説明

鳥害防止札

【課題】鉄塔等の構造物に対して強固かつ簡易に固定でき、砒素などの毒性物質を用いることなく、また、電気的な発光手段を必要とせずに、簡易な構造で鳥類の構造物への寄り付きを阻止して、構造物への営巣を効果的に防止することが可能な鳥害防止札を提供する。
【解決手段】取付金具により構造物に固定される板状に形成されて、上下方向と略垂直をなす方向に沿う折り線4で谷折り・山折りを組み合わせることで頂部3aの平面5と底部3bの平面6とが傾斜面7,8で上下方向に連続して凹凸状に形成された札本体3を備える。この札本体3の表面に偏光性塗料を塗布し、この偏光性塗料を塗布した札本体3の表面に偏光性塗料の基本カラーとは補色の関係にある基本カラーを備える偏光性塗料によって鳥類が忌避する動物の目11を描画する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄塔、電柱、家屋等の構造物に設置されて営巣防止効果がある鳥害防止札に関する。
【背景技術】
【0002】
送電用鉄塔等の構造物(支持物)への鳥類の営巣防止対策としては、例えば、下記する先行技術文献(特許文献1及び2)に示されるものが公知となっている。
このうち、特許文献1は、鳥類が忌避する砒素を含んだ砒素合金により構成されたナットを既設のボルトの先端部分に螺合させ、これにより構造物への鳥類の営巣等を恒久的に回避しようとするものである。
また、特許文献2は、中空の容器内に支持棒を介して固定されると共に鳥が忌避する動物の目に模した目玉シールが貼り付けられた目玉球を備えた本体部を塩ビナットに接着して鳥害防止具を構成し、これを送電用鉄塔などの構造物に用いるボルトに取り付けることで鳥害防止を図るようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−204147号公報
【特許文献2】特開2008−199985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したいずれの文献においても、ナットを鉄塔などの構造物に用いられるボルトに取り付けるものであるため、構造物の微振動により、ナットがボルトから外れ、地表に落下する不都合が懸念される。特に、前者においては、ナット自体が毒物である砒素を含む合金で形成されるため、鉄塔から落下すると、周辺環境が汚染され、地域住民の不安を煽る結果となる。
【0005】
また、後者においては、強風等により、本体部と塩ビナットとが剥離し、本体部が落下することも懸念され、また、効果的に鳥の寄り付きを防止するために、本体部内に発光ダイオードを収容すると共に発光ダイオードを発光させる発光手段(基板、電池等)が設けられるので、構造が複雑になる不都合がある。しかも、このような鳥害防止具は、屋外に長期間設置されるものであるため、周囲の環境変化(温度変化等)により発光手段が故障する等の不都合も懸念される。
【0006】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、鉄塔等の構造物に対して強固かつ簡易に固定でき、砒素などの毒性物質を用いることなく、また、電気的な発光手段を必要とせずに、簡易な構造で鳥類の構造物への寄り付きを阻止して、構造物への鳥類の営巣を効果的に防止することが可能な鳥害防止札を提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するために、本発明に係る鳥害防止札は、構造物に設置される鳥害防止札であって、取付金具により前記構造物に固定される板状に形成されると共に、上下方向と略垂直をなす方向に沿う折り線で谷折り・山折りを組み合わせることで頂部の平面と底部の平面とを傾斜面で上下方向に連続させて凹凸状に形成した札本体を備え、この札本体の表面に偏光性塗料を塗布し、この偏光性塗料が塗布された札本体の表面に前記偏光性塗料の基本カラーとは補色の関係にある基本カラーを備えた偏光性塗料によって鳥類が忌避する動物の目を描画したことを特徴としている。
【0008】
したがって、札本体は構造物に対して取付金具によって強固に固定することができ、また、上下方向に連続して凹凸状に形成された上で(頂部の平面と底部の平面とが傾斜面で上下方向に連続して凹凸状に形成された上で)、この札本体の表面に偏光性塗料が塗布されると共に、この偏光性塗料の基本カラーとは補色の関係にある基本カラーを備えた偏光性塗料によって鳥類が忌避する動物の目が描画されているので、鳥が鳥害防止札に対して上方から近づく場合、水平方向から近づく場合、及び下方から近づく場合のいずれの場合であっても、鳥は少なくとも角度の異なる2種類の面を見ることとなり、それぞれの面の塗布された偏光性塗料と、この偏光性塗料とは基本カラーが補色の関係にある偏光性塗料により描画された動物の目とによって、多彩な色の不規則な変化を醸し出すことが可能になると共に、鳥が忌避する動物があたかも動いているかのような錯覚を鳥に与えることが可能となり、鳥は警戒して鳥害防止札の付近に寄り付かなくなる。
