説明

高速安全性を有するヘルド枠

【課題】安全性が改善されたヘルド枠を提供する。
【解決手段】2つの平坦な側24を有するシャフト・ロッド11であって、シャフト・ロッドは、一端22に2本のレッグ26、27のうちの1によって、境界が定められて開口部23を備え、開口部はシャフト・ロッドの平坦な側を通って延びるものと、開口部に向かって延びる延長部分21を有する側面の支柱13であって、延長部分は、開口部を満たさないものと、平坦な側のうちの少なくとも1つの開口部に対する接近侵入を阻止する、少なくとも一つのガード部材31とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は織機のヘルド枠に関する。
【背景技術】
【0002】
いわゆるヘルド枠は、水平な長い上部シャフト・ロッドと、そしてその下に位置する水平な長い下部シャフト・ロッドとからなる、枠の形をした装置である。この2本のシャフト・ロッドの端部は、側面の支柱により互いに接続されている。このシャフト・ロッドは、ヘルドを保持するレールを支持し、そこへヘルドが取り付けられる。ヘルドを取り付けたり、取り外したりするために、ヘルド枠は取外し可能なように構成されなければならない。このために、側面の支柱は着脱可能である。着脱可能なコーナー(角)継手が、シャフト・ロッドと側面の支柱とを接続するために用いられる。これに関連した例は、例えば、特許文献1から、または特許文献2からも知られている。
【0003】
特許文献4と同様に、特許文献3には、シャフト・ロッドから機械加工された2本の締付けレッグを有するコーナー継手の原理が開示され、側面の支柱の延長部分はその締付けレッグの間で所定位置に締めつけられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許第102005029701号明細書
【特許文献2】独国特許第10349381号明細書
【特許文献3】スイス特許出願公開第427688号明細書
【特許文献4】独国特許第10116813号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ヘルド枠によって生じる、操作者に対する危険性を最小化することである。
【0006】
特に、織機が、運転中のトラブルにより、または別の状況のため、動作が中断したり設置準備中であるときには、操作者はヘルド枠に接近しなければならず、その際にヘルド枠がゆっくりと動作する場合が少なくともあり得る。それらの場合においては、負傷することから、すなわちさもないと怪我をすることから操作者を保護するための有効な手段が講じられなければならない。
【0007】
安全性が改善されたヘルド枠を提供するのが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のヘルド枠は、シャフト・ロッドの平坦な側のうちの一方へ開いている中空の空間を含む少なくとも一つのコーナー(角)接続装置を備える。この中空の空間は、好ましくはシャフト・ロッドの一部である2つのレッグによってその境界を定められ、好ましくは、側面の支柱の延長部分の長さより明らかに大きな長さを備え、その延長部分はそれらのレッグの間に収容されている。ここで、そこには側面に亘って延びるかなりの開口部がある。その開口部に配置されるガード部材が、開口部への進入を防ぐので、操作者の工具、衣類または指がこの開口部に入ることはない。結果的に、ヘルド枠を操作する際の怪我の危険性はかなり減少する。
【0009】
レッグは、締め付け手段を介して相互に引張り締めつけられる締付け部材を有する。その締付け部材の間所定の位置に、側面の支柱の延長部分を締めつけるためである。これらの締付け部材は、むく(solid)の材料、特に金属、例えば鋼からなるものでよい。それとは別に、ヘルド枠は、他の材料、好ましくはアルミニウム材からなるものでよい。締付け部材は、固定的にまたは取り外しできるようにレッグに接続し得る。これらの締付け部材の間には、好ましくは、何センチメートルかの距離があるが、この距離は、少なくともそこガード部材がないとなると、平均的な操作者が締付け部材の間に親指、つまり指を伸ばすことを防止しなければならないほど、十分に大きい。
【0010】
