説明

高圧洗浄装置の操作盤および高圧洗浄車の操作盤

【課題】離れた位置でも高圧洗浄装置を操作することが可能な操作盤の提供。
【解決手段】フレーム上に搭載され、洗浄水を貯留する水タンクと、水タンクに吸引側が接続され、エンジンにより駆動される水ポンプと、水ポンプの吐出側に一端が接続され、他端が大ホースリールおよび小ホースリールに接続された配管と、大ホースリールおよび小ホースリールにそれぞれの基端が接続されて巻き付けられた大ホースおよび小ホースの先端にそれぞれ噴射器具を備えた高圧洗浄装置の操作盤4であって、水ポンプにより圧送される洗浄水を噴出するホースを大ホースまたは小ホースに切り換える大小ホース切換スイッチ20と、大ホースリールの回転速度調整ハンドル21とを備えた操作盤本体4aと、操作盤本体4aに着脱可能であり、大ホースリールから大ホースを巻取、停止および繰出可能なスイッチ33と、エンジンの増減速スイッチ32とを備えたリモコン装置4bとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下水管や排水管等の被洗浄物の洗浄を行う高圧洗浄装置の操作盤および高圧洗浄車の操作盤に関する。
【背景技術】
【0002】
下水管や排水管等の被洗浄物の洗浄を行う高圧洗浄車が知られている。この種の高圧洗浄車は、先端に洗浄ノズルが設けられたホースと、このホースが巻き付けられるホースリールと、ホースの先端から高圧水を噴出させるためのポンプとを備えている。作業時には、ホースリールからホースを繰り出し、ホース先端の洗浄ノズルから高圧の洗浄水を被洗浄物に噴出することによって、被洗浄物の洗浄を行う。
【0003】
この高圧洗浄車では、ホースリールは、例えば特許文献1に記載の操作盤に設けられたホースリール操作レバーにより、流量制御機構を備えた方向切換弁を操作して回転機構および回転速度を制御可能に構成されている。また、この操作盤には、大ホースリールまたは小ホースリールを変更するための流路切換弁に接続された大小ホース切換スイッチが備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−74648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記操作盤は、高圧洗浄車の後方のターンテーブル上に設けられているが、作業時には作業者は操作盤から離れた位置にいるため、この操作盤を操作するために別の作業者が必要となる。
そこで、本発明においては、操作盤から離れた位置でも高圧洗浄装置を操作することが可能な高圧洗浄装置の操作盤およびこれを備えた高圧洗浄車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の高圧洗浄装置の操作盤は、フレーム上に搭載され、洗浄水を貯留する水タンクと、水タンクに吸引側が接続され、エンジンにより駆動される水ポンプと、水ポンプの吐出側に一端が接続され、他端が大ホースリールおよび小ホースリールに接続された配管と、大ホースリールおよび小ホースリールにそれぞれの基端が接続されて巻き付けられた大ホースおよび小ホースの先端にそれぞれ噴射器具を備えた高圧洗浄装置の操作盤であって、大ホースリールおよび小ホースリールの近傍に取り付けられた操作盤本体であり、水ポンプにより圧送される洗浄水を噴出するホースを大ホースまたは小ホースに切り換える大小ホース切換スイッチと、大ホースリールの回転速度調整ハンドルとを備えた操作盤本体と、操作盤本体に着脱可能なリモコン装置であり、大ホースリールから大ホースを巻取、停止および繰出可能なスイッチと、エンジンの増減速スイッチとを備えたリモコン装置とを含むものである。
【0007】
本発明の高圧洗浄装置の操作盤によれば、操作盤本体において大小ホース切換スイッチにより水ポンプにより圧送される洗浄水を噴出するホースを予め大ホースまたは小ホースに切り換えることができる。その後、作業者は操作盤本体から離れた位置でリモコン装置のホースリール駆動スイッチを操作して、大ホースリールを巻取、停止または繰出することができる。また、操作盤本体には、大ホースリールの回転速度調整ハンドルを備えているので、作業者は、予め操作盤本体により大ホースリールの回転速度を調整しておき、リモコン装置のホースリール駆動スイッチを操作して、予め調整された回転速度により大ホースリールを巻取、停止または繰出することが可能となるが、操作盤本体から離れた位置でリモコン装置の増減速スイッチを操作し、エンジンの回転数を増減させることで、大ホースリールの回転速度をある程度の範囲内で調整することができる。