2次監視レーダ及び信号処理方法
【課題】電波障害時であっても機上からの情報を正しく復号可能にすること。
【解決手段】2次監視レーダ装置は、ターゲットに対して複数の質問を送信する送信部23と、前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する受信部22と、前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測し、前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行い、前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送し、前記受信された応答の順番を並べ替え、前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する信号処理装置3とを具備する。
【解決手段】2次監視レーダ装置は、ターゲットに対して複数の質問を送信する送信部23と、前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する受信部22と、前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測し、前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行い、前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送し、前記受信された応答の順番を並べ替え、前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する信号処理装置3とを具備する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、航空機に対して個別質問を行うモードS用の2次監視レーダ及び信号処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
GICB(Ground Initiated Comm-B)は、地上局の2次監視レーダ(Secondary Surveillance Rader;SSR)から、モードSトランスポンダを搭載した航空機に対して、機上にて有する情報(ダウンリンクメッセージ)の取得要求を行い、情報取得を図るものである。SSRからの要求で、機上のトランスポンダ内にある256個のバッファ(GICBレジスタ)に格納された56ビットの情報(MB)をダウンリンクする。バッファ内には、航空機の予測精度を高める情報 (進行方向、速度等) や管制に利用される情報(VHF周波数、航空機登録番号等)が蓄えられている。GICBレジスタ番号は、BDSコードと呼ばれSSRからこのコード要求を行う(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
ATCの機上対地上間データリンクシステムにおいて、機上からのデータリンク応答データ(MB)はBDSに対応した情報であるため、地上側でのMB復号処理は、受信したMBがどのBDSに対応しているかが必要になる。MBの中には、BDSが含まれているものと含まれていないものがある。BDSが含まれていないMBを受信する場合、電波障害で受信できないと個々の質問に対する応答の関係がずれてしまい、正しくMBを復号できなくなるという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−8865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、BDSが含まれていないMBを受信する場合、電波障害等で受信できないと個々の質問に対する応答の関係がずれてしまい、正しくMBを復号できなくなるという問題がある。
【0006】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、電波障害時であっても機上からの情報を正しく復号可能な次監視レーダ及び信号処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一態様は、ターゲットに対して複数の質問を送信する手段と、前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する手段と、前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する手段と、前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う手段と、前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する手段と、前記受信された応答の順番を並べ替える手段と、前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する手段とを具備する2次監視レーダを提供する。
【0008】
また、この発明の他の態様は、2次監視レーダ装置に用いられる信号処理方法であって、ターゲットに対して複数の質問を送信する過程と、前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する過程と、前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する過程と、前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う過程と、前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する過程と、前記受信された応答の順番を並べ替える過程と、前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する過程とを具備する信号処理方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
したがってこの発明によれば、電波障害時であっても機上からの情報を正しく復号可能な2次監視レーダ及び信号処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明に係る2次監視レーダの一実施形態を示す系統図。
【図2】個別質問のシーケンスの一例を示す図。
【図3】信号処理装置の動作を示すフローチャート。
【図4】個別質問スケジューリングのタイミングチャートの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明に係る2次監視レーダ(Secondary Surveillance Rader;SSR)の一実施形態を示す系統図である。データリンクの能力があるモードSのSSRは、地上データリンク装置4から航空機5に対する質問の順番で、航空機5からの受信応答(ターゲットレポート)を地上データリンク装置2に渡すものである。
【0012】
図1において、SSRは、空中線1と、送受信装置2と、信号処理装置3とを備える。空中線1は、送受信装置2の送受信切替器21を介して受信部22及び送信部23に接続される。信号処理部3は、上記受信部22及び送信部23に接続される送受信インタフェース部31と、モードS応答処理部32と、チャネル管理部33と、監視処理部34とを備える。受信部22で受信されたモードS応答信号は、送受信インタフェース部31を介してモードS応答処理部32に送られる。モードS応答処理部32は、モードS個別応答の判別を行い、モードS個別応答を監視処理部34とチャネル管理部33とに送出する。チャネル管理部33は、個別質問応答のスケジューリングを行い、個別質問情報を形成して送受信インタフェース部31に送る。監視処理部34は、モードS個別応答をもとに、ターゲットレポートの作成、航空機目標の位置予測処理を行う。この位置予測情報はチャネル管理部33に送出され、次回の個別質問スケジューリングに用いられる。さらに、監視処理部34は、地上データリンク装置4との間でのメッセージの送受信を制御する。
