C20−C21置換グルココルチコイド受容体アゴニスト
本発明は、一般構造(I)[L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、本明細書に定義されている通りである]を有する式(I)の化合物、および前記化合物の医薬として許容し得る塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体または異性体を提供する。本発明は、また、本明細書に定義されている式II、III、IV、VおよびVIの化合物(ならびに塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体および異性体)を提供する。また、医薬組成物、製造方法、ならびに広範な免疫疾患および状態、自己免疫疾患および状態および炎症疾患および状態の治療および予防に当該化合物を使用する方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化253】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
Lは、
【化254】
から選択される二価部分であり、Gは、NまたはCHであり、nは、0から2の整数であり、但し、nが0のときは、GはCHであり、あるいは
Lは、−CH2−S−CH2−C(O)−NH−、−CH2O−、−CH2−OC(O)−NH−、−CH2S(O)−、−CH2S(O)2−、−NR11−、−N(R11)−C(O)−、−N(R11)−S(O)−、−N(R11)−S(O)2−、−NR11O−、−CH2N(R11)−、−CH2−N(R11)−C(O)−、−CH2−N(R11)−C(O)−N(R11)−、−CH2−N(R11)−C(O)O−、−CH2−N(R11)−OC(O)−、−CH2N(R11)C(=NH)NR11−、−CH2−N(R11)−S(O)−および−CH2−N(R11)−S(O)2−から選択される二価部分であり、
但し、Lが、−CH2−N(R11)−C(O)−、−CH2−N(R11)−C(O)−N(R11)−、−CH2N(R11)C(=NH)NR11−、−CH2−N(R11)−S(O)−または−CH2−N(R11)−S(O)2−であるときは、R3は、−OHであるか、またはR2およびR3は、一緒になって、式2または式3の部分を形成し、
但し、さらに、Lが−NH−であるときは、R1は、
【化255】
でもなく、
R1は、アルキル、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、場合により置換されたヘテロシクロアルキル、場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキル−、場合により置換された−O−ヘテロシクロアルキル、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−C(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、R1の前記アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化256】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化257】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員ヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択され;
R11は、水素およびアルキルから選択され、
但し、−L−が−NH−であり、R2が−OHであり、R3、R4およびR5がそれぞれHであり、zが二重結合であり、R6がHであるときは、R1はベンジルではなく、
但し、さらに、−L−が−CH2−O−であるときは、R1は、非置換のフェニルでも置換されたフェニルでもない]。
【請求項2】
式(Ia)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化258】
[式中、R1およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択され、
但し、R3がそれぞれHであるときは、R1はベンジルではない]。
【請求項3】
式(Ia.1)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化259】
[式中、R100およびR3の各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R100基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択される]。
【請求項4】
式(Ia.2)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化260】
[式中、R100、R3、R21およびR22の各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R100基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R21およびR22の一方は水素であり、他方はC1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキル、フッ素およびヒドロキシルから選択され;
R3は、水素またはメチルから選択される]。
【請求項5】
式(Ia.3)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化261】
[式中、R100およびR3の各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R100基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択される]。
【請求項6】
式(Ib)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化262】
[式中、R1、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R1は、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項7】
式(Ib.1)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化263】
[式中、R100、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項8】
式(Ib.2)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化264】
[式中、R100、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項9】
式(Ib.3)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化265】
[式中、R100、R22、R23、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R21およびR22の一方は水素であり、他方はC1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキル、フッ素およびヒドロキシルから選択され;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項10】
式(Ic)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化266】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択される]。
【請求項11】
式(Id)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化267】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化268】
の部分を形成し、
XおよびYは、それぞれメチルであり;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択される]。
【請求項12】
式(Ie)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化269】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化270】
の部分を形成し、
Xは水素であり、Yは−CH2CH2CH3であり;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択される]。
【請求項13】
式2のC22の絶対立体配置がRである、請求項12に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項14】
一般構造:
【化271】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項1に定義されている通りである]。
【請求項15】
【化272】
【化273】
【化274】
【化275】
【化276】
【化277】
【化278】
【化279】
【化280】
【化281】
【化282】
【化283】
【化284】
【化285】
【化286】
【化287】
【化288】
【化289】
【化290】
【化291】
【化292】
【化293】
【化294】
【化295】
【化296】
【化297】
【化298】
【化299】
【化300】
【化301】
【化302】
【化303】
【化304】
【化305】
【化306】
【化307】
【化308】
【化309】
【化310】
【化311】
【化312】
【化313】
【化314】
【化315】
【化316】
【化317】
【化318】
【化319】
【化320】
【化321】
【化322】
【化323】
