説明

3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン化合物

本発明は、式(I)の新規な3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体、


(式中、R、R、R及びAは明細書中に記載の通りである。)、及びオレキシン受容体拮抗薬としてのそれらの使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、式(I)の新規な3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン化合物及び医薬としてのこれらの使用に関する。本発明はまた上記化合物の製造方法、式(I)の化合物を1又は2以上含有する医薬組成物、及び特にオレキシン受容体拮抗薬としてのそれらの使用を含む関連した側面に関する。
【背景技術】
【0002】
オレキシン類(オレキシンA又はOX−A及びオレキシンB又はOX−B)は、二つの研究グループによって1998年に発見された新規な神経ペプチド類であり、オレキシンAは、33個のアミノ酸ペプチドであり、オレキシンBは、28個のアミノ酸ペプチドである(非特許文献1)。オレキシン類は、外側視床下部の離散性神経細胞内で産生され、G蛋白質共役型受容体(OX及びOX受容体)に結合する。オレキシン−1受容体(OX)はOX−Aに対して選択的であり、オレキシン−2受容体(OX)はOX−Bと同様にOX−Aにも結合することができる。オレキシン類は、ラットにおいて食物消費を刺激し、食行動を調節する中枢フィードバック機構におけるこれらペプチド類のメディエーターとしての生理学的役割を示唆している(非特許文献1)。他方、オレキシン類は睡眠状態及び覚醒状態を調節しており、ナルコレプシー(睡眠発作)患者に対する潜在的な新規治療への道を開くものであるとも提唱されている(非特許文献2)。
【0003】
オレキシン受容体は哺乳動物の脳に見出され、文献から知られているように、病理学に多くの密接な関係をもっている可能性がある。
【0004】
本発明は、3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン化合物を提供し、これらはヒトオレキシン受容体の非ペプチド性拮抗薬である。これらの化合物は、特に、例えば摂食障害、摂水障害(drinking disorders)、睡眠障害又は精神及び神経障害における認知障害の治療における利用可能性を有している。
【0005】
これまでに、OXか又はOXのどちらか、あるいは同時に両方の受容体に拮抗する能力を有するいくつかの低分子量化合物が知られている。オレキシン受容体拮抗薬として有用なピペリジン誘導体が特許文献に開示されている(特許文献1)。オレキシン受容体拮抗薬として有用なモルフォリン誘導体が特許文献に開示されている(特許文献2)。N−アロイル環式アミン誘導体が、特許文献に開示されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開公報第01/96302号
【特許文献2】国際公開公報第02/90355号
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Sakurai T.ら、Cell、1998、92、573-585
【非特許文献2】Chemelli R.M.ら、Cell、1999、98、437-451
【0008】
本発明は、オレキシン受容体拮抗薬としての3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン化合物を初めて記述するものである。
【発明の開示】
【0009】
i) 本発明の第1の側面は、式(I)の化合物から成る:
【0010】
【化1】

【0011】
式中
は、水素、(C1−4)アルキル又はフッ素を表し;
は、水素、(C1−4)アルキル又はフッ素を表し;
は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるアリール;又は
未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択されるヘテロアリール;を表し
Aは、
【0012】
【化2】

【0013】
を表し;
は、(C1−4)アルキル又は−NRを表し;
は、(C1−4)アルキルを表し;
は、水素又は(C1−4)アルキルを表し;
は、水素又は(C1−4)アルキルを表し;そして
Dは、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるアリールを表す。
【0014】
ii) 本発明の別の態様は、Rが、水素又は(C1−4)アルキルを表し;かつRが、水素又は(C1−4)アルキルを表す、態様i)に従う式(I)の化合物に関する。
【0015】
以下の段落では、本発明の化合物の種々の化学的部分の定義をしており、他の表現によりなされた定義が、より広い又はより狭い定義を与えない限り、当該定義は、本明細書及び請求項を通じて、一律に適用されることを意図している。
【0016】
ハロゲンという用語は、フッ素、塩素又は臭素、好ましくはフッ素又は塩素を意味する。
【0017】
(C1−4)アルキルという用語は、1から4の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝鎖アルキル基を意味する。(C1−4)アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec.−ブチル及びtert.−ブチルである。好ましくはメチル及びエチルである。最も好ましくは、メチルである。
【0018】
(C1−4)アルコキシという用語は、用語(C1−4)アルキルが前記の意味を有する、式(C1−4)アルキル−O−の基を意味する。(C1−4)アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec.−ブトキシ及びtert.−ブトキシである。好ましくはメトキシ又はエトキシである。最も好ましくは、メトキシである。
【0019】
アリールという用語は、フェニル、ナフチル、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−又は4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル基を意味する。アリール基は、未置換であっても、1、2又は3個の置換基により置換されていてもよく、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択される。2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−及び4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル基は、好ましくは未置換である。
【0020】
好ましくは、「アリール」を表す「D」は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され(好ましくは、1又は2個の置換基により置換され)、当該置換基が、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニルを意味する。「アリール」を表す「D」の例は、フェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、4−エチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル及び4−トリフルオロメチルフェニルである。
【0021】
好ましくは、「アリール」を表す「R」は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され(このましくは、1個の置換基により置換され)、当該置換基が、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲン(特に、メチル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシ)から成る群より独立に選択されるフェニルを意味する。加えて、別の態様において、「アリール」を表すRは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル;ベンゾ[1,3]ジオキソリル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;又は4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル(特に、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル)を意味する。「アリール」を表すRの例は、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル、3−メチルフェニル、3−ブロモフェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル及び3−トリフルオロメチルフェニルである。上記の例に加え、さらなる例は2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニルである。
【0022】
ヘテロアリールという用語は、それぞれが酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される、1、2又は3個のヘテロ原子を含む5−から10−員の単環又は二環芳香環を意味する。そのようなヘテロアリール基の例は、フラニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チエニル、チアゾリル,イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル、シノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル及びイミダゾ[2,1−b]チアゾリルである。上記の例に加え、さらなる例は、ピロロ[2,1−b]チアゾリルである。上記のヘテロアリール基は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択される。好ましいヘテロアリール基は、イソキサゾリル、ピリジル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル及びイミダゾ[2,1−b]チアゾリルであり;そして、上記の好ましいヘテロアリール基に加え、ベンゾチアゾリル、ピロロ[2,1−b]チアゾリル及びイミダゾ[1,2−a]ピリジニルであるが、後の三つの基は、特定の亜態様を形成し;これらの基は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され(好ましくは、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、最も好ましくは、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され)、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチル(好ましくは、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ及びハロゲン)から成る群より独立に選択される。置換される場合には、オキサゾリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル及びイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基は、好ましくは、1又は2個のメチルにより置換される(好ましくは、1個のメチルにより置換される)。置換される場合には、ピリジル基は、好ましくは、メチル、メトキシ、クロロ、ブロモ及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択される、1又は2個の置換基により置換される(好ましくは、1個の置換基により置換される)。置換される場合には、ピロロ[2,1−b]チアゾリル基は、好ましくは、1又は2個のメチルにより置換される(好ましくは、1個のメチルにより置換される)。ベンゾチアゾリル及びイミダゾ[1,2−a]ピリジニル基は、好ましくは未置換である。「ヘテロアリール」を表すRの例は、4−ブロモ−ピリジン−2−イル、5−ブロモ−ピリジン−3−イル、4−クロロ−ピリジン−2−イル、5−クロロ−ピリジン−3−イル、4−メチル−ピリジン−2−イル、5−メチル−ピリジン−3−イル、6−メチル−ピリジン−2−イル、2−メチル−ピリジン−4−イル、6−メトキシ−ピリジン−2−イル、6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル、3,5−ジメチル−イソキサゾール−4−イル、1−メチル−1H−インダゾール−3−イル、2−メチル−ベンゾフラン−4−イル、ベンゾフラン−4−イル、ベンゾ[d]イソキサゾール−3−イル、2−メチル−ベンズオキサゾール−4−イル、ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−イル、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−イル及び6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−イルである。「ヘテロアリール」を表すRの上記の例に加えて、さらなる例は、ベンゾチアゾール−7−イル、3−メチル−ベンゾフラン−4−イル、6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−イル及びイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルである。
【0023】
「−NR」基の例は、−NH(好ましい)及び−N(CHである。
【0024】
本明細書で使用される「アシル」という用語は、例えばA−CO−又はR−CO−(式中、A及びRは、式(I)に対して与えられた意味を有する。)のような、アリール−CO−、アルキル−CO−又はヘテロアリール−CO−基を意味する。
【0025】
iii) 本発明のさらなる態様は、3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン部分の配置が、−CH−NH−CO−R置換基と3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン部分のシクロペンタン環が、transの関係(相対配置(1S、2S、5R))にあるような、態様i)又はii)に従う式(I)の化合物に関する。
【0026】
iv) 本発明のさらなる態様は、3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン部分の配置が、−CH−NH−CO−R置換基と3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン部分のシクロペンタン環が、cisの関係(相対配置(1R、2S、5S))にあるような、態様i)又はii)に従う式(I)の化合物に関する。
【0027】
v) 本発明のさらなる態様は、−CH−NH−CO−R基が結合している3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン部分の炭素中心の絶対配置が、式(IE1)に示すように(2S)である、態様i)〜iv)に従う式(I)の化合物に関する。
【0028】
【化3】

【0029】
vi) 本発明のさらなる態様は、絶対配置が式(IE2)に示す通りである、態様i)、ii)、iii)又はv)に従う式(I)の化合物に関する。
【0030】
【化4】

【0031】
vii) 本発明のさらなる態様は、Rが水素又はメチルを表し;かつRが水素を表す、態様i)〜vi)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0032】
viii) 本発明のさらなる態様は、Aが
【0033】
【化5】

【0034】
を表す、態様i)〜vii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0035】
ix) 本発明のさらなる態様は、Aが
【0036】
【化6】

【0037】
を表す、態様i)〜viii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0038】
x) 本発明のさらなる態様は、Rがメチル又は−NH(特に、メチル)を表す、態様i)〜ix)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0039】
xi) 本発明のさらなる態様は、Aが
【0040】
【化7】

【0041】
を表す、態様i)〜viii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0042】
xii) 本発明のさらなる態様は、Dが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル(特に、フェニルは、1又は2個の置換基により置換され、好ましくは当該置換基が3及び/又は4位にある)を表す、態様i)〜xi)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0043】
xiii) 本発明のさらなる態様は、Rが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル;ベンゾ[1,3]ジオキソリル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル;又は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択されるイソキサゾリル、ピリジル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル若しくはイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基である、態様i)〜xii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0044】
xiv) 本発明のさらなる態様は、Rが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル;ベンゾ[1,3]ジオキソリル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル;又は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択されるイソキサゾリル、ピリジル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル若しくはベンゾイソチアゾリル基である、態様i)〜xiii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0045】
xv) 本発明のさらなる態様は、Rが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択されるイソキサゾリル、ピリジル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル又はイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基を表す、態様i)〜xiii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0046】
xvi) 本発明のさらなる態様は、Rが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;又は、未置換の、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−若しくは4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−基(特に、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−基)を表す、態様i)〜xiii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0047】
xvii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【0048】
【化8】

