説明

高圧カットアウト蓋開放抑止具

【課題】 箱型高圧カットアウトの蓋にヒューズ筒が装着されていない場合に、簡単な作業で当該蓋を本体に固定できる安価な高圧カットアウト蓋開放抑止具を提供する。
【解決手段】 高圧カットアウトにおける蓋前面のフック孔に差し込み可能なフック孔差込軸と、前記高圧カットアウト本体背面に係合可能な本体側係合軸と、前記各軸をこれらの軸心間直線距離が前記フック孔の中心と前記背面との間の距離に略同等となるように離して互いに略平行に同じ方向に向くように連結する連結部とを備えてなる高圧カットアウト蓋開放抑止具。前記フック孔差込軸及び前記本体側係合軸には、これらの先端部にフック孔係合部及び係合爪を設けることができる。前記本体側係合軸に代えて、前記高圧カットアウト本体側面の電線挿入口に差し込み可能な本体側差込軸を設けてもよい。前記連結部には、所望により前記各軸とは反対向きに把手を設けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱型の高圧カットアウト蓋の内側にヒューズ筒を装着していない状態で当該蓋が不用意に開閉しないように抑止するために使用される高圧カットアウト蓋開放抑止具に関する。
【背景技術】
【0002】
高圧架空配電線路に配置されている柱上変圧器の1次側には、通常、開閉器として高圧カットアウトが各高圧引下線に設置される。この高圧カットアウトは、内蔵する高圧ヒューズにより過負荷、内部短絡の場合に自動的に高圧配電線から変圧器を切り離す機能を備えている。図6は、従来公知の箱型の雷害防止素子(ZnO素子)付き高圧カットアウトの一例を示している。この図に示す高圧カットアウト20は、カットアウト本体22と、カットアウト蓋24とを備えている。なお、本明細書では、「高圧カットアウト」、「高圧カットアウト本体」および「高圧カットアウト蓋」をそれぞれ「カットアウト」、「本体」及び「蓋」ということがある。
【0003】
カットアウト本体22は、前面が開放された磁器製の箱状体であり、その両側面の上端寄りと下端寄りにそれぞれ電線挿入口28、29を備えており、どちらの側面からでも電線を挿入できるようになっている。また、本体22の下端部には、ZnO素子を内蔵する絶縁体で被覆された突部30が形成されており、その下端にはZnO素子と導通する電極31が設けられている(以下、突部30を電極基端部30と呼ぶこととする。)。また、本体22の背面にはボルトおよびナットによってアーキングホーン(アークホーン又は閃絡棒と呼ばれることがある。)33が取り付けられており、その一端に同じくボルト、ナットにより取付金具32が取り付けられている。この取付金具32には、不図示の接地端子が設けられている。アーキングホーン33の他端側は、本体22の下端にて本体22に向けて折曲されており、端部は電極31と所定の間隔だけ離して対面している。カットアウト本体22の内部には、後述するヒューズ筒の2つの接触刃をそれぞれ差込可能な2つのソケット(不図示)と、これら各ソケット、ZnO素子及び電極31の間を電気的に接続する導電体が配設されている。
【0004】
一方、カットアウト蓋24は、カットアウト本体22の前面を覆う磁器製の蓋体であり、カットアウト本体22の下端に設けられた蝶番26を介して開閉自在とされている。カットアウト蓋24の内面には、その長さ方向に沿ってヒューズ筒35が取り外し自在に装着できるようになっている。ヒューズ筒35は、図7に示すように、円筒状の本体と、その長さ方向に所定の間隔だけ離して同一方向に延設された2つの接触刃40,41を備えている。ビューズ筒35の内部には、ヒューズ(不図示)が収容され、当該ヒューズの両端が接触刃40、41にそれぞれ電気的に接続されている。カットアウト蓋24は、これに装着されたヒューズ筒35の2つの接触刃40、41がカットアウト本体22内の2つのソケットにそれぞれ差し込まれることで、本体22の前面を閉じた状態で固定されるようになっている。
【0005】
高圧カットアウトは、柱上変圧器を新設する場合にはその1次側に新たに設置し、あるいはそれ自体が破損した場合には交換する必要がある。この場合、新設や取替に係る高圧カットアウトは、カットアウト蓋にヒューズ筒を装着しない状態で搬送され、柱上変圧器の1次側に設置された後に初めてカットアウト蓋にヒューズ筒が装着されるため、以下のような問題がある。
(1)本体と蓋との間でがたつきがあると、搬送中に磁器製の本体若しくは蓋、又は双方が破損する可能性がある。
(2)高圧カットアウト蓋は本体に固定されておらず開こうとするので、設置などの作業がやりづらいだけでなく、不意に蓋が開くことで、作業者の手又は指の挟まれ事故が発生する危険性が高い。
そのため、これまでは、カットアウト蓋が開かないように、これとカットアウト本体とをテーピングして取付作業を実施し,作業終了後に巻きつけたテープを撤去するようにしている。
【0006】