延長部分は、開口部の容量の半分未満を占めるのが好ましい。好ましい態様においては、延長部分は容量の1/3未満を占める。結果的に、延長部分はレッグの端部の間で締めつけられるだけであり、その一方で、開口部の大部分は塞がれないで残る。張力をかけられるときには、このように比較的に長いレッグはきわめて最小限の回転動作を行うだけなので、それらの間に締めつけられた延長部分は、単位面積当たり等圧力にさらされ、したがって、広い領域で力の伝達がある。
【0011】
その開口部の少なくともほとんどの部分は、ガード部材によって塞がれる。塞がれる範囲は全領域であるのが好ましい。あるいは、より小さな領域または開口部が塞がれずに残ることも可能である。これらの領域および開口部は小さいので、操作者が指をその中に伸ばすことはできない。この限りに於いて、ガード部材は、粘着性の、平面部材により、同様にその代わりとして、1つまたは複数のより小さな開口部を有する部材により構成され得る。
【0012】
ガード部材は、少なくとも1つの留め具によって、ヘルド枠に保持されるのが好ましい。留め具は、例えば、開口部を横断する方向に延びる戻り止めフィンガーでもよい。ガード部材が開口部の縁周辺で、その平坦な側の1方に対して、好ましくは当接するのに対して、戻り止めフィンガーは、他方の平坦な側の後に、好ましくは延びる。この種類の留め具は、シャフト・ロッドにガード部材を取付けるのが簡単で、ガード部材は、シャフト・ロッドが急速に加速される場合でも、それ自体が確実に緩まないことが、実証されている。
【0013】
あるいは、ガード部材をシャフト・ロッドに留め付けるため別の手段を用いてもよい。例えば、ガード部材は接着剤でシャフト・ロッドに留め付けられてもよい。しかしながら、その場合は、そのガード部材は、平坦な側にあって、開口部を囲んでいる縁の部分に沿って、少なくとも延びて、その個所で平坦な側に接着される。
【0014】
ガード部材は、しかしながら、開口部に配置され、保持される部材本体でもよい。留め付けは、ふたたび締付けまたは接着により、または係合によるものでもよい。
【0015】
その構成とは別に、ガード部材は、プラスチック材料、すなわち例えば、透明または不透明なプラスチック材料で作製されるのが好ましい。ガード部材は弾性があり、開口部の境界を定めるレッグのわずかな相対動作を妨げないのが好ましい。そのような動作は側面の支柱の延長部分が所定の位置に締めつけられるかまたは解放されるときに生じる。
【0016】
本発明の詳細および変形、その態様の有利な特質特徴は、図面と共に、明細書の記載、従属請求項から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ヘルド枠の概略正面図である。
【図2】図1のヘルド枠のコーナー(角)部分の斜視図である。
【図3】ヘルドのコーナー部分のためのガード部材の斜視図である。
【図4】ヘルドのコーナー部分のためのガード部材の斜視図である。
【図5】ガード部材の代案実施例の側面図である。
【図6】図5のガード部材の斜視図である。
【図7】図5および図6のガード部材の正面図である。
【図8】本発明のガード部材の代替実施例の側面図である。
【図9】図8のガード部材の平面図である。
【図10】図8および図9のガード部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、ヘルド枠10の概略図を示す。ヘルド枠10は上部シャフト・ロッド11および下部シャフト・ロッド12からなり、これらのロッドは、互いに平行に、かつ少し離れて配置されている。シャフト・ロッド11、12は、左側支柱13および右側支柱14によって互いに接続されている。結果的に、長方形の枠が形成され、そこへヘルドが配置されるが、それは特に図示されていない。シャフト・ロッド11、12は、ヘルドを収容するためのヘルド支持レールを担持する。図2は上部シャフト・ロッド11のヘルド支持レール15を示す。シャフト・ロッド11がおよそ長方形の横断面を備えた、狭く高さのあるアルミニウム材であるのに対して、ヘルド支持レール15は鋼材から作製されるのが好ましい。シャフト・ロッド11は、あるいは別の材料、例えば、繊維強化プラスチック材料等で作製されてもよい。コーナー(角)接続装置16〜19が、側面の支柱13、14とシャフト・ロッド11、12との間の接続のために設けられており、それらコーナー接続装置の各々は同じ種類の構成を備えている。従って、コーナー接続装置16の記載は他のコーナー接続装置17〜19を代表する。
