説明

FORWARDLINKONLYメッセージのためのシステムおよび方法

【課題】forward link only(FLO)メッセージを処理するシステム及び方法が提供する。
【解決手段】forward link only(FLO)メッセージを処理するシステム及び方法が提供される。forward link only(FLO)無線メッセージを処理するデバイスは、FLOメッセージを受信し、ヘッダ、8ビットFLO情報ブロックフィールド、7ビットFLOカウント、RFチャネル識別子、送信モードインジケータ、外側コードレート、及びストリーム識別子を含むFLOメッセージを処理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、全般的には通信システムおよび通信方法に関し、より具体的には、forward link only無線システム用のシステムおよび方法に関する。
【0002】
(米国特許法第119条の下での優先権の主張)
本願は、本願の譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に明示的に組み込まれている、2005年6月27日に出願した米国仮出願第60/703,315号、名称「FLO Air Interface」の優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0003】
Forward Link Only(FLO)とは、無線プロバイダの産業主導グループによって開発されたディジタル無線技術である。FLO技術は、リアルタイムコンテンツストリーミングと他のデータサービスとの両方に関する高品質受信を達成するのに、コーディングおよびインターリービングの進歩を使用する。FLO技術は、電力消費を損なわずに、堅牢な移動体性能および大容量を提供することができる。この技術は、配置する必要のある送信機の台数を劇的に減らすことによって、マルチメディアコンテンツ配信のネットワークコストをも減らす。さらに、FLO技術に基づくマルチメディアマルチキャストは、3Gネットワーク上で使用される同一のセルラ受信機にコンテンツを送達する、無線オペレータのセルラネットワークデータサービスおよび音声サービスを補完する。
【0004】
FLO無線システムは、移動体ユーザへの非リアルタイムサービスとは別に、リアルタイムオーディオ信号およびリアルタイムビデオ信号をブロードキャストするように設計されている。めいめいのFLO伝送は、所与の地理的区域内での広いカバレッジを保証するために、大きく高出力の送信機を使用して実行される。さらに、FLO信号が所与の市場内の人口の大きい部分に達することを保証するために、ほとんどの市場で3〜4台の送信機を配置することが一般的である。FLOデータパケットの獲得処理中に、めいめいの無線受信機に関する周波数オフセットなどの態様を判定するために、複数の判定および計算が行われる。マルチメディアデータ獲得をサポートするFLOブロードキャストの性質を与えられれば、そのようなデータおよび関連するオーバーヘッド情報の効率的な処理は、最重要である。たとえば、周波数オフセットまたは他のパラメータを判定する時に、データのFLO送信およびFLO受信を容易にするために位相および関連する角度の判定が使用される、複雑な処理および判定が必要である。
【0005】
FLOなどの無線通信システムは、かなりのエネルギ、経路利得、および経路遅延を有する複数のチャネルタップに関するチャネル特性が、ある時間の期間にわたって非常に大きく変化すると期待される移動体環境で動作するように設計される。OFDMシステムでは、受信機内のタイミング同期ブロックは、FFTウィンドウ内で取り込まれるエネルギを最大にするためにOFDMシンボル境界を適当に選択することによって、チャネルプロファイルの変化に応答する。そのようなタイミング訂正が行われる時には、チャネル推定アルゴリズムが、タイミング訂正を考慮に入れると同時に、所与のOFDMシンボルの復調に使用されるチャネル推定値を計算することが重要である。いくつかの実施態様で、チャネル推定値は、将来のシンボルに適用される必要があるシンボル境界に対するタイミング調整を決定するのにも使用され、したがって、既に導入されているタイミング訂正と将来のシンボルについて決定されるタイミング訂正との間の微妙な相互作用をもたらす。さらに、チャネル推定ブロックが、よりよい雑音平均化を有し、より長いチャネル遅延拡散をも解決するチャネル推定値をもたらすために、複数のOFDMシンボルからのパイロット観察を処理することが一般的である。複数のOFDMシンボルからのパイロット観察が、チャネル推定値を生成するために一緒に処理される時には、基礎になるOFDMシンボルがシンボルタイミングに関して整列されることが重要である。
【発明の概要】
【0006】
以下で、さまざまな実施形態のいくつかの態様の基本的理解を提供するために、これらの実施形態の単純化された要約を提示する。この要約は、網羅的な概要ではない。本明細書で開示される実施形態の主要な/クリティカルなエレメントを識別すること、または本明細書で開示される実施形態の範囲を明確にすることは、意図されていない。この要約の唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の前置きとして、単純化された形でいくつかの概念を提示することである。
【0007】
forward link only無線信号を処理するシステム及び方法が提供される。これは、FLO信号からのFLOメッセージを処理することを含む。また、FLOメッセージは、ヘッダ、8ビットFLO情報ブロックフィールド、7ビットFLOカウント、RFチャネル識別子、送信モードインジケータ、外側コードレート、及びストリーム識別子を含む。
【0008】
前述の目的および関連する目的を達成するために、ある例示的実施形態を、次の説明および添付図面に関して本明細書で説明する。これらの態様は、諸実施形態を実施できるさまざまな形を示し、それらのすべてが包含されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】一実施形態によるforward link onlyネットワークの無線ネットワークシステムを示す図である。
【図2】一実施形態によるアーキテクチャ基準モデルを示すブロック図である。
【図3】一実施形態によるシステムの階層化アーキテクチャを示すブロック図である。
【図4】一実施形態による物理層を示すブロック図である。
【図5】一実施形態による物理層スーパーフレーム構造を示すブロック図である。
【図6】一実施形態による層のそれぞれを示すプロトコルスイートを示すブロック図である。
【図7】一実施形態によるFlowIDの構造を示すブロック図である。
【図8】無線システムの例のユーザデバイスを示すブロック図である。
【図9】無線システムの例の基地局を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願で使用される時に、用語「コンポーネント」、「ネットワーク」、「システム」、および類似物は、ハードウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれであれ、コンピュータ関連のエンティティを指すことが意図されている。たとえば、コンポーネントは、プロセッサ上で動作しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータとすることができるが、これらに限定はされない。たとえば、通信デバイスで動作しているアプリケーションとそのデバイスとの両方を、コンポーネントとすることができる。1つまたは複数のコンポーネントが、1つのプロセスおよび/または実行のスレッドの中に存在することができ、1つのコンポーネントを、1つのコンピュータに局所化し、かつ/または複数のコンピュータの間で分散させることができる。また、これらのコンポーネントを、さまざまなデータ構造をその上に格納されたさまざまなコンピュータ可読媒体から実行することができる。コンポーネントは、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム内、分散システム内、および/またはインターネットなどの有線または無線のネットワークを介して別のコンポーネントと相互作用する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号によるなど、ローカルプロセスおよび/または遠隔プロセスを介して通信することができる。
