DNAのシークエンシング及び他の用途のための、膜に組み込まれたウイルスDNAパッケージングモータタンパク質コネクタバイオセンサ
膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成する自己集合したホモドデカマーとして、脂質膜に安定に組み込み可能にするための、二本鎖DNAウイルスDNAパッケージングモータタンパク質コネクタポリペプチドの新規修飾を利用する組成物及び方法を開示する。前記開孔部により、dsDNAのシークエンシング、SNP検出、並びにアナライトの高感度親和性捕捉及びフィンガープリンティングのためのバイオセンサとして前記修飾タンパク質を使用することができ、また、例えば、治療用ナノ粒子(例えば、遺伝子送達)及びバイオリアクタを形成するためのリポソーム充填、並びに他の用途のために、電位駆動性溶質移動にも利用される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝導性チャネル含有膜であって、
(a)膜層と、
(b)前記膜層に組み込まれて、前記伝導性チャネル含有膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成する単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜。
【請求項2】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、人工物である請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項3】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)
(i)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、又は18個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメイン、並びに
(ii)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメイン
のいずれか又は両方と、
を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項4】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)
(i)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメイン、並びに
(ii)式X1a−X1a−X2a−X1b−X1b−X1b−X3−X2b(式中、各X1aは、独立して、任意の非荷電アミノ酸であるか又はアミノ酸は存在せず、各X1bは、独立して、任意の非荷電アミノ酸であり、X2aは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸であり、X3は、グルタミン酸及びアスパラギン酸から選択される負荷電アミノ酸であり、X2bは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸である)のポリペプチドを含み、且つ前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメイン
のいずれか又は両方と、
を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項5】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)
(i)配列番号23に記載の配列Gly−Gly−Gly−Gly−Gly−Glyのポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のカルボキシ末端に融合している少なくとも1つの可撓性ドメイン、並びに
(ii)前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメイン
のいずれか又は両方と、
を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項6】
親和性/アラインメントドメインが、
(i)配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、
(ii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基であるポリヒスチジンポリペプチドタグ、
(iii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するアルギニン残基であるポリアルギニンポリペプチド、
(iv)配列YGRKKRRQRR[配列番号39]で表されるHIV Tatポリペプチド、
(v)配列DRATPY[配列番号40]で表されるペプチドタグ、
からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項3又は5に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項7】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが各々、
(i)配列番号41に記載のC−His6−gp10/K234A、
(ii)配列番号42に記載のC−His6−gp10/K234C、
(iii)配列番号43に記載のC−His6−gp10/76S/C265S/K234C、
(iv)配列番号44に記載のΔ1−14/gp10−Strep−II、及び
(v)配列番号45に記載のGp10/Δ285−309−Strep−II、
からなる群より選択される請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項8】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のうちのいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(X)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分からなる群より選択されるポリペプチドを各々含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項9】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、二本鎖DNAバクテリオファージDNAパッケージングモータコネクタタンパク質の全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを各々含むウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項10】
ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(x)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部からなる群より選択される請求項3、4、又は5に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項11】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを各々含むウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項12】
ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドが、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含む請求項3、4、又は5に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項13】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、検出可能な標識を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項14】
