説明

CETP阻害剤として有用な1,3−オキサゾリジン−2−オン誘導体

式Iの構造を有する化合物(該化合物の医薬として許容される塩を含む。)は、CETP阻害剤であり、HDLコレステロールを上昇させ、LDLコレステロールを低下させ、及びアテローム性動脈硬化症を治療又は予防するのに有用である。本化合物は、例えば、トリフェニルのように、単結合によって接続された3つの環状基を有し、環状基は、式Iの環へ直接結合され、又は位置Bに結合される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物又は医薬として許容されるその塩
【化1】

(式中、Yは、−C(=O)−及び−(CRR)−からなる群から選択され;
Xは、−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−及び−(CRR)−からなる群から選択され;
Zは、−C(=O)−、−S(O)−及び−C(=N−R)−(Rは、H、−CN及び1から11個のハロゲンで場合によって置換されているC−Cアルキルからなる群から選択される。)からなる群から選択され;
各Rは、H、−C−C−アルキル及びハロゲンからなる群から独立に選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
Bは、A及びAからなる群から選択され、Aは、構造:
【化2】

を有し;
及びRは、各々、H、−C−C−アルキル、ハロゲン及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
は、H、−C−C−アルキル、ハロゲン、A及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
式Iの化合物が1つの基A及び1つの基Aを含むように、B及びRの1つはAであり;並びにB、R、R及びRの1つは、A又は−(C(R)であり;
は、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環(Aが結合しているフェニル環へのAの結合点は、炭素原子である。);並びに
(d)O、N及び−S(O)−から独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されたフェニル環を含むベンゾ複素環(Aが結合しているフェニル環へのAの結合点は、炭素原子である。)
からなる群から選択され;
は、1つの基Aで置換されており、及び1から4個の基Rで場合によって置換されており;
は、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;
(d)O、N及びSから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;並びに
(e)1から3個の二重結合を場合によって有するC−Cシクロアルキル環;
からなる群から選択され;
は、Rから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
は、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;並びに
(d)O、N及び−S(O)−から独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;
からなる群から選択され;
が、(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環、(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環、(Aへの複素環の結合点は、AのN原子である。);又は(d)O、N及び−S(O)−から独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環である場合には、Aは、1から5個の基Rで場合によって置換されており;
並びに、Aが、N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環(Aへの複素環の結合点は、Aの炭素原子である。)である場合には、Aは、1つの基Rで置換されており、及びRから独立に選択される1から4個の基でも場合によって置換されており;
各Rは、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−OH、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NRハロゲン、−CN、−NO並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり;前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物については、Rは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−CN、(c)−NR、(d)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cシクロアルキル、(e)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換されたOC−Cアルキル、(f)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cシクロアルキル、(g)−COH、(h)−C(=O)CH、(i)1から9個のハロゲンで場合によって置換されている−CO−Cアルキル及び(j)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており;
各Rは、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−OH、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NR−CN、−NO並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり;前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
が、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物については、Rは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−CN、(c)−NR、(d)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cシクロアルキル、(e)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基でも場合によって置換されたOC−Cアルキル、(f)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cシクロアルキル、(g)−COH、(h)−C(=O)CH、(i)1から9個のハロゲンで場合によって置換されている−CO−Cアルキル及び(j)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており;
nは、0又は1であり;
pは、0から4の整数であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、1又は2であり;
及びRは、各々独立に、H、−C−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルから選択され、全ての事例における−C−Cアルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されており;並びに
は、H、−OH、−C−C−アルキル及びハロゲンからなる群から選択される(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。)。)。
【請求項2】
式Ia、Ib及びIdを有する化合物の群から選択される請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【化3】

