説明

高眼圧症の治療用眼科用組成物

本発明は緑内障及び患者の眼球内の眼圧上昇をもたらす他の病態の治療における強力なカリウムチャネル遮断薬又はその製剤の使用に関する。本発明は哺乳動物種、特にヒトの眼球に神経保護効果を提供するための前記化合物の使用にも関する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(発明の背景)
緑内障は過度の眼圧上昇により眼球が正常に機能できなくなる眼球の変性疾患である。その結果、視神経乳頭が損傷し、視覚機能の不可逆的低下に至る場合がある。治療しないと、緑内障から失明に至る場合がある。現在、大半の眼科医が高眼圧症(即ち視神経乳頭損傷又は特徴的な緑内障性視野欠損を伴わない眼圧上昇病態)は緑内障発症の最初期に過ぎないと考えている。
【0002】
緑内障及び眼圧上昇の治療薬は現在数種のものが存在する(例えばピロカルピン、β遮断薬(例えばチモロール)、炭酸脱水酵素阻害薬(例えばドルゾラミド、ブリンゾラミド)及びプロスタグランジン(例えばラタノプロスト))が、これらの薬剤の効力と副作用の特徴は理想的ではない。最近、カリウムチャネル遮断薬が眼球内の眼圧を低下させ、従って、高眼圧症及びこれに関連する変性眼疾患治療の別種のアプローチとなることが判明した。カリウムチャネルを遮断すると、体液分泌を低下させ、状況によっては平滑筋収縮を増進することができるので、IOPを低下させ、眼球内に神経保護効果を生じると期待される(米国特許第5,573,758号及び5,925,342号;Mooreら,Invest.Ophthalmol.Vis.Sci 38,1997;WO89/10757、WO94/28900及びWO96/33719参照)。
【発明の開示】
【0003】
(発明の概要)
本発明は緑内障及び患者の眼球内の眼圧上昇に関連する他の病態の治療におけるカリウムチャネル遮断薬又はその製剤としての強力なキノリ−2(1H)−オン誘導体とそのアザアナログの使用に関する。本発明は哺乳動物種、特にヒトの眼球に神経保護効果を提供するための前記化合物の使用にも関する。より詳細には、本発明は構造式I
【0004】
【化3】

[式中、
Z、Z、Z及びZは独立してCH又はNを表し;
R及びRyは独立して水素又はC1−6アルキルを表し;
は水素、C1−6アルキル、CF、(CH3−10シクロアルキル、(CH6−10アリール、−(CH5−10ヘテロアリール、C1−6アルコキシ、OH、CORを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及びアルコキシは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
Xは−(CHR−,−(CHRC(O)−を表し;
QはN、CRy又はOを表し、但し、QがOであるとき、Rは不在であり;
は水素、C1−10アルキル、C2−10ヒドロキシルアルキル、C1−6アルキルSR、−(CHO(CHOR、(CHOR、−(CH(CHR(CH1−6アルコキシ、−(CH(CHR)(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル、−(CH5−10ヘテロアリール、−N(R)、−COOR又は−(CH(CHR(CH6−10アリールを表し、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
は水素、C1−10アルキル、C2−6アルケニル、−(CH(CHR(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル、−(CH(CHR)(CH5−10ヘテロアリール、−(CH(CHR(CHCOOR、−(CH(CHR(CH6−10アリール、−(CH(CHR(CHNHR、−(CH(CHR(CHN(R)、−(CH(CHR(CHN(R、−(CH(CHR(CHNHCOOR、−(CH(CHR(CHN(R)COR、−(CH(CHR(CHN(R)COR、−(CH(CHR(CHNHCOR、−(CH(CHR(CHCONH(R)、アリール、−(CH(CHR(CHOR、−(CHC(R(CHOR、CF、−(CH(CHR(CHSOR、−(CH(CHR(CHSON(R)、−(CH(CHR(CHCON(R)、−(CH(CHR(CHCONHC(R)、−(CHCONHC(R)COR、−(CH(CHR(CHCOR、ニトロ、シアノ又はハロゲンを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合により1〜3個のR基で置換されており;または
QがNであるとき、RとRはN原子を介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜4個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員複素環を形成し、または
QがCRyであるとき、RとRはCRyを介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜5個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員炭素環又は複素芳香環又は縮合環を形成し;
は水素、C1−6アルコキシ、ハロゲン、シアノ、OH、C1−6アルキル、COOR、SOH、C1−6アルキルカルボニル、S(O)Ry、−O(CHN(R)、−O(CHCOR、−OPO(OH)、CF、−N(R)、ニトロ又はC1−6アルキルアミノを表し;
は水素、C1−6アルキル、−(CHCOOR又は−(CHN(R)を表し;
は−(CH3−8シクロアルキル、−(CH3−10ヘテロシクリル、C1−6アルコキシ、−(CH5−10ヘテロアリール又は−(CH6−10アリールを表し、前記ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール又はヘテロアリールは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
はF、Cl、Br、I、CF、N(R)、NO、CN、−(CHCOR、−(CHCONHR、−(CHCON(R、−O(CHCOOR、−NH(CHOR、−COOR、−OCF、−O−、−NHCOR、−SOR、−SONR、−SR、(C−Cアルキル)O−、−(CHO(CHOR、−(CH1−6アルコキシ、(アリール)O−、−OH、(C−Cアルキル)S(O)−、HN−C(NH)−、(C−Cアルキル)C(O)−、(C−Cアルキル)OC(O)NH−、−(C−Cアルキル)NR(CH10ヘテロシクリル−R、−(C−Cアルキル)O(CH10ヘテロシクリル−R、−(C−Cアルキル)S(CH10ヘテロシクリル−R、−(C−Cアルキル)−C10ヘテロシクリル−R、−(CH−K−C(=K)N(R)、−(C2−6アルケニル)NR(CH3−10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)O(CH10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)S(CH10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)−C10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)−K−C(=K)N(R)、−(CHSOR、−(CHSOH、−(CHPO(OR)、−(CHOPO(OR)、シクロヘキシル、シクロペンチル、モルホリニル、ピペリジル、ピロリジニル、チオフェニル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チエニル、フリル、イソチアゾリル、C2−6アルケニル及びC1−10アルキルを表し、前記アルキル、アルケニル、アルコキシ、フェニル、ピリジル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チエニル、フリル及びイソチアゾリルは場合によりC−Cアルキル及びCOORから選択される1〜3個の基で置換されており;
Kは独立してCH、CH又はNHを表し;
はH、C1−6アルキル、−C(O)C1−6アルキル、−C(O)OC1−6アルキル、−SON(R)、−SO1−6アルキル、−SO6−10アリール、NO、CN又は−C(O)N(R)を表し;
はC1−6アルキル、−COOR、−SOR、CN、(CHOR、C(O)O(CHC(O)R、−OPO(OH)、−(CH6−10アリール又は−(CH5−10ヘテロアリールを表し;
は水素、C1−6アルキル又は−(CH6−10アリールを表し;
mは0〜3であり;
nは0〜3であり;
qは0〜2であり;
sは0〜1であり;
pは0〜2である。]をもつ新規キノリ−2(1H)−オン誘導体とそのアザアナログ又はその医薬的に許容可能な塩、リン酸基を含むエステル、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物を使用する緑内障及び/又は高眼圧症(眼圧上昇)の治療に関する。
【0005】
本発明のこの側面及び他の側面は本発明全体を検討後に理解されよう。
【0006】
(発明の詳細な説明)
本発明は式Iの新規カリウムチャネル遮断薬に関する。本発明は上記式Iのカリウムチャネル遮断薬と医薬的に許容可能なキャリヤーを含有する組成物の投与、好ましくは局所又は頭蓋内投与による眼圧上昇の低下方法又は緑内障の治療方法にも関する。
【0007】
本発明の1態様では、XがCHRCOを表す化合物を提供する。
【0008】
本発明の更に別の態様は、QがNであり、他の全変項が当初に記載した通りであるときに実現される。
【0009】
本発明の更に別の態様は、QがCH又はCCHであり、他の全変項が当初に記載した通りであるときに実現される。
【0010】
別の態様では、RはH、C1−6アルキル、−C(O)C1−6アルキル及び−C(O)N(R)から選択される。
【0011】
本発明の別の態様は、Z=Nであり、Z、Z及びZが各々CHであり、他の全変項が当初に記載した通りであるときに実現される。本発明の1サブ態様は、QRがジアルキルアミン又はヒドロキシルアミンであり、他の全変項が当初に記載した通りであるときに実現される。
【0012】
本発明の更に別の態様は、RがC1−6アルキルであり、ZがNであり、Z、Z及びZが各々CHであり、QRがジアルキルアミン又はヒドロキシルジアルキルアミンであり、他の全変項が当初に記載した通りであるときに実現される。
【0013】
本発明の更に別の態様は、Rが水素又はC1−6アルキルであり、他の全変項が当初に記載した通りであるときに実現される。
【0014】
本発明の別の態様は、RがF、Cl、Br、I、CF、N(R)、NO、CN、−CONHR、−CON(R、−O(CHCOOR、−NH(CHOR、−COOR、−OCF、−NHCOR、−SOR、−SONR、−SR、(C−Cアルキル)O−、−(CHO(CHOR、−(CH1−6アルコキシ、(アリール)O−、−OH、(C−Cアルキル)S(O)−、HN−C(NH)−、(C−Cアルキル)C(O)−、(C−Cアルキル)OC(O)NH−、−(C−Cアルキル)NR(CH10ヘテロシクリル−R、−(CH−K−C(=K)N(R)、−(C2−6アルケニル)NR(CH3−10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)−K−C(=K)N(R)、−(CHSOR、−(CHSOH、−(CHPO(OR)、C2−6アルケニル及びC−C10アルキルから選択され、前記アルキル及びアルケニルが場合によりC−Cアルキル及びCOORから選択される1〜3個の基で置換されているときに実現される。
【0015】
本発明の更に別の態様は、RとRがN原子を介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜4個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員複素炭素環を形成するときに実現される。前記複素環基の例としては、
【0016】
【化4】

等が挙げられる。
【0017】
本発明の更に別の態様は、QがCRyであり、RとRがCRyを介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜5個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員炭素環又は複素芳香環又は縮合環を形成するときに実現される。前記基の例はフェニル、ピリジニル、アダマンチル、[1.1.1]ビシクロペンチル等である。
【0018】
本発明の別の態様は、構造式II
【0019】
【化5】

[式中、
QはNであり;
Z=CH又はNであり;
は水素、C1−6アルキル、(CH3−10シクロアルキル、(CH6−10アリール、−(CH5−10ヘテロアリール、C1−6アルコキシを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アリール及びアルコキシは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
は水素、C1−10アルキル、C2−10ヒドロキシルアルキル、(CHOR、−(CH(CHR(CH1−6アルコキシ、−(CH(CHR(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル,−(CH5−10ヘテロアリール又は−(CH(CHR(CH6−10アリールを表し、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
は水素、C1−10アルキル、−(CH(CHR(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル、−(CH(CHR(CH5−10ヘテロアリール又は−(CH(CHR(CH6−10アリールを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合により1〜3個のR基で置換されており;他の全変項は本明細書に記載する通りである。]の化合物又はその医薬的に許容可能な塩、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物により実現される。
【0020】
式IIの化合物の1サブ態様はRが場合により1〜3個のR基で置換されたC1−6アルキルであるときに実現される。C1−6アルキルの例はt−ブチル、エチル、イソプロピル、メチル等である。式IIの化合物の別のサブ態様はRが水素であるときに実現される。式IIの化合物の更に別のサブ態様はRが場合により1〜3個のR基で置換された(CH6−10アリールであるときに実現される。式IIの化合物の更に別のサブ態様はRが場合により1〜3個のR基で置換された(CH3−10シクロアルキルであるときに実現される。
【0021】
式IIの化合物の別のサブ態様は、RとRが独立してC1−10アルキル、−(CH(CHR(CH6−10アリール、(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリルであり、前記アルキル、ヘテロシクリル、アリールが場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されているときに実現される。
【0022】
式IIの化合物の別のサブ態様はRとRが独立して水素、C1−10アルキルであり、前記アルキルが場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されているときに実現される。
【0023】
本発明で使用される化合物の例は、
N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチル−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アセトアミド、
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−7−メトキシキノリン−2(1H)−オン、
N,N−ジブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N,N−ジイソブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−オクチル−N−ペンチルアセトアミド、
N−エチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
(±)−3−イソプロピル−7−メトキシ−1−{2−[トランス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−オキソエチル}キノリン−2(1H)−オン、
N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−イソブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−N−イソブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジプロピルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−シクロヘキシル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−メチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチル−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(シクロプロピルメチル)−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ジイソブチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−エチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ビス(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−ブチル−N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−ペンチルアセトアミド、
N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−シクロペンチル−N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−ブチル−N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−ペンチルアセトアミド、
N−シクロペンチル−N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−ブチル−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジプロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−シクロヘキシル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
N−シクロヘキシル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソプロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−オクチル−N−ペンチルアセトアミド、
N−(sec−ブチル)−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
(±)−3−シクロペンチル−7−メトキシ−1−{2−トランス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−オキソエチル}キノリン−2(1H)−オン、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−ペンチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−シクロペンチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−ペンチルアセトアミド、
N−シクロペンチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−メチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチル−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)アセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)アセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−エチル−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ジプロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジブチメルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−シクロヘキシル−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−{2−シス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−オキソエチル}キノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−{2−シス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−オキソエチル}キノキサリン−2(1H)−オン、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(4−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−メチルブト−2−エン−1−イル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)アセトアミド、
3−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸二水素エステル、
2−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸二水素エステル、
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソペンチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(3−エチル−3−メチル−2−オキソペンチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−(3−メチル−2−オキソブチル)キノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(2−シクロヘキシル−2−オキソエチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(2−シクロペンチル−2−オキソエチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
1−[2−(1−アダマンチル)−2−オキソエチル]−3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N−プロピルアセトアミド、
4−[4−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]−4−メチルペンタン酸3,3−ジメチル−2−オキソブチル、
2−[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
又はその医薬的に許容可能な塩、リン酸基を含むエステル、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物である。
【0024】
本発明は、ここに、特に指定しない限り以下に定義する用語を使用して詳細に記載される。
【0025】
本発明の化合物は、不斉中心、キラル軸及びキラル面をもつ場合があり、ラセミ化合物、ラセミ混合物及び個々のジアステレオマーとして存在する場合があり、光学異性体を含む可能な全異性体が本発明に含まれる(E.L.Eliel and S.H.Wilen Stereochemistry of Carbon Compounds(John Wiley and Sons,New York 1994)、特に1119−1190頁参照)。
【0026】
いずれかの変項(例えばアリール、複素環、R、R等)がいずれかの成分中に2回以上出現する場合には、出現毎のその定義は各々独立している。また、置換基又は変項の組み合わせはこのような組み合わせにより安定な化合物が得られる場合のみに許容可能である。
【0027】
が−O−であり、炭素と結合しているときには、カルボニル基と言い、窒素(例えばピリジル基の窒素原子)と結合しているときには、夫々N−オキシド及びスルホキシド基と言う。
【0028】
「アルキル」なる用語は特に定義しない限り、1価アルカン(炭化水素)から誘導される炭素原子数1〜10の基を意味する。直鎖、分岐鎖又は環式のいずれでもよい。好ましいアルキル基としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル及びシクロヘキシルが挙げられる。アルキル基がアルキル基で置換されていると言う場合には、「分岐鎖アルキル基」と同義に使用する。
【0029】
シクロアルキルとは特に定義しない限り、炭素原子間に交互ないし共振二重結合をもたない炭素原子数3〜15のアルキル種である。1〜4個の環を含むことができ、縮合環でもよい。このようなシクロアルキル成分の例としては限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルが挙げられる。
【0030】
アルケニルとはC−Cアルケニルである。
【0031】
アルコキシとは酸素橋を介して結合した指定炭素原子数のアルキル基を意味し、アルキル基は場合により本明細書に記載するように置換されている。前記基は直鎖又は分岐構造の指定長の基であり、2炭素原子長以上の場合には、二重結合又は三重結合を含んでいてもよい。このようなアルコキシ基の例はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ヘキソキシ、イソヘキソキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ等である。
【0032】
ハロゲン(ハロ)とは塩素、フッ素、ヨウ素又は臭素を意味する。
【0033】
アリールとは芳香環(例えばフェニル、置換フェニル等)と縮合環(例えばナフチル、フェナントレニル等)を意味する。従って、アリール基は少なくとも6個の原子をもつ少なくとも1個の環を含み、このような環が5個まで存在し、22個までの原子を環に含み、隣接炭素原子又は適切なヘテロ原子間に交互(共振)二重結合をもつ。アリール基の例はフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、ビフェニル、フェナントリル、アントリル又はアセナフチル及びフェナントレニルであり、フェニル、ナフチル又はフェナントレニルが好ましい。アリール基も定義通りに置換されていてもよい。好ましい置換アリールとしてはフェニルとナフチルが挙げられる。
【0034】
本明細書で使用するヘテロシクリル又は複素環なる用語は、炭素原子とN、O及びSから構成される群から選択される1〜4個のヘテロ原子から構成される飽和又は不飽和の安定な3〜7員単環又は安定な8〜11員二環式複素環を意味し、上記複素環のいずれかがベンゼン環と縮合したいずれの二環基も含む。複素環は任意のヘテロ原子又は炭素原子と結合し、安定な構造を形成することができる。縮合複素環系は炭素環を含んでいてもよく、複素環を1個だけ含んでいる必要がある。複素環又は複素環式なる用語はヘテロアリール部分を含む。このような複素環成分の例としては限定されないが、アゼピニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオピラニルスルホン、ジヒドロピロリル、1,3−ジオキソラニル、フリル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリニル、イソキノリニル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、オキサゾリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキサリニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアゾリル、チアゾリニル、チエノフリル、チエノチエニル及びチエニルが挙げられる。複素環は2−アゼピノニル、ベンゾイミダゾリル、2−ジアゼピノニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロピロリル、イミダゾリル、2−イミダゾリジノニル、インドリル、イソキノリニル、モルホリニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピリジル、ピロリジニル、2−ピペリジノニル、2−ピリミジノニル、2−ピロリジノニル、キノリニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロイソキノリニル及びチエニルから選択することが好ましい。
【0035】
「ヘテロ原子」なる用語はO、S又はNを意味し、独立して選択される。
【0036】
「ヘテロアリール」なる用語は、少なくとも1個のヘテロ原子O、S又はNを含み、炭素原子又は窒素原子を結合点とし、更に1又は2個の炭素原子が場合によりO又はSから選択されるヘテロ原子で置換されており、更に1〜3個の炭素原子が場合により窒素ヘテロ原子で置換された5もしくは6員単環式芳香族炭化水素基又は8〜10員二環式芳香基を意味し、前記ヘテロアリール基は場合により本明細書に記載するように置換されている。このような複素環成分の例としては限定されないが、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオピラニルスルホン、フリル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリニル、イソキノリニル、イソチアゾリル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキサリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、チアゾリル、チエノフリル、チエノチエニル、チエニル及びトリアゾリルが挙げられる。第1の窒素及び酸素又は硫黄以外に更に窒素原子を加え、例えばチアジアゾールとしてもよい。
【0037】
更に、本明細書に開示する化合物は互変異性体として存在する場合もあり、一方の互変異性体構造しか示さない場合でも両方の互変異性体を本発明の範囲に含むものとする。例えば、下記化合物Aに関する任意記載は互変異性体構造Bとその混合物も含むものとし、逆も同様である。
【0038】
【化6】