検出可能な標識が、比色指示薬、GCMSタグ化合物、蛍光指示薬、発光指示薬、リン光指示薬、放射測定指示薬、色素、酵素、酵素の基質、エネルギー転移分子、量子ドット、金属粒子、及び親和性標識からなる群より選択される請求項13に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項15】
親和性標識が、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチン、アプタマー、抗体、レクチン、オリゴ糖、核酸、酵素、金属イオン結合ポリペプチド、配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基であるポリヒスチジンポリペプチドタグ、配列番号_に記載のStrep−Iタグ、FLAG(登録商標)ペプチドタグ、Mycペプチドタグ、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ、マルトース結合タンパク質、黄色ブドウ球菌プロテインA、プロテインG、HIV Tatポリペプチド[配列番号39]、アミノ酸配列DRATPY[配列番号40]を有するペプチド、グルタレドキシン−2、及び親和性リガンドに特異的に結合するファージディスプレイされたペプチドからなる群より選択される請求項14に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項16】
抗体が、インタクトな免疫グロブリン、単鎖抗体、scFv、Fab、及び(Fab)’2からなる群より選択される請求項15に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項17】
膜層が、脂質層を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項18】
脂質層が、両親媒性脂質を含む請求項17に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項19】
両親媒性脂質が、リン脂質を含み、脂質層が、脂質二重層を含む請求項18に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項20】
脂質層が、平面膜層及びリポソームからなる群より選択される請求項17に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項21】
リポソームが、多重膜リポソーム及び単層リポソームからなる群より選択される請求項20に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項22】
組み込まれているウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜層中において可動性である請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項23】
電位が印加されたとき、開孔部を通って二本鎖DNAを移動させることができる請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項24】
電位が印加されたとき、電圧依存的に開閉することなしに(without voltge gating)コンダクタンスが生じる請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項25】
(a)両親媒性脂質及び有機溶媒を含む第1の溶液と固体基材とを接触させ、前記溶媒を実質的に除去することにより、前記固体基材上において乾燥両親媒性脂質を調製する工程と、
(b)前記コネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成するのに十分な条件下及び時間で、水性溶媒、浸透圧剤、及びホモドデカマーであるウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質に自己集合可能な複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットポリペプチドを含む第2の溶液に、前記乾燥両親媒性脂質を再懸濁させて、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が組み込まれている脂質二重層を含む膜を得て、伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜の製造方法。
【請求項26】
(a)両親媒性脂質と少なくとも1つの溶媒とを含む混合物から溶媒を実質的に除去して、乾燥両親媒性脂質を得る工程と、
(b)前記コネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成するのに十分な条件下及び時間で、水性溶媒、浸透圧剤、及びホモドデカマーであるウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質に自己集合可能な複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットポリペプチドを含む第2の溶液に、前記乾燥両親媒性脂質を再懸濁させて、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が組み込まれている脂質二重層を含む膜を得て、伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜の製造方法。
【請求項27】
両親媒性脂質が、リン脂質を含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項28】
リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール、カルジオリピン、1,2−ジフィタノイル−snグリセロール−3−ホスホコリン、及び1,2−ジオレオイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリンからなる群より選択される1以上のリン脂質を含む請求項27に記載の方法。
【請求項29】
有機溶媒が、クロロホルム、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、、イソブタノール、ピリジン、及びジイソプロピルエーテルからなる群より選択される少なくとも1つの溶媒を含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項30】
浸透圧剤が、スクロース、グリセロール、マンニトール、及びデキストランからなる群より選択される少なくとも1つの剤を含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項31】
DNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットが、請求項3から13のいずれかに記載のポリペプチドを含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項32】
脂質二重層が、リポソーム中に存在する請求項25又は26に記載の方法。
【請求項33】
リポソームが、多重膜リポソーム及び単層リポソームからなる群より選択される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
組み込まれているウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜層中において可動性である請求項25又は26に記載の方法。
【請求項35】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜に電位を印加したとき開孔部を通して二本鎖DNAを移動可能である請求項25又は26に記載の方法。
【請求項36】
電位を印加したとき電圧依存的に開閉することなしに伝導性チャネル含有膜においてコンダクタンスが生じる請求項25又は26に記載の方法。
【請求項37】
印加される電位が、(i)−100mV〜100mVの電位、(ii)−400mV〜400mVの電位、(iii)−300mV〜300mVの電位、(iv)−200mV〜200mVの電位、(v)−150mV〜150mVの電位、(vi)−75mV〜75mVの電位、及び(vii)−50mV〜50mVの電位からなる群より選択される請求項36に記載の方法。
【請求項38】
(a)
(i)両親媒性脂質と少なくとも1つの溶媒とを含む混合物から溶媒を実質的に除去して、乾燥両親媒性脂質を得る工程と、