【化324】
【化325】
【化326】
【化327】
【化328】
【化329】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項16】
【化330】
【化331】
【化332】
【化333】
【化334】
【化335】
【化336】
【化337】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項17】
式(II):
【化338】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、R11、R12、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
R11およびR12は、それらが結合していることが示された窒素と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル環、3から7員のヘテロシクロアルケニル環、3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル環または3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル環を形成し、
各前記3から7員のヘテロシクロアルキル環、3から7員のヘテロシクロアルケニル環、3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル環および前記3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル環は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、−アルキル−CN、アルコキシ、アリール、ハロ置換アリール、−O−アリール、−O−アルキル−アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル−、アリールアルコキシ、ハロアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2から独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から4個の置換基で置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化339】
の部分を形成し;
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化340】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択される]。
【請求項18】
一般構造:
【化341】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、R11、R12、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項17に定義されている通りである]。
【請求項19】
【化342】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項20】
式(III):
【化343】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
Lは−CH2O−N=であり;
R1は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、−アルキル−CN、アルコキシ、スピロシクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、−O−アリール、−O−アルキル−アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル−、アリールアルコキシ、ハロアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の基で場合により置換されたシクロアルキルであり;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化344】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化345】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択される]。
【請求項21】
一般構造:
【化346】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項20に定義されている通りである]。
【請求項22】
【化347】
【化348】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項23】
式(IV):
【化349】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、
Lは−CH2−S−であり;
R1は、アルキル、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、
R1の前記アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−および前記ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化350】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されており、但し、XまたはYの少なくとも1つは、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびハロ置換アリールから選択されるか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化351】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)NHR9および−C(O)R11から選択され;
R9は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される]。
【請求項24】
式(IVa)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化352】
[式中、R1、R2、R3およびzは、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール縮合アリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は−OC(O)R11であり、R11は、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択され、各前記アリール、前記ヘテロアリールおよび前記シクロアルキルは、非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群からそれぞれ独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択され;
zは、単結合または二重結合である]。
【請求項25】
R1がベンゾ縮合5員ヘテロアリール−であり;R2が−OC(O)−ヘテロアリールであり、R3が水素であり;zは単結合である、請求項24に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項26】
式(IVb)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化353】
[式中、R1、R2、R3およびzは、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール縮合アリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化354】
の部分を形成し、
zは二重結合である]。
【請求項27】
Xが水素であり、Yがハロアルキルである、請求項26に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項28】
式2aのC22炭素の絶対立体配置がRである、請求項27に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項29】
Xが水素であり、Yが、
【化355】
のシクロヘキシル部分である、請求項26に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項30】
式2aのC22炭素の絶対立体配置がRである、請求項29に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項31】
式(IVc)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化356】
[式中、R1およびR3は、互いに独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール、ベンゾ縮合6員ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択される]。
【請求項32】
式(IVd)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化357】
[式中、R1およびR3は、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール縮合アリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはヒドロキシ、−CN、ハロアルキル、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択される]。
【請求項33】
式(IVe)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化358】