【0019】
図2は、左側支柱13の上端部および上部シャフト・ロッド11の左端を示す。ここではコーナー接続装置16が特に示されている。
【0020】
使用に際しては、側面の支柱13は、織機内で垂直方向に延在し、垂直に可動なように案内されている。その側面の支柱は、基本的に真っ直ぐなシャフト20を備え、その最上部から水平延長部分21が、例えば、シャフト20に対し直角に延びる。延長部分21は、例えば、長方形の横断面を備える。この延長部分は、上部シャフト・ロッド11の低い部分の厚みを越えない程度の、水平部の厚みを備えることが好ましい。
【0021】
シャフト・ロッド11の端部22には、表面端部側からシャフト・ロッド11内に向かって、その2つの平坦な側24、25を通って延びる開口部23が設けられている。ここでは、より上側のレッグ26により、そしてより下側のレッグ27により境界が定められた、口のような形の開口部が形成される。2つのレッグ25、27は締付け部材28、29を備えることが好ましく、それらの締付け部材は、例えば、鋼またはむく材のアルミニウム、または他の材料からなるものでよい。シャフト・ロッド11が軽量な中空の部材として構成され得る一方、締付け部材28、29はむく材であることが好ましい。これらの締付け部材は、互いに鋲着またはねじ止めされるか、その他により互いに接続され得る。互いに面しそして好ましくは平らな締付けレッグ28、29の、締付け面の間の距離は、基本的に延長部分21の上側および下側の面の間の距離に合致するのが好ましい。結果的に、延長部分21は、レッグ26、27の間に容易に挿入され得る。
【0022】
上側締付け部材28が通路開口を備えている一方、下側の締付け部材29はその通路開口と心合せされたねじ付き穴を備えている。延長部分21は、これらの穴と心合せされた通路穴を備えている。結果的に、例えば、引き込みボルト30または別の部材の形態の、締め付け手段は、穴を通過することができ、下側の締付け部材29のねじ付き穴にねじ込まれ得る。引き込みボルト30がきつく締められると、レッグ26、27は弾性的にわずかに移動し、そして延長部分21は2つの締付け部材28、29の間の所定の位置に締めつけられる。
【0023】
理想的には、開口部23の、シャフト・ロッド11の表面側端部から水平方向に測定される深さが、同じ方向に測定される延長部分21の長さより実質的に大きいときに、この機能は達成される。ここで、開口部23の大部分は、それぞれ平坦な側24、25の方に開いている。ガード部材31は、平坦な側24、25のうちの少なくとも1方へ開いたこの開口部23を塞ぐために設けられる。本実施例では、このガード部材は開口部23のその平坦な側24を塞いでいる。図3および図4は、ガード部材31の別々の説明図である。例えば、このガード部材は、開口部23の形状に合致するように構成されたプラスチック材の薄いプレートである。プラスチック材のこのプレートは、開口部23の縁32に亘って延びており、従って、平坦な側24の縁端部分に対し当接する。例えば、戻り止めフィンガーとして構成された取付爪(留め具)33〜37がガード部材31の、プレートの形をした本体の側からほぼ直角に延びており、その本体は開口部23に面している。それらの取付爪33〜37は、それぞれの自由端部に、開口部23の縁の後にまで延びることのできる戻り止めドグまたは他の突出部が設けられている。これらは対向する平坦な側25の所定の位置にガード部材31を保持するためである。取付爪33〜37は、開口23の縁32に沿うように配置される。
【0024】
開口部23は、互いに平行であるレッグによって境界が定められ、かつ直線のエッジを備えているのが好ましい。これらの2つの直線のエッジは、相互に円弧状の端部領域で終端する。従って、ガード部材31のプレート形の本体には、互いに平行で、弧状のエッジ領域40によって互いに接続する2つの直線エッジ38、39が備えられており、その領域は円弧のように成形されているのが好ましい。直線エッジ38、39に近接して、ガード部材31のプレート形をした本体の厚みは減じられていても良い。この場合、開放縁部を有する溝41、42が形成されるが、それらの溝は締付け部材28、29の側面から突き出した部分を収容するために設けられている。
