバ100は、その探索結果を携帯電話200に送信する(ステップS300)。
【0070】
携帯電話200は、駐車場評価サーバ100から推奨経路の探索結果に関する情報を受信すると(ステップS310)、その推奨経路の探索結果に関する情報に従って経路案内を行う(ステップS320)。具体的には、地図サーバ300から取得した地図データ上に、推奨経路と現在位置とに関する情報を重畳表示させることで、経路の案内を行う。
【0071】
以上で説明した本実施例の駐車場評価システム10によれば、駐車場を利用する車両の経済的価値に基づいて駐車場の評価を行い、この評価結果をユーザに提示することができる。経済的価値が高い車両の利用率が高い駐車場は、安全面や管理面で優れていると推測することができる。そのため、本実施例によれば、安心して駐車可能な駐車場をユーザに案内することが可能になる。
【0072】
F.変形例:
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、以下のような変形が可能である。
【0073】
(変形例1)上記実施例では、駐車場評価サーバ100は、ユーザから指定された検索条件に応じて、その条件に合致する駐車場を検索している。これに対して、例えば、携帯電話200に、ユーザが自分の運転する車両の車種を予め特定車種情報として登録しておき、この特定車種情報を駐車場の案内要求とともに送信することで、ユーザの利用する車種に応じた駐車場を検索することとしてもよい。こうすることで、例えば、ユーザの車両の車両価格が高い場合には、評価結果が高い駐車場や利用料金の高い駐車場を案内することが可能となる。また、それ以外にも、例えば、ユーザの車種と類似する車種が多く集まる駐車場を案内するといった処理が可能になる。
【0074】
(変形例2)上記実施例では、車種判別装置400がCCDカメラ420によって撮影した画像を解析することで、車種の判別を行っている。これに対して、車種の判別は、車種情報サーバ150が行うこととしてもよい。つまり、車種情報サーバ150が、車種判別装置400から画像データを受信し、その画像データを車種情報サーバ150が解析することで車種を判別してもよい。また、車種判別装置400は、車種情報として、CCDカメラ420によって撮影した画像の画像データを駐車場評価サーバ100に送信し、駐車場評価サーバ100が車種の判別を行うこととしてもよい。
【0075】
(変形例3)上記実施例では、車種判別装置400は、CCDカメラ420によって撮影した画像を解析することで、車種の判別を行っている。これに対して、車両に搭載されたETC車載器から、車両のセットアップ情報を読み取る読取装置を車種判別装置400に設け、この読取装置によって、車両からセットアップ情報を取得することとしてもよい。セットアップ情報には、ナンバプレートに表示された情報と同等の情報が含まれるため、このような構成によっても、上述した実施例と同様に、車種の判別を行うことが可能になる。
【0076】
(変形例4)上記実施例では、車種判別装置400は、CCDカメラ420によって撮影した画像を解析することで、車種の判別を行っている。これに対して、例えば、車両の全長、車幅、車高、車重などをセンサで検出し、これらの数値が車種毎に記録された所定のデータベースを参照することで、車種の判別を行ってもよい。
【0077】
(変形例5)上記実施例では、車種判別装置400は、CCDカメラ420によって撮影したナンバプレートの画像を解析することで車種の判別を行っている。これに対して、車両の正面や側面、背面の画像をそれぞれ撮影し、予め撮影された種々の車両の画像とパターンマッチングを行うことで、車種を判別してもよい。また、例えば、車両のエンブレムを撮影してパターンマッチングを行うことにより、輸入車か国産車かを判別することも可能である。
【0078】
(変形例6)上記実施例では、車種情報として車名と型式とに関する情報が車種判別装置400から駐車場評価サーバ100に送信される。これに対して、例えば、車両の全長や車高、車幅、車重を表す情報を、車種情報に含めて送信してもよい。このような情報の統計を取ることにより、駐車場評価サーバ100は、ユーザの車両のサイズに応じて、利用可能な駐車場を案内することが可能になる。
【0079】