[式中、R1、R4、XおよびYは、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R4は、ハロゲンであり、
XおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、4から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されており、各R7は、独立に選択され、式(IV)に定義されている通りである]。
【請求項34】
【化359】
【化360】
【化361】
【化362】
【化363】
【化364】
【化365】
【化366】
【化367】
【化368】
【化369】
【化370】
【化371】
【化372】
【化373】
【化374】
【化375】
【化376】
【化377】
【化378】
【化379】
【化380】
【化381】
【化382】
【化383】
【化384】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項35】
【化385】
【化386】
【化387】
【化388】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項36】
一般式:
【化389】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、互変異性体もしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項23に定義されている通りである]。
【請求項37】
式(V):
【化390】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、
Lは−CH2−S−であり;
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ベンゾ縮合6員ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、5員ヘテロシクロアルキル、ベンゾ縮合5員ヘテロシクロアルキル−、6員ヘテロシクロアルキル、ベンゾ縮合6員ヘテロシクロアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合6員ヘテロシクロアルケニル−、ヘテロシクロアルキルアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、
R1の前記ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化391】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキルおよびアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキルおよび前記アリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されており;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキルおよび−C(O)R9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたアルキルから選択され、
但し、R1は、
【化392】
でもない]。
【請求項38】
式(Va)に示される一般構造を有する、請求項37に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化393】
[式中、R1、R3およびR4は、互いに独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール、ベンゾ縮合6員ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択され;
R4は水素である]。
【請求項39】
【化394】
【化395】
【化396】
【化397】
【化398】
【化399】
【化400】
【化401】
【化402】
【化403】
【化404】
【化405】
【化406】
【化407】
【化408】
【化409】
【化410】
【化411】
【化412】
【化413】
【化414】
【化415】
【化416】
【化417】
【化418】
【化419】
【化420】
【化421】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項40】
【化422】
【化423】
【化424】
【化425】
【化426】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項41】
一般構造:
【化427】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項37に定義されている通りである]。
【請求項42】
式(VI):
【化428】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、
Lは−CH2−S−であり;
R1は、アリール、アリールアルキル−、シクロアルキル、5員ヘテロシクロアルケニル、ベンゾ縮合5員ヘテロシクロアルケニル−、5員ヘテロアリール、ベンゾ縮合5員ヘテロアリール−、6員ヘテロシクロアルケニル−および6員ヘテロアリールから選択され、
各前記R1基は、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、場合によって置換されたアリール、場合によって置換された−O−アリール、場合によって置換された−O−アルキル−アリール、場合によって置換されたヘテロアリール、場合によって置換されたアリールアルキル−、場合によって置換されたアリールアルコキシ、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
R1の前記アリールアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化429】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキルおよびアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキルおよび前記アリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されており;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つの基R7は、それらが結合した(存在する場合)窒素原子と一緒になって、3から7員ヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキルおよび−C(O)R9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたアルキルから選択され、
但し、R1は、
【化430】
でもない]。
【請求項43】
式(VIa)に示される一般構造を有する、請求項42に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化431】
[式中、R1、R3およびR4は、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、5員ヘテロアリールおよびベンゾ縮合5員ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R4は水素である]。
【請求項44】
【化432】
【化433】
【化434】
【化435】
【化436】
【化437】
【化438】
【化439】
【化440】
【化441】
【化442】
【化443】
【化444】
【化445】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項45】
【化446】
【化447】
【化448】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項46】
一般構造:
【化449】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項42に定義されている通りである]。
【請求項47】
式(VIII):
【化450】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、n、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
nは、0または1であり;
R1は、フェニル、ナフチル、ベンジル、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、場合により置換されたヘテロシクロアルキル、場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキル−、場合により置換された−O−ヘテロシクロアルキル、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−C(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、
R1の前記ベンジル−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化451】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化452】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択され、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択され;
R11は、水素およびアルキルから選択され、
但し、R2が−OR8であり、R8が−C(O)R9であり、R9が、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリールおよびシクロアルキルから選択されるときは、R1は、場合により置換されたフェニルでも場合により置換されたベンジルでもない]。
【請求項48】