【0039】
本発明は、更に高眼圧症又は緑内障の治療を必要とする患者にβアドレナリン遮断薬(例えばチモロール、ベタキソロール、レボベタキソロール、カルテオロール、レボブノロール)、副交感神経作用薬(例えばエピネフリン、アイオピジン、ブリモニジン、クロニジン、パラ−アミノクロニジン)、交感神経作用薬、炭酸脱水酵素阻害薬(例えばドルゾラミド、アセタゾラミド、メタゾラミド又はブリンゾラミド)、EP4アゴニスト(例えばWO02/24647、WO02/42268、EP1114816、WO01/46140及びWO01/72268に開示されているもの)、プロスタグランジン(例えばラタノプロスト、トラバプロスト、ウノプロストン、レスキュラ、S1033(米国特許第5,889,052号;5,296,504号;5,422,368号;及び5,151,444号に記載の化合物))、降圧脂質(例えばルミガン及び米国特許第5,352,708号に記載の化合物)、米国特許第4,690,931号に開示の神経保護薬、特にWO94/13275に記載のエリプロジル及びR−エリプロジル(例えばメマンチン)、又はPCT/US00/31247に記載の5−HT2受容体アゴニスト、特にフマル酸1−(2−アミノプロピル)−3−メチル−1H−イミダゾール−6−オール及び2−(3−クロロ−6−メトキシ−インダゾール−1−イル)−1−メチル−エチルアミンの1種またはそれ以上と式Iの化合物の1種を併用投与することによる高眼圧症又は緑内障の治療用組成物及び治療方法に関する。降圧脂質(塩基性プロスタグランジン構造のα鎖結合部のカルボン酸基を電気化学的に中性の置換基で置換したもの)の1例はカルボン酸基をOCH(PGF2a 1−OCH)等のC1−6アルコキシ基又は水酸基(PGF2a 1−OH)で置換したものである。
【0040】
好ましいカリウムチャネル遮断薬はカルシウム依存性カリウムチャネル遮断薬である。より好ましいカリウムチャネル遮断薬は高コンダクタンスカルシウム依存性カリウム(Maxi−K)チャネル遮断薬である。Maxi−Kチャネルは神経組織、平滑筋組織及び上皮組織に多く発現しており、膜電位及び細胞内Ca2+により開口するイオンチャネルファミリーである。
【0041】
本発明は、maxi−Kチャネルを遮断すると、純溶質及びHO流出を抑制することにより水性体液産生を抑制し、従ってIOPが低下するという知見に基づく。この知見によると、maxi−Kチャネル遮断薬は黄斑浮腫や黄斑変性等の他の視機能障害の治療に有用であると予想される。IOP低下は網膜及び視神経への血流を促進することが知られている。従って、本発明の化合物は黄斑浮腫及び/又は黄斑変性の治療に有用である。
【0042】
IOPを低下させるmaxi−Kチャネル遮断薬は神経保護効果を提供するために有用であると考えられている。また、IOPを低下させることにより網膜及び視神経乳頭血流速度を増加し、網膜及び視神経酸素量を増加させるためにも有用であると考えられており、総合的に視神経健康に有益である。従って、本発明は、更に網膜及び視神経乳頭血流速度を増加し、網膜及び視神経酸素圧を増加し、神経保護効果を提供するため、又はその組み合わせ効果を提供するための方法にも関する。
【0043】
多数の市販薬がカリウムチャネルアンタゴニストとして機能する。これらのうちで最も重要なものとしてはグリブリド、グリピジド及びトルブタミドの各化合物が挙げられる。これらのカリウムチャネルアンタゴニストは糖尿病治療薬として有用である。本発明の化合物は糖尿病を治療するためにこれらの化合物の1種以上と併用することができる。
【0044】
カリウムチャネルアンタゴニストはクラス3抗不整脈薬としても利用されており、ヒトで急性梗塞を治療するためにも利用されている。アパミン、イベリオトキシン、チャリブドトキシン、ノキシウストキシン、カリオトキシン、デンドロトキシン、肥満細胞脱顆粒(MCD)ペブチド及びβ−ブンガロトキシン(β−BTX)等の多数の天然哺乳類毒素はカリウムチャネルを遮断することが知られている。本発明の化合物は不整脈を治療するためにこれらの化合物の1種以上と併用することができる。
【0045】
鬱病は神経伝達物質放出の低下に関係がある。現在の鬱病治療薬としては神経伝達物質取り込みの遮断薬や、神経伝達物質分解に関与する酵素の阻害剤として神経伝達物質の寿命を延ばすように作用する薬剤が挙げられる。
【0046】
アルツハイマー病も神経伝達物質放出の低下を特徴とする。アルツハイマー病の治療薬としては、抗コリンエステラーゼ薬(例えばフィソスチグミン(エセリン)やタクリン(テトラヒドロアミノアクリジン))等のコリン作動薬;ニューロン代謝に作用するが、それ以外には殆ど作用しないヌートロピクス(例えばピラセタム、オキシラセタム);及び脳血管に作用する薬剤(例えばメシル酸エルゴロイドとカルシウムチャネル遮断薬(例えばニモジピン)の混合物)の3種類の薬剤が目下研究中である。脳ドーパミンとノルエピネフリンを増加するモノアミンオキシダーゼB阻害剤であるセレジリンは所定のアルツハイマー病患者に多少の改善を生じたと報告されている。アルミニウムキレート剤はアルツハイマー病の原因がアルミニウム毒性にあると考える研究者に注目されている。精神遮断薬や抗不安薬等の行動に影響を与える薬剤が利用されている。マイルドトランキライザーである抗不安薬は精神遮断薬よりも効果が少ない。本発明はカリウムチャネルアンタゴニストとして有用な新規化合物に関する。
【0047】
本発明の範囲に含まれる化合物は、カリウムチャネルアンタゴニスト活性を示すため、カリウムチャネル機能不全に関連する疾患に有用である。アルツハイマー病、記憶低下又は鬱病等の多数の認知障害にはセロトニン、ドーパミン又はアセチルコリン等の神経伝達物質の放出増進が有用であると思われる。Maxi−Kチャネルの遮断は細胞脱分極を維持し、従って、これらの重要な神経伝達物質の分泌を増進する。
【0048】
本発明の化合物は、アルツハイマー病の治療において、抗コリンエステラーゼ薬(例えばフィソスチグミン(エセリン)やタクリン(テトラヒドロアミノアクリジン))、ヌートロピクス(例えばピラセタム、オキシラセタム)、メシル酸エルゴロイド、選択的カルシウムチャネル遮断薬(例えばニモジピン)又はモノアミンオキシダーゼB阻害剤(例えばセレジリン)と併用することができる。本発明の化合物は、不整脈の治療において、アパミン、イベリオトキシン、チャリブドトキシン、ノキシウストキシン、カリオトキシン、デンドロトキシン、肥満細胞脱顆粒(MCD)ペブチド、β−ブンガロトキシン(β−BTX)又はその組み合わせと併用することもできる。本発明の化合物は、更に、糖尿病を治療するためにグリブリド、グリピジド、トルブタミド又はその組み合わせと併用することもできる。
【0049】
下記実施例は、特許請求の範囲に記載する発明を例示するものであり、限定するものではない。特許請求の範囲に記載する各化合物はカリウムチャネルアンタゴニストであるため、最大限の神経伝達物質放出を達成するように細胞を脱分極状態に維持することが望ましい上記神経障害に有用である。本発明で製造される化合物は有効なカリウムチャネル遮断を達成するようにヒトを含む哺乳動物に投与可能な組成物を製造するように医薬的に許容可能な適切な公知賦形剤と容易に配合される。
【0050】
医薬用の場合、式Iの化合物の塩は医薬的に許容可能な塩となる。しかし、他の塩が本発明の化合物又はその医薬的に許容可能な塩の製造に有用な場合もある。本発明の化合物が酸性の場合には、適切な「医薬的に許容可能な塩」とは無機塩基と有機塩基を含む医薬的に許容可能な非毒性塩基から製造される塩を意味する。無機塩基から誘導される塩としてはアルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第2鉄、第1鉄、リチウム、マグネシウム、第2マンガン、第1マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛等の塩が挙げられる。アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム及びナトリウム塩が特に好ましい。医薬的に許容可能な非毒性有機塩基から誘導される塩としては第1級、第2級及び第3級アミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン並びに塩基性イオン交換樹脂(例えばアルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミン等)の塩が挙げられる。
【0051】
本発明の化合物が塩基性である場合には、無機酸と有機酸を含む医薬的に許容可能な非毒性酸から塩を製造することができる。このような酸としては、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、樟脳スルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、琥珀酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。クエン酸、臭化水素酸、塩酸、マレイン酸、リン酸、硫酸及び酒石酸が特に好ましい。
【0052】
上記医薬的に許容可能な塩及び他の典型的な医薬的に許容可能な塩の製造はBergら,“Pharmaceutical Salts,”J.Pharm.Sci.,1977:66:1−19に詳細に記載されている。
【0053】
本明細書で使用する「組成物」なる用語は特定量の特定成分を含有する製剤と、特定量の特定成分の組み合わせにより直接又は間接的に得られる任意製剤を意味する。
【0054】
本発明の化合物をヒト対象に投与する場合には、1日用量は一般に処方医により決定され、一般に個々の患者の年齢、体重及び応答や、患者の症状の重篤度により異なる。
【0055】
使用されるmaxi−Kチャネル遮断薬は静脈内、皮下、局所、経皮、非経口又は当業者の公知の他の任意方法により治療有効量を投与することができる。
【0056】
眼科用医薬組成物は溶液、懸濁液、軟膏、クリーム又は固体インサートとして眼球に局所投与できるように構成することが好ましい。この化合物の眼科用製剤は0.01ppm〜1%、特に0.1ppm〜1%の医薬を含有することができる。眼圧低下、緑内障治療、血流速度又は酸素圧増加に有効な用量であるならば、この範囲よりも高い用量(例えば約10%以下)を使用することもできる。一度に1ng〜500ug、好ましくは1ng〜500ugの化合物をヒトの眼球に投与することができる。
【0057】
上記化合物を含有する医薬製剤は非毒性医薬有機キャリヤー又は非毒性医薬無機キャリヤーと簡便に混合することができる。典型的な医薬的に許容可能なキャリヤーは例えば水、水と水混和性溶媒(例えばアルカノール又はアラルカノール、植物油、ポリアルキレングリコール、石油系ゼリー、エチルセルロース、オレイン酸エチル、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ミリスチン酸イソプロピル及び他の許容可能な慣用キャリヤー)の混合物である。医薬製剤は更に乳化剤、防腐剤、湿潤剤、増粘剤(例えば、ポリエチレングリコール200、300、400及び600、カーボワックス1,000、1,500、4,000、6,000及び10,000)、抗細菌成分(例えば第四級アンモニウム化合物、低温殺菌性をもつことが知られており、使用に無害なフェニル水銀塩、チメロサール、メチル及びプロピルパラベン、ベンジルアルコール、フェニルエタノール)、緩衝成分(例えば硼酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、グルコン酸緩衝液)及び他の慣用成分(例えばモノラウリン酸ソルビタン、トリエタノールアミン、オレイン酸塩、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、スルホ琥珀酸ジオクチルナトリウム、モノチオグリセロール、チオソルビトール、エチレンジアミン四酢酸等)等の非毒性助剤も添加することができる。更に、慣用リン酸緩衝液ビヒクル系、等張硼酸ビヒクル、等張塩化ナトリウムビヒクル、等張硼酸ナトリウムビヒクル等の適切な眼科用ビヒクルも本目的のキャリヤー媒体として使用することができる。医薬製剤は微粒子製剤の形態でもよい。医薬製剤は固体インサートの形態でもよい。例えば、固体水溶性ポリマーを医薬用キャリヤーとして使用することができる。インサートを形成するために使用されるポリマーは任意水溶性非毒性ポリマーとすることができ、例えば、セルロース誘導体(例えばメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、(ヒドロキシ低級アルキルセルロース)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース);アクリレート(例えばポリアクリル酸塩、エチルアクリレート、ポリアクリルアミド);天然物質(例えばゼラチン、アルギン酸塩、ペクチン、トラガカントガム、カラヤガム、コンドラス、寒天、アラビアガム);澱粉誘導体(例えば酢酸澱粉、ヒドロキシメチル澱粉エーテル、ヒドロキシプロピル澱粉);及び他の合成誘導体(例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキシド、中和カルボポール及びキサンタンガム、ゲランガム、並びに前記ポリマーの混合物)が挙げられる。
【0058】
本発明の製剤を投与するのに適した対象としては霊長類、ヒト及び他の動物、特にヒトと家畜(例えばネコ及びイヌ)が挙げられる。
【0059】
医薬製剤は使用に無害な抗細菌成分(例えばチメロサール、塩化ベンザルコニウム、メチルパラベン、プロピルパラベン、臭化ベンゾドデシニウム、ベンジルアルコール又はフェニルエタノール);緩衝成分(例えば塩化ナトリウム、硼酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム又はグルコン酸緩衝液);及び他の慣用成分(例えばモノラウリン酸ソルビタン、トリエタノールアミン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、エチレンジアミン四酢酸等)等の非毒性助剤を添加することができる。
【0060】
眼科用溶液又は懸濁液は眼球内に許容可能なIOPレベルを維持するために必要な頻度で投与することができる。哺乳動物の眼球には1日約1回又は2回投与することが考えられる。
【0061】
局所眼球内投与用として、本発明の新規製剤は単位用量に治療有効量の活性成分又は併用療法の場合には所定の複数の活性成分を含むように製剤化した溶液、ジェル、軟膏、懸濁液又は固体インサートの形態とすることができる。
【0062】
実施例で使用する用語の定義は以下の通りである。
SM−出発材料、
DMSO−ジメチルスルホキシド、
TLC−薄層クロマトグラフィー、
SGC−シリカゲルクロマトグラフィー、
PhMgBr−臭化フェニルマグネシウム、
h=hr=時間、
THF−テトラヒドロフラン、
DMF−ジメチルホルムアミド、
min−分、
LC/MS−液体クロマトグラフィー/質量分析、
HPLC−高性能液体クロマトグラフィー、
PyBOP−ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス−ピロリジノ−ホスホニウム、
equiv=eq=当量、
NBS−N−ブロモスクシンアミド、
AIBN−2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
DCM−ジクロロメタン、
mCPBA−メタ−クロロ過安息香酸、
TFA−トリフルオロ酢酸、
DIEA−N,N−ジイソプロピルエチルアミン、
HOBt−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、
EDC−N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩、及び
HOAt−1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール。
【0063】
以下、例示として実施例により本発明を示す。
【0064】
キノリ−2(1H)−オンのコア構造の製造方法は数種のものが文献公知である。例えば、Turner(J.Org.Chem.1990,55,4744)とNielsenら(J.Amer.Chem.Soc.2002,124,3254)はいずれもキノリ−2(1H)−オンと所定のアザ誘導体のコア構造の製造アプローチを発表している。スキーム1に示す反応シーケンスはTurnerのキノリ−2(1H)−オンコアの製造製造方法を使用している。置換ベンズアルデヒドAは標準方法により製造した。Turnerの方法を使用してこれを置換キノリ−2(1H)−オンBに変換した。次にブロモ−ケトンでアルキル化し、シリカゲル又はRP−HPLCを使用して分離可能な2種の異性体生成物を得た。ブロモ−エステルを使用してBを同様にアルキル化し、同一方法を使用して分離可能な2種の異性体生成物を得た。エステルを酸に加水分解後、標準アミド形成反応を適用し、アミドを得ることができる。
【0065】
【化7】