【0009】
ここで、構造物は、家屋の壁や屋根などに設置するようにしてもよいが、支持物(木柱,鉄柱,鉄筋コンクリート柱及び鉄塔並びにこれらに類する工作物であって,電線又は弱電流電線若しくは光ファイバケーブルを支持することを主たる目的とするもの)である場合には、前記札本体は、前記支持物の頂部、前記支持物の腕金、及び前記支持物の側面の少なくとも1箇所に設置するとよい。
【0010】
ここで、支持物の頂部に設置される札本体の表面に、非偏光性塗料によって支持物を特定する番号を記載することで、支持物を特定する支持物番号札として用いてもよい。
このような構成によれば、札本体の偏光性を確保した上で、札本体に付された番号は非偏光性塗料で付されているので、ヘリコプターから巡視する場合でも、札本体に記載された番号は色が変化することがなく、目視によって正確に認識することが可能となる。
【0011】
尚、札本体の表面に描画される動物の目は、前記平面および前記傾斜面に札本体の全体に分散して描画されることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
以上述べたように、本発明に係る鳥害防止札によれば、札本体を、取付金具により構造物に固定されると共に、上下方向に連続して凹凸状に形成された板状に形成し、この札本体の表面に偏光性塗料を塗布し、この偏光性塗料を塗布した札本体の表面に基本カラーが補色の関係となる偏光性塗料によって鳥類が忌避する動物の目を描画するようにしたので、構造物に対して固定金具により強固かつ容易に固定することができると共に、鳥が鳥害防止札に対して上方向、水平方向、下方向から近づく場合でも、鳥が寄り付くことを効果的に防止することが可能となる。また、砒素などの毒性物質を用いることなく、また、電気的な発光手段を必要とせずに、簡易な構造で鳥類の構造物への寄り付きを効果的に阻止することが可能となる。このため、鳥害防止札の付近で鳥類の営巣を効果的に防止することが可能となる。
【0013】
また、札本体の表面に、非偏光性塗料によって支持物を特定する番号を付し、この札本体を支持物の頂部に設けるようにすることで、従来用いていた支持物番号札の機能を損なわずに、営巣防止機能を付加することが可能となる。
【0014】
なお、動物の目は、平面および傾斜面に札本体の全体に分散して描画されることが好ましく、そのような構成とすることで、動物があたかも動いているような錯覚を与え易くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明に係る鳥害防止札の構成例を示す図である。
【図2】図2は、本発明に係る鳥害防止札の構造物(鉄塔)への取り付け位置を示す図である。
【図3】図3は、図1で示す鳥害防止札の見え方を示す図であり、(a)は、上方向から鳥害防止札を見た状態を示す図、(b)は、水平方向から鳥害防止札を見た状態を示す図、(c)は、下方向から鳥害防止札を見た状態を示す図である。
【図4】図4は、本発明に係る鳥害防止札の他の構成例を示す図である。
【図5】図5は、本発明に係る鳥害防止札の他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の鳥害防止札の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。ここでは、構造物として、支持物の代表である鉄塔に用いた場合について説明するが、これに限定されるものではない。
【0017】
図1において、鳥害防止札1は、支持物に割り当てられた番号(支持物番号2)を示す支持物番号札としても用いられるもので、アルミニウム、ステンレス、合成樹脂製等の耐水性、耐熱性、耐光性に優れた板状の札本体3により構成されている。この札本体3は、上下方向と略垂直をなす方向(水平方向)に沿う折り線4で谷折り・山折りを組み合わせることで、頂部3aの平面5と、底部3bの平面6と、これらの平面5,6を結ぶ傾斜面7,8とを設け、頂部3aの平面5と底部3bの平面6とを傾斜面7,8によって上下方向に連続させることで、上下方向に凹凸状に形成されている。
【0018】
この例において、札本体3は、矩形状に形成され、底部3bの平面6を上下端部に有し、底部3bの平面6⇔傾斜面7⇔頂部3aの平面5⇔傾斜面8⇔底部3bの平面6⇔傾斜面7⇔頂部3aの平面5⇔傾斜面8⇔底部3bの平面6の順で9面を上下方向に連続的につなげて形成されており、最上面を第1面、最下面を第9面としており、傾斜面7,8は平面5,6に対して、例えば45度に傾斜させてある。
【0019】