【0049】
又は、メチル、メトキシ、クロロ、ブロモ及びトリフルオロメチルから成る群より選択される1個の置換基により置換されるピリジルを表す、態様i)〜xiii)又はxv)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0050】
xviii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【0051】
【化9】

【0052】
を表す、態様i)〜xiv)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0053】
xix) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【0054】
【化10】

【0055】
を表す、態様i)〜xiii)、xv)又はxvii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0056】
xx) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【0057】
【化11】

【0058】
を表す、態様i)〜xiii)、xv)、xvii)又はxix)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0059】
xxi) 本発明のさらなる態様は、RとRが共にフッ素を表す、態様i)〜vi)、ix)、x)又はxii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0060】
xxii) 本発明のさらなる態様は、Rが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基がC1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル;ベンゾ[1,3]ジオキソリル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル;又は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択される、イソキサゾリル、ピリジル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ピロロ[2,1−b]チアゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル若しくはイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基を表す、態様i)〜xii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0061】
xxiii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【0062】
【化12】

【0063】
又は、メチル、メトキシ、クロロ、ブロモ及びトリフルオロメチルから成る群より選択される1個の置換基により置換されるピリジルを表す、態様i)〜xii)、xxi)又はxxii)のいずれか1つに従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0064】
xxiv) 本発明のさらなる態様は、Rが、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル、1−メチル−1H−インダゾール−3−イル、ベンゾチアゾール−7−イル、2−メチル−ベンゾフラン−4−イル、3−メチル−ベンゾフラン−4−イル、6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル及び6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−イルからなる群より選択される基を表す、態様xxi)に従う3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する。
【0065】
xxv) 本発明のさらなる態様は、以下の特徴の少なくとも1つ、好ましくは全てを有する態様i)〜vi)に従う式(I)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する:
−Rが水素又はメチルを表し;
−Rが水素を表し;
−Rが、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;未置換であるか、(C1−4)アルキルから成る群より独立に選択される1個の置換基により置換される、イソキサゾリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル若しくはイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基;又は、未置換であるか、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択される1個の置換基により置換されるピリジル;を表し;
−Aが
【0066】
【化13】

【0067】
を表し;
−Rが(C1−4)アルキル又は−NHを表し;
−Dが、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるアリールを表す。
【0068】
xxvi) 本発明のさらなる態様は、以下の特徴の少なくとも1つ、好ましくは全てを有する、態様i)〜vi)に従う式(I)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体に関する:
−RとRが共に水素を表すか;又はRがメチルを表し、かつRが水素を表すか;又はRとRが共にフッ素を表し;
−Rが、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル;未置換であるか、(C1−4)アルキルから成る群より独立に選択される1個の置換基により置換される、イソキサゾリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ピロロ[2,1−b]チアゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル若しくはイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基;又は、未置換であるか、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択される1個の置換基により置換されるピリジル;を表し;
−Aが
【0069】
【化14】

【0070】
を表し;
−Rが(C1−4)アルキル又は−NHを表し;
−Dが、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるアリールを表す。
【0071】
式(I)の化合物は、1又は2以上の不斉炭素原子などの、1又は2以上のキラル又は不斉中心を含んでいてもよい。従って、式(I)の化合物は、立体異性体の混合物として、又は好ましくは純粋な立体異性体として存在してもよい。立体異性体の混合物は当業者に知られた方法で分離してもよい。
【0072】
化合物、塩、医薬組成物、疾病等について複数形が使用される場合は、単数の化合物、塩、疾病等をも意味することが意図されている。
【0073】
式(I)の化合物に対するいかなる言及も、適宜かつ好都合に、式(I)の化合物の塩(特に、薬学的に許容される塩)にも言及しているものと理解されるべきである。
【0074】
「薬学的に許容される塩」という用語は、無毒性の無機若しくは有機酸及び/又は塩基付加塩を意味する。"Salt selection for basic drugs"、Int. J. Pharm.(1986)、33、201-217を参照してもよい。
【0075】
態様i)に従う式(I)の化合物の例は、以下の化合物から成る群より選択される:
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
(1S,2S,5R)−3−ブロモ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−クロロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−フルオロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−メトキシ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−3−トリフルオロメトキシ−ベンズアミド;
6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
4−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
4−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
4−メチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
(1S,2S,5R)−5−ブロモ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド;
(1S,2S,5R)−5−クロロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド;
(1S,2S,5R)−5−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド;
ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2−メチル−ベンズオキサゾール−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
1−メチル−インダゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
3,5−ジメチル−イソキサゾール−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
(1S,2S,5R)−2−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−イソニコチンアミド;
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;及び
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド。
ここで、上記の化合物が(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル部分を含む場合は、そのような部分は、絶対(1S,2S,5R,7R)−又は絶対(1S,2S,5R,7S)−配置にあってもよいものと理解されるべきである。
【0076】
xxviii) 態様xxvii)に挙げられた化合物に加え、態様i)に従う式(I)の化合物のさらなる例は、以下の化合物から成る群より選択される:
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(ビフェニル−2−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(3'−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4'−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4'−フルオロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(3'−メトキシ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(4'−フルオロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(3'−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(3'−メトキシ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;及び
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド。
ここで、上記の化合物が(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル部分を含む場合は、そのような部分は、絶対(1S,2S,5R,7R)−又は絶対(1S,2S,5R,7S)−配置にあってもよいものと理解されるべきである。
【0077】
xxix) 態様xxvii)及びxxviii)に挙げられた化合物に加え、態様i)に従う式(I)の化合物のさらなる例は、以下の化合物から成る群より選択される:
2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イルメチル]−アミド;
3−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イルメチル]−アミド;
2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾチアゾール−7−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
1−メチル−インダゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;及び
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド。
【0078】
式(I)の化合物及びこれらの薬学的に許容される塩は、医薬として、たとえば経腸又は非経口投与のための医薬組成物の形態で使用することができる。
【0079】
医薬組成物の製造は、いずれの当業者によく知られた様式で(例えば、Remington、The Science and Practice of Pharmacy、21st Edition(2005)、Part 5、“Pharmaceutical Manufacturing” [Lippincott Williams & Wilkinsにより出版]を見よ。)、記述された式(I)の化合物又はこれらの薬学的に許容される塩を、任意にその他の治療的に有益な物質と組み合わせて、適切な無毒の不活性な治療上許容される固体又は液体の担体材料及び必要に応じて、通常の薬学的アジュバントと共に、製剤投与形態とすることにより遂行することができる。
【0080】
本発明はまた、薬剤的に活性な量の式(I)の化合物を患者に投与することを含む、本明細書に言及した疾病又は障害の予防又は治療方法に関する。
【0081】
本発明のさらなる側面は、式(I)の化合物又はこのような化合物の薬学的に許容される塩を少なくとも1つ並びに薬学的に許容される担体物質とを含む医薬組成物である。
【0082】
式(I)の化合物は、下記の群より選択される疾病の予防又は治療のための医薬の製造に好適であり、そして/又はそのために使用されてもよい:
大うつ病性障害及び気分循環症を含む気分変調性障害、情動神経症、すべてのタイプの躁鬱病、譫妄、精神病性障害、精神分裂病、緊張型分裂病、妄想性偏執病、適応障害及びすべての群の人格障害;分裂感情障害;全般性不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、パニック発作、すべてのタイプの恐怖症性不安及び回避性障害を含む不安障害;分離不安;向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃;すべてのタイプの心理的又は身体依存、多重人格症候群及び心因性健忘を含む解離性障害;性及び生殖機能障害、心理性的障害及び依存;麻薬耐性又は麻薬離脱症状;麻酔リスク、麻酔応答性の増大;視床下部・副腎機能不全;生物リズム及び概日リズム障害;神経障害性疼痛、下肢静止不能症候群を含む神経障害等の疾患に関連した睡眠障害;睡眠時無呼吸;ナルコレプシー;慢性疲労症候群;精神障害に関連する不眠症;すべてのタイプの突発性不眠症及び錯眠;時差ぼけを含む睡眠-覚醒スケジュール障害;健常者並びに精神及び神経障害におけるすべての痴呆及び認知機能障害;加齢に伴う精神機能障害;すべてのタイプの健忘;重度知的障害;ジスキネジア及び筋疾患;筋痙縮、振戦、運動障害;自発性及び薬剤誘発ジスキネジア;ハンチントン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、アルツハイマー病及びトウレット症候群を含む神経変性障害;筋萎縮性側索硬化症;パーキンソン病;クッシング症候群;外傷性病変;脊髄外傷;頭部外傷;周産期低酸素症;難聴;耳鳴り;脱髄疾患;脊髄及び脳神経疾患;眼損傷;網膜症;癲癇;発作障害;欠神発作、複雑部分及び全般発作;レノックスガストー症候群;偏頭痛及び頭痛;疼痛性障害;感覚脱失及び痛覚脱失;痛覚過敏、灼熱痛、異痛症などの疼痛感受性増強又は過大;急性疼痛;熱傷痛;非定型顔面痛;神経障害性疼痛;背部痛;複合局所性疼痛症候群I及びII;関節炎性疼痛;スポーツ外傷痛;歯痛;感染、たとえばHIVに関連した疼痛、化学療法後の疼痛;発作後疼痛;術後痛;神経痛;骨関節炎;過敏腸管症候群などの内臓痛に関連した状態;摂食障害;糖尿病;無酸素脳症、糖尿病性神経障害及びアルコール依存症を含む中毒性及び代謝異常疾患;食欲、味覚障害、摂食又は摂水(Drinking)障害;心気症を含む身体表現性障害;嘔吐/悪心;嘔吐症;胃運動機能異常(ジスキネジア);胃潰瘍;カルマン症候群(嗅覚脱失);耐糖能障害;腸運動機能異常;視床下部疾患;下垂体疾患;高熱症候群、発熱、熱性痙攣、特発性発育不全;小人症;巨人症;先端巨大症;好塩基性細胞腺腫、プロラクチノーマ、高プロラクチン血症;脳腫瘍、腺腫;良性前立腺肥大、前立腺癌;子宮体癌、乳癌、大腸癌;すべてのタイプの精巣機能障害、避妊法;生殖ホルモン異常;閉経期一過性熱感;視床下部性生殖機能低下、機能性又は心因性無月経;膀胱尿失禁;喘息;アレルギー;すべてのタイプの皮膚炎、面皰及び嚢胞、皮脂腺機能障害;心臓血管疾患;心・肺疾患、急性・鬱血性心不全;低血圧;高血圧;脂質異常症、高脂血症、インスリン抵抗性;尿閉;骨粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;不整脈、冠動脈疾患、左室肥大;虚血性又は出血性発作;クモ膜下出血;クモ膜下出血、虚血性及び出血性発作並びに血管性痴呆を含むすべてのタイプの脳血管障害;慢性腎不全及びその他の腎疾患;痛風;腎臓癌;尿失禁;並びに一般のオレキシン系機能障害に関連するその他の疾患。
【0083】
式(I)の化合物は、特に、下記の群より選択される疾病又は障害の治療のための医薬の製造に好適であり、そして/又はそのために使用されてもよい:
すべてのタイプの睡眠障害、ストレス関連症候群、向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃、健常者並びに精神及び神経障害における認知機能障害並びに摂食又は摂水(Drinking)障害。
【0084】
摂食障害は代謝機能不全;食欲調節不全;強迫的肥満;嘔吐・過食又は神経性食欲不振症を含むものとして定義できる。この摂食の病理学的変形は、食欲障害(食物に対する誘惑又は嫌悪);エネルギーバランスの変調(摂取/消費)、食品品質についての知覚障害(高脂肪又は高炭水化物、良味覚);食物入手可能性障害(無制限節食又は遮断)又は水分平衡障害から生じるかもしれない。摂水障害(Drinking disorders)は、精神障害における多飲症及びすべての他のタイプの過剰液体摂取を含む。睡眠障害は、すべてのタイプの錯眠、不眠症、ナルコレプシー及び過眠症、睡眠関連失調症、下肢静止不能症候群、睡眠時無呼吸症、時差症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相遅延症候群、睡眠相前進症候群又は精神障害に関連する不眠症を含む。不眠症は、加齢と関係付けられる睡眠障害;慢性不眠の間歇治療;環境による一過性の不眠症(新しい環境、騒音)又はストレス;悲嘆;疼痛又は病気による短期間の不眠症を含むものとして定義される。不眠症は、全般性不安障害、強迫性障害、パニック発作並びにすべてのタイプの恐怖症性不安及び回避性障害等の他のタイプ及びサブタイプの不安障害のみならず心的外傷後ストレス障害を含むストレス関連症候群をも包含する;向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃は、すべてのタイプの心理的又は身体依存並びにそれらに関連する耐性及び依存因子と定義される。認知機能障害は、正常な、健康な、若年の、成人の又は老齢の集団において一時的に又は慢性的に生じ、また精神、神経、心臓血管及び免疫疾患において一時的に又は慢性的に生じるすべてのタイプの注意、学習及び記憶機能における欠損を含む。
【0085】
本発明のさらに好ましい態様において、式(I)の化合物は、特に、下記の群より選択される疾病又は障害の治療のために好適である:すべてのタイプの不眠、ナルコレプシー及び過眠症、睡眠関連失調症、下肢静止不能症候群、睡眠時無呼吸症、時差症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相遅延症候群、睡眠相前進症候群又は精神障害に関連する不眠症の他の障害を含む睡眠障害。
【0086】
本発明の別の好ましい態様において、式(I)の化合物は、特に、下記の群より選択される疾病又は障害の治療のための医薬の製造に好適であり、そして/又はそのために使用されてもよい:正常な、健康な、若年の、成人の又は老齢の集団において一時的に又は慢性的に生じ、また精神、神経、心臓血管及び免疫疾患において一時的に又は慢性的に生じるすべてのタイプの注意、学習及び記憶機能における欠損を含む認知機能障害。
【0087】
本発明の別の好ましい態様において、式(I)の化合物は、特に、下記の群より選択される疾病又は障害の治療のための医薬の製造に好適であり、そして/又はそのために使用されてもよい:代謝機能不全;食欲調節不全;強迫的肥満;嘔吐・過食又は神経性食欲不振症を含む摂食障害。
【0088】
本発明の別の好ましい態様において、式(I)の化合物は、特に、下記の群より選択される疾病又は障害の治療のための医薬の製造に好適であり、そして/又はそのために使用されてもよい:すべてのタイプの心理的又は身体依存並びにそれらに関連する耐性及び依存因子を含む向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃。
【0089】
式(I)の化合物の製造
本発明のさらなる側面は、式(I)の化合物の製造のための方法である。本発明の式(I)の化合物は、下記のスキームに概説した反応のシークエンスに従って製造することができ、該スキーム中、A、D、R、R、R、R、R、R及びRは、式(I)に対して定義された通りである。使用される他の略語は、実験の部に定義する。幾つかの場合においては、包括的な基A、D、R、R、R、R、R、R及びRは、下記のスキームに図示した製法に適合しないため、保護基(PG)の使用が必要となる。保護基の使用は、技術分野においてよく知られている(例えば、“Protective Groups in Organic Synthesis"、T.W. Greene、P.G.M. Wuts、Wiley-Interscience、1999を見よ。)。この議論の目的のために、そのような必要な保護基が適切に導入されているものと仮定する。
【0090】
一般的に、すべての化学的変換は、文献に記載され、又は下記の手順に記載された、よく知られた標準的方法論に従って遂行することができる。得られた化合物は、それ自体知られた方法により、それらの薬学的に許容される塩に変換してもよい。
【0091】
式(I)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体は、スキーム1に示すように、構造(1)又は構造(2)の保護された3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体から製造される。水素化分解、そして続くBocOとの反応を介して、ベンジル保護基をBoc基で置換することにより、構造(1)の化合物は、構造(2)の化合物に変換される。アルコール(2)は、例えばSwern条件下で酸化され、対応するアルデヒド(3)を与える。NaBH(OAc)のような還元剤の存在下における、ベンジルアミンでの還元的アミノ化の後、ベンジル基は水素化分解により除去され、第一アミン(4)を与える。上記シークエンスの第一工程において、ベンジルアミンの代わりに、市販の、光学的に純粋な1−フェニル−エチルアミンを使用し、当業者に知られた手段によって、生成したジアステレオアイソマーを分離し、次いで、記載したように1−フェニル−エチル基を水素化分解により除去することにより、対応する光学的に純粋なアミン(4)が得られる。TBTU等のカップリング剤の存在化における、カルボン酸誘導体R−COOHを用いたアミン(4)のアシル化により、アミド(5)が生成する。酸性条件下でBoc−基を除去した後、この化合物を、TBTU等のアミドカップリング剤を用いて、カルボン酸誘導体A−COOHでアシル化することにより、式(I)の化合物が得られる。
【0092】
【化15】