【0066】
2種の異性体4−アザ−キノリ−2(1H)−オンはα−ケト酸とo−フェニレンジアミンの反応により合成することができる(スキーム2)。2種の異性体をシリカゲルで分離した。スキーム1と同様の変換により該当ケトン又はアミド誘導体が得られる。
【0067】
【化8】

【0068】
スキーム2と同様の方法を使用してピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オンを製造することができる(スキーム3)。代替方法をスキーム4に示す。
【0069】
【化9】

【0070】
【化10】

【0071】
Turnerの変法を使用して、スキーム5に示すように1,8−ナフチリジン−2(1H)−オンのコア複素環を製造することができる。より高度に処理した出発材料を使用するか又はスキーム6及び7に示す方法を使用して無置換複素環を更に変換することにより置換アナログを製造することができる。
【0072】
【化11】

【0073】
【化12】

【0074】
【化13】

【0075】
同様に、スキーム8に示すように1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン1のコア複素環を製造することができる。より高度に処理した出発材料を使用するか又はスキーム9に示す方法を使用して無置換複素環を更に変換することにより置換アナログを製造することができる。
【0076】
【化14】

【0077】
【化15】

ヒドロキシルアミドのリン酸エステルの製造をスキーム10及び11に示す。
【0078】
【化16】

【0079】
【化17】

【0080】
(製造例1)
【0081】
【化18】

【0082】
(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
ステップA:1−(ジブロモメチル)−4−メトキシ−2−ニトロベンゼン
標記化合物はSuvorov,N.N.ら;J Gen Chem USSR(英訳版)1960,30,3118の方法を使用して4−メトキシ−1−メチル−2−ニトロベンゼンから製造し、シリカゲルカラムと100:7ヘキサン/酢酸エチルを使用して精製した。H NMR(CDCl,500MHz):7.57(d,2.5Hz,1H),7.48(d,9.0Hz,1H),7.15(dd,9Hz,2.5Hz,1H),4.82(s,2H),3.91(s,3H)。
【0083】
ステップB:4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒド
標記化合物はSuvorov,N.N.ら;J Gen Chem USSR(英訳版)1960,30,3118の方法を使用して1−(ジブロモメチル)−4−メトキシ−2−ニトロベンゼンから製造し、シリカゲルカラムと5:1ヘキサン/酢酸エチル→塩化メチレンを使用して精製した。H NMR(CDCl,500MHz):10.32(s,1H),8.01(d,8.5Hz,1H),7.54(d,2.5Hz,1H),7.26(dd,8.5Hz,2.5Hz,1H),3.99(s,3H)。
【0084】
ステップC:2−[ヒドロキシ(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸エチル
−78℃の無水THF 100mL中の、3,3−ジメチルブタン酸エチル4.0gの混合物にLDAの2Mヘプタン/THF/エチルベンゼン(15.2mL)中溶液を加えた。上記ステップからの4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒド(5.0g)を反応混合物に加えた。得られた混合物を2時間撹拌し、室温まで昇温した。水2mLを加えて反応をクエンチした。溶媒を減圧除去し、残渣をEtOAcと水に分配した。有機抽出層を1N HClとNaHCOで洗浄した。得られた粗生成物を100:15ヘキサン/EtOAcによりシリカゲルで精製し、標記化合物の2種のジアステレオマー異性体を得た。低極性異性体対のH NMR(CDCl,500MHz):7.56(d,9Hz,1H),7.52(d,2.5Hz,1H),7.16(dd,9Hz,2.5Hz,1H),5.73(d,8.5Hz,1H),4,84(d,9.5Hz,1H),4.10〜3.95(m,2H),3.88(s,3H),2.64(d,2Hz,1H),1.20(s,9H),1.09(t,7Hz,3H)。
【0085】
ステップD:2−[(2−アミノ−4−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸エチル
上記ステップからの2−[ヒドロキシ(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸エチル2.5gのエタノール(100mL)中溶液を水素バルーン下に触媒量の10% Pd/Cで一晩処理した。次に反応混合物濾過し、減圧濃縮し、標記化合物を得た。
【0086】
ステップE:3−tert−ブチルキノリン−2(1H)−オン
上記ステップからの2−[(2−アミノ−4−メトキシフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸エチル1.5gと濃HCl 35mLの混合物を2時間還流した。冷却後に沈殿を濾取し、濃HClで洗浄し、乾燥し、標記化合物を白色固体として得た。LC−MS:3.30min.(m/Z 232.4)。H NMR(CDCl,500MHz)7.64(s,1H),7.44(d,9Hz,1H),6.85〜6.84(m,1H),6.80(dd,9Hz,2.5Hz,1H),3.90(s,3H),1.50(s,9H)。
【0087】
ステップF:(3−tert−ブチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸エチル
上記ステップからの3−tert−ブチルキノリン−2(1H)−オン1.0g、炭酸セシウム2.80g及び無水DMF 5mLの混合物にブロモ酢酸エチル0.73mL(6.5mmol)を加えた。反応混合物を8時間室温で撹拌した。EtOAc水溶液でワークアップして得られた粗生成物をシリカゲルで精製した。100:5ヘキサン/EtOAcで溶出し、副生物[(3−tert−ブチルキノリン−2−イル)オキシ]酢酸エチル250mgを粘性油状物として得た。100:15ヘキサン/EtOAcで更に溶出し、標記化合物950mgを固体として得た。高極性主生成物のH NMR(CDOD,500MHz):7.73(s,1H),7.57(d,8.4Hz,1H),6.87(dd,1.9 & 8.6Hz,1H),6.71(d,1.8Hz,1H),5.08(s,2H),4.23(q,7.1Hz,2H),3.86(s,3H),1.40(s,9H),1.27(t,7.1Hz,3H)。5.08のシングレットの照射からのNOE差スペクトルは6.71のダブレットで強いNOEを示した。低極性副生物のH NMR(CDOD,500MHz):7.943(s,1H),7.65(d,8.9Hz,1H),7.09(d,2.5Hz,1H),7.00(dd,2.6 & 8.8Hz,1H),5.60(s,2H),4.21(q,7.1Hz,2H),3.88(s,3H),1.48(s,9H),1.23(t,7.1Hz,3H)。5.06のシングレットの照射からのNOE差スペクトルはどのシグナルにも有意NOEを示さなかった。
【0088】
ステップG:(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
上記ステップからの(3−tert−ブチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸エチル1.0g、水酸化リチウム1水和物1.32g及び1:1ジオキサン/水20mLの混合物を室温で一晩撹拌した。有機溶媒を減圧除去し、得られた混合物を濃HClでpH1まで酸性化した。混合物を水とEtOAcに分配した。有機層から標記化合物が白色固体として得られた。LC−MS:3.20min.(m/Z 290.25)。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.71(s,1H),7.65(d,8.5Hz,1H),6.65(dd,9Hz,2Hz,1H),6.76(d,2Hz,1H),4.97(s,2H),3.82(s,3H),1.33(s,9H)。
【0089】
(製造例2)
【0090】
【化19】

【0091】
(3−イソプロピル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は3−メチルブタン酸メチルおよび4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。LC−MS:3.15min.(m/Z 217.1)。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.69(s,1H),7.63(d,8.5Hz,1H),6.87(dd,8.5Hz,2Hz,1H),6.79(d,2Hz,1H),5.00(s,2H),3.83(s,3H),3.09〜3.04(m,1H),1.16(d,7Hz,6H)。
【0092】
(製造例3)
【0093】
【化20】

【0094】
(3−シクロヘキシル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は3−メチルブタン酸メチルと4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.65(s,1H),7.62(d,9Hz,1H),6.86(dd,9Hz,2.5Hz,1H),6.78(d,2Hz,1H),4.98(s,2H),3.82(s,3H),2.75〜2.71(m,1H),3.09〜3.04(m,1H),1.82〜1.69(m,5H),1.39〜1.18(m,5H)。
【0095】
(製造例4)
【0096】
【化21】

【0097】
(2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物はフェニル酢酸メチルと4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。H NMR(DMSO−d,500MHz):8.09(s,1H),7.74(d,9Hz,1H),7.70(d,7.5Hz,2H),7.41(t,7.5Hz,2H),7.34(t,7.5Hz,1H),6.93(dd,8.5Hz,2Hz,1H),6.89(s,1H),5.06(s,2H),3.87(s,3H)。
【0098】
(製造例5)
【0099】
【化22】

【0100】
3,3−ジメチル−N−プロピルブタン−1−アミン塩酸塩
3,3−ジメチルブチルアルデヒド25mL、n−プロピルアミン11.77g(16.4mL)及び乾燥10〜16メッシュ4Åモレキュラーシーブ20gをヘキサン200mLに加えた混合物を60℃に10時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮し、粘性油状物を得た。これをEtOAc中、触媒量の10% Pd/Cの存在下に40psi水素で4時間処理した。反応混合物を濾過した。濾液を濃縮し、1M HCl/エーテルで処理し、標記化合物を白色固体として得た。LC−MS:2.31min.(m/Z 144.7)。H NMR(DMSO−d,500MHz):2.98〜2.89(m,4H),1.99〜1.94(m,2H),1.86〜1.82(m,2H),1.25(t,3.5Hz,3H),0.96(s,9H)。
【0101】
(製造例6)
【0102】
【化23】

【0103】
N−(2,2−ジメチルプロピル)−2,2−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩
標記化合物はトリメチルアセトアルデヒドと2,2−ジメチルプロピルアミンから出発して製造例5に記載の手順を使用して製造された。LC−MS:1.95min.(m/Z 158.2)。H NMR(DMSO−d,500MHz):2.98〜2.96(m,4H),1.02(s,18H)。
【0104】
(製造例7)
【0105】
【化24】

【0106】
N−(3,3−ジメチルブチル)−3,3−ジメチルブタン−1−アミン塩酸塩
標記化合物はトリメチルアセトアルデヒドと2,2−ジメチルプロピルアミンから出発して製造例5に記載の手順を使用して製造された。LC−MS:2.74min.(m/Z 186.3)。H NMR(DMSO−d,500MHz):2.64〜2.61(m,4H),1.43〜1.40(m,4H),0.92(s,18H)。
【0107】
(製造例8)
【0108】
【化25】

【0109】
(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物はn−ブタン酸メチルと4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.69(s,1H),7.60(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.88(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.80(s,1H),5.01(s,2H),3.83(s,3H),2.48(q,7.5Hz,2H),1.47(t,7.5Hz,3H)。
【0110】
(製造例9)
【0111】
【化26】

【0112】
[7−メトキシ−3−(1−メチル−1−フェニルエチル)−2−オキソキノリン−1(2H)−イル]酢酸
ステップA.3−メチル−3−フェニルブタン酸
2−メチル−2−フェニルプロピルマグネシウムクロリド(795mL)の0.5Mエーテル溶液を−78℃まで冷却し、炭酸ガスで処理した。反応混合物を室温までゆっくりと昇温した。EtOAcとHCl水溶液でワークアップし、標記化合物を粘性油状物として得た。H NMR(CDCl,500MHz):7.41(d,8.0Hz,2H),7.36(t,8.0Hz,2H),7.24(dt,7.5 & 1.0Hz,1H),2.69(s,2H),1.51(s,6H)。
【0113】
ステップB.3−メチル−3−フェニルブタン酸メチル
上記ステップAからの3−メチル−3−フェニルブタン酸(33g)および炭酸セシウム300gを3:1 THF/DMF 450mL中で還流した。ヨウ化メチル(57mL)を5時間かけてゆっくりと加えた。得られた混合物を10時間還流した。EtOAc水溶液でワークアップし、10:1 ヘキサン/EtOAcを使用してシリカゲルカラム精製し、標記化合物を無色油状物として得た。H NMR(CDCl,500MHz):7.41(d,8.0Hz,2H),7.34(t,8.0Hz,2H),7.23(dt,7.5 & 1.0Hz,1H),3.56(s,3H),2.66(s,2H),1.49(s,6H)。
【0114】
ステップC〜G.[7−メトキシ−3−(1−メチル−1−フェニルエチル)−2−オキソキノリン−1(2H)−イル]酢酸
標記化合物は3−メチル−3−フェニルブタン酸メチルおよび4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。LC−MS:3.32min.(m/Z 352.1)。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.93(s,1H),7.74(d,8.5Hz,1H),7.20〜7.16(m,4H),7.09〜7.06(m,1H),6.90(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),7.62(d,2.0Hz,1H),4.85(s,2H),3.84(s,3H),1.62(s,6H)。
【0115】
(製造例10)
【0116】
【化27】

【0117】
(7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
ステップA.7−メトキシキノリン−2(1H)−オン
標記化合物は製造例9のステップEからの副生物として単離された。LC−MS:2.07min.(m/Z 176.1)。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.79(d,9.5Hz,1H),7.54(d,8.5Hz,1H),6.79〜6.76(m,2H),6.28(d,9.5Hz,1H),3.79(s,3H)。
【0118】
ステップB及びC.(7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は上記ステップAからの7−メトキシキノリン−2(1H)−オンから出発して製造例1のステップF〜Gに記載の手順を使用して製造された。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.87(d,9.5Hz,1H),7.65(d,8.5Hz,1H),6.90(dd,8.0Hz,2.0Hz,1H),6.83(d,2.0Hz,1H),6.43(d,9.0Hz,1H),4.99(s,2H),3.84(s,3H)。
【0119】
(製造例11)
【0120】
【化28】

【0121】
3,3−ジメチル−N−(3−メチルブチル)ブタン−1−アミン塩酸塩
標記化合物は3−メチルブチルアルデヒドと3,3−ジメチルブチルアミンから出発して製造例5に記載の手順を使用して製造された。LC−MS:2.40min(m/Z 172.2)。H NMR(CDCl,500MHz):2.91〜2.88(m.4H),1.79〜1.73(m,4H),1.74〜1.66(m,1H),0.95(s,9H),0.94(s,6H)。
【0122】
(製造例12)
【0123】
【化29】

