説明

麻繊維及び麻とその他の繊維との混紡の紡績方法とその紡績糸

麻繊維及び麻とその他の繊維と混紡する紡績方法であって、a.麻繊維に一次加湿養生処理を行うステップと、b.一次加湿養生処理後の麻繊維を開綿、清綿、梳綿し、麻繊維を麻束にし、または一次加湿養生処理後の麻繊維をその他の繊維と混合し、それから開綿、清綿、梳綿し、麻繊維を麻束にするステップと、c.麻束に二次養生処理を行うステップと、d.二次養生処理後の麻束を紡績して紡績糸に作るステップと、を含む。 麻繊維とその他の繊維とを混紡して作られた紡績糸であって、麻繊維を一次加湿養生処理を行った後、他の繊維と混合し、開綿、清綿、梳綿し、麻束にしてから、再び二次養生処理を行ってから紡績して作られた紡績糸。本発明の方法により紡績した麻繊維は、破断率が低く、生産効率が高く、製品品質が良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一種の麻繊維及び麻とその他の繊維とを混紡する紡績方法とその紡績糸に関し、特に一種の二次養生処理製法を含んだ麻繊維及び麻とその他の繊維とを混紡する紡績方法及びその紡績糸に関するものである。
【背景技術】
【0002】
麻繊維は比較的好ましい吸湿透気性、低静電気性と優れた抗菌性を持っているため、麻類の紡績品がますます人々に愛用されるようになっている。しかし、麻繊維、特に黄麻繊維はリグニン含有量が高いので、綿繊維などその他の繊維より剛性が大きく、繊維が比較的もろく、断裂しやすい。現有技術では、通常、紡績する前に麻繊維に対して加湿養生処理を施すが、その加湿養生処理とは、麻繊維などを一定の温度、湿度の条件下でしばらく放置することを指します。
【0003】
加湿養生の処理過程は麻繊維の柔軟性を高められるが、麻繊維の加工処理過程の中で、水分の喪失が早く、乾燥し易く、紡績過程で断裂現象がよく生じる。例えば、麻繊維とその他の繊維を混紡するという伝統製法では、紡績細さが12の場合、破断率が設備毎に300−400回/時間にまで達し、麻繊維の紡績を大変困難にすると共に、作業効率と製品品質を低下させてしまう。
【発明の概要】
【0004】
このために、本発明が解決しようとする技術問題は、まず第1に簡単で効率が高く、紡績時の破断率が低い麻繊維の紡績方法とその紡績糸を提供することであり、次に簡単で効率が高く、紡績時の破断率が低い麻とその他の繊維とを混紡する紡績方法及び紡績糸を提供するということにある。
【0005】
上述の技術問題を解決するために、本発明は、
麻繊維の紡績方法であって、
a.前記麻繊維に一次加湿養生処理を行うステップと、
b.前記一次加湿養生処理を経た前記麻繊維を開綿、清綿、梳綿し、束ねて麻束にするステップと、
c.前記麻束に二次養生処理を行うステップと、
d.前記二次養生処理を経た前記麻束を紡績糸に紡績するステップと、
を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0006】
上述麻繊維の紡績方法における二次養生処理の温度が30℃〜80℃である。
上述麻繊維の紡績方法における二次養生処理の相対湿度が80〜100%である。
上述麻繊維の紡績方法における前記二次養生処理の時間が2〜14時間である。
上述麻繊維の紡績方法における麻繊維が黄麻、ケナフまたは大麻の中の一種若しくは数種類である。
上述麻繊維の紡績方法における麻繊維の中にある黄麻の重量百分率含有量が20%〜100%であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
麻繊維を用いて紡績した紡績糸であって、前記麻繊維を一次加湿養生処理し、開綿、清綿、梳綿し、麻束にした後、さらに二次養生処理を行ってから紡績して作られることを特徴とする紡績糸。
上記紡績糸における麻繊維は黄麻、ケナフまたは大麻の中の一種若しくは数種類である。
上記紡績糸における麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量は20%〜100%である。
【0007】
また、本発明はさらに、
麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法であって、
a.前記麻繊維に一次加湿養生処理を行うステップと、
b. 前記一次加湿養生処理を経た前記麻繊維をその他の繊維と混合し、開綿、清綿、梳綿し、束ねて麻束にするステップと、
c.前記麻束に二次養生処理を行うステップと、
d. 前記二次養生処理後の前記麻束を紡績して紡績糸にするステップと、
を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0008】
上述麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法における二次養生処理の温度は30℃〜80℃である。
上述麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法における二次養生処理の相対湿度は80〜100%である。
上述麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法における二次養生処理の時間は2〜14時間である。
上述麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法における麻繊維は黄麻、ケナフ又は大麻の中の一種若しくは数種類である。
上述麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法における麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量は20%〜100%である。
上述麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法における麻繊維が混合繊維の中に占める重量百分率含有量は20%〜99%である。
麻繊維と他種類の繊維との混紡によって作られた紡績糸であって、前記麻繊維に一次加湿養生処理を行った後、その他の繊維と混合し、開綿、清綿、梳綿し、麻束にしてから、さらに二次養生処理を行った後に紡績して作られることを特徴とする紡績糸。
上述紡績糸における麻繊維は黄麻、ケナフまたは大麻の中の一種若しくは数種類である。
上述紡績糸における麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量は20%〜100%である。
【0009】
本発明に基づく方法は現有技術と比べ、下記のような優れた特徴を有する。本発明の麻繊維及び麻とその他の繊維との混紡の紡績方法は、二次養生処理の工程を採用することにより、麻繊維及び麻と他の繊維との混紡を紡績する時に、比較的高い柔軟性を持たせ、麻繊維の可紡績性を大幅に増加させ、麻繊維の紡績製造効率と製品品質を高めることができる。例えば、紡績糸の細さが12の場合、本発明の方法を採用すれば、麻繊維とその他の繊維との混紡の破断率を設備一台当り150〜200回/時間にまで低減させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
