説明

CGRP受容体拮抗薬

本発明は、CGRP受容体の拮抗薬として有用な、ならびにCGRPが関与する疾病、例えば頭痛、偏頭痛および群発性頭痛の治療または予防に有用な、式(I)および(II)


(式中の可変項R1、R2、R3、R4、A、B、G、J、Q、T、U、V、W、XおよびYは、本明細書で定義するとおりである)の化合物に関する。本発明は、これらの化合物を含む医薬組成物、ならびにCGRPが関与するこうした疾病の予防および治療におけるこれらの化合物および組成物の使用にも関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、
Aは、結合、C(R、O、S(O)またはNRであり、
Bは、(C(Rであり、
は、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011
u)N(R10)(CO)NR11および、
v)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよび複素環、
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011
u)N(R10)(CO)NR11および、
v)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、アリールまたはヘテロアリール
から選択され、
は、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011
u)N(R10)(CO)NR11および、
v)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよび複素環、
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011
u)N(R10)(CO)NR11および、
v)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、アリールまたはヘテロアリール
から独立して選択され、または
同じ原子もしくは隣接原子上のいずれか2個の独立したRが一緒になって、シクロブチル、シクロペンテニル、シクロペンチル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、フェニル、ナフチル、チエニル、チアゾリル、チアゾリニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピロリル、ピロリニル、モルホリニル、チオモルホリン、チオモルホリンS−オキシド、チオモルホリンS−ジオキシド、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニルおよびピペラジニルから選択される環を形成していることがあり、
10およびR11は、非置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシまたはC−Cアルコキシで置換されている、H、C−Cアルキル、(F)−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびベンジルから独立して選択され、この場合、R10およびR11は一緒になって、非置換であるか、1から5個の置換基(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)で置換されている、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルから選択される環を形成していることがあり、
は、非置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシまたはC−Cアルコキシで置換されている、H、C−Cアルキル、(F)−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびベンジルから独立して選択され、
Wは、O、NRまたはC(Rであり、
Xは、CまたはSであり、
Yは、O、(R、NCN、NSOCH、NCONHであり、またはYは、XがSであるときには、Oであり、
は、Hおよび
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011
u)N(R10)(CO)NR11および、
v)O(CO)R
から独立して選択され、
G−Jは、N、N−C(R、C=C(R)、C=N;C(R)、C(R)−C(R、C(R)−C(R−C(R、C=C(R)−C(R、C(R)−C(R)=C(R)、C(R)−C(R−N(R)、C=C(R)−N(R)、C(R)−C(R)=N、C(R)−N(R)−C(R、C=N−C(R、C(R)−N=C(R)、C(R)−N(R)−N(R)、C=N−N(R)、N−C(R−C(R、N−C(R)=C(R)、N−C(R−N(R)、N−C(R)=N、N−N(R)−C(RおよびN−N=C(R)から選択され、
Q、T、UおよびVは、各々独立して、炭素または窒素であり、この場合、Q、T、UおよびVのうちの少なくとも1つ、しかし3つ以下は窒素であり、これらのうちの1つは、場合によりN−オキシドであることがあり、ならびにQ、T、UまたはVのうちのいずれかが炭素であるとき、これは非置換であるか、置換されており(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
は、H、置換または非置換C−Cアルキル、CN、OR、N(RおよびCOから独立して選択され、
は、H、置換または非置換C−Cアルキル、F、CNおよびCOから独立して選択され、
pは、0から(q個の炭素を有する置換基については)2q+1であり、
mは、0、1または2であり、
nは、0または1であり、
sは、1、2または3である)
の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々のジアステレオマー。
【請求項2】
式Ia:
【化2】

(式中、
Aは、結合、C(R、O、S(O)またはNRであり、
Bは、(C(Rであり、
Yは、OまたはNCNであり;および
nは、0または1である)
の請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項3】
式Ib:
【化3】