【0093】
また、式(I)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体は、スキーム2に示すように、構造(4)のアミンから製造される。構造(4)のアミンは、THF等の非プロトン性溶媒中におけるトリフルオロ酢酸との反応によって保護され、トリフルオロアセタミド誘導体(6)を与える。DCM中のTFA等の酸性条件下におけるBoc保護基の除去により、アミン誘導体(7)が生成し、次いで、これを、TBTU等のカップリング剤の存在化において、カルボン酸誘導体A−COOHとカップリングすることにより、アミド誘導体(8)が生成する。
【0094】
【化16】

【0095】
MeOH/水混合物中のKCO等の塩基性条件下で、トリフルオロアセタミドを脱保護した後、アミン誘導体(9)が得られ、これは、TBTU等のカップリング剤の存在化において、カルボン酸誘導体R−COOHとカップリングされ、式(I)の化合物となる。
【0096】
とRが水素を表す、構造(1)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体は、文献(国際公開公報第03/062265号;Jao E.ら、Tetrahedron Letters、2003、44、5033-5035)に記載の通りに製造される。また、構造(1)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体は、例えば臭化ベンジルをアルキル化剤として用いて、アミンをベンジル基で保護し、そして、THF中のLAH等の周知の方法を用いて、カルボン酸をアルコールに還元することにより、スキーム3の既知の構造(10)の化合物(Bergmeier S.C.ら、Tetrahedron 1999、55、8025-8038)から製造される。また、構造(10)の化合物は、Boc基で保護し、そして還元することができ、構造(2)の化合物を与える。
【0097】
【化17】

【0098】
がメチルを表し、かつRが水素を表す、構造(1)の化合物は、スキーム5に示すように、既知のケテン環付加物(11)(Jao E.ら、Tetrahedron Letters、2003、44、5033-5035)から製造される。二重結合の水素化により中間体(12)が得られる。この化合物は、次いで、還流条件下において、THF等の非プロトン性溶媒中の過剰のLAHを用いて、Rがメチルを表し、Rが水素を表す、所望の構造(1)のアルコールに変換される。
【0099】
【化18】

【0100】
また、構造(1)の化合物は、スキーム6に示すように、構造(13)の既知のケトン(国際公開公報第03/062265号)から製造される。周知のアルキルWittig試薬を用いたケトンの変換、続く、形成された二重結合の還元により、Rが水素を表す、中間体(12)が得られる。また、(Reetz M.T.ら、Angewandte Chemie 1980、92(11)、931-933;J. Org. Chem. 1983、48、254-255;Chemische Berichte 1985、118(3)、1050-1057)に記載されたような、ケトンのアルキル−亜鉛試薬との反応により、RとRが(C1−4)アルキルを表す、構造(12)の化合物が得られる。前記したように、構造(12)の化合物は、構造(1)の化合物に変換することができる。
【0101】
【化19】

【0102】
とRが共にフッ素を表す、式(I)の3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン誘導体は、文献(国際公開公報第03/062265号)に記載の通りに、又はスキーム7に従って製造される。
【0103】
【化20】

【0104】
DCM等の非プロトン性溶媒中におけるDASTとの反応による、ケトン(13)の臭素化により、中間体(14)が得られる。THF等の非プロトン性溶媒中での、水素化チリウムアルミニウムを用いた還元により、所望のアルコール(15)が得られる。THF等の非プロトン性溶媒中における、DEAD及びトリフェニルホスフィンの存在化における、フタルイミドとのMitsunobu反応により、中間体(16)が得られる。ギ酸アンモニウム及びMeOH中Pd−C 10%を用いた、移動水素化によるベンジル基の開裂、続く、TBTU等のカップリング剤の存在化における、カルボン酸A−COOHとのカップリングにより、中間体(17)が得られる。EtOH中における、ヒドラジン一水和物との反応によるフタルイミドの開裂、続く、TBTU等のカップリング剤の存在化における、カルボン酸R−COOHとのカップリングにより、所望の式(I)の化合物が得られる。
【0105】
カルボン酸A−COOHの製造
式A−COOHの酸は、購入可能であるか、又は以下の記載の方法に従って合成される。
【0106】
Aがチアゾール−4−イル誘導体を表す、カルボン酸誘導体A−COOHは、購入可能であるか、又は、スキーム7に従って合成される。
【0107】
【化21】

