説明

4−アリールフェニル誘導体

【課題】新規なレニン阻害剤を提供する。
【解決手段】式(I)の化合物、またはその薬学上許容される塩。[式中、R1aは、水素原子等;R1bは、置換されたC1−6アルキル基等;Gは、下記式等;R1cは、水素原子等;R1fは、水素原子等;R1gは、水素原子、ハロゲン原子等;R1dは、基:−D−E等;Dは、単結合、−CO−等、Eは、水素原子、モノ−もしくはジ−置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい4員〜7員の環状アミノ基等;R1eは、水素原子等;Rは、置換されてもよいC1−6アルキル基等;R3a、R3b、R3cおよびR3dは、各々独立して、同一または異なって、基:−A−B等;Aは、単結合等;Bは、水素原子等;nは、0等である。]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
【化1】


[式中、R1aは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されてもよいC1−6アルキルスルフィニル基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−10シクロアルコキシ基、モノ−もしくはジ−置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい5員〜7員の環状アミノ基、置換されてもよいカルバモイル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、または置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基であり;
1bは、置換されたC1−8アルキル基、置換されてもよいC1−6アルキルスルフィニル基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されたC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6アルキニルオキシ基、モノ−もしくはジ−置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいカルバモイル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、または置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基であり
(ここにおいて、置換されたC1−8アルキル基は、モノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノ,C1−4アルコキシ, C3−6シクロアルキル,C1−4アルコキシC1−4アルコキシおよびC1−6アルキルスルホニルからなる群から選択される1個の基で置換され、置換されたC1−6アルコキシ基は、C1−4アルコキシ,C3−6シクロアルキルおよびC1−4アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1個の基で置換される。);
Gは、下記式
【化2】


で表される基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式のへテロアリール基であり(ここにおいて、
1cは、水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、または置換されてもよいC1−6アルコキシ基であり;
1fは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、または置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基であり;
1gは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、または置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基であり;
1dは、シアノ基、ハロゲン原子、または基:−D−E
(ここにおいて、Dは、単結合、−O−、−SO−、−CO−、−COO−、−CHSO−、−COCO−、−OCHCHCO−、−OCHCO−、−OC(CH)(CH)CO−、−CHOCO−、−N(R)CO−、−N(R)SO−、−N(R)COO−、−OCO−、−SON(R)CO−、−OCHCHSO−、−C(CH)(CH)CO−、または−CHOCHCO−であり、
は、水素原子、C1−4アルコキシカルボニル基、または置換されてもよいC1−6アルキル基であり、
Eは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、モノ−もしくはジ−置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい4員〜7員の環状アミノ基、置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基である。)であり(但し、Dが−O−、−COO−および−N(R)COO−の場合は、Eは前記アミノ基ではない。)、
1eは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキルオキシ基、飽和へテロ環オキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、または置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基であるか、
あるいはR1dおよびR1eは、一緒になって縮合環を形成する。);
は、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
3a、R3b、R3cおよびR3dは、各々独立して、同一または異なって、ハロゲン原子、シアノ基、または基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−(CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(CHN(R)COO−、−(CHOCON(R)−、−(CHO−CO−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、または−(CHSON(R)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基である(Aが−(CHN(R)−、−(CHOCON(R)−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−および−(CHSON(R)−の場合には、RとBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)。)であるか、あるいはR3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2つが水素原子であり、残りの2つが一緒になってピペリジン環と架橋環を形成し;
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であり;
sは、0、1または2(−(CHN(R)−の場合には、sは0または2であり、−(CHCON(R)−の場合には、sは1または2である。)であり;
nは、0、1、または2である。]
【請求項2】
1aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、または置換されてもよいC1−6アルコキシ基であり;
1bは、置換されたC1−6アルキル基、C1−4アルコキシもしくはC1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されたC1−6アルコキシ基、または置換されてもよいC3−6アルキニルオキシ基であり
(ここにおいて、置換されたC1−6アルキル基は、モノ−C1−4アルコキシカルボニルアミノ,C1−4アルコキシ,C1−4アルコキシC1−4アルコキシおよびC1−6アルキルスルホニルからなる群から選択される1個の基で置換される。);
1cは、水素原子、ハロゲン原子、または置換されてもよいC1−6アルコキシ基であり;
1fは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、または置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基であり;
1gは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、または置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基であり;
1dは、シアノ基、ハロゲン原子、または基:−D−E
(ここにおいて、Dは、単結合、−O−、−SO−、−CO−、−COO−、−CHSO−、−COCO−、−OCHCHCO−、−OCHCO−、−OC(CH)(CH)CO−、−CHOCO−、−N(R)CO−、−N(R)SO−、−N(R)COO−、−OCO−、−SON(R)CO−、−OCHCHSO−、−C(CH)(CH)CO−、または−CHOCHCO−であり、
は、水素原子、C1−4アルコキシカルボニル基、または置換されてもよいC1−6アルキル基であり、
Eは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、モノ−もしくはジ−置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい4員〜7員の環状アミノ基、置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基である。)であり;
1eは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−10シクロアルキルオキシ基、飽和へテロ環オキシ基、置換されてもよいカルバモイル基、または置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基である請求項1に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項3】
1aが、ハロゲン原子、シアノ基、または置換されてもよいC1−6アルキル基である請求項1または請求項2に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項4】
1bが、C1−4アルコキシで置換されたC1−6アルコキシ基、またはC1−4アルコキシで置換されたC1−6アルキル基である請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項5】
が、置換されてもよいC1−6アルキル基である請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項6】
が、イソプロピル基である請求項5に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項7】
3a、R3b、R3cおよびR3dが、各々独立して、同一で、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)である請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項8】
nが、1である請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。

【公開番号】特開2011−37712(P2011−37712A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−317774(P2007−317774)
【出願日】平成19年12月8日(2007.12.8)
【出願人】(000002912)大日本住友製薬株式会社 (332)
【Fターム(参考)】