(ii)コネクタタンパク質が、伝導性チャネル含有膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成するのに十分な条件下及び時間で、水性溶媒、浸透圧剤、及びホモドデカマーであるウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質に自己集合可能な複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットポリペプチドを含む第2の溶液に、前記乾燥両親媒性脂質を再懸濁させて、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が組み込まれている脂質二重層を含む膜を得て、伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
を含む方法により伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
(b)前記コネクタタンパク質の開孔部を通して核酸を電気泳動移動させるのに十分な条件下及び時間で、(a)に記載の伝導性チャネル含有膜を、1又は複数の核酸分子と接触させ、前記伝導性チャネル含有膜に電位を印加して、前記伝導性チャネル含有膜の片側に核酸分子を濃縮させる工程と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜の片側に核酸分子を濃縮する方法。
【請求項39】
核酸の移動が、膜の片側に、且つ核酸濃度勾配に逆らって核酸を蓄積させる請求項38に記載の方法。
【請求項40】
伝導性チャネル含有膜、及び前記膜の片側に濃縮された核酸分子を含む核酸含有リポソームであって、請求項38に記載の方法に従って作製されるリポソーム。
【請求項41】
ナノ粒子である請求項40に記載のリポソーム。
【請求項42】
バイオリアクタである請求項40に記載のリポソーム。
【請求項43】
請求項40に記載の1又は複数のリポソームを細胞に導入する工程を含む細胞に核酸を送達する方法。
【請求項44】
インビトロにおいて1又は複数のリポソームに細胞が導入される請求項43に記載の方法。
【請求項45】
インビボにおいて1又は複数のリポソームに細胞が導入される請求項43に記載の方法。
【請求項46】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、又は18個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメインと、
(c)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインと、
を含む融合タンパク質を含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項47】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメインと、
(c)式X1a−X1a−X2a−X1b−X1b−X1b−X3−X2b(式中、各X1aは、独立して任意の非荷電アミノ酸であるか又はアミノ酸は存在せず、各X1bは、独立して任意の非荷電アミノ酸であり、X2aは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸であり、X3は、グルタミン酸及びアスパラギン酸から選択される負荷電アミノ酸であり、X2bは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸である)のポリペプチドを含み、且つ前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインと、
を含む融合タンパク質を含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項48】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)配列番号23に記載の配列Gly−Gly−Gly−Gly−Gly−Glyのポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のカルボキシ末端に融合している少なくとも1つの可撓性ドメインと、
(c)前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインと、
を含む融合タンパク質を含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項49】
親和性/アラインメントドメインが、
(i)配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、
(ii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基のポリヒスチジンポリペプチドタグ、
(iii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するアルギニン残基のポリアルギニンポリペプチド、
(iv)配列YGRKKRRQRRR[配列番号39]のHIV Tatポリペプチド、及び
(v)配列DRATPY[配列番号40]のペプチドタグ
からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項46又は48に記載の単離タンパク質。
【請求項50】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが各々、
(i)配列番号41に記載のC−His6−gp10/K234A、
(ii)配列番号42に記載のC−His6−gp10/K234C、
(iii)配列番号43に記載のC−His6−gp10/C76S/C265S/K234C、
(iv)配列番号44に記載のΔ1−14/gp10−Strep−II、及び
(v)配列番号45に記載のGp10/Δ285−309−Strep−II
からなる群より選択されるポリペプチドを含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項51】
開孔部ドメインが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(x)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項46に記載の単離タンパク質。
【請求項52】
開孔部ドメインが、二本鎖DNAバクテリオファージDNAパッケージングモータコネクタタンパク質の全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを含む請求項46に記載の単離タンパク質。
【請求項53】
開孔部ドメインが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(x)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項47又は48に記載の単離タンパク質。
【請求項54】
開孔部ドメインが、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを含む請求項46に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項55】
ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドが、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含む請求項46又は48に記載の単離タンパク質。
【請求項56】
(i)ドデカマーであるウイルスコネクタタンパク質に自己集合し、且つ(ii)ウイルスのプロカプシドに組み込まれた後、ウイルスのdsDNAをパッケージングすることができる請求項46から48のいずれかに記載の単離タンパク質。
【請求項57】
少なくとも1つの検出可能な標識を含む請求項46から48及び50のいずれかに記載の単離タンパク質。
【請求項58】
検出可能な標識が、比色指示薬、GCMSタグ化合物、蛍光指示薬、発光指示薬、リン光指示薬、放射測定指示薬、色素、酵素、酵素の基質、エネルギー転移分子、量子ドット、金属粒子、及び親和性標識からなる群より選択される請求項57に記載の単離タンパク質。
