説明

2−アミノ−及び2−チオ置換されている1,3−ジアミノプロパン

変数Q、Z、X、R15、R、R及びRは明細書中で定義される式の化合物が開示されている。本願明細書中に開示されている化合物は、ベータ−セクレターゼ酵素の阻害剤であるので、哺乳動物でのアルツハイマー病及びAベータペプチドの沈積を特徴とする他の疾患を治療する際に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Mの化合物又はその薬学的に許容できる塩:
【化1】


[式中、
Qは、−SR400又は−NHR500であり、ここで、
400は、水素、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−アリール又は−(CH0〜2−シクロアルキルであり、ここで、各アリール又はシクロアルキルは、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ又はジ(C〜C)アルキルアミノで置換されていてもよく;
500は、水素、C〜Cアルキル、−CO−C〜Cアルキル又は−CO−O−(CH−フェニルであり、ここで、nは、0、1又は2であり、フェニルは、C〜Cアルキルで置換されていてもよいか、R500は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルであり、ここで、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルは、独立にハロゲン、OH、SH、CN、−CO−(C〜Cアルキル)、−NR、−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ及びC〜Cシクロアルキルである1又は2個の基で置換されていてもよく;
Zは、水素であるか、
Zは、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルキル)−、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルケニル)−、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルキニル)−又は(C〜Cシクロアルキル)−であり、ここで、前記の基はそれぞれ、1、2又は3個のR基で置換されていてもよく、前記の(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルキル)−、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルケニル)−、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルキニル)−又は(C〜Cシクロアルキル)−基内の1又は2個のメチレン基は、−(C=O)−に代えられていてもよく;
はそれぞれ存在する場合、独立にハロゲン(1態様ではF又はCl)、−OH、−SH、−CN、−CF、−OCF、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルコキシ又は−NR100101であり;
100及びR101はそれぞれ存在する場合、独立にH、C〜Cアルキル、フェニル、CO(C〜Cアルキル)又はSO〜Cアルキルであり;
Xは、−(C=O)−又は−(SO)−であり;
は、ハロゲン、−OH、=O、−SH、−CN、−CF、−OCF、−C3〜7シクロアルキル、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノ−又はジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルから独立に選択される1、2又は3個の基で置換されていてもよいC〜C10アルキルであり、ここで、各アリール基は、1、2又は3個のR50基で置換されていてもよく;各ヘテロアリールは、1又は2個のR50基で置換されていてもよく;各ヘテロシクロアルキル基は、独立にR50又は=Oである1又は2個の基で置換されていてもよく;
50は、ハロゲン、OH、SH、CN、−CO−(C〜Cアルキル)、−NR、−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ及びC〜Cシクロアルキルから選択され;ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ及びシクロアルキル基は、C〜Cアルキル、ハロゲン、OH、−NR、CN、C〜Cハロアルコキシ、NR及びC〜Cアルコキシから独立に選択される1又は2個の置換基で置換されていてもよく;ここで、
及びRは独立に、H又はC〜Cアルキルであるか;
及びR並びにそれらが結合している窒素は、5又は6員のヘテロシクロアルキル環を形成し;
及びRは、H;−OH、−NH及びハロゲンから独立に選択される1、2又は3個の基で置換されていてもよい−C〜Cアルキル;−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル);−C〜Cアルケニル;及び−C〜Cアルキニルから独立に選択され;
及びRは、H;F;−F、−OH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ又は−NRで置換されていてもよい−C〜Cアルキル;−(CH0〜2−R17;−(CH0〜2−R18;−C〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニルから独立に選択され、ここで、アルケニル及びアルキニル基は独立に、−F、−OH、−C≡N、−CF又はC〜Cアルコキシ;独立に−F、−OH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ及び−NRである1又は2個の基で置換されていてもよい−(CH0〜2−C〜Cシクロアルキルである1又は2個の基で置換されていてもよく;
17はそれぞれ存在する場合、アリール基(好ましくはフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフチル及びテトラリニルから選択される)であり、ここで、前記のアリール基は、独立に−C〜Cアルキル;−C〜Cアルコキシ;CF;−C〜Cアルケニル又は−C〜Cアルキニルである1又は2個の基で置換されていてもよく、これらはそれぞれ、F、OH、C〜Cアルコキシ;ハロゲン;OH;−C≡N;−C〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);又は−SO−(C〜Cアルキル)から選択される1個の置換基で置換されていてもよく;
18は、ヘテロアリール基(好ましくはピリジニル、ピリミジニル、キノリニル、インドリル、ピリダジニル、ピラジニル、イソキノリル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサジアゾリル又はチアジアゾリルから選択される)であり、ここで、前記のヘテロアリール基は、独立に、OH、C≡N、CF、C〜Cアルコキシ及び−NRから選択される1個の置換基で置換されていてもよい−C〜Cアルキルである1又は2個の基で置換されていてもよく;
15は、水素、それぞれ非置換であるか、ハロゲン、C〜Cアルキル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ及びNHから独立に選択される1、2、3又は4個の基で置換されているC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル並びに−R26−R27から選択され;ここで、
26は、結合、−C(O)−、−SO−、−CO−、−C(O)NR−及び−NRC(O)−から選択され、
27は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、アリールC〜Cアルキル、ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリールから選択され、ここで、前記はそれぞれ、非置換であるか、独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−NR又は−C(O)NRである1、2、3、4又は5個の基で置換されているか;