【0108】
THF等の非プロトン性極性溶媒中、KOtBu等の塩基の存在下で、rtにて、メチルジクロロアセテート(14)を式D−CHOのアルデヒドと反応させることにより、3−クロロ−2−オキソ−プロピオン酸エステル誘導体(15)が得られる。構造(15)の化合物は、MeCN等の溶媒中における、rtにおける、市販のチオアミド又はチオ尿素R−C(S)−NHとの反応により変換され、チアゾール−4−カルボン酸エステル誘導体(16)を与える。MeOH等の溶媒中での、NaOH等の塩基による処理等の既知の方法を用いて、エステル官能基をけん化することにより、対応するチアゾール−4−カルボン酸誘導体(17)が得られる。式D−CHOのアルデヒドは、購入可能であるか、又は当業者に周知である。
【0109】
Aがチアゾール−5−イル誘導体を表す、カルボン酸誘導体A−COOHは、購入可能であるか、又は、スキーム8に従って合成される。
【0110】
【化22】

【0111】
市販の3−オキソ−プロピオン酸エステル誘導体(18)を、CHCl等の溶媒中で、SOClと共に還流することにより、対応する2−クロロ−3−オキソ−プロピオン酸エステル誘導体(19)を得ることができる。NaHCO等の塩基の存在下、THF等の溶媒中における、還流温度での、市販のチオアミド又はチオ尿素R−C(S)−NHとの反応により、構造(19)の化合物を対応するチアゾール−5−カルボン酸エステル誘導体(20)に変換することができる。EtOH等の溶媒中におけるKOH等の塩基での処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応するチアゾール−5−カルボン酸誘導体(21)が得られる。
【0112】
Aがオキサゾール−4−イル誘導体を表す、カルボン酸誘導体A−COOHは、購入可能であるか、又は、スキーム9に従って合成される。
【0113】
氷酢酸等の酸の存在下における、市販の3−オキソ−プロピオン酸エステル誘導体(22)の、亜硝酸ナトリウム水溶液との反応により、対応するオキシム誘導体(23)を得ることができる。氷酢酸等の酸及び触媒量の塩化水銀等の金属塩化物及び亜鉛粉末の存在下、無水酢酸等のカルボン酸無水物を用い、構造(24)の化合物から、2−アセタミド−3−オキソ−プロピオン酸エステル誘導体(24)を合成することができる。対応するオキサゾール−4−カルボン酸エステル誘導体(25)への酸化は、クロロホルム中の塩化チオニル等の脱水条件下で遂行することができる。EtOH/水等の溶媒混合物中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応するオキサゾール−4−カルボン酸誘導体(26)が得られる。
【0114】
【化23】

【0115】
Aがフェニル−2−イル誘導体を表すカルボン酸誘導体A−COOHは、購入可能であるか、又は、スキーム10に従って合成することができる。
【0116】
【化24】

【0117】
Pd(PPh等の触媒及びNaCO等の塩基の存在下、トルエン、ジオキサン、THF等の溶媒中における、加熱下での、市販の(2−カルボキシフェニル)−ボロン酸誘導体(27)又はそのエステルの、式D−Br又はD−Iの市販の臭化アリール又はヨウ化アリールとの反応により、必要に応じて、周知の方法を用いてエステルをけん化した後、対応するフェニル−2−カルボン酸誘導体(28)が得られる。また、前記の条件を用いた、市販の2−ブロモ−若しくは2−ヨウ化−安息香酸又はそのエステルの、式D−B(OH)の市販のボロン酸誘導体との反応により、対応するフェニル−2−カルボン酸誘導体(28)が得られる。
【0118】
カルボン酸R−COOHの合成
式R−COOHのカルボン酸は、購入可能であるか、又は、当業者に周知である(文献:例えば、国際公開公報第2001/96302号;T. Eicher、S. Hauptmann "The chemistry of Heterocycles: Structure、Reactions、Syntheses、and Applications"、2nd Edition 2003、Wiley、ISBN 978-3-527-30720-3)。
【0119】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−2−カルボン酸又はイミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸誘導体を表す、カルボン酸誘導体R−COOHは、購入可能であるか、スキーム11に従って合成することができる。
【0120】
経路A:2−クロロ−3−オキソ−酪酸メチルエステル(29)のチオ尿素との反応により、アミノ−チアゾール(30)を得ることができる。エステル(31)の変換は、ブロモアセトアルデヒド ジエチルアセタールから、酸性条件下においてin−situで生成するブロモアセトアルデヒドを用いて行うことができる。NaOH等の塩基を用いたけん化の後、所望の酸(32)が得られる。
【0121】
経路B:構造(33)の化合物をN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタールと共に、トルエン等の溶媒中で加熱することにより、ホルムアミジン誘導体(34)が得られる。それらは、ブロモ酢酸エチルを用いてアルキル化することができ、それぞれのチアゾリウムブロミド(35)を生成し、この化合物は、DBU等の強塩基を用いて環化することができ、エステル(36)を与える。EtOH/水等の溶媒中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応するイミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸誘導体(37)が得られる。スキーム11において、好ましくは、R及びRは、独立に、水素又はメチルを表す。
【0122】
【化25】

【0123】
【化26】

【0124】
ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム12に従って合成することができる。
【0125】
2−メチルスルファニルチアゾール(38)の、トリメチルシリルメチルトリフルオロメタンスルフォネートとの反応、続く、フッ化セシウムの存在下における、エチルプロピオレートを用いた、得られたチアゾリニウム塩の環化により、ピロロ[2,1−b]チアゾール(39)を得ることができる。EtOH/水等の溶媒中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応するピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸誘導体(40)が得られる(Berry C.R. et al.、Organic Letters、2007、9、21、4099-4102)。
【0126】
【化27】

【0127】
NBSとの反応による(39)の臭素化、続く、Pd(dppf)Cl等のパラジウム触媒の存在下におけるジメチル亜鉛との反応による、得られた粗製エチル 6−ブロモ−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシlateのメチル化により、エステル(41)が得られた。EtOH/水等の溶媒中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応する6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸誘導体(42)が得られる。
【0128】
ベンゾチアゾール−7−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム13に従い、文献に従って合成することができる。
【0129】
【化28】

【0130】
硫酸及びクラウン−エーテル18−C−6の存在化における、3−アミノ安息香酸メチル(43)の、チオシアン酸カリウムとの反応により、チオ尿素(44)が得られる。酢酸中での、臭素との反応による環化により、2−アミノベンゾチアゾール誘導体(45)が得られる。亜硝酸イソアミルとの反応によるアミノ基の開裂により、エステル(46)(国際公開公報第2005/092890号)が得られる。MeOH/水等の溶媒中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応するベンゾチアゾール−7−カルボン酸誘導体(47)が得られる。
【0131】
ベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム14及び15に従い、文献に従って合成することができる。
【0132】
【化29】

【0133】
3−ヒドロキシ安息香酸メチル(48)の3−クロロ−2−ブタノンとの反応により、エステル(49)が得られる。硫酸による環化は、2,3−ジメチルベンゾフラン誘導体(50)を与える(Kawase Y.ら、Bulletin of the Chemical Sociaty of Japan、1967、40、5、1224-1231)。MeOH/水等の溶媒中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応する2,3−ジメチルベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体(51)が得られる。他方、3−ヒドロキシ安息香酸メチル(58)の、クロチルブロミドとの反応はエステル(52)を与え、この化合物は、N,N−ジメチルアニリンとの反応後、エステル(53)を与える。オゾン分解、続く、PTSAとの反応は、3−メチルベンゾフラン誘導体(54)を与える(Mohamadi F.ら、Journal of Medicinal Chemistry、1994、37、232-239及びEP58906)。MeOH/水等の溶媒中における、NaOH等の塩基による処理のような、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化により、対応する3−メチルベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体(55)が得られる。
【0134】
【化30】

【0135】
1,4−ベンゾキノン及びLiClの存在化における、ビス(アセトニトリル)ジクロロパラジウム等のパラジウム触媒を用いた2−アリル−3−ヒドロキシベンズアルデヒド(56)の環化により、2−メチルベンゾフラン カルバルデヒド(57)が得られる(Danheiser R.L.ら、Organic Letters、2005、7、18、3905-3908)。2−メチル−2−ブテン等のスカベンジャーの存在化における、亜塩素酸ナトリウムによるアルデヒド官能基の酸化により、対応する2−メチルベンゾフラン−4−カルボン酸(58)が得られる。
【0136】
式(I)の化合物がエナンチオマーの混合物の形態で得られる場合には常に、エナンチオマーは、当業者に知られた方法、例えばジアステレオマー塩の形成及び分離、又はRegis Whelk−O1(R,R)(10μm)カラム、Daicel ChiralCel OD−H(5−10μm)カラム、又はDaicel ChiralPak IA(10μm)若しくはAD−H(5μm)カラム等のキラル固定相上のHPLC、を用いて分離することができる。キラルHPLCの典型的な条件は、0.8から150mL/分の流速における、溶出液A(EtOH。トリエチルアミン、ジエチルアミン等のアミンの存在下又は非存在下で)及び溶出液B(ヘキサン)の無勾配混合物である。
【0137】
試験の部
(本明細書おいて使用される)略語:
aq 水性
anh. 無水
Boc tert−ブトキシカルボニル
BocO 二炭酸ジ−tert−ブチル
BSA ウシ血清アルブミン
CHO チャイニーズハムスター卵巣
DAST 三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄
DBU 1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−ウンデス−7−エン
DCM ジクロロメタン
DEAD アゾジカルボン酸ジエチル
dppf ジフェニルホスフィノフェロセン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルフォキシド
dppf 1,1'−bビス(ジフェニルホスファニル)フェロセン
EA 酢酸エチル
eq 当量
ES 電子スプレー
Et エチル
エーテル ジエチルエーテル
EtOH エタノール
FC フラッシュクロマトグラフィー
FCS ウシ胎児血清
FLIPR 蛍光イメージングプレートリーダー
h 時間
HATU (O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3
−テトラメチル−ウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HBSS ハンクス平衡塩溶液
HEPES 4−(2−ヒドロキシエチル)−ピペリジン−1−エタンスルホン酸
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
KOtBu カリウムtert.ブトキシド
LAH 水素化リチウムアルミニウム
LC 液体クロマトグラフィー
M モル
Me メチル
MeCN アセトニトリル
MeOH メタノール
min 分
M.S. モレキュラー・シーヴ
MS 質量分析
NaBH(OAc) ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド
NBS N−ブロモスクシンイミド
org. 有機
Ph フェニル
prep. 分取用
PTSA パラ−トルエンスルホン酸
PyBOP (ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスフォ
ニウム−ヘキサフルオロホスフェート
RT 室温
sat 飽和
sec. 第二
保持時間
TBTU O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメ
チルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩
tert. 第三
TFA トリフルオロ酢酸
Tf トリフルオロメタンスルフォニル
THF テトラヒドロフラン
TMS トリメチルシリル
【0138】
I−化学
温度はすべて℃で示す。化合物は、H−NMR(300MHz Varian Oxford又は400MHz Bruker Avance)によって;化学シフトは、使用する溶媒と関連して、ppmで示してある;多重度:s=一重項、d=二重項、t=三重項、q=四重項、p=五重項、hex=六重項、hept=七重項、m=多重項、b=広域、結合定数はHzで示してある。);LC−MS(HP 1100 Binary Pump及びDADを備えたFinnigan Navigator、カラム:4.6x50mm、Zorbax SB−AQ、5μm、120A、以下の条件を用いて:酸性:溶出液A:MeCN、溶出液B:TFA水溶液(0.4mL/L)、5%から95%CHCN);tは、分で示してある;TLCによって(MerckからのTLC−プレート、Silica gel 60 F254);又は融点によって特徴付けてある。化合物は、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(FC)によって、又は分取用HPLC(カラム:X−terra RP18、50×19mm、5μm、勾配:0.5%のギ酸を含む10〜95%のMeCNの水溶液)によって精製される。ラセミ体は、分取用HPLCによってそのエナンチオマーに分離され得る。
【0139】
以下の実施例は、本発明の薬理学的に活性を有する化合物の製造を説明するが、本発明の範囲をまったく限定するものではない。
【0140】
A. 前駆体及び中間体の製造:
A.1 チアゾール−カルボン酸誘導体の合成
A.1.1 3−クロロ−2−オキソ−プロピオンエステル誘導体の合成
(一般的手順)
【0141】
【化31】