(式中、
Aは、結合、C(R、O、S(O)またはNRであり、
Bは、(C(Rであり;および
nは、0または1である)
の請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項4】
式Ic:
【化4】

の請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項5】
式Id:
【化5】

(式中、
Aは、C(R、O、S(O)またはNR
である)
の請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項6】
式Ie:
【化6】

(式中、
Aは、C(R、O、S(O)またはNRである)
の請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項7】
が、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CH)SOR
j)CO
k)CN、
l)NR1010、および
m)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキルおよび複素環;ならびに
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)(F)pC1−3アルキル、
d)ハロゲン、
e)OR
f)CO
g)(CO)NR1011
h)SONR1011
i)N(R10)SO11
j)S(O)
k)CNおよび
l)NR1011、および
m)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、アリールまたはヘテロアリール
から選択され;ならびに
が、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CH)SOR
j)CO
k)S(O)
l)CN
m)NR1011、および
n)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよび複素環;ならびに
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)(F)pC1−3アルキル、
d)ハロゲン、
e)OR
f)CO
g)(CO)NR1011
h)SONR1011
i)N(R10)SO11
j)S(O)
k)CN
l)NR1011
m)O(CO)R
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、アリールまたはヘテロアリール
から選択され、または
同じ原子もしくは隣接原子上のいずれか2個の独立したRが一緒になって、シクロブチル、シクロペンテニル、シクロペンチル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、フェニル、ナフチル、チエニル、チアゾリル、チアゾリニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピロリル、ピロリニル、モルホリニル、チオモルホリン、チオモルホリンS−オキシド、チオモルホリンS−ジオキシド、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニルおよびピペラジニルから選択される環を形成していることがあり、
G−Jが、N、N−C(R、C=C(R)、C=N、C=C(R)−C(R)、C(R)−C(R)=C(R)、N−C(R−C(RおよびN−C(R)=C(R)から選択され、
が、Hおよび
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)(F)pC1−3アルキル、
d)ハロゲン、
e)OR
f)CO
g)(CO)NR1011
h)SONR1011
i)N(R10)SO11
j)S(O)
k)CN
l)NR1011、および
m)O(CO)R
から独立して選択される、
請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項8】
式Ia:
【化7】

(式中、
Aは、結合、C(R、O、S(O)またはNRであり、
Bは、(C(Rであり、
Yは、OまたはNCNであり;および
nは、0または1である)
の請求項7に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項9】
式Ib:
【化8】

(式中、
Aは、結合、C(R、O、S(O)またはNRであり、
Bは、(C(Rであり、
nは、0または1である)
の請求項7に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項10】
式Ic:
【化9】

の請求項7に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項11】
式Id:
【化10】

(式中、
Aは、C(R、O、S(O)またはNRである)
の請求項7に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項12】
式Ie:
【化11】