、R及びそれらが結合している炭素は、1、2又は3個の炭素原子が−O−、−S−、−SO−、−C(O)−又は−NR−から独立に選択される基により置換されていてもよいC〜C炭素環を形成し;
は、シクロアルキルが−R205から独立に選択される1、2又は3個の基で置換されていてもよい−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;及び−CO−(C〜Cアルキル);−(CR2452500〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−CHR245−CHR250−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;1又は2個のアリール(好ましくはフェニル)、ヘテロアリール(好ましくはピリジル、イミダゾリル、チエニル、チアゾリル又はピリミジル)又はヘテロシクロアルキル(好ましくはピペリジニル又はピペラジニル)基と縮合している5、6、7、8、9又は10個の炭素を含む単環又は二環(ここで、単環又は二環の1、2又は3個の炭素は、−NH−、−N(CO)0〜1215−、−N(CO)0〜1220−、−O−又は−S(=O)0〜2−で置換されていてもよく;単環又は二環は、独立に−R205、−R245、−R250又は=Oである1、2又は3個の基で置換されていてもよい);及び1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルケニルから選択され;
−(CR2452500〜4基に直接又は間接に結合している各アリール又はヘテロアリール基は、1、2、3又は4個のR200基で置換されていてもよく;
−(CR2452500〜4基に直接又は間接に結合している各ヘテロシクロアルキルは、1、2、3又は4個のR210基で置換されていてもよく;
200はそれぞれ存在する場合、1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルキル;−OH;−NO;−ハロゲン;−C≡N;−(CH0〜4−CO−NR220225;−(CH0〜4−CO−(C〜Cアルキル);−(CH0〜4−CO−(C〜Cアルケニル);−(CH0〜4−CO−(C〜Cアルキニル);−(CH0〜4−CO−(C〜Cシクロアルキル);−(CH0〜4−(CO)0〜1−アリール(好ましくはフェニル);−(CH0〜4−(CO)0〜1−ヘテロアリール(好ましくはピリジル、ピリミジル、フラニル、イミダゾリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル又はピラジニル);−(CH0〜4−(CO)0〜1−ヘテロシクロアルキル(好ましくはイミダゾリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジニル又はテトラヒドロピラニル);−(CH0〜4−CO215;−(CH0〜4−SO−NR220225;−(CH0〜4−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);−(CH0〜4−S(O)0〜2−(C〜Cシクロアルキル);−(CH0〜4−N(H又はR215)−CO215;−(CH0〜4−N(H又はR215)−SO−R220;−(CH0〜4−N(H又はR215)−CO−N(R215;−(CH0〜4−N(−H又はR215)−CO−R220;−(CH0〜4−NR220225;−(CH0〜4−O−CO−(C〜Cアルキル);−(CH0〜4−O−(R215);−(CH0〜4−S−(R215);−(CH0〜4−O−(1、2、3又は5個の−Fで置換されていてもよいC〜Cアルキル);1又は2個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルケニル;1又は2個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルキニル;アダマンチル及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルから独立に選択され;
200内に含まれる各アリール及びヘテロアリール基は、独立に−R205、−R210又は独立にR205又はR210である1、2又は3個の基で置換されている−C〜Cアルキルである1、2又は3個の基で置換されていてもよく;
200内に含まれる各ヘテロシクロアルキル基は、独立にR210である1、2又は3個の基で置換されていてもよく;
205はそれぞれ存在する場合、−C〜Cアルキル、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、−C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜3(C〜Cシクロアルキル)、−ハロゲン、−(CH0〜6−OH、−O−フェニル、OH、SH、−(CH0〜6−C≡N、−(CH0〜6−C(=O)NR235240、−CF、−C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル及び−NR235240から独立に選択され;
210はそれぞれ存在する場合、1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルキル;1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルケニル;C〜Cアルカノイル;−SO−(C〜Cアルキル);1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルキニル;−ハロゲン;−C〜Cアルコキシ;−C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;−OH;−C≡N;1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SO−NR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oから独立に選択され;
215はそれぞれ存在する場合、−C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、−C〜Cシクロアルキル、−(CH0〜2−(ヘテロアリール)及び−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)から独立に選択され;ここで、R215内に含まれるアリール基は、独立に−R205又は−R210である1、2又は3個の基で置換されていてもよく;R215内に含まれるヘテロシクロアルキル及びヘテロアリール基は、1、2又は3個のR210で置換されていてもよく;
220及びR225はそれぞれ存在する場合、独立に、H、−C〜Cアルキル、−CHO、ヒドロキシC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシカルボニル、−アミノC〜Cアルキル、−SO−C〜Cアルキル、C〜Cアルカノイル(3個までのハロゲンで置換されていてもよい)、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜Cアルキル)、−C(O)N(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)、−ハロC〜Cアルキル、−(CH0〜2−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、−アリール(好ましくはフェニル)、−ヘテロアリール又は−ヘテロシクロアルキルであり;ここで、R220及びR225内に含まれるアリール、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキル基は、1、2又は3個のR270基で置換されていてもよく、