【0142】
それぞれのアルデヒドD−CHO(338mmol、1.0eq)及びジクロロ酢酸メチル(338mmol、1.0eq)のTHF(100ml)中の溶液を、KOtBu(335mmol、1.0eq)のTHF(420ml)中の冷(−60℃)懸濁液に滴下する。4h後、混合物をRTにし、一晩攪拌し、真空濃縮する。DCM及び氷冷水を添加し、層を分離し、水層をDCMで2回抽出する。合わせた有機層をを氷冷水及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、真空濃縮して、対応する3−クロロ−2−オキソ−プロピオン酸メチルエステル誘導体を得、それをさらに精製することなく使用する。
【0143】
3−クロロ−2−オキソ−3−フェニル−プロピオン酸 メチルエステル
ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0144】
3−クロロ−2−オキソ−3−m−トリル−プロピオン酸 メチルエステル
3メチル−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0145】
3−クロロ−2−オキソ−3−p−トリル−プロピオン酸 メチルエステル
4−メチル−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0146】
3−クロロ−3−(4−エチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
4−エチル−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0147】
3−クロロ−3−(3−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3−フルオロ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0148】
3−クロロ−3−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
4−フルオロ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0149】
3−クロロ−2−オキソ−3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸 メチルエステル
3−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0150】
3−クロロ−2−オキソ−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸 メチルエステル
4−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0151】
3−クロロ−3−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3−クロロ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0152】
3−クロロ−3−(4−クロロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
4−クロロ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0153】
3−クロロ−3−(3−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0154】
3−クロロ−3−(4−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
4−メトキシ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0155】
3−クロロ−3−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3,4−ジメチル−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0156】
3−クロロ−3−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒドの、ジクロロ酢酸メチルとの反応により製造。
【0157】
A.1.2 2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル誘導体の合成(一般的手順)
【0158】
【化32】

【0159】
チオアセタミド(132mmol、1.0eq)のMeCN(250ml)中の溶液を、それぞれの3−クロロ−2−オキソ−プロピオン酸メチルエステル誘導体(132mmol、1.0eq)及びモレキュラー・シーヴ(4A、12g)のMeCN(60ml)中の混合物に添加する。5h撹拌した後、混合物を氷浴中で冷却し、得られた沈殿物をろ過する。残渣を冷MeCNで洗浄し、乾燥し、MeOH(280ml)中に溶解し、50℃で6h撹拌する。溶媒を真空除去して、対応する2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル誘導体を得る。
【0160】
5−フェニル−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−フェニル−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=234.23。
【0161】
2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−2−オキソ−3−m−トリル−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=248.0。
【0162】
2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−2−オキソ−3−p−トリル−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.93min;[M+H]=248.02。
【0163】
5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(4−エチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.98min;[M+H]=262.1。
【0164】
5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.91min;[M+H]=252.1。
【0165】
5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。H−NMR(CDCl):δ=2.75(s、3H);3.84(s、3H);7.10(m、2H);7.47(m、2H)。
【0166】
2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=301.99。
【0167】
2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=301.99。
【0168】
5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=268.0。
【0169】
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(4−クロロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=267。
【0170】
5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=263.87。
【0171】
5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(4−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=263.93。
【0172】
2−メチル−5−(3,4−ジメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.96min;[M+H]=262.34。
【0173】
2−メチル−5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.92min;[M+H]=270.29。
【0174】
A.1.3 2−アミノ−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル誘導体の合成(一般的手順)
それぞれの3−クロロ−2−オキソ−プロピオン酸メチルエステル誘導体(22.1mmol、1.0eq)のアセトン(25ml)中の溶液を、チオウレア(22.1mmol、1.0eq)のアセトン(45ml)中の懸濁液に添加する。混合物を57℃(温浴の温度)に加熱し、24h撹拌し、半分の体積になるまで濃縮する。得られた懸濁液をろ過し、残渣をアセトンで洗浄する。乾燥後、所望のアミノ−チアゾール誘導体を固体として得る。
【0175】
2−アミノ−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−2−オキソ−3−m−トリル−プロピオン酸 メチルエステルの、チオ尿素との反応により製造。LC−MS:t=0.78min;[M+H]=249.0。
【0176】
2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(3−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオ尿素との反応により製造。LC−MS:t=0.78min;[M+H]=252.9。
【0177】
2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオ尿素との反応により製造。LC−MS:t=0.75min;[M+H]=253。
【0178】
2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステル
3−クロロ−3−フェニル−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオ尿素との反応により製造。LC−MS:t=0.77min;[M+H]=235。
【0179】
A.1.4 チアゾール−4−カルボン酸誘導体の合成(一般的手順)
【0180】
【化33】

【0181】
それぞれのチアゾール−4−カルボン酸メチルエステル(96.2mmol)の、THF(150ml)とMeOH(50ml)の混合物中の溶液を、1M NaOH水溶液(192ml)で処理する。3h撹拌した後、白色の懸濁液が生成し、有機揮発物を真空除去する。残った混合物を水(100ml)で希釈し、氷浴中で冷却し、1M塩酸の添加により酸性(pH=3−4)にする。懸濁液をろ過し、残渣を冷水で洗浄する。乾燥後、対応するチアゾール−4−カルボン酸誘導体を得る。
【0182】
2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.78min;[M+H]=220.01。
【0183】
2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.83min;[M+H]=234.0。
【0184】
2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.83min;[M+H]=234.0。
【0185】
5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸
5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=248.0。
【0186】
5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸
5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.82min;[M+H]=238.1。
【0187】
5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸
5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。H−NMR(DMSO−d):δ=2.67(s、3H);7.27(m、2H);7.53(m、2H);12.89(br.s、1H)。
【0188】
5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸
5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.84min;[M+H]=254.0。
【0189】
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.85min;[M+H]=253。
【0190】
2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=287.99。
【0191】
2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=287.99。
【0192】
2−メチル−5−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.80min;[M+H]=250.04。
【0193】
2−メチル−5−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.80min;[M+H]=250.04。
【0194】
2−メチル−5−(3,4−ジメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−(3,4−ジメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.97min;[M+H]=382.38。
【0195】
2−メチル−5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−メチル−5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.82min;[M+H]=256.25。
【0196】
2−アミノ−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸
2−アミノ−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.65min;[M+H]=235.0。
【0197】
2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.62min;[M+H]=239.1。
【0198】
2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.61min;[M+H]=239。
【0199】
2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸
2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸 メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.63min;[M+H]=221。
【0200】
A.2 (1S,2S,5R)−2−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
【0201】
【化34】

【0202】
A.2.1 (1S,2S,5R)−2−ヒドロキシメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−3−ベンジル−2−ヒドロキシメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン(国際公開公報第2003/062265号に従って製造。)(350mg)、Pd−C(50%HO)(300mg)、BocO(494mg、1.5eq)のEA(14mL)中の混合物を、水素下(1bar)で16h攪拌する。セライトを通してろ過し、そして溶媒を除いた後、表題化合物を黄色の油状物として得た。
H−NMR(CDCl):δ=1.45(s、9H);1.55−1.85(m、5H);2.15(m、1H);2.55(m、1H);3.25−3.75(m、5H);4.6(m、1H)。
【0203】
A.2.2 (1S,2S,5R)−2−ホルミル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
塩化オキサリル(0.14mL、1.2eq)の乾燥DCM(3.7mL)中の冷(−60℃)溶液に、DMSO(0.215mL、2.2eq)の乾燥DCM(2.9mL)中の溶液を、4min以内に滴下した。10min後、乾燥DCM(1.7mL)中の(1S,2S,5R)−2−ヒドロキシメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(330mg)を、5minの間滴下した。2min後、白色の懸濁液が形成された。攪拌を−55℃にて30min継続し、次いで、(3A M.S.上で乾燥した)DIPEA(1.17mL、5eq)を3−4minの間に添加した。反応混合物をRTに到達させ、水で希釈し、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物をクエン酸(5%)、塩水で洗浄し、anh.MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させて、表題化合物を油状物として得、それをさらに精製することなく、次の工程で使用した。
H−NMR(CDCl):δ=1.45−1.95(m、15H);2.65(s、2H);3.25−3.55(m、3H);9.45(s、1H)。
【0204】
A.2.3 (1S,2S,5R)−2−(ベンジルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−2−ホルミル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(330mg、1eq)のクロロホルム(10mL)中の溶液に、ベンジルアミン(0.263mL、1.75eq)を添加した。15min後、混合物をNaBH(OAc)(292.25mg、1eq)で処理し、2h攪拌し、そしてsat.aqNaHCO溶液に注いだ。相を分離し、そして水相をクロロホルムで2回抽出した。合わせた有機抽出物をsat.NaHCO溶液で洗浄し、anh.MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして真空濃縮して、粗製の黄色の油状物を得た。FC(EA/n−ヘプタン:3/7〜7/3)により、表題化合物を、無色の油状物として得た。LC−MS:t=0.86min;[M+H]=331。
【0205】
A.2.4 (1S,2S,5R)−2−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−2−(ベンジルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(354mg)のEtOH(17mL)中の溶液をPd/C 10%(141mg)で処理し、そして水素下(1bar)で16h攪拌した。セライトを通してろ過し、そして溶媒を除いた後、表題化合物を油状物として得、それをさらに精製することなく使用した。
H−NMR(CDCl):δ=1.25−1.95(m、13H);2.35−2.85(m、5H);3.25−3.65(m、4H)。
【0206】
A.3 (1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
【0207】
【化35】