【0011】
FLO技術は、移動体マルチメディア環境用の実施形態で設計されたものであり、セル受信機での使用に適する性能特性を示す。図1に、一実施形態によるforward link onlyネットワークの無線ネットワークシステム100を示す。システム100は、無線ネットワーク112を介して1つまたは複数の受信機120と通信する1つまたは複数の送信機110を含む。受信機120は、セル電話機、コンピュータ、パーソナルアシスタント、ハンドヘルドデバイスまたはラップトップデバイスなど、実質的にすべてのタイプの通信するデバイスを含むことができる。受信機120の諸部分は、シンボルサブセット130およびマルチメディアデータなどの他のデータを復号するのに使用される。シンボルサブセット130は、一般に、マルチメディアデータ転送にforward link only(FLO)プロトコルを使用する直交周波数分割多重化(OFDM)ネットワーク内で伝送される。チャネル推定は、一般に、周波数領域でめいめいのOFDMシンボルに挿入される均等な間隔のパイロットトーンに基づく。パイロットは、8キャリアだけ離隔され、パイロットキャリアの個数は、212にセットされる。
【0012】
一実施形態で、FLOシステムは、複数のサービスをマルチキャストする。サービスとは、1つまたは複数の独立データコンポーネントの集合体である。あるサービスの各独立データコンポーネントを、フローと呼ぶ。たとえば、フローは、サービスのビデオコンポーネント、オーディオコンポーネント、テキストコンポーネントまたはシグナリングコンポーネントとすることができる。
【0013】
一実施形態で、サービスは、そのカバレッジに基づいて2つのタイプすなわち、広域サービスおよびローカルエリアサービスに分類される。ローカルエリアサービスは、大都市区域内での受信のためにマルチキャストされる。対照的に、広域サービスは、1つまたは複数の大都市区域内でマルチキャストされる。
【0014】
FLOサービスは、1つまたは複数の論理チャネル上で搬送される。これらの論理チャネルを、マルチキャスト論理チャネル(Multicast Logical Channel)またはMLCと呼ぶ。一実施形態では、MLCを、最大3つの論理サブチャネルに分割することができる。これらの論理サブチャネルを、ストリームと呼ぶ。各フローは、単一のストリーム内で搬送される。
【0015】
一般に、FLO技術は、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、OFDMは、Digital Audio Broadcasting(DAB)、Terrestrial Digital Video Broadcasting(DVB−T)、およびTerrestrial Integrated Services Digital Broadcasting(ISDB−T)によっても利用されている。一般に、OFDM技術は、高いスペクトル効率を達成すると同時に、大きいセルSFNでの移動度要件を効果的に満足することができる。また、OFDMは、適切な長さのサイクリックプレフィックス(cyclic prefix)すなわち、直交性を容易にし、キャリア間干渉を軽減するためにシンボルの前に追加されるガードインターバル(データシンボルの最後の部分のコピーである)を用いて複数の送信機からの長い遅延を処理することができる。このインターバルの長さが、最大チャネル遅延より長い限り、前のシンボルの反射が除去され、直交性が保たれる。
【0016】
図2は、一実施形態によるアーキテクチャ基準モデルを示すブロック図である。この基準モデルは、次の機能ユニットすなわち、FLOデバイス202およびFLOネットワーク204からなる。この基準モデルは、FLOデバイスとFLOネットワークとの間のエアインターフェース206を含む。この基準モデルの観点から、FLOネットワークは、複数の送信機からなる。FLOシステムでは、1つの大都市区域内の送信機は、同一の波形を送信する。用語ローカルエリアは、送信機のそのようなグループを示すのに使用される。同一の広域サービスをマルチキャストする1つまたは複数の大都市区域内の送信機が、広域を構成する。したがって、広域は、1つまたは複数のローカルエリアからなり、異なるローカルエリア内の送信機は、異なるローカルエリアサービスをマルチキャストする。その結果、送信波形は、すべての広域送信機について同一ではない。最後に、異なる広域内の送信機も、異なる波形を送信する。というのは、これらの送信機が、異なる広域サービスおよびローカルエリアサービスをマルチキャストするからである。
【0017】
エアインターフェースは、階層化され、層ごとにインターフェースが定義される。図3は、一実施形態によるFLOシステムの階層化アーキテクチャ300を示すブロック図である。層は、次の通りである。
【0018】
・上位層302 「上位」プロトコル層は、マルチメディアコンテンツの圧縮、マルチメディアコンテンツへのアクセスの制御、および制御情報のフォーマッティングを含む複数の機能を提供する。
【0019】
・制御層304 この層は、FLOシステムでのデバイス動作を容易にするために情報を広めるのに、ネットワークによって使用される。デバイスは、その制御情報のネットワーク内の制御情報との同期を維持するのに、制御層を使用する。
【0020】
・ストリーム層306 ストリーム層は、MLCごとの基礎でのストリームへ上位層フローを結び付ける。ストリーム層は、エアインターフェース階層化アーキテクチャでは制御層と同一水準にある。
【0021】
・MAC層308 この層は、MLCに関連する異なるメディアストリームに属するパケットの多重化を行う。MAC(媒体アクセス制御)層は、物理層を介して受信し、送信するのに使用される手順を定義する。
【0022】
・物理層310 物理層は、順方向リンクのチャネル構造、周波数、電力アウトプット、変調、および符号化の指定を提供する。
【0023】
物理層は、一実施形態による、図4に示されたFLO物理層チャネルおよび階層を定義する。FLO物理層400チャネル402は、TDMパイロット406、OIS 408、FDMパイロット410、およびデータ412を含む。TDMパイロットチャネルは、コンポーネントチャネルTDMパイロット1 414、TDMパイロット2 416、遷移パイロットチャネル418、WIC 420、LIC 422、および測位パイロット/予約済みシンボル424を含む。OIS 408は、広域OIS 426およびローカルエリアOIS 428を含む。FDMパイロット410は、広域FDMパイロット430およびローカルエリアFDMパイロット432を含む。データ412は、広域データ434およびローカルエリアデータ436を含む。
【0024】
FLOシステムで送信される信号は、スーパーフレームに編成される。一実施形態で、各スーパーフレームは、1秒の持続時間を有する。一実施形態で、各スーパーフレームは、1200個のOFDMシンボルを含む。
【0025】
用語広域は、同一の波形を放射し、1つまたは複数の大都市区域を包含するフットプリントを有する送信機のグループを指す。用語ローカルエリアは、同一の波形を放射し、広域より狭いフットプリントを有する送信機のグループを指す。
【0026】
図5は、一実施形態によるFLO物理層スーパーフレーム構造500を示すブロック図である。この図には、さまざまな物理層チャネルの間の全般的な関係(原寸通りではない)が示されている。
【0027】
一実施形態で、スーパーフレームは、1秒の時間持続時間を有する1200個のOFDMシンボルと等しい。FLO物理層は、8Kモードと比較して優れた移動体性能をもたらすと同時に、かなり大きいSFNセルで有用な十分に長いガードインターバルを保存する、4Kモードを使用する(4096個の副搬送波の変換サイズをもたらす)。高速チャネル獲得は、最適化されたパイロット構造およびインターリーバ構造の設計を介して達成することができる。FLOエアインターフェースに組み込まれたインターリービング方式は、時間ダイバーシティを容易にする。このパイロット構造およびインターリーバの設計は、長い獲得時間でユーザをいらだたせることなくチャネル利用度を最適化する。
【0028】
