説明

CTLA4抗体併用療法

【課題】癌を治療するための治療用作用物質と併用する、抗CTLA4抗体、具体的には抗体3.1.1、4.1.1、4.8.1、4.10.2、4.13.1、4.14.3、6.1.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、12.9.1.1、CP−675,206(11.2.1)、およびイピリムマブのアミノ酸配列を有するものなど、ヒトCTLA4に対するヒト抗体の投与を提供すること。
【解決手段】本発明の例示的な方法は、治療の種類の中でも特に、膵癌を治療するために、抗CTLA4抗体、好ましくはCP−675,206、および化学療法剤、好ましくはゲムシタビンを投与するステップを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌の治療を必要とする患者における癌の治療の方法であって、治療有効量の少なくとも1つの治療用作用物質と併用して、治療有効量のCP−675,206抗CTLA4抗体を前記患者に投与するステップを含み、前記癌および前記作用物質が、
(a)癌が非ホジキンリンパ腫(NHL)であり、作用物質がリツキシマブである場合;
(b)癌がNHLであり、作用物質がシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、およびプレドニゾン(CHOP)である場合;
(c)癌がNHLであり、作用物質がシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾン、およびリツキシマブ(CHOP−R)である場合;
(d)癌が肺癌であり、作用物質がベバシズマブである場合;
(e)癌が非小細胞肺癌(NSCLC)であり、作用物質がゲフィチニブである場合;
(f)癌がNSCLCであり、作用物質がベバシズマブである場合;
(g)癌がNSCLCであり、作用物質がタキサンおよびゲムシタビンであり、さらにタキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルからなる群から選択される場合;
(h)癌がNSCLCであり、作用物質がタキサンおよび白金化合物である場合;
(i)癌がNSCLCであり、作用物質がドセタキセルである場合;
(j)癌がNSCLCであり、作用物質がエルロチニブである場合;
(k)癌がNSCLCであり、作用物質がペメトレキセドである場合;
(l)癌がNSCLCであり、作用物質が白金化合物である場合;
(m)癌が胃癌であり、作用物質がイリノテカンである場合;
(n)癌が胃癌であり、作用物質がフルオロウラシルおよびロイコボリンである場合;
(o)癌が肝癌であり、作用物質がドキソルビシン、イホスファミドおよびビンクリスチンである場合;
(p)癌が肝癌であり、作用物質がドキソルビシンおよびビンクリスチンである場合;
(q)癌が結腸直腸癌(CRC)であり、作用物質がフルオロウラシルである場合;
(r)癌がCRCであり、作用物質がカペシタビンである場合;
(s)癌がCRCであり、作用物質がフルオロウラシル、ロイコボリンおよびオキサリプラチン(FOLFOX)である場合;
(t)癌がCRCであり、作用物質がフルオロウラシル、ロイコボリンおよびイリノテカン(FOLFIRI)である場合;
(u)癌がCRCであり、作用物質がセツキシマブである場合;
(v)癌が慢性骨髄性白血病(CML)であり、作用物質がメシル酸イマチニブである場合;
(w)癌が慢性リンパ性白血病(CLL)であり、作用物質がメシル酸イマチニブである場合;
(x)癌が膵癌であり、作用物質がゲムシタビンである場合;
(y)癌が乳癌であり、作用物質がタキサンである場合;
(z)癌が乳癌であり、作用物質がシクロホスファミド、ドキソルビシンおよびタキサンである場合;
(aa)癌が乳癌であり、作用物質がタモキシフェン、アナストラゾール、レトロゾール、およびフルベストラントからなる群から選択される場合;
(bb)癌が乳癌であり、作用物質がトラスツズマブである場合;
(cc)癌が乳癌であり、作用物質がベバシズマブである場合;
(dd)癌が乳癌であり、作用物質がセツキシマブである場合;
(ee)癌が乳癌であり、作用物質がアキシチニブである場合;
(ff)癌が膀胱癌であり、作用物質がカルメットゲラン菌(BCG)である場合;
(gg)癌が膀胱癌であり、作用物質がゲムシタビンおよびシスプラチンである場合;
(hh)癌が黒色腫であり、作用物質がインターフェロンαである場合;
(ii)癌が多発性骨髄腫であり、作用物質がボルテゾミブである場合;
(jj)癌が多発性骨髄腫であり、作用物質がデキサメサゾンおよびサリドマイドである場合;
ならびに
(kk)癌が卵巣癌であり、作用物質がカルボプラチンおよびパクリタキセルである場合
からなる群から選択される方法。
【請求項2】
前記治療が、ネオアジュバント療法、アジュバント療法、第一選択療法、第二選択療法、および第三選択療法からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体と順次に、またはそれと同時に前記作用物質を投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記タキサンがパクリタキセルであり、前記白金化合物がカルボプラチンである、請求項1の副段落(i)に記載の方法。
【請求項5】
ベバシズマブ、PF03512676、およびスニチニブからなる群から選択される少なくとも1つの作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
エルロチニブおよびペメトレキセドからなる群から選択される少なくとも1つの作用物質を投与するステップをさらに含み、前記治療が第二選択療法を含む、請求項1(i)に記載の方法。
【請求項7】
前記抗体、またはその一部分の前記治療有効量が、約1mg/kg〜40mg/kgである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記量が、約3mg/kg〜15mg/kgである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記治療が、原発性結腸腫瘍の外科的切除後の第一選択療法およびアジュバント療法からなる群から選択される、請求項1の副段落(s)に記載の方法。
【請求項10】
前記膵癌が、切除不能なII期、局所進行性のIII期、および転移性のIV期からなる群から選択され、前記治療が第一選択療法を含む、請求項1の副段落(x)に記載の方法。
【請求項11】
ゲムシタビンの最終投与後に前記抗体を投与する、請求項1の副段落(x)に記載の方法。
【請求項12】
ゲムシタビンの最終投与の少なくとも約3週間後かつ少なくとも6週間以内に前記抗体を投与する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記治療が第一選択療法を含む、請求項1の副段落(y)に記載の方法。
【請求項14】
前記治療が第一選択療法を含む、請求項1の副段落(kk)に記載の方法。
【請求項15】
前記NSCLCが、前記白金化合物を約6回投与した後に応答した、または安定したままであり、さらに前記白金に基づく療法を行った後に前記抗体を投与する、請求項1の副段落(l)に記載の方法。
【請求項16】
それを必要とする患者において、HIVによる感染症を予防または治療し、あるいはAIDSの発症を予防、治療しまたは遅延させる方法であって、治療有効量の抗CTLA4抗体CP−675,206を前記患者に投与するステップを含み、HIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、ヌクレオシド/ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤、CCR5アンタゴニスト、CD4とgp120の相互作用の阻害剤、HIV融合阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、RNアーゼH阻害剤、プレニル化阻害剤、および成熟阻害剤からなる群から選択される治療有効量の少なくとも1つの抗ウイルス剤を投与するステップをさらに含む方法。
【請求項17】
前記CCR5アンタゴニストがマラビロックである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記HIVの補助受容体向性を評価するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
それを必要とする患者において、HIVによる感染症を予防または治療し、あるいはAIDSの発症を予防、治療しまたは遅延させる方法であって、治療有効量の抗CTLA4抗体およびマラビロックを前記患者に投与するステップを含む方法。
【請求項20】
前記抗CTLA4抗体が、CP−675,206およびイピリムマブからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。


【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−277242(P2007−277242A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−98711(P2007−98711)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】