式(VIIIa)に示される一般構造を有する、請求項47に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化453】
[式中、R1、R2、R3およびzは、互いに独立に選択され、
R1は、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から3個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素またはメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項49】
式(VIIIa.1)に示される一般構造を有する、請求項48に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化454】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R11はヘテロアリールである]。
【請求項50】
一般構造:
【化455】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、n、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項47に定義されている通りである]。
【請求項51】
【化456】
【化457】
【化458】
【化459】
【化460】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項52】
【化461】
【化462】
【化463】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項53】
【化464】
【化465】
【化466】
【化467】
【化468】
【化469】
【化470】
【化471】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項54】
請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体を、場合により1つまたは複数の医薬として許容し得る希釈剤または担体と混合して含む医薬組成物。
【請求項55】
請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を、場合により界面活性剤または共溶媒と組み合せて含む医薬組成物。
【請求項56】
局所使用のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項57】
皮膚用に使用するために調合された、請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項58】
吸入のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項59】
注射のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項60】
経口使用のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項61】
少なくとも1つのさらなる治療活性薬をさらに含む、請求項54に記載の医薬組成物。
【請求項62】
前記少なくとも1つのさらなる治療活性薬は、ベータ2アドレナリン作用性受容体アゴニスト、抗ヒスタミンH1受容体アンタゴニスト、抗ヒスタミンH2受容体アンタゴニスト、抗ヒスタミンH3受容体アンタゴニスト、抗アレルギー薬、抗コリン作用薬、去痰薬、鬱血除去薬、抗生物質、P2Y2受容体アゴニスト、ロイコトリエン4アンタゴニスト、ロイコトリエンD4アンタゴニスト、医薬として許容し得る亜鉛塩、SYKキナーゼ類似体、5−リポキシゲナーゼ阻害薬、口咽頭不快緩和薬、非ステロイド性抗炎症薬、TNF阻害薬、IL−1受容体アンタゴニスト、細胞傷害性薬もしくは免疫抑制薬、p38キナーゼ阻害薬、PDE4阻害薬、iNOS阻害薬、ベータ−2−インテグリンアンタゴニスト、アデノシン2aアゴニスト、抗感染症薬(antiinfactive agent)、抗ウイルス薬および破骨細胞媒介骨吸収阻害薬から選択される、請求項61に記載の医薬組成物。
【請求項63】
免疫疾患または状態、自己免疫疾患または状態または炎症疾患または状態の治療または予防を必要とする患者における前記免疫疾患または状態、自己免疫疾患または状態または炎症疾患または状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項64】
皮膚の疾患または状態の治療または予防を必要とする患者における前記皮膚の疾患または状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項65】
前記皮膚の疾患または状態が、湿疹、乾癬、アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、神経皮膚炎、そう痒および過敏反応から選択される、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
鼻、喉または肺の炎症状態の治療または予防を必要とする患者における前記鼻、喉または肺の炎症状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項67】
前記状態が、喘息、アレルゲン誘発喘息反応、鼻炎、枯草熱、アレルギー性鼻炎、鼻副鼻腔炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺疾患および線維症から選択される、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
炎症性腸状態の治療または予防を必要とする患者における前記炎症性腸状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項69】
前記状態が、潰瘍性大腸炎およびクローン病から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
自己免疫疾患の治療または予防を必要とする患者における前記自己免疫疾患を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項71】
前記状態が関節リウマチである、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
多発性硬化症の治療または予防のための方法であって、前記多発性硬化症の治療または予防を必要とする患者に対して、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項73】
眼の疾患および状態の治療または予防のための方法であって、眼の疾患および状態の治療または予防を必要とする患者に対して、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項74】
前記疾患または状態が、選択されたアレルギー性結膜炎および非アレルギー性結膜炎である、請求項72に記載の方法。
【請求項1】
式(I):
【化253】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
Lは、
【化254】
から選択される二価部分であり、Gは、NまたはCHであり、nは、0から2の整数であり、但し、nが0のときは、GはCHであり、あるいは
Lは、−CH2−S−CH2−C(O)−NH−、−CH2O−、−CH2−OC(O)−NH−、−CH2S(O)−、−CH2S(O)2−、−NR11−、−N(R11)−C(O)−、−N(R11)−S(O)−、−N(R11)−S(O)2−、−NR11O−、−CH2N(R11)−、−CH2−N(R11)−C(O)−、−CH2−N(R11)−C(O)−N(R11)−、−CH2−N(R11)−C(O)O−、−CH2−N(R11)−OC(O)−、−CH2N(R11)C(=NH)NR11−、−CH2−N(R11)−S(O)−および−CH2−N(R11)−S(O)2−から選択される二価部分であり、
但し、Lが、−CH2−N(R11)−C(O)−、−CH2−N(R11)−C(O)−N(R11)−、−CH2N(R11)C(=NH)NR11−、−CH2−N(R11)−S(O)−または−CH2−N(R11)−S(O)2−であるときは、R3は、−OHであるか、またはR2およびR3は、一緒になって、式2または式3の部分を形成し、
但し、さらに、Lが−NH−であるときは、R1は、
【化255】
でもなく、
R1は、アルキル、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、場合により置換されたヘテロシクロアルキル、場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキル−、場合により置換された−O−ヘテロシクロアルキル、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−C(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、R1の前記アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化256】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化257】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員ヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択され;
R11は、水素およびアルキルから選択され、
但し、−L−が−NH−であり、R2が−OHであり、R3、R4およびR5がそれぞれHであり、zが二重結合であり、R6がHであるときは、R1はベンジルではなく、
但し、さらに、−L−が−CH2−O−であるときは、R1は、非置換のフェニルでも置換されたフェニルでもない]。
【請求項2】
式(Ia)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化258】