【0124】
N−ブチル−3,3−ジメチルブタン−1−アミン塩酸塩
n−ブチルアミン、t−ブチルアセチルクロリド及びDIEAからN−ブチル−3,3−ジメチルブタンアミドを製造した。粗アミドをベンゼン還流下にLAH 1.5モル当量で2時間還元した。冷却後に過剰のLAHをMeOHと1N KOHでクエンチした。得られた混合物を濾過し、固形分をエーテルで洗浄した。有機層からの残渣をエーテルに溶かし、1N HCl/エーテルで処理し、標記化合物を沈殿させた。H NMR(CDOD,500MHz):3.03〜2.99(m,4H),1.70〜1.64(m,2H),1.62〜1.58(m,2H),1.47〜1.40(m,2H),0.99(t,4.5Hz,3H),0.98(s,9H)。
【0125】
(製造例13〜26)
製造例12に記載の方法を使用して表1の下記化合物を製造した。製造例27ではTHF還流下にLAH還元を実施した。製造例28〜29はジオキサンを沸騰下に実施した。
【0126】
【表1】


【0127】
(製造例35)
【0128】
【化30】

【0129】
(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物はシクロペンチル酢酸メチルと4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.71(s,1H),7.62(d,9.0Hz,1H),6.87(dd,8.5 & 1.5Hz,1H),6.78(d,1.5Hz,1H),5.00(s,2H),3.82(s,3H),3.11(m,1H),1.93(m,2H),1.73(m,2H),1.62(m,2H),1.53(m,2H)。
【0130】
(製造例36)
【0131】
【化31】

【0132】
(7−メトキシ−3−メチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物はプロピオン酸エチルと4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから出発して製造例1のステップC〜Gに記載の手順を使用して製造された。LC−MS:2.44min.(m/Z 248.1)。H NMR(DMSO−d,500MHz):7.74(s,1H),7.56(d,8.5Hz,1H),6.88(dd,8.5Hz,2.0Hz,1H),6.80(d,2.0Hz,1H),5.00(s,2H),3.83(s,3H),2.07(s,3H)。
【0133】
(製造例37)
【0134】
【化32】

【0135】
2−[(3−メチルブチル)アミノ]エタノール塩酸塩
0℃の無水THF 200mL中の、N−イソバレロイルグリシン10gの混合物に1M LAH/THF 200mLを加えた。得られた混合物を10時間還流した。反応混合物を冷却し、クエンチし、濾過し、減圧濃縮した。残渣を1M HCl/エーテルで処理し、1:1ヘキサン/エーテルで洗浄し、乾燥し、標記化合物を白色固体として得た。H NMR(CDCl,500MHz):3.66(t,5.0Hz,2H),2.79(t,5.0Hz,2H),2.65(t,7.5Hz,2H),1.65(m,1H),1.40(m,2H),0.92(d,6.0Hz,6H)。
【0136】
(製造例38)
【0137】
【化33】

【0138】
3−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]プロパン−1−オール塩酸塩
室温の無水DMF 200mL中のHOBt 28.5gおよびDIEA 86mLの存在下、EDC 54gを使用してシクロヘキシル酢酸(20g)を3−ヒドロキシプロピルアミン13.7gとカップリングさせた。EtOAc水溶液を使用して反応混合物をワークアップした。有機抽出層を1N HClとNaHCOで洗浄した。粗白色固体(7.38g)をベンゼンに溶かし、0℃の1M LAH 74mLで処理した後、10時間還流した。通常のワークアップにより得られた粗アミンをエーテル+1N HCl/エーテルから沈殿させ、標記化合物を得た。LC−MS:1.76min.(m/Z 186.3)。H NMR(CDCl,500MHz):3.82(t,5.5Hz,2H),3.11(br s,2H),2.89(t,6.0Hz,2H),2.64(t,7.5Hz,2H),1.73〜1.64(m,7H),1.38(m,2H),1.33〜1.11(m,4H),0.90(m,2H)。
【0139】
(製造例39)
【0140】
【化34】

【0141】
3−[(2−シクロペンチルエチル)アミノ]プロパン−1−オール塩酸塩
標記化合物は製造例38に記載したと同一の方法を使用して製造された。LC−MS:1.56min.(m/Z 172.2)。H NMR(CDCl,500MHz):3.82(t,5.5Hz,2H),2.89(t,5.5Hz,2H),2.63(t,7.5Hz,2H),1.81〜1.73(m,3H),1.70(m,2H),1.61(m,2H),1.450(m,4H),1.10(m,2H)。
【0142】
(製造例40)
【0143】
【化35】

【0144】
2−[(2−フェニルエチル)アミノ]エタノール
標記化合物は製造例37に記載したと同一の方法を使用してフェナセツル酸から製造された。LC−MS:0.67min.(m/Z 166.7)。
【0145】
(製造例41)
【0146】
【化36】

【0147】
3−[(3−メチルブチル)アミノ]プロパン−1−オール
標記化合物は1−ヨード−3−メチルブタン30gおよび3−アミノプロパン−1−オール13.7gをDMF 200mL中、炭酸カリウム65gの存在下で100℃に12時間加熱することにより製造された。ワークアップと減圧蒸発により標記化合物を黄色油状物として得た。LC−MS:0.34min.(m/Z 146.1)。H NMR(CDCl,500MHz):3.81(q,6.0Hz,2H),2.64(m,2H),2.44(m,2H),1.70(m,2H),1.56(m,1H),1.37(m,2H),0.91(d,6.0Hz,6H)。
【0148】
(製造例42〜46)
製造例41に記載の方法を使用して表2の下記化合物を製造した。全化合物で満足なH NMRが得られた。
【0149】
【表2】

【0150】
(製造例47)
【0151】
【化37】

【0152】
4−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2−メチルブタン−2−オール
ステップA.N−(3,3−ジメチルブタノイル)−β−アラニン酸エチル
室温下THF(150mL)中のβ−アラニン酸エチル塩酸塩の溶液に60% NaH油分散液3.42gを加え、15分間撹拌した。t−ブチルアセチルクロリド(10g)を反応混合物に加えた後、更にNaH 3.42gを加えた。6時間室温で撹拌後に反応混合物をEtOAc水溶液でワークアップして得られた標記化合物を次のステップで直接使用した。LC−MS.1.37min(m/Z 188.3)。H NMR(CDOD,500MHz):7.83(br s,1H),3.28(m,2H),2.04(s,2H),1.67(m,2H),1.22(s,6H),1.01(s,9H)。
【0153】
ステップB.4−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2−メチルブタン−2−オール
上記ステップAからの無水THF(100mL)中N−(3,3−ジメチルブタノイル)−β−アラニン酸エチル6.0gの溶液を−78℃まで冷却し、臭化メチルマグネシウムの3Mジエチルエーテル溶液38mLを1時間かけて加えた。反応混合物を室温まで昇温し、EtOAc水溶液を使用してワークアップし、粗ヒドロキシルアミド中間体を得た。この粗生成物を無水THF 100mLに溶かし、還流下にLAH 4当量で2時間還元した。反応混合物を冷却後に1:1水/メタノールでクエンチした。EtOAc水溶液でワークアップして標記生成物を単離した。LC−MS 0.38min(m/Z 188.3)。H NMR(CDCl,500MHz):2.91(t,5.5Hz,2H),2.60(m,2H),1.60(t,6.0Hz,2H),1.38(m,2H),1.23(s,6H),0.90(s,9H)。
【0154】
(製造例48〜49)
製造例47に記載の方法を使用して表3の下記化合物を製造した。
【0155】
【表3】

【0156】
(製造例50)
【0157】
【化38】

【0158】
(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸
方法A:
ステップA.N−(6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−イル)グリシン酸メチル
2−クロロ−6−メトキシ−3−ニトロピリジン5.0g、グリシンメチルエステル塩酸塩4.9g及びDIEA 5.0gのMeOH 200mL中の混合物を室温で3日間撹拌した後、50℃に1時間加熱した。冷却後、沈殿を濾取し、MeOHで洗浄し、乾燥し、標記化合物を黄色固体として得た。蒸発、水性ワークアップ、及び6:1→3:1ヘキサン/EtOAcを使用するSGCにより濾液と洗浄液から更に標記化合物を回収した。LC−MS:2.89min.(m/Z 242)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.88(br s,1H),8.35(d,8.9Hz,1H),6.15(d,9.0Hz,1),4.36(d,5.5Hz,2H),3.95(s,3H),3.81(s,3H)。
【0159】
ステップB.N−(3−アミノ−6−メトキシピリジン−2−イル)グリシン酸メチル
N−(6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−イルグリシン酸メチル2.74gのMeOHとTHFの3:2混合物100mL中の溶液を水素バルーン下に10% Pd/C 606mgで一晩処理した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、濃縮し、標記化合物を得た。LC−MS:1.41min.(m/Z 212)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:6.94(d,8.0Hz,1H),5.90(d,8.1Hz,1H),4.11(s,2H),3.72(s,3H),3.71(s,3H)。
【0160】
ステップC.(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸メチル
粗N−(6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−イル)グリシン酸メチル約2.1gと3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸1.34gの酢酸30mL中混合物を48℃に一晩加熱した。所定の固体副生物(6−メトキシ−3,4−ジヒドロピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン)を濾別し、7:1 EtOAc/ヘキサンを使用して濾液をSGCで精製し、純粋な標記化合物を得た。LC−MS:3.72min.(m/Z 306.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.01(d,8.7Hz,1H),6.72(d,8.7Hz,1H),5.18(s,2H),3.97(s,3H),3.78(s,3H),1.48(s,9H)。13C NMR(CDCl,125MHz)δ:168.73,163.45,162.67,154.69,141.59,140.57,122.68,107.91,54.39,52.82,42.12,39.47,28.02。
【0161】
ステップCの標記化合物は以下のように得ることもできる。N−(6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−イル)グリシン酸メチル50mg、3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸37mg、HOBt 48mg及びDIEA 41.7mgの無水DMF 1mL中の混合物をEDC 79.8mgで処理した。標記化合物をRP−HPLCで単離した。EDCの代わりにPyBOPを使用しても同様の結果が得られた。
【0162】
ステップD.(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸
(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸メチル680mgのMeOH 20mLと水2mL中混合物を5N NaOH溶液2.2mLで室温にて一晩処理した。混合物を減圧蒸発させ、残渣を水20mLに取り、6N HClで酸性化し、標記化合物を沈殿させた。濾過と乾燥後に化合物を白色固体として得た。LC−MS:3.25min.(m/Z 292.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.02(d,8.7Hz,1H),6.74(d,8.5Hz,2H),5.22(s,2H),3.98(s,3H),1.47(s,9H)。
【0163】
方法B:
ステップA.N−(6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−イル)グリシン酸tert−ブチル
2−クロロ−6−メトキシ−3−ニトロピリジン3.67g、グリシンt−ブチルエステル塩酸塩4.9g、及びDIEA 6.3gのt−BuOH 150mL中混合物を一晩還流した。冷却後に沈殿(DIEA塩)を濾別した。濾液と洗浄液から蒸発と水性ワークアップにより標記化合物を得た。LC−MS:3.59min.(m/Z 228.3)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.50(br s,1H),8.35(d,9.2Hz,1H),6.13(d,9.0Hz,1H),4.27(d,5.5Hz,2H),3.98(s,3H),1.51(s,9H)。
【0164】
ステップB.(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸tert−ブチル
N−(6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−イル)グリシン酸tert−ブチル0.25gのTHF(5mL)中溶液を水素バルーン下に10% Pd/C 89mgで一晩処理した。LC−MSは還元生成物:2.34min.(m/Z 198)を示した。反応混合物を濾過し、濾液を3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸172mgで室温にて一晩処理した。蒸発後、EtOAc−ヘキサンを使用して残渣をSGCで精製し、標記化合物を得た。LC−MS:4.19min.(m/Z 348.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.00(d,8.5Hz,1H),6.70(d,8.7Hz,1H),5.07(s,2H),3.99(s,3H),1.48(s,9H),1.46(s,9H)。
【0165】
ステップC.(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸
(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸tert−ブチル(0.10g)をギ酸1mLで室温にて一晩処理した。混合物を減圧蒸発させ、上記方法AのステップDで得られた化合物と同一の標記化合物を得た。
【0166】
(製造例51)
【0167】
【化39】

【0168】
(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸
方法A.
ステップA.3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
標記化合物は、4−メトキシベンゼン−1,2−ジアミンおよび3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸から製造例50のステップCに記載したように48〜49℃のHOAc中一晩の反応により製造した。異性体副生物3−tert−ブチル−6−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンからSGCにより分離した。3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン:H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.67(d,8.9Hz,1H),6.90(dd,2.7 & 9.0Hz,1H),6.73(d,2.8Hz,1H),3.87(s,3H),1.44(s,9H)。
【0169】
ステップB.(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸メチル
3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン300mgのDMF(10mL)中溶液をブロモ酢酸メチル265mgおよび炭酸セシウム505mgにて室温にて一晩処理した。飽和NHCl溶液を加え、水とEtOAcでワークアップすることによりクエンチした。7:1→3:1ヘキサン/EtOAcによりSGCを使用して後から溶出する標記化合物を先に溶出する異性体[(3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2−イル)オキシ]酢酸メチルから分離した。(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸メチル:H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.74(d,9.0Hz,1H),6.97(dd,2.5 & 8.7Hz,1H),6.75(d,2.5Hz,1H),5.07(s,2H),3.89(s,3H),3.79(s,3H),1.44(s,9H)。メチレンの照射を使用するNOEスペクトル分析により6.75ppmで正のNOEを示したことからこの化合物を同定した。
【0170】
ステップC.(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は製造例50の方法AのステップDに記載の手順を使用して(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキサキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸メチルから製造した。LC−MS:3.23min.(m/Z 291.1)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.73(d,8.9Hz,1H),6.96(dd,2.6 & 9.0Hz,1H),6.74(d,2.3Hz,1H),5.02(s,2H),3.90(s,3H),1.45(s,9H)。
【0171】
方法B.
ステップA.N−(5−メトキシ−2−ニトロフェニル)グリシン酸tert−ブチル
3−フルオロ−4−ニトロフェノール20.7gおよび炭酸カリウム36.2gのDMF 130mL中混合物を50℃まで15分間まで加熱し、0℃まで冷却し、ヨードメタン37.2gで処理した。この混合物を60℃に2.5時間加熱した処、この時点でLC−MSは出発材料であるフェノールを示さなかった。減圧蒸発させて残留ヨードメタンを除去した。グリシンt−ブチルエステル塩酸塩(23.8g)をDMF 60mLと共に反応混合物に加え、得られた混合物を室温で一晩放置した後、4時間還流した。EtOAcで水性ワークアップし、標記化合物を得た。LC−MS:3.57min.(m/Z 283)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.66(br s,1H),8.20(d,9.4Hz,1H),6.31(dd,2.6 & 9.6Hz,1H),6.02(d,2.5Hz,1H),3.98(d,5.1Hz,2H),3.88(s,3H),1.51(s,9H)。
【0172】
ステップB.(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸tert−ブチル
N−(5−メトキシ−2−ニトロフェニル)グリシン酸tert−ブチル3.05gおよび10% Pd/C 575mgのメタノール125mL中混合物を水素バルーン下に室温にて3.5時間水素化した。反応混合物を濾過して触媒を除去し、溶媒を非加熱下に減圧除去し、THFに交換した。これを3,3−ジメチル−2−オキソブタン酸(2.1g)で室温にて一晩処理した。溶媒を減圧除去後、7:1→6:1ヘキサン/EtOAcによりSGCを使用して残渣を精製し、標記化合物を得た。LC−MS:4.05min.(m/Z 347.1,291.0)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.77(d,8.7Hz,1H),6.90(dd,2.3 & 8.7Hz,1H),6.48(d,2.5Hz,1H),4.90(s,2H),3.90(s,3H),1.48(s,9H),1.47(s,9H)。
【0173】
ステップC.(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸
(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸tert−ブチル1.49gのギ酸(50mL)中溶液を室温で2日間、次いで50℃で2時間反応させた。ギ酸を除去し、減圧乾燥し、上記方法Aからの化合物と同一の標記化合物を得た。
【0174】
(製造例52)
【0175】
【化40】

【0176】
3−イソプロピル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
標記化合物は、4−メトキシベンゼン−1,2−ジアミンおよび3−メチル−2−オキソブタン酸エチルから製造例51の方法AのステップAに記載したようにHOAc中室温にて一晩の、次いで50℃1.5時間の反応により製造された。3:1→1:1ヘキサン/EtOAcによりSGCを使用して異性体3−イソプロピル−6−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンから分離した。LC−MS:2.79min.(m/Z 219)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.69(d,8.9Hz,1H),6.93(dd,2.8 & 9.0Hz,1H),6.75(d,2.8Hz,1H),3.88(s,3H),3.46−3.51(m,1H),1.28(d,6.9Hz,6H)。
【0177】
(製造例53)
【0178】
【化41】

