5−フェニルチアゾール誘導体およびPI3キナーゼインヒビターとしての使用
【課題】ホスファチジルイノシトール3−キナーゼにより仲介される疾患の処置に有用であり、炎症性または閉塞性気道疾患の処置において有用であり、その結果、たとえば組織の損傷、気管の炎症、気管支の活動亢進、リモデリング(remodeling)または疾患の進行が減少する化合物の提供。
【解決手段】遊離または塩の形態の、式I
で示される5−フェニルチアゾール誘導体、およびその医薬として許容される塩。さらにはその製造法。
【解決手段】遊離または塩の形態の、式I
で示される5−フェニルチアゾール誘導体、およびその医薬として許容される塩。さらにはその製造法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊離または塩の形態の、式I
【化1】
〔式中、
R1は、水素または所望によりニトリルで置換されていてもよいアミノカルボニルであるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−C8−アルキルアミノ、ジ(C1−C8−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−C8−アルコキシカルボニル、ニトリル、フェニル、C1−C8−ハロアルキルにより、または所望によりヒドロキシで置換されていてもよいC1−C8−アルキルにより置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりヒドロキシで置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルにより所望により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりヒドロキシで置換されていてもよいC1−C8−アルコキシにより所望により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりヒドロキシまたはC1−C8−アルキルで置換されていてもよいフェニルにより所望により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する5−または6−員のヘテロ環により所望により置換されていてもよく、該環は、所望によりヒドロキシ、C1−C8−アルキルまたはC1−C8−アルコキシにより置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、−(C=O)−(NH)a−Het[ここで、aは0または1であり、そしてHetは、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する4−、5−または6−員のヘテロ環を示し、該環は、所望により、ヒドロキシ、C1−C8−アルキル、C1−C8−アルコキシにより、または酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する5−または6−員のヘテロ環により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、−(C=O)−(NH)b−T[ここで、bは0または1であり、そしてTは、C3−C8−シクロアルキルまたはフェニルを示し、これらはいずれも、所望によりヒドロキシ、C1−C8−アルキル、C1−C8−アルコキシにより、またはヒドロキシで置換されたC1−C8−アルキルにより置換されていてもよい。]であり、
R2は、C1−C3−アルキルまたはハロゲンであり;
R3およびR4の一方はR6であり、そして他方はR7であり;
R5は、水素またはハロゲンであり;
R6は、水素、ヒドロキシ、アミノ、−SOR8、−SO2R8、−SO2NH2、−SO2NR9R10、−COR8、−CONHR8、−NHSO2R8、ニトリル、カルボキシ、−OR8またはC1−C8−ハロアルキルであり;
R7は、水素、R11、−OR11、ハロ、カルボキシ、−SO2R8、シアノまたはC1−C8−ハロアルキルであるか、または、R4がR7である場合には、R7は−NR12R13、R14または−OR14であってもよく;
R8およびR11は、独立して、所望によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C8−アルコキシ、ニトリル、アミノ、C1−C8−アルキルアミノまたはジ(C1−C8−アルキル)アミノで置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC3−C8−シクロアルキルであり;
R9は、所望によりヒドロキシ、C1−C8−アルコキシ、ニトリル、アミノ、C1−C8−アルキルアミノ、ジ(C1−C8−アルキル)アミノにより、または酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する5−または6−員のヘテロ環[ここで、該環は、所望によりC1−C8−アルキルで置換されていてもよい。]により置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC3−C8−シクロアルキルであり、そしてR10は、水素またはC1−C8−アルキルであるか;あるいはR9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一体となって、酸素、窒素および硫黄からなる1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員のヘテロ環[ここで、該環は、所望によりC1−C8−アルキルで置換されていてもよい。]を形成し;
R12は、所望によりヒドロキシ、アミノ、C1−C8−アルキルアミノまたはジ(C1−C8−アルキル)アミノで置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC3−C8−シクロアルキルであり、そしてR13は、水素またはC1−C8−アルキルであるか;あるいはR12およびR13はそれらが結合している窒素原子と一体となって、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員のヘテロ環[ここで、該環は、所望によりC1−C8−アルキルで置換されていてもよい。]を形成し;そして
R14は、所望によりヒドロキシまたは−NR12R13で置換されていてもよいC1−C8−アルキルである。〕
で示される化合物。
【請求項1】
遊離または塩の形態の、式I
【化1】
〔式中、
