3つの完全な転写単位を有するプラスミドおよびHIVに対する免疫応答を誘発するための免疫原組成物
【課題】複雑な病原体に由来する多数のタンパク質を発現させることにおいて使用される革新的なプラスミドDNAの非ウイルスベクターを設計すること。
【解決手段】本発明は、(a)第1のプロモーターおよび第1のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第1の転写ユニット、(b)第2のプロモーターおよび第2のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第2の転写ユニットと、(c)第3のプロモーターおよび第3のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第3の転写ユニットとを含み、第1のプロモーター、第2のプロモーターおよび第3のプロモーターのそれぞれが異なる転写ユニットに由来するDNAプラスミドを提供する。
【解決手段】本発明は、(a)第1のプロモーターおよび第1のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第1の転写ユニット、(b)第2のプロモーターおよび第2のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第2の転写ユニットと、(c)第3のプロモーターおよび第3のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第3の転写ユニットとを含み、第1のプロモーター、第2のプロモーターおよび第3のプロモーターのそれぞれが異なる転写ユニットに由来するDNAプラスミドを提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
選択された抗原に対して脊椎動物宿主を免疫化するための組成物であって、該組成物が、以下:
(a)HIVのgag−pol融合ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単一転写ユニットを含み、該単一転写ユニットが、プロモーターおよびポリアデニル化シグナルを含む調節エレメントに作動可能に連結される第1のDNAプラスミド;
(b)第2のDNAプラスミドであって、以下:
(i)第1のプロモーターおよび第1のポリアデニル化シグナルを含む調節エレメントに作動可能に連結された、HIVのnef−tat−vif融合ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第1の転写ユニット、
(ii)第2のプロモーターおよび第2のポリアデニル化シグナルを含む調節エレメントに作動可能に連結された、HIVのエンベロープポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第2の転写ユニット、を含み、
ここで、該第1および第2のプロモーターはそれぞれが、異なる転写ユニットに由来し、かつ、該第1および第2のポリアデニル化シグナルはそれぞれが、異なる転写ユニットに由来し、
該第1の転写ユニットについての転写方向が該第2の転写ユニットの転写方向とは反対方向であるか、または、該第1の転写ユニットについての転写方向が該第2の転写ユニットの転写方向と同じ方向であり、該第1および第2の転写ユニットが少なくとも1キロ塩基対のスペーサー領域によって隔てられる、第2のDNAプラスミド;および
(c)薬学的に受容可能な希釈剤、アジュバント、キャリアまたはトランスフェクション促進因子の少なくとも1つ
を含む、組成物。
【請求項2】
生体内エレクトポレーションを使用して哺乳動物に投与するために適切である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記トランスフェクション促進因子がブピバカインである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記プロモーターが、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)即時初期プロモーター、サルサイトメガロウイルス(SCMV)プロモーター、マウスサイトメガロウイルス(MCMV)プロモーター、単純ヘルペスウイルス(HSV)潜伏期関連プロモーター−1(LAP1)、シミアンウイルス40プロモーター、ヒト伸長因子1αプロモーターおよびヒト筋細胞特異的デスミンプロモーターからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ポリアデニル化シグナルが、ウサギβ−グロビンポリ(A)シグナル、合成ポリA、HSVチミジンキナーゼポリA、ヒトαグロビンポリA、SV40ポリA、ヒトβグロビンポリA、ポリオーマウイルスポリAおよびウシ成長ホルモンポリAからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記第1のプラスミドにおける前記プロモーターがヒトサイトメガロウイルス(HCMV)即時初期プロモーターである、請求項4に記載の組成物。
【請求項7】
前記第1のプラスミドにおける前記ポリアデニル化シグナルがウシ成長ホルモンポリAのポリアデニル化シグナルである、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
前記第1のDNAプラスミドがHIVのgag−pol融合ポリペプチドをコードし、HIVのgag遺伝子およびpol遺伝子の前記融合体、または、gag−pol遺伝子がHIVの単離体HXB2に由来する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記第2のプラスミドにおける前記第1のプロモーターがヒトサイトメガロウイルス(HCMV)即時初期プロモーターである、請求項4に記載の組成物。
【請求項10】
前記第2のプラスミドにおける前記第1のポリアデニル化シグナルがSV40ポリAのポリアデニル化シグナルである、請求項5に記載の組成物。
【請求項11】
前記HIV nef−tat−vif融合ポリペプチドが、HIVのnef遺伝子、tat遺伝子およびvif遺伝子の融合体(ntv)から発現される、nef、tatおよびvifの融合タンパク質(NTV)である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
前記第2のプラスミドにおける前記第2のプロモーターがサルサイトメガロウイルス(SCMV)プロモーターである、請求項4に記載の組成物。