【0208】
A.3.1 (1R,3aS,3bS,6aR)−5−メチル−1−フェニル−ヘキサヒドロ−2−オキサ−7a−アザ−シクロペンタ[a]ペンタレン−7−オンの合成
【0209】
【化36】

【0210】
(1R,3aS,3bS,6aR)−5−メチル−1−フェニル−3a,3b,6,6a−テトラヒドロ−3H−2−オキサ−7a−アザ−シクロペンタ[a]ペンタレン−7−オン(Jao E.ら Tetrahedron Letters、2003、44、5033-5035)(2.34g)のEtOH(23mL)中の溶液を、Pd/C 10%(456mg)で処理し、そして、水素下(1bar)で1.5h攪拌した。セライトを通してろ過し、そして溶媒を除いた後、表題化合物を油状物として得、それをさらに精製することなく使用した。
H−NMR(CDCl):δ=1.05−1.35(m、5H);2.05−2.75(m、4H);3.15−3.85(m、3H);4.35(s、1H);6.45(s、1H);7.3−7.5(m、5H)。
【0211】
A.3.2 (1S,2S,5R)−3−ベンジル−2−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタンの合成
(1R,3aS,3bS,6aR)−5−メチル−1−フェニル−ヘキサヒドロ−2−オキサ−7a−アザ−シクロペンタ[a]ペンタレン−7−オン(470mg)のanh.THF(7mL)中の冷(0℃)溶液に、LAH(160mg、2.3eq)を少量ずつ添加した。次いで、混合物を6h還流した後、0℃に冷却した。反応混合物に、注意深く、水(0.3mL)、NaOH水溶液(15%)(0.9mL)及び水(0.3mL)を添加した。生じた固形物をろ過により除き、そしてろ液を濃縮して、粗製の油状物を得た。FC(DCM/MeOH:97/3〜93/7)により、表題化合物を無色の油状物として得た。LC−MS:t=0.69min;[M+H]=246。
【0212】
A.3.3 (1S,2S,5R)−2−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−3−ベンジル−2−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン(342mg)、Pd−C(50%HO)(277mg)、BocO(456mg、1.5eq)のEA(13mL)中の混合物を、水素下(1bar)で16h攪拌した。セライトを通してろ過し、そして溶媒を除いた後、表題化合物を黄色の油状物として得た。
H−NMR(CDCl):δ=1.05(m、3H)、1.45(s、9H);2.05−2.55(m、6H);3.25−3.75(m、5H);4.45(m、1H)。
【0213】
A.3.4 (1S,2S,5R)−2−ホルミル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
塩化オキサリル(0.081mL、1.2eq)の乾燥DCM(2.2mL)中の冷(−60℃)溶液に、DMSO(0.13mL、2.2eq)の乾燥DCM(1.7mL)中の溶液を、4min以内に滴下した。10min後、乾燥DCM(1.2mL)中の(1S,2S,5R)−2−ヒドロキシメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(206mg)を、5minの間滴下した。2min後、白色の懸濁液が形成された。攪拌を−55℃にて30min継続し、次いで、(3A M.S.上で乾燥した)DIPEA(0.690mL、5eq)を3−4minの間に添加した。反応混合物をRTに到達させ、水で希釈し、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物をクエン酸(5%)、塩水で洗浄し、anh.MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させて、表題化合物を油状物として得、それをさらに精製することなく、次の工程で使用した。
H−NMR(CDCl):δ=1.05(m、3H)、1.25−1.35(m、2H);1.45(d、9H);1.95−2.25(m、3H);2.55(m、2H);3.25−4.15(m、3H);9.45(s、1H)。
【0214】
A.3.5 (1S,2S,5R)−2−(ベンジルアミノ−メチル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−2−ホルミル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(206mg、1eq)のクロロホルム(6mL)中の溶液に、ベンジルアミン(0.155mL、1.75eq)を添加した。15min後、混合物をNaBH(OAc)(173mg、1eq)で処理し、そして16h攪拌した。反応混合物をsat.aq.NaHCO溶液に注いだ。相を分離し、そし水相をクロロホルムで2回抽出した。合わせた有機抽出物をsat.NaHCO溶液で洗浄し、anh.MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして真空濃縮して、粗製の黄色の油状物を得た。FC(EA/n−ヘプタン:3/7〜7/3)により、表題化合物を無色の油状物として得た。LC−MS:t=0.89min;[M+H]=345。
【0215】
A.3.6 (1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−2−(ベンジルアミノ−メチル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(264mg)のEtOH(12mL)中の溶液をPd/C10%(100mg)で処理し、そして水素下(1bar)で16h攪拌した。セライトを通してろ過し、そして溶媒を除いた後、表題化合物を無色の油状物として得、それをさらに精製することなく使用した。
H−NMR(CDCl):δ=0.95(m、3H);1.35(m、2H);1.45(s、9H);1.85−2.45(m、8H);3.25−3.75(m、2H)。
【0216】
A.4 3−アシル−置換(1S,2S,5R)−2−(アミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン誘導体の合成
A.4.1 (1S,2S,5R)−2−[(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−メチル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの合成
(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(1.1g)の乾燥THF(14mL)中の溶液に、エチルトリフルオロ酢酸(0.7mL、1.4eq)を添加した。反応混合物をRTにて1h攪拌した。溶媒と過剰のエチルトリフルオロ酢酸を真空蒸発させた。得られた生成物を、さらに精製することなく、次の工程で使用した。LC−MS:t=1.04min;[M+H]=351。
【0217】
A.4.2 N−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−2,2,2−トリフルオロ−アセタミドの合成
(1S,2S,5R)−2−[(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−メチル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル(1.51g)のDCM(13mL)中の冷(0℃)溶液に、TFA(3.31mL、10eq)をゆっくりと添加した。反応混合物をRTで温め、そして一晩攪拌した。溶媒と過剰のTFAを真空除去し、そして生成物を、さらに精製することなく、次の工程で使用した。LC−MS:t=0.69min;[M+H]=251。
【0218】
A.4.3 2,2,2−トリフルオロ−N−[(1S,2S,5R)−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アセタミドの合成
2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸(1g、1eq)、DIPEA(3.7mL、5eq)及びTBTU(1.4g、1eq)の乾燥DMF(15mL)中の溶液を、RTにて15min攪拌する。次いで、N−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−2,2,2−トリフルオロ−アセタミド(1.082g、1eq)の乾燥DMF(15mL)中の溶液を添加した。得られた反応混合物を16h攪拌し、水中に注ぎ、そしてEAで希釈した。有機相をsat.aq.NaHCO溶液、塩水で洗浄し、anh.MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮して、粗製の黄色の固体を得た。FC(EA/n−ヘプタン:3/7〜7/3)により、表題化合物を白色の固体として得た。LC−MS:t=1.06min;[M+H]=466。
【0219】
A.4.4 [(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの合成
【0220】
【化37】

【0221】
2,2,2−トリフルオロ−N−[(1S,2S,5R)−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アセタミド(1.96g)をMeOH(20mL)中に溶解し、そしてsat.aq.KCO溶液を添加した(20mL)。反応混合物をRTにて一晩攪拌した。反応混合物にエーテルを添加し、そして有機層をaq.HCl(25%)とaq.HCl(1M)で抽出した。有機相を廃棄し、そして水相をaq.30% NaOHで塩基性化し、次いでDCMで抽出した。合わせた有機抽出物をsat.aq.NaHCO溶液で洗浄し、anh.MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮して、表題化合物を明オレンジ色の油状物として得、それをさらに精製することなく使用した。LC−MS:t=0.82min;[M+H]=370。
【0222】
A.5 (1S,2S,5R)−2−(アシルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン誘導体の合成
A.5.1 (1S,2S,5R)−2−(アシルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル誘導体の合成(一般的手順)
それぞれのカルボン酸R−COOH(1eq)のDMF(0.2mmol/0.5mL)中の溶液に、DIPEA(5eq)とTBTU(1eq)を連続的に添加する。反応混合物をRTにて15min攪拌し、次いで、(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル誘導体(1eq)のDMF(0.5mL)中の溶液を添加する。攪拌をRTにて16h継続し、反応混合物を水中に注ぎ、そしてEAで希釈する。有機相をsat.NaHCO溶液及び水で洗浄する。anh.MgSO上で乾燥し、溶媒を真空除去した後、所望の化合物を得、それをさらに精製することなく使用する。
【0223】
(1S,2S,5R)−2−{[(3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0224】
【化38】

【0225】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能な2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.00min;[M+H]=403。
【0226】
(1S,2S,5R)−2−{[(6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0227】
【化39】

【0228】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能な6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.89min;[M+H]=405。
【0229】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0230】
【化40】

【0231】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能なベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.03min;[M+H]=386。
【0232】
(1S,2S,5R)−2−{[(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0233】
【化41】

【0234】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸との反応により製造。後者は、水/EtOH混合物中でのNaOHを用いた対応するエチルエステル誘導体(国際公開公報第1995/029922号)のけん化により製造された。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=391。
【0235】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0236】
【化42】

【0237】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸(国際公開公報第2004/029050号)との反応により製造。LC−MS:t=1.08min;[M+H]=402。
【0238】
(1S,2S,5R)−2−{[6−メチル−(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0239】
【化43】

【0240】
(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能な6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.93min;[M+H]=419。
【0241】
(1S,2S,5R)−2−{[(3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0242】
【化44】

【0243】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能な2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.03min;[M+H]=417。
【0244】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0245】
【化45】

【0246】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能なベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.06min;[M]=399。
【0247】
(1S,2S,5R)−2−{[(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0248】
【化46】

【0249】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸との反応により製造。後者は、水/EtOH混合物中でのNaOHを用いた対応するエチルエステル誘導体(国際公開公報第1995/029922号)のけん化により製造された。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=405。
【0250】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0251】
【化47】

【0252】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸(国際公開公報第2004/029050号)との反応により製造。LC−MS:t=1.11min;[M+H]=416。
【0253】
(1S,2S,5R)−2−{[(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0254】
【化48】

【0255】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能なイミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.98min;[M+H]=405。
【0256】
(1S,2S,5R)−2−{[(1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0257】
【化49】

【0258】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能な1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.07min;[M]=528。
【0259】
(1S,2S,5R)−2−{[(3,5−ジメチル−イソキサゾール−4−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル
【0260】
【化50】