一実施形態で、各スーパーフレームは、割り当てられた帯域幅の1MHzあたり200個のOFDMシンボル(6MHzに1200個のシンボル)からなり、各シンボルは、アクティブ副搬送波の7つのインターレースを含む。各インターレースは、周波数において均等に分布され、その結果、使用可能帯域幅内で完全な周波数ダイバーシティを達成するようになっている。これらのインターレースは、持続時間および実際に使用されるインターレースの個数に関して変化する論理チャネルに割り当てられる。これは、任意の所与のデータ送信装置によって達成される時間ダイバーシティの柔軟性をもたらす。より低いデータレートのチャネルに、時間ダイバーシティを改善するために、より少数のインターレースを割り当てることができ、より高いデータレートのチャネルは、無線のオン時間を最小にし、電力消費を減らすために、より多数のインターレースを利用する。
【0029】
低データレートと高データレートとの両方のチャネルの獲得時間は、一般に同一である。したがって、周波数および時間ダイバーシティを、獲得時間を損なわずに維持することができる。最もしばしば、FLO論理チャネルは、可変レートコーデック(一体のコンプレッサおよびデコンプレッサ)を用いて可能な統計的多重化利益を得るために、可変レートでリアルタイム(生ストリーミング)コンテンツを搬送するのに使用される。各論理チャネルは、異なる応用例のさまざまな信頼性要件およびサービス品質要件をサポートするために異なるコーディングレートおよび変調を有することができる。FLO多重化方式は、電力消費を最小にするために、デバイス受信機が、関心を持っている単一の論理チャネルのコンテンツを復調することを可能にする。移動体デバイスは、ビデオおよび関連するオーディオを異なるチャネル上で送ることを可能にするために、複数の論理チャネルを同時に復調することができる。
【0030】
誤り訂正技法およびコーディング技法を使用することもできる。一般に、FLOには、ターボ内側符号(turbo inner code)およびリードソロモン(RS)外側符号(Reed Solomon outer code)が組み込まれる。通常、ターボ符号パケットは、巡回冗長検査(CRC)を含む。RS符号は、正しく受信されるデータについては計算する必要がなく、これは、好ましい信号条件の下で、追加の電力節約をもたらす。もう1つの態様は、FLOエアインターフェースが、5MHz、6MHz、7MHz、および8MHzの周波数帯域幅をサポートするように設計されていることである。非所に望ましいサービス提供を、単一のラジオ周波数チャネルを用いて達成することができる。
【0031】
6つのTDMパイロットチャネルのうちの4つすなわちTDMパイロット1 502、広域識別チャネル(WIC)504、ローカルエリア識別チャネル(LIC)506、およびTDMパイロット2 508は、この図の最初の4つのOFDMシンボルの間に連続して発生する。FDMパイロットチャネルは、オーバーヘッド情報シンボル(Overhead Information Symbols、OIS)チャネルおよびデータチャネルと周波数分割多重化される。遷移パイロットチャネル(TPC)510は、スーパーフレーム上でOISおよびデータチャネルと時分割多重化される。測位パイロットチャネル(PPC)518または2つ、6つ、10個、もしくは14個の予約済みOFDMシンボルが、スーパーフレームの終りに現れる。広域サービスおよびローカルエリアサービスの伝送をサポートするために、次が行われる。
【0032】
OISチャネルは、広域OISチャネルおよびローカルエリアOISチャネルに分割され、これらは、OISチャネル内で時分割多重化される。
【0033】
FDMパイロットチャネル512は、広域FDMパイロットチャネル514およびローカルエリアFDMパイロットチャネル516に分割され、これらは、FDMパイロットチャネル内で時分割多重化される。
【0034】
データチャネルは、広域データチャネルおよびローカルエリアデータチャネルに分割され、これらは、データチャネル内で時分割多重化される。
【0035】
特定の広域でマルチキャストされる広域サービスは、広域データチャネル内で伝送され、特定のローカルエリア内でマルチキャストされるローカルエリアサービスは、ローカルエリアデータチャネル内で伝送される。
【0036】
包括的な用語「エンティティ」は、FLOデバイスまたはFLOネットワークのいずれかを指すのに使用される。実施形態は、次のタイプのインターフェースを含む。
【0037】
・ヘッダおよびメッセージは、あるエンティティで実行されるプロトコルと別のエンティティで実行される同一のプロトコルとの間の通信に使用される。
【0038】
・コマンドは、同一のFLOネットワークまたは同一のFLOデバイス内の別のプロトコルからサービスを入手するために、あるプロトコルによって使用される。
【0039】
・表示は、イベントの発生に関する情報を伝えるために、下位層プロトコルによって使用される。任意の上位層プロトコルは、これらの表示を受け取るために登録することができる。同一層のプロトコルが、一方向のみではあるが表示を受け取るために登録することもできる。
【0040】
・パブリックデータは、プロトコルの間で制御された形で情報を共用するのに使用される。パブリックデータは、同一層内のプロトコルの間ならびに異なる層内のプロトコルの間で共用される。
【0041】
表示は、発生したイベントをアナウンスするので、必ず過去時制で記述される。ヘッダおよびメッセージは、すべての実施態様で結び付いている。表示およびパブリックデータは、明瞭で正確な仕様の方策として使用される。FLOデバイスおよびFLOネットワークは、同一の挙動を示す異なる実施態様を選択しながら準拠するものとすることができる。
【0042】
図6に、一実施形態による層のそれぞれを示すプロトコルスイート600を示す。制御情報602が、上位層プロトコル/アプリケーションプロトコル604から制御層606に転送されることが示されている。制御層は、制御プロトコル608を含む。上位層プロトコル/アプリケーションプロトコル604は、ストリーム層610とインターフェースする。ストリーム層は、ストリームプロトコル612を含む。制御層606は、MAC層614とインターフェースし、ストリーム層610は、MAC層614とインターフェースする。
【0043】
MAC層614は、制御チャネル616、OISチャネル618、およびデータチャネル620を含む。制御チャネル616、OISチャネル618、およびデータチャネル620は、MACプロトコルを使用する。MAC層614は、FLO物理層622とインターフェースする。
【0044】
FLOネットワークによって提供されるサービスは、上位層によって提供されるデータフロー(単にフローと称する)をマルチキャストすることからなる。制御層の役割は、特定のフロー(1つまたは複数)を受信するのに必要な情報をデバイスに与えることである。一実施形態で、各フローは、FlowID 700と呼ばれる一意の20ビット識別子によってアドレッシングされる。FlowIDは、2つの部分すなわち、FlowID_bits_4_thru_19 702およびFlowID_bits_0_thru_3 704を含む。一実施形態によるFlowIDの構造を、図7に示す。
【0045】
フローは、論理チャネル上で搬送される。これらの論理チャネルを、マルチキャスト論理チャネルまたはMLCと呼ぶ。
【0046】
ネットワークの制御層は、FLOシステムで動作するためにデバイスが必要とする情報(制御情報と称する)を提供する。デバイスの制御層は、この情報を受信し、その制御情報の、ネットワーク内の制御情報との同期を維持する。制御層は、最新情報を他のプロトコルエンティティに供給する。制御層は、次の3つのカテゴリの情報を維持する。
【0047】
・フロー記述情報 これは、MLCのフローのマッピングおよびフロー構成パラメータを含む。
【0048】
・ラジオ周波数チャネル情報 これは、FLOネットワーク内で使用されるラジオ周波数チャネルを含む。
【0049】
・近傍リスト情報 これは、隣接する広域およびローカルエリアのリストを含む。
【0050】
制御層は、上のカテゴリのそれぞれの情報を、2つの論理的に別々のクラスすなわちビン0およびビン1として維持し、提供する。この分離は、ネットワークが、制御情報に対する更新を特定のビンに局所化することを可能にする。これは、FLOデバイスが、他方のビンと独立に、一方のビンの情報を処理し、利用することを可能にする。制御層の諸機能は、制御プロトコルによって実施される。
【0051】
制御プロトコルは、表1に示された制御プロトコルパケットヘッダをセットしなければならない。
【表1】