[式中、R1およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択され、
但し、R3がそれぞれHであるときは、R1はベンジルではない]。
【請求項3】
式(Ia.1)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化259】
[式中、R100およびR3の各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R100基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択される]。
【請求項4】
式(Ia.2)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化260】
[式中、R100、R3、R21およびR22の各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R100基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R21およびR22の一方は水素であり、他方はC1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキル、フッ素およびヒドロキシルから選択され;
R3は、水素またはメチルから選択される]。
【請求項5】
式(Ia.3)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化261】
[式中、R100およびR3の各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R100基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択される]。
【請求項6】
式(Ib)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化262】
[式中、R1、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R1は、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項7】
式(Ib.1)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化263】
[式中、R100、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項8】
式(Ib.2)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化264】
[式中、R100、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項9】
式(Ib.3)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化265】
[式中、R100、R22、R23、R2、R3およびzの各々は、独立に選択され、
R100は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R21およびR22の一方は水素であり、他方はC1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキル、フッ素およびヒドロキシルから選択され;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリールおよびヘテロアリールから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項10】
式(Ic)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化266】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択される]。
【請求項11】
式(Id)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化267】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化268】
の部分を形成し、
XおよびYは、それぞれメチルであり;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択される]。
【請求項12】
式(Ie)に示される一般構造を有する、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化269】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化270】
の部分を形成し、
Xは水素であり、Yは−CH2CH2CH3であり;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択される]。
【請求項13】
式2のC22の絶対立体配置がRである、請求項12に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項14】
一般構造:
【化271】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項1に定義されている通りである]。
【請求項15】
【化272】
【化273】
【化274】
【化275】
【化276】
【化277】
【化278】
【化279】
【化280】
【化281】
【化282】
【化283】
【化284】
【化285】
【化286】
【化287】
【化288】
【化289】
【化290】
【化291】
【化292】
【化293】
【化294】
【化295】
【化296】
【化297】
【化298】
【化299】
【化300】
【化301】
【化302】
【化303】
【化304】
【化305】
【化306】
【化307】
【化308】
【化309】
【化310】
【化311】
【化312】
【化313】
【化314】
【化315】
【化316】
【化317】
【化318】
【化319】
【化320】
【化321】
【化322】
【化323】
【化324】
【化325】
【化326】
【化327】
【化328】
【化329】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項16】
【化330】
【化331】
【化332】
【化333】
【化334】
【化335】
【化336】
【化337】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項17】
式(II):
【化338】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、R11、R12、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
R11およびR12は、それらが結合していることが示された窒素と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル環、3から7員のヘテロシクロアルケニル環、3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル環または3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル環を形成し、
各前記3から7員のヘテロシクロアルキル環、3から7員のヘテロシクロアルケニル環、3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル環および前記3から7員のベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル環は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、−アルキル−CN、アルコキシ、アリール、ハロ置換アリール、−O−アリール、−O−アルキル−アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル−、アリールアルコキシ、ハロアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2から独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から4個の置換基で置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化339】
の部分を形成し;
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化340】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択される]。
【請求項18】
一般構造:
【化341】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、R11、R12、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項17に定義されている通りである]。
【請求項19】
【化342】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項20】
式(III):
【化343】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
Lは−CH2O−N=であり;