【0261】
(1S,2S,5R)−1−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの、購入可能な3,5−ジメチル−オキサゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=378。
【0262】
A.5.2 (1S,2S,5R)−2−(アシルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル誘導体の脱保護(一般的手順)
(1S,2S,5R)−2−(アシルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステル誘導体の、DCM(1mL/0.2mmol)中の冷(0℃)溶液に、TFA(5eq)をゆっくりと添加する。反応混合物をRTにて5h攪拌し、そして混合物を真空濃縮して、それぞれの脱保護生成物を得、それをさらに精製することなく使用する。
【0263】
3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0264】
【化51】

【0265】
(1S,2S,5R)−2−{[(3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.68min;[M+H]=303。
【0266】
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0267】
【化52】

【0268】
(1S,2S,5R)−2−{[(6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.56min;[M+H]=305。
【0269】
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0270】
【化53】

【0271】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.67min;[M+H]=286。
【0272】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0273】
【化54】

【0274】
(1S,2S,5R)−2−{[(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.57min;[M+H]=291。
【0275】
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0276】
【化55】

【0277】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.72min;[M+H]=302。
【0278】
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0279】
【化56】

【0280】
(1S,2S,5R)−2−{[(6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.62min;[M+H]=319。
【0281】
3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0282】
【化57】

【0283】
(1S,2S,5R)−2−{[(3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.72min;[M+H]=317。
【0284】
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0285】
【化58】

【0286】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.72min;[M+H]=300。
【0287】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0288】
【化59】

【0289】
(1S,2S,5R)−2−{[(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.63min;[M+H]=305。
【0290】
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0291】
【化60】

【0292】
(1S,2S,5R)−2−{[(ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.77min;[M+H]=316。
【0293】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0294】
【化61】

【0295】
(1S,2S,5R)−2−{[(イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.64min;[M+H]=305。
【0296】
メチル−1H−インダゾール−−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0297】
【化62】

【0298】
(1S,2S,5R)−2−{[(1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.74min;[M+H]=313。
【0299】
3,5−ジメチル−イソキサゾール−−4−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
【0300】
【化63】

【0301】
(1S,2S,5R)−2−{[(3,5−ジメチル−オキサゾール−4−カルボニル)−アミノ]−メチル}−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−カルボン酸 tert.−ブチルエステルの脱保護により製造。LC−MS:t=0.63min;[M+H]=278。
【0302】
A.6 (1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの合成
【0303】
【化64】

【0304】
A.6.1 (1S,2S,5R)−2−(3−ベンジル−7,7−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル)−イソインドール−1,3−ジオン
トリフェニルホスフィン(1.8g)の乾燥THF(90mL)中の冷溶液に、トルエン中のDEAD 40%(3.15mL)を滴下した。次いで、フタルイミド(1.01g)と(3−ベンジル−7,7,−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イル)−メタノール(国際公開公報第03/062265号)(1.83g)の乾燥THF(10mL)中の溶液を連続的に添加した。反応混合物をRTにて一晩攪拌し、EAで希釈し、水で洗浄した。有機相をsat.NaHCO溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、そして濃縮して、粗製の油状物を得た。FC(n−ヘプタン/EA:7/3〜1/1)により、1.73g(64%)の表題化合物を、白色の固体として得た。LC−MS:t=0.87min;[M+H]=397.47。
【0305】
A.6.2 (1S,2S,5R)−2−(7,7−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル)−イソインドール−1,3−ジオンの合成
(1S,2S,5R)−2−(3−ベンジル−7,7−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル)−イソインドール−1,3−ジオン(1.73g)、Pd−C 10%(1.7g)の乾燥MeOH(146mL)中の懸濁液に、ギ酸アンモニウム(1.38g)を添加した。反応混合物を還流下16h攪拌し、RTに冷却し、そしてセライトのパッド上でろ過した。ろ液を真空濃縮し、DCM/水間で分画した。水相を濃縮して、0.8g(60%)の表題化合物を白色の固体として得た。LC−MS:t=0.66min;[M+H]=306.92。
【0306】
A.6.3 (1S,2S,5R)−2−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−7,7−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−イソインドール−1,3−ジオンの合成
2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸(208mg)、(1S,2S,5R)−2−(7,7−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル)−イソインドール−1,3−ジオン(273mg)、DIPEA(0.41mL)の乾燥DMF(6mL)中の混合物を、RTにて4h攪拌した。分取用HPLCにて、反応混合物を直接精製し、表題化合物(130mg、28%)を油状物として得た。LC−MS:t=1.02min;[M+H]=521.99。
【0307】
A.6.4 (1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの合成
(1S,2S,5R)−2−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−7,7−ジフルオロ−3−アザビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル)−イソインドール−1,3−ジオン(130mg)、ヒドラジン一水和物(0.078mL)のEtOH(10mL)中の混合物を、還流下1h45攪拌する。RTに冷却後、反応混合物を真空濃縮し、DCMに溶解し、水、塩水で2回洗浄し、乾燥し(MgSO)、ろ過し、そして濃縮して、表題化合物(90mg、92%)を無色の油状物として得、それをさらに精製することなく、次の工程で使用した。LC−MS:t=0.79min;[M+H]=392。
【0308】
実施例の製造(一般的手順I)
それぞれのカルボン酸誘導体A−COOH(1eq)のDMF(0.6mL/0.2mmol)中の溶液に、DIPEA(5eq)とTBTU(1eq)を連続的に添加する。反応混合物をRTにて15min攪拌し、次いで、それぞれの(1S,2S,5R)−2−(アシルアミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン誘導体(中間体A.5、1eq)のDMF(0.6mL/0.2mmol)中の溶液を添加する。混合物を一晩攪拌し、そしてprep.HPLCにて精製して、それぞれの最終化合物を得る。
【0309】
以下の実施例の化合物は、一般的手順Iを用いて製造された。
【0310】
実施例1
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.03min;[M+H]=518。
【0311】
実施例2
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.91min;[M+H]=520。
【0312】
実施例3
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=534。
【0313】
実施例4
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
3,4−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.06min;[M+H]=532。
【0314】
実施例5
1−メチル−インダゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.07min;[M+H]=528。
【0315】
実施例6
3,5−ジメチル−イソキサゾール−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−2−イルメチル]−アミド
3,5−ジメチル−イソキサゾール−4−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.03min;[M+H]=493。
【0316】
実施例7
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.07min;[M+H]=515。
【0317】
実施例8
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.04min;[M+H]=501。
【0318】
実施例9
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.12min;[M+H]=531。
【0319】
実施例10
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.08min;[M+H]=517。
【0320】
実施例11
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=520。
【0321】
実施例12
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.92min;[M+H]=506。
【0322】
実施例13
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.98min;[M+H]=520。
【0323】
実施例の製造(一般的手順II)
それぞれのカルボン酸誘導体R−COOH(1eq)のDMF(0.6mL/0.2mmol)中の溶液に、DIPEA(5eq)とTBTU(1eq)を連続的に添加する。反応混合物を15min攪拌し、次いで、それぞれの3−アシル−置換(1S,2S,5R)−2−(アミノ−メチル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクタン誘導体(中間体A.4、1eq)又は(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノン(中間体A.6、1eq)のDMF(0.6mL/0.2mmol)中の溶液を添加する。混合物を一晩攪拌し、prep.HPLCで精製して、それぞれの最終化合物を得る。
【0324】
以下の実施例の化合物は、一般的手順IIを用いて製造された。
【0325】
実施例14
(1S,2S,5R)−3−ブロモ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−ブロモ−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.08min;[M+H]=554。
【0326】
実施例15
(1S,2S,5R)−3−クロロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−クロロ−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.14min;[M+H]=509。
【0327】
実施例16
(1S,2S,5R)−3−フルオロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−フルオロ−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.12min;[M+H]=492。
【0328】
実施例17
(1S,2S,5R)−3−メトキシ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−メトキシ−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.11min;[M+H]=504。
【0329】
実施例18
(1S,2S,5R)−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−(トリフルオロメチル)−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.15min;[M+H]=542。
【0330】
実施例19
(1S,2S,5R)−3−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−メチル−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.11min;[M+H]=488。
【0331】
実施例20
(1S,2S,5R)−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−3−トリフルオロメトキシ−ベンズアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−(トリフルオロメトキシ)−安息香酸との反応により製造。LC−MS:t=1.17min;[M+H]=558。
【0332】
実施例21
6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.14min;[M+H]=543。
【0333】
実施例22
6−メチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、6−メチル−ピリジン−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.14min;[M+H]=489。
【0334】
実施例23
6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.13min;[M+H]=505。
【0335】
実施例24
4−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、4−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.12min;[M+H]=555。
【0336】
実施例25
4−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、4−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.11min;[M+H]=509。
【0337】
実施例26
4−メチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、4−メチル−ピリジン−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.07min;[M+H]=489。
【0338】
実施例27
(1S,2S,5R)−5−ブロモ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、5−ブロモ−ニコチン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.12min;[M+H]=555。
【0339】
実施例28
(1S,2S,5R)−5−クロロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、5−クロロ−ニコチン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.11min;[M+H]=509。
【0340】
実施例29
(1S,2S,5R)−5−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、5−メチル−ニコチン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=489。
【0341】
実施例30
ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、ベンゾフラン−4−カルボン酸(M.A. Eissenstatら、J. Med. Chem. 1995、38、3094-3105)との反応により製造。LC−MS:t=1.12min;[M+H]=514。
【0342】
実施例31
2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸との反応により製造。後者は、水/MeOH混合物中でのNaOHを用いた対応するメチルエステル誘導体(Ishikawa T. et al. Heterocycles1994、39、1、371-380)のけん化により製造された。LC−MS:t=1.14min;[M+H]=528。
【0343】
実施例32
2−メチル−ベンズオキサゾール−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、2−メチル−ベンズオキサゾール−4−カルボン酸との反応により製造。後者は、水/MeOH混合物中でのNaOHを用いた対応するメチルエステル誘導体(Goldstein S et al. J. of Heterocyclic. Chem. 1990、27、2、335-336)のけん化により製造された。LC−MS:t=1.12min;[M+H]=529。
【0344】
実施例の製造(一般的手順I)
以下の実施例の化合物は、上記の一般的手順Iを用いて製造された。
【0345】
実施例33
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=536。
【0346】
実施例34
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.92min;[M+H]=550。
【0347】
実施例35
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=574。
【0348】
実施例36
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.97min;[M+H]=588。
【0349】
実施例37
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.89min;[M+H]=524。
【0350】
実施例38
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.93min;[M+H]=538。
【0351】
実施例39
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.96min;[M+H]=534。
【0352】
実施例40
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.91min;[M+H]=520。
【0353】
実施例41
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.92min;[M+H]=540。
【0354】
実施例42
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=554。
【0355】
実施例43
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=536。
【0356】
実施例44
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.91min;[M+H]=550。
【0357】
実施例45
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=548。
【0358】
実施例46
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.98min;[M+H]=588。
【0359】
実施例47
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.93min;[M+H]=538。
【0360】
実施例48
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.92min;[M+H]=520。
【0361】
実施例49
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.98min;[M+H]=548。
【0362】
実施例50
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=534。
【0363】
実施例51
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=556。
【0364】
実施例52
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=542。
【0365】
実施例53
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.84min;[M+H]=521。
【0366】
実施例54
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(ビフェニル−2−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能なビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.96及び1.01min;[M+H]=499。
【0367】
実施例55
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(3’−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な3’−メチル−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.98及び1.04min;[M+H]=512。
【0368】
実施例56
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4’−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な4’−メチル−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.99及び1.05min;[M+H]=512。
【0369】
実施例57
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4’−フルオロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な4’−フルオロ−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.96及び1.01min;[M+H]=517。
【0370】
実施例58
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(3’−メトキシ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な3’−メトキシ−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95及び1.01min;[M+H]=529。
【0371】
実施例59
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4’−クロロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な4’−クロロ−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.00及び1.05min;[M+H]=533。
【0372】
実施例60
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能なビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=485。
【0373】
実施例61
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(4’−フルオロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な4’−フルオロ−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94min;[M+H]=485。
【0374】
実施例62
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(3’−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な3’−メチル−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.97min.;[M+H]=499。
【0375】
実施例63
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(3’−メトキシ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な3’−メトキシ−ビフェニル−2−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.94及び1.01min;[M+H]=515。
【0376】
実施例64
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、購入可能な2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=506。
【0377】
実施例65
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。
LC−MS:t=0.89min;[M+H]=524。
【0378】
実施例66
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=534。
【0379】
実施例67
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.92min;[M+H]=540。
【0380】
実施例68
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=574。
【0381】
実施例69
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.83min;[M+H]=521。
【0382】
実施例70
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.82min;[M+H]=525。
【0383】
実施例71
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.80min;[M+H]=507。
【0384】
実施例72
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.86min;[M+H]=535。
【0385】
実施例73
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.85min;[M+H]=539。
【0386】
実施例74
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.86min;[M+H]=539。
【0387】
実施例75
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−[(1S,2S,5R)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミドの、2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.95min;[M+H]=506。
【0388】
実施例の製造(一般的手順II)
以下の実施例の化合物は、上記の一般的手順IIを用いて製造された。
【0389】
実施例76
(1S,2S,5R)−2−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−イソニコチンアミド
[(1S,2S,5R)−2−アミノメチル−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イル]−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、2−メチル−イソニコチン酸。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=489。
【0390】
実施例77
2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸(スキーム15に従って製造。)との反応により製造。LC−MS:t=1.05min;[M+H]=550.09。
【0391】
実施例78
3−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)− [7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、3−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸(スキーム14に従って製造。)との反応により製造。LC−MS:t=1.03min;[M+H]=550.05。
【0392】
実施例79
2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.01min;[M+H]=537.99。
【0393】
実施例80
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸との反応により製造。
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=553.97。
【0394】
実施例81
ベンゾチアゾール−7−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、ベンゾチアゾール−7−カルボン酸(スキーム13に従って製造。)との反応により製造。LC−MS:t=1.02min;[M+H]=553.0。
【0395】
実施例82
6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸(スキーム12に従って製造。)との反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=554.86。
【0396】
実施例83
イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=0.89min;[M+H]=536.06。
【0397】
実施例84
1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸との反応により製造。LC−MS:t=1.02min;[M+H]=550.12。
【0398】
実施例85
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド
(1S,2S,5R)−(2−アミノメチル−7,7−ジフルオロ−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]−オクト−3−イル)−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノンの、6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸との反応により製造。
LC−MS:t=0.89min;[M+H]=556.04。
【0399】
II. 生物学的試験
In vitro アッセイ
式(I)の化合物のオレキシン受容体拮抗活性は、以下の実験法に従って測定される。
【0400】
細胞内カルシウム濃度の測定:
ヒトオレキシン-1受容体及びヒトオレキシン-2受容体を発現しているチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞をそれぞれ300μg/mlのG418、100U/mlのペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシン及び10%熱不活性化牛胎児血清(FCS)を含む培地(L-グルタミン含有ハム F-12)で培養する。予め、ハンクス平衡塩溶液(HBSS)に溶解した1%ゼラチンで被覆した384穴の黒色の透明底の滅菌プレート(Greiner)に1穴当り20、000個の細胞を播種する。播種したプレートは、5%のCO下、37℃で一晩インキュベートする。
【0401】
作働薬のヒトオレキシン−Aを、MeOH:水(1:1)中の1mM保存溶液として調製し、アッセイでの使用に際しては、0.1%牛血清アルブミン(BSA)、0.375g/lのNaHCO及び20mMのHEPESを含むHBSSに、3nMの最終濃度に希釈する。
【0402】
拮抗薬はDMSOに10mMの保存溶液として調製したのち、384穴のプレート中で、DMSOを用いて希釈し、次いで、希釈液を、0.1%牛血清アルブミン(BSA)、0.375g/lのNaHCO及び20mMのHEPESを含むHBSSに移す。
【0403】
アッセイの日に、染色バッファー50ml(1%のFCS、20mMのHEPES、0.375g/lのNaHCO、5mMのプロベネシド(シグマ)及び3μMの蛍光カルシウム指示薬のフルオ -4AM(10%のプルロン酸を含むDMSO中の1mM保存溶液)(モルキュラープローブス社製)を含むHBSS)を各ウェルに添加する。
【0404】
その384穴セルプレートを37℃で50分間、5%CO下でインキュベートし、続いて、測定前に、30〜120分間、rtにて平衡化する。
【0405】
蛍光イメージングプレートリーダー(FLIPR2又はFLIPR Tetra、Molecular Devices)内で、各ウェル10μlの容量の拮抗薬をプレートに添加し、10分間インキュベートし、最後に各ウェル10μlの作働薬を加える。各ウェルの蛍光を1秒間隔で測定し、各蛍光ピークの高さを、拮抗薬をビークルに代えた3nMのオレキシン-Aによって誘発される蛍光ピークの高さと比較する。各拮抗薬に対して、IC50値(作働薬による反応を50%抑制するために必要とされる化合物の濃度)を測定する。FLIPR Tetraでは、非最適化及び最適化条件を用いた。最適化条件は、ピペット操作のスピード及び細胞分裂レジメの調整により確立した。化合物の、算出されるIC50値は、各日の細胞アッセイ操作により変動する。この種の変動は、当業者に既知である。
【0406】
すべての例示化合物の拮抗活性(IC50値)は、OX1受容体に関して、2−1640nMの範囲内であり、OX2受容体に関して、3−2516nMの範囲内である。選択した化合物の拮抗活性を表1に示す。
【0407】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はそのような化合物の塩:
【化1】

