説明

5−リポキシゲナーゼのインドリジンインヒビター

本明細書には、5-リポキシゲナーゼ(5-LO)の活性を阻害する、化合物及びそのような化合物を含む医薬組成物が記載される。本明細書にはまた、そのような5-LOインヒビターを、呼吸器、循環器、及び他のロイコトリエン依存性又はロイコトリエン媒介性の疾病、疾患、又は障害を処置するために、単独で、および他の化合物と組み合わせて使用する方法が記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

その薬学的に許容可能な塩、又は薬学的に許容可能なN-オキシドであって、
式中、
Aは、5員のN含有ヘテロアリールであり、
Q6は、N又はCR7であり、
R1は、H、-C(=O)R8、置換又は非置換のC1-C6アルキル、置換又は非置換のC1-C6フルオロアルキル、置換又は非置換のC3-C6シクロアルキル、置換又は非置換のC1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のC2-C6シクロヘテロアルキル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロアリールであり、
R2は、ハロ、-CO2R9、テトラゾール、-C(=O)N(R9)2、-CN、-CH(=O)、-SR8、-S(O)R8、-S(O)2R8、-S(O)2N(R9)2、-OR8、-N(R9)2、-C(=O)R8、置換又は非置換のC1-C6アルキル、置換又は非置換のC3-C6シクロアルキル、置換又は非置換のC1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のC2-C6シクロヘテロアルキル、置換又は非置換のアリール、または置換又は非置換のヘテロアリールであり、
各R3は、独立して、ハロ、-CO2R9、-C(=O)N(R9)2、-CN、テトラゾール、-CH(=O)、-SR8、-S(O)R8、-S(O)2R8、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のヘテロアルキル、-OR8、-SR8、-N(R9)2、または-C(=O)R8であり、
R4は、C1-C6ハロアルキル、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、又はC1-C6ヘテロアルキルであり、
R5は、H、C1-C6アルキル、又は-C(=O)R10であり、
R6は、H、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、又はC1-C6ハロアルキルであり、
R7は、H、ハロ、-CO2R9、-C(=O)R8、-C(=O)N(R9)2、-CN、-CH(=O)、-SR8、-S(O)R8、-S(O)2R8、-OR8、-N(R9)2、置換又は非置換のC1-C6アルキル、置換又は非置換のC1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のアリール、または置換又は非置換のヘテロアリールであり、
各R8は、独立して、置換又は非置換のC1-C6アルキル、置換又は非置換のC1-C6フルオロアルキル、置換又は非置換のC1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のアリール、または置換又は非置換のヘテロアリールであり、
各R9は、独立して、H、置換又は非置換のC1-C6アルキル、置換又は非置換のC1-C6フルオロアルキル、置換又は非置換のC1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のアリール、または置換又は非置換のヘテロアリールであり、または、それらが結合される窒素と一緒に取り込まれる2つのR9は、置換又は非置換の複素環を形成し、
各R10は、置換又は非置換のC1-C6アルキル、置換又は非置換のC1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のアリール、または置換又は非置換のヘテロアリールであり、または、それらが結合される炭素と一緒に取り込まれる2つのR10は、置換又は非置換の炭素環、または置換又は非置換の複素環を形成し、
L1は、-O-、-NR8-、-S-、-C1-C3アルキレン-、-OC1-C3アルキレン-、-C1-C3アルキレン-O-、-C1-C3アルキレン-NR8-、-NR8-C1-C3アルキレン-、-C1-C3アルキレン-S-、-S-C1-C3アルキレン-、又は-C1-C3ヘテロアルキレン-であり、
L2は、1つの結合、C1-C6アルキレン、又はC1-C6ヘテロアルキレンであることを特徴とする化合物。
【請求項2】
Aは、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、又はチアジアゾリルであり、
R4は、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4アルキル、又はC3-C6シクロアルキルであり、
R5は、H、C1-C4アルキル、又は-C(=O)R10であり、
R6は、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、又はC1-C4フルオロアルキルであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aは、トリアゾリル、オキサジアゾリル、又はチアゾリルであり、
R1は、H、-C(=O)R8、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のC2-C6シクロヘテロアルキル、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチル、置換又は非置換の単環式ヘテロアリール、置換又は非置換のニ環式ヘテロアリールであり、
L1は、-O-、-S-、-C1-C3アルキレン-、-C1-C3アルキレン-NH-、又は-NH-C1-C3アルキレン-であり、
L2は、1つの結合、C1-C4アルキレン、又はC1-C4ヘテロアルキレンであることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Aは、
【化2】

