説明

2輪車ヘルメット用スピーカー

【課題】 オートバイ走行中では聞けなかった情報をヘルメット内にモノラルスピーカーを取り付け、スピーカーからの配線にモノラルジャックを付ける事でヘルメットの耐久性を損なう事無く簡単にヘルメット外側にプラグ差込口を設ける事ができ、他の音源機器や受信器をプラグで接続する事で走行中であっても安全に電波による情報を聞く事が出来る、ヘルメットスピーカーを提供する。
【解決手段】 モノラルスピーカーからの配線にモノラルジャックまたはステレオジャックを付けジャックヘッド部がヘルメット外側に向けられ固定される事でヘルメット外側にプラグ差込口を設ける事が可能となる、外部の音源からプラグでモノラルスピーカーの接続ジャックに接続する事で情報を聞く事が出来るようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は二輪車乗車走行中であっても、交通情報や緊急事態などの情報を安全に聞く事が出来るヘルメット内スピーカーの構造と形態に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人は情報社会に於いて何らかの情報を得て行動する、特に交通状況や天候、地震など緊急事態などは、いち早く国民に電波で知らせている。それが例え車や電車に乗っていてもラジオやテレビなど電波で常に情報を聞くことが出来る。しかしオートバイは他の乗り物と違い安全ヘルメットをかぶっている為、情報を聞く事が出来ないのが現状であった。また機器も無かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のオートバイ乗車時にかぶる安全ヘルメットは安全性を重視して考え作られている為にヘルメット自体に音声を聞く機器は取り付けが困難であり、走行中での道路状況や事故、地震その他の緊急事態などの情報を聞く事が出来なかった。又 音声ナビゲーションなども聞きづらい等の問題や欠点あった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
車の様にラジオが付いているでもないオートバイで同じように情報を得るようにするには、安全性は勿論、どうやって音源からの情報や音源以外からの情報をヘルメット内で聞く事が出来るかが課題となる。例えば音源からの音をスピーカーなどから聞くにはスピーカーと音源をヘルメット内に取り付ける必要がある、仮にステレオスピーカーを取り付けた場合は音源以外からの情報は聞けなくなり危険でもある、さらには配線も問題となるため構造や安全性がもっとも重要になる。また一般的に音源からスピーカーに配線コードを接続する場合は主にスピーカー側からの配線をプラグで音源に接続し音を聞く形態である為に安全ヘルメットをかぶって車の様に音源から情報を聞く事は出来ない。その為、本考案は安全性を考えモノラルスピーカーを使用し、スピーカー側の配線部にモノラルジャック又はステレオジャックを付ける事でヘルメット内の配線は最小限の長さに又は無くすことが可能となる、さらに接続ジャックのヘッド部をヘルメットの外部側に向け固定させヘルメットの外側にプラグ差込口を設けることで、外部の音源からプラグを接続、又はトランスミッターを付けワイヤレススピーカーとしても仕様することが出来る。また使用時以外は雨水浸入防止の器具としてプラグと形状が同じものを差し込み水の浸入を防げる事が好ましい。
【発明の効果】
【0005】
本発明は以上説明した様になっており以下に記載されるような効果を奏する。
【0006】
本発明は安全面を重視し、モノラルスピーカーを使用することで片側は電波情報、もう片側で電波以外の情報を安全に聞く事ができる形態となっている。
【0007】
ヘルメット内の取り付けにはモノラルスピーカーからの配線部に接続用ジャックを付けヘルメット装着ベルト固定リベット部の穴、又は新たに設けた穴に接続用ジャックヘッド部がヘルメット外側に向け固定させてプラグ差込口を設けた、配線は最小限の長さにできる。
【0008】
ヘルメットにプラグ差込口がある為、外部機器からの接続が容易にできる。
【0009】