また、リモコン装置には、エンジンの増減速スイッチを備えているので、作業者は、水ポンプを駆動して大ホースまたは小ホースから洗浄水を噴出させる際、操作盤本体から離れた位置でリモコン装置の増減速スイッチを操作してエンジンの回転数を増減速させることで、ホース先端の噴射器具からの噴射量を調整可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、洗浄作業に使用するホースを予め操作盤本体の大小ホース切換スイッチにより大ホースを選択して、作業者は操作盤本体から離れた位置でリモコン装置のホースリール駆動スイッチを操作して、大ホースリールを巻取、停止または繰出することができ、操作盤本体から離れた位置でも高圧洗浄装置を操作することが可能となるが、リモコン装置の増減速スイッチを操作し、エンジンの回転数を増減させることで、大ホースリールの回転速度をある程度の範囲内で調整することができる。また、作業者は、予め操作盤本体により大ホースリールの回転速度を調整して、操作盤本体から離れた位置でリモコン装置のホースリール駆動スイッチを操作し、予め調整された回転速度により大ホースリールを巻取、停止または繰出することが可能となる。また、作業者は、水ポンプを駆動して大ホースまたは小ホースから洗浄水を噴出させる際、操作盤本体から離れた位置でリモコン装置の増減速スイッチを操作してエンジンの回転数を増減速させることで、ホース先端の噴射器具からの噴射量を調整可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態における高圧洗浄車の側面図である。
【図2】図1の高圧洗浄車の平面図である。
【図3】図1の操作盤の拡大正面図である。
【図4】本実施形態における高圧洗浄装置の水回路図である。
【図5】本実施形態における高圧洗浄装置の電気回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は本発明の実施の形態における高圧洗浄車の側面図、図2は平面図、図3は図1の操作盤の拡大正面図である。図1および図2に示すように、本実施形態における高圧洗浄車は、車台10上に高圧洗浄装置1が搭載されたものである。高圧洗浄装置1は、車台10上のフレーム10bに搭載された洗浄水を貯留する水タンク11と、水タンク11内の洗浄水を圧送する水ポンプ13と、水ポンプ13を収容するポンプ室12と、大ホース2aの基端が接続されて巻き付けられた大ホースリール2と、小ホース3aの基端が接続されて巻き付けられた小ホースリール3と、大ホースリール2および小ホースリール3の正逆回転駆動や大ホース2aおよび小ホース3aからの洗浄水の噴出の操作を行うための操作盤4とを備える。大ホース2aおよび小ホース3aの先端には、それぞれ噴射器具2b,3b(図4参照。)が取り付けられている。また、大ホースリール2、小ホースリール3および操作盤4は、鉛直軸周りに回転可能なターンテーブル5を介して車台10の後端部のフレーム10bに搭載されている。
【0011】
車台10のキャブ10a下には、車両走行用のエンジン18が搭載されている。水ポンプ13は、図4に示すように、プーリ14、Vベルト15、ドライブシャフト16およびPTO(動力取出装置)17を介して連結された車両走行用のエンジン18により駆動される。
【0012】
また、図示しないが、大ホースリール2および小ホースリール3には、それぞれ正逆回転させる第1油圧モータおよび第2油圧モータが連結されている。第1油圧モータおよび第2油圧モータは、車両走行用エンジンにより動力伝達機構およびPTO17を介して駆動される油圧ポンプや流路切換弁等により構成される油圧装置により正逆回転駆動される。
【0013】
操作盤4は、図3に示すように、ターンテーブル5上の大ホースリール2および小ホースリール3の近傍に固定された操作盤本体4aと、操作盤本体4aの上部に着脱自在に設けられたリモコン装置4bとから構成される。本発明の実施形態では、操作盤本体4aとリモコン装置4bとはケーブル4cで接続されているが、無線で通信できるようにしても良い。操作盤本体4aには、大小ホース切換スイッチ20、大小ホースリール回転速度調整ハンドル21、非常停止スイッチ22、タコメータ23、アワーメータ24、水圧計25や緊急停止ランプ26等が設けられている。一方、リモコン装置4bには、電源スイッチ30、電源ランプ31、エンジン回転調速スイッチ32、大小ホースリール駆動スイッチ33、PTOスイッチ34、PTOオンランプ35やエンジン高回転ランプ36等が設けられている。