この札本体3は、縦幅25〜66cm、横幅45〜106cmの大きさを予定しており、最上面の底部3bの平面6(第1面)と最下面の底部3bの平面6(第9面)とには、ボルト等の取付金具により構造物に対して固定するための取付穴10が左右両側(札本体3の四隅部)に形成されている。
【0020】
また、札本体3の表面には、見る角度や光の当たり方によって色相が変化する塗料、例えば、日本ペイント株式会社製のマジョーラ(登録商標)として知られる偏光性塗料が全面に亘って塗布されると共に、第1面から第7面にかけてこの札本体3を取り付ける構造物を特定するために割り当てられた支持物番号2(この例では、”123”)が非偏光性塗料(例えば、黒色)によって描画されている。
【0021】
ここで、札本体3に記載される支持物番号2は、偏光性塗料を塗布する前に札本体3の地に非偏光性塗料によって描画し、その後、この支持物番号2と干渉しないように偏光性塗料を札本体3の残りの面に塗布するようにしても、先に偏光性塗料を札本体3の表面全体に塗布し、その上から非偏光性塗料で支持物番号2を非偏光性塗料によって描画するようにしてもよい。
【0022】
また、偏光性塗料が塗布された札本体3の表面には、そこに付された支持物番号2と干渉しない範囲で札本体3の全面に亘って多数の動物の目が分散して描画されている。この動物の目11は、鳥類が忌避する動物の目を模したもので、札本体3の表面に塗布された偏光性塗料の基本カラーとは補色の関係にある基本カラーをベースとした偏光性塗料で描画されている。
【0023】
例えば、札本体3の表面に赤を基本カラーとする偏光性塗料が塗布されている場合には、動物の目を水色(シアン)を基本カラーとする偏光性塗料で描画する。ここで、基本カラーとは、RGB値で表すと、赤(255、0、0)、緑(0、255、0)、青(0、0、255)、黄(255、255、0)、マゼンダ(255、0、255)、シアン(0、255、255)というような、基本的なカラーのことである
また、札本体が、縦幅が66cm、横幅が106cmの大きさである場合(札本体3が大きい場合)には、図1に示されるように、目の大きさを各面の上下幅を2等分した幅内に納まる程度の大きさとし、支持物番号2が記載されている領域を除いて略均等な密度で配置するとよい。この際、目11は、均等な間隔で配置されるものでも、不均等な間隔で配置されるものであってもよい。
【0024】
そして、このような鳥害防止札1は、図2に示されるように、鉄塔20の鉄塔本体21の頂部21aに設置されている。この例では、鳥害防止札1を架空送電線路の延設方向の両側に設け、支持物番号2が記載された面を外側に向けて、ほぼ鉛直に立設するように鉄塔20の所定箇所に取付穴10を介して取付金具により固定する。
【0025】
以上の構成において、札本体3は、その四隅に設けられた取付孔10を介して取付金具により鉄塔20に取り付けられるので、鉄塔20に対して強固に固定することが可能となり、また、表面に偏光性塗料が塗布されており、しかも、上下方向に連続して凹凸状に形成されているので、単に平坦な面に偏光性塗料が塗布された札と比べて、同方向から見た場合でも角度の異なる面が同時に見えることとなり、異なる色相変化を各面で得ることが可能となる。しかも、鳥は、一定の高度を保って飛ぶわけではなく、鉄塔の頂部に近づく場合でも上下に移動軌跡を変えながら近づくため、鳥から見て札本体3の見える面は刻一刻と変化することとなり、各面での不規則な色相変化と見える面の変化とによる相乗効果で鳥への威嚇効果を増大させることが可能となり、鳥の寄りつきを効果的に防止することが可能となる。
また、札本体3の表面には、これに塗布された偏光性塗料の基本カラーとは補色の関係にある基本カラーの偏光性塗料によって動物の目が多数描画されているので、それぞれの動物の目も不規則に色相変化することとなり、動物があたかも動いているような錯覚を鳥に与えることが可能となり、鳥の警戒心を高めることが可能となる。
【0026】
例えば、鳥が鳥害防止札1を斜め上方から見た場合には、斜め下方に向けられた傾斜面(第4面と第8面)8が視界から外れる場合もあるが、その場合でも斜め上方に向けられた傾斜面7と頂部3aおよび底部3bの平面5,6とを目視することが可能となり(第1、2,3,5,6,7,9面が見えることとなり)、図3(a)に示されるように、見える数字の形状は多少変形されるものの、札本体3に記載された支持物番号2の把握を損なうことはなく、また、動物の目11も札本体3の全体に欠落することなく散在しているように見えることとなる。
【0027】
また、鳥が鳥害防止札1を水平方向から見た場合には、頂部3aおよび底部3bの平面5,6と共に、斜め上方に向けられた傾斜面7や斜め下方に向けられた傾斜面8も目視することが可能となり(第1、2,3,4,5,6,7,8,9面が見えることとなり)、図3(b)に示されるように、札本体3に記載された数字を歪みなく把握でき、また、動物の目11も最も多く目視することが可能となる。