黄麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度30℃、相対湿度85%、時間2時間で二次養生処理する。そして二次養生処理を経た麻繊維の束を紡績して紡績糸にする。本実施例の方法に基づく紡績糸は、紡績糸の細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均200回/時間である。
【0011】
(実施例2)
黄麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度80℃、相対湿度90%、時間14時間で二次養生処理を行う。そして二次養生処理を経た麻束を紡績して紡績糸にする。本実施例の方法に基づく紡績糸は、紡績糸の細さが12の場合、100回の抜取検査において、破断率は設備一台当り平均161回/時間である。
【0012】
(実施例3)
黄麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度50℃、相対湿度100%、時間4時間で二次養生処理を行う。そして二次養生処理を経た麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その紡績糸の細さが12の場合、100回の抜取検査において、破断率は設備一台当り平均176回/時間である。
【0013】
(実施例4)
ケナフ繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経たケナフ繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度40℃、相対湿度95%、時間3時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例に基づく紡績した紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均182回/時間である。
【0014】
(実施例5)
亜麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度60℃、相対湿度85%、時間6時間で二次養生処理を行う。そして二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均154回/時間である。
【0015】
(実施例6)
大麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た大麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度70℃、相対湿度80%、時間10時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均168回/時間である。
【0016】
(実施例7)
黄麻の重量百分率含有量が90%である黄麻とケナフ繊維の混合麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た混合麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度60℃、相対湿度95%、時間8時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均151回/時間である。
【0017】
(実施例8)
黄麻の重量百分率含有量が20%である黄麻と大麻繊維の混合麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た混合麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度70℃、相対湿度90%、時間12時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均150回/時間である。
【0018】
(実施例9)
黄麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維を既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度70℃、相対湿度100%、時間8時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均150回/時間である。
【0019】
(実施例10)
黄麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維とポリエステル繊維を重量比99:1の割合で混合し、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度80℃、相対湿度80%、時間2時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均185回/時間である。
【0020】
(実施例11)
黄麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た黄麻繊維とプリプロピレン繊維を重量比55:45の割合で混合し、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度50℃、相対湿度90%、時間14時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均163回/時間である。
【0021】
(実施例12)
ケナフ繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経たケナフ繊維と棉繊維を重量比7:3の割合で混合させ、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度60℃、相対湿度85%、時間4時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均171回/時間である。
【0022】
(実施例13)
ラミー繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経たラミー繊維と棉繊維を重量比1:4の割合で混合させ、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度40℃、相対湿度95%、時間6時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均180回/時間である。
【0023】
(実施例14)
大麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。次に一次加湿養生処理を経た大麻繊維と棉繊維を重量比2:3の割合で混合させ、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度30℃、相対湿度85%、時間3時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均192回/時間である。
【0024】
(実施例15)
黄麻の重量百分率含有量が20%である黄麻とケナフ繊維の混合麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。そして一次加湿養生処理を経た混合麻繊維と棉繊維を重量比4:1の割合で混合させ、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度70℃、相対湿度95%、時間12時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均165回/時間である。
【0025】
(実施例16)
黄麻の重量百分率含有量が90%である黄麻と大麻繊維の混合麻繊維を既存技術に従って一次加湿養生処理を行う。そして一次加湿養生処理を経た大麻繊維と棉繊維を重量比3:1の割合で混合させ、また既存技術に基づき開綿、清綿、梳綿し、麻繊維の束にする。できた麻束を温度50℃、相対湿度85%、時間5時間で二次養生処理を行う。それから二次養生処理後の麻束を紡績糸に紡績する。本実施例の方法に基づく紡績糸は、その細さが12の場合、100回の抜取試験において、破断率は設備一台当り平均162回/時間である。
【0026】
明らかなように、上述の実施例は明確な説明を目的とした事例であり、実施方式を限定するものではない。本技術領域の当業者は、上記事例に基づき、さらに別の変化形、または変更も可能であるが、これによって派生した明らかな変化または変更は依本発明の保護範囲内にある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
麻繊維の紡績方法であって、
a.前記麻繊維に一次加湿養生処理を行うステップと、
b.前記一次加湿養生処理を経た前記麻繊維を開綿、清綿、梳綿し、束ねて麻束にするステップと、
c.前記麻束に二次養生処理を行うステップと、
d.前記二次養生処理を経た前記麻束を紡績糸に紡績するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記二次養生処理の温度が30℃〜80℃であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記二次養生処理の相対湿度が80〜100%であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記二次養生処理の時間が2〜14時間であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記麻繊維が黄麻、ケナフまたは大麻の中の一種若しくは数種類であることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量が20%〜100%であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
麻繊維を用いて紡績した紡績糸であって、前記麻繊維を一次加湿養生処理し、開綿、清綿、梳綿し、麻束にした後、さらに二次養生処理を行ってから紡績して作られることを特徴とする紡績糸。
【請求項8】
前記麻繊維は黄麻、ケナフまたは大麻の中の一種若しくは数種類であることを特徴とする請求項7に記載の紡績糸。
【請求項9】
前記麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量は20%〜100%であることを特徴とする請求項8に記載の紡績糸。
【請求項10】
麻繊維とその他の繊維とを混紡する紡績方法であって、
a.前記麻繊維に一次加湿養生処理を行うステップと、
b.前記一次加湿養生処理を経た前記麻繊維をその他の繊維と混合し、開綿、清綿、梳綿し、束ねて麻束にするステップと、
c.前記麻束に二次養生処理を行うステップと、
d.前記二次養生処理後の前記麻束を紡績して紡績糸にするステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記二次養生処理の温度が30℃〜80℃であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記二次養生処理の相対湿度は80〜100%であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記二次養生処理の時間は2〜14時間であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記麻繊維が黄麻、ケナフ又は大麻の中の一種若しくは数種類であることを特徴とする請求項10−13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量は20%〜100%であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記麻繊維が混合繊維の中に占める重量百分率含有量は20%〜99%であることを特徴とする請求項10−13のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
麻繊維と他種類の繊維との混紡によって作られた紡績糸であって、前記麻繊維に一次加湿養生処理を行った後、その他の繊維と混合し、開綿、清綿、梳綿し、麻束にしてから、さらに二次養生処理を行った後に紡績して作られることを特徴とする紡績糸。
【請求項18】
前記麻繊維は黄麻、ケナフまたは大麻の中の一種若しくは数種類であることを特徴とする請求項17に記載の紡績糸。
【請求項19】
前記麻繊維中の黄麻の重量百分率含有量は20%〜100%であることを特徴とする請求項18に記載の紡績糸。


















【公表番号】特表2010−537061(P2010−537061A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521283(P2010−521283)
【出願日】平成20年8月15日(2008.8.15)
【国際出願番号】PCT/CN2008/001476
【国際公開番号】WO2009/024023
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(510042965)チャンス レッドバッド テキスタイル テクノロジー カンパニー リミテッド (5)
【Fターム(参考)】