説明

11−βヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害剤

式(I)R−Z−Rを有する化合物が提供される。1つの局面では、本発明は、(i)上に定義される式Iを有する化合物を含み、(ii)薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、腑形剤またはアジュバントと場合により混合される薬学的組成物を提供する。1つの局面では、本発明は、医薬で使用するための上に定義される式Iを有する化合物を提供する。1つの局面では、本発明は、11β−HSDに関連する状態または疾患の治療に使用するための医薬の製造における上に定義される式Iを有する化合物の使用を提供する。本発明は、不都合な11β−HSDレベルに関連する状態または疾患の治療に使用するための医薬の製造における上に定義される式Iを有する化合物の使用を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物:
−Z−R 式I
〔式中、
は、場合により置換された縮合多環式基、置換アルキル基、分枝アルキル基、および場合により置換されたシクロアルキル基から選択される基であり、
Zは、カルボニル基またはカルボニル基の同配体であるリンカーであるか、これらを含むリンカーであり、
は、場合により置換された芳香族環および場合により置換されたヘテロ環式環から選択され、
ここで、
(a)Rは、2−置換チオフェン基であり、および/または
(b)Zは、式−C(=O)−CR−X−(CR)n−の基であり、ここでXは、NR、S、O、S=O、およびS(=O)から選択され、nは0または1であり、および/または
(c)Rはアダマンチル基であり、Zはアミド基であるか、またはこの基を含み、および/または
(d)Rはアダマンチル基であり、Zは、式−(CR)p−NR10−S(=O)−(CR1112)q−の基であるか、またはこの基を含み、pは0または1であり、qは0または1であり、および/または
(e)Rはアダマンチル基であり、Zは、式−(CR1314)v−Y−(CR1516)w−の基であるか、またはこの基を含み、Yはヘテロアリール基であり、該ヘテロアリール環の結合がカルボニル基の同配体であり、vは0または1であり、wは0または1であり;
、R、R、R、R、R、R11、R12、R13、R14、R15およびR16はそれぞれ独立して、H、ヒドロカルビルおよびハロゲンから選択され、
およびR10はそれぞれ独立してHおよびヒドロカルビルから選択される〕。
【請求項2】
が、非置換の縮合多環式基、置換アルキル基、分枝アルキル基、および場合により置換されたシクロアルキル基から選択される基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記縮合多環式基が3個の縮合環を含む、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
前記縮合多環式基が縮合炭素環式環のみを含む、請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項5】
前記縮合多環式環基が芳香族ではない、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
前記縮合多環式基がアダマンチル基またはノルアダマンチル基から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
前記縮合多環式基がアダマンチル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
前記置換アルキル基が、少なくとも1つのアリール基で置換されたアルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
前記置換アルキル基が、少なくとも1つのフェニル基で置換されたアルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
前記置換アルキル基が二置換である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
前記置換アルキル基が置換C1〜10アルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
前記置換アルキル基が置換C1〜5アルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
前記置換アルキル基が置換エチル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
前記置換アルキル基が二置換エチル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
前記置換アルキル基が−C(Ph)−CHである、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
前記分枝アルキル基が分枝C1〜10アルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
前記分枝アルキル基が分枝C1〜5アルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
前記分枝アルキル基が分枝Cアルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
前記分枝アルキル基が分枝−C(CH基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
前記分枝アルキル基が分枝−CHC(CH基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が、場合により置換されたC3〜10シクロアルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が、場合により置換されたC3〜6シクロアルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が、場合により置換されたCシクロアルキル基、Cシクロアルキル基またはCシクロアルキル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が、Zにこのシクロアルキル基が結合している炭素上で置換されている、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が、Zにこのシクロアルキル基が結合している炭素上でのみ置換されている、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が一置換である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれヒドロカルビル基、ハロゲン、ヒドロキシル、アミンおよびアミドから独立して選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれ炭化水素基、オキシ炭化水素基、ヒドロキシル、アミンおよびハロゲンから独立して選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれアルキル基および場合により置換されたアリール基から独立して選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれC1〜10アルキル基から独立して選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれC1〜5アルキル基から独立して選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれC1〜3アルキル基から独立して選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
前記場合により置換されたシクロアルキル基の任意の置換基が、それぞれメチル基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
前記場合により置換されたアリール基が、場合により置換されたフェニル基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項35】
前記場合により置換されたアリール基が置換フェニル基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項36】
前記置換フェニル基が少なくとも1つのハロゲンで置換されている、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
前記置換フェニル基が少なくとも1つのクロロ基で置換されている、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
前記場合により置換されたシクロアルキル基が、
【化209−1】

から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
が、アダマンチル基、−C(Ph)−CH基、a−CHC(CH基、
【化209−2】

から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
Zが、カルボニル基であるリンカーであるか、この基を含むリンカーである、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
前記カルボニル基の同配体が、C=N、C−OH、C=C、C=NOH、C=NOC1〜5アルキル、C=NNH、C=NNHC1〜5アルキル、C=NN(C1〜5アルキル)、C≡N、C=NCN、C=NNO、C=S、S=O、S(=O)、S=NH、S=NC1〜5アルキル、P=O、P(=O)、P−OH、P=S、P−SH、P=NH、およびP=NC1〜5アルキルから選択される基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
Zが式−C(=O)−CR−X−(CR−の基であり、Xが、NR、S、O、S=OおよびS(=O)から選択され、nが0または1である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
Zが、
【化209−3】