【0014】
操作盤本体4aに設けられた大小ホース切換スイッチ20は、水ポンプ13により圧送される洗浄水を噴出するホースを大ホース2aまたは小ホース2bに切り換えるスイッチである。また、大小ホースリール回転速度調整ハンドル21は、大ホースリール2または小ホースリール3の回転速度を調整するハンドルである。非常停止スイッチ22は、大ホース2aまたは小ホース3aからの洗浄水の噴射を緊急停止させるスイッチである。緊急停止ランプ26は、洗浄水の噴射が緊急停止した際に点灯するランプである。
【0015】
リモコン装置4bに設けられた電源スイッチ30は、操作盤4の電源をオンオフするスイッチである。エンジン回転調速スイッチ32は、エンジンの回転数を増減速させるスイッチである。大小ホースリール駆動スイッチ33は、大小ホース切換スイッチ20により切り換えられた大ホースリール2または小ホースリール3を正逆回転駆動させるスイッチである。PTOスイッチ34は、PTO17をオンオフするスイッチである。
【0016】
次に、高圧洗浄装置1の水回路構成について説明する。図4は、高圧洗浄装置1の水回路図である。図4に示すように、高圧洗浄装置1の水タンク11の底部には配管40の一端部が接続されている。配管40の他端部は水ポンプ13の吸引側に接続されている。また、配管40の途中にはストレーナ41が設けられている。水ポンプ13の吐出側には、配管42の一端が接続されている。水ポンプ13は配管42を介して水タンク11内に貯留された洗浄水を吸入し、高圧の洗浄水として配管42に吐出する。
【0017】
また、配管42の他端は、圧力制御弁43に接続されている。圧力制御弁43は配管44を介してマニホールド45と接続されている。また、圧力制御弁43は配管46を介して水タンク11とも接続されている。圧力制御弁43は、主として配管42内の洗浄水を、配管44へ導くが、流入した洗浄水の圧力が所定の設定圧力よりも高い場合、その一部を配管46へ導く。このようにして、配管44へ導く洗浄水の圧力は、圧力制御弁43により所定の設定圧力以下となるように制御される。
【0018】
また、大ホース2aは配管47を介してマニホールド45と接続されており、配管47の途中には電磁弁48が設けられている。また、小ホース3aは配管49を介してマニホールド45と接続されており、配管49の途中には電磁弁50が設けられている。
【0019】
次に、高圧洗浄装置1の電気回路構成について説明する。図5は、高圧洗浄装置1の電気回路の一部を示す回路図である。図5において、特に図示しないリレー回路等は、キャブ10a内に設けられ、スイッチ、ランプ等は操作盤本体4aと、リモコン装置4bに設けられている。200はキースイッチのオンにより通電される電源ライン、201は別のキャブ10a内に設けられたPTOスイッチ(図示せず。)のオンにより通電される電源ライン、202はバッテリに接続された電源ライン、205はエンジンの回転数をパルス信号に変換したタコ信号、203はアースラインである。
【0020】
リモコン装置4bの電源スイッチ30は電源ライン200に接続されており、この電源スイッチ30がオンされると、R1リレーに通電される。また、キャブ10a内のPTOスイッチ(図示せず。)と並列に設けられたリモコン装置4bのPTOスイッチ34がオンされると、電源ライン201に通電され、リモコン装置4bのPTOランプ35が点灯されるとともに、R2リレーに通電される。リモコン装置4bの電源ランプ31は、R1リレーのa接点R1およびR2リレーのa接点R2が閉じることにより通電される電源ライン204に接続されている。
【0021】
また、操作盤本体4aのタコメータ23の電源23a、アワーメータ24、大小ホース切換スイッチ20および非常停止スイッチ22も、このR1リレーのa接点R1およびR2リレーのa接点R2が閉じることにより通電される電源ライン204に接続されている。
【0022】
大小ホース切換スイッチ20は、大ホース、停止または小ホースの3位置を切り換え可能なスイッチであり、大ホース位置が選択されると、R4リレーに通電され、電磁弁48が開かれて、大ホース2aから洗浄水を噴出可能となる。また、小ホース位置が選択されると、R5リレーに通電され、電磁弁50が開かれて、小ホース3aから洗浄水を噴出可能となる。また、停止位置が選択されると、R4リレーおよびR5リレーに通電されず、電磁弁48,50が閉じて、大ホース2aおよび小ホース3aから洗浄水は噴出されない。