また、柱上変圧器を遊休設備とする場合には、充電状態の架空配電線路から完全に遮断するために、また架空配電線路を停電する場合には柱上変圧器2次側から逆充電される状態を回避するために、既設の高圧カットアウトからヒューズ筒を抜き去ることが行われる。ヒューズ筒を抜き去った状態では、カットアウト蓋が開いて本体前面は開放状態となることから、これらの場合には、ヒューズ筒の2つの接触刃間を通電不能にした模擬ヒューズをカットアウト蓋に装着することが行われるが、その目的のために高価な模擬ヒューズを在庫しておかなければならないという問題がある。また、カットアウトの蓋と本体とを前記のようにテーピングすることも可能であるが、高圧カットアウトを復旧させる場合にこの巻き付けたテープの撤去作業が煩雑で時間がかかるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−159500号公報
【特許文献2】特開2005−251652号公報
【特許文献3】特開2002−8514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、箱型高圧カットアウトの蓋にヒューズ筒が装着されていない場合に、簡単な作業で当該蓋を本体に固定できる安価な高圧カットアウト蓋開放抑止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的は、本発明によれば、高圧カットアウトにおける蓋前面のフック孔に差し込み可能なフック孔差込軸と、前記高圧カットアウト本体背面に係合可能な本体側係合軸と、前記2軸をこれらの軸心間直線距離が前記フック孔の中心と前記背面との間の距離に略同等となるように離して互いに略平行に同じ方向に向くように連結する連結部とを備えたことを特徴とする高圧カットアウト蓋開放抑止具によって達成される。
【0010】
前記フック孔差込軸は、その先端部にフック孔係合部を備えることができる。また、前記本体側係合軸は、その先端部に前記フック孔係合軸側に折曲された係合爪を有し、前記高圧カットアウト本体の前記連結部に向いた側面とは反対側の側面に掛止することができる。
【0011】
前記高圧カットアウト本体背面に係合させる前記本体側係合軸に代えて、前記高圧カットアウト本体側面における電線挿入口に差し込み可能な本体側差込軸を設けることもできる。この場合、前記本体側差込軸は、前記連結部によってこれと前記フック孔係合軸との軸心間直線距離が前記フック孔の中心と前記背面との間の距離に略同等となる位置に当該フック孔係合軸と互いに略平行に同じ方向に向くように設けるようにする。
【0012】
また、前記連結部には、前記各軸とは反対向きに把手が設けることができる。この把手には、間接活線把持工具で把持可能な突片なども含まれる。
【0013】
本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具は、前記のように、連結部によって所定の間隔だけ離して設けられたフック孔係合軸と、本体側係合軸または本体側差込軸とによって、前者を高圧カットアウト蓋外面に設けられたフック孔に差込み係合し、後者を高圧カットアウト本体の背面に係合し、または本体側差込軸は電線挿入口に挿入することで、高圧カットアウト蓋が開放するのを抑止するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具は、これを用いることで、高圧カットアウトの取付作業がスムーズに行え、作業時間の短縮が図られるだけでなく、搬送時のカットアウトの破損や取付作業時の挟まれ事故などをなくすことができる。また、搬送時や取付作業時にカットアウト本体と蓋とをテーピングで固定する必要がなくなり、テープの無駄な消費が不要となり、コスト低減が図れる。また、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具は簡単な構造であり、作製費用も安価で済むので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具の実施形態の一例を示す図である。
【図2】本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具の実施形態の一例を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態の使用状態を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態における連結部の幾つかの外形形状を示す図である。
【図5】図2に示す実施形態の使用状態を示す図である。
【図6】一般的な箱型のZnO素子付き高圧カットアウトの一例を示す図である。
【図7】図6に示す高圧カットアウトの蓋に装着されるヒューズ筒の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図1〜図5を参照して、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具の実施形態について詳細に説明する。以下の各図に示す実施形態では、本発明のなお、以下の各図では、同一または共通の各部については、同一の符号を用い、必要な場合を除き、重複した説明は省略する。
