FcγRIIB特異的抗体とその利用法
本発明は、FcγRIIA、特にヒトFcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIB、特にヒトFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントに関する。本発明は、治療抗体のエフェクター機能を増強する本発明の抗体を投与することにより、治療抗体の治療効果を増強する方法を提供する。本発明はまた、本発明の抗体を投与することにより、ワクチン組成物の効力を増強する方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
未変性FcγRIIAと結合するより大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項2】
上記結合がFcγRIIBの少なくとも1つの活性を作動する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
上記活性がB細胞受容体を介するシグナル伝達の抑制である、請求項2に記載の抗体。
【請求項4】
上記活性がFcεRIに誘導される肥満細胞活性化の抑制である、請求項2に記載の抗体。
【請求項5】
B細胞の活性化、B細胞増殖、抗体産生、細胞内カルシウム流入、またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の活性を抑制する、請求項2に記載の抗体。
【請求項6】
上記下流シグナル伝達分子がPLCγ、MAPK、Btk、またはAktである、請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
FcγRIIBのリン酸化および/またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の補充を増強する、請求項2に記載の抗体。
【請求項8】
上記下流シグナル伝達分子がSHIPである、請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
上記結合がFcγRIIBの少なくとも1つの活性を拮抗する、請求項1に記載の抗体。
【請求項10】
上記活性がB細胞受容体を介するシグナル伝達の活性化である、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
上記活性がFcεRIに誘導される肥満細胞活性化の活性化である、請求項9に記載の抗体。
【請求項12】
B細胞活性、B細胞増殖、抗体産生、細胞内カルシウム流入、またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の活性を増強する、請求項9に記載の抗体。
【請求項13】
上記下流シグナル伝達分子がBtkキナーゼ、PLCγ、MAPK、またはAktである、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
FcγRIIBのリン酸化および/またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の補充を低下させる、請求項9に記載の抗体。
【請求項15】
上記下流シグナル伝達分子がSHIPである、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
上記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項17】
上記抗体がヒト化抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項18】
上記抗体がヒト抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項19】
上記フラグメントがF(ab')2フラグメントである、請求項1に記載の抗体フラグメント。
【請求項20】
上記フラグメントがF(ab)フラグメントである、請求項1に記載の抗体フラグメント。
【請求項21】
上記抗体が1本鎖抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項22】
FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の重鎖-軽鎖対および腫瘍抗原と特異的に結合する第2の重鎖-軽鎖対を含む、二特異的抗体。
【請求項23】
未変性FcγRIIAと結合するより少なくとも2倍大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項24】
異種ポリペプチドと機能しうる形で連結された、請求項1に記載の抗体。
【請求項25】
上記異種ポリペプチドが細胞表面受容体と免疫特異的に結合する抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項26】
上記異種ポリペプチドが腫瘍抗原と免疫特異的に結合する抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項27】
上記抗体が治療薬とコンジュゲートしている、請求項1に記載の抗体。
【請求項28】
上記治療薬が細胞毒である、請求項27に記載の抗体。
【請求項29】
上記細胞毒がパクリタキセル、サイトカラシンB、グラミシジンD、臭化エチジウム、エメチン、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ジヒドロキシアントラシンジオン、ミトキサントロン、ミトラマイシン、アクチノマイシンD、1-デヒドロテストステロン、グルココルチコイド、プロカイン、テトラカイン、リドカイン、プロプラノロール、ピューロマイシン、エピルビシン(epirubicin)、またはシクロホスファミドである、請求項28に記載の抗体。
【請求項30】
Ig-FcのFcγRIIBとの結合をブロックする、請求項1に記載の抗体。
【請求項31】
免疫応答を増強する、請求項30に記載の抗体。
【請求項32】
上記免疫応答の増強が抗体依存性細胞応答の増加である、請求項31に記載の抗体。
【請求項33】
FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合するモノクローナル抗体を産生する方法であって、
(a)精製FcγRIIBまたはその免疫原性フラグメントを用いてFcγRIIAトランスジェニックマウスを免疫感作するステップ;
(b)上記マウスの脾細胞からハイブリドーマ培養細胞株を産生させるステップ;および
(c)上記ハイブリドーマ培養細胞株を、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体を産生する1以上のハイブリドーマ培養細胞株についてスクリーニングするステップを含む上記方法。
【請求項34】
請求項33に記載の方法により産生される抗体。
【請求項35】
上記免疫原性フラグメントがFcγRIIBの可溶性細胞外ドメインである、請求項33の方法。
【請求項36】
ATCC受託番号PTA-4592を有するクローン3H7より産生されるマウスモノクローナル抗体。
【請求項37】
ヒト化されている、請求項36に記載の抗体。
【請求項38】