【請求項59】
親和性標識が、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチン、アプタマー、抗体、レクチン、オリゴ糖、核酸、酵素、金属イオン結合ポリペプチド、配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基であるポリヒスチジンポリペプチドタグ、Strep−Iタグ、FLAG(登録商標)ペプチドタグ、Mycペプチドタグ、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ、マルトース結合タンパク質、黄色ブドウ球菌プロテインA、プロテインG、配列YGRKKRRQRRR[配列番号39]のHIV Tatポリペプチド、アミノ酸配列DRATPY[配列番号40]を有するペプチド、グルタレドキシン−2、及び親和性リガンドに特異的に結合するファージディスプレイされたペプチドからなる群より選択される請求項58に記載の単離タンパク質。
【請求項60】
抗体が、インタクトな免疫グロブリン、単鎖抗体、scFv、Fab、及び(Fab)’2からなる群より選択される請求項59に記載の単離タンパク質。
【請求項61】
(a)アナライト分子が親和性/アラインメントドメインに特異的に結合するのに十分な条件下及び時間で、アナライト分子を含有する試験溶液を、膜層と、前記膜層中に組み込まれた1又は複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質とを含む伝導性チャネル含有膜と接触させる工程であって、前記ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成可能であり、且つウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを各々含み、前記サブユニットが、各々、(1)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、(2)(i)少なくとも1つの可撓性ドメイン、及び(ii)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインのいずれか又は両方と、を含む工程と、
(b)接触工程前の1又は複数の時点、及び接触工程後の1又は複数の時点において、印加された電位により生じるコンダクタンスシグナルを測定する工程であって、接触工程前のコンダクタンスシグナルに対する接触工程後のコンダクタンスシグナルの変化が、前記アナライト分子の前記コネクタタンパク質への結合を示すことから、前記アナライト分子の存在を検出する工程と、
を含むことを特徴とするアナライト分子の存在を検出する方法。
【請求項62】
コンダクタンスシグナルの変化が、親和性/アラインメントドメインに対するアナライト分子の結合を示す請求項61に記載の方法。
【請求項63】
(a)アナライト分子が親和性/アラインメントドメインに特異的に結合するのに十分な条件下及び時間で、アナライト分子を含有する試験溶液を、膜層と、前記膜層中に組み込まれた1又は複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質とを含む伝導性チャネル含有膜と接触させる工程であって、前記ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成可能であり、且つウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを各々含み、前記サブユニットが、各々、(1)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、(2)(i)少なくとも1つの可撓性ドメイン、及び(ii)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインのいずれか又は両方と、を含む工程と、
(b)接触工程前の1又は複数の時点、及び接触工程後の1又は複数の時点において、印加された電位により生じるコンダクタンスシグナルを測定して、コンダクタンスシグナルプロファイルを作成する工程であって、接触工程前のコンダクタンスシグナルに対する接触工程後のコンダクタンスシグナルの変化が、前記アナライト分子の前記コネクタタンパク質への結合を示す工程と、
(c)(b)で得られたコンダクタンスシグナルプロファイルを、前記アナライトのレファレンスコンダクタンスシグナルプロファイルと比較して、前記アナライト分子を同定する工程と、
を含むことを特徴とするアナライトを同定する方法。
【請求項64】
コンダクタンスシグナルの変化が、親和性/アラインメントドメインに対するアナライト分子の結合を示す請求項63に記載の方法。
【請求項65】
接触工程を1又は複数回繰り返す請求項61又は63に記載の方法。
【請求項66】
比較工程が、(i)(b)に記載のコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル振幅と、アナライトのレファレンスコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル振幅とを比較すること、及び(ii)(b)に記載のコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル持続時間と、アナライトのレファレンスコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル持続時間とを比較することのうちの1以上を含む請求項63に記載の方法。
【請求項67】
電位の印加により、開孔部ドメインにおける電気化学的勾配に従ってイオン移動が生じる請求項61又は63に記載の方法。
【請求項68】
アナライトが、核酸分子を含む請求項61又は63に記載の方法。
【請求項69】
アナライトが、核酸分子を含み、比較工程が、前記核酸分子中に存在する少なくとも1つのヌクレオチドを同定することを含む請求項63に記載の方法。
【請求項70】
核酸分子の核酸配列を決定することを含む請求項69に記載の方法。
【請求項71】
核酸分子中の一塩基多型を同定することを含む請求項69に記載の方法。
【請求項72】
電圧依存的開閉が存在しない請求項61又は63に記載の方法。
【請求項73】
伝導性チャネル含有膜が、請求項1から24のいずれかに記載の伝導性チャネル含有膜である請求項61又は63のいずれかに記載の方法。
【請求項74】
伝導性チャネル含有膜が、請求項25から35のいずれかに記載の方法に従って作製される請求項61又は63に記載の方法。
【請求項75】
単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、請求項101から115のいずれかに係る単離タンパク質を含む請求項61又は63に記載の方法。
【請求項1】
伝導性チャネル含有膜であって、
(a)膜層と、
(b)前記膜層に組み込まれて、前記伝導性チャネル含有膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成する単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜。
【請求項2】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、人工物である請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項3】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)
(i)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、又は18個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメイン、並びに
(ii)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメイン
のいずれか又は両方と、
を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項4】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)
(i)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメイン、並びに