【0017】
図1は、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具の実施形態の一例を示している。また図2は、図1に示す実施形態の使用状態を示している。図1に示すように、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具1は、フック孔差込軸10と、本体側係合軸12と、これら各軸を連結する連結部14とから構成される。
【0018】
本実施形態におけるフック孔差込軸10は、その中間の軸部分は円柱状体ないし略円形断面形状を備えた棒状体である。この差込軸10は、カットアウト蓋24外面のフック25に設けられたフック孔25aよりも小さい直径を有し、当該フック孔25aに容易に差し込み可能とされている。この差込軸10の長さは、これをカットアウト本体22の側面からフック孔25aに差し込んだ場合に先端がフック孔25aの差込方向反対側に突出する程度であれば特に制限されず、カットアウト本体22の厚さと同等か僅かに小さい程度に設定できる。
【0019】
フック孔差込軸10の先端部分は当該軸10の外周上、本体側係合軸12と対向する軸線上の1点を頂点とし、所定の高さおよび軸部分よりも大径の底面を有する略半円錐形の外形形状とされ、当該先端部分11をフック孔25aに差し込んだときに本体側ではなく、外側を向くように形成されている(以下では、この軸10の先端部分11を「フック孔係合部」と呼ぶこととする。)。フック係合部11の高さは、フック孔25aからの軸10の先端の突出長さの範囲で適宜設定できる。このようにフック孔係合部11を設けることで、蓋24が開こうとするとこれがフック孔25aの周縁部と係合して当該軸10がフック孔25aから外れ難くなる利点がある。なお、本実施形態では、フック孔差込軸10の先端にフック孔係合部11を設けるが、本発明においてはフック孔係合部11を設けない態様とすることもできる。この場合、フック孔差込軸10の長さをフック孔係合部11を設ける場合よりも相対的に大きく設定することが好ましい。
【0020】
本実施形態における本体側係合軸12もまた、その中間の軸部分は円形の断面形状を備えた円柱状ないし棒状を呈し、高圧カットアウト本体22の背面側の所定位置に当該背面に沿って差し込み可能とされている。その先端にはフック孔係合軸10の方向に折曲された係合爪12aが設けられている。高圧カットアウト本体22の背面に沿って差し込まれた本体側係合軸12は、さらにこの係合爪12aにより本体22の反対側の側面に係合するようになっている。なお、本発明においては、この係合爪12aのない態様であってもかまわない。また、可能であれば、本体側係合軸はカットアウト本体22の異なる2か所以上にそれぞれ係合可能なように2つ以上を備える態様であってもよい。
【0021】
本実施形態における連結部14は、フック孔差込軸10と前記本体側係合軸12とをそれぞれの基端側で連結する円柱状体ないし略断面円形の棒状体であり、これによりこれら各軸をこれらの軸心間で所定の直線距離だけ互いに平行に同一方向に向くように構成されている。所定の直線距離は、本実施形態の場合、カットアウト蓋24のフック孔25aの中心と本体22の背面との間の距離と略同等か僅かに大きく設定される。なお、連結部14の断面形状は円形に限定されず、例えば、矩形、正方形、楕円形、略半円形などの種々の断面形状を備えることができる。
【0022】
連結部14は、前記のように2つの軸の軸心間の直線距離を所定値に規定できれば、適宜の外形形状を採りうる。図3は、連結部の外形形状のバリエーションのうちのいくつかの例を示している。なお、説明の便宜上、外形形状の異なる連結部については、異なる符号を用い、形状の相違によって区別する。図3(a)は、適宜の角度をなす2つの直線状の棒状体15a、15bからなるくの字状の外形形状の連結部15を示している。この連結部15は、別個に作製された2つの棒状体15a、15bを接合することで形成してもよく、一体に形成してもよい。図3(b)は、両端間で湾曲させた外形形状を有する連結部16を示している。このような連結部15、16を備える本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具は、本体22の電線挿入口28に電線(不図示)が挿入されている場合にも使用できる利点がある。
【0023】
図3(c)は、さらに別の例としてY字型の外形形状を備えた連結部17を示している。この図に示す高圧カットアウト蓋開放抑止具は、2つの本体側係合軸12、13を備え、フック孔差込軸10の基端側に一端が接続されている部材17の他端から二股に分岐された部材17b、17cが、それぞれ本体22の背面に係合される本体側係合軸12および本体22の下側における電線挿入口29と電極基端部30との間の凹部に係合される本体側係合軸13の基端側に接続されている。このような形状の連結部17を備える高圧カットアウト蓋開放抑止具は、2つの電線挿入口にそれぞれ電線が挿入されている場合でも問題なく使用でき、より確実にカットアウト蓋の開放を抑止できる利点がある。
