説明

2次元バーコード

【課題】
2次元バーコードに対して親しみやすい印象を与えるとともに、2次元バーコードに含まれている情報について、視覚的に理解できるようにする。
【解決手段】
2次元バーコード10の四隅のうちの3つには切り出しシンボル12がそれぞれ形成されており、データ領域には星形の図形20のパターンが重ねて記録されている。薄色セル14のうち、図形20と重なった部分である薄色重なり領域22については、薄色セル14と異なる配色(濃淡が異なる場合も含む)となっており、濃色セル16のうち、図形20との重なった部分である濃色重なり領域24については、濃色セル16及び前記薄色重なり領域22と異なる配色(濃淡が異なる場合も含む)となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーコードパターンに文字や図形などのパターンを重ねて記録ないし表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
2次元バーコードは、通常、黒と白の正方形セルの組み合わせで各種の情報を記録したもので、スタック型,マトリクス型などの種類がある。わが国では、マトリクス型のQRコードが普及している。QRコードの場合、全体が正方形で、その3隅に2重枠の正方形がある。これは、読み取り方向を示している。そして、それ以外の部分は小さな正方形のまだら模様になっている。この、まだら模様の部分に情報が記録されている。
【0003】
図7には、従来の2次元バーコード900の一例が示されており、四隅のうちの3つには、マークの方向やデータ領域のサイズを規定するための切り出しシンボル902が形成されている。そして、それらの切り出しシンボル902によって規定されるデータ領域内の各セルないしマス904は、白又は黒に濃色されている。これらのセル904の白又は黒の状態によって、所望の情報,例えばホームページのURL情報が記録されている。これに対し、下記特許文献1には、セル902に濃色することによって更に情報を記録するようにした2次元バーコードが開示されている。
【特許文献1】特開2003−36415
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のように、2次元バーコードは、セルの濃色の有無によって情報が記録されており、人間がそれを見て情報を判読できるものではない。従って、利用者から見ると、意味がわからず、無味乾燥な親しみのない印象を与え、2次元バーコードの利用の妨げとなってしまう。また、含まれている情報が異なる2次元バーコードでも、人間には同じような白黒パターンに見える。
【0005】
本発明は、以上の点に着目したもので、2次元バーコードに対して親しみやすい印象を与えるとともに、2次元バーコードに含まれている情報について利用者が視覚的に理解できるようにすることを、その目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、多数の第1のセルと第2のセルを組み合わせた第1のパターンによって情報が記録された2次元バーコードであって、前記第1のパターンに、第2のパターンを重ねて記録したことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記第2のパターンが、前記第1のセル又は前記第2のセルのいずれか一方,もしくは両方に記録されていることを特徴とする。他の形態の一つは、前記第2のパターンが、図形,文字,数字,記号のいずれか、もしくはそれらの組み合わせのパターンであることを特徴とする。更に他の形態の一つは、第1のセルと第2のセルとの間に、バーコードデータを読み取ることができる程度の明暗の差が生ずるように、各セルと前記第2のパターンとの重なり領域の色を設定したことを特徴とする。更に他の形態の一つは、コードの認識を妨げる補色の関係が生じないように、前記各セルと前記第2のパターンとの重なり領域の色を設定したことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、2次元バーコードのパターンに、図形などの他のパターンを重ねて記録することとしたので、2次元バーコードに対して親しみやすい印象を与えるとともに、2次元バーコードに含まれている情報について、利用者が視覚的に理解できる情報を与えることができ、利便性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0009】
最初に、図1を参照しながら本発明の実施例1を説明する。同図(A)は本実施例の2次元バーコード10の平面図であり、同図の点線部分を拡大して(B)に示す。これらの図に示すように、本実施例の2次元バーコード10の四隅のうちの3つには切り出しシンボル12がそれぞれ形成されており、データ領域のセルパターン上には、星形の図形20のパターンが重ねて記録されている。
【0010】
2次元バーコード10のデータ領域に形成されているパターンは、濃度の異なる第1及び第2のセルの組み合わせによって構成されている。なお、背景側と見ることができるセルを「薄色セル」といい、これと反対側のセルを「濃色セル」という。これら薄色セル14と濃色セル16の組み合わせによって形成されているパターンには、図形20のパターンが重ねて記録されている。すなわち、薄色セル14のうち、図形20と重なった部分である薄色重なり領域22については、薄色セル14と異なる配色(濃淡が異なる場合も含む)となっており、濃色セル16のうち、図形20との重なった部分である濃色重なり領域24については、濃色セル16及び前記薄色重なり領域22と異なる配色(濃淡が異なる場合も含む)となっている。例えば、