【0025】
図3から特に明らかなように、ガード部材31のプレート形をした本体の厚みは小さい。図3において、外側に面する側の上面については、その部材は平らであるのが好ましい。ガード部材31は、織機に据え付けられたヘルド枠に、好ましくは一群のヘルド枠の外側に位置するヘルド枠に、好ましくは当該外側のヘルド枠の、その外側に面した平坦な側に設けられる。この方法によれば、機械が始動するときや、機械がゆっくりとした動作状態にあるとき、例えば、それが設置準備中の場合などに、操作者が不注意に開口部23に進入して、怪我することを防止する。織機内では同じ種類のヘルド枠が互いに近接して配置されている。隣接するヘルド枠の開口部23を通して手を伸ばしている操作者の指は、ヘルド枠が相対運動をする場合、さもないと傷つくか、怪我をするか、または切断される。
【0026】
ガード部材31を異なる仕方で構成することも可能である。図5〜図7は、充填部材本体として構成されるガード部材43の代替実施例を示す。この本体は開口部23に配置され、したがって平坦な側からの開口部への進入を防ぐ。充填部材本体43は、開口部23の形状に適合した形状を備えている。図7は、このガード部材43の厚みを示す。このガード部材の2つの平坦な側44、45の間に測定される厚みは、シャフト・ロッド11の2つの平坦な側24、25の間に測定される厚みに対応することが好ましい。加えて、充填部材本体43は、締付け部材28、29へ当接するよう配置された、上下の狭い面46、47を備える。狭い面の終端46には、充填部材本体43の高さが増す段差48がある。対応して、下側の狭い面47に隣接して段差49が設けられている。段差48、49は、シャフト・ロッド11の側面の壁の後に伸び、初めは直線そして次に円弧状になる縁50につながっている。この縁50は開口部23に充填材本体43を固定する。
【0027】
使用に際して、充填部材本体43は、延長部分21が今まで通り締付け部材28、29の間にぴったり収まるように、開口部23を満たす。充填部材本体43の表面側の狭い面51は、延長部分21の正面に当接するか、またはそこからのわずかな距離で、保持される。
【0028】
充填部材本体43は、むく材のプラスチック材、発泡材等からなるものでよい。それは、少なくとも最小限、レッグ26、27のわずかな弾力のある動きを妨げないよう、弾力的で柔軟である。充填部材本体43は、開口部23に嵌め合い結合により固定されるか、場合によっては、例えば、接着剤または接着性材料による、部材同士の接合によりそこに支持され得る。加えて、別の留め具手段、例えば、留め具クリップ、突出部、ドグ等、を設けることも可能である。
【0029】
図8〜図10は、ガード部材52の別の代替実施例を示す。この場合、ガード部材52は、接着性部材として構成される。このガード部材は、開口部23の形状に適応する輪郭53を有する、一様な厚みの薄いプレート状である。この輪郭は、ガード部材52が開口部23の縁32に沿って延びるような寸法である。締付け部材28、29の部品を収容するかそれが通るのを許容するために、長手方向に延びるスリット54、55を設けることができ、この部品は平坦な側24、25を横切って突き出している。互いに平行であるスリット54、55の長さは、締付け部材28、29の長さに適合する。
【0030】
接着性部材52は、平坦な側24、25の一方または両方の、平坦な側の開口部23の縁32に、接着剤により固定され、シャフト・ロッド11上に恒久的に取り付けられたままとなる。必要に応じて、上述した構成の1つまたは複数を備えたガード部材を、開口装置の1つまたは複数のヘルド枠に設けることができる。開口装置の外側にあるヘルド枠の外側に面した平坦な側に、以上述べたようなガード部材を設けることが、特に推奨できる。このようにして、グリップ(把持)の有効な保護が達成される。表面にあるシャフト・ロッドだけに、ガード部材が装備されている場合でも、使用中、すでに十分なグリップ保護があり得る。
【0031】
ガード部材31が、開口装置のヘルド10のコーナー接続装置16〜19のために設けられている。それらのガード部材が、2つのレッグ26、27の間に形成された空間を塞ぎ、したがって、グリップ保護を提供する。
【符号の説明】
【0032】