(変形例7)上記実施例では、車種判別装置400から駐車場評価サーバ100に送信される車種情報に駐車場の屋根の有無を示す情報が含まれている。これに対して、駐車場評価サーバ100は、駐車場データベース141に記録された天候別利用率に基づいて、駐車場の屋根の有無を推定することとしてもよい。すなわち、晴れの時の利用率と雨の時の利用率がそれほど相違しないか、もしくは、雨の時の利用率が晴れの時の利用率よりも高い駐車場は、屋根があると推定することができる。このような構成であれば、車種判別装置400から屋根の有無に関する情報を受信しなくても、駐車場評価サーバ100は、屋根が付いていると推定される駐車場をユーザに案内することができる。
【0080】
(変形例8)上記実施例では、車種判別装置400から駐車場評価サーバ100に送信される車種情報に駐車場の営業時間を示す情報が含まれている。これに対して、駐車場評価サーバ100は、車種判別装置400から車種情報を受信する時間の統計をとることで、営業時間を推定してもよい。このような構成であれば、車種判別装置400から営業時間に関する情報を受信しなくても、駐車場評価サーバ100は、駐車場の営業時間をユーザに案内することができる。
【0081】
(変形例9)上記実施例では、車両価格の高い車両が利用する駐車場ほど、高い評価を与えている。しかし、駐車場に対する評価は、様々な観点で行うことが可能である。例えば、夜間に利用する車両の多い駐車場や1回当たりの駐車時間の長い駐車場は、安心度が高いと考えることができるので、高い評価を与えることが可能である。また、夜間に営業している駐車場のうち、他の駐車場に比べて夜間の利用率が極端に低い駐車場については、安心度が高いとは考え難いため、評価を低くすることが可能である。
【0082】
(変形例10)上記実施例では、駐車場評価サーバ100は、ユーザから指定された検索条件に応じて駐車場を検索している。これに対して、例えば、現在位置からの距離、駐車場の評価結果(安心度)、料金など、をそれぞれ優先させた複数通りの検索を行い、それぞれの検索結果をユーザに提示してもよい。こうすることで、ユーザは、様々な観点によって選択された駐車場から所望の駐車場を選択することが可能になる。
【0083】
(変形例11)駐車場評価サーバ100による駐車場の集計結果や評価結果は、様々な用途で利用可能である。例えば、車種判別装置400が組み込まれている自動精算システムが集計結果や評価結果を受信することで、これらの情報に基づいて、自動的に料金の設定を行うことが可能である。具体的には、例えば、輸入車や車両価格帯の高い車両の利用率が高い駐車場の料金を上げることや、利用率の低い時間帯や季節、天候時の料金を下げることができる。また、このような用途以外にも、例えば、駐車場の周辺の出店計画や、不動産の評価を行う際に、駐車場の評価結果を参照することが可能である。
【0084】
(変形例12)上記実施例では、駐車場をユーザに案内する端末装置として、携帯電話200を適用している。しかし、駐車場をユーザに案内する装置は、携帯電話に限らず、カーナビゲーションシステムや、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Personal Navigation Device)、パーソナルコンピュータなどであってもよい。
【0085】
(変形例13)上記実施例では、駐車場データベース141と道路ネットワークデータ142とが、同一のサーバ(駐車場評価サーバ100)に記憶されている。しかし、これらのデータは、別々のサーバに記憶されていてもよい。つまり、経路探索を行うサーバと駐車場を評価するサーバとを別々に設ける構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】駐車場評価システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】車種判別装置400の概略構成を示すブロック図である。
【図3】車種情報のデータ構造を示す説明図である。
【図4】携帯電話200の内部構成を示すブロック図である。
【図5】駐車場統計処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】駐車場データベース141の一例を示す説明図である。
【図7】駐車場案内処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
【0087】
10…駐車場評価システム
100…駐車場評価サーバ
141…駐車場データベース
142…道路ネットワークデータ
150…車種情報サーバ
191…車両ナンバデータベース
200…携帯電話
201…GPS受信機
202…表示パネル
205…無線通信回路
206…操作部
210…主制御部
220…通話制御部
300…地図サーバ
341…地図データ
