説明

高周波用磁性材料、高周波デバイス及び磁性粒子

【課題】高周波用磁性材料の低損失化を実現すること。
【解決手段】磁性粒子と樹脂の複合材料からなる高周波用磁性材料であって、磁性粒子は、単体金属、合金又は金属間化合物であり、正の磁歪定数を有し、機械的処理によって扁平化された粒子形状を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波磁用性材料、高周波デバイス及び磁性粒子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、磁性材料は、各種磁気応用製品に用いられている。このような磁性材料のうち、弱い磁界で大きな磁化の変化をする材料をソフト磁性材料という。
【0003】
ソフト磁性材料は、材料の種別から金属系材料、アモルファス材料、酸化物材料に分類される。ソフト磁性材料のうち、周波数がMHz以上の高周波では、抵抗率が高く、うず電流損失を抑制できる酸化物材料(フェライト材料)が用いられている。例えば、高周波で用いられるフェライト材料として、Ni−Znフェライト材料などが知られている。
【0004】
このようなフェライト材料を含むソフト磁性材料では、1GHz程の高周波において、磁気共鳴に伴う複素透磁率実部Re(μ)の減衰と複素透磁率虚部Im(μ)の増加が生じる。このうち、複素透磁率虚部Im(μ)は、P=1/2・ωμIm(μ)Hで表されるエネルギー損失Pを生じさせるため、複素透磁率虚部Im(μ)が高い値であることは、磁心あるいはアンテナといった応用の上では実用上好ましくない。ここで、ωは角周波数、μは、真空の透磁率、Hは磁界の強さを示す。
一方、複素透磁率実部Re(μ)は、電磁波を集める効果あるいは電磁波に対する波長短縮効果の大きさを示す値であるため、高い値であることが実用上好ましい。
【0005】
また、磁性材料のエネルギー損失(磁気損失)を表す指標として、タンジェントデルタ(tanδ=Im(μ)/Re(μ))が用いられる場合もある。タンジェントデルタが大きい値であると、磁性材料中で磁気エネルギーが熱エネルギーに変換され、必要なエネルギーの伝達効率が悪化する。このため、タンジェントデルタは低い値であることが好ましい。以下、磁気損失をタンジェントデルタ(tanδ)として説明する。
【0006】
ソフト磁性材料には、高周波帯(GHz帯)においてもtanδの低い薄膜材料が存在する。例えば、Fe基高電気抵抗軟磁性膜やCo系高電気抵抗膜といった薄膜材料が存在する。しかし、薄膜材料はその体積が小さいがゆえに、適用範囲が制限されてしまう。加えて、薄膜作成のプロセスが複雑であり高価な設備を使用しなければならないという問題がある。このため、GHz帯近傍において、実用的な磁性材料は存在しなかった。
【0007】
このような問題を解決するために、樹脂中に磁性材料を分散させた複合磁性材料に対して、樹脂成型技術を適用した例がある。例えば、ナノ結晶軟磁性体材料を粉末として得たものを樹脂と複合することによって、広帯域における電波吸収特性に優れている電磁波吸収体を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平11−354973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述の特許文献1に示すように、複合磁性材料(高周波用磁性材料)を電磁波吸収体として用いる場合、電波吸収体として求められる特性は、tanδが大きな値を示すことである。このため、電磁波吸収体としての特性を満たそうとすると、tanδの低下(低損失化)を実現することができず、アンテナ等への応用の上では実用上好ましくなかった。
【0010】
本発明の課題は、高周波用磁性材料の低損失化を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の高周波用磁性材料は、
磁性粒子と樹脂の複合材料からなる高周波用磁性材料であって、
前記磁性粒子は、単体金属、合金又は金属間化合物であり、正の磁歪定数を有し、機械的処理によって扁平化された粒子形状を有する。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高周波用磁性材料において、
前記磁性粒子は、
厚さ方向と直交するxy平面内が高透磁率面である。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の高周波用磁性材料において、
前記磁性粒子は樹脂又はゴム材料中に分散しており、かつ厚さ方向と直行する高透磁率面が、互いに配向されてなる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の高周波用磁性材料において、