(式中、
Aは、C(R、O、S(O)またはNRである)
の請求項7に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項13】
が、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているフェニル(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択され、ならびにこの場合のヘテロアリールは、イミダゾール、イソオキサゾール、オキサゾール、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジンおよびチアゾールから選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択され、ならびにこの場合の複素環は、アゼチジン、ジオキサン、ジオキソラン、モルホリン、オキセタン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、テトラヒドロフランおよびテトラヒドロピランから選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)CN、および
l)NR1011
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキルおよび複素環;ならびに
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)(F)pC1−3アルキル、
d)ハロゲン、
e)OR
f)CO
g)(CO)NR1011
h)SONR1011
i)N(R10)SO11
j)S(O)
k)CNおよび
l)NR1011
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、フェニル、イミダゾール、イソオキサゾール、オキサゾール、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジンおよびチアゾールから選択される、アリールまたはヘテロアリール
から選択され、
が、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているフェニル(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択され、ならびにこの場合のヘテロアリールは、ベンズイミダゾール、ベンゾチオフェン、フラン、イミダゾール、インドール、イソオキサゾール、オキサゾール、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、チオフェンおよびトリゾールから選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択され、ならびにこの場合の複素環は、アゼチジン、イミダゾリジン、イミダゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、モルホリン、オキサゾリン、オキサゾリジン、オキセタン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピロリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、チアゾリンおよびチアゾリジンから選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)CN、および
l)NR1011
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキルおよび複素環;ならびに
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)(F)pC1−3アルキル、
d)ハロゲン、
e)OR
f)CO
g)(CO)NR1011
h)SONR1011
i)N(R10)SO11
j)S(O)
k)CNおよび
l)NR1011
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、フェニル、ベンズイミダゾール、ベンゾチオフェン、フラン、イミダゾール、インドール、イソオキサゾール、オキサゾール、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、チアゾール、チオフェンおよびトリアゾールから選択される、アリールまたはヘテロアリール
から選択され、または
同じ原子もしくは隣接原子上のいずれか2個の独立したRが一緒になって、シクロブチル、シクロペンテニル、シクロペンチル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、フェニル、ナフチル、チエニル、チアゾリル、チアゾリニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピロリル、ピロリニル、モルホリニル、チオモルホリン、チオモルホリンS−オキシド、チオモルホリンS−ジオキシド、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニルおよびピペラジニルから選択される環を形成していることがあり、
10およびR11が、非置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシまたはC−Cアルコキシで置換されている、H、C−Cアルキル、(F)−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびベンジルから独立して選択され、この場合、R10およびR11は一緒になって、非置換であるか、1から5個の置換基(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)で置換されている、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルから選択される環を形成していることがあり、
が、非置換であるか、ヒドロキシまたはC−Cアルコキシで置換されている、H、C−Cアルキル、(F)−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびフェニルから独立して選択され、
Wが、NRまたはC(Rであり、
G−JはNおよびQ−T−U−VはN=C(R)−C(R)=C(R)、G−JはNおよびQ−T−U−VはC(R)=N−C(R)=C(R)、G−JはNおよびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−N=C(R)、G−JはNおよびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−C(R)=N、G−JはNおよびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−N=N、G−JはNおよびQ−T−U−VはC(R)=N−C(R)=N、G−JはNおよびQ−T−U−VはN=C(R)−C(R)=N、G−JはN−C(RおよびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−C(R)=N、G−JはN−C(RおよびQ−T−U−VはC(R)=N−C(R)=C(R)、G−JはC=C(R)およびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−C(R)=N、G−JはC=C(R)およびQ−T−U−VはC(R)=N−C(R)=C(R)、G−JはC=NおよびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−C(R)=N、G−JはC=NおよびQ−T−U−VはC(R)=N−C(R)=C(R)、G−JはN−C(R−C(RおよびQ−T−U−VはC(R)=C(R)−C(R)=N、またはG−JはN−C(R−C(RおよびQ−T−U−VはC(R)=N−C(R)=C(R)であり、
が、Hおよび
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)(F)pC1−3アルキル、
d)ハロゲン、
e)OR
f)CO
g)(CO)NR1011
h)SONR1011
i)N(R10)SO11
j)S(O)
k)CNおよび
l)NR1011
から独立して選択される、
請求項1に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項14】
式Ia:
【化12】