であり、
L2は、1つの結合、C1-C4アルキレン、又はC1-C4ヘテロアルキレンであり、
R2は、ハロ、-CO2R9、テトラゾール、-C(=O)N(R9)2、-CN、-CH(=O)、-SR8、-S(O)R8、-S(O)2R8、-S(O)2N(R9)2、-OR8、-N(R9)2、又は-C(=O)R8であることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Aは、
【化3】

であり、
R4は、C1-C4フルオロアルキルであり、
R6は、C1-C4アルキルであることを特徴とする、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
前記化合物は、以下の構造:
【化4】

の1つを有することを特徴とする、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R1は、H、-C(=O)R8、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、置換又は非置換のC2-C6シクロヘテロアルキル、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチル、置換又は非置換の単環式ヘテロアリール、置換又は非置換のニ環式ヘテロアリールであり、
L2は、1つの結合、-CH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、又は-CH2NH(CH2)2-であることを特徴とする、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R1は、C1-C6アルキル又はC3-C6シクロアルキルであり、
R2は、-CO2R9、-C(=O)N(R9)2、-CN、-S(O)2R8、-S(O)2N(R9)2、又は-C(=O)R8であることを特徴とする、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
R1は、H、-C(=O)R8、-CH3、-CH2CH3、-CH(CH3)2、-C(=CH2)CH3、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のナフチル、置換又は非置換のフラニルから選択される置換又は非置換の単環式ヘテロアリール、置換又は非置換のチエニル、置換又は非置換のピロリル、置換又は非置換のオキサゾリル、置換又は非置換のチアゾリル、置換又は非置換のイミダゾリル、置換又は非置換のトリアゾリル、置換又は非置換のテトラゾリル、置換又は非置換のピラゾリル、置換又は非置換のイソキサゾリル、置換又は非置換のイソチアゾリル、置換又は非置換の1,3,4-チアジアゾリル、置換又は非置換のピリジニル、置換又は非置換のピリダジニル、置換又は非置換のピリミジニル、置換又は非置換のピラジニルまたは置換又は非置換のキノリニルであり、
R2は、-CO2R9、-C(=O)N(R9)2、-CN、-S(O)2R8、-S(O)2N(R9)2、又は-C(=O)R8であることを特徴とする、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
R1は、置換又は非置換のフェニル、または置換又は非置換の単環式ヘテロアリールであり、
R2は、-CO2R9、-C(=O)N(R9)2、-CN、-S(O)2R8、-S(O)2N(R9)2、又は-C(=O)R8であることを特徴とする、請求項7に記載の化合物。
【請求項11】
R1は、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のピリジニル、置換又は非置換のピリダジニル、置換又は非置換のピリミジニル、または置換又は非置換のピラジニルであることを特徴とする、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
R1は、置換又は非置換のフェニル、または置換又は非置換のピリジニルであることを特徴とする、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
Q6は、Nであり、
L2は、1つの結合、-CH2-、-CH2CH2-、又は-CH=CH-であり、
R4は、C1-C4フルオロアルキルであり、
R6は、C1-C6アルキルであり、
R8は、C1-C6アルキルであり、
各R9は、独立して、H又はC1-C6アルキルであることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
Q6は、CR7であり、
L2は、1つの結合、-CH2-、-CH2CH2-、又は-CH=CH-であり、
R4は、C1-C4フルオロアルキルであり、
R6は、C1-C6アルキルであり、
R7は、H、ハロ、-C(=O)R8、又はC1-C6アルキルであり、
R8は、C1-C6アルキルであり、
各R9は、独立して、H又はC1-C6アルキルであることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
前記化合物は、
