説明

骨と相互作用するために、骨へ作用剤を標的輸送するための方法および化合物

骨標的化合物および方法を提供する。化合物は、骨に親和性を有する骨標的部分(RT);骨と相互作用し、骨に影響を及ぼす骨活性部分(RA);骨標的部分と骨活性部分を結びつける連結部分(RL)を含み得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

の化合物、または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物:
[式中、
RTは、
【化2】

であり、
(ここで、RTはR1、R2、またはR3で上記の化合物に結合しており;
R1は、水素、低級アルキル、アルキル、アリール低級アルキル、アリール、またはRTがR1で上記の化合物に結合しているときは共有結合であり;
R2は水素、低級アルキル、アルキル、アリール低級アルキル、アリール、またはRTがR2で上記の化合物に結合しているときは共有結合であり;
R3は水素、低級アルキル、アルキル、アリール低級アルキル、アリール、またはカルボニル含有基であり;
R4は水素、低級アルキル、アルキル、アリール低級アルキル、アリール、カルボニル含有基、またはRTがR4で上記の化合物に結合しているときは共有結合であり、
R5およびR6は独立して、水素、低級アルキルもしくはアルキルであるか、またはR5およびR6はそれらが結合する炭素原子と一緒になって、約6〜約14の環炭素原子を含み、全部で約18までの炭素原子を含む環を形成し、その形成される環はヘテロ原子を含む単環式、2環式、または3環式であることができ、該環は任意に置換基を有することができ;
R7はヒドロキシ、低級アルコキシまたはNR8 R9であり;
R8およびR9は独立して、水素または低級アルキルである)であり;
iは0〜3であり、kは0〜3であり、pは0〜4であり;
各Rqは独立して、水素またはヒドロキシであり;
XはO、NH、Sまたは共有結合であり;
X'はO、NH、Sまたは共有結合であり;
mは1〜3であり、nは1〜4であり、m>1のとき、各nは独立して1〜4であり;
各RSは独立して、水素、ヒドロキシ、低級アルキルまたはヘテロ原子を有する低級アルキルであり;
DおよびGは独立して、共有結合、カルボニル、エポキシまたは無水物であり;
Eは共有結合、
(CT2)r(ここで、Tは水素、ヒドロキシまたは低級アルキルであり、rは0〜8である)、または
(C)r(ここで、rは2〜8であり、炭素は不飽和または水素で部分的に飽和されている)であり;
RAは水素、ヒドロキシ、保護基、または表A〜Dに示される骨活性剤から選択される骨活性剤から誘導される骨活性部分である]。
【請求項2】
R5およびR6が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R7がNR8R9である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R8およびR9がともに水素である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
R3が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
RT
【化3】

であり、RTがR1で上記の化合物と結合している、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
RT
【化4】

であり、RTがR1で上記の化合物と結合している、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
RT
【化5】

であり、RTがR1で上記の化合物と結合している、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式:
【化6】

(式中、n'およびn''は独立して1〜4であり、X''はO、NH、Sまたは共有結合である)
の、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式:
【化7】

の、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式:
【化8】

の、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
式:
【化9】

の、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
式:
【化10】

の、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式:
【化11】

の、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式:
【化12】

の、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
RAが水素である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
RAが保護基である、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
RAが、表A〜Dに示される骨活性剤から選択される骨活性剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
RAがステロイドから誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項20】
RAがエストロゲン作用剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項21】
RAがステロイド系エストロゲン作用剤から誘導される骨活性部分である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
ステロイド系エストロゲン作用剤がエストラジオールである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
式:
【化13】

の、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
式:
【化14】

の、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
式:
【化15】

の、請求項22に記載の化合物。
【請求項26】
式:
【化16】

の、請求項22に記載の化合物。
【請求項27】
式:
【化17】

の、請求項22に記載の化合物。
【請求項28】
RAが非ステロイド系エストロゲン作用剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項29】
非ステロイド系エストロゲン作用剤がゲニステインである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
式:
【化18】

の、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
式:
【化19】

の、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
RAが一酸化窒素剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項33】
一酸化窒素剤がアルコキシ-(NO2)2である、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式:
【化20】

の、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
式:
【化21】

の、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
RAがアンドロゲンから誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項37】
アンドロゲンがDHEAである、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
式:
【化22】