の請求項13に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項15】
式Ib:
【化13】

の請求項13に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項16】
式Ic:
【化14】

の請求項13に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項17】
式Id:
【化15】

の請求項13に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項18】
式Ie:
【化16】

の請求項13に記載の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項19】
式II:
【化17】

(式中、
Bは、(C(Rであり、
は、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011、および
u)N(R10)(CO)NR11
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよび複素環;ならびに
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
w)NR1011、および
x)N(R10)(CO)NR11
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、アリールまたはヘテロアリール
から選択され、
は、
1)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011、および
u)N(R10)(CO)NR11
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキルおよび複素環;ならびに
2)非置換であるか、
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011、および
u)N(R10)(CO)NR11
から独立して選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されている、アリールまたはヘテロアリール
から独立して選択され、
10およびR11は、非置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシまたはC−Cアルコキシで置換されている、H、C−Cアルキル、(F)−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびベンジルから独立して選択され、この場合、R10およびR11は一緒になって、非置換であるか、1から5個の置換基(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)で置換されている、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルから選択される環を形成していることがあり、
は、非置換であるか、ハロゲン、ヒドロキシまたはC−Cアルコキシで置換されている、H、C−Cアルキル、(F)−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびベンジルから独立して選択され、
Wは、O、NR、またはC(Rであり、
Xは、CまたはSであり、
Yは、O、(R、NCN、NSOCH、NCONHであり、またはYは、XがSであるときには、Oであり、
は、Hおよび
a)C1−6アルキル、
b)C3−6シクロアルキル、
c)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
d)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されているヘテロアリール(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
e)非置換であるか、1から5個の置換基で置換されている複素環(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
f)(F)pC1−3アルキル、
g)ハロゲン、
h)OR
i)O(CHOR
j)CO
k)(CO)NR1011
l)O(CO)NR1011
m)N(R)(CO)NR1011
n)N(R10)(CO)R11
o)N(R10)(CO)OR11
p)SONR1011
q)N(R10)SO11
r)S(O)10
s)CN、
t)NR1011、および
u)N(R10)(CO)NR11
から独立して選択され、
G−Jは、N、N−C(R、C=C(R)、C=N;C(R)、C(R)−C(R、C(R)−C(R−C(R、C=C(R)−C(R、C(R)−C(R)=C(R)、C(R)−C(R−N(R)、C=C(R)−N(R)、C(R)−C(R)=N、C(R)−N(R)−C(R、C=N−C(R、C(R)−N=C(R)、C(R)−N(R)−N(R)、C=N−N(R)、N−C(R−C(R、N−C(R)=C(R)、N−C(R−N(R)、N−C(R)=N、N−N(R)−C(RおよびN−N=C(R)から選択され、
Q、T、UおよびVは、各々独立して、炭素または窒素であり、この場合、Q、T、UおよびVのうちの少なくとも1つ、しかし3つ以下は窒素であり、ならびにQ、T、UまたはVのうちのいずれかが炭素であるとき、これは非置換であるか、置換されており(この場合の置換基は、Rから独立して選択される)、
は、H、置換または非置換C−Cアルキル、CN、OR、N(RおよびCOから独立して選択され、
は、H、置換または非置換C−Cアルキル、F、CNおよびCOから独立して選択され、
pは、0から(q個の炭素を有する置換基については)2q+1であり、
mは、0、1または2であり、
nは、0または1であり、
sは、1、2または3である)
の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々のジアステレオマー。
【請求項20】
【表1】




から選択される化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項21】
式中のC−3炭素の立体配置、C−6炭素の立体配置、およびRが、次の表の個々の行:
【表2】



から選択される、式:
【化18】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項22】
式中のC−6の立体配置、ならびにRおよびRが、次の表の個々の行:
【表3】




から選択される、式:
【化19】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項23】
式中のC−3炭素の立体配置、C−6炭素の立体配置、およびRが、次の表の個々の行:
【表4】

から選択される、式:
【化20】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項24】
式中のRが、
【表5】



から選択される、式:
【化21】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項25】
式中のRが、
【表6】

から選択される、式:
【化22】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項26】
式中のC−3炭素の立体配置、C−5炭素の立体配置、RおよびRが、次の表の個々の行:
【表7】


から選択される、式:
【化23】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項27】
式中のRが、
【表8】

から選択される、式:
【化24】

の化合物ならびにこの医薬適合性の塩および個々の立体異性体。
【請求項28】
不活性担体および請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項29】
頭痛、偏頭痛または群発性頭痛の治療において有用な薬物を調製するための、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2006−523697(P2006−523697A)
【公表日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−509818(P2006−509818)
【出願日】平成16年4月9日(2004.4.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/010851
【国際公開番号】WO2004/092166
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】