【0015】
請求項5に記載の発明の高周波デバイスは、
請求項1及至のいずれか一項に記載の高周波用磁性材料を用いて形成されたアンテナ、回路基板及びインダクタの少なくとも1つからなる。
【0016】
請求項6に記載の発明の磁性粒子は、
単体金属、合金又は金属間化合物であり、正の磁歪定数を有し、機械的処理によって扁平化された粒子形状を有する。
【0017】
請求項7に記載の発明の磁性粒子は、
厚さ方向と直交するxy平面内に高透磁率面を有する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、高周波用磁性材料の低損失化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】磁性粒子の直径(d)と厚さ(t)とを示した図である。
【図2】磁気共鳴周波数と残留応力との関係を示した図である。
【図3】高周波用磁性材料の断面SEM像を示した図である。
【図4】(A)は、従来例の透磁率Re(μ)及びtanδの周波数特性と、本発明の透磁率Re(μ)及びtanδの周波数特性とを示した図である。(B)は、200MHz、700MHzにおける本発明と従来例との透磁率Re(μ)及びtanδの特性表である。
【図5】高周波用磁性材料を適用したアンテナの一例を示した図である。
【図6】高周波用磁性材料を適用したアンテナの一例を示した図である。
【図7】高周波用磁性材料を適用したインダクタの一例を示した図である。
【図8】高周波用磁性材料を適用した回路基板の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0021】
図1は、磁性粒子の概略図を示した図である。dは、磁性粒子の直径を示し、tは磁性粒子の厚さを示す。xyzは、結晶の軸方向を示す。このうち、z軸方向(厚さ方向)は、圧縮軸方向(磁性粒子を扁平に加工する処理において、圧縮力の作用する方向)を示す。磁性粒子形状を扁平にする処理(以下、扁平化処理)は、ロール圧延、ビーズミル、ボールミル又はアトライター等によって機械的に磁性粒子を扁平にする処理(機械的処理)が行われる。
【0022】
図1に示すような磁性粒子における残留ひずみによる磁気弾性エネルギーEσは、以下の式(1)で表される。
【数1】

ここで、λは磁歪定数、σは残留応力、θは圧縮軸と磁化のなす角を示す。
【0023】
また、(1)式を残留歪みにより誘起された一軸磁気異方性定数Kで表すと以下の式(2)で表される。
【数2】

【0024】
ここで、磁歪定数が正(λ>0)、残留応力が圧縮(σ<0)の場合、Kは負となり、一部の六方晶系フェライトと同様のメカニズムで磁気共鳴周波数frのシフトが生じる。このときの扁平面(厚さ方向であるz軸と直交するxy平面)内の異方性磁界をHa1、圧縮軸方向の異方性磁界をHa2とすると、磁気共鳴周波数frは式(3)で表される。
【数3】

ここで、νは、ジャイロ磁気定数である。
【0025】
さらに、Ha1=2|K|/I、Ha2=2|Kuσ|/Iを用いると、磁気共鳴周波数は式(4)で表される。
【数4】

ここで、Kは、磁気異方性定数、Iは、飽和磁化である。
【0026】
式(4)を用いて、扁平化処理されたCo−50at%Feを例として磁気共鳴周波数frを計算する。本組成のCo−Feは、主要な方向の磁歪定数λ100及びλ111が共に正であり、本発明の効果が多数の粒子において発現する。加えて、飽和磁化が大きく、周波数限界(スヌークの限界)が高いため好ましい。なお、本実施の形態では、磁性粒子として、Co−Fe(合金)を一例として説明するが、磁性粒子は、単体金属又は金属間化合物としてもよい。
【0027】
磁気共鳴周波数frの計算は式(4)にCo−50at%Feにおける各値として、Is=2.35(Wb/m)、K=−11×10(J/m)、λ=150×10−6、γ=1.105×10g(m/A・s)=2.210×10(m/A・s)を代入することで行われる。
【0028】
図2に上記の各値を式(4)に代入して得られたfrと、残留応力σとの関係を示す。縦軸は磁気共鳴周波数frを示し、縦軸は残留応力σを示す。図2に示すように、残留応力σの増加につれて磁気共鳴周波数frが高くなる。磁気共鳴周波数frが高くなると、tanδの周波数特性が高周波側にシフトする(図4参照)。そして、磁気共鳴周波数以下の周波数帯においては、tanδは減少する事となる。
【0029】
図3に、高周波用磁性体をゴム材料中に混練し、圧縮成形して得た高周波用磁性材料の断面SEM像を示す。具体的な成形条件は、磁性材料:Co−50wt%Fe、平均粒径:5.8μm、扁平化方法:ビーズミル、ゴム材料:CPE(塩素化ポリエチレンゴム)、成型方法:熱プレス(圧縮成型)、成型体サイズ:80(mm)×80(mm)×1(mmt)、磁性粒子充填率:20vol%である。また、図5に示すSEM像は、電界放射型走査電子顕微鏡(FESEM)、加速電圧10kV、観察倍率2000倍の条件で撮像した。