から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
Zがアミド基であるか、またはこの基を含む、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
Zが−(CH0〜6−C(=O)NH−(CH0〜6−から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
Zが、−C(=O)NH−、−C(=O)NH−CH−、−C(=O)NH−(CH−、−CH−C(=O)NH−CH−、−CH−C(=O)NH−、−CH−C(=O)NH−(CH−、−C(=O)NMe−CH−、−C(=O)NH−(CH−および−CH−C(=O)NMe−CH−から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
Zが式−(CR)p−NR10−S(=O)−(CR1112)q−の基であるか、またはこの基を含み、pは0または1であり、qは0または1である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
Zが−NH−S(=O)−、−CH−NH−S(=O)−および−NH−S(=O)−CH−から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
Zが、式−(CR1314)v−Y−(CR1516)w−の基であるか、またはこの基を含み、Yはヘテロアリール基であり、ヘテロアリール環の結合がカルボニル基の同配体であり、vは0または1であり、wは0または1である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
Zが式−CH−Y−CH−、−Y−CH−、−CH−Y−および−Y−の基から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
Yが、オキソジアゾール基または1H−1,2,3−トリアゾール基である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
Zが式
【化210】

の基であるか、またはこの基を含み、vが0または1であり、wが0または1である、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
が、置換炭素環式芳香族環および非置換のヘテロ環式環から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項54】
が場合により置換された環
【化211−1】

から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
が場合により置換されたヘテロ環式環
【化211−2】

から選択される、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
請求項1〜55のうちいずれか1項に記載の化合物を含み、薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、腑形剤またはアジュバントと場合により混合されている、薬学的組成物。
【請求項57】
医薬で使用するための請求項1〜55のうちいずれか1項に記載の化合物。
【請求項58】
11β−HSDに関連する状態または疾患の治療に使用するための医薬を製造するための請求項1〜55のうちいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項59】
前記状態または疾患が、代謝障害、例えば、糖尿病および肥満;心臓血管障害、例えば、高血圧;緑内障;炎症性障害、例えば、関節炎またはぜんそく;免疫障害;骨障害、例えば、骨粗しょう症;癌;子宮内発育遅延;偽性ミネラルコルチコイド過剰症候群(AME);多嚢胞性卵巣症候群(PCOS);多毛症;座瘡;希発月経または無月経;副腎皮質腺腫および癌腫;Cushing症候群;下垂体腫瘍;浸潤癌;乳癌;および子宮内膜癌からなる群から選択される、請求項58に記載の使用。
【請求項60】
不都合な11β−HSDレベルに関連する状態または疾患の治療に使用するための医薬の製造における請求項1〜55のうちいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項61】
11β−HSD活性を調整するための調合薬を製造するための請求項1〜55のうちいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項62】
11β−HSD活性を阻害するための調合薬を製造するための請求項1〜55のうちいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項63】
(a)請求項1〜55のうちいずれか1項に定義されるような式を有する1つ以上の候補化合物を用いて11β−HSDアッセイを行なう工程と、(b)前記1つ以上の候補化合物が11β−HSD活性を調整可能であるか否かを決定する工程と、(c)11β−HSD活性を調整可能な前記1つ以上の候補化合物を選択する工程とを含む方法。
【請求項64】
(a)請求項1〜55のうちいずれか1項に定義されるような式を有する1つ以上の候補化合物を用いて11β−HSDアッセイを行なう工程と、(b)前記1つ以上の候補化合物が11β−HSD活性を阻害可能であるか否かを決定する工程と、(c)11β−HSD活性を阻害可能な前記1つ以上の候補化合物を選択する工程とを含む方法。
【請求項65】
請求項63または64に記載の方法によって同定される化合物。
【請求項66】
医薬で使用するための請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
請求項65に記載の化合物を含み、薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、腑形剤またはアジュバントと場合により混合されている、薬学的組成物。
【請求項68】
11β−HSDに関連する状態または疾患の治療に使用するための医薬を製造するための請求項65に記載の化合物の使用。
【請求項69】
前記状態または疾患が、代謝障害、例えば、糖尿病および肥満;心臓血管障害、例えば、高血圧;緑内障;炎症性障害、例えば、関節炎またはぜんそく;免疫障害;骨障害、例えば、骨粗しょう症;癌;子宮内発育遅延;偽性ミネラルコルチコイド過剰症候群(AME);多嚢胞性卵巣症候群(PCOS);多毛症;座瘡;希発月経または無月経;副腎皮質腺腫および癌腫;Cushing症候群;下垂体腫瘍;浸潤癌;乳癌;および子宮内膜癌からなる群から選択される、請求項68に記載の使用。
【請求項70】
不都合な11β−HSDレベルに関連する状態または疾患の治療に使用するための医薬の製造における請求項65に記載の化合物の使用。
【請求項71】
11β−HSDが11β−HSD 1型である、請求項56〜70のうちいずれか1項に記載の発明。
【請求項72】
11β−HSDが11β−HSD 2型である、請求項56〜70のうちいずれか1項に記載の発明。
【請求項73】
実施例のいずれかを参照して記載される実質的に上に記載されたような化合物。
【請求項74】
実施例のいずれかを参照して記載される実質的に上に記載されたような組成物。
【請求項75】
実施例のいずれかを参照して記載される実質的に上に記載されたような方法。
【請求項76】
実施例のいずれかを参照して記載される実質的に上に記載されたような使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2008−536818(P2008−536818A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−502484(P2008−502484)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際出願番号】PCT/GB2006/001086
【国際公開番号】WO2006/100502
【国際公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(500232695)ステリックス リミテッド (13)
【Fターム(参考)】