【0052】
Fill
制御チャネルMACプロトコルヘッダの充填文字フィールド。このフィールドは、制御プロトコルカプセル内の最初のCPPについて存在しなければならず、0をセットされなければならない。それ以外の場合には、このフィールドを省略しなければならない。一実施形態で、制御チャネルMACプロトコルは、制御チャネルMAC層カプセルヘッダによってこのフィールドを上書きする。
【0053】
Message Type ID
メッセージタイプ識別子。これは、このメッセージが搬送する情報のタイプに基づいてセットされなければならない。有効な値を表2にリストする。
【表2】

【0054】
Bin ID
これは、CPPペイロード内で搬送されるメッセージがネットワークによって割り当てられた、2つの論理制御プロトコルビンのうちの1つに対応する。ネットワークは、CPPで搬送される内容のビン識別子(0または1)をこのフィールドにセットしなければならない。MessageTypeIDフィールドが0x03(充填文字メッセージ)である場合には、このフィールドに任意の値を割り当てることができ、このフィールドは、デバイスによって無視される。
【0055】
CPP Number
このビンのMessageTypeIDによって識別される制御プロトコル情報に関連するCPPに割り当てられる一意の番号。ネットワークは、0からTotalCPPCount−1までの範囲でこの値をセットしなければならない。
【0056】
Total CPP Count
このビンのMessageTypeIDによって識別される制御プロトコル情報に関連するCPPの総数。ネットワークは、MessageTypeIDのメッセージを搬送するCPPの総数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0057】
Num Pad Bytes
このCPPに含まれるパディングバイトの個数。ネットワークは、PadBytesの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0058】
フロー記述メッセージを、表3に示す。
【表3】

【0059】
残りのフィールドのFlowCount回の発生を、表4に示す。
【表4】

【0060】
Flow Blob Length
FlowBlob(フロー情報ブロック)フィールドの長さ。ネットワークは、このメッセージに含まれるFlowBlobフィールドの、ビットの整数個数単位でのサイズをこのフィールドにセットしなければならない。
【0061】
Flow Count
CPP内で搬送されるフローの個数。ネットワークは、フロー記述メッセージCPP内でこのフィールドに続くフローの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0062】
Reserved 0
このフィールドには0をセットしなければならない。
【0063】
Flow ID bits 4 thru 19 Same As Before
このフローのFlowID_bits_4_thru_19が前のフローと同一であるかどうかを示すフラグ。ネットワークは、フロー記述メッセージCPP内で最初のフローについて、このフィールドに「0」をセットしなければならない。それ以外の場合に、CPP内で記述されるフローが前のフローと同一のFlowID_bits_4_thru_19を有する場合には、このフィールドに「1」をセットしなければならない。
【0064】
FlowID bits 4 thru 19
このフィールドは、フローの識別子(FlowID)の上位16ビット(ビット4から19まで)を含む。FlowID_bits_4_thru_19_SameAsBeforeフィールドに「1」がセットされている場合には、ネットワークは、このフィールドを省略しなければならない。それ以外の場合には、このフィールドにフローIDの上位16ビットをセットしなければならない。
【0065】
FlowID bits 0 thru 3
ネットワークは、FlowIDの下位4ビットをこのフィールドにセットしなければならない。
【0066】
RF Channel ID
フローを搬送するRFチャネルの識別子。RFChannelIDの詳細は、RFチャネル記述メッセージで搬送される。
【0067】
MLC ID Same As Before
このフローのMLCIDが前のフローと同一であるかどうかを示すフラグ。ネットワークは、フロー記述メッセージCPP内の最初のフローについて、このフィールドに「0」をセットしなければならない。それ以外の場合に、このフローが前のフローと同一のMLC IDを有する場合には、このフィールドに「1」をセットしなければならない。
【0068】
MLC ID
MLCIDSameAsBeforeフィールドに「1」がセットされている場合に、ネットワークは、このフィールドを省略しなければならない。それ以外の場合には、このフィールドは、MLCの一意識別子を含まなければならない。
【0069】
Transmit Mode
このフローを搬送するMLCによって使用される送信モード。MLCIDSameAsBeforeフィールドに「1」がセットされている場合には、ネットワークはこのフィールドを省略しなければならず、それ以外の場合には、ネットワークは、MLCを送信するのに使用される物理層モードをこのフィールドにセットしなければならない。
【0070】
Outer Code Rate
このフローを搬送するMLCの外側コードレート。MLCIDSameAsBeforeフィールドに「1」がセットされている場合には、ネットワークはこのフィールドを省略しなければならず、それ以外の場合には、ネットワークは、MLCに適用される外側コードレートをこのフィールドにセットしなければならない。OuterCodeRateフィールドの値を表5にリストする。
【表5】

【0071】
Flow Blob
このフィールドは、上位層によって使用されるフロー情報を搬送する。ネットワークは、上層の要件に従ってこのフィールドをセットしなければならない。
【0072】
Stream ID
この2ビットフィールドは、ストリーム識別子である。ネットワークは、表6で指定される値をStreamIDフィールドにセットしなければならない。
【表6】

【0073】
Stream Residual Error Processing
このフィールドは、デバイスでのストリーム層残差誤り処理を指定する。ネットワークは、表7にリストされた値に従ってこのフィールドをセットしなければならない。
【表7】

【0074】
Stream Uses Both Components
このフィールドは、ストリームがエンハンスメントコンポーネント(enhancement component)とベースコンポーネントとの両方またはベースコンポーネントだけのどちらを含むかを指定する。ネットワークは、ストリームがベースコンポーネントだけを含む場合に、このフィールドに「0」をセットしなければならない。ネットワークは、ストリームがベースコンポーネントとエンハンスメントコンポーネントとの両方を含む場合に、このフィールドに「1」をセットしなければならない。このストリームが属するMLCが、非階層化送信モードを使用している場合には、ネットワークは、このフィールドに任意の値をセットすることができ、このフィールドは、デバイスによって無視される。
【0075】
Reserved
この可変長フィールドは、フロー記述メッセージをオクテット整列された状態にするために追加される。このフィールドには0をセットしなければならない。
【0076】
RFチャネル記述メッセージは、FLOサービスを搬送するのに使用されるRFキャリアの記述を搬送する。このメッセージは、表8に示されたフォーマットを有しなければならない。
【表8】