【0023】
また、リモコン装置4bの大小ホースリール駆動スイッチ33は、図示しないが、大小ホース切換スイッチ20の大ホース側接点および小ホース側接点が接続されており、大小ホースリール駆動スイッチ33により巻取位置または操出位置が選択されると、前述の大ホースリール2および小ホースリール3の第1油圧モータおよび第2油圧モータがそれぞれ正回転または逆回転するように油圧装置の流路切換弁等を切り換える。
【0024】
また、操作盤本体4aの非常停止スイッチ22は、電源ライン204に接続されており、オンされるとR10リレーに通電されなくなって、エンジンの動力が水ポンプ13に伝達されなくなり、水ポンプ13が停止し、大ホース2aまたは小ホース3aからの洗浄水の噴射が停止するとともに、操作盤本体4aの緊急停止ランプ26が点灯する。
【0025】
また、電源ライン204には、エンジンのアイドリング回転数を検出するb接点スイッチ51を介してR11リレーが接続されている。また、電源ライン204には、エンジンの上限回転数を検出するa接点スイッチ52を介してリモコン装置4bのエンジン高回転ランプ36およびR12リレーが並列に接続されている。また、電源ライン204には、エンジン回転調速スイッチ32が接続されている。エンジン回転調速スイッチ32には、R11リレーのa接点R11、エンジンのアクセルを作動させるモータM、R12リレーのb接点R12およびTリレーならびにTリレー接点の遅延動作で通電するR13リレーおよびそのa接点R13が接続されている。
【0026】
上記構成により、本実施形態における高圧洗浄装置1では、予め操作盤本体4aの大小ホース切換スイッチ20により大ホース位置または小ホース位置を選択しておき、リモコン装置4bの電源スイッチ30およびPTOスイッチ34をオンにすると、大小ホース切換スイッチ20により選択された大ホース2aまたは小ホース3aから洗浄水を噴出することが可能になるとともに、大小ホース切換スイッチ20により選択された大ホース2aの大ホースリール2または小ホース3aの小ホースリール3を、リモコン装置4bの大小ホースリール駆動スイッチ33を操作することにより正逆回転駆動することが可能となる。
【0027】
以上のように、本実施形態における高圧洗浄装置1では、作業者は、洗浄作業に使用する大ホースリール2または小ホースリール3を予め操作盤本体4aの大小ホース切換スイッチ20により選択して、作業者は操作盤本体4aから離れた位置でリモコン装置4bの大小ホースリール駆動スイッチ33を操作して、大ホースリール2または小ホースリール3を巻取、停止または繰出することができ、操作盤本体4aから離れた位置でも高圧洗浄装置1を操作することが可能である。
【0028】
また、この高圧洗浄装置1では、作業者は、予め操作盤本体4aの大小ホースリール回転速度調整ハンドル21により大ホースリール2または小ホースリール3の回転速度を調整して、操作盤本体4aから離れた位置でリモコン装置4bの大小ホースリール駆動スイッチ33を操作し、予め調整された回転速度により大ホースリール2または小ホースリール3を繰り出しまたは巻き取りすることが可能であるが、リモコン装置4bのエンジン回転調速スイッチ32を操作し、エンジンの回転数を増減させることで、大ホースリール2の回転速度をある程度の範囲内で調整することができる。
【0029】
なお、本発明の実施形態では、大ホースリール2または小ホースリール3を繰り出し、または巻き取りすることが可能であるが、大ホースリール2のみを繰り出し、または巻き取り可能としても良い。
【0030】
また、この高圧洗浄装置1では、作業者は、水ポンプ13を駆動して大ホース2aまたは小ホース3aから洗浄水を噴出させる際、操作盤本体4aから離れた位置でリモコン装置4bのエンジン回転調速スイッチ32を操作してエンジンの回転数を増減速させることが可能である。エンジン回転調速スイッチ32を増速側に切り換えると、まずTリレーが作動し、少し遅れてTリレー接点が閉じ、R13リレーに通電されてそのa接点R13が閉じ、モータMが正転してエンジンが増速する。そして、エンジン上限回転数が検出されると、a接点スイッチ52が作動し、R12リレーに通電されてそのb接点R12が開き、モータMは停止し、エンジンは上限回転数で保持され、リモコン装置4bのエンジン高回転ランプ36が点灯し、それ以上回転数を上げることができない。次に、エンジン回転調速スイッチ32を減速側に切り換えると、モータMは逆回転し、エンジンが減速する。そして、アイドリング回転数が検出されると、b接点スイッチ51が作動し、R11リレーのa接点R11が開き、モータMが停止し、エンジンはアイドリング回転を保持する。
