説明

4−アミノピラゾール誘導体、それらの製造中間体及びそれらの製造方法

【課題】
本発明の課題は、農園芸用殺菌剤の有効成分として有用なピラゾール−4−カルボキサミド誘導体の製造中間体として用いることのできる4−アミノピラゾール誘導体、それらの製造中間体及びそれらの製造方法を提供することにある。
【解決手段】
ピラゾール−4−カルボン酸アジド(2)をROHで示されるアルコール中で加熱することにより、4−アミノピラゾール誘導体(1a)を得、次いで脱保護することにより、4−アミノピラゾール誘導体(1b)を製造することができる。
【化1】




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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

(式中、Rは置換されていてもよい炭素数1から6のアルキル基;又は炭素数1から6のアルコキシ基を表す。X及びXは、水素原子;ハロゲン原子;炭素数1から6のアルキル基;炭素数1から6のハロアルキル基;炭素数1から6のアルコキシ基;炭素数1から6のハロアルコキシ基;炭素数2から6のアルケニル基;(炭素数1から6のアルコキシ)カルボニル基;炭素数1から6のアルキル基、炭素数1から6のハロアルキル基、炭素数2から6のアルケニル基、炭素数2から6のアルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基又は炭素数7から8のアラルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;炭素数1から6のアルキル基、アシル基又はスルホニル基で置換されていてもよいアミノ基;シアノ基;カルボキシ基;又はニトロ基を表す。X及びXは、水素原子;ハロゲン原子;炭素数1から6のアルキル基;炭素数1から6のハロアルキル基;炭素数1から6のアルコキシ基;炭素数1から6のハロアルコキシ基;シアノ基;カルボキシ基;又はニトロ基を表す。Xは、水素原子;ハロゲン原子;炭素数1から6のアルキル基;炭素数1から6のハロアルキル基;炭素数1から6のアルコキシ基;炭素数1から6のハロアルコキシ基;シアノ基;カルボキシ基;又はニトロ基を表す。Qは水素原子又はROCO[式中、Rは炭素数1から6のアルキル基;2,2,2−トリクロロエチル基;炭素数7から8のアラルキル基;2−(トリメチルシリル)エチル基;又は2−(トリエチルシリル)エチル基を表す。]を表す。但し、Xが水素原子又は塩素原子の場合、X、X、X及びXは同時に水素原子にはなり得ない。)で示される4−アミノピラゾール誘導体。
【請求項2】
一般式(1a)
【化2】

(式中、Rは置換されていてもよい炭素数1から6のアルキル基;又は炭素数1から6のアルコキシ基を表す。Rは炭素数1から6のアルキル基;2,2,2−トリクロロエチル基;炭素数7から8のアラルキル基;2−(トリメチルシリル)エチル基;又は2−(トリエチルシリル)エチル基を表す。X及びXは、水素原子;ハロゲン原子;炭素数1から6のアルキル基;炭素数1から6のハロアルキル基;炭素数1から6のアルコキシ基;炭素数1から6のハロアルコキシ基;炭素数2から6のアルケニル基;(炭素数1から6のアルコキシ)カルボニル基;炭素数1から6のアルキル基、炭素数1から6のハロアルキル基、炭素数2から6のアルケニル基、炭素数2から6のアルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基又は炭素数7から8のアラルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;炭素数1から6のアルキル基、アシル基又はスルホニル基で置換されていてもよいアミノ基;シアノ基;カルボキシ基;又はニトロ基を表す。X及びXは、水素原子;ハロゲン原子;炭素数1から6のアルキル基;炭素数1から6のハロアルキル基;炭素数1から6のアルコキシ基;炭素数1から6のハロアルコキシ基;シアノ基;カルボキシ基;又はニトロ基を表す。Xは、水素原子;ハロゲン原子;炭素数1から6のアルキル基;炭素数1から6のハロアルキル基;炭素数1から6のアルコキシ基;炭素数1から6のハロアルコキシ基;シアノ基;カルボキシ基;又はニトロ基を表す。但し、Xが水素原子又は塩素原子の場合、X、X、X及びXは同時に水素原子にはなり得ない。)で示される4−アミノピラゾール誘導体を脱保護することを特徴とする、一般式(1b)
【化3】

(式中、R、X、X、X、X及びXは前記と同じ意味を表す。)で示される4−アミノピラゾール誘導体の製造方法。
【請求項3】
請求項2において、一般式(1a)で示される4−アミノピラゾール誘導体を、一般式(2)
【化4】

(式中、R、X、X、X、X及びXは前記と同じ意味を表す。)で示されるピラゾール−4−カルボン酸アジドをROH(式中、Rは炭素数1から6のアルキル基;2,2,2−トリクロロエチル基;炭素数7から8のアラルキル基;2−(トリメチルシリル)エチル基;又は2−(トリエチルシリル)エチル基を表す。)で示されるアルコール中で加熱して得ることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
請求項3において、一般式(2)で示されるピラゾール−4−カルボン酸アジドを、一般式(3)
【化5】

(式中、R、X、X、X、X及びXは前記と同じ意味を表す。Yは脱離基を表す。)で示されるピラゾール−4−カルボン酸誘導体とアジ化ナトリウムを反応させて得ることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。




【公開番号】特開2010−202648(P2010−202648A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−25046(P2010−25046)
【出願日】平成22年2月8日(2010.2.8)
【出願人】(000173762)公益財団法人相模中央化学研究所 (151)