270はそれぞれ存在する場合、独立に、−R205、1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルキル;1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルケニル;1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cアルキニル;−フェニル;−ハロゲン;−C〜Cアルコキシ;−C〜Cハロアルコキシ;−NR235240;−OH;−C≡N;1、2又は3個のR205基で置換されていてもよい−C〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SO−NR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oであり;
235及びR240はそれぞれ存在する場合、独立に、−H、−C〜Cアルキル、C〜Cアルカノイル、−SO−(C〜Cアルキル)又は−フェニルであり;
245及びR250はそれぞれ存在する場合、独立に、H、−(CH0〜4CO〜Cアルキル、−(CH0〜4C(=O)C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル、−C〜Cヒドロキシアルキル、−C〜Cアルコキシ、−C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、−(CH0〜4アリール、−(CH0〜4ヘテロアリール及び−(CH0〜4ヘテロシクロアルキルから選択されるか、
245及びR250はそれらが結合している炭素と一緒になって、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を含む単環又は二環を形成するが、ここで、1、2又は3個の炭素原子は、独立に−O−、−S−、−SO−、−C(O)−、−NR220−又は−NR220220−である1、2又は3個の基で置換されていてもよく、ここで、R220基は両方とも、アルキルであり;環は、独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ヒドロキシル、NH、NH(C〜Cアルキル)、N(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)C〜Cアルキル、−NH−SO−(C〜Cアルキル)又はハロゲンである1、2、3、4、5又は6個の基で置換されていてもよく;ここで、R245及びR250内に含まれるアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、独立にハロゲン、C1〜6アルキル、CN又はOHである1、2又は3個の基で置換されていてもよい]。
【請求項2】
Qが−SR400である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Qが−SHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Qが−NR500である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Qが−NHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Zは、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルキル)−、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルケニル)−、(C〜Cシクロアルキル)0〜1(C〜Cアルキニル)−又は(C〜Cシクロアルキル)−であり、ここで、前記の基はそれぞれ、1、2又は3個のR基で置換されていてもよく;ここで、
はそれぞれ存在する場合、独立にハロゲン、−OH、−CN、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルコキシ、−NR100101であり;
100及びR101は独立に、H、C〜Cアルキル、フェニル、CO(C〜Cアルキル)又はSO〜Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Xが−(C=O)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
ZがHである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
は、ハロゲン、−OH、=O、−CF、−OCF、−C3〜7シクロアルキル、−C〜Cアルコキシ、アミノ又はアリールから独立に選択される1又は2個の基で置換されていてもよいC〜C10アルキルであり、ここで、アリール基は、1又は2個のR50基で置換されていてもよく;
50は、ハロゲン、OH、−CO−(C〜Cアルキル)、−NR、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ及びC〜Cシクロアルキルから選択され;ここで、アルキル、アルコキシ及びシクロアルキル基は、C〜Cアルキル、ハロゲン、OH、−NR、NR及びC〜Cアルコキシから独立に選択される1又は2個の置換基で置換されていてもよく;ここで、
及びRは独立に、H又はC〜Cアルキルであるか;
及びR並びにそれらが結合している窒素は、5又は6員のヘテロシクロアルキル環を形成し;
及びRは、−H;−OH、−NH及びハロゲンから独立に選択される1、2又は3個の基で置換されていてもよい−C〜Cアルキル;−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が−CH−フェニルであり、ここで、フェニル環は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ及びヒドロキシから独立に選択される1又は2個の基で置換されていてもよい、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
は、ベンジル、3−フルオロベンジル又は3,5−ジフルオロベンジルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
15がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
15がHである、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
【表1−1】


【表1−2】


【表1−3】


【表1−4】


【表1−5】


【表1−6】


からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
アルツハイマー病(AD)を有する対象を治療するか、又は対象においてアルツハイマー病を予防するか;アルツハイマー病の発症を予防するか遅延するか;軽度認識障害(MCI)を有する対象を治療するか;MCIからADへと進行するであろう対象でのアルツハイマー病の発症を予防又は遅延するか;ダウン症を治療するか;オランダ型アミロイドーシスを伴う遺伝性大脳出血を有する対象を治療するか;大脳アミロイド血管障害を治療し、その起こりうる帰結を予防するか;他の変性認知症を治療するか;パーキンソン病、進行性核上不全麻痺又は皮質基底変性を伴う認知症を治療するか;広汎性レビ小体型ADを治療するか;パーキンソン症候群を伴う前頭側頭骨性認知症(FTDP)を治療するための方法であって、このような治療を必要とする患者に、薬学的許容量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。


【公表番号】特表2007−530583(P2007−530583A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−505201(P2007−505201)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/009920
【国際公開番号】WO2005/095326
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(503007313)イーラン ファーマスーティカルズ、インコーポレイテッド (22)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】