【0179】
(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸
ステップA.(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸tert−ブチル
標記化合物は製造例51の方法BのステップBに記載の方法を使用してN−(5−メトキシ−2−ニトロフェニル)グリシン酸tert−ブチルおよび3−メチル−2−オキソブタン酸エチルから製造された。LC−MS:3.63min.(m/Z 333.0,277.0)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.78(d,8.9Hz,1H),6.92(dd,2.5 & 8.7Hz,1H),6.49(d,2.5Hz,1H),4.92(s,2H),3.90(s,3H),3.58〜3.61(m,1H),1.48(s,6H)。
【0180】
ステップB.(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は製造例51の方法BのステップCに記載の方法を使用して(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸tert−ブチルから製造された。LC−MS:2.78min.(m/Z 277.0)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.75(d,8.9Hz,1H),6.99(dd,2.6 & 9.0Hz,1H),6.78(d,2.5Hz,1H),5.07(s,2H),3.90(s,3H),3.54〜3.48(m,1H),1.28(d,6.9Hz,6H)。
【0181】
(製造例54)
【0182】
【化42】

【0183】
2−メチル−4−(プロピルアミノ)ブタン−2−オール
ステップA.3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル
3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸5.5gおよび炭酸セシウム18.2gのDMF 100mL中混合物をヨードメタン8.6gで室温にて一晩処理した。EtOAcで水性ワークアップ後に標記化合物が得られた。H NMR(CDCl,500MHz)δ:3.74(s,3H),3.51(s,1H),2.52(s,2H),1.30(s,6H)。
【0184】
ステップB.3−ヒドロキシ−3−メチル−N−プロピルブタンアミド
3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル3.94gおよびn−プロピルアミン17.6gのメタノール(50mL)中溶液を密閉管で一晩75℃に加熱した。冷却後に管を開き、内容物を減圧濃縮し、出発材料であるエステル約30%を含有する粗標記化合物を得た。H NMR(CDCl,500MHz)δ:3.21〜3.25(m,2H),2.32(s,2H),1.52〜1.56(m,2H),1.26(s,6H),0.93(t,7.5Hz,3H)。
【0185】
ステップC.2−メチル−4−(プロピルアミノ)ブタン−2−オール
ステップBからの粗3−ヒドロキシ−3−メチル−N−プロピルブタンアミド2.3gのトルエン(100mL)中溶液を−30℃まで冷却し、DIBAL純液7.2gをゆっくりと加えた。−10℃で10分間撹拌後、混合物を室温で2時間撹拌した。20:1メタノール/水を加えてクエンチした。得られたゲルにエーテルを加え、混合物を濾過した。濾液を蒸発させ、粗標記化合物を得た。この粗生成物をアミドカップリング反応で過剰に使用した。LC−MS:0.47min.(m/Z 146.1)。
【0186】
(製造例55)
【0187】
【化43】

【0188】
3−(ブチルアミノ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール
ステップA.N−ブチル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド
3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパン酸4.54g、n−ブチルアミン4.21g、HOBt 7.78g及びDIEA 14.89gのDMF 100mL中混合物をEDC 18.4gで一晩室温にて処理した。溶媒を減圧除去し、残渣を飽和NHCl溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。抽出層を合わせて水と飽和ブラインで洗浄し、濃縮し、標記化合物を得た。H NMR(CDCl,500MHz)δ:3.57(s,2H),3.24〜3.28(m,2H),1.47〜1.52(m,2H),1.33〜1.38(m,2H),1.19(s,6H),0.94(t,7.3Hz,3H)。
【0189】
ステップB.3−(ブチルアミノ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール
N−ブチル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミドをエーテル還流下に過剰のLAHで一晩還元した。氷浴で冷却下に少量の飽和硫酸ナトリウム溶液を加えて反応混合物をクエンチした。得られた混合物を濾過し、濾液を濃縮し、標記化合物を白色固体として得た。LC−MS:0.7min.(m/Z 160.1)。H NMR(CDCl.500MHz)δ:3.50(s,2H),2.62(s,2H),2.59(t,7.1Hz,2H),1.45〜1.48(m,2H),1.31〜1.38(m,2H),0.93(s,6H),0.92(t,7.3Hz,3H)。
【0190】
(製造例56)
【0191】
【化44】

【0192】
3−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロパン−1−オール
標記化合物はジオキサン還流下に還元を行った以外は製造例54に記載したと同一の方法を使用して製造された。LC−MS:1.69min.(m/Z 188.3)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:3.52(s,2H),2.64(s,2H),1.45〜1.48(m,2H),1.61(s,1H),2.58〜2.61(m,2H),1.38〜1.42(m,2H),0.95(s,6H),0.92(s,9H)。
【0193】
(製造例57)
【0194】
【化45】

【0195】
4−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルブタン−1−オール
標記化合物は3,3−ジメチルブタノイルクロリドと4−アミノ−2,2−ジメチルブタン酸メチル塩酸塩から製造例55に記載したように製造された。LC−MS:2.09min.(m/Z 202.3)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:3.25(s,2H),1.58〜1.68(m,2H),2.60〜2.63(m,2H),1.40〜1.45(m,4H),0.92(s,6H),0.91(s,9H)。
【0196】
(製造例58)
【化46】

【0197】
[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
ステップA.5−メトキシ−N−(4−メトキシベンジル)−2−ニトロアニリン
標記化合物は製造例51の方法BのステップAに記載の手順を使用して3−フルオロ−4−ニトロフェノール、ヨウ化メチル及び4−メトキシベンジルアミンから製造された。LC−MS:3.44min.(m/Z 311.0)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.63(s,1H),8.18(d,9.6Hz,1H),7.29〜7.32(m,2H),6.91〜6.94(m,2H),6.27(dd,2.6 & 9.7Hz,1H),6.17(d,2.9Hz,1H),4.47(d,5.3Hz,2H),3.83(s,3H),3.80(s,3H)。
【0198】
ステップB.{4−[3−(アセチルオキシ)プロピル]フェニル}(オキソ)酢酸メチル
無水塩化アルミニウム8.2gを0℃のDCM 30mL中混合物にプロピル酢酸3−フェニル5gとメチルオキサリルクロリド4.1gのDCM(20mL)中溶液をゆっくりと加えた。次に反応混合物を室温まで一晩昇温した。飽和NHClとEtOAcで水性ワークアップ後に3:1ヘキサン/EtOAcを使用してSGCにより精製し、標記化合物を透明油状物として得た。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.97(d,8.2Hz,2H),7.35(d,8.2Hz,2H),4.11(t,6.3Hz,2H),3.99(s,3H),2.80(t,7.7Hz,2H),2.07(s,3H),1.98〜2.03(m,2H)。
【0199】
ステップC.4−メトキシ−N−(4−メトキシベンジル)ベンゼン−1,2−ジアミン
5−メトキシ−N−(4−メトキシベンジル)−2−ニトロアニリン2.5g、鉄粉7.3g、HOAc 7.8g、EtOH 25mL及び水70mLの混合物を窒素下に1時間還流した。冷却後、大半の溶媒を減圧除去した。2.5N NaOH 200mLを残渣に加え、EtOAcを使用して混合物をセライトパッドで濾過した。層分離し、有機層をブラインで洗浄し、蒸発させて得られた粗標記化合物をそれ以上精製せずに使用した。LC−MS:2.39min.(m/Z 259)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.32〜7.35(m,2H),6.90〜6.92(m,2H),6.69(d,8.2Hz,1H),6.32(d,2.8Hz,1H),6.22(dd,2.9 & 8.2Hz,1H),4.25(s,2H),3.83(s,3H),3.75(s,3H)。
【0200】
ステップD.酢酸3−{4−[6−メトキシ−4−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]フェニル}プロピル
標記化合物を、4−メトキシ−N−(4−メトキシベンジル)−ベンゼン−1,2−ジアミンおよび{4−[3−(アセチルオキシ)プロピル]フェニル}(オキソ)酢酸メチルから、HOAc中45℃6時間の反応にて製造した。THF中で同様に反応させると、非常に時間がかかった。ヘキサン/EtOAcを使用してSGC精製し、標記化合物を得た。LC−MS:3.97min.(m/Z 473.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.29(d,8.3Hz,2H),7.87(d,8.7Hz,1H),7.29〜7.33(m,4H),6.93(dd,2.5 & 8.7Hz,1H),6.87〜6.89(m,2H),6.79(d,2.6Hz,1H),5.49(s,2H),4.14(t,6.6Hz,2H),3.85(s,3H),3.79(s,3H),2.78(t,7.8Hz,2H),2.10(s,3H),1.99〜2.05(m,2H)。
【0201】
ステップE.酢酸3−[4−(6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル)フェニル]プロピル
酢酸3−{4−[6−メトキシ−4−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]フェニル}プロピル0.57gとアニソール1.4mLをTFA純液10mL中で12時間還流して又は2%トリフル酸を加えたTFA中で室温にて3日間撹拌して、標記化合物を得た。SGC精製により、純材料を得た。LC−MS:3.32min.(m/Z 353.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.32(d,8.3Hz,2H),7.85(d,8.9Hz,1H),7.33(d,8.2Hz,2H),6,98(dd,2.3 & 8.9Hz,1H),6.69(d,2.6Hz,1H),4.14(t,6.6Hz,2H),3.93(s,3H),2.79(t,7.7Hz,2H),2.10(s,3H),2.00〜2.05(m,2H)。
【0202】
ステップF.3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
酢酸3−[4−(6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル)フェニル]プロピル297mgのMeOH 10mLと水1mL中溶液を5N NaOH 0.84mLで室温にて一晩処理した。溶媒を減圧除去し、残渣を水に再溶解し、エーテルで抽出した。有機抽出層を合わせてブラインで洗浄し、蒸発させ、標記化合物を得た。LC−MS:2.83min.(m/Z 311.0)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.16(d,8.3Hz,2H),7.76(d,8.9Hz,1H),7.32(d,8.2Hz,2H),6.97(dd,2.8 & 8.9Hz,1H),6.92(s,1H),6.80(d,2.5Hz,1H),3.91(s,3H),3.60(t,6.6Hz,2H),2.76(t,7.7Hz,2H),1.89(s,1H),1.86〜1.91(m,2H)。
【0203】
ステップG.[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸メチル
標記化合物は製造例51の方法AのステップBに記載の方法を使用して3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンとブロモ酢酸メチルから製造された。1:1→1:2ヘキサン/EtOAcによりSGCを使用して先に溶出する異性体({3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2−イル}オキシ)酢酸メチルから分離した。LC−MS:3.18min.(m/Z 383.2)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.15(d,8.3Hz,2H),7.85(d,9.0Hz,1H),7.32(d,8.2Hz,2H),7.05(dd,2.6 & 9.0Hz,1H),6.85(d,2.5Hz,1H),5.19(s,2H),4.86(br s,1H),3.93(s,3H),3.81(s,3H),3.60(t,6.6Hz,2H),2.76(t,7.8Hz,2H),1.89(s,1H),1.86〜1.92(m,2H)。
【0204】
ステップH.[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
標記化合物は上記ステップFに記載の手順を使用して[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸メチルから製造された。LC−MS:2.87min.(m/Z 369.1)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.15(d,8.2Hz,2H),7.84(d,8.9Hz,1H),7.32(d,8.2Hz,2H),7.05(dd,2.3 & 8.8Hz,1H),6.84(d,2.3Hz,1H),5.15(s,2H),3.94(s,3H),3.61(t,6.5Hz,2H),2.77(t,7.8Hz,2H),1.86〜1.92(m,2H)。NOE差スペクトルにより更にその構造を確認した。
【0205】
(製造例59)
【0206】
【化47】

【0207】
[3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
ステップA.(4−メチルフェニル)(オキソ)酢酸メチル
標記化合物はトルエンとメチルオキサリルクロリドから製造例57のステップBに記載したように製造された。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.94(d,8.2Hz,2H),7.33(d,8.0Hz,2H),3.99(s,3H),2.46(s,3H)。
【0208】
ステップB.{4−[(アセチルオキシ)メチル]フェニル}(オキソ)酢酸メチル
標記化合物はBarnishら(J.Med.Chem.1981,24,399)の方法を使用して(4−メチルフェニル)(オキソ)酢酸メチルから2段階で製造された。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.05(d,8.5Hz,2H),7.51(d,8.1Hz,2H),5.2(s,2H),4.01(s,3H),2.16(s,3H)。
【0209】
ステップC.酢酸4−[6−メトキシ−4−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]ベンジル
標記化合物は製造例57のステップDに記載の方法を使用して{4−[(アセチルオキシ)メチル]フェニル}(オキソ)酢酸メチルと4−メトキシ−N−(4−メトキシベンジル)ベンゼン−1,2−ジアミンから製造された。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.27(d,8.2Hz,2H),7.82(d,9.0Hz,1H),7.48(d,8.2Hz,2H),7.27(d,8.9Hz,2H),6.99(dd,2.2 & 8.9Hz,1H),6.89〜6.90(m,3H),5.55(s,2H),5.19(s,2H),3.83(s,3H),3.76(s,3H),2.12(s,3H)。
【0210】
ステップD.3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
標記化合物をトリフル酸0.14mLおよびアニソール0.56mLを含むTFA 10mL中で酢酸4−[6−メトキシ−4−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]ベンジル0.23gを一晩撹拌することにより製造した。減圧蒸発させ、EtOAcで水性ワークアップし、標記化合物とその加水分解アルコールを混合物として得た。この混合物を製造例57のステップFに記載したように加水分解し、標記化合物を得た。LC−MS:2.40min.(m/Z 283.2)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.03(d,8.0Hz,2H),7.61(d,9.1Hz,1H),7.43(d,8.0Hz,2H),6.88(d,2.5Hz,1H),6.81(dd,2.5 & 9.0Hz,1H),4.67(s,2H),3.88(s,3H)。
【0211】
ステップE.[3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸メチル
標記化合物は製造例57のステップGに記載の方法を使用して3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンとブロモ酢酸メチルから製造された。LC−MS:2.75min.(m/Z 355.2)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.23(d,8.5Hz,2H),7.86(d,8.9Hz,1H),7.46(d,8.2Hz,2H),7.06(dd,2.6 & 9.0Hz,1H),6.86(d,2.5Hz,1H),5.20(s,2H),4.69(s,2H),3.94(s,3H),3.81(s,3H)。
【0212】
ステップF.[3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
標記化合物は製造例57のステップHに記載の方法を使用して[3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸メチルから製造された。LC−MS:2.47min.(m/Z 341.3)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.22(d,8.2Hz,2H),7.85(d,8.9Hz,1H),7.46(d,8.3Hz,2H),7.05(dd,2.3 & 8.9Hz,1H),6.84(d,2.3Hz,1H),5.16(s,2H),4.69(s,3H),3.94(s,3H)。
【0213】
(製造例60)
【0214】
【化48】

【0215】
[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
ステップA.3,3−ジメチル−2−オキソヘキサンジオン酸
標記化合物はLangleyら(J.Chem.Soc.1962,2972)の方法を使用して4,4−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジオンから製造された。この化合物はH NMRによると、3,3−ジメチル−2−オキソヘキサンジオン酸と2,2−ジメチルペンタンジオン酸の6:5混合物として得られ、精製せずに次のステップで使用した。
【0216】
ステップB.4−{4−[6−メトキシ−4−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]フェニル}−4−メチルペンタン酸
標記化合物は製造例57のステップDに記載の方法を使用して3,3−ジメチル−2−オキソヘキサンジオン酸と4−メトキシ−N−(4−メトキシベンジル)ベンゼン−1,2−ジアミンから製造された。LC−MS:3.5min.(m/Z 411.3)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.74(d,8.9Hz,2H),7.20(d,8.4Hz,2H),6.85〜6.87(m,3H),6.70(d,2.5Hz,1H),5.39(s,2H),3.81(s,3H),3.78(s,3H),2.33〜2.39(m,4H),1.52(s,6H)。
【0217】
ステップC.4−[4−(6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル)フェニル]−4−メチルペンタン酸
標記化合物を製造例58のステップDの前半に記載の方法を使用して4−{4−[6−メトキシ−4−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]フェニル}−4−メチルペンタン酸から製造し、SGCにより精製した。LC−MS:2.75min.(m/Z 291.2)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.68(d,8.9Hz,1H),6.90(dd,2.8 & 9.0Hz,1H),6.73(d,2.5Hz,1H),3.87(s,3H),2.28〜2.31(m,2H),2.14〜2.17(m,2H),1.44(s,6H)。
【0218】
ステップD.3−[4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
標記化合物はSoaiら(Synthesis(7),647,1987)の方法を使用して4−[4−(6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル)フェニル]−4−メチルペンタン酸から製造された。LC−MS:2.77min.(m/Z 277.2)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.67(d,9.0Hz,1H),6.90(dd,2.8 & 8.9Hz,1H),6.73(d,2.7Hz,1H),3.87(s,3H),3.48(t,6.9Hz,2H),1.98〜2.02(m,3H),1.43(s,6H),1.32〜1.38(m,2H)。
【0219】
ステップE.[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸メチル
標記化合物は製造例57のステップGに記載の方法を使用して3−[4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンとブロモ酢酸メチルから製造された。LC−MS:3.03min.(m/Z 349.3)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.74(d,8.9Hz,1H),6.97(dd,2.1 & 8.8Hz,1H),6.76(d,2.1Hz,1H),5.07(s,2H),3.89(s,3H),3.78(s,3H),3.46(t,6.9Hz,2H),1.94〜2.00(m,2H),1.43(s,6H),1.31〜1.37(m,2H)。
【0220】
ステップF.[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
標記化合物は製造例57のステップHに記載の方法を使用して[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸メチルから製造された。LC−MS:2.77min.(m/Z 335.3)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.74(d,9.0Hz,1H),6.97(dd,2.3 & 8.9Hz,1H),6.75(d,2.3Hz,1H),5.03(s,2H),3.90(s,3H),3.46(t,6.9Hz,2H),1.98〜2.01(m,2H),1.43(s,6H),1.33〜1.38(m,2H)。
【0221】
(製造例61)
【0222】
【化49】