(1)薄色セル14は白,濃色セル16は青色,薄色重なり領域22はうすい黄色,濃色重なり領域24は赤色,
(2)薄色セル14は白,濃色セル16は赤色,薄色重なり領域22はうすい灰色,濃色重なり領域24は黒色,
(3)薄色セル14は白,濃色セル16は青色,薄色重なり領域22はうすいピンク色,濃色重なり領域24は紫色,
という具合である。
【0011】
いずれの場合であっても、各色を黒の明暗(濃淡)で表したときに、すべての濃色セル16及び濃色重なり領域24と、すべての薄色セル14及び薄色重なり領域22との杆に、相当程度の濃淡差(明暗差)があれば、良好にバーコードリーダー(バーコード読取機)でコードデータを読み取ることが可能である。実際にサンプルを作成し、バーコードリーダーで読み取りテストを行なって濃度差を調整すればよい。なお、薄色セル14と薄色重なり領域22の間及び濃色セル16と濃色重なり領域24との間には、いずれも濃度差の必要はない。また、薄色セル14と濃色セル16が補色の関係にある場合には、コードを認識できない場合があるので、そのような色の組み合わせは避けるようにする。例えば、薄色セル14が赤,濃色セル16が青のような場合が該当する。以下の実施例においても同様である。
【0012】
このように、本実施例によれば、2次元バーコードを構成するセルのパターンに図形のパターンが重ねて記録されるため、無味乾燥な2次元バーコードに対して親しみやすい印象を与えることができる。このため、当該バーコードがインターネット上のサイトに対するアクセス情報であるときは、そのサイトに対するアクセス数が増大するなどの効果を期待することができる。
【0013】
また、図形として、アクセス先のサイトを表す会社名のロゴマーク,ブランドマーク,キャラクタビジュアルなどを用いることで、利用者は、当該2次元バーコードによるアクセス先を簡便に知ることができる。更に、複数の2次元バーコードが表示されているような場合には、マークによって各バーコードを区別することが可能となる。更に、一定の限られた場面や限られた利用者に対する情報伝達手段であった2次元バーコードに、その内容を連想ないし認識させるパターンを重ねて表示することで、2次元バーコードに斬新な情報伝達手段としての価値を付与することができる。
【実施例2】
【0014】
次に、図2を参照しながら実施例2について説明する。同図(A)は本実施例の2次元バーコード100の平面図であり、同図の点線部分を拡大して(B)に示す。これらの図に示すように、本実施例の2次元バーコード100の四隅のうちの3つには切り出しシンボル102がそれぞれ形成されており、データ領域のセルパターンには、星形の図形110のパターンが重ねて記録されている。
【0015】
2次元バーコード100のデータ領域に形成されているパターンは、薄色セル104と濃色セル106によって構成されている。そして、これらの各セル104,106のパターンに、図形110のパターンが重ねて記録されている。詳述すると、薄色セル104のうち、図形110と重なった部分である薄色重なり領域112については、図形110の色となっている。しかし、濃色セル106については、図形110と重なった部分についても、特に色の変化はなく、他の濃色セル106と同様の色となっている。なお、図形110の色は、薄色セル104や濃色セル106の色と異なっている。すなわち、本実施例は、薄色の下地上に図形110を形成し、その上に濃色セル106を重ねて記録した構成となっている。
【実施例3】
【0016】
次に、図3を参照しながら実施例3について説明する。本実施例は、上述した実施例2と逆に濃色セル側に図形を形成した例である。図3(A)は本実施例の2次元バーコード200の平面図であり、同図の点線部分を拡大して(B)に示す。これらの図に示すように、本実施例の2次元バーコード200の四隅のうちの3つには切り出しシンボル202がそれぞれ形成されており、データ領域のセルパターンには、星形の図形210のパターンが重ねて記録されている。
【0017】
2次元バーコード200のデータ領域に形成されているセル204,206のうち、濃色セル206に、図形210のパターンが重ねて記録されている。すなわち、薄色セル204については、図形210と重なった部分も含めて特に色の変化はなく、本来の色のままである。これに対し、濃色セル206については、図形210と重なった部分である濃色重なり領域212の色が、薄色セル204や濃色セル206と異なる色となっている。
【0018】
これら実施例2及び3を、上述した実施例1と比較すると、最も図形の輪郭が明瞭なのは実施例1である。従って、複雑な図形や文字などを表示したいときは有利である。これに対し、実施例2及び3は、薄色セルもしくは濃色セルの一方に図形が表示されるだけであるため、図形の輪郭が多少不鮮明になり、複雑な図形や文字などの表示には若干不向きであるが、図形がバーコードに隠れて見えるようになり、控え目な印象を与えることができる。
【実施例4】
【0019】
次に、図4を参照しながら実施例4について説明する。同図(A)は本実施例の2次元バーコード300の平面図であり、同図の点線部分を拡大して(B)及び(C)にそれぞれ示す。これらの図に示すように、本実施例でも、2次元バーコード300の四隅のうちの3つには切り出しシンボル302がそれぞれ形成されており、データ領域には、アルファベットのA,Bの文字310,320のパターンが重ねて記録されている。
【0020】