ATCC受託番号PTA-4591を有するクローン2B6より産生されるマウスモノクローナル抗体。
【請求項39】
請求項36の抗体との結合について競合し、かつFcγRIIAと結合するより大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項40】
ATCC受託番号PTA-4592を有するハイブリドーマ培養細胞株3H7。
【請求項41】
ヒト化されている、請求項38に記載の抗体。
【請求項42】
請求項38の抗体との結合について競合し、かつFcγRIIAと結合するより大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項43】
ATCC受託番号PTA-4591を有するハイブリドーマ培養細胞株2B6。
【請求項44】
請求項1の抗体またはそのフラグメントの重鎖または軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離された核酸。
【請求項45】
請求項44に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項46】
重鎖をコードする第1の核酸分子および軽鎖をコードする第2の核酸分子を含むベクターであって、上記重鎖および上記軽鎖が請求項1の抗体またはそのフラグメントである上記ベクター。
【請求項47】
発現ベクターである請求項45に記載のベクター。
【請求項48】
請求項45のベクターを含有する宿主細胞。
【請求項49】
異種プロモーターと機能しうる形で連結された第1の核酸および同じもしくは異なる異種プロモーターと機能しうる形で連結された第2の核酸を含有する宿主細胞であって、上記第1の核酸および第2の核酸がそれぞれ請求項1の抗体の重鎖および軽鎖をコードする上記宿主細胞。
【請求項50】
FcγRIIB特異的抗体を遺伝子組換えにより産生する方法であって、(i)培地で請求項48の宿主細胞を、上記抗体の発現に好適な条件のもとで培養するステップ;および(ii)上記培地から上記抗体を回収するステップを含む上記方法。
【請求項51】
癌抗原により特徴付けられる癌を有する患者において癌を治療する方法であって、上記患者に、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメント、および上記癌抗原と特異的に結合しかつ細胞傷害性である第2抗体の治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項52】
上記癌が乳、卵巣、前立腺、子宮頚部または膵臓癌である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
上記細胞傷害性抗体がHerceptin(登録商標)、Rituxan(登録商標)、IC14、PANOREXTM、IMC-225、VITAXINTM、Campath LH/LDP-03、LYMPHOCIDETM、またはZEVLINTMである、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
上記癌抗原がMAGE-1、MAGE-3、BAGE、GAGE-1、GAGE-2、N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ、pI5、β-カテニン、MUM-1、CDK4、HER-2/neu、ヒトパピローマウイルスウイルス-E6、ヒトパピローマウイルスウイルス-E7、またはMUC-1である、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
上記癌抗原が乳、卵巣、前立腺、子宮頚部、または膵臓癌抗原である、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
さらに1以上のさらなる癌治療の実施を含む、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
上記のさらなる癌治療が化学治療、免疫治療、放射治法、ホルモン治療、または外科手術からなる群から選ばれる、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
上記患者がヒトである、請求項51に記載の方法。
【請求項59】
上記第1の抗体がヒト抗体またはヒト化抗体である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
(i)FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量;(ii)癌抗原と特異的に結合する細胞傷害性抗体;および(iii)製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項61】
上記第1の抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項60に記載の医薬組成物
【請求項62】
上記第2の抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項60または61に記載の医薬組成物。
【請求項63】
さらに1以上のさらなる抗癌薬を含む、請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項64】
上記抗癌薬が化学治療薬、放射治療薬、ホルモン治療薬、または免疫治療薬である、請求項63に記載の医薬組成物。
【請求項65】
それを必要とする患者における自己免疫障害を治療する方法であって、上記患者に請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項66】
上記自己免疫障害が慢性関節リウマチ、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、ライター症候群、乾癬、またはエリテマトーデスである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
さらに上記患者に1以上の抗炎症薬の治療上有効な量を投与することを含む、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
さらに上記患者に1以上の免疫応答調節薬の治療上有効な量を投与することを含む、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
少なくとも1つの免疫応答調節薬が小有機分子である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
小有機分子がメトトレキセート、レフルノミド、シクロホスファミド、シクロスポリンA、FK506、ミコフェノール酸モフェチル、ラパマイシン、ミゾリビン、デオキシスパグアリン(deooxyspergualin)、ブレキナール(brequinar)、マロノニトリルアミンド、ステロイド、または副腎皮質ステロイドである、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
少なくとも1つの抗炎症薬が非ステロイド抗炎症薬である、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