【0223】
(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸
ステップA.2−[{2−[(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]ピリジン−3−イル}(ヒドロキシ)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸メチル
標記化合物はTurner(J.Org.Chem.55,4744,1990)の方法を使用してN−(3−ホルミルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミドと3−メチルブタン酸メチルから製造された。LC−MS:2.67min及び2.76min.(m/Z 337.3)。2種のジアステレオマーのH NMR(CDCl,500MHz)δ:8.39〜8.40 & 9.36〜8.39(m,1H),8.26 & 8.06(br s,1H),7.91〜7.93 & 7.82〜7.84(m,1H),7.19〜7.24(m,1H),4.09(d,5.9Hz) & 3.75(br s,1H),3.72 & 3.26(s,3H),5.01〜5.08(m,1H),2.84〜2.87(m,1H),1.41 & 1.39(s,9H),1.17 & 0.89(s,9H)。
【0224】
ステップB.3−tert−ブチル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
標記化合物は、3回に分けてマイクロ波反応器で170℃に2時間加熱することにより、シオキサン20mLおよび4N HCl/ジオキサン35mL中の2−[{2−[(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]ピリジン−3−イル}(ヒドロキシ)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸メチル5.9gから製造された。反応混合物を合わせて溶媒を減圧除去し、pH7まで中和後に残渣を水とEtOAcに懸濁した。濾過により標記化合物を得た。2:1→1:1ヘキサン/EtOAcを使用してSGC後にEtOAc層から更に所望生成物を得た。LC−MS:2.69min.(m/Z 203.2)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.46(dd,1.6 & 5.6Hz,1H),8.06(dd,1.6 & 7.7Hz,1H),7.67(s,1H),7.31(dd,5.2 & 7.7Hz,1H),1.46(s,9H)。
【0225】
ステップC.3−tert−ブチル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン8−オキシド
標記化合物は3−tert−ブチル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン2.05gの35%過酢酸/酢酸20mL中溶液を50℃に一晩加熱することにより製造された。EtOAcで水性ワークアップし、標記化合物を得た。LC−MS:2.20min.(m/Z 219.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.53(d,6.4Hz,1H),7.79(d,7.8Hz,1H),7.65(s,1H),7.25(dd,6.7 & 7.8Hz,1H),1.46(s,9H)。
【0226】
ステップD.3−tert−ブチル−7−メトキシ−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
標記化合物はpTsCl 10当量とEtN 20当量を加えたHayashidaら(Heterocycles,31(7),1325,1990)の変法を使用して3−tert−ブチル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン8−オキシドから製造された。LC−MS:3.12min.(m/Z 233.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.74(d,8.2Hz,1H),7.59(s,1H),6.63(d,8.5Hz,1H),4.00(s,3H),1.44(s,9H)。化合物を更にNOE差スペクトルにより同定した。
【0227】
ステップE.(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸メチル
標記化合物は製造例57のステップGに記載の方法を使用して3−tert−ブチル−7−メトキシ−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オンおよびブロモ酢酸メチルから製造された。RP−HPLCで先に溶出する異性体[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−1,8−ナフチリジン−2−イル)オキシ]酢酸メチルから分離した。LC−MS:3.54min.(m/Z 305.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.74(d,8.5Hz,1H),7.56(s,1H),6.61(d,8.2Hz,1H),5.26(s,2H),3.95(s,3H),3.76(s,3H),1.43(s,9H)。
【0228】
ステップF.(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は製造例57のステップHに記載の方法を使用して(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸メチルから製造された。LC−MS:3.12min.(m/Z 291.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.91(d,8.4Hz,1H),7.72(s,1H),6.65(d,8.5Hz,1H),5.16(s,2H),3.95(s,3H),1.39(s,9H)。
【実施例】
【0229】
(実施例1)
【0230】
【化50】

【0231】
N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド
標記化合物を、DMF 1mL中の(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸6mg、ジ−n−ブチルアミン6μL、EDC 8mg、HOBt 6mg及びDIEA 15μLから室温にて製造し、分取HPLC後に凍結乾燥により精製した。LC−MS:4.27min.(m/Z 423.3)。
【0232】
(実施例2〜47)
【0233】
【化51】

【0234】
実施例1に記載の方法を使用し、(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と下表4に記載するアミンを使用して表4の実施例2〜47を製造した。実施例32〜36では、EDCとHOBtの代わりにPyBOPとHOAtを使用した。
【0235】
【表4】



【0236】
(実施例48)
【0237】
【化52】

【0238】
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−7−メトキシキノリン−2(1H)−オン
標記化合物は、DMF 2mL中の3−tert−ブチルキノリン−2(1H)−オン(製造例1,ステップE)60mg、1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オン70μL及び炭酸セシウム254mgから3時間室温にて製造した。RP−HPLCを使用して副生物1−[(3−tert−ブチル−7−メトキシキノリン−2−イル)オキシ]−3,3−ジメチルブタン−2−オンから分離した。NMRを製造例1,ステップFの異性体と比較することにより異性体を同定した。H NMR(CDOD,500MHz):1.75(s,1H),7.58(d,7.5Hz,1H),6.86(dd,7.5 & 2.0Hz,1H),6.47(d,2.0Hz,1H),5.44(s,2H),3.84(s,3H),1.40(s,9H),1.37(s,9H)。
【0239】
(実施例49)
【0240】
【化53】

【0241】
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチルブチル)−7−メトキシキノリン−2(1H)−オン
標記化合物を、DMF 1mL中の3−tert−ブチルキノリン−2(1H)−オン(製造例1,ステップE)50mg、1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン55mg及び炭酸セシウム143mgから55℃12時間の反応により製造した。RP−HPLCを使用して低極性副生物3−tert−ブチル−2−(3,3−ジメチルブトキシ)−7−メトキシキノリンから分離した。NMRを製造例1,ステップFの異性体と比較することにより異性体を同定した。H NMR(CDCl,500MHz):7.53(s,1H),7.46(d,9.0Hz,1H),6.81(dd,9.0 & 2.0Hz,1H),6.77(d,2.0Hz,1H),4.29(m,2H),3.92(s,3H),1,68(m,2H),1.44(s,9H),1.26(s,9H)。
【0242】
(実施例50)
【0243】
【化54】

【0244】
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−(3−メチルブチル)キノリン−2(1H)−オン
標記化合物を、DMF 1mL中の3−tert−ブチルキノリン−2(1H)−オン(製造例1,ステップE)50mg、1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン50mg及び炭酸セシウム143mgから55℃12時間反応により製造した。HPLCを使用して低極性副生物3−tert−ブチル−2−(3−メチルブトキシ)−7−メトキシキノリンから分離精製した。H NMR(CDCl,500MHz):7.56(s,1H),7.48(d,8.5Hz,1H),6.83(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.78(d,2.0Hz,1H),4.28(m,2H),3.93(s,3H),1.82(m,1H),1.66(m,2H),1.44(s,9H),1.07(d,6.5Hz,6H)。
【0245】
(実施例50)
【0246】
【化55】

【0247】
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド
標記化合物を実施例1の方法を使用して製造例2からの(3−イソプロピル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸、EDC、HOBt及びDIEAから製造し、HPLCで精製し、EtOAc−ヘキサンから再結晶させ、無色結晶を得た。LC−MS:4.17min.(m/Z 437.1)。H NMR(CDCl,500MHz):7.49(s,1H),7.46(d,8.5Hz,1H),6.81(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.60(d,2.0Hz,1H),5.15(s,2H),3.88(s,3H),3.43(m,2H),3.38(m,2H),3.28(m,1H),1.66〜1.47(m,5H),1.26(d,7.0Hz,6H),1.00(d,6.5Hz,6H),0.92(d,6.5Hz,6H)。
【0248】
(実施例51〜97)
【0249】
【化56】

【0250】
実施例1に記載の方法を使用し、(3−イソプロピル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表5に記載するアミンを使用して表5の下記化合物を製造した。実施例76及び92〜97では、EDCとHOBtの代わりにPyBOPとHOAtを使用した。
【0251】
【表5】



【0252】
(実施例98)
【0253】
【化57】

【0254】
1−(3,3−ジメチルブチル)−3−イソプロピル−7−メトキシキノリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例49に記載の方法を使用して製造された。LC−MS:4.16min.(m/Z 302.2)。H NMR(CDCl,500MHz):7.47(d,8.5Hz,1H),7.45(s,1H),6.82(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.80(d,2.0Hz,1H),4.33(m,2H),3.92(s,3H),3.30(m,1H),1.66(m,2H),1.26(d,7.0Hz,6H),1.12(s,9H)。
【0255】
(実施例99)
【0256】
【化58】

【0257】
3−イソプロピル−7−メトキシ−1−(3−メチルブチル)キノリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例50に記載の方法を使用して製造された。LC−MS:4.05min.(m/Z 288.2)。H NMR(CDCl,500MHz):7.48(d,8.5Hz,1H),7.47(s,1H),6.84(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.81(d,2.0Hz,1H),4.32(m,2H),3.93(s,3H),3.30(m,1H),1.83(m,1H),1.66(m,2H),1.26(d,7.0Hz,6H),1.07(d,6H)。
【0258】
(実施例100)
【0259】
【化59】

【0260】
N,N−ジブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド
標記化合物を、実施例1の方法を使用して製造例3からの(3−シクロヘキシル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸、EDC、HOBt及びDIEAから製造し、HPLCで精製し、EtOAc−ヘキサンから再結晶させ、無色結晶を得た。H NMR(CDCl,500MHz):7.47(s,1H),7.45(d,8.5Hz,1H),6.80(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.63(d,2.0Hz,1H),5.15(s,2H),3.87(s,3H),3.42(t,7.0Hz,2H),3.68(t,7.0Hz,2H),2.94(m,1H),1.98(d,12Hz,2H),1.84(m,2H),1.64(m,2H),1.56(m,2H),1.48(m,2H),1.40(m,2H),1.35〜1.25(m,6H),0.99(t,7.5Hz,3H),0.91(t,7.5Hz,3H)。
【0261】
(実施例101〜124)
【0262】
【化60】

【0263】
実施例1に記載の方法を使用し、(3−シクロヘキシル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表6に記載するアミンを使用して表6の下記化合物を製造した。実施例124では、EDCとHOBtの代わりにPyBOPとHOAtを使用した。
【0264】
【表6】


【0265】
(実施例125)
【0266】
【化61】

【0267】
3−シクロヘキシル−1−(3,3−ジメチルブチル)−7−メトキシキノリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例49に記載の方法を使用して製造した。LC−MS:4.61min.(m/Z 342.2)。H NMR(CDCl,500MHz):7.48(d,8.5Hz,1H),7.46(s,1H),6.85(dd,8.5Hz,2.0Hz,1H),6.82(d,2.0Hz,1H),4.34(m,2H),3.93(s,3H),2.95(m,1H),1.96(d,12Hz,2H),1.85(m,2H),1.66(m,2H),1.49(m,2H),1.29(m,4H),1.17(s,9H)。
【0268】
(実施例126)
【0269】
【化62】

【0270】
3−シクロヘキシル−7−メトキシ−1−(3−メチルブチル)キノリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例50に記載の方法を使用して製造した。LC−MS:4.47min.(m/Z 328.3)。H NMR(CDCl,500MHz):7.48(d,8.5Hz,1H),7.46(s,1H),6.85(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.82(d,2.0Hz,1H),4.32(m,2H),3.93(s,3H),2.95(m,1H),1.96(d,12Hz,2H),1.85(m,2H),1.66(m,2H),1.49(m,2H),1.29(m,4H),1.06(d,7.5Hz,6H)。
【0271】
(実施例127)
【0272】
【化63】

【0273】
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド
標記化合物を、実施例1の方法を使用して製造例4からの(2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)酢酸、EDC、HOBt及びDIEAから製造し、HPLCで精製し、EtOAc−ヘキサンから再結晶させ、無色結晶を得た。H NMR(CDCl,500MHz):7.80(d,1.5Hz,1H),7.72(m,2H),7.54(dd,8.5Hz,1.5Hz,1H),7.43(m,2H),7.35(m,1H),6.85(dd,8.5 & 1.5Hz,1H),6.63(m 1H),5.19(s,2H),3.90(s,3H),3.40(m,4H),1.77〜1.48(m,4H),1.03(t,7.5Hz,3H),0.92(s,9H)。
【0274】
(実施例128〜140)
【0275】
【化64】

【0276】
実施例1に記載の方法を使用し、(2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表7に記載するアミンを使用して表7の下記化合物を製造した。
【0277】
【表7】

【0278】
(実施例141)
【0279】
【化65】

【0280】
1−(3,3−ジメチルブチル)−7−メトキシ−3−フェニルキノリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例49に記載の方法を使用して製造された。LC−MS:4.26min.(m/Z 336.2)。H NMR(CDCl,500MHz):7.76(s,1H),7.72(d,7.5Hz,2H),7.55(d,8.5Hz,1H),7.44(m,2H),7.37(m,1H),6.85(m,2H),4.38(m,2H),3.95(s,3H),1.71(m,2H),1.13(s,9H)。
【0281】
(実施例142)
【0282】
【化66】

【0283】
7−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−3−フェニルキノリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例50に記載の方法を使用して製造された。LC−MS:4.10min.(m/Z 322.2)。H NMR(CDCl,500MHz):7.80(s,1H),7.68(m,2H),7.58(d,8.5Hz,1H),7.44(m,2H),7.38(m,1H),6.91(dd,8.5 & 2.0Hz,1H),6.88(d,2.0Hz,1H),4.39(m,2H),3.97(s,3H),1.85(m,1H),1.71(m,2H),1.08(d,7.5Hz,6H)。
【0284】
(実施例143〜173)
【0285】
【化67】

【0286】
実施例1に記載の方法を使用し、製造例8からの(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表8に記載するアミンを使用して表8の下記化合物を製造した。実施例172〜173ではEDCとHOBtの代わりにPyBOPとHOAtを使用した。
【0287】
【表8】



【0288】
(実施例174〜184)
【0289】
【化68】

【0290】
実施例1に記載の方法を使用し、製造例9からの[7−メトキシ−3−(1−メチル−1−フェニルエチル)−2−オキソキノリン−1(2H)−イル]酢酸と表9に記載するアミンを使用して表9の下記化合物を製造した。
【0291】
【表9】


【0292】
(実施例185〜192)
【0293】
【化69】

【0294】
実施例1に記載の方法を使用し、製造例10からの(7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表10に記載するアミンを使用して表10の下記化合物を製造した。
【0295】
【表10】

【0296】
(実施例193〜199)
【0297】
【化70】

【0298】
実施例1に記載の方法を使用し、製造例36からの(7−メトキシ−3−メチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表11に記載するアミンを使用して表11の下記化合物を製造した。
【0299】
【表11】