【0030】
このとき、成型方法として圧縮成型を用いているので、成型時における圧縮により、各磁性粒子の高透磁率面である扁平面(xy平面内方向:厚さ方向であるz軸に直交する平面内方向)が平行に配列する(配向)。
【0031】
また、成形方法として射出成型を用いてもよい。射出成形を用いた場合、加熱溶融された高周波磁性体(熱可塑性樹脂及び磁性材料)を金型内に射出注入する際、磁性粒子の高透磁率方向は抵抗の低い方向(すなわち、xy平面内方向)に配向される。成形方法は、これに限ったものではなく、溶液中に本磁性粒子を分散させた後に、キャスト法、スピンコート、ディップコート、を用いて基体上に塗布し、固化させる事としてもよい。
また、このとき、機械的な成形(圧縮成形、射出成形)でなく、磁界を印加して高透磁率方向を配向させることとしてもよい。
【0032】
図4(A)に、透磁率Re(μ)及びtanδと、周波数との関係を示す。具体的には、図4(A)は、従来例(Fe)の透磁率Re(μ)及びtanδの周波数特性と、本発明(正の磁歪定数を有し、粒子形状が扁平に処理された磁性粒子を含む高周波用磁性材料:図3で説明した高周波用磁性材料CoFe)の透磁率Re(μ)及びtanδの周波数特性とを示した図である。縦軸は透磁率Re(μ)及びtanδを示し、横軸は周波数を示す。ここで、通常用いられる比透磁率とは複素比透磁率の実部Re(μ)に相当する。本実施の形態では、単に透磁率Re(μ)として説明する。
【0033】
図4(A)に示すように、本発明による特性では、100MHzから7GHzまでの広い周波数範囲において、tanδが低くなっている。100MHz以下のtanδは、測定限界の為に値は取得できていないが、原理的に本発明の効果が及ぶ事は自明である。これにより、高周波用磁性材料をアンテナに応用することが可能となる。
【0034】
図4(B)は、200MHz、700MHzにおける本発明と従来例との透磁率Re(μ)及びtanδの特性表である。図4(B)に示すように、200MHz、700MHzにおいて、本発明におけるtanδは、従来例におけるtanδよりも低い値となる。また、本発明における透磁率Re(μ)は、200MHzから700MHzにおいて値(3.6)が変化せず、維持されている。
【0035】
次に、図5〜図8を参照して、本発明に係る高周波用磁性材料を用いて形成された高周波デバイス(アンテナ、インダクタ、回路基板)の一例を説明する。
【0036】
図5及び図6は、高周波用磁性材料を用いて形成された(適用した)アンテナの一例を示した図である。図5(A)に示すアンテナANT1は、高周波用磁性材料1Aと、グランド板2Aと、電極3Aと、を備えて構成される。ANT1は、グランド板2Aの上に高周波用磁性材料1Aが形成され、高周波用磁性材料1Aの上に電極3Aが形成される構成となる。
【0037】
図5(B)に示すアンテナANT2は、高周波用磁性材料1Bと、電極3Bと、交流電源4と、を備えて構成される。交流電源4は、交流電源の給電ポイントを示す(図5(C)(D)及び図6に示す交流電源4も同様)。ANT2は、高周波用磁性材料1Bの上に電極3Bが形成される構成となる。このとき、高周波用磁性材料1Bに電極3Bが組み込まれる構成としてもよい。
【0038】
図5(C)に示すアンテナANT3は、高周波用磁性材料1Cと、電極3Cと、交流電源4と、を備えて構成される。ANT3は、電極3Cが高周波用磁性材料1Cの内部に配される構成としても良い。
【0039】
図5(D)に示すアンテナANT4は、高周波用磁性材料1Dと、グランド板2Dと、電極3Dと、交流電源4と、を備えて構成される。ANT4は、グランド板2Dの上に高周波用磁性材料1Dが形成され、高周波用磁性材料1Dに電極3Dが組み込まれる構成となる。また、電極3Dが高周波用磁性材料1Cの内部に配される構成としても良い。
【0040】
図6に示すアンテナANT5は、高周波用磁性材料1Eと、グランド板2Eと、電極3Eと、を備えて構成される。ANT5は、グランド板2Eの少なくとも一面と同じ高さに高周波用磁性材料1Eの一面が形成され、高周波用磁性材料1Eの上に電極3Eが形成される構成となる。
【0041】
次に、図7を参照して、高周波用磁性材料を適用したインダクタ111の一例について説明する。図7に示すように、インダクタ111は、高周波用磁性材料1Fと、端子11と、巻線12と、を備えて構成される。この構成により、高周波用磁性材料1Fはインダクタ111に適用される。
【0042】