非ステロイド抗炎症薬がアスピリン、イブプロフェン、ジクロフェナク、ナブメントン(nabumentone)、ナプロキセン、またはケトプロテンである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
それを必要とする患者においてIgEを介するアレルギー障害を治療または予防する方法であって、上記患者に、請求項2に記載の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項74】
上記IgEを介するアレルギー障害が喘息、アレルギー鼻炎、胃腸アレルギー、好酸球増加症、結膜炎,または糸球体腎炎である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
上記患者がヒトである、請求項65または請求項73に記載の方法。
【請求項76】
上記抗体がヒト化抗体またはヒト抗体である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
細胞傷害性抗体を用いて治療される被験者において抗体を介する細胞傷害性効果を増強する方法であって、上記患者に、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントを上記細胞傷害性抗体の細胞傷害性効果を増強するのに十分な量だけ投与することを含む上記方法。
【請求項78】
被験者の自己免疫疾患を診断する方法であって、(a)上記被験者からの生物学的サンプルを請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントの有効な量と接触させるステップ;および(b)上記抗体またはそのフラグメントの結合を検出し、上記検出可能なマーカーのバックグラウンドまたは標準レベルを超える検出は上記被験者が自己免疫疾患ステップを有することを示すとするステップを含む上記方法。
【請求項79】
上記検出可能なマーカーが化学発光、酵素、蛍光、または放射標識である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
被験者においてワクチン組成物に対する免疫応答を増強する方法であって、上記被験者に、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメント、およびワクチン組成物を投与することを含み、上記抗体またはそのフラグメントが上記被験者において上記ワクチン組成物に対する免疫応答を増強するのに有効な量だけ投与される、上記方法。
【請求項81】
FcγRIIAと結合するより4倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項82】
FcγRIIAと結合するより6倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項83】
FcγRIIAと結合するより8倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合、する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項84】
FcγRIIAと結合するより10倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項85】
FcγRIIAと結合するより100倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項86】
FcγRIIAと結合するより1000倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項87】
FcγRIIAと結合するより104倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項88】
FcγRIIAと結合するより105倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項89】
FcγRIIAと結合するより106倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項90】
(i)FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する治療上有効な量の抗体またはそのフラグメント;および(ii)製薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項91】
FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合するモノクローナル抗体を産生する方法であって、
(a)FcγRIIAトランスジェニックマウスを精製したFcγRIIBまたはその免疫原性フラグメントを用いて免疫感作するステップ;
(b)上記マウスを免疫応答を誘発するのに十分な時間、追加免疫感作するステップ;
(c)上記マウスの脾細胞からハイブリドーマ培養細胞株を作るステップ;
(d)上記ハイブリドーマ培養細胞株を、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体を産生する1以上のハイブリドーマ培養細胞株についてスクリーニングするステップを含む上記方法。
【請求項92】
上記マウスを少なくとも4回、4ヶ月間にわたり追加免疫感作する、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
患者の癌を治療する方法であって、上記患者にFcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項94】
患者のB細胞悪性腫瘍を治療する方法であって、上記患者にFcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項95】
上記B細胞悪性腫瘍が非ホジキンリンパ腫である、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
患者の疾患を治療する方法であって、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量、およびその治療効果を細胞死滅によらないで媒介する第2の抗体を投与することを含む上記方法。
【請求項97】
上記第2の抗体が抗Fas抗体である、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
腫瘍部位におけるマクロファージの集団の浸潤により特徴付けられる腫瘍を有する患者の固体腫瘍を治療する方法であって、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含み、ここで上記抗体がマクロファージの集団を低減することを特徴とする上記方法。
【請求項99】
上記抗体がマクロファージの集団を少なくとも80%だけ低減する、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