(ii)式X1a−X1a−X2a−X1b−X1b−X1b−X3−X2b(式中、各X1aは、独立して、任意の非荷電アミノ酸であるか又はアミノ酸は存在せず、各X1bは、独立して、任意の非荷電アミノ酸であり、X2aは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸であり、X3は、グルタミン酸及びアスパラギン酸から選択される負荷電アミノ酸であり、X2bは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸である)のポリペプチドを含み、且つ前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメイン
のいずれか又は両方と、
を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項5】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)
(i)配列番号23に記載の配列Gly−Gly−Gly−Gly−Gly−Glyのポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のカルボキシ末端に融合している少なくとも1つの可撓性ドメイン、並びに
(ii)前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメイン
のいずれか又は両方と、
を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項6】
親和性/アラインメントドメインが、
(i)配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、
(ii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基であるポリヒスチジンポリペプチドタグ、
(iii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するアルギニン残基であるポリアルギニンポリペプチド、
(iv)配列YGRKKRRQRR[配列番号39]で表されるHIV Tatポリペプチド、
(v)配列DRATPY[配列番号40]で表されるペプチドタグ、
からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項3又は5に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項7】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが各々、
(i)配列番号41に記載のC−His6−gp10/K234A、
(ii)配列番号42に記載のC−His6−gp10/K234C、
(iii)配列番号43に記載のC−His6−gp10/76S/C265S/K234C、
(iv)配列番号44に記載のΔ1−14/gp10−Strep−II、及び
(v)配列番号45に記載のGp10/Δ285−309−Strep−II、
からなる群より選択される請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項8】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含み、前記サブユニットが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のうちのいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(X)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分からなる群より選択されるポリペプチドを各々含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項9】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、二本鎖DNAバクテリオファージDNAパッケージングモータコネクタタンパク質の全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを各々含むウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項10】
ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(x)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部からなる群より選択される請求項3、4、又は5に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項11】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを各々含むウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項12】
ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドが、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含む請求項3、4、又は5に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項13】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、検出可能な標識を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項14】
検出可能な標識が、比色指示薬、GCMSタグ化合物、蛍光指示薬、発光指示薬、リン光指示薬、放射測定指示薬、色素、酵素、酵素の基質、エネルギー転移分子、量子ドット、金属粒子、及び親和性標識からなる群より選択される請求項13に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項15】
親和性標識が、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチン、アプタマー、抗体、レクチン、オリゴ糖、核酸、酵素、金属イオン結合ポリペプチド、配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基であるポリヒスチジンポリペプチドタグ、配列番号_に記載のStrep−Iタグ、FLAG(登録商標)ペプチドタグ、Mycペプチドタグ、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ、マルトース結合タンパク質、黄色ブドウ球菌プロテインA、プロテインG、HIV Tatポリペプチド[配列番号39]、アミノ酸配列DRATPY[配列番号40]を有するペプチド、グルタレドキシン−2、及び親和性リガンドに特異的に結合するファージディスプレイされたペプチドからなる群より選択される請求項14に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項16】
抗体が、インタクトな免疫グロブリン、単鎖抗体、scFv、Fab、及び(Fab)’2からなる群より選択される請求項15に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項17】
膜層が、脂質層を含む請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項18】
脂質層が、両親媒性脂質を含む請求項17に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項19】
両親媒性脂質が、リン脂質を含み、脂質層が、脂質二重層を含む請求項18に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項20】
脂質層が、平面膜層及びリポソームからなる群より選択される請求項17に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項21】
リポソームが、多重膜リポソーム及び単層リポソームからなる群より選択される請求項20に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項22】