【請求項3】
Yが、−(CRR)−であり;
R及びRが、H、−C−C−アルキルからなる群から各々独立に選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
が、H、−C−C−アルキル及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
式Iの化合物が1つのA及び1つの基Aを含むように、B及びRの1つがAであり;並びにB、R及びRの1つが、A又は−(C(R)であり;
が、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環(Aが結合しているフェニル環へのAの結合点は、炭素原子である。);並びに
(c)O、N及び−S(O)−から独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されたフェニル環を含むベンゾ複素環(Aが結合しているフェニル環へのAの結合点は、炭素原子である。);
からなる群から選択され;
が、1つの基Aで置換されており、並びに1から4個の基Rで場合によって置換されており;
が、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;
(c)O、N及びSから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;並びに
(d)1から3個の二重結合を場合によって有するC−Cシクロアルキル環;
からなる群から選択され;
が、Rから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
各Rが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり;前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物については、Rは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換されたOC−Cアルキル、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の置換基で場合によって置換されており;
各Rが、−C−Cアルケニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり、前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
が、−C−Cアルケニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物については、Rは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基でも場合によって置換されたOC−Cアルキル、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の置換基で場合によって置換されており;
pが、0から2の整数であり;
及びRが、H及び−C−C−アルキルから各々独立に選択され(−C−C−アルキルは、全ての事例において、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);並びに
が、H、−OH及び−C−C−アルキルからなる群から選択される(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。)、
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項4】
Yが、−(CRR)−であり;
Zが、−C(=O)−、−S(O)−及び−C(=N−R)−(Rは、H、−CN及びCHからなる群から選択される。)からなる群から選択され;
各Rが、H及び−C−Cアルキルからなる群から各々独立に選択され;
が、H及び−C−C−アルキルからなる群から選択され(C−Cアルキルは、1から5個のハロゲンで場合によって置換されている。);
が、H、−C−C−アルキル及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−Cアルキルは、1から5個のハロゲンで場合によって置換されている。);
が、H、−C−C−アルキル、A及び−(C(R)からなる群から選択され(−C−Cアルキルは、1から5個のハロゲンで場合によって置換されている。);
式Iの化合物が1つの基A及び1つの基Aを含むように、B及びRの1つがAであり;並びにB、R及びRの1つが、A又は−(C(R)であり;
が、
(a)フェニル;
(b)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5から6員の芳香族複素環(Aが結合しているフェニル環へのAの結合点は、炭素原子である。);並びに
(c)O、N及び−S(O)−から独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5員の芳香族複素環に縮合されたフェニル環を含むベンゾ複素環(Aが結合しているフェニル環へのAの結合点は、炭素原子である。);
からなる群から選択され;
が、1つの基Aで置換されており、及び1から4個の基Rで場合によって置換されており;
が、
(a)フェニル;
(b)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合も場合によって含む5から6員の複素環;
(c)O、N及びSから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;並びに
(d)−C−Cシクロアルキル環;
からなる群から選択され;
が、Rから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
各Rが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、シクロプロピル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり、前記複素環は、ハロゲンから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物について、Rのアルキル基は、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から3個のフッ素原子で場合によって置換され、及び1個のフェニル基でも場合によって置換されたOCH、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の置換基で場合によって置換されており;
各Rが、−C−Cアルケニル、シクロプロピル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり、前記複素環は、ハロゲンから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