2次元バーコード300のデータ領域に形成されている薄色セル304のうち、文字310と重なった部分である薄色重なり領域312については、薄色セル304と異なる配色となっており、濃色セル306のうち、文字310と重なった部分である濃色重なり領域314については、濃色セル306及び前記薄色重なり領域312の色と異なる配色となっている。文字320についても同様である。すなわち、薄色セル304のうち、文字320と重なった部分である薄色重なり領域322については、薄色セル304と異なる配色となっており、濃色セル306のうち、文字320と重なった部分である濃色重なり領域324については、濃色セル306及び前記薄色重なり領域322の色と異なる配色となっている。
【0021】
更に、本実施例では、薄色重なり領域312,322の色は同じであるが、濃色重なり領域314,324の色は異なっている。もちろん、薄色重なり領域312,322の色が異なるようにしてもよい。このように、多数の文字を多数の色彩を利用して表示ないし記録することで、表現がより豊かになる。図5は、一つのマークに複数の色彩を使用した例である。同図(A)の2次元バーコード400のデータ領域には、ウサギの図形410のパターンが重ねて表示ないし記録されており、ウサギの図形410中、目の部分412や口の部分414が、他の顔や耳の部分416と異なる配色となっている。同図(B)の2次元バーコード420も、同じくウサギの図形422のパターンを重ねた例であるが、顔や耳の部分が輪郭424による配色によって示されている。目や口は同図(A)と同様である。
【実施例5】
【0022】
次に、図6を参照しながら実施例5について説明する。本実施例は、上述した実施例は、いずれもパターンが2次元バーコードのデータ領域内に収まっているが、本例はデータ領域から外にはみ出している例である。図6に示すように、2次元バーコード500のデータ領域には、アルファベットで「ABCD」と横書きしたパターン502が重ねて表示されている。このパターン502のうち、「A」及び「D」の一部は、2次元バーコード500のデータ領域からはみ出している。
【0023】
このようにすることで、更なるデザイン性の向上を図ることができる。もちろん、重ねて表示したいパターンと2次元バーコードのデータ領域との重なり具合は適宜設定してよい。例えば、文字の一部に2次元バーコードのデータ領域の全体を重ねて表示するようにしてもよい。
【0024】
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
【0025】
(1)前記実施例は、本発明をQRコードに対して適用した例であるが、他のタイプの2次元バーコード,例えば、PDF417コード,マキシコードなどにも同様に適用可能である。
【0026】
(2)前記実施例では、図形の全体に濃色したが、図形の輪郭部分のみを示すようにしてもよい。文字の場合は、いわゆる中抜き文字となる。
【0027】
(3)前記実施例では、データ領域のセルパターンに図形や文字のパターンを重ねる場合を示したが、各種の図形,文字,数字,記号,あるいはそれらの組み合わせなどの各種のパターン全般について適用可能である。
【0028】
(4)前記実施例では、パターンを2次元バーコードの中央付近に重ねて表示したが、いずれかに偏って表示するようにしてもよい。
【0029】
(5)前記実施例では、一つのセルに異なる色彩の領域が存在するが、セルを単位として濃色を行なってもよい。例えば、パターンと重なっていない薄色セルは白色,パターンと重なっていない濃色セルは緑色,パターンと重なっている薄色セルは黄色,パターンと重なっている濃色セルは黒色という具合である。このように、セル毎に色を決めるようにすると、パターンの輪郭部分がセルの境界に沿った形状となる。
【0030】
(6)例えば、薄色セルが白色の場合、図形などのパターンと同じ色の光を照射すると、図形などのパターンが消えて濃色セルのパターンのみを見ることが可能となる。このような性質を利用すれば、図形などのパターンがバーコードのパターンよりも目立つように表示しても、読取光を工夫することで、バーコードリーダーによるコードの読取精度を十分に確保することが可能となる。
【0031】
(7)本発明の2次元バーコードは、紙,布,皮などにプリントしたものであってもよいし、ディスプレイ上に表示されるものであってもよい。
【0032】
(8)本発明の図形などのパターンが表示された2次元バーコードの利用形態としては、例えば、以下のものが考えられる。
a,2次元バーコードに含まれている情報が特定の会社のホームページURLの場合には、当該会社のマークや商標などを重ねることで、当該会社へのアクセスコードであることを利用者に知らせることができる。
b,ホームページとして、例えば男性用と女性用があるような場合、男性用のホームページにアクセスするための2次元バーコードには「Mないし男」の文字や男性の容姿を表すパターンを表示し、女性用のホームページにアクセスするための2次元バーコードには「Wないし女」の文字や女性の容姿を表すパターンを表示するというように、アクセス先をパターンによって区別できるようにする。
c,スーパーなどで、商品の品目や金額をレジスタに入力するときに、商品の文字や絵のパターンを該当する2次元バーコードに重ねて表示することで、入力ミスをなくす。
d,ブラインド広告の実現:その物の使用にあたって一定の制限が設けられている物やサービスがあり、広告など、それらに関する情報の提供には使用制限に見合った情報提供の方法が要求される。例えば、タバコに関係する情報の提供には相当の注意が必要である。誰の目にも触れるような情報提供ではなく、その情報を必要とし、かつ情報を享受することが許されている人に提供できる方法が求められる。このような場合に、本発明の2次元バーコードを適用し、データ領域に重ねるデザインパターンによって、情報がタバコに関するものであること、また20歳以上の大人を対象としていることを知らしめるようにすることができる。