組み込まれているウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜層中において可動性である請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項23】
電位が印加されたとき、開孔部を通って二本鎖DNAを移動させることができる請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項24】
電位が印加されたとき、電圧依存的に開閉することなしに(without voltge gating)コンダクタンスが生じる請求項1に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項25】
(a)両親媒性脂質及び有機溶媒を含む第1の溶液と固体基材とを接触させ、前記溶媒を実質的に除去することにより、前記固体基材上において乾燥両親媒性脂質を調製する工程と、
(b)前記コネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成するのに十分な条件下及び時間で、水性溶媒、浸透圧剤、及びホモドデカマーであるウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質に自己集合可能な複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットポリペプチドを含む第2の溶液に、前記乾燥両親媒性脂質を再懸濁させて、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が組み込まれている脂質二重層を含む膜を得て、伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜の製造方法。
【請求項26】
(a)両親媒性脂質と少なくとも1つの溶媒とを含む混合物から溶媒を実質的に除去して、乾燥両親媒性脂質を得る工程と、
(b)前記コネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成するのに十分な条件下及び時間で、水性溶媒、浸透圧剤、及びホモドデカマーであるウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質に自己集合可能な複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットポリペプチドを含む第2の溶液に、前記乾燥両親媒性脂質を再懸濁させて、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が組み込まれている脂質二重層を含む膜を得て、伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜の製造方法。
【請求項27】
両親媒性脂質が、リン脂質を含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項28】
リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール、カルジオリピン、1,2−ジフィタノイル−snグリセロール−3−ホスホコリン、及び1,2−ジオレオイル−sn−グリセロ−3−ホスホコリンからなる群より選択される1以上のリン脂質を含む請求項27に記載の方法。
【請求項29】
有機溶媒が、クロロホルム、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、、イソブタノール、ピリジン、及びジイソプロピルエーテルからなる群より選択される少なくとも1つの溶媒を含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項30】
浸透圧剤が、スクロース、グリセロール、マンニトール、及びデキストランからなる群より選択される少なくとも1つの剤を含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項31】
DNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットが、請求項3から13のいずれかに記載のポリペプチドを含む請求項25又は26に記載の方法。
【請求項32】
脂質二重層が、リポソーム中に存在する請求項25又は26に記載の方法。
【請求項33】
リポソームが、多重膜リポソーム及び単層リポソームからなる群より選択される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
組み込まれているウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜層中において可動性である請求項25又は26に記載の方法。
【請求項35】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜に電位を印加したとき開孔部を通して二本鎖DNAを移動可能である請求項25又は26に記載の方法。
【請求項36】
電位を印加したとき電圧依存的に開閉することなしに伝導性チャネル含有膜においてコンダクタンスが生じる請求項25又は26に記載の方法。
【請求項37】
印加される電位が、(i)−100mV〜100mVの電位、(ii)−400mV〜400mVの電位、(iii)−300mV〜300mVの電位、(iv)−200mV〜200mVの電位、(v)−150mV〜150mVの電位、(vi)−75mV〜75mVの電位、及び(vii)−50mV〜50mVの電位からなる群より選択される請求項36に記載の方法。
【請求項38】
(a)
(i)両親媒性脂質と少なくとも1つの溶媒とを含む混合物から溶媒を実質的に除去して、乾燥両親媒性脂質を得る工程と、
(ii)コネクタタンパク質が、伝導性チャネル含有膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成するのに十分な条件下及び時間で、水性溶媒、浸透圧剤、及びホモドデカマーであるウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質に自己集合可能な複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質サブユニットポリペプチドを含む第2の溶液に、前記乾燥両親媒性脂質を再懸濁させて、ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が組み込まれている脂質二重層を含む膜を得て、伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
を含む方法により伝導性チャネル含有膜を作製する工程と、
(b)前記コネクタタンパク質の開孔部を通して核酸を電気泳動移動させるのに十分な条件下及び時間で、(a)に記載の伝導性チャネル含有膜を、1又は複数の核酸分子と接触させ、前記伝導性チャネル含有膜に電位を印加して、前記伝導性チャネル含有膜の片側に核酸分子を濃縮させる工程と、
を含むことを特徴とする伝導性チャネル含有膜の片側に核酸分子を濃縮する方法。
【請求項39】
核酸の移動が、膜の片側に、且つ核酸濃度勾配に逆らって核酸を蓄積させる請求項38に記載の方法。
【請求項40】
伝導性チャネル含有膜、及び前記膜の片側に濃縮された核酸分子を含む核酸含有リポソームであって、請求項38に記載の方法に従って作製されるリポソーム。
【請求項41】
ナノ粒子である請求項40に記載のリポソーム。
【請求項42】
バイオリアクタである請求項40に記載のリポソーム。
【請求項43】
請求項40に記載の1又は複数のリポソームを細胞に導入する工程を含む細胞に核酸を送達する方法。
【請求項44】
インビトロにおいて1又は複数のリポソームに細胞が導入される請求項43に記載の方法。
【請求項45】
インビボにおいて1又は複数のリポソームに細胞が導入される請求項43に記載の方法。
【請求項46】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、又は18個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメインと、
(c)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインと、