が、−C−Cアルケニル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される化合物について、Rのアルキル基は、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から3個のフッ素原子で場合によって置換され、及び1個のフェニル基で場合によって置換されたOCH、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の置換基でも場合によって置換されており;
pが、0から2の整数であり;並びに
、R及びRが、H及び−C−Cアルキルから各々独立に選択される、
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項5】
Xが、−O−であり;
Zが、−C(=O)−であり;
Yが、−(CHR)−(Rは、H及びC−Cアルキルから選択される。)であり;
R及びRがHであり;
及びBが、各々、A及びAから選択され、R及びBの一方がAであり、並びにR及びBの他方がAであり;
が、フェニル、ピリジル、ピラゾリル、チエニル、1,2,4−トリアゾリル及びイミダゾリルからなる群から選択され;
が、フェニル、チアゾリル及びピラゾリルからなる群から選択され;
が、フェニル、ピリジル、チアゾリル、ピラゾリル、1,2,4−トリアゾリル、ピリミジニル、ピペリジニル、ピロリジニル及びアゼチジニルからなる群から選択され;
が、ハロゲン、−OCH、−OCF及び1から3個のハロゲンで場合によって置換されたC−Cアルキルから独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換され;
が、1つの基Aで置換されており、並びにハロゲン、−OH、−OCH、−OCF及び1から3個のハロゲンで場合によって置換されたC−Cアルキルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換されており;
が、(a)1から3個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OHで場合によって置換された−C−Cアルキル、(b)1から3個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cアルケニル、(c)1から3個のハロゲンで場合によって置換され、並びに、−OH、−COCH、−C(=O)CH、−NR及び−OC−CアルキレンOC−Cアルキルから選択される1つの基で場合によって置換された−C(=O)C−Cアルキル、(d)−C(=O)H、(e)−COH、(f)−C(=O)C−Cアルキル、−OH、−COCH、−COH、−NR及び−OC−CアルキレンOC−Cアルキルから選択される1個の基で場合によって置換された−CO−Cアルキル、(g)−OH、(h)−S(O)−Cアルキル、(i)ハロゲン、(j)−CN、(k)−NO、(l)−C(=O)NR;(m)−OC−CアルキレンOC−Cアルキル、(n)1から3個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cアルキル、(o)1から3個のハロゲンで場合によって置換され、並びに−OH、−COCH、−NR及び−OC−CアルキレンOC−Cアルキルから選択される1個の基で場合によって置換された−C(=O)OC−Cアルキル、(p)−NRC(=O)C−Cアルキル、(q)−NR並びに(r)−S(O)NR、からなる群から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており;
但し、Aが、Aの環炭素原子を通じてAに接続された複素環基である場合には、A上の少なくとも1つの置換基は、Rから選択されなければならず、Rは、(a)−OHで置換され、及び1から3個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cアルキル、(b)1から3個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cアルケニル、(c)1から3個のハロゲンで場合によって置換され、並びに、−OH、−COCH、−C(=O)CH、−NR及び−OC−CアルキレンOC−Cアルキルから選択される1つの基で場合によって置換された−C(=O)C−Cアルキル、(d)−C(=O)H、(e)−COH、(f)−C(=O)C−Cアルキル、−OH、−COCH、−COH、−NR及び−OC−CアルキレンOC−Cアルキルから選択される1個の基で場合によって置換された−CO−Cアルキル、(g)−OH、(h)−S(O)−Cアルキル、(i)−CN、(j)−NO、(k)−C(=O)NR;(l)−OC−CアルキレンOC−Cアルキル、(m)1から3個のハロゲンで場合によって置換され、並びに−OH、−COCH、−NR及び−OC−CアルキレンOC−Cアルキルから選択される1個の基で場合によって置換された−C(=O)OC−Cアルキル、(n)−NRC(=O)C−Cアルキル、(o)−NR並びに(p)−S(O)NR、からなる群から選択され;
pが、0、1又は2であり;並びに
が、ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから選択され;
及びRが、H及びCHから各々独立に選択され;並びに
xが、0、1又は2である、
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項6】
BがAであり、及びRがAである、請求項5に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項7】
BがAであり、及びRがAである、請求項5に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項8】
、A及びAがフェニルであり;並びに
各Rは、(a)1から5個のフッ素原子で場合によって置換され、並びに−OH、−OCH及び−NRから選択される1つの基で場合によって置換された−C−Cアルキル;(b)1から3個のフッ素原子で場合によって置換された−OC−Cアルキル;(c)−C−C−アルケニル;(d)−C−Cアルキル−O−C−Cアルキル−フェニル;(e)シクロプロピル;(f)−C(=O)H;(g)−COH;(h)−CO−Cアルキル;(i)−OH;(j)−NR;(k)−S(O)−Cアルキル;(l)ハロゲン;(m)−CN;(n)−NO2;並びに(o)C−Cアルキルで場合によって置換された、1から2個の酸素原子を含む5員から6員の複素環、からなる群から選択される、
請求項4に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項9】
式Icを有する請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩
【化4】