【0013】
次に、このように構成されたSSRの動作について説明する。
図2は、個別質問のシーケンスの一例を示す図である。図2に示す通り、例えばtarget−A(航空機5)に対し地上データリンク装置4から3つの質問I1,I2,I3を行い、target−Aはその応答としてR1,R2,R3を返すものとする。しかし、電波障害でR2の再送が発生すると、従来は地上データリンク装置4にR1,R3,R2の順番でR2とR3が入れ変わってしまうという現象があった。そこで、本実施形態では、この対策として、モードS個別質問スケジューリング処理を利用することにした。
【0014】
図3は、モードS個別質問スケジューリング処理の手順を示すフローチャートである。また、図4に個別質問スケジューリングのタイミングチャートの一例を示す。
【0015】
チャネル管理部33は、第1スイープにおいて複数のモードS個別質問を送信後(ステップS1)、ターゲットの方位と距離で各個別質問に対する応答タイミングをそれぞれ予測する(ステップS2)。チャネル管理部33は、上記予測された応答タイミングをもとに、各個別質問に対するモードS個別応答が全て正しく受信されたかを判定する(ステップS3)。ここで、例えば、図4に示すように、第1スイープでR2が受信できなかったと判定した場合は、第2スイープでR2について再送処理を行う(ステップS4)。チャネル管理部33は、R2を受信すると、応答の順番を並び替える(ステップS5)。監視処理部34は、上記順番にしたがってターゲットレポートを作成する(ステップS6)。
【0016】
以上述べたように、上記実施形態は、ターゲットの方位と距離で各個別質問に対する応答タイミングの予測を行うことで、質問対応答を1対1の関係で処理するようにしている。個別質問スケジューリング処理で、質問対応答の対応関係を表す情報を記憶しておき、応答受信処理で、記憶した情報をもとに応答の順番を質問した順番に並び替える処理を追加したものである。
【0017】
このように構成することで、上記図2に示すように、例えば質問I1,I2,I3を行い、その応答として航空機5はR1,R2,R3を返したが、電波障害でR2の再送が発生した場合でも、質問対応答は1対1の関係が保たれるので、R1,R2,R3の順番にR3とR2を並び替えることができる。これにより、BDSが含まれていないMBを受信する場合でも、地上データリンク装置4は正しくMBを復号することが可能となる。
【0018】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0019】
1…空中線、2…送受信装置、21…送受切替器、22…受信部、23…送信部、31…送受信インタフェース部、32…モードS応答処理部、33…チャネル管理部、34…監視処理部、4…地上データリンク装置、5…航空機。
【技術分野】
【0001】
この発明は、航空機に対して個別質問を行うモードS用の2次監視レーダ及び信号処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
GICB(Ground Initiated Comm-B)は、地上局の2次監視レーダ(Secondary Surveillance Rader;SSR)から、モードSトランスポンダを搭載した航空機に対して、機上にて有する情報(ダウンリンクメッセージ)の取得要求を行い、情報取得を図るものである。SSRからの要求で、機上のトランスポンダ内にある256個のバッファ(GICBレジスタ)に格納された56ビットの情報(MB)をダウンリンクする。バッファ内には、航空機の予測精度を高める情報 (進行方向、速度等) や管制に利用される情報(VHF周波数、航空機登録番号等)が蓄えられている。GICBレジスタ番号は、BDSコードと呼ばれSSRからこのコード要求を行う(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
ATCの機上対地上間データリンクシステムにおいて、機上からのデータリンク応答データ(MB)はBDSに対応した情報であるため、地上側でのMB復号処理は、受信したMBがどのBDSに対応しているかが必要になる。MBの中には、BDSが含まれているものと含まれていないものがある。BDSが含まれていないMBを受信する場合、電波障害で受信できないと個々の質問に対する応答の関係がずれてしまい、正しくMBを復号できなくなるという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−8865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、BDSが含まれていないMBを受信する場合、電波障害等で受信できないと個々の質問に対する応答の関係がずれてしまい、正しくMBを復号できなくなるという問題がある。
【0006】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、電波障害時であっても機上からの情報を正しく復号可能な次監視レーダ及び信号処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一態様は、ターゲットに対して複数の質問を送信する手段と、前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する手段と、前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する手段と、前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う手段と、前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する手段と、前記受信された応答の順番を並べ替える手段と、前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する手段とを具備する2次監視レーダを提供する。
【0008】
また、この発明の他の態様は、2次監視レーダ装置に用いられる信号処理方法であって、ターゲットに対して複数の質問を送信する過程と、前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する過程と、前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する過程と、前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う過程と、前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する過程と、前記受信された応答の順番を並べ替える過程と、前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する過程とを具備する信号処理方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
したがってこの発明によれば、電波障害時であっても機上からの情報を正しく復号可能な2次監視レーダ及び信号処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明に係る2次監視レーダの一実施形態を示す系統図。
【図2】個別質問のシーケンスの一例を示す図。
【図3】信号処理装置の動作を示すフローチャート。
【図4】個別質問スケジューリングのタイミングチャートの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明に係る2次監視レーダ(Secondary Surveillance Rader;SSR)の一実施形態を示す系統図である。データリンクの能力があるモードSのSSRは、地上データリンク装置4から航空機5に対する質問の順番で、航空機5からの受信応答(ターゲットレポート)を地上データリンク装置2に渡すものである。