R1は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、−アルキル−CN、アルコキシ、スピロシクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、−O−アリール、−O−アルキル−アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル−、アリールアルコキシ、ハロアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の基で場合により置換されたシクロアルキルであり;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化344】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化345】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択される]。
【請求項21】
一般構造:
【化346】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項20に定義されている通りである]。
【請求項22】
【化347】
【化348】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項23】
式(IV):
【化349】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、
Lは−CH2−S−であり;
R1は、アルキル、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、
R1の前記アリールアルキル−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−および前記ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化350】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されており、但し、XまたはYの少なくとも1つは、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびハロ置換アリールから選択されるか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化351】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)NHR9および−C(O)R11から選択され;
R9は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される]。
【請求項24】
式(IVa)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化352】
[式中、R1、R2、R3およびzは、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール縮合アリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2は−OC(O)R11であり、R11は、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択され、各前記アリール、前記ヘテロアリールおよび前記シクロアルキルは、非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群からそれぞれ独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択され;
zは、単結合または二重結合である]。
【請求項25】
R1がベンゾ縮合5員ヘテロアリール−であり;R2が−OC(O)−ヘテロアリールであり、R3が水素であり;zは単結合である、請求項24に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項26】
式(IVb)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化353】
[式中、R1、R2、R3およびzは、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール縮合アリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R2およびR3は、一緒になって、式2:
【化354】
の部分を形成し、
zは二重結合である]。
【請求項27】
Xが水素であり、Yがハロアルキルである、請求項26に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項28】
式2aのC22炭素の絶対立体配置がRである、請求項27に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項29】
Xが水素であり、Yが、
【化355】
のシクロヘキシル部分である、請求項26に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項30】
式2aのC22炭素の絶対立体配置がRである、請求項29に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項31】
式(IVc)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化356】
[式中、R1およびR3は、互いに独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール、ベンゾ縮合6員ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択される]。
【請求項32】
式(IVd)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化357】
[式中、R1およびR3は、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール縮合アリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはヒドロキシ、−CN、ハロアルキル、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択される]。
【請求項33】
式(IVe)に示される一般構造を有する、請求項23に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化358】
[式中、R1、R4、XおよびYは、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R4は、ハロゲンであり、
XおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、4から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されており、各R7は、独立に選択され、式(IV)に定義されている通りである]。
【請求項34】
【化359】
【化360】
【化361】
【化362】
【化363】
【化364】
【化365】
【化366】
【化367】
【化368】
【化369】
【化370】
【化371】
【化372】
【化373】
【化374】
【化375】
【化376】
【化377】
【化378】
【化379】
【化380】
【化381】
【化382】
【化383】
【化384】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項35】
【化385】
【化386】
【化387】
【化388】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項36】
一般式:
【化389】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、互変異性体もしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項23に定義されている通りである]。
【請求項37】
式(V):
【化390】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、
Lは−CH2−S−であり;
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ベンゾ縮合6員ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、5員ヘテロシクロアルキル、ベンゾ縮合5員ヘテロシクロアルキル−、6員ヘテロシクロアルキル、ベンゾ縮合6員ヘテロシクロアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合6員ヘテロシクロアルケニル−、ヘテロシクロアルキルアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、
R1の前記ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルキルアルケニル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化391】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキルおよびアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキルおよび前記アリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されており;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキルおよび−C(O)R9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたアルキルから選択され、
但し、R1は、
【化392】
でもない]。
【請求項38】
式(Va)に示される一般構造を有する、請求項37に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化393】