【0300】
(実施例200〜240)
【0301】
【化71】

【0302】
実施例1に記載の方法を使用し、製造例35からの(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)酢酸と表12に記載するアミンを使用して表12の下記化合物を製造した。実施例235〜240では、EDCとHOBtの代わりにPyBOPとHOAtを使用した。
【0303】
【表12】



【0304】
(実施例241)
【0305】
【化72】

【0306】
N,N−ジブチル−2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)アセトアミド
標記化合物は実施例1に記載の方法を使用して製造例50からの(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸から製造された。LC−MS:4.39min.(m/Z 403.4)。
【0307】
(実施例242)
【0308】
【化73】

【0309】
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド
標記化合物は実施例1に記載の方法を使用して製造例50からの(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸から製造された。EtOAcを使用して水性ワークアップ後に、粗生成物をSGCで精製し、5:1ヘキサン/EtOAcから再結晶させた。LC−MS:4.39min.(m/Z 417.1)。
【0310】
(実施例243〜256)
【0311】
【化74】

【0312】
実施例1に記載の方法を使用し、(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸と表13に記載するアミンを使用して表13の下記化合物を製造した。
【0313】
【表13】


【0314】
(実施例257)
【0315】
【化75】

【0316】
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド
標記化合物は実施例1に記載の方法を使用して製造例51からの(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸から製造された。EtOAcを使用して水性ワークアップ後に、粗生成物をSGCで精製し、4:1ヘキサン/EtOAcから再結晶させた。LC−MS:4.36min.(m/Z 416.1)。H NMR(CDCOD,500MHz)δ:7.71(d,8.9Hz,1H),6.94(dd,2.3 & 8.7Hz,1H),6.62 & 6.58(d,2.2Hz,1H),5.15 & 5.18(s,2H),3.866 & 3.870(s,3H),3.33〜3.56(m,4H),1.48〜1.85(m,4H),1.45(s,9H),1.08 & 0.91(t,7.2Hz,3H),1.05 & 0.93(s,9H)。
【0317】
(実施例258〜290)
【0318】
【化76】

【0319】
実施例1に記載の方法を使用し、(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸と表14に記載するアミンを使用して表14の下記化合物を製造した。実施例287は実施例286の製造中に副生物として得られた。
【0320】
【表14】


(実施例291)
【0321】
【化77】

【0322】
3−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸二水素エステル
ステップA.3−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸ジ−tert−ブチル
3−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール100mgとジエチルアミド亜リン酸ジ−tert−ブチル156mgの無水DCM(0.6mL)中溶液を0.45Mテトラゾール/MeCN 3.5mLで室温にて一晩処理した。この混合物の半量を−40℃まで冷却し、mCPBAの72%DCM(2.5mL)中溶液140mgを加えた。冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで昇温した。LC−MSは所望酸化生成物を示した。元の反応混合物の残りの半量を同様に処理した。反応混合物半量ずつを合わせ、10% NaHCO溶液10mLでクエンチし、5N NaOH溶液でpHを〜10に調整した。層分離し、水層をDCM(2×20mL)で抽出し、有機抽出層を飽和ブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥し、蒸発させて得られた粗標記化合物をそれ以上精製せずに次のステップで使用した。LC−MS:3.02min.(m/Z 380.3,324.4,268.2)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:3.74(d,4.6Hz,1H),2.62(m,2H),2.50(s,2H),1.51(s,9H),1.50(s,18H),1.42(m,2H),0.97(s,6H),0.91(s,9H)。
【0323】
ステップB.3−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル][(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸ジ−tert−ブチル
標記化合物は実施例1に記載の手順を使用して(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸と3−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸ジ−tert−ブチルから製造された。LC−MS:4.56min.(m/Z 540.3,674.3)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.78(d,8.9Hz,1H),6.91(dd,2.3 & 8.9Hz,1H),6.47(d,2.3Hz,1H),5.11(s,2H),3.87(s,3H),3.77(d,4.6Hz,2H),3.49〜3.57(m,2H),3.35(br s,2H),1.68〜1.71(m,2H),1.50(s,18H),1.47(s,9H),0.98(s,9H),0.90(s,6H)。
【0324】
ステップC.3−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸二水素エステル
3−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル][(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸ジ−tert−ブチル40mgをジオキサン1mLに溶かし、4N HCl/ジオキサン2mLで室温にて処理した。1時間後に、HPLCとLC−MSはSMを示さなかった。35〜100% MeCN+0.1% TFAを使用してこの反応混合物をRP−HPLCで精製した。純生成物画分を合わせ、蒸発させ、凍結乾燥し、標記化合物を得た。LC−MS:3.63min.(m/Z 268.3,540.3)。H NMR(CDCN,500MHz)は約5:1比の2種の回転異性体を示した。主異性体:7.67(d,9.0Hz,1H),6.92(dd,9.0 & 2.3Hz,1H),6.57(d,2.3Hz,1H),5.11(s,2H),3.86(s,3H),3.62(br s,2H),3.53〜3.57(m,2H),3.27(br s,2H),1.67〜1.71(m,2H),1.42(s,9H),1.01(s,9H),0.94(s,6H)。
【0325】
(実施例292)
【0326】
【化78】

【0327】
2−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸二水素エステル
ステップA.2−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸水素ベンジル
標記化合物を、実施例291のステップAに記載の手順を使用して1−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2−メチルプロパン−2−オールとジエチルアミド亜リン酸ジベンジルから製造し、RP−HPLCで精製し、TFA塩として単離した。LC−MS:2.42min.(m/Z 344.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.69(br s,1H),7.33〜7.40(m,5H),5.03(d,7.4Hz,2H),3.13〜3.14(m,2H),3.02〜3.05(m,2H),1.62〜1.65(m,2H),1.51(s,6H),0.91(s,9H)。
【0328】
ステップB.2−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル][(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸水素ベンジル
標記化合物は実施例1に記載の手順を使用して(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)酢酸と2−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸水素ベンジルから製造された。LC−MS:4.01min.(m/Z 616.2,428.3)。
【0329】
ステップC.2−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸二水素エステル
2−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸水素ベンジル23.1mgと10% Pd/C 2.0mgのMeOH 1mL中混合物を水素バルーンで3.25時間処理した。触媒を濾別し、溶媒を減圧除去した。40〜80% MeCN+0.05% TFAを使用して残渣をRP−HPLCで精製した。純生成物画分を合わせ、凍結乾燥し、標記化合物を得た。LC−MS:3.54min.(m/Z 526)。
【0330】
(実施例293)
【0331】
【化79】

【0332】
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチルブチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン21.3mgと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン21.5mgのDMF(0.5mL)中溶液を炭酸セシウム35.8mgで46℃にて3日間処理した。RP−HPLCで後から溶出する異性体2−tert−ブチル−3−(3,3−ジメチルブトキシ)−6−メトキシキノキサリンから標記化合物を分離した。LC−MS:4.55min.(m/Z 317.2)。
【0333】
(実施例294)
【0334】
【化80】

【0335】
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン47mgと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オン43mgのDMF(2mL)中溶液を炭酸セシウム79mgで室温にて処理した。RP−HPLCで後から溶出する少量異性体1−[(3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2−イル)オキシ]−3,3−ジメチルブタン−2−オンから標記化合物を分離した。LC−MS:4.02min.(m/Z 331.3)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:7.73(d,8.9Hz,1H),6.95(dd,2.5 & 8.9Hz,1H),6.49(d,2.2Hz,1H),5.40(s,2H),3.86(s,3H),1.44(s,9H),1.36(s,9H)。標記化合物の構造を更にNOEスペクトル分析により確認した。
【0336】
(実施例295〜301)
【0337】
【化81】

【0338】
実施例294に記載したと同一の方法を使用して表15の実施例295〜301を製造した。使用したブロモケトンの一部はGaudry and Marguet(Org.Syn.Coll.Vol.6,193)の方法を使用して製造した。
【0339】
【表15】

【0340】
(実施例302)
【0341】
【化82】

【0342】
1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−3−イソプロピル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例294に記載の方法を使用して3−イソプロピル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オンから製造された。LC−MS:3.56min.(m/Z 317.1)。
【0343】
(実施例303〜315)
【0344】
【化83】

【0345】
実施例1に記載の方法を使用し、(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸と表16に記載するアミンを使用して表16の下記化合物を製造した。
【0346】
【表16】

【0347】
(実施例316)
【0348】
【化84】

【0349】
2−[3−(4−シアノフェニル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド
ステップA.[3−(4−シアノフェニル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸tert−ブチル
標記化合物は製造例51の方法BのステップBに記載の方法を使用してN−(5−メトキシ−2−ニトロフェニル)グリシン酸tert−ブチルと(4−シアノフェニル)(オキソ)酢酸エチルから製造された。LC−MS:3.75min.(m/Z 392.0)。H NMR(CDOD,500MHz)δ:8.49(dd,1.8 & 6.6Hz,2H),7.89(d,9.0Hz,1H),7.82(dd,1.8 & 6.8Hz,2H),7.08(dd,2.3 & 8.3Hz,1H),6.82(d,2.6Hz,1H),5.11(s,2H),3.95(s,3H)。
【0350】
ステップB.[3−(4−シアノフェニル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸
標記化合物は製造例51に記載の方法を使用して[3−(4−シアノフェニル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸tert−ブチルから製造された。
【0351】
ステップC.2−[3−(4−シアノフェニル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド
標記化合物は実施例1に記載の方法を使用して[3−(4−シアノフェニル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸から製造された。LC−MS:4.23min.(m/Z 475.2)。H NMR(CDCN,500MHz)δ:8.47(m,2H),8.31(m,3H),7.03(dd,2.5 & 8.9Hz,1H),6.64(d,2.5Hz,1H),5.15(s,2H),3.44〜3.48(m,2H),3.35〜3.38(m,2H),1.65〜1.72(m,2H),1.53〜1.58(m,1H),1.41〜1.46(m,2H),1.01(d,6.2Hz,6H),0.90(d,6.6Hz,6H)。
【0352】
(実施例317〜333)
【0353】
【化85】

【0354】
実施例1に記載の方法を使用し、[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)酢酸と表17に記載するアミンを使用して表17の下記化合物を製造した。
【0355】
【表17】


【0356】
(実施例334)
1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
【0357】
【化86】

【0358】
標記化合物は実施例294に記載の方法を使用して3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オンから製造された。LC−MS:3.50min.(m/Z 409.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.16〜8.17(m,2H),7.90(d,8.9Hz,1H),7.31(d,8.2Hz,2H),6.97(dd,2.3 & 8.9Hz,1H),6.34(d,2.5Hz,1H),5.32(s,2H),3.90(s,3H),3.70(t,6.4Hz,2H),2.78(t,7.4Hz,2H),1.94〜1.97(m,2H),1.40(s,9H)。
【0359】
(実施例335〜333)
【0360】
【化87】

【0361】
実施例1に記載の方法を使用し、[[3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸と表18に記載するアミンを使用して表18の下記化合物を製造した。
【0362】
【表18】

【0363】
(実施例340)
【0364】
【化88】

【0365】
1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例294に記載の方法を使用して3−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オンと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オンから製造された。LC−MS:3.15min.(m/Z 381.2)。
【0366】
(実施例341)
【0367】
【化89】

【0368】
4−[4−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]−4−メチルペンタン酸3,3−ジメチル−2−オキソブチル
標記化合物は実施例294に記載の方法を使用して4−[4−(6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル)フェニル]−4−メチルペンタン酸と1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オン1.5当量から製造された。LC−MS:4.02min.(m/Z 487.2)。
【0369】
(実施例342)
【0370】
【化90】

【0371】
1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシキノキサリン−1(2H)−オン
標記化合物は実施例294に記載の方法を使用して3−[4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)フェニル]−7−メトキシキノキサリン−1(2H)−オンと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オンから製造された。LC−MS:3.38min.(m/Z 375.2)。
【0372】
(実施例343〜347)
【0373】
【化91】

【0374】
実施例1に記載の方法を使用し、[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]酢酸と表19に記載するアミンを使用して表19の下記化合物を製造した。
【0375】
【表19】

【0376】
(実施例348〜349)
【0377】
【化92】

【0378】
実施例1に記載の方法を使用し、(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸と表20に記載するアミンを使用して表20の下記化合物を製造した。
【0379】
【表20】

【0380】
(実施例350)
【0381】
【化93】

【0382】
3−tert−ブチル−7−クロロ−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
ステップA.3−tert−ブチル−7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
標記化合物は3−tert−ブチル−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン8−オキシド14.5mgを塩化チオニル1mLで室温にて一晩処理することにより製造された。RP−HPLCでその7−ヒドロキシ及び4−クロロ誘導体から分離した。LC−MS:3.21min.(m/Z 237.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:7.85(d,8.0Hz,1H),7.64(s,1H),7.22(d,8.0Hz,1H),1.45(s,9H)。
【0383】
ステップA.3−tert−ブチル−7−クロロ−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
標記化合物は実施例294に記載の方法を使用して3−tert−ブチル−7−クロロ−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オンと1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オンから製造された。LC−MS:3.97min.(m/Z 335.1)。
【0384】
(実施例351)
【0385】
【化94】

【0386】
N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアミド
ステップA.2−[{4−[(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]ピリジン−3−イル}(ヒドロキシ)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸メチル
標記化合物はTurner(J.Org.Chem.55,4744,1990)の方法を使用してN−(3−ホルミルピリジン−4−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミドと3−メチルブタン酸メチルから製造された。LC−MS:2.64及び2.78min.(m/Z 337.2)。2種のジアステレオマーのH NMR(CDCl,500MHz)δ:9.68 & 9.60(br s,1H),8.43 & 8.28(d,5.8,1H),8.32(d,5.7Hz,1H),8.23 & 8.05(br s,1H),5.10〜5.16(m,1H),3.78 & 3.30(s,3H),3.00 & 2.86(d,5.1又は10.8Hz,1H),1.35 & 1.34(s,9H),1.21 & 0.96(s,9H)。
【0387】
ステップB.3−tert−ブチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン
標記化合物は160℃のマイクロ波反応器で2時間加熱することにより製造例60のステップBに記載の方法を使用して2−[{4−[(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]ピリジン−3−イル}(ヒドロキシ)メチル]−3,3−ジメチルブタン酸メチルから製造された。LC−MS:1.75min.(m/Z 203.1)。H NMR(CDCl,500MHz)δ:8.83(s,1H),8.54(d,5.7Hz,1H),7.75(s,1H),7.18(d,5.7Hz,1H),1.51(s,9H)。
【0388】
ステップC.(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸メチル
標記化合物は製造例57のステップGに記載の方法を使用して3−tert−ブチル−ブチル−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンとブロモ酢酸メチルから製造された。RP−HPLCで後から溶出する異性体[(3−tert−ブチル−1,6−ナフチリジン−2−イル)オキシ]酢酸メチルから分離した。LC−MS:2.18min.(m/Z 275.1)。H NMR(CDCOD,500MHz)δ:9.20(s,1H),8.67(d,7.1Hz,1H),8.10(s,1H),7.89(d,7.1Hz,1H),5.21(d,2H),3.82(s,3H),1.43(s,9H)。
【0389】
ステップD.(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸
標記化合物は製造例57のステップHに記載の方法を使用して(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸メチルから製造された。LC−MS:1.92min.(m/Z 261.2)。
【0390】
ステップE.N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアミド
標記化合物は(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸とジブチルアミンを使用し、実施例1に記載の方法を使用して製造された。LC−MS:3.23min.(m/Z 372.2)。
【0391】
(実施例352)
【0392】
【化95】