【0077】
表9に、続くLOIレコードのLOICount回の発生を示す。
【表9】

【0078】
表10に、続く3つのフィールドのRFChannelCount回の発生を示す。
【表10】

【0079】
CPP Header
CPPヘッダ。
【0080】
LOI Count
このメッセージに含まれるLocal Operational Infrastructureレコードの個数。ネットワークは、メッセージに含まれるLOIレコードの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0081】
LOI ID
このフィールドは、このLOIレコードに関連するローカルエリアインフラストラクチャ識別子のIDを含む。ネットワークは、ローカルエリアインフラストラクチャに割り当てられた識別子をこのフィールドにセットしなければならない。
【0082】
RF Channel Count
ネットワークは、RFチャネル記述メッセージCPP内でこのフィールドに続くRFチャネルの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0083】
RF Channel ID
ネットワークは、このレコードに含まれるFrequencyフィールド値およびChannelPlanフィールド値の組合せに関連する数値識別子をこのフィールドにセットしなければならない。
【0084】
Frequency
ネットワークは、50KHzの単位で、キャリア中心周波数に対する470MHz(チャネル14〜69のFCC放送TV割当の始め)からの周波数オフセットをこのフィールドにセットしなければならない。これは、下の式によって計算される。
【数1】

【0085】
ここで、Cは、MHz単位のキャリア中心周波数である。
【0086】
Channel Plan
ネットワークは、送信機によって使用されるチャネルプラン(またはチャネル帯域幅)をこのフィールドにセットしなければならない。このフィールドの値を、表11にリストする。
【表11】

【0087】
Reserved
このフィールドは、RFチャネル記述メッセージをオクテット整列された状態にするために追加される。ネットワークは、このフィールドのビットに0をセットしなければならない。
【0088】
近傍リスト記述メッセージは、所与のLOIの隣接するLOIのインフラストラクチャパラメータを搬送する。含まれるインフラストラクチャパラメータは、周波数、広域ディファレンシエータ(Wide−area Differentiator、WID)、および対応するローカルエリアディファレンシエータである。このメッセージは、表12に示されたフォーマットを有しなければならない。
【表12】

【0089】
表13に、続くLOIレコードのLOICount回の発生を示す。
【表13】

【0090】
表14に、続くFrequencyレコードのFrequencyCount回の発生を示す。
【表14】

【0091】
表15に、続くWIDレコードのWIDCount回の発生を示す。
【表15】

【0092】
表16に、続くフィールドのLIDCount回の発生を示す。
【表16】

【0093】
CPP Header
CPPヘッダ。
【0094】
LOI Count
このメッセージに含まれるLocal Operational Infrastructureレコードの個数。ネットワークは、メッセージに含まれるLOIレコードの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0095】
LOI ID
このフィールドは、このLOIレコードに関連するローカルエリアインフラストラクチャ識別子のIDを含む。ネットワークは、ローカルエリアインフラストラクチャに割り当てられた識別子をこのフィールドにセットしなければならない。
【0096】
Frequency Count
LOIレコードに含まれる周波数の個数。ネットワークは、LOIレコードに含まれるFrequencyレコードの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0097】
Frequency
このフィールドは、50KHzの単位で、中心周波数に対する470MHz(チャネル14〜69のFCC放送TV割当の始め)からの周波数オフセットを含む。
【0098】
Channel Plan
このフィールドは、ローカルエリア伝送に使用されるチャネルプランを含む。
【0099】
WID Count
ネットワークは、このフィールドに続くWIDレコードの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0100】
WID
ネットワークは、この広域に関連する広域ディファレンシエータをこのフィールドにセットしなければならない。
【0101】
LID Count
ネットワークは、このフィールドに続くLODレコードの個数をこのフィールドにセットしなければならない。
【0102】
LID
ネットワークは、このローカルエリアに関連するローカルエリアディファレンシエータをこのフィールドにセットしなければならない。
【0103】
Reserved
これは、近傍リスト記述メッセージをオクテット整列された状態にするために追加される可変長フィールドである。ネットワークは、このフィールドのビットに「0」をセットしなければならない。
【0104】
表17に、充填文字メッセージを示す。充填文字メッセージは、制御情報を搬送する制御プロトコルメッセージのすべてが含まれた後に制御プロトコルカプセルペイロードの未使用部分を充填するのに使用される。充填文字メッセージは、どのビンにも属さない。したがって、このメッセージのCPPヘッダ内のBinIDフィールドは、含まれるが使用されない。一実施形態で、ネットワークは、このフィールド内のすべてのFillerOctetsビットに「0」をセットする。
【表17】

【0105】
ネットワーク内の制御プロトコルは、CPPのすべての占められていない部分を充填するのに十分なパディングオクテットを追加しなければならない。PadByteのフォーマットを、表18に示す。
【表18】