【0012】
図1において、SSRは、空中線1と、送受信装置2と、信号処理装置3とを備える。空中線1は、送受信装置2の送受信切替器21を介して受信部22及び送信部23に接続される。信号処理部3は、上記受信部22及び送信部23に接続される送受信インタフェース部31と、モードS応答処理部32と、チャネル管理部33と、監視処理部34とを備える。受信部22で受信されたモードS応答信号は、送受信インタフェース部31を介してモードS応答処理部32に送られる。モードS応答処理部32は、モードS個別応答の判別を行い、モードS個別応答を監視処理部34とチャネル管理部33とに送出する。チャネル管理部33は、個別質問応答のスケジューリングを行い、個別質問情報を形成して送受信インタフェース部31に送る。監視処理部34は、モードS個別応答をもとに、ターゲットレポートの作成、航空機目標の位置予測処理を行う。この位置予測情報はチャネル管理部33に送出され、次回の個別質問スケジューリングに用いられる。さらに、監視処理部34は、地上データリンク装置4との間でのメッセージの送受信を制御する。
【0013】
次に、このように構成されたSSRの動作について説明する。
図2は、個別質問のシーケンスの一例を示す図である。図2に示す通り、例えばtarget−A(航空機5)に対し地上データリンク装置4から3つの質問I1,I2,I3を行い、target−Aはその応答としてR1,R2,R3を返すものとする。しかし、電波障害でR2の再送が発生すると、従来は地上データリンク装置4にR1,R3,R2の順番でR2とR3が入れ変わってしまうという現象があった。そこで、本実施形態では、この対策として、モードS個別質問スケジューリング処理を利用することにした。
【0014】
図3は、モードS個別質問スケジューリング処理の手順を示すフローチャートである。また、図4に個別質問スケジューリングのタイミングチャートの一例を示す。
【0015】
チャネル管理部33は、第1スイープにおいて複数のモードS個別質問を送信後(ステップS1)、ターゲットの方位と距離で各個別質問に対する応答タイミングをそれぞれ予測する(ステップS2)。チャネル管理部33は、上記予測された応答タイミングをもとに、各個別質問に対するモードS個別応答が全て正しく受信されたかを判定する(ステップS3)。ここで、例えば、図4に示すように、第1スイープでR2が受信できなかったと判定した場合は、第2スイープでR2について再送処理を行う(ステップS4)。チャネル管理部33は、R2を受信すると、応答の順番を並び替える(ステップS5)。監視処理部34は、上記順番にしたがってターゲットレポートを作成する(ステップS6)。
【0016】
以上述べたように、上記実施形態は、ターゲットの方位と距離で各個別質問に対する応答タイミングの予測を行うことで、質問対応答を1対1の関係で処理するようにしている。個別質問スケジューリング処理で、質問対応答の対応関係を表す情報を記憶しておき、応答受信処理で、記憶した情報をもとに応答の順番を質問した順番に並び替える処理を追加したものである。
【0017】
このように構成することで、上記図2に示すように、例えば質問I1,I2,I3を行い、その応答として航空機5はR1,R2,R3を返したが、電波障害でR2の再送が発生した場合でも、質問対応答は1対1の関係が保たれるので、R1,R2,R3の順番にR3とR2を並び替えることができる。これにより、BDSが含まれていないMBを受信する場合でも、地上データリンク装置4は正しくMBを復号することが可能となる。
【0018】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0019】
1…空中線、2…送受信装置、21…送受切替器、22…受信部、23…送信部、31…送受信インタフェース部、32…モードS応答処理部、33…チャネル管理部、34…監視処理部、4…地上データリンク装置、5…航空機。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲットに対して複数の質問を送信する手段と、
前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する手段と、
前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する手段と、
前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う手段と、
前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する手段と、
前記受信された応答の順番を並べ替える手段と、
前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する手段と
を具備することを特徴とする2次監視レーダ装置。
【請求項2】
2次監視レーダ装置に用いられる信号処理方法であって、
ターゲットに対して複数の質問を送信する過程と、
前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する過程と、
前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する過程と、
前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う過程と、
前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する過程と、
前記受信された応答の順番を並べ替える過程と、
前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する過程と
を具備することを特徴とする信号処理方法。
【請求項1】
ターゲットに対して複数の質問を送信する手段と、
前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する手段と、
前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する手段と、
前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う手段と、
前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する手段と、
前記受信された応答の順番を並べ替える手段と、
前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する手段と
を具備することを特徴とする2次監視レーダ装置。
【請求項2】
2次監視レーダ装置に用いられる信号処理方法であって、
ターゲットに対して複数の質問を送信する過程と、
前記ターゲットから送られてくる前記質問に対する応答を受信する過程と、
前記ターゲットの方位及び距離をもとに前記応答のタイミングを予測する過程と、
前記タイミングに基づいて前記複数の質問に対する応答の受信判定を行う過程と、
前記受信判定において受信できなかった応答を受信するために質問を再送する過程と、
前記受信された応答の順番を並べ替える過程と、
前記順番に基づいてターゲットレポートを作成する過程と
を具備することを特徴とする信号処理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2011−103549(P2011−103549A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−257308(P2009−257308)
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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