【0393】
2−(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド
標記化合物は(3−tert−ブチル−2−オキソ−1,6−ナフチリジン−1(2H)−イル)酢酸および3,3−ジメチル−N−プロピルブタン−1−アミンを使用し、実施例1に記載の方法を使用して製造された。LC−MS:3.33min.(m/Z 386.2)。
【0394】
機能アッセイ
A.Maxi−Kチャネル
Maxi−Kチャネルの阻害剤の同定は、Aurora Biosciences技術を使用して実施することができ、Maxi−Kチャネルのα及びβサブユニットの両者をTsA−201細胞に一過的トランスフェクション後に発現されたチャネルが細胞静止電位を形成する能力に基づく。阻害剤の不在下では、細胞はMaxi−Kチャネルの活性の結果としてE(−80mV)に近い内部負の過分極膜電位を示す。Maxi−Kチャネルを遮断すると、脱分極を生じる。膜電位の変化はドナークマリン(CCDMPE)とアクセプターオキサノール(DiSBAC(3))の2成分を使用する電圧感受性蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)色素対で測定することができる。オキサノールは親油性アニオンであり、膜電位に従って膜に分布する。正常条件下では、細胞の内側が外側に対して負のときにオキサノールは膜の外層に蓄積され、クマリンの励起によりFRETが生じる。膜脱分極を誘導する条件では、オキサノールは細胞の内側に再分布し、その結果、FRETは低下する。従って、膜脱分極後に比の変化(ドナー/アクセプター)は増加する。
【0395】
Maxi−KチャネルのTsA−201細胞への一過性形質転換は、FUGENE6(登録商標)を形質転換試薬として使用して従来記載されているように実施することができる(Hannerら(1998)J.Biol.Chem.273,16289−16296)。トランスフェクションから24時間後にCa2+−Mg2+不添加ダルベッコリン酸緩衝食塩水(D−PBS)に細胞を採取し、遠心し、ポリ−d−リジンをコーティングした96ウェルプレートに細胞60,000個/ウェルの密度で撒き、一晩温置する。次に細胞をD−PBSで1回洗浄し、4μM CCDMPE−0.02%プルロニック−127/D−PBS 100μlを加える。細胞を暗所にて室温で30分間温置する。その後、細胞をD−PBSで2回洗浄し、140mM NaCl、0.1mM KCl、2mM CaCl、1mM MgCl、20mM Hepes−NaOH,pH7.4、10mMグルコースを含有する溶液に6μM DiSBAC(3)を添加し、100μlを加える。試験化合物をこの溶液で希釈し、同時に加える。細胞を暗所にて室温で30分間温置する。
【0396】
プレートを電圧/イオンプローブリーダー(VIPR)計器に装填し、CCDMPEとDiSBAC(3)の両者の蛍光発光を10秒間記録する。この時点で、140mM KCl、2mM CaCl、1mM MgCl、20mM Hepes−KOH、pH7.4、10mmグルコースを含有する高濃度カリウム溶液100μlを加え、両者色素の蛍光発光を更に10秒間記録する。高濃度カリウム溶液添加前のCCDMPE/DiSBAC(3)比は1である。阻害剤の不在下では、高濃度カリウム溶液添加後の比は1.65〜2.0である。Maxi−Kチャネルが公知標準又は試験化合物により完全に阻害されている場合には、この比は1に維持される。従って、蛍光比の濃度依存的変化をモニターすることによりMaxi−Kチャネル阻害剤の活性を測定することが可能である。
【0397】
本発明の化合物は約5nM〜約500μM、より好ましくは約5nM〜約20nMのIC50で蛍光比の濃度依存的阻害を生じることが判明した。
【0398】
B.高コンダクタンスカルシウム依存性カリウムチャネルに及ぼす化合物効果の電気生理学的アッセイ
ヒト無色素毛様体上皮細胞
電気生理学的方法を使用してヒト無色素毛様体上皮細胞における高コンダクタンスカルシウム依存性カリウム(maxi−K)チャネルの活性を測定した。ピペット溶液がチャネルの細胞外側を向き、バス溶液が細胞内側を向くパッチクランプ技術のインサイドアウト構造でmaxi−Kチャネルを流れる電流を記録した。励起したパッチは1〜約50個のmaxi−Kチャネルを含んでいた。そのシングルチャネルコンダクタンスが高い(250〜300pS)ことと、チャネル開口が膜電位と細胞内カルシウム濃度に感受性であることによりmaxi−Kチャネルを同定した。標準電気生理学的技術を使用して膜電位を記録した。Kopfプラー(model 750)を使用して2段階でガラスピペット(Garner 7052)を引き、食塩水充填時の電極抵抗を1〜3メガオームとした。EPC9(HEKA Instruments)又はAxopatch 1D(Axon Instruments)増幅器を使用して膜電流を記録し、ITC−16インタフェース(Instrutech Corp)を使用してディジタル変換を実施した。ピペットに150mM KCl、10mM Hepes、1mM MgCl、0.01mM CaCl、3.65mM KOH、pH 7.20を充填した。バス(細胞内)溶液は場合によりチャネル開口のカルシウム感受性を試験するためにカルシウムを除去し、1mM EGTAを加え、20mM KClの代わりに20mM KFを加えてカルシウムを排除した以外は同一とした。バス潅流によりチャネルの細胞内側に薬剤を添加した。
【0399】
文献(Martin−Vasallo,P.,Ghosh,S.,and Coca−Prados,M.,1989,J.Cell.Physiol.141,243−252)に記載されているようにヒト無色素毛様体上皮細胞を組織培養で増殖させ、使用前にガラスカバースリップに撒いた。ピペットと細胞表面の間に高抵抗シール(>1GΩ)を形成し、インサイドアウトパッチを励起した。チャネル開口確率は膜脱分極と細胞内カルシウムの増加と共に増加するので、パッチ内のmaxi−Kチャネルをその開口特性により同定した。薬理学的分析に使用したパッチでは、細胞内カルシウムを除去して電圧依存性電流を排除した。チャネル開口を生じた脱分極電圧ステップ又はランプ後にmaxi−K電流を測定した。
【0400】
チャネルの細胞内側に本発明の化合物を適切な濃度(0.001〜100μM)で添加した。化合物はチャネル開口確率を低下させ、化合物を実験チャンバーから洗い出すと、この効果は失われた。本発明の化合物でこれらの条件下におけるmaxi−Kチャネル阻害のIC50は約0.2nM〜約100μMであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式I
【化1】

[式中、
Z、Z、Z及びZは独立してCH又はNを表し;
R及びRyは独立して水素又はC1−6アルキルを表し;
は水素、C1−6アルキル、CF、(CH3−10シクロアルキル、(CH6−10アリール、−(CH5−10ヘテロアリール、C1−6アルコキシ、OH、CORを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及びアルコキシは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
Xは−(CHR−,−(CHRC(O)−を表し;
QはN、CRy又はOを表し、但し、QがOであるとき、Rは不在であり;
は水素、C1−10アルキル、C2−10ヒドロキシルアルキル、C1−6アルキルSR、−(CHO(CHOR、(CHOR、−(CH(CHR(CH1−6アルコキシ、−(CH(CHR)(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル、−(CH5−10ヘテロアリール、−N(R)、−COOR又は−(CH(CHR(CH6−10アリールを表し、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
は水素、C1−10アルキル、C2−6アルケニル、−(CH(CHR(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル、−(CH(CHR)(CH5−10ヘテロアリール、−(CH(CHR(CHCOOR、−(CH(CHR(CH6−10アリール、−(CH(CHR(CHNHR、−(CH(CHR(CHN(R)、−(CH(CHR(CHN(R、−(CH(CHR(CHNHCOOR、−(CH(CHR(CHN(R)COR、−(CH(CHR(CHN(R)COR、−(CH(CHR(CHNHCOR、−(CH(CHR(CHCONH(R)、アリール、−(CH(CHR(CHOR、−(CHC(R(CHOR、CF、−(CH(CHR(CHSOR、−(CH(CHR(CHSON(R)、−(CH(CHR(CHCON(R)、−(CH(CHR(CHCONHC(R)、−(CHCONHC(R)COR、−(CH(CHR(CHCOR、ニトロ、シアノ又はハロゲンを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合により1〜3個のR基で置換されており;または
QがNであるとき、RとRはN原子を介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜4個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員複素環を形成し、または
QがCRyであるとき、RとRはCRyを介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜5個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員炭素環又は複素芳香環又は縮合環を形成し;
は水素、C1−6アルコキシ、ハロゲン、シアノ、OH、C1−6アルキル、COOR、SOH、C1−6アルキルカルボニル、S(O)Ry、−O(CHN(R)、−O(CHCOR、−OPO(OH)、CF、−N(R)、ニトロ又はC1−6アルキルアミノを表し;
は水素、C1−6アルキル、−(CHCOOR又は−(CHN(R)を表し;
は−(CH3−8シクロアルキル、−(CH3−10ヘテロシクリル、C1−6アルコキシ、−(CH5−10ヘテロアリール又は−(CH6−10アリールを表し、前記ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール又はヘテロアリールは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
はF、Cl、Br、I、CF、N(R)、NO、CN、−(CHCOR、−(CHCONHR、−(CHCON(R、−O(CHCOOR、−NH(CHOR、−COOR、−OCF、−O−、−NHCOR、−SOR、−SONR、−SR、(C−Cアルキル)O−、−(CHO(CHOR、−(CH1−6アルコキシ、(アリール)O−、−OH、(C−Cアルキル)S(O)−、HN−C(NH)−、(C−Cアルキル)C(O)−、(C−Cアルキル)OC(O)NH−、−(C−Cアルキル)NR(CH10ヘテロシクリル−R、−(C−Cアルキル)O(CH10ヘテロシクリル−R、−(C−Cアルキル)S(CH10ヘテロシクリル−R、−(C−Cアルキル)−C10ヘテロシクリル−R、−(CH−K−C(=K)N(R)、−(C2−6アルケニル)NR(CH3−10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)O(CH10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)S(CH10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)−C10ヘテロシクリル−R、−(C2−6アルケニル)−K−C(=K)N(R)、−(CHSOR、−(CHSOH、−(CHPO(OR)、−(CHOPO(OR)、シクロヘキシル、シクロペンチル、モルホリニル、ピペリジル、ピロリジニル、チオフェニル、フェニル、ピリジル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チエニル、フリル、イソチアゾリル、C2−6アルケニル及びC1−10アルキルを表し、前記アルキル、アルケニル、アルコキシ、フェニル、ピリジル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チエニル、フリル及びイソチアゾリルは場合によりC−Cアルキル及びCOORから選択される1〜3個の基で置換されており;
Kは独立してCH、CH又はNHを表し;
はH、C1−6アルキル、−C(O)C1−6アルキル、−C(O)OC1−6アルキル、−SON(R)、−SO1−6アルキル、−SO6−10アリール、NO、CN又は−C(O)N(R)を表し;
はC1−6アルキル、−COOR、−SOR、CN、(CHOR、C(O)O(CHC(O)R、−OPO(OH)、−(CH6−10アリール又は−(CH5−10ヘテロアリールを表し;
は水素、C1−6アルキル又は−(CH6−10アリールを表し;
mは0〜3であり;
nは0〜3であり;
qは0〜2であり;
sは0〜1であり;
pは0〜2である。]の化合物又はその医薬的に許容可能な塩、リン酸基を含むエステル、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物。
【請求項2】
QがNであり、Xが−(CHRC(O)−であり、RがC1−6アルキルであり、ZがNであり、Z、Z及びZが各々CHであり、QRがジアルキルアミン、ヒドロキシジアルキルアミン又はヒドロキシルアミンであり、Rが水素又はC1−6アルキルであり、他の全変項が当初に記載した通りである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
とRがN原子を介して結合し、場合によりO、S、C(O)又はNRの1〜2個の原子を含み、場合により1〜4個の二重結合をもち、場合によりRから選択される1〜3個の基で置換された4〜10員複素炭素環を形成する請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
構造式II
【化2】

[式中、
QはNであり;
ZはCH又はNであり;
は水素、C1−6アルキル、(CH3−10シクロアルキル、(CH6−10アリール、C1−6アルコキシを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及びアルコキシは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
は水素、C1−10アルキル、C2−10ヒドロキシルアルキル、(CHOR、−(CH(CHR(CH1−6アルコキシ、−(CH(CHR(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル,−(CH5−10ヘテロアリール又は−(CH(CHR(CH6−10アリールを表し、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されており;
は水素、C1−10アルキル、−(CH(CHR(CH3−8シクロアルキル、−(CH(CHR(CH3−10ヘテロシクリル、−(CH(CHR(CH5−10ヘテロアリール又は−(CH(CHR(CH6−10アリールを表し、前記アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールは場合により1〜3個のR基で置換されており;他の全変項は本明細書に記載する通りである。]の請求項1に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩、リン酸基を含むエステル、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物。
【請求項5】
が場合により1〜3個のR基で置換されたC1−6アルキル、(CH6−10アリール又は(CH3−10シクロアルキルであり、RとRが独立して水素、C1−10アルキルであり、前記アルキルは場合によりRから選択される1〜3個の基で置換されている請求項6に記載の化合物。
【請求項6】
N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチル−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アセトアミド、
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−7−メトキシキノリン−2(1H)−オン、
N,N−ジブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N,N−ジイソブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−オクチル−N−ペンチルアセトアミド、
N−エチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
(±)−3−イソプロピル−7−メトキシ−1−{2−[トランス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−オキソエチル}キノリン−2(1H)−オン、
N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−イソブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−N−イソブチル−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)−2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジプロピルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−シクロヘキシル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−メチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチル−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロヘキシル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(シクロプロピルメチル)−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ジイソブチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−エチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−2−(7−メトキシ−2−オキソ−3−フェニルキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ビス(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−ブチル−N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−ペンチルアセトアミド、
N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−シクロペンチル−N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−ブチル−N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−ペンチルアセトアミド、
N−シクロペンチル−N−(3,3−ジメチルブチル)−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
N−ブチル−2−(3−エチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジプロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−シクロヘキシル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
N−シクロヘキシル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソプロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−オクチル−N−ペンチルアセトアミド、
N−(sec−ブチル)−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
(±)−3−シクロペンチル−7−メトキシ−1−{2−トランス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−オキソエチル}キノリン−2(1H)−オン、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−ペンチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−シクロペンチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−ペンチルアセトアミド、
N−シクロペンチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−メチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチル−N−プロピルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−イソブチルアセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−シクロペンチル−7−メトキシ−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)アセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)アセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N−エチル−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
2−(2−tert−ブチル−6−メトキシ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)−N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミド、
N,N−ジブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ジイソブチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−N−プロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ジプロピルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジブチメルブチル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−エチルアセトアミド、
N−ブチル−2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−シクロヘキシル−N−エチルアセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−エチル−N−1,3−チアゾール−2−イルアセトアミド、
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−{2−シス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−オキソエチル}キノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−{2−シス−オクタヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−オキソエチル}キノキサリン−2(1H)−オン、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N−(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(4−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(3−メチルブト−2−エン−1−イル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−(5−ヒドロキシペンチル)アセトアミド、
3−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロピルリン酸二水素エステル、
2−[[(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)アセチル](3,3−ジメチルブチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチルリン酸二水素エステル、
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチル−2−オキソペンチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(3−エチル−3−メチル−2−オキソペンチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−7−メトキシ−1−(3−メチル−2−オキソブチル)キノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(2−シクロヘキシル−2−オキソエチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
3−tert−ブチル−1−(2−シクロペンチル−2−オキソエチル)−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
1−[2−(1−アダマンチル)−2−オキソエチル]−3−tert−ブチル−7−メトキシキノキサリン−2(1H)−オン、
2−(3−イソプロピル−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル)−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
N−(3,3−ジメチルブチル)−2−[3−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル]−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N−プロピルアセトアミド、
4−[4−(3,3−ジメチル−2−オキソブチル)−6−メトキシ−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリン−2−イル]−4−メチルペンタン酸3,3−ジメチル−2−オキソブチル、
2−[3−(4−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル)−7−メトキシ−2−オキソキノキサリン−1(2H)−イル]−N,N−ビス(3−メチルブチル)アセトアミド、
2−(3−tert−ブチル−7−メトキシ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)−N−(3,3−ジメチルブチル)−N−プロピルアセトアミドから選択される化合物又はその医薬的に許容可能な塩、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物。
【請求項7】
高眼圧症又は緑内障の治療を必要とする患者に治療有効量の請求項1に記載の構造式Iの化合物を投与することを含む高眼圧症又は緑内障の治療方法。
【請求項8】
黄斑浮腫、黄斑変性の治療、網膜及び視神経乳頭血流速度の増加、網膜及び視神経酸素圧及び/又は神経保護効果の増加方法であって、このような治療を必要とする患者に医薬的に有効な量の請求項1に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩、リン酸基を含むエステル、エナンチオマー、ジアステレオマーもしくは混合物を投与することを含む前記方法。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物と医薬的に許容可能なキャリヤーを含有する組成物。
【請求項10】
βアドレナリン遮断薬、副交感神経作用薬、交感神経作用薬、炭酸脱水酵素阻害薬、EP4アゴニスト、プロスタグランジンもしくはその誘導体、降圧脂質、神経保護薬及び/又は5−HT2受容体アゴニストから構成される群に属する活性成分の1種以上が場合により添加された請求項9に記載の組成物。

【公表番号】特表2009−533326(P2009−533326A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−500400(P2009−500400)
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/006109
【国際公開番号】WO2007/108968
【国際公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】