【0106】
ストリーム層は、図6に示されているように、FLOプロトコルスタック内でMAC層と上位/アプリケーション層との間に存在する。上位層からのデータは、1つまたは複数のフロー内で搬送される。ストリーム層は、上位層へおよび上位層からのフローに関する、FLOエアインターフェースプロトコルスタックへのアクセスを提供する。フローは、1つのコンポーネント(ベースコンポーネントと称する)または2つのコンポーネント(ベースコンポーネントおよびエンハンスメントコンポーネントと称する)からなるものとすることができる。フローが2つのコンポーネントを有する時に、エンハンスメントコンポーネントは、ベースコンポーネントに密に結合される。たとえば、両方のコンポーネントが、同一のフローIDを使用してアドレッシングされ、デバイス内の同一の上位層エンティティに送られ、ストリーム層内で同一の遅延および誤り処理を受ける。
【0107】
一実施形態によれば、ストリーム層の主要な機能は、3つまでのフローを単一のMLCに多重化し/単一のMLCから多重分離することである。
【0108】
ストリームプロトコルは、ストリーム層の機能性を提供する。ストリームプロトコルは、上位層フローを単一のMLCに多重化する。これらの上位層フローは、1つのMLC内で「ストリーム」として移送される。3つまでのストリーム(ストリーム0、1、および2と称する)が、1つのMLCに多重化される。ストリーム0は、ストリーム1および/またはストリーム2について送信すべきフローデータがある場合に、必ずMLC内に存在する。言い換えると、ストリームのいずれについても送信すべきフローデータがない場合には、ストリーム0は送信されない。
【0109】
上位層フローは、ベースコンポーネントおよびエンハンスメントコンポーネントからなるものとすることができる。両方のコンポーネントが存在する場合には、両方のコンポーネントが、同一のストリームによって搬送される。ストリーム0は、関連するMLCが階層化送信モード用に構成される時であっても、ベースコンポーネントだけを搬送する。他の2つのストリーム(ストリーム1および2)は、ベースコンポーネントとエンハンスメントコンポーネントとの両方を搬送することができる。あるストリームが、エンハンスメントコンポーネントを搬送する時に、そのフローの上位層は、ベースコンポーネントおよびエンハンスメントコンポーネントのサイズを正確に一致させることを要求される。
【0110】
ストリームプロトコルは、次の2つのインターフェースモードをサポートする。
【0111】
ネットワーク内のストリームプロトコルが、上位層からオクテットのストリームを受け取り、デバイス内のピアプロトコルが、オクテットのストリームを送達する、オクテットフローモード。
【0112】
ネットワーク内のストリームプロトコルが、固定サイズのオクテットブロックのストリームを受け取り、デバイス内のピアプロトコルが、上位層にこれらの固定サイズのオクテットブロックを送達する、透過モードまたはブロックフローモード。
【0113】
ストリームプロトコルは、上位層フローごとにインターフェースモードを選択するためにTransparentModeFlag属性を提供する。この属性に「1」がセットされている時に、ストリームプロトコルは、それぞれが別々の物理層パケットによって搬送される、固定された122オクテットのストリームを受け取る。これは、下位FLOプロトコル層でのパケット境界までの上位層可視性を可能にする。この透過モードまたはブロックフローモード(ブロック指向モードとも称する)は、ストリーム1および2についてのみサポートされる。
【0114】
あるフローについてTransparentModeFlag属性に「0」がセットされている場合に、ストリームプロトコルは、上位層フローからのデータをオクテットのストリームとして処理する。このインターフェースは、上位層が下位層パケットの形成に関心がない場合に適当である。ストリーム0は、必ずこのオクテットフローモード(オクテット指向モードとも称する)を使用する。ストリーム1および2は、2つのモードすなわちブロックフローモードまたはオクテットフローモードのいずれかを使用する。
【0115】
ストリームプロトコルは、ResidualErrorProcessing属性を使用することによって、上位層フローのストリーム層残差誤り処理を指定するインターフェースを提供する。この選択は、フローのベースコンポーネントとエンハンスメントコンポーネント(存在する時に)との両方に適用される。選択肢には、次が含まれる。
【0116】
なし ストリームによって搬送されるフローが、追加処理なしで上位層エンティティに送達されなければならないことを指定する。誤りを含む、パケット内で受信されたフローのオクテットは、上位層エンティティに送られる。
【0117】
ドロップ 誤りを含む、パケット内で受信されたフローのオクテットを破棄しなければならないことを指定する。
【0118】
ストリームプロトコルは、上位層フローの遅延制約を指定するインターフェースを提供する。遅延制約は、次の3つの属性すなわち、DelayConstraintType、DelayConstraintValue、およびStreamElasticityに関して指定される。
【0119】
・DelayConstraintTypeは、フローの遅延制約タイプを指定する。この選択は、フローのベースコンポーネントとエンハンスメントコンポーネント(存在する時に)との両方に適用される。選択肢には、次が含まれる。
【0120】
>RealTime フローが定数値だけ遅延されることを指定する。
【0121】
>MaxDelay フローが最大遅延制約を有することを指定する。
【0122】
>None 余分なMLC帯域幅が使用可能である時に限って、フローが送信されることを指定する。
【0123】
・DelayConstraintValueは、DelayConstraintTypeがRealTimeまたはMaxDelayである時に、上位層フローの遅延制約の値を指定する。
【0124】
・StreamElasticityは、遅延制約を満足できない時にフローをどのように処理しなければならないかを指定する。この選択は、フローのベースコンポーネントとエンハンスメントコンポーネント(存在する時に)との両方に適用される。選択肢には、次が含まれる。
【0125】
>Elastic ソースが要求時にデータレートを下げることを指定する。
【0126】
>Drop フローオクテットを捨てることができることを指定する。
【0127】
>Fragment オクテットの全体または一部を遅延させることができることを指定する。
【0128】
本文書では、アクティブデータチャネルMLCごとに、ネットワーク内にこのプロトコルの1つのインスタンスがあると仮定する。デバイス内には、そのデバイスが復号しつつあるMLCごとに、このプロトコルの1つのインスタンスがある。
【0129】
このプロトコルは、次の2つの状態のうちの1つで動作する。
【0130】
・インアクティブ状態 この状態では、プロトコルは、Activateコマンドを待つ。
【0131】
・アクティブ状態 この状態では、ネットワーク内のプロトコルは、3つまでのフローをパケット化し、これらのパケットを関連するMLC内での伝送のために多重化し、これらをMAC層に送る。デバイス内のプロトコルは、MAC層からストリーム層パケットを受け取り、残差伝送誤りを処理し、結果のオクテットまたはオクテットブロックフローを上位層に送る。
【0132】
ストリーム層は、次の機能を提供する。
【0133】
・上位層フローをMLC内のストリームに結び付けるインターフェースを提供する。各MLCは、3つの独立のデータストリームをサポートすることができる。
【0134】
・上位層からの3つまでのフローを1つのMLCに多重化する。
【0135】
・上位層フローの遅延制約に対処する。
【0136】
・上位層フローの残差誤り処理を提供する。
【0137】