さらに使用時以外はゴミや雨水浸入防止器具も簡単に付けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本考案はヘルメット内にモノラルスピーカーを取り付ける事で片側は電波による情報と片側で外部の情報を安全に聞く事ができる形態であり、スピーカー側からの配線にはプラグ接続用のモノラルジャック又はステレオジャックが取り付けられ、ヘルメットのベルト固定リベット部の穴、または新たに設けた穴にジャックヘッド部がヘルメットの外側に向き固定され、プラグ差込口がヘルメットの外側に向いて設けられている。ヘルメット内ではスピーカーから接続ジャックまでの配線は、極端に短い構造になっている。ヘルメットの外側にプラグ差込口が設けられたことで、外部の音源からプラグを接続し情報を聞くことが容易にできる。さらにプラグ差込口にトランスミッターを付ける事でワイヤレススピーカーとしても使用できる。
【0011】
ステレオスピーカーは安全上、問題があるため本考案はモノラルスピーカーを使用している。
【0012】
スピーカーと音源の接続方法はスピーカーからのプラグを音源に接続するが一般的だが本考案は逆に音源からスピーカーのモノラルジャックへ音源のプラグを接続する構造にした事でヘルメットにプラグ差込口を作る事が出来たことを特徴とする。
【0013】
ヘルメット外側にプラグ差込口を設けてある為、外部音源からの接続が容易に出来る。
【0014】
さらにトランスミッターをプラグ差込口に接続するとワイヤレススピーカーとしても情報を聞く事ができる。
【0015】
モノラルジャックまたはステレオジャックの形状は色々あるが構造自体は同じである為、2輪ヘルメット用スピーカーの形状を変える事が容易に出来る。
【実施例】
【0016】
実施例について図面を参照し説明すると図1の1がモノラルジャックでありヘルメット固定用の固定ナット2が付いており、ジャック自体を強化すればベルト固定用のフックと一緒にヘルメットに固定することも出来る。ジャックヘッド部とナット側には水浸入防止用のパッキン3があり傷防止と水の浸入を防ぐ。モノラルジャック1をスピーカーCの配線Bに付けヘルメットに固定させる事で配線Bを極端に短くする事が可能になった。図2は図1のプラグ差込口Aに差し込むプラグとトランスミッターの図であり、図3はヘルメット取り付け後の正面図と側面図でありモノラルジャック1のプラグ差込口とスピーカーが固定された図である。図5は使用時以外でのホコリ、雨浸入防止器具。
【産業上の利用可能性】
【0017】
情報機器が年々進化する現在オートバイで情報を聞く事が出来ないと言うことは近い将来無くなる事と思われメーカーでもバイク自体にスピーカーを付けることが出来る場所を設けたりしている傾向があるが騒音などの問題ある。本考案の形態は現在、存在しないため産業的にも大きな影響が期待されると思われる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】ヘルメットに固定するモノラルジャックとスピーカーの図である。
【図2】ヘルメットに設けたジャックに接続するプラグとトランスミッターの図である。
【図3】ヘルメット取り付け後の正面図と側面図である。
【図4】雨浸入防止器具
【符号の説明】
【0019】
a プラグ差込口
b 配線
c スピーカー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノラルスピーカー配線部にプラグ接続用モノラルジャック又はステレオジャックを付けヘルメット装着ベルト固定リベット部の穴または安全基準に基づき新たにジャック取り付け用の穴を設けジャックのヘッド部がヘルメットの外部に出るように雨水浸入防止用のパッキンを挟み固定させ、ヘルメット外部にプラグ差込口を設ける、外部の音源からヘルメットに設けたプラグ差込口に音源からのプラグを差し込むことで情報を聞くことが出来、さらにトランスミッターなどの電波受信器をヘルメット外部のプラグ差込口に取り付ければワイヤレススピーカー機能としても使用する事ができ情報を聞く事が出来るヘルメット取り付け用のモノラルスピーカーである、またジャックヘッドには雨水浸入防止器具も付けられる事を特徴とするヘルメット取り付け仕様のモノラルスピーカーとその構造形態。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−196231(P2010−196231A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−63507(P2009−63507)
【出願日】平成21年2月23日(2009.2.23)
【出願人】(502135598)
【Fターム(参考)】