式中
は、水素、(C1−4)アルキル又はフッ素を表し;
は、水素、(C1−4)アルキル又はフッ素を表し;
は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるアリール;又は
未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択されるヘテロアリール;を表し
Aは、
【化2】

を表し;
は、(C1−4)アルキル又は−NRを表し;
は、(C1−4)アルキルを表し;
は、水素又は(C1−4)アルキルを表し;
は、水素又は(C1−4)アルキルを表し;そして
Dは、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるアリールを表す。
【請求項2】
が、水素又は(C1−4)アルキルを表し;かつRが、水素又は(C1−4)アルキルを表す、請求項1に記載の式(I)の化合物、又はそのような化合物の塩。
【請求項3】
Aが、
【化3】

を表す、請求項1又は2に記載の式(I)の化合物、又はそのような化合物の塩。
【請求項4】
がメチル又は−NHを表す、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又はそのような化合物の塩。
【請求項5】
Dが、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニルを表す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。
【請求項6】
が、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択されるフェニル;2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル;ベンゾ[1,3]ジオキソリル;2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル;又は、未置換であるか、1、2又は3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択されるイソキサゾリル、ピリジル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル若しくはイミダゾ[2,1−b]チアゾリル基を表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、又はそのような化合物の塩。
【請求項7】
以下からなる群より選択される請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物:
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
(1S,2S,5R)−3−ブロモ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−クロロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−フルオロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−メトキシ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−3−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(1S,2S,5R)−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−3−トリフルオロメトキシ−ベンズアミド;
6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
4−ブロモ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
4−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
4−メチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
(1S,2S,5R)−5−ブロモ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド;
(1S,2S,5R)−5−クロロ−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド;
(1S,2S,5R)−5−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−ニコチンアミド;
ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2−メチル−ベンズオキサゾール−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
1−メチル−インダゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
3,5−ジメチル−イソキサゾール−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
(1S,2S,5R)−2−メチル−N−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−イソニコチンアミド;
ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾ[d]イソチアゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−ピリジン−2−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(ビフェニル−2−カルボニル)−7−メチル−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(3'−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4'−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4'−フルオロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(3'−メトキシ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7−メチル−3−(4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(4'−フルオロ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(3'−メチル−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(3'−メトキシ−ビフェニル−2−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−エチル−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−メチル−5−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{3−[2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−アミノ−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(3−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−{7−メチル−3−[2−アミノ−5−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル}−アミド;
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イルメチル]−アミド;
3−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−3−イルメチル]−アミド;
2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
ベンゾチアゾール−7−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
1−メチル−インダゾール−3−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;及び
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]−チアゾール−5−カルボン酸−(1S,2S,5R)−[7,7−ジフルオロ−3−(2−メチル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−3−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−2−イルメチル]−アミド;
又はそのような化合物の塩。
【請求項8】
活性成分として、請求項1に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容される塩を、そして少なくとも一種の治療上不活性な賦型剤を含む医薬組成物。
【請求項9】
医薬として使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
すべてのタイプの睡眠障害、ストレス関連症候群、向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃、健常者並びに精神及び神経障害における認知機能障害、摂食又は摂水(Drinking)障害からなる群より選択される疾患の予防又は治療のための、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
すべてのタイプの睡眠障害、ストレス関連症候群、向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃、健常者並びに精神及び神経障害における認知機能障害、摂食又は摂水(Drinking)障害からなる群より選択される疾患の予防又は治療のための医薬の製造のための、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用。

【公表番号】特表2010−531871(P2010−531871A)
【公表日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−514232(P2010−514232)
【出願日】平成20年7月2日(2008.7.2)
【国際出願番号】PCT/IB2008/052656
【国際公開番号】WO2009/004584
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(500226786)アクテリオン ファーマシューティカルズ リミテッド (151)
【氏名又は名称原語表記】Actelion Pharmaceuticals Ltd
【住所又は居所原語表記】Gewerbestrass 16,CH−4123 Allschwil,Switzerland
【Fターム(参考)】