・上位層フローのベースコンポーネントおよびエンハンスメントコンポーネントの独立処理を提供する。
【0138】
MAC層は、広域OISチャネルおよびローカルエリアOISチャネルと、広域およびローカルエリアの制御チャネルおよびデータチャネルとの動作を定義する。また、MAC層は、FLOネットワークでの伝送のためにMLCを多重化し、それらをFLOデバイスで多重分離する。MAC層は、次の3つのプロトコルを含む。
【0139】
・OISチャネルMACプロトコル このプロトコルは、FLOネットワークがOISチャネルで伝送されるメッセージをどのように作成するかおよびFLOデバイスがこれらのメッセージをどのように受信し、処理するかを左右する規則を含む。
【0140】
・データチャネルMACプロトコル このプロトコルは、FLOネットワークが広域データチャネルおよびローカルエリアデータチャネルでデータを搬送するサービスの伝送のためにMAC層パケットをどのように作成するかおよびFLOデバイスがこれらのパケットをどのように受信し、処理するかを左右する規則を含む。
【0141】
・制御チャネルMACプロトコル このプロトコルは、FLOネットワークが広域制御チャネルおよびローカルエリア制御チャネルでのFLO制御情報の伝送のためにMAC層パケットをどのように作成するかおよびFLOデバイスがこれらのパケットをどのように受信し、処理するかを左右する規則を含む。
【0142】
データチャネルおよび制御チャネルは、MAC層で定義される。物理層では、これらのチャネルタイプの両方が、同一のデータチャネル上で搬送される。
【0143】
1つのスーパーフレームのMLCの内容は、MACプロトコルカプセルと称するエンティティにカプセル化される。MACプロトコルカプセルは、MAC層パケット内で搬送される。1つのMAC層パケットは、サイズにおいて122オクテットであり、1つの物理層パケット(PLP)のペイロードを形成する。
【0144】
物理層の伝送単位は、物理層パケットである。物理層パケットは、1000ビットの長さを有する。1つの物理層パケットが、1つのMAC層パケットを搬送する。
【0145】
FLO物理層は、次のサブチャネルからなる。
【0146】
・TDMパイロットチャネル。
【0147】
・広域OISチャネル。
【0148】
・ローカルエリアOISチャネル。
【0149】
・広域FDMパイロットチャネル。
【0150】
・ローカルエリアFDMパイロットチャネル。
【0151】
・広域データチャネル。
【0152】
・ローカルエリアデータチャネル。
【0153】
TDMパイロットチャネルは、コンポーネントチャネルTDMパイロット1、TDMパイロット2、遷移パイロットチャネル、WIC、LIC、および測位パイロット/予約済みシンボルを含む。
【0154】
TDMパイロット1チャネルは、1つのOFDMシンボルにまたがらなければならない。TDMパイロット1チャネルは、スーパーフレーム内でOFDMシンボルインデックス0に送信されなければならない。TDMパイロット1チャネルは、新しいスーパーフレームの始まりを知らせる。TDMパイロット1チャネルは、粗OFDM信号タイミング、スーパーフレーム境界、および搬送周波数オフセットを判定するのに、FLOデバイスによって使用することができる。
【0155】
広域識別チャネル(WIC)は、1つのOFDMシンボルにまたがらなければならない。WICは、スーパーフレーム内でOFDMシンボルインデックス1に送信されなければならない。WICは、TDMパイロット1OFDMシンボルに続く。これは、広域ディファレンシエータ情報をFLO受信機に伝えるのに使用されるオーバーヘッドチャネルである。ある広域内のすべての送信波形(ローカルエリアチャネルを含むがTDMパイロット1チャネルおよびPPCを含まない)は、その区域に対応する4ビットの広域ディファレンシエータを使用してスクランブルされる。スーパーフレーム内のWIC OFDMシンボルのために、1スロットだけが割り当てられなければならない。割り当てられたスロットは、インプットとして、各ビットに0をセットされた、1000ビットの固定パターンを使用しなければならない。
【0156】
ローカルエリア識別チャネル(LIC)は、1つのOFDMシンボルにまたがらなければならない。LICは、スーパーフレーム内でOFDMシンボルインデックス2に送信されなければならない。LICは、WICチャネルOFDMシンボルに続く。これは、ローカルエリアディファレンシエータ情報をFLO受信機に伝えるのに使用されるオーバーヘッドチャネルである。すべてのローカルエリア送信波形は、その区域に対応する、4ビットのローカルエリアディファレンシエータを広域ディファレンシエータと共に使用してスクランブルされる。
【0157】
スーパーフレーム内のLIC OFDMシンボルのために、単一のスロットだけが割り当てられなければならない。割り当てられたスロットは、インプットとして、1000ビットの固定パターンを使用しなければならない。これらのビットには、0をセットしなければならない。
【0158】
TDMパイロット2チャネルは、1つのOFDMシンボルにまたがらなければならない。TDMパイロット2チャネルは、スーパーフレーム内でOFDMシンボルインデックス3に送信されなければならない。TDMパイロット2チャネルは、LIC OFDMシンボルに続く。これは、FLO受信機内で微細OFDMシンボルタイミング訂正に使用することができる。
【0159】
各スーパーフレーム内のTDMパイロット2OFDMシンボルのために、4つのスロットだけを割り当てなければならない。各割り当てられたスロットは、インプットとして、各ビットに0をセットされた、1000ビットの固定パターンを使用しなければならない。
【0160】
遷移パイロットチャネルは、2つのサブチャネルすなわち、広域遷移パイロットチャネル(WTPC)およびローカルエリア遷移パイロットチャネル(LTPC)からなる。広域OISおよび広域データチャネルの側面に位置するTPCを、WTPCと呼ぶ。ローカルエリアOISおよびローカルエリアデータチャネルの側面に位置するTPCを、LTPCと呼ぶ。WTPCは、スーパーフレーム内のWIC(広域データおよび広域OISチャネル)を除くすべての広域チャネル伝送の両側で1つのOFDMシンボルにまたがる。LTPCは、LIC(ローカルエリアデータおよびローカルエリアOISチャネル)を除くすべてのローカルエリアチャネル伝送の両側で1つのOFDMシンボルにまたがる。TPC OFDMシンボルの目的は、2つの部分がある、すなわち、ローカルエリアチャネルと広域チャネルとの間の境界でのチャネル推定を可能にすることと、各フレーム内の最初の広域(またはローカルエリア)MLCのタイミング同期を容易にすることとである。TPCは、WTPCとLTPCとの間で均等に分割される、スーパーフレーム内の20個のOFDMシンボルにまたがる。
【0161】
一実施形態で、LTPC伝送およびWTPC伝送がお互いに直接に続いて発生する9つの場合と、これらのチャネルの一方だけが伝送される2つの場合とがある。WTPCだけが、TDMパイロット2チャネルの後に伝送され、LTPCだけが、測位パイロットチャネル(PPC)/予約済みOFDMシンボルの前に伝送される。
【0162】
次を仮定する。
【0163】
Pは、PPC/予約済みOFDMシンボル内のOFDMシンボルの個数であるものとする。
【0164】
Wは、1フレーム内の広域データチャネルに関連するOFDMシンボルの個数であるものとする。
【0165】
Lは、1フレーム内のローカルエリアデータチャネルに関連するOFDMシンボルの個数であるものとする。
【0166】
Fは、1フレーム内のOFDMシンボルの個数であるものとする。
【0167】
Pの値は、2、6、10、または14でなければならない。1フレーム内のデータチャネルOFDMシンボルの個数は、F−4でなければならない。スーパーフレーム内のTPC OFDMシンボルの正確な位置は、表19で指定されるものでなければならない。
【表19】