【請求項13】
前記第2のポリアデニル化シグナルがウシ成長ホルモン(BGH)のポリアデニル化シグナルである、請求項5に記載の組成物。
【請求項14】
本明細書に記載の組成物。
【請求項1】
選択された抗原に対して脊椎動物宿主を免疫化するための組成物であって、該組成物が、以下:
(a)HIVのgag−pol融合ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単一転写ユニットを含み、該単一転写ユニットが、プロモーターおよびポリアデニル化シグナルを含む調節エレメントに作動可能に連結される第1のDNAプラスミド;
(b)第2のDNAプラスミドであって、以下:
(i)第1のプロモーターおよび第1のポリアデニル化シグナルを含む調節エレメントに作動可能に連結された、HIVのnef−tat−vif融合ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第1の転写ユニット、
(ii)第2のプロモーターおよび第2のポリアデニル化シグナルを含む調節エレメントに作動可能に連結された、HIVのエンベロープポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む第2の転写ユニット、を含み、
ここで、該第1および第2のプロモーターはそれぞれが、異なる転写ユニットに由来し、かつ、該第1および第2のポリアデニル化シグナルはそれぞれが、異なる転写ユニットに由来し、
該第1の転写ユニットについての転写方向が該第2の転写ユニットの転写方向とは反対方向であるか、または、該第1の転写ユニットについての転写方向が該第2の転写ユニットの転写方向と同じ方向であり、該第1および第2の転写ユニットが少なくとも1キロ塩基対のスペーサー領域によって隔てられる、第2のDNAプラスミド;および
(c)薬学的に受容可能な希釈剤、アジュバント、キャリアまたはトランスフェクション促進因子の少なくとも1つ
を含む、組成物。
【請求項2】
生体内エレクトポレーションを使用して哺乳動物に投与するために適切である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記トランスフェクション促進因子がブピバカインである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記プロモーターが、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)即時初期プロモーター、サルサイトメガロウイルス(SCMV)プロモーター、マウスサイトメガロウイルス(MCMV)プロモーター、単純ヘルペスウイルス(HSV)潜伏期関連プロモーター−1(LAP1)、シミアンウイルス40プロモーター、ヒト伸長因子1αプロモーターおよびヒト筋細胞特異的デスミンプロモーターからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ポリアデニル化シグナルが、ウサギβ−グロビンポリ(A)シグナル、合成ポリA、HSVチミジンキナーゼポリA、ヒトαグロビンポリA、SV40ポリA、ヒトβグロビンポリA、ポリオーマウイルスポリAおよびウシ成長ホルモンポリAからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記第1のプラスミドにおける前記プロモーターがヒトサイトメガロウイルス(HCMV)即時初期プロモーターである、請求項4に記載の組成物。
【請求項7】
前記第1のプラスミドにおける前記ポリアデニル化シグナルがウシ成長ホルモンポリAのポリアデニル化シグナルである、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
前記第1のDNAプラスミドがHIVのgag−pol融合ポリペプチドをコードし、HIVのgag遺伝子およびpol遺伝子の前記融合体、または、gag−pol遺伝子がHIVの単離体HXB2に由来する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記第2のプラスミドにおける前記第1のプロモーターがヒトサイトメガロウイルス(HCMV)即時初期プロモーターである、請求項4に記載の組成物。
【請求項10】
前記第2のプラスミドにおける前記第1のポリアデニル化シグナルがSV40ポリAのポリアデニル化シグナルである、請求項5に記載の組成物。
【請求項11】
前記HIV nef−tat−vif融合ポリペプチドが、HIVのnef遺伝子、tat遺伝子およびvif遺伝子の融合体(ntv)から発現される、nef、tatおよびvifの融合タンパク質(NTV)である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
前記第2のプラスミドにおける前記第2のプロモーターがサルサイトメガロウイルス(SCMV)プロモーターである、請求項4に記載の組成物。
【請求項13】
前記第2のポリアデニル化シグナルがウシ成長ホルモン(BGH)のポリアデニル化シグナルである、請求項5に記載の組成物。
【請求項14】
本明細書に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2010−265313(P2010−265313A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−184487(P2010−184487)
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【分割の表示】特願2007−516690(P2007−516690)の分割
【原出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【出願人】(309040701)ワイス・エルエルシー (181)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【分割の表示】特願2007−516690(P2007−516690)の分割
【原出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【出願人】(309040701)ワイス・エルエルシー (181)
【Fターム(参考)】
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