次に、図8を参照して、高周波用磁性材料を適用した回路基板121の一例について説明する。図8に示すように、回路基板は、高周波用磁性材料1Fと、ランド21と、ビアホール22と、内部電極23と、実装部品24,25と、を備えて構成される。図8は全層に高周波磁性材料1Fが用いられているが、この内の少なくとも1層に高周波磁性材料1Fを用いるとしても良い。この構成により、高周波用磁性材料1Fは回路基板121に適用される。
【0043】
以上、本実施の形態によれば、正の磁歪定数を有し、粒子形状が扁平に処理された磁性粒子(例えば、Co−Fe)を含む高周波用磁性材料は、tanδの周波数特性が高周波側にシフトする。これにより、tanδが低くなる帯域が広がり、低周波領域においてtanδの低下を実現することができる。具体的には、100MHz〜7GHzまでの広範囲及び100MHz以下の周波数帯にわたり、従来例と比較してtanδを低くすることができる。このため、高周波用磁性材料の低損失化を実現することができる。
【0044】
また、磁性粒子間の静磁気的相互作用が磁気特性に及ぼす影響が少ないため、充填率を高くした際にも、透磁率の周波数特性の悪化、tanδの増加が少ない。このため、製品設計(磁気応用製品)に応じた適当な充填率を選ぶ自由度が高くなる。
【0045】
また、高周波用磁性材料は、高周波用磁性体を圧縮成形又は射出成形することで製造されるので、容易に平面内(xy平面内)に高透磁率方向を配向させることができる。
【0046】
また、高周波用磁性材料を、アンテナ、回路基板及びインダクタの少なくとも1つに適用することができる。これにより、例えば、アンテナにtanδの低い高周波用磁性材料を適用することで、アンテナの放射効率を高めることができる。
【0047】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る高周波用磁性材料、高周波用磁性体及び高周波デバイスの一例であり、これに限定されるものではない。
【0048】
例えば、磁性粒子の表面には粒子間の絶縁を目的として非磁性材料(リン酸塩、シリカ等)がコーティングされており、当該コーティングされた磁性粒子を用いて高周波用磁性材料を形成することとしてもよい。
【0049】
また、上記実施の形態では、磁性材料と樹脂との複合材料を高周波用磁性材料としたがこれに限定されるものではない。例えば、磁性材料と無機物質(無機誘電体、ガラスフィラー、導電材料)との複合材料を高周波用磁性材料としてもよい。
【0050】
また、樹脂として、各種熱硬化性樹脂又は各種熱可塑性樹脂を用いることとしてもよい。
【0051】
また、樹脂材料(流動性を有する樹脂材料)と磁性粒子との混練装置としては、押出成型機、自公転式混合装置、ボールミルなどを用いることとしてもよい。
【0052】
また、成形方法としては、押出成形を用いることとしてもよい。
【符号の説明】
【0053】
1A,1B,1C,1D,1E,1F 高周波用磁性材料
2A,2D,2E グランド板
3A,3B,3C,3D,3E 電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁性粒子と樹脂の複合材料からなる高周波用磁性材料であって、
前記磁性粒子は、単体金属、合金又は金属間化合物であり、正の磁歪定数を有し、機械的処理によって扁平化された粒子形状を有する高周波用磁性材料。
【請求項2】
前記磁性粒子は、
厚さ方向と直交するxy平面内に高透磁率面を有する請求項1に記載の高周波用磁性材料。
【請求項3】
前記磁性粒子は樹脂又はゴム材料中に分散しており、かつ厚さ方向と直行する高透磁率面が、互いに配向されてなる請求項1又は2に記載の高周波用磁性材料。
【請求項4】
前記磁性粒子は、射出成形または圧縮成形によって前記材料中に互いに配向される請求項3に記載の高周波用磁性材料。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の高周波用磁性材料を用いて形成されたアンテナ、回路基板及びインダクタの少なくとも1つからなる高周波デバイス。
【請求項6】
単体金属、合金又は金属間化合物であり、正の磁歪定数を有し、機械的処理によって扁平化された粒子形状を有する磁性粒子。
【請求項7】
厚さ方向と直交するxy平面内に高透磁率面を有する請求項6に記載の磁性粒子。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−129798(P2011−129798A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−288668(P2009−288668)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000006220)ミツミ電機株式会社 (1,651)
【Fターム(参考)】