【0024】
本実施形態では、連結部14の2つの軸が設けられている側とは反対側(以下では、外側ということもある。)に把手19を設けている。把手19は、図1に示すように、作業者がこれを掴めるような態様とすることができるが、例えばヤットコなどの間接活線把持工具を用いて把持できる突片であってもよい。また、この把手19は、連結部14の外側の任意の位置に設置できる。
【0025】
このような構成からなる本実施形態の高圧カットアウト蓋開放抑止具は、2つの軸と連結部(把手を含む)とをそれぞれ同種または異種の素材で別個に形成し、または同種の素材で一体に形成することができる。こうして形成された2つの軸及び連結部はそれぞれ外力を加えることで湾曲し、外力をなくすことで元の状態に復元しようとする程度の可とう性及び弾性を備えていることが好ましい。このような素材として、硬質ないし半硬質の各種合成樹脂及びその組合せなどが使用できる。好ましくは、この素材は電気的に不導体であるのがよい。
【0026】
図4は、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具の実施形態の別の例を示し、図5はその使用状態の一例を示している。これらの図に示す高圧カットアウト蓋開放抑止具2では、図1〜3における本体側係合軸12,13に代えて、電線挿入口28に差し込み可能な本体側差込軸18を備え、連結部14によって当該差込軸18とフック孔差込軸10とを所定の直線距離だけ離して設けられている。この直線距離は、フック孔25aと電線挿入口28との中心間距離に略同等である。その他の構成については、図1〜3の実施形態と本質的に変わるところはない。また、本実施形態の高圧カットアウト蓋開放抑止具2の素材や把手を所望に寄り取付可能である点についても、図1〜3に示す実施形態の場合と同様である。
【0027】
以上説明したように、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具は、フック孔差込軸をカットアウト蓋のフック孔に差込み、当該差込軸に連結された本体側係合軸または本体側差込軸をカットアウト本体の所定の位置に係合又は差し込むことで、前記カットアウト蓋が開放するのを確実に抑止できる。そのため、高圧カットアウトの取付作業がスムーズに行え、作業時間の短縮が図られるだけでなく、搬送時のカットアウトの破損や取付作業時の挟まれ事故などをなくすことができる。また、搬送時や取付作業時にカットアウト本体と蓋とをテーピングで固定する必要がなくなり、テープの無駄な消費が不要となり、コスト低減が図れる。また、本発明の高圧カットアウト蓋開放抑止具は簡単な構造であり、作製費用も安価で済むので、経済的である。
【符号の説明】
【0028】
1、2 高圧カットアウト蓋開放抑止具
10 フック孔係合軸
11 フック孔係合部
12 本体側係合軸
12a 係合爪
13 把手
14 連結部
20 高圧カットアウト
22 高圧カットアウト本体
24 高圧カットアウト蓋
25 フック
25a フック孔
28、29 電線挿入口
30 電極基端部
31 電極
35 ヒューズ筒
40、41 接触刃

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧カットアウトにおける蓋前面のフック孔に差し込み可能なフック孔差込軸と、前記高圧カットアウト本体背面に係合可能な本体側係合軸と、前記各軸をこれらの軸心間直線距離が前記フック孔の中心と前記背面との間の距離に略同等となるように離して互いに略平行に同じ方向に向くように連結する連結部とを備えてなることを特徴とする高圧カットアウト蓋開放抑止具。
【請求項2】
前記フック孔差込軸は、その先端部にフック孔係合部を備えてなる請求項1に記載の高圧カットアウト蓋開放抑止具。
【請求項3】
前記本体側係合軸は、先端部が前記フック孔係合軸側に折曲され、前記高圧カットアウト本体において前記連結部に向いた側面とは反対側の側面に掛止可能とされた係合爪を備えてなる請求項1または2に記載の高圧カットアウト蓋開放抑止具。
【請求項4】
前記本体側係合軸に代えて、前記高圧カットアウト本体側面の電線挿入口に差し込み可能な本体側差込軸を、これと前記フック孔係合軸との軸心間直線距離が前記フック孔の中心と前記背面との間の距離に略同等となる位置に互いに略平行に同じ方向に向くように設けてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の高圧カットアウト蓋開放抑止具。
【請求項5】
前記連結部には、前記各軸とは反対向きに把手が設けられてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の高圧カットアウト蓋開放抑止具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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