e,極小スペース広告(広告の省スペース化)の実現:2次元バーコードは、本来持つ特性として、その面積に比べ、多くの情報を内包できるという特長がある。しかしそのままでは、誰が誰に向けて発信した情報なのか、どういう情報なのか見当がつかない。しかし、本発明の2次元バーコードによれば、そうした点を明らかにすることができ、小さなスペースを利用した新たな形の広告が実現できる。すなわち、これまでと同一量の情報を保持しつつ、これまでより小さなスペースで広告し、かつウェブ上にアクセスさせるなどの新たな機能も付加できる。従って、従来と同じ広告スペースに、より多くの広告を掲載することができる。
【0033】
(9)前記実施例では、2次元バーコードがインターネットのホームページURLを情報として含む場合を主として説明したが、例えば当該バーコードが付される商品やサービスに関する情報など各種の情報を含めるようにしてよい。具体的には、取扱説明書や保証書等の内容を2次元バーコード化するとともに、データ内容を示すパターンを重ねて表示し、これを製品に表示することで、保証書等がペーパーレス化されるとともに、紛失の危険を回避することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明によれば、2次元バーコードのパターンに図形などのパターンを重ねて表示ないし記録するので、2次元バーコードに対して親しみやすい印象を与えるとともに、2次元バーコードの内容について視覚的に認識できる情報を与えることができ、ホームページへの利用者の誘導などに好適である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】(A)は本発明の実施例1の2次元バーコードを示す平面図,(B)は(A)の点線部分を示す拡大図である。
【図2】(A)は本発明の実施例2の2次元バーコードを示す平面図,(B)は(A)の点線部分を示す拡大図である。
【図3】(A)は本発明の実施例3の2次元バーコードを示す平面図,(B)は(A)の点線部分を示す拡大図である。
【図4】(A)は本発明の実施例4の2次元バーコードを示す平面図,(B)及び(C)は(A)の点線部分をそれぞれ示す拡大図である。
【図5】実施例4の他の2次元バーコードを示す平面図である。
【図6】実施例5の2次元バーコードを示す平面図である。
【図7】従来の2次元バーコードの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0036】
10:2次元バーコード
12:切り出しシンボル
14:薄色セル
16:濃色セル
20:図形
22:薄色重なり領域
24:濃色重なり領域
100:2次元バーコード
102:切り出しシンボル
104:薄色セル
106:濃色セル
110:図形
112:薄色重なり領域
200:2次元バーコード
202:切り出しシンボル
204:薄色セル
206:濃色セル
210:図形
212:薄色重なり領域
300:2次元バーコード
302:切り出しシンボル
304:薄色セル
306:濃色セル
310,320:文字
312,322:薄色重なり領域
314,324:濃色重なり領域
400:2次元バーコード
410:図形
412,414,416:部分
420:2次元バーコード
422:図形
424:輪郭
500:2次元バーコード
502:パターン
900:2次元バーコード
902:切り出しシンボル
904:セル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の第1のセルと第2のセルを組み合わせた第1のパターンによって情報が記録された2次元バーコードであって、
前記第1のパターンに、第2のパターンを重ねて記録したことを特徴とする2次元バーコード。
【請求項2】
前記第2のパターンが、前記第1のセル又は前記第2のセルのいずれか一方,もしくは両方に記録されていることを特徴とする請求項1記載の2次元バーコード。
【請求項3】
前記第2のパターンが、図形,文字,数字,記号のいずれか、もしくはそれらの組み合わせのパターンであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の2次元バーコード。
【請求項4】
第1のセルと第2のセルとの間に、バーコードデータを読み取ることができる程度の明暗の差が生ずるように、各セルと前記第2のパターンとの重なり領域の色を設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2次元バーコード。
【請求項5】
コードの認識を妨げる補色の関係が生じないように、前記各セルと前記第2のパターンとの重なり領域の色を設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の2次元バーコード。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−302050(P2006−302050A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−124338(P2005−124338)
【出願日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(505150659)株式会社マイン (1)
【Fターム(参考)】