[式中、R1、R3およびR4は、互いに独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール、ベンゾ縮合6員ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素またはメチルから選択され;
R4は水素である]。
【請求項39】
【化394】
【化395】
【化396】
【化397】
【化398】
【化399】
【化400】
【化401】
【化402】
【化403】
【化404】
【化405】
【化406】
【化407】
【化408】
【化409】
【化410】
【化411】
【化412】
【化413】
【化414】
【化415】
【化416】
【化417】
【化418】
【化419】
【化420】
【化421】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項40】
【化422】
【化423】
【化424】
【化425】
【化426】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項41】
一般構造:
【化427】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項37に定義されている通りである]。
【請求項42】
式(VI):
【化428】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに独立に選択され、
Lは−CH2−S−であり;
R1は、アリール、アリールアルキル−、シクロアルキル、5員ヘテロシクロアルケニル、ベンゾ縮合5員ヘテロシクロアルケニル−、5員ヘテロアリール、ベンゾ縮合5員ヘテロアリール−、6員ヘテロシクロアルケニル−および6員ヘテロアリールから選択され、
各前記R1基は、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、場合によって置換されたアリール、場合によって置換された−O−アリール、場合によって置換された−O−アルキル−アリール、場合によって置換されたヘテロアリール、場合によって置換されたアリールアルキル−、場合によって置換されたアリールアルコキシ、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
R1の前記アリールアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化429】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキルおよびアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキルおよび前記アリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されており;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択されるか、あるいは
2つの基R7は、それらが結合した(存在する場合)窒素原子と一緒になって、3から7員ヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキルおよび−C(O)R9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されたアルキルから選択され、
但し、R1は、
【化430】
でもない]。
【請求項43】
式(VIa)に示される一般構造を有する、請求項42に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化431】
[式中、R1、R3およびR4は、互いに独立に選択され、
R1は、アリール、5員ヘテロアリールおよびベンゾ縮合5員ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R3は、水素およびメチルから選択され;
R4は水素である]。
【請求項44】
【化432】
【化433】
【化434】
【化435】
【化436】
【化437】
【化438】
【化439】
【化440】
【化441】
【化442】
【化443】
【化444】
【化445】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項45】
【化446】
【化447】
【化448】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項46】
一般構造:
【化449】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、L、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項42に定義されている通りである]。
【請求項47】
式(VIII):
【化450】
の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、n、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、
nは、0または1であり;
R1は、フェニル、ナフチル、ベンジル、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリール−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリール−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリール−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、オキソ、オキシド、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ−、ヒドロキシアルキル−、ヘテロアルキル、シアノアルキル−、アルコキシ、場合により置換されたアリール、場合により置換された−O−アリール、場合により置換された−O−アルキル−アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアリールアルキル−、場合により置換されたアリールアルコキシ、場合により置換されたヘテロシクロアルキル、場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキル−、場合により置換された−O−ヘテロシクロアルキル、−N(R7)2、−アルキルN(R7)2、−NC(O)R7、−C(O)R7、−CO2R7、−SO2R7および−SO2N(R7)2からそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から5個の置換基で場合により置換されており、前記場合による置換基は、1から4回存在し、同一であっても異なっていてもよく、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシル、−CNおよび−N(R11)2からそれぞれ独立に選択され;
各前記ベンゾ縮合R1基のベンゾ部は、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルから選択される別の環に場合によりさらに縮合しており、
R1の前記ベンジル−、ヘテロアリール縮合アリールアルキル−、シクロアルキル縮合アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール縮合ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニルアルキル−、ヘテロシクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルケニルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−およびヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルケニルアルキル−のアルキル−部は、アルキル、ハロアルキルおよびスピロシクロアルキルから独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R2は−OR8であり;
R3は、水素、ヒドロキシおよび直鎖状または分枝状のアルキルから選択されるか、あるいはR2およびR3は、一緒になって、式2:
【化451】
の部分を形成し、
XおよびYは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択され、
XおよびYの前記アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールの各々は、場合により独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で置換されているか、あるいは
式2のXおよびYは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、3から7員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成し、その環は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)2および−CNから独立に選択される1から4個の置換基で場合により置換されているか、あるいは
R2およびR3は、一緒になって、式3:
【化452】
の部分を形成し;
R4は、Hおよびハロゲンから選択され;
R5は、H、ハロゲンおよびアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表し、但し、zが単結合であるときは、R6はHであり;
R6は、Hおよびハロゲンから選択され;
各R7は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから独立に選択され、あるいは