1-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-インドリジン-2-カルボン酸エチルエステル(化合物1-1)、1-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-インドリジン-2-カルボン酸アミド(化合物1-2)、1-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-インドリジン-2-カルボニトリル(化合物1-3)、1-(4-フルオロ-フェニル)-6-{[5-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,3,4]オキサジアゾル-2-イルアミノ]-メチル}-インドリジン-2-カルボン酸エチルエステル(化合物1-4)、1-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-インドリジン-2-カルボン酸アミド(エナンチオマーA)(化合物1-5)、1-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-インドリジン-2-カルボン酸アミド(エナンチオマーB)(化合物1-6)、6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-1-イソプロペニル-インドリジン-2-カルボン酸エチルエステル(化合物1-7)、6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-1-イソプロピル-インドリジン-2-カルボン酸エチルエステル(化合物1-8)、6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-1-イソプロピル-インドリジン-2-カルボン酸アミド(化合物1-9)、6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-1-イソプロピル-インドリジン-2-カルボニトリル(化合物1-10)、3-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-カルボニトリル(化合物1-11)、3-(4-フルオロ-フェニル)-6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-カルボン酸アミド(化合物1-12)、6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-1-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-インドリジン-2-カルボン酸エチルエステル(化合物1-13)、又は6-[4-(1-ヒドロキシ-1-トリフルオロメチル-プロピル)-[1,2,3]トリアゾル-1-イルメチル]-1-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-インドリジン-2-カルボン酸アミド(化合物1-14)、またはそれらの薬学的に許容可能な塩、又は薬学的に許容可能なN-オキシドであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1乃至15のいずれかの化合物、薬学的に許容可能な塩、又は薬学的に許容可能なN-オキシド、及び少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項17】
前記医薬組成物は、静脈注射、経口投与、吸入、経鼻投与、局所投与、点眼投与又は経耳投与のために調剤されることを特徴とする、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記医薬組成物は、錠剤、丸薬、カプセル剤、液剤、吸入剤、鼻スプレー溶液、坐薬、懸濁液、ゲル剤、コロイド剤、分散剤、懸濁液、溶液、エマルション、軟膏剤、ローション剤、点眼剤、又は点耳剤であることを特徴とする、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項19】
請求項1乃至15のいずれかに記載の、治療上有効な量の化合物、薬学的に許容可能な塩、又は薬学的に許容可能なN-オキシドを患者に投与する工程を含むことを特徴とする、それを必要とする哺乳動物において、ロイコトリエン依存性又はロイコトリエン媒介性の疾患又は疾病を処置する方法。
【請求項20】
前記疾患又は疾病は、炎症であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記疾患又は疾病は、呼吸器疾患又は循環器疾患であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記疾患又は疾病は、喘息、アテローム性動脈硬化、慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症、間質性肺線維症、鼻炎、大動脈瘤、心筋梗塞、脳卒中、変形性関節症、関節リウマチ、強直性脊椎炎、NSAID誘発性の消化管病変、癌、代謝障害、又は疼痛であることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記疼痛は、急性疼痛、慢性疼痛、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛、炎症性疼痛、非炎症性疼痛、中枢性疼痛、又は末梢性疼痛であることを特徴とする、請求項22に記載の方法。

【公表番号】特表2013−506624(P2013−506624A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−531026(P2012−531026)
【出願日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/049967
【国際公開番号】WO2011/038097
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(510209672)アミラ ファーマシューティカルズ,インク. (17)
【Fターム(参考)】