【0031】
なお、本発明の実施形態における高圧洗浄装置1は、高圧洗浄車の車台10上に搭載されたものであるが、荷役車両上に搭載され、高圧洗浄装置はフレームごと下水処理場等に積み降ろしされて、定置式設備として使用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、下水管や排水管等の被洗浄物の洗浄を行う高圧洗浄装置を離れた位置でも操作することが可能な操作盤として有用である。
【符号の説明】
【0033】
1 高圧洗浄装置
2 大ホースリール
2a 大ホース
3 小ホースリール
3a 小ホース
4 操作盤
4a 操作盤本体
4b リモコン装置
4c ケーブル
5 ターンテーブル
10 車台
11 水タンク
12 ポンプ室
13 水ポンプ
20 大小ホース切換スイッチ
21 大小ホースリール回転速度調整ハンドル
22 非常停止スイッチ
23 タコメータ
24 アワーメータ
25 水圧計
26 緊急停止ランプ
30 電源スイッチ
31 電源ランプ
32 エンジン回転調速スイッチ
33 大小ホースリール駆動スイッチ
34 PTOスイッチ
35 PTOランプ
36 エンジン高回転ランプ
40,42,44,46,47,49 配管
41 ストレーナ
43 圧力制御弁
45 マニホールド
48 電磁弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム上に搭載され、洗浄水を貯留する水タンクと、
前記水タンクに吸引側が接続され、エンジンにより駆動される水ポンプと、
前記水ポンプの吐出側に一端が接続され、他端が大ホースリールおよび小ホースリールに接続された配管と、
前記大ホースリールおよび前記小ホースリールにそれぞれの基端が接続されて巻き付けられた大ホースおよび小ホースの先端にそれぞれ噴射器具を備えた高圧洗浄装置の操作盤であって、
前記大ホースリールおよび前記小ホースリールの近傍に取り付けられた操作盤本体であり、前記水ポンプにより圧送される洗浄水を噴出するホースを前記大ホースまたは前記小ホースに切り換える大小ホース切換スイッチと、前記大ホースリールの回転速度調整ハンドルとを備えた操作盤本体と、
前記操作盤本体に着脱可能なリモコン装置であり、前記大ホースリールから前記大ホースを巻取、停止および繰出可能なホースリール駆動スイッチと、前記エンジンの増減速スイッチとを備えたリモコン装置と
を含む高圧洗浄装置の操作盤。
【請求項2】
車台上のフレームに搭載され、洗浄水を貯留する水タンクと、
前記水タンクに吸引側が接続され、走行エンジンにより駆動される水ポンプと、
前記水ポンプの吐出側に一端が接続され、他端が大ホースリールおよび小ホースリールに接続された配管と、
前記大ホースリールおよび前記小ホースリールにそれぞれの基端が接続されて巻き付けられた大ホースおよび小ホースの先端にそれぞれ噴射器具を備えた高圧洗浄車の操作盤であって、
前記大ホースリールおよび前記小ホースリールの近傍に取り付けられた操作盤本体であり、前記水ポンプにより圧送される洗浄水を噴出するホースを前記大ホースまたは前記小ホースに切り換える大小ホース切換スイッチと、前記大ホースリールの回転速度調整ハンドルとを備えた操作盤本体と、
前記操作盤本体に着脱可能なリモコン装置であり、前記大ホースリールから前記大ホースを巻取、停止および繰出可能なホースリール駆動スイッチと、前記エンジンの増減速スイッチとを備えたリモコン装置と
を含む高圧洗浄車の操作盤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−44106(P2013−44106A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180708(P2011−180708)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【出願人】(000002358)新明和工業株式会社 (919)
【Fターム(参考)】