2つのR7基が同一の窒素原子に結合しているときは、2つのR7基は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3から7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R8は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R9および−C(O)NHR9から選択され;
R9は、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択され;
R10は、水素およびアルキルから選択され;
R11は、水素およびアルキルから選択され、
但し、R2が−OR8であり、R8が−C(O)R9であり、R9が、アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、−N(R7)および−CNからなる群から独立に選択される1から4個の置換基でそれぞれ場合により置換されたアルキル、ハロアルキル、アリールおよびシクロアルキルから選択されるときは、R1は、場合により置換されたフェニルでも場合により置換されたベンジルでもない]。
【請求項48】
式(VIIIa)に示される一般構造を有する、請求項47に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化453】
[式中、R1、R2、R3およびzは、互いに独立に選択され、
R1は、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から3個の置換基で場合により置換されており;
R2は、−OC(O)R11であり;
R3は、水素またはメチルから選択され;
R11は、それぞれ非置換であるか、またはアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシおよび−CNからなる群から独立に選択される1から2個の置換基で場合により置換されたアリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルから選択され;
z(点線)は、単結合または二重結合を表す]。
【請求項49】
式(VIIIa.1)に示される一般構造を有する、請求項48に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
【化454】
[式中、R1、R2およびR3の各々は、独立に選択され、
R1は、ヘテロアリール縮合アリール−、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール−およびヘテロアリール縮合ヘテロアリール−から選択され、
各前記R1基は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、−O−アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される、同一であっても異なっていてもよい、1から2個の置換基で場合により置換されており;
R11はヘテロアリールである]。
【請求項50】
一般構造:
【化455】
を有する化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体
[式中、n、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびzは、互いに独立に選択され、請求項47に定義されている通りである]。
【請求項51】
【化456】
【化457】
【化458】
【化459】
【化460】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項52】
【化461】
【化462】
【化463】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項53】
【化464】
【化465】
【化466】
【化467】
【化468】
【化469】
【化470】
【化471】
から選択される化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは異性体。
【請求項54】
請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体を、場合により1つまたは複数の医薬として許容し得る希釈剤または担体と混合して含む医薬組成物。
【請求項55】
請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を、場合により界面活性剤または共溶媒と組み合せて含む医薬組成物。
【請求項56】
局所使用のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項57】
皮膚用に使用するために調合された、請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項58】
吸入のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項59】
注射のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項60】
経口使用のために調合された、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ、互変異性体もしくは異性体および噴霧剤を含む医薬組成物。
【請求項61】
少なくとも1つのさらなる治療活性薬をさらに含む、請求項54に記載の医薬組成物。
【請求項62】
前記少なくとも1つのさらなる治療活性薬は、ベータ2アドレナリン作用性受容体アゴニスト、抗ヒスタミンH1受容体アンタゴニスト、抗ヒスタミンH2受容体アンタゴニスト、抗ヒスタミンH3受容体アンタゴニスト、抗アレルギー薬、抗コリン作用薬、去痰薬、鬱血除去薬、抗生物質、P2Y2受容体アゴニスト、ロイコトリエン4アンタゴニスト、ロイコトリエンD4アンタゴニスト、医薬として許容し得る亜鉛塩、SYKキナーゼ類似体、5−リポキシゲナーゼ阻害薬、口咽頭不快緩和薬、非ステロイド性抗炎症薬、TNF阻害薬、IL−1受容体アンタゴニスト、細胞傷害性薬もしくは免疫抑制薬、p38キナーゼ阻害薬、PDE4阻害薬、iNOS阻害薬、ベータ−2−インテグリンアンタゴニスト、アデノシン2aアゴニスト、抗感染症薬(antiinfactive agent)、抗ウイルス薬および破骨細胞媒介骨吸収阻害薬から選択される、請求項61に記載の医薬組成物。
【請求項63】
免疫疾患または状態、自己免疫疾患または状態または炎症疾患または状態の治療または予防を必要とする患者における前記免疫疾患または状態、自己免疫疾患または状態または炎症疾患または状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項64】
皮膚の疾患または状態の治療または予防を必要とする患者における前記皮膚の疾患または状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項65】
前記皮膚の疾患または状態が、湿疹、乾癬、アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、神経皮膚炎、そう痒および過敏反応から選択される、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
鼻、喉または肺の炎症状態の治療または予防を必要とする患者における前記鼻、喉または肺の炎症状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項67】
前記状態が、喘息、アレルゲン誘発喘息反応、鼻炎、枯草熱、アレルギー性鼻炎、鼻副鼻腔炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺疾患および線維症から選択される、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
炎症性腸状態の治療または予防を必要とする患者における前記炎症性腸状態を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項69】
前記状態が、潰瘍性大腸炎およびクローン病から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
自己免疫疾患の治療または予防を必要とする患者における前記自己免疫疾患を治療または予防するための方法であって、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項71】
前記状態が関節リウマチである、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
多発性硬化症の治療または予防のための方法であって、前記多発性硬化症の治療または予防を必要とする患者に対して、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項73】
眼の疾患および状態の治療または予防のための方法であって、眼の疾患および状態の治療または予防を必要とする患者に対して、請求項1から53のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項74】
前記疾患または状態が、選択されたアレルギー性結膜炎および非アレルギー性結膜炎である、請求項72に記載の方法。
【公表番号】特表2011−507878(P2011−507878A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539762(P2010−539762)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/087300
【国際公開番号】WO2009/085879
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/087300
【国際公開番号】WO2009/085879
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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