(式中、B及びBの一方は、
【化5】

であり;
並びにB及びBの他方は、Ar(Rであり;
Arは、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;
(d)O、N及びSから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;並びに
(e)1から3個の二重結合を場合によって有するC−Cシクロアルキル環;
からなる群から選択され;
Arは、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)O、N及びSから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;並びに
(d)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環;
からなる群から選択され;
は、H、−C−C−アルキル及びハロゲンからなる群から選択され、−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されており;
及びRは、各々独立に、H、−C−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルから選択され、全ての事例における−C−Cアルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されており;
各R、R、R及びRは、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−C(=O)SCC−Cアルキル、−OH、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NRハロゲン、−CN、−NO並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、R、R、R又はRが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり;前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
、R、R及びRは、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される場合には、R、R、R及びRは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−CN、(c)−NR、(d)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cシクロアルキル、(e)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換されたOC−Cアルキル、(f)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cシクロアルキル、(g)−COH、(h)−C(=O)CH、(i)1から9個のハロゲンで場合によって置換されている−CO−Cアルキル並びに(j)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており;
は、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−C(=O)SCC−Cアルキル、−OH、−NR、−C(=O)NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−NRC(=O)NR、−S(O)−Cアルキル、−S(O)NR、−NRS(O)NR−CN、−NO並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり;前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
が、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルケニル、−OC−Cアルキニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−OC−Cシクロアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)C−Cシクロアルキル、−CO−Cアルキル、−C(=O)SC−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される場合には、Rは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−CN、(c)−NR、(d)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−C−Cシクロアルキル、(e)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基でも場合によって置換された−OC−Cアルキル、(f)1から3個の二重結合を場合によって有し、及び1から15個のハロゲンで場合によって置換された−OC−Cシクロアルキル、(g)−COH、(h)−C(=O)CH、(i)1から9個のハロゲンで場合によって置換されている−CO−Cアルキル及び(j)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されており;
pは、0から4の整数であり;
qは、0から4の整数であり;
uは、0から5の整数であり;
xは、0、1又は2であり;及び
yは、1又は2であり;
Arが、
(a)フェニル及びナフチルから選択される芳香環;
(b)1から2個の二重結合を場合によって含む5から7員の非芳香族シクロアルキル環に縮合されたフェニル環;
(c)O、N及びSから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有し、並びに1から2個の二重結合を場合によって有する5から6員の複素環に縮合されているフェニル環を含むベンゾ複素環;並びに
(d)N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環(複素環が結合しているフェニル環への複素環の結合点は、複素環のヘテロ原子である。);
からなる群から選択される場合;
tは、0から5から選択される整数であり;及びwが0であり;
並びにArが、N、S、O及び−N(O)−から独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有し、並びに1から3個の二重結合及びカルボニル基も場合によって含む5から6員の複素環であり、複素環が結合しているフェニル環への複素環の結合点が、複素環の炭素原子である場合には、tが、0から4の整数であり、及びwは、1である。)。
【請求項10】
式Ie
【化6】

を有する請求項9に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項11】
式If
【化7】

を有する請求項9に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項12】
式Igを有する請求項10に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩
【化8】

(式中、各Rは、−C−C−アルキル、−C−Cアルケニル、シクロプロピル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり、前記複素環は、ハロゲンから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、シクロプロピル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される場合には、Rのアルキル、アルケニル及びシクロプロピル基は、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から3個のフッ素原子で場合によって置換され、及び1個のフェニル基で場合によって置換されたOCH、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の置換基で場合によって置換されており;並びに
tは、0から5の整数である。)。
【請求項13】
式Ih
【化9】