【0168】
TPC OFDMシンボル内のすべてのスロットが、インプットとして、各ビットに0をセットされた、1000ビットの固定パターンを使用する。
【0169】
一実施形態で、FLOデバイスは、その地理的位置を判定するために、自律的にまたはGPS信号と共にのいずれかで、測位パイロットチャネル(PPC)を使用することができる。
【0170】
広域OISチャネルは、現在のスーパーフレーム内で、スケジューリングされた伝送時刻およびスロット割当など、広域データチャネルに関連するアクティブMLCに関するオーバーヘッド情報を伝えるのに使用される。一実施形態で、広域OISチャネルは、各スーパーフレーム内で5つのOFDMシンボルインターバルにまたがる。
【0171】
ローカルエリアOISチャネルは、現在のスーパーフレーム内で、スケジューリングされた伝送時刻およびスロット割当など、ローカルエリアデータチャネルに関連するアクティブMLCに関するオーバーヘッド情報を伝えるのに使用される。一実施形態では、ローカルエリアOISチャネルは、各スーパーフレーム内で5つのOFDMシンボルインターバルにまたがる。
【0172】
広域FDMパイロットチャネルは、広域データチャネルまたは広域OISチャネルと共に伝送される。広域FDMパイロットチャネルは、広域チャネル推定およびFLOデバイスによる他の機能に使用できる固定ビットパターンを搬送する。
【0173】
広域FDMパイロットチャネルのために、広域データチャネルまたは広域OISチャネルのいずれかを搬送するすべてのOFDM中に、単一のスロットが割り当てられなければならない。割り当てられたチャネルは、インプットとして、1000ビットの固定パターンを使用しなければならない。これらのビットには、0をセットしなければならない。
【0174】
ローカルエリアFDMパイロットチャネルは、ローカルエリアデータチャネルまたはローカルエリアOISチャネルと共に伝送される。ローカルエリアFDMパイロットチャネルは、ローカルエリアチャネル推定およびFLOデバイスによる他の機能に使用できる固定ビットパターンを搬送する。
【0175】
ローカルエリアFDMパイロットチャネルのために、ローカルエリアデータチャネルまたはローカルエリアOISチャネルのいずれかを搬送するすべてのOFDM中に、単一のスロットが割り当てられなければならない。割り当てられたスロットは、インプットとして、1000ビットの固定パターンを使用しなければならない。これらのビットには、0をセットしなければならない。
【0176】
広域データチャネルは、広域マルチキャストを意図された物理層パケットを搬送するのに使用される。広域データチャネルのための物理層パケットを、広域内で伝送されるアクティブMLCのうちの任意の1つに関連付けることができる。
【0177】
通常の変調(QPSKおよび16−QAM)では、物理層パケットは、データスロットバッファ(1つまたは複数)に格納される前に、ターボ符号化され、ビットインターリーブされる。階層化された変調について、ベースコンポーネント物理層パケットおよびエンハンスメントコンポーネント物理層パケットは、データスロットバッファ(1つまたは複数)に多重化される前に、独立にターボ符号化され、ビットインターリーブされる。
【0178】
ローカルエリアデータチャネルは、ローカルエリアマルチキャストを意図された物理層パケットを搬送するのに使用される。ローカルエリアデータチャネルのための物理層パケットを、ローカルエリア内で伝送されるアクティブMLCのうちの任意の1つに関連付けることができる。
【0179】
通常の変調(QPSKおよび16−QAM)について、物理層パケットは、データスロットバッファ(1つまたは複数)に格納される前に、ターボ符号化され、ビットインターリーブされる。階層化された変調について、ベースコンポーネント物理層パケットおよびエンハンスメントコンポーネント物理層パケットは、データスロットバッファ(1つまたは複数)に多重化される前に、独立にターボ符号化され、ビットインターリーブされる。
【0180】
図8は、本明細書に示された1つまたは複数の態様による、無線通信環境で使用されるユーザデバイス800の図である。ユーザデバイス800は、サンプルを入手するために、たとえば受信アンテナ(図示せず)から信号を受け取り、受信された信号にその結果の通常のアクションを実行し(たとえば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートするなど)、処理された信号をディジタル化する、受信機802を含む。受信機802は、非線形受信機とすることができる。復調器804は、受け取ったパイロットシンボルを復調し、チャネル推定のためにプロセッサ806に供給することができる。FLOチャネルコンポーネント810は、前に説明したようにFLO信号を処理するために設けられる。これには、他の処理の中でも、ディジタルストリーム処理および/または測位位置計算を含めることができる。プロセッサ806は、受信機802によって受信された情報の分析および/または送信機816による伝送のための情報の生成に専用のプロセッサ、ユーザデバイス800の1つまたは複数のコンポーネントを制御するプロセッサ、ならびに/あるいは受信機802によって受信された情報の分析、送信機816による伝送のための情報の生成、およびユーザデバイス800の1つまたは複数のコンポーネントの制御の両方を行うプロセッサとすることができる。
【0181】
ユーザデバイス800は、さらに、プロセッサ806に動作可能に結合され、無線ネットワークデータ処理に関連する情報を格納する、メモリ808を含むことができる。本明細書に記載のデータストア(たとえば、メモリ)コンポーネントを、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含めることができることに着目されたい。限定ではなく例として、不揮発性メモリには、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含めることができる。揮発性メモリには、外部キャッシュメモリとして作用するランダムアクセスメモリ(RAM)を含めることができる。限定ではなく例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、double data rate SDRAM(DDR SDRAM)、enhanced SDRAM(ESDRAM)、Synchlink DRAM(SLDRAM)、およびdirect Rambus RAM(DRRAM)など、多数の形で入手可能である。本システムおよび方法のメモリ808は、上記および任意の他の適切なタイプのメモリを、これらに限定されずに含むことが意図されている。ユーザデバイス800は、さらに、FLOデータを処理するバックグラウンドモニタ812、シンボル変調器814、および変調された信号を送信する送信機816を含む。
【0182】
図9は、複数の受信アンテナ906を介して1つまたは複数のユーザデバイス904から信号(1つまたは複数)を受信する受信機910と、送信アンテナ908を介して1つまたは複数のユーザデバイス904に送信する送信機922とを伴う基地局902を含む例のシステム900を示す図である。受信機910は、受信アンテナ906から情報を受け取ることができ、受け取られた情報を復調する復調器912に動作可能に関連する。復調されたシンボルは、上で説明したプロセッサに類似し、無線データ処理に関連する情報を格納するメモリ916に結合された、プロセッサ914によって分析される。プロセッサ914は、さらに、1つまたは複数のめいめいのユーザデバイス904に関連するFLO情報の処理を容易にするFLOチャネルコンポーネント918に結合される。
【0183】
変調器920は、送信アンテナ908を介するユーザデバイス904への送信機922による伝送のために信号を多重化することができる。FLOチャネルコンポーネント918は、新しい最適チャネルが識別され、肯定応答されたことの表示を提供するためにユーザデバイス904に伝送することができる、ユーザデバイス904との通信のための所与の伝送ストリームの更新されたデータストリームに関連する信号に情報を付加することができる。
【0184】
上で説明したものは、例示的実施形態を含む。もちろん、実施形態の説明において、コンポーネントまたは方法論のすべての考えられる組合せを説明することは、不可能であるが、当業者は、多数のさらなる組合せおよび置換が可能であることを了解するであろう。したがって、これらの実施形態が、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲に含まれるすべての変更、修正、および変形を含むことが意図されている。さらに、用語「includes(含む)」が、詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかで使用される範囲まで、そのような用語は、用語「comprising(含む)」が特許請求の範囲で前後を接続させる語として使用する時に解釈されるものに似た形で包含的であることが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
forward link only(FLO)無線信号を処理する方法であって、
FLOメッセージを受信することと、
前記FLOメッセージから、FLOメッセージを処理することとを備え、
前記FLOメッセージは、ヘッダ、8ビットFLO情報ブロックフィールド、7ビットFLOカウント、RFチャネル識別子、送信モードインジケータ、外側コードレート、及びストリーム識別子を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−176807(P2011−176807A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−23966(P2011−23966)
【出願日】平成23年2月7日(2011.2.7)
【分割の表示】特願2008−524239(P2008−524239)の分割
【原出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】