10 ヘルド枠
11 上部シャフト・ロッド
12 下部ヘルド・ロッド
13 左側支柱
14 右側支柱
15 ヘルド支持レール
16〜19 コーナー(角)接続装置
20 シャフト
21 延長部分
22 端部
23 開口部
24 平坦な側
25 平坦な側
26 上側のレッグ
27 下側のレッグ
28 上側締付け部材
29 下側締付け部材
30 締め付け手段、引き込みボルト
31 ガード部材
32 端
33〜37 取付爪/留め具
38 直線の縁
39 直線の縁
40 ふち領域
41 溝
42 溝
43 ガード部材/充填部材本体
44 平坦な側
45 平坦な側
46 狭い面
47 狭い面
48 段差
49 段差
50 縁
51 表面側狭い面
52 ガード部材/接着性部材
53 輪郭
54 スリット
55 スリット





【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの平坦な側(24、25)を有するシャフト・ロッド(11、12)であって、当該シャフト・ロッドは、一端(22)に、2本のレッグ(26、27)のうちの1によって、境界が定められて開口部(23)を備え、当該開口部は、シャフト・ロッド(11、12)の平坦な側(24、25)を通って延びるものと、
当該開口部(23)に向かって延びる延長部分(21)を有する側面の支柱(13、14)であって、当該延長部分は、開口部(23)を満たさないものと、
平坦な側(24、25)のうちの少なくとも1つの開口部(23)に対する接近進入を阻止する、少なくとも一つのガード部材(31、43、52)と
からなる織機のためのヘルド枠(10)。
【請求項2】
締付け部材(28、29)がレッグ(26、27)に留め付けられ、当該レッグの間の所定の位置にしっかりと前記延長部分(21)を締めつけるために、当該締付け部材は、締め付け手段(30)を介して、互いに対して張力をかけられ得る、ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
【請求項3】
前記延長部分(21)は、前記開口部(23)の容関の半分より少ない空間を占める、ことを特徴とする請求項1または2に記載のヘルド枠。
【請求項4】
前記ガード部材(31、52)は、前記開口部(23)の平坦な側の縁(32)に亘って延びる平面部材である、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のヘルド枠。
【請求項5】
前記ガード部材(31)には、少なくとも一つの留め具(33、34、35、37)が具備されている、ことを特徴とする請求項4に記載のヘルド枠。
【請求項6】
前記留め具(33、34、35、37)は戻り止めフィンガーである、ことを特徴とする請求項5に記載のヘルド枠。
【請求項7】
前記戻り止めフィンガーは戻り止めドグを備え、当該戻り止めドグは前記平坦な側(24、25)のうちの1つに対して当接する、ことを特徴とする請求項6に記載のヘルド枠。
【請求項8】
前記ガード部材(31、43、52)は、接着剤または接着性材料によって、前記シャフト・ロッド(11、12)に留め付けられる、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のヘルド枠。
【請求項9】
前記ガード部材(31)は、前記レッグ(26、27)の弾性相対的な動作を許容するように設計される、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のヘルド枠。
【請求項10】
前記ガード部材(43)は本体からなり、当該本体は前記開口部(23)に配置されている、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1に記載のヘルド枠。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−67933(P2013−67933A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−180946(P2012−180946)
【出願日】平成24年8月17日(2012.8.17)
【出願人】(598132646)グロツ・ベッケルト コマンディートゲゼルシャフト (77)