を有する請求項12に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項14】
が、H及び−C−C−アルキルからなる群から選択され(−C−C−アルキルは、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
及びRが、H及び−C−C−アルキルから各々独立に選択され(−C−C−アルキルは、全ての事例において、1から11個のハロゲンで場合によって置換されている。);
各R、R及びRが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から4個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、前記複素環は、カルボニル基も場合によって含み、及び1から3個の二重結合も場合によって含み、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり;前記複素環は、ハロゲン、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており、−C−Cアルキル及び−OC−Cアルキルは、1から7個のハロゲンで場合によって置換されており;
、R及びRが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、1から3個の二重結合を場合によって有する−C−Cシクロアルキル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される場合には、R、R及びRは、1から15個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から9個のハロゲンで場合によって置換され、及び−OC−Cアルキル及びフェニルから独立に選択される1から2個の置換基で場合によって置換されたOC−Cアルキル、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の置換基で場合によって置換されており;
各Rが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、並びにN、S及びOから独立に選択される1から2個のヘテロ原子を有する5から6員の複素環からなる群から独立に選択され、Rが結合されている環への前記複素環の結合点は炭素原子であり、前記複素環は、ハロゲンから独立に選択される1から5個の置換基で場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルからなる群から選択される場合には、Rのアルキル又はアルケニル基は、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から3個のフッ素原子で場合によって置換され、及び1個のフェニル基で場合によって置換された−OCH、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の基で場合によって置換されており;
pが、0から2の整数であり;
qが、0から2の整数であり;
tが、0から3の整数であり;
uが、0から2の整数であり;
xが、0、1又は2であり;及び
yは、1又は2である、
請求項9から13の何れかに記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項15】
が、H及び−C−Cアルキルから選択され;
及びRが、H及び−C−Cアルキルから各々独立に選択され;
各R、R及びRが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、−NR、−NRC(=O)OC−Cアルキル、−S(O)−Cアルキル、ハロゲン、−CN及び−NOからなる群から独立に選択され;
、R及びRが、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−CO−Cアルキル、−NRC(=O)OC−Cアルキル及び−S(O)−Cアルキルから選択される場合には、R、R及びRのアルキル及びアルケニル基は、1から5個のハロゲンで場合によって置換されており、並びに(a)−OH、(b)−NR、(c)1から3個のフッ素原子で場合によって置換され、及び1個のフェニル基で場合によって置換された−OCH、並びに(d)ハロゲン、−CH、−CF、−OCH及び−OCFから独立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニル、から選択される1個の基で場合によって置換されており;
が、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−NR、−C(=O)H、−COH、−CO−Cアルキル、−OH、ハロゲン、−CN及び−NOからなる群から選択され、−C−Cアルキル及び−C−Cアルケニルは、全ての使用において、1から5個のフッ素原子で場合によって置換され;
pが、1から2の整数であり;
qが、1から2の整数であり;
tが、0から3の整数であり;
uが、1から2の整数であり;並びに
xが、0、1又は2である、
請求項9から13の何れかに記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項16】
、R及びRが、H及びCHから各々独立に選択され;
、R及びRが、−C−C−アルキル、−OC−C−アルキル、ハロゲン及び−OHからなる群から各々独立に選択され(−C−C−アルキル及び−OC−C−アルキルは、1から3個のFで場合によって置換されている。);
が、−C−C−アルキル、−NR、−COH、−CO−Cアルキル、ハロゲン及び−CNからなる群から選択され(−C−C−アルキル及び−CO−C−アルキルは、1から3個のFで場合によって置換されている。);
pが、1から2の整数であり;
qが、1から2の整数であり;
tが、0から3の整数であり;及び
uが、1から2の整数である、
請求項9から13の何れかに記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項17】
Arが、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チエニル、フリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル及びベンゾフリルからなる群から選択される、請求項9から11の何れかに記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩及び医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項19】
以下の化合物
【化10】










からなる群から選択される請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項20】
以下の化合物
【化11】

(Rは、
【化12】



からなる群から選択される。)
【化13】

(Rは、
【化14】

からなる群から選択される。)
【化15】

(Rは、
【化16】

からなる群から選択される。)
【化17】

(Rは、
【化18】

からなる群から選択される。)
【化19】

(Rは、
【化20】


からなる群から選択される。)
【化21】

(Rは、
【化22】


からなる群から選択される。)
【化23】

(R及びR’は、以下のように定義される。
【化24】


【化25】

(Rは、
【化26】


からなる群から選択される。)
【化27】

(Rは、
【化28】

からなる群から選択される。)
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩。
【請求項21】
治療を必要としている患者においてアテローム性動脈硬化症を治療する方法であり、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の治療的有効量を前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項22】
治療を必要としている患者においてHDL−Cを上昇させる方法であり、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の治療的有効量を前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項23】
治療を必要としている患者においてLDL−Cを低下させる方法であり、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の治療的有効量を前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項24】
アテローム性動脈硬化症の治療用医薬の製造のための、請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩の使用。
【請求項25】
請求項1に記載の化合物又は医薬として許容されるその塩、医薬として許容される担体並びに
(1)HMG−CoA還元酵素阻害剤;
(2)胆汁酸捕捉剤;
(3)ナイアシン及び関連化合物;
(4)PPARαアゴニスト;
(5)コレステロール吸収阻害剤;
(6)アシルCoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤;
(7)フェノール類抗酸化剤;
(8)ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)/ApoB分泌阻害剤;
(9)抗酸化ビタミン;
(10)甲状腺ホルモン様物;
(11)LDL(低密度リポタンパク質)受容体誘導物質;
(12)血小板凝集阻害剤;
(13)ビタミンB12(シアノコバラミンとしても知られる。);
(14)葉酸又は医薬として許容されるその塩若しくはエステル、
(15)FXR及びLXRリガンド;
(16)ABCA1遺伝子発現を増加させる因子;及び
(17)回腸胆汁酸輸送体;
からなる群から選択される1つ又はそれ以上の活性成分を含む、医薬組成物。

【公表番号】特表2009−522290(P2009−522290A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−548748(P2008−548748)
【出願日】平成18年12月29日(2006.12.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/049494
【国際公開番号】WO2007/079186
【国際公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】