説明

5HT3モジュレーターとしての2−アミノベンゾオキサゾールカルボキサミド

式(I)、(II)及び(III)で表される化合物が、5−HT3阻害薬として開示される。化合物は、CINV、IBS−D並びにその他の疾患及び病態を治療するのに有用である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、II又はIII:
【化1】


(式中、
、R、及びRは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル又はアリールスルホキシド基、アルキル又はアリールスルホン基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アシルアミノ基、モルホリニル基、−O−低級アルキル、ヒドロキシ基、低級アルキル基、フルオロ低級アルキル基、O低級フルオロアルキル、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、アルコキシ低級アルキル基及びヒドロキシ低級アルキル基から独立して選択され;
は、
(i) 飽和窒素複素環基又はメチル置換飽和窒素複素環基であって、そこでは前記窒素原子が、第三級であり、前記複素環基は少なくとも1つの5又は6員環を含有する、飽和窒素複素環基又はメチル置換飽和窒素複素環基;及び
(ii)イミダゾリルアルキル残基であって、そこでは前記イミダゾリルアルキル基のイミダゾールが、場合により、ハロゲン原子、(C〜C)アルキル基、置換された(C〜C)アルキル基及びNHから選択される最大3つまでの基で置換される、イミダゾリルアルキル残基
から選択される残基であり;並びに
10は、
(i) 水素原子;
(ii) (C〜C10)アルキル基;
(iii)置換された(C〜C10)アルキル基;
(iv) ヘテロシクリル基;
(v) 置換されたヘテロシクリル基;
(vi) アリール基;及び
(vii)置換されたアリール基;
からなる群から選択され;
11は、水素原子及び(C〜C10)アルキル基からなる群から選択され;
又は
10、R11、及びそれらが結合している窒素原子が一緒になって、窒素含有複素環基又は置換された窒素含有複素環基を形成するが、但し、R10、R11、及び窒素原子がモルホリン環を形成するときは、化合物は実施例57の構造を有しないものとする)
で表される化合物。
【請求項2】
式Ia又はIb:
【化2】


で表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式IIa又はIIb:
【化3】


で表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式IIIa又はIIIb:
【化4】


で表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R4が、
【化5】


(式中、
mは、1,2,3又は4であり;
nは、0,1,2,3又は4であり;
Qは、N(CH)又は−O−であり;及び
は、水素原子又はメチル基である)
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R4が、キヌクリジン、トロパン、アザビシクロ[3.3.1]ノナン、メチルアザビシクロ[3.3.1]ノナン、ジメチルジアザビシクロ[3.3.1]ノナン、メチルピペリジン及びメチル−3−オキサ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナンから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
、R、及びRが、水素原子である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
、R、及びRが、ハロゲン原子である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
10が、水素原子及び(C〜C)アルキル基からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
11が、H又はCHである、請求項3に記載の化合物。
【請求項11】
10が、フェニル基、置換されたフェニル基、(C〜C)アルキル基、4〜7員の単環式窒素含有複素環基、炭素数4〜10の二環式窒素含有複素環基、1以上の(C〜C)アルキル基で置換された4〜7員の単環式窒素含有複素環基、1以上の(C〜C)アルキル基で置換された炭素数4〜10の二環式窒素含有複素環基、ジメチルアミノ(C〜C)アルキル基、4〜7員の単環式窒素含有ヘテロシクリル(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、及びジアルキルアミノカルボニル(C〜C)アルキル基からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
10及びR11が一緒になって、窒素含有複素環基又は置換された窒素含有複素環基を形成する、請求項3に記載の化合物。
【請求項13】
10及びR11が一緒になって、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ジアゼパン、テトラヒドロキノキサリン、トリアゾロピラジン、アザビシクロ[3.3.1]ノナン、ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、又は(C〜C)アルキル基、(C〜C)ハロアルキル基、(C〜C)アルコキシフェニル基、及びヘテロアリール基から独立して選択される1、2若しくは3個の置換基で置換された任意の前記のものを形成する、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
薬学的に許容可能な担体及び治療的有効量の請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項15】
更に第2の制吐剤を含む、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記第2の制吐剤がニューロキニンアンタゴニストである、請求項15に記載の医薬組成物。
【請求項17】
更にコルチコステロイドを含む、請求項14及び15に記載の医薬組成物。
【請求項18】
セロトニン3型受容体の変調に依存する障害を治療する方法であって、治療的有効量の請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物をそのような治療を必要とする患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項19】
前記障害が過敏性腸症候群である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
嘔吐を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
手術後の悪心嘔吐を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
心理的障害を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記心理的障害が、うつ病、精神病、統合失調症、不安及び食欲障害から選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
肥満を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
薬物乱用障害を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記薬物乱用障害が、薬物依存、コカイン嗜癖、アルコール依存及びアンフェタミン嗜癖から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項27】
神経変性疾患を伴う認知症を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
認知欠損を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項29】
疼痛を治療する又は疼痛管理のための、請求項18に記載の方法。
【請求項30】
線維筋痛症候群を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項31】
慢性疲労症候群を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項32】
気管支喘息を治療又は予防(preventing)する、請求項18に記載の方法。
【請求項33】
神経性大食症を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項34】
睡眠時無呼吸を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項35】
掻痒を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項36】
放射線誘発性悪心嘔吐を治療する、請求項18に記載の方法。
【請求項37】
癲癇を治療する、請求項18に記載の方法。

【公表番号】特表2010−500368(P2010−500368A)
【公表日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−523961(P2009−523961)
【出願日】平成19年8月7日(2007.8.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/075378
【国際公開番号】WO2008/019372
【国際公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(509037673)アルバニー モルキュラー リサーチ,インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】Albany Molecular Research, Inc.
【Fターム(参考)】