【0028】
さらに、鳥が鳥害防止札1を下方から見た場合には、斜め上方に向けられた傾斜面(第2面と第6面)7が視界から外れる場合もあるが、そのような場合でも、斜め下方に向けられた傾斜面8と頂部3aおよび底部3bの平面5,6とを目視することが可能となり(第1、3,4,5,7,8,9面が見えることとなり)、図3(c)に示されるように、見える数字の形状は多少変形されるものの、札本体3に記載された支持物番号2の把握を損なうことはなく、また、動物の目11も札本体3の全体に欠落することなく散在しているように見えることとなる。
【0029】
したがって、鳥害防止札1は、支持物番号札としての機能を損なうことなく鉄塔20の頂部21aに対して取付金具により強固に固定され、また、鳥が上方向、水平方向、下方向のどの方向から見ても鳥を威嚇する効果を保つことが可能となるので、鳥類が忌避する薬品(砒素などの毒性物質)や格別な可動部分または電子制御部分を付加することなく、単純な構造で鳥の寄り付きを効果的に防ぎ、鉄塔頂部への営巣を効果的に防止することが可能となる。
【0030】
なお、上述した例は、鳥害防止札1が比較的大きい場合の構成例であるが、例えば、縦幅25cm、横幅45cmのように、鳥害防止札1が小さい場合には、各面をさらに上段と下段に分けて目11を描画すると、描画される目が小さくなって鳥の忌避効果が低減するため、図4に示されるように、各面の上下幅に合わせて目の大きさを調整するとよい。
【0031】
また、以上の例では、鳥害防止札1を支持物番号札としても用いるために札本体3に構造物(支持物)を特定する番号を付したが、このような番号を省略し、図5に示されるように、図1と同様の札本体3の表面に偏光性塗料を塗布した上で鳥類が忌避する動物の目11のみを全面に亘ってほぼ等しい密度で分散配置するようにしてもよい。
【0032】
このような鳥害防止札1は、必要に応じて鉄塔20への営巣の可能性がある他の箇所、例えば、図2の破線で示すように、架空送電線の延設方向から見た場合に、上相電線腕金22の略中央部分、中相電線腕金23の略中央部分、下相電線腕金24の略中央部分に、架空送電線の延設方向に正面を向けて立設させるようにしたり、上相電線腕金22と中相電線腕金23との間や、中相電線腕金23と下相電線腕金24との間の鉄塔本体21の側面、即ち、主柱材25間を渡す斜材26や水平材27に、送配電線の延設方向に対して直交する略水平方向に正面を向けて立設させるようにしてもよい。
このような構成によれば、鉄塔20の頂部21a以外の箇所で鳥が営巣する可能性が高い箇所にも鳥害防止札1を取り付けることが可能となるので、そのような箇所への鳥の寄り付きを防止することが可能となり、営巣を効果的に防ぐことが可能となる。
【0033】
なお、以上の構成においては、支持物、特に鉄塔に適用した例を示したが、電柱等の他の支持物に利用しても、また、支持物以外の構造物、例えば、家屋の屋根や壁などに、番号が記載されていない鳥害防止札1を取り付けて、営巣防止効果を同様に得るようにしてもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 鳥害防止札
2 支持物番号
3 札本体
3a 頂部
3b 底部
5,6 平面
7,8 傾斜面
11 目
20 鉄塔
21 鉄塔本体
21a 頂部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物に設置される鳥害防止札であって、
取付金具により前記構造物に固定される板状に形成されると共に、上下方向と略垂直をなす方向に沿う折り線で谷折り・山折りを組み合わせることで頂部の平面と底部の平面とを傾斜面で上下方向に連続させて凹凸状に形成した札本体を備え、
この札本体の表面に偏光性塗料を塗布し、この偏光性塗料が塗布された札本体の表面に前記偏光性塗料の基本カラーとは補色の関係にある基本カラーを備えた偏光性塗料によって鳥類が忌避する動物の目を描画したことを特徴とする鳥害防止札。
【請求項2】
前記構造物は、支持物であり、前記札本体は、前記支持物の頂部、前記支持物の腕金、及び前記支持物の側面の少なくとも1箇所に設置されることを特徴とする請求項1記載の鳥害防止札。
【請求項3】
前記支持物の頂部に設置される札本体には、その表面に、非偏光性塗料によって前記支持物を特定する番号が記載されていることを特徴とする請求項2記載の鳥害防止札。
【請求項4】
前記動物の目は、前記平面および前記傾斜面に前記札本体の全体に分散して描画されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鳥害防止札。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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