R1は、水素または所望によりニトリルで置換されていてもよいアミノカルボニルであるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−C8−アルキルアミノ、ジ(C1−C8−アルキル)アミノ、カルボキシ、C1−C8−アルコキシカルボニル、ニトリル、フェニル、C1−C8−ハロアルキルにより、または所望によりヒドロキシで置換されていてもよいC1−C8−アルキルにより置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりヒドロキシで置換されていてもよいC3−C8−シクロアルキルにより所望により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりヒドロキシで置換されていてもよいC1−C8−アルコキシにより所望により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、所望によりヒドロキシまたはC1−C8−アルキルで置換されていてもよいフェニルにより所望により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、C1−C8−アルキルカルボニルまたはC1−C8−アルキルアミノカルボニル[ここで、これらはいずれも、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する5−または6−員のヘテロ環により所望により置換されていてもよく、該環は、所望によりヒドロキシ、C1−C8−アルキルまたはC1−C8−アルコキシにより置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、−(C=O)−(NH)a−Het[ここで、aは0または1であり、そしてHetは、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する4−、5−または6−員のヘテロ環を示し、該環は、所望により、ヒドロキシ、C1−C8−アルキル、C1−C8−アルコキシにより、または酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する5−または6−員のヘテロ環により置換されていてもよい。]であるか、
あるいはR1は、−(C=O)−(NH)b−T[ここで、bは0または1であり、そしてTは、C3−C8−シクロアルキルまたはフェニルを示し、これらはいずれも、所望によりヒドロキシ、C1−C8−アルキル、C1−C8−アルコキシにより、またはヒドロキシで置換されたC1−C8−アルキルにより置換されていてもよい。]であり、
R2は、C1−C3−アルキルまたはハロゲンであり;
R3およびR4の一方はR6であり、そして他方はR7であり;
R5は、水素またはハロゲンであり;
R6は、水素、ヒドロキシ、アミノ、−SOR8、−SO2R8、−SO2NH2、−SO2NR9R10、−COR8、−CONHR8、−NHSO2R8、ニトリル、カルボキシ、−OR8またはC1−C8−ハロアルキルであり;
R7は、水素、R11、−OR11、ハロ、カルボキシ、−SO2R8、シアノまたはC1−C8−ハロアルキルであるか、または、R4がR7である場合には、R7は−NR12R13、R14または−OR14であってもよく;
R8およびR11は、独立して、所望によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C8−アルコキシ、ニトリル、アミノ、C1−C8−アルキルアミノまたはジ(C1−C8−アルキル)アミノで置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC3−C8−シクロアルキルであり;
R9は、所望によりヒドロキシ、C1−C8−アルコキシ、ニトリル、アミノ、C1−C8−アルキルアミノ、ジ(C1−C8−アルキル)アミノにより、または酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上の環ヘテロ原子を有する5−または6−員のヘテロ環[ここで、該環は、所望によりC1−C8−アルキルで置換されていてもよい。]により置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC3−C8−シクロアルキルであり、そしてR10は、水素またはC1−C8−アルキルであるか;あるいはR9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一体となって、酸素、窒素および硫黄からなる1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員のヘテロ環[ここで、該環は、所望によりC1−C8−アルキルで置換されていてもよい。]を形成し;
R12は、所望によりヒドロキシ、アミノ、C1−C8−アルキルアミノまたはジ(C1−C8−アルキル)アミノで置換されていてもよいC1−C8−アルキルまたはC3−C8−シクロアルキルであり、そしてR13は、水素またはC1−C8−アルキルであるか;あるいはR12およびR13はそれらが結合している窒素原子と一体となって、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員のヘテロ環[ここで、該環は、所望によりC1−C8−アルキルで置換されていてもよい。]を形成し;そして
R14は、所望によりヒドロキシまたは−NR12R13で置換されていてもよいC1−C8−アルキルである。〕
で示される化合物。
【公開番号】特開2009−298799(P2009−298799A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−187248(P2009−187248)
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【分割の表示】特願2003−571263(P2003−571263)の分割
【原出願日】平成15年2月27日(2003.2.27)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【分割の表示】特願2003−571263(P2003−571263)の分割
【原出願日】平成15年2月27日(2003.2.27)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】
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