を含む融合タンパク質を含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項47】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、又は14個の隣接する非荷電アミノ酸のポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のアミノ末端及びカルボキシ末端のうちの少なくとも1つに融合している少なくとも1つの可撓性ドメインと、
(c)式X1a−X1a−X2a−X1b−X1b−X1b−X3−X2b(式中、各X1aは、独立して任意の非荷電アミノ酸であるか又はアミノ酸は存在せず、各X1bは、独立して任意の非荷電アミノ酸であり、X2aは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸であり、X3は、グルタミン酸及びアスパラギン酸から選択される負荷電アミノ酸であり、X2bは、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから選択される正荷電アミノ酸である)のポリペプチドを含み、且つ前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインと、
を含む融合タンパク質を含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項48】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが、各々、
(a)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、
(b)配列番号23に記載の配列Gly−Gly−Gly−Gly−Gly−Glyのポリペプチドを含み、且つ(a)に記載のカルボキシ末端に融合している少なくとも1つの可撓性ドメインと、
(c)前記可撓性ドメインに融合している少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインと、
を含む融合タンパク質を含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項49】
親和性/アラインメントドメインが、
(i)配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、
(ii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基のポリヒスチジンポリペプチドタグ、
(iii)3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するアルギニン残基のポリアルギニンポリペプチド、
(iv)配列YGRKKRRQRRR[配列番号39]のHIV Tatポリペプチド、及び
(v)配列DRATPY[配列番号40]のペプチドタグ
からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項46又は48に記載の単離タンパク質。
【請求項50】
ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを含む単離タンパク質であって、前記サブユニットが各々、
(i)配列番号41に記載のC−His6−gp10/K234A、
(ii)配列番号42に記載のC−His6−gp10/K234C、
(iii)配列番号43に記載のC−His6−gp10/C76S/C265S/K234C、
(iv)配列番号44に記載のΔ1−14/gp10−Strep−II、及び
(v)配列番号45に記載のGp10/Δ285−309−Strep−II
からなる群より選択されるポリペプチドを含むことを特徴とする単離タンパク質。
【請求項51】
開孔部ドメインが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(x)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項46に記載の単離タンパク質。
【請求項52】
開孔部ドメインが、二本鎖DNAバクテリオファージDNAパッケージングモータコネクタタンパク質の全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを含む請求項46に記載の単離タンパク質。
【請求項53】
開孔部ドメインが、(i)配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ii)配列番号7[アクセッション番号NP_049782]に記載のアミノ酸配列を有するファージT4DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iii)配列番号8〜11[アクセッション番号gi549295、gi6723246、gi15837315、gi16764273]のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を有するファージラムダDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(iv)配列番号12[アクセッション番号P54309]に記載のアミノ酸配列を有するファージSPP1DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(v)配列番号13[アクセッション番号AAA72961]に記載のアミノ酸配列を有するファージP22DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vi)配列番号14[アクセッション番号NP_046757]に記載のアミノ酸配列を有するファージP2DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(vii)ファージP3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(viii)配列番号15[アクセッション番号CAA35152]に記載のアミノ酸配列を有するファージT3DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、(ix)配列番号16〜19(アクセッション番号AAX12078、YP_006980、AAS77191、AAU05287)に記載のアミノ酸配列を有するファージT5DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、及び(x)配列番号20[アクセッション番号NP_041995]に記載のアミノ酸配列を有するファージT7DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分、からなる群より選択されるポリペプチドを含む請求項47又は48に記載の単離タンパク質。
【請求項54】
開孔部ドメインが、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含むポリペプチドを含む請求項46に記載の伝導性チャネル含有膜。
【請求項55】
ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドが、配列番号1[アクセッション番号ACE96033]に記載のアミノ酸配列を有するバクテリオファージphi29DNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドの全て又は膜貫通開孔部形成部分を含む請求項46又は48に記載の単離タンパク質。
【請求項56】
(i)ドデカマーであるウイルスコネクタタンパク質に自己集合し、且つ(ii)ウイルスのプロカプシドに組み込まれた後、ウイルスのdsDNAをパッケージングすることができる請求項46から48のいずれかに記載の単離タンパク質。
【請求項57】
少なくとも1つの検出可能な標識を含む請求項46から48及び50のいずれかに記載の単離タンパク質。
【請求項58】
検出可能な標識が、比色指示薬、GCMSタグ化合物、蛍光指示薬、発光指示薬、リン光指示薬、放射測定指示薬、色素、酵素、酵素の基質、エネルギー転移分子、量子ドット、金属粒子、及び親和性標識からなる群より選択される請求項57に記載の単離タンパク質。
【請求項59】