400…車種判別装置
410…主制御部
420…CCDカメラ
430…車両進入センサ
440…通信インタフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の評価を行う駐車場評価システムであって、
駐車場を利用する車両の車種を判別する車種判別部と、
車両の経済的価値に基づいて予め定められた車両区分毎に、前記判別された車種を集計する集計部と、
前記集計の結果に基づいて、前記駐車場の評価を行う評価部と
を備える駐車場評価システム。
【請求項2】
請求項1に記載の駐車場評価システムであって、
前記集計部は、前記車両区分として、車両の生産地域、車両の価格帯、車両の盗難率、のうち、少なくともいずれか一つの情報に応じて決定された車両区分毎に、前記判別された車種を集計する
駐車場評価システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の駐車場評価システムであって、
前記集計部は、更に、前記判別された車種を、前記駐車場が利用される状況に応じて予め定められた利用区分毎に、集計する
駐車場評価システム。
【請求項4】
請求項3に記載の駐車場評価システムであって、
前記集計部は、前記利用区分として、前記駐車場が利用される時間帯、季節、天気、のうち、少なくともいずれか一つに応じて決定された利用区分毎に、前記判別された車種を集計する
駐車場評価システム。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の駐車場評価システムであって、
前記車種判別部は、前記駐車場を利用する車両を撮影装置によって撮影し、該撮影された画像の画像データに基づいて、前記車種を判別する
駐車場評価システム。
【請求項6】
請求項5に記載の駐車場評価システムであって、
前記車種判別部は、前記撮影装置によって前記車両のナンバプレートを撮影する
駐車場評価システム。
【請求項7】
請求項6に記載の駐車情評価システムであって、
前記車種判別部は、前記撮影装置によって撮影された前記車両のナンバプレートから識別番号を識別し、該識別番号と所定のデータベースとに基づいて、前記車種の判別を行う
駐車場評価システム。
【請求項8】
請求項5に記載の駐車場評価システムであって、
前記車種判別部は、前記撮影装置によって撮影された前記車両の画像データと、予め用意された車種毎のパターンとをパターンマッチングすることで、前記車種の判別を行う
駐車場評価システム。
【請求項9】
請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の駐車場評価システムであって、
前記車種判別部は、複数の駐車場にそれぞれ設けられており、
前記集計部は、前記複数の駐車場についてそれぞれ前記集計を行い、
前記評価部は、前記複数の駐車場についてそれぞれ前記評価を行う
駐車場評価システム。
【請求項10】
請求項9に記載の駐車場評価システムであって、
更に、所定の端末装置から、前記評価についての条件が付された駐車場の案内要求を受け付ける受付部と、
前記受け付けた案内要求に応じて、前記評価がされた前記複数の駐車場の中から、前記条件に適合する駐車場を検索する検索部と、
前記検索された駐車場の情報を前記端末装置に出力する出力部と
を備える駐車場評価システム。
【請求項11】
請求項10に記載の駐車場評価システムであって、
前記端末装置が備える記憶部には、予め特定の車種の情報が特定車種情報として記憶されており、
前記案内要求には、前記特定車種情報が含まれ、
前記検索部は、前記特定車種情報と前記条件とに応じた駐車場を検索する
駐車場評価システム。
【請求項12】
駐車場の評価を行う駐車場評価方法であって、
コンピュータが、駐車場を利用する車両の車種を判別し、
コンピュータが、前記車両の経済的価値に基づいて予め定められた車両区分毎に、前記判別された車種を集計し、
コンピュータが、前記集計の結果に基づいて、前記駐車場の評価を行う
駐車場評価方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−217601(P2009−217601A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−61293(P2008−61293)
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【出願人】(500578216)株式会社ゼンリンデータコム (231)
【Fターム(参考)】