の、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
式:
【化23】

の、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
アンドロゲンがテストステロンである、請求項36に記載の化合物。
【請求項41】
RAが炭酸脱水酵素阻害剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項42】
RAが、2-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-5-スルホンアミドから誘導される骨活性部分である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
RAが抗癌剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項44】
抗癌剤がドキソルビシンである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
式:
【化24】

の、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
式:
【化25】

の、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
RAが抗菌剤から誘導される骨活性部分である、請求項15に記載の化合物。
【請求項48】
抗菌剤がバンコマイシンである、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
式:
【化26】

の、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
式:
【化27】

の、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式:
【化28】

の、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
RAがヒドロキシである、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
RAが保護基である、請求項51に記載の化合物。
【請求項54】
RAが、表A〜Dに示される骨活性剤から選択される骨活性剤から誘導される骨活性部分である、請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
RAがステロイドから誘導される骨活性部分である、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
RAがエストロゲン作用剤から誘導される骨活性部分である、請求項54に記載の化合物。
【請求項57】
RAがステロイド系エストロゲン作用剤から誘導される骨活性部分である、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
ステロイド系エストロゲン作用剤がエストラジオールである、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
RAが非ステロイド系エストロゲン作用剤から誘導される骨活性部分である、請求項56に記載の化合物。
【請求項60】
非ステロイド系エストロゲン作用剤がゲニステインである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
RAが一酸化窒素剤から誘導される骨活性部分である、請求項51に記載の化合物。
【請求項62】
一酸化窒素剤がアルコキシ-(NO2)2である、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
RAがアンドロゲンから誘導される骨活性部分である、請求項51に記載の化合物。
【請求項64】
アンドロゲンがDHEAである、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
アンドロゲンがテストステロンである、請求項63に記載の化合物。
【請求項66】
式:
【化29】

の、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
式:
【化30】

の、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
RAが炭酸脱水酵素阻害剤から誘導される骨活性部分である、請求項51に記載の化合物。
【請求項69】
RAが、2-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-5-スルホンアミドから誘導される骨活性部分である、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
式:
【化31】

の、請求項69に記載の化合物。
【請求項71】
式:
【化32】

の、請求項70に記載の化合物。
【請求項72】
RAが抗癌剤から誘導される骨活性部分である、請求項51に記載の化合物。
【請求項73】
抗癌剤がドキソルビシンである、請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
RAが抗菌剤から誘導される骨活性部分である、請求項51に記載の化合物。
【請求項75】
抗菌剤がバンコマイシンである、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
請求項1に記載の化合物の有効量を、治療対象に投与することを含む、それを必要とする治療対象の骨の症状を治療する方法。
【請求項77】
骨の症状が代謝性骨疾患である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
代謝性骨疾患が骨粗鬆症であり、RAがアンドロゲン、ステロイド系エストロゲン作用剤、非ステロイド系エストロゲン作用剤、一酸化窒素標的剤および炭酸脱水酵素阻害剤から選択される骨活性剤から誘導される骨活性部分である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
治療対象が骨粗鬆症に関連する原発性の症状を有する、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
化合物の投与が治療対象の骨に蛋白同化作用を有する、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
骨の症状が原発性または続発性の骨癌であり、RAが抗癌剤から誘導される骨活性部分である、請求項76に記載の方法。
【請求項82】
骨の症状が続発性の骨癌である、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
治療対象が続発性の骨癌を伴う原発性の癌を有する、請求項76に記載の方法。
【請求項84】
原発性の癌が、乳癌、肺癌、前立腺癌、腎癌、または甲状腺癌である、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
骨の症状が細菌感染症であり、RAが抗菌剤から誘導される骨活性部分である、請求項76に記載の方法。
【請求項86】
骨の症状が骨髄炎であり、RAが抗菌剤から誘導される骨活性部分である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
治療対象が骨髄炎を伴う1次感染症を有する、請求項76に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41A】
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【図41B】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【公表番号】特表2010−521423(P2010−521423A)
【公表日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−551046(P2009−551046)
【出願日】平成20年2月22日(2008.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2008/054790
【国際公開番号】WO2008/103951
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(506217427)ユニバーシティー オブ ルイヴィル リサーチ ファウンデーション,インコーポレーテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】UNIVERSITY OF LOUISVILLE RESEARCH FOUNDATION,INC.
【住所又は居所原語表記】201 East Jefferson Street,Suite 215,MedCenter Three,Louisville,KY 40202,U.S.A.
【Fターム(参考)】