親和性標識が、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチン、アプタマー、抗体、レクチン、オリゴ糖、核酸、酵素、金属イオン結合ポリペプチド、配列番号22[WSHPQRFEK]に記載のStrep−IIタグ、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、又は12個の隣接するヒスチジン残基であるポリヒスチジンポリペプチドタグ、Strep−Iタグ、FLAG(登録商標)ペプチドタグ、Mycペプチドタグ、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ、マルトース結合タンパク質、黄色ブドウ球菌プロテインA、プロテインG、配列YGRKKRRQRRR[配列番号39]のHIV Tatポリペプチド、アミノ酸配列DRATPY[配列番号40]を有するペプチド、グルタレドキシン−2、及び親和性リガンドに特異的に結合するファージディスプレイされたペプチドからなる群より選択される請求項58に記載の単離タンパク質。
【請求項60】
抗体が、インタクトな免疫グロブリン、単鎖抗体、scFv、Fab、及び(Fab)’2からなる群より選択される請求項59に記載の単離タンパク質。
【請求項61】
(a)アナライト分子が親和性/アラインメントドメインに特異的に結合するのに十分な条件下及び時間で、アナライト分子を含有する試験溶液を、膜層と、前記膜層中に組み込まれた1又は複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質とを含む伝導性チャネル含有膜と接触させる工程であって、前記ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成可能であり、且つウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを各々含み、前記サブユニットが、各々、(1)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、(2)(i)少なくとも1つの可撓性ドメイン、及び(ii)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインのいずれか又は両方と、を含む工程と、
(b)接触工程前の1又は複数の時点、及び接触工程後の1又は複数の時点において、印加された電位により生じるコンダクタンスシグナルを測定する工程であって、接触工程前のコンダクタンスシグナルに対する接触工程後のコンダクタンスシグナルの変化が、前記アナライト分子の前記コネクタタンパク質への結合を示すことから、前記アナライト分子の存在を検出する工程と、
を含むことを特徴とするアナライト分子の存在を検出する方法。
【請求項62】
コンダクタンスシグナルの変化が、親和性/アラインメントドメインに対するアナライト分子の結合を示す請求項61に記載の方法。
【請求項63】
(a)アナライト分子が親和性/アラインメントドメインに特異的に結合するのに十分な条件下及び時間で、アナライト分子を含有する試験溶液を、膜層と、前記膜層中に組み込まれた1又は複数の単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質とを含む伝導性チャネル含有膜と接触させる工程であって、前記ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、膜に電位を印加したときコンダクタンスが生じ得る開孔部を形成可能であり、且つウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質ポリペプチドサブユニットのホモドデカマーを各々含み、前記サブユニットが、各々、(1)アミノ末端及びカルボキシ末端を有する単離ウイルスコネクタタンパク質ポリペプチドを含む開孔部ドメインと、(2)(i)少なくとも1つの可撓性ドメイン、及び(ii)少なくとも1つの親和性/アラインメントドメインのいずれか又は両方と、を含む工程と、
(b)接触工程前の1又は複数の時点、及び接触工程後の1又は複数の時点において、印加された電位により生じるコンダクタンスシグナルを測定して、コンダクタンスシグナルプロファイルを作成する工程であって、接触工程前のコンダクタンスシグナルに対する接触工程後のコンダクタンスシグナルの変化が、前記アナライト分子の前記コネクタタンパク質への結合を示す工程と、
(c)(b)で得られたコンダクタンスシグナルプロファイルを、前記アナライトのレファレンスコンダクタンスシグナルプロファイルと比較して、前記アナライト分子を同定する工程と、
を含むことを特徴とするアナライトを同定する方法。
【請求項64】
コンダクタンスシグナルの変化が、親和性/アラインメントドメインに対するアナライト分子の結合を示す請求項63に記載の方法。
【請求項65】
接触工程を1又は複数回繰り返す請求項61又は63に記載の方法。
【請求項66】
比較工程が、(i)(b)に記載のコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル振幅と、アナライトのレファレンスコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル振幅とを比較すること、及び(ii)(b)に記載のコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル持続時間と、アナライトのレファレンスコンダクタンスシグナルプロファイルのコンダクタンスシグナル持続時間とを比較することのうちの1以上を含む請求項63に記載の方法。
【請求項67】
電位の印加により、開孔部ドメインにおける電気化学的勾配に従ってイオン移動が生じる請求項61又は63に記載の方法。
【請求項68】
アナライトが、核酸分子を含む請求項61又は63に記載の方法。
【請求項69】
アナライトが、核酸分子を含み、比較工程が、前記核酸分子中に存在する少なくとも1つのヌクレオチドを同定することを含む請求項63に記載の方法。
【請求項70】
核酸分子の核酸配列を決定することを含む請求項69に記載の方法。
【請求項71】
核酸分子中の一塩基多型を同定することを含む請求項69に記載の方法。
【請求項72】
電圧依存的開閉が存在しない請求項61又は63に記載の方法。
【請求項73】
伝導性チャネル含有膜が、請求項1から24のいずれかに記載の伝導性チャネル含有膜である請求項61又は63のいずれかに記載の方法。
【請求項74】
伝導性チャネル含有膜が、請求項25から35のいずれかに記載の方法に従って作製される請求項61又は63に記載の方法。
【請求項75】
単離ウイルスDNAパッケージングモータコネクタタンパク質が、請求項101から115のいずれかに係る単離タンパク質を含む請求項61又は63に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図6G】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図9F】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図6G】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図9F】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2012−507565(P2012−507565A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−534820(P2011−534820)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/062826
【国際公開番号】WO2010/062697
【国際公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(511107337)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/062826
【国際公開番号】WO2010/062697
【国際公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(511107337)
【Fターム(参考)】
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