癌抗原により特徴付けられる癌を有する患者の癌を治療する方法であって、上記患者にFcγRIIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメント、および上記癌抗原と結合しない第2抗体の治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項101】
上記第2の抗体が腫瘍細胞周囲の細胞上に発現される癌抗原と結合する、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
上記細胞が線維芽細胞またはストローマ細胞である、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
上記癌抗原が線維芽細胞活性化タンパク質である、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
さらに少なくとも1つの改変をFc域に含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項105】
上記抗体が改変されたFcγRに対する親和性を有する、請求項104に記載の抗体。
【請求項106】
野生型Fc域を含む比較しうる抗体がFcγRIIIAと結合するより高い親和性でFcγRIIIAと結合する、請求項104に記載の抗体。
【請求項107】
野生型Fc域を含む比較しうる抗体と比較して、抗体を介するエフェクター機能が増強されている、請求項104に記載の抗体。
【請求項1】
未変性FcγRIIAと結合するより大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項2】
上記結合がFcγRIIBの少なくとも1つの活性を作動する、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
上記活性がB細胞受容体を介するシグナル伝達の抑制である、請求項2に記載の抗体。
【請求項4】
上記活性がFcεRIに誘導される肥満細胞活性化の抑制である、請求項2に記載の抗体。
【請求項5】
B細胞の活性化、B細胞増殖、抗体産生、細胞内カルシウム流入、またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の活性を抑制する、請求項2に記載の抗体。
【請求項6】
上記下流シグナル伝達分子がPLCγ、MAPK、Btk、またはAktである、請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
FcγRIIBのリン酸化および/またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の補充を増強する、請求項2に記載の抗体。
【請求項8】
上記下流シグナル伝達分子がSHIPである、請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
上記結合がFcγRIIBの少なくとも1つの活性を拮抗する、請求項1に記載の抗体。
【請求項10】
上記活性がB細胞受容体を介するシグナル伝達の活性化である、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
上記活性がFcεRIに誘導される肥満細胞活性化の活性化である、請求項9に記載の抗体。
【請求項12】
B細胞活性、B細胞増殖、抗体産生、細胞内カルシウム流入、またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の活性を増強する、請求項9に記載の抗体。
【請求項13】
上記下流シグナル伝達分子がBtkキナーゼ、PLCγ、MAPK、またはAktである、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
FcγRIIBのリン酸化および/またはFcγRIIBシグナル伝達経路における1以上の下流シグナル伝達分子の補充を低下させる、請求項9に記載の抗体。
【請求項15】
上記下流シグナル伝達分子がSHIPである、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
上記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項17】
上記抗体がヒト化抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項18】
上記抗体がヒト抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項19】
上記フラグメントがF(ab')2フラグメントである、請求項1に記載の抗体フラグメント。
【請求項20】
上記フラグメントがF(ab)フラグメントである、請求項1に記載の抗体フラグメント。
【請求項21】
上記抗体が1本鎖抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項22】
FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の重鎖-軽鎖対および腫瘍抗原と特異的に結合する第2の重鎖-軽鎖対を含む、二特異的抗体。
【請求項23】
未変性FcγRIIAと結合するより少なくとも2倍大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項24】
異種ポリペプチドと機能しうる形で連結された、請求項1に記載の抗体。
【請求項25】
上記異種ポリペプチドが細胞表面受容体と免疫特異的に結合する抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項26】
上記異種ポリペプチドが腫瘍抗原と免疫特異的に結合する抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項27】
上記抗体が治療薬とコンジュゲートしている、請求項1に記載の抗体。
【請求項28】
上記治療薬が細胞毒である、請求項27に記載の抗体。
【請求項29】
上記細胞毒がパクリタキセル、サイトカラシンB、グラミシジンD、臭化エチジウム、エメチン、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ジヒドロキシアントラシンジオン、ミトキサントロン、ミトラマイシン、アクチノマイシンD、1-デヒドロテストステロン、グルココルチコイド、プロカイン、テトラカイン、リドカイン、プロプラノロール、ピューロマイシン、エピルビシン(epirubicin)、またはシクロホスファミドである、請求項28に記載の抗体。
【請求項30】
Ig-FcのFcγRIIBとの結合をブロックする、請求項1に記載の抗体。
【請求項31】
免疫応答を増強する、請求項30に記載の抗体。
【請求項32】
上記免疫応答の増強が抗体依存性細胞応答の増加である、請求項31に記載の抗体。
【請求項33】
FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合するモノクローナル抗体を産生する方法であって、
(a)精製FcγRIIBまたはその免疫原性フラグメントを用いてFcγRIIAトランスジェニックマウスを免疫感作するステップ;
(b)上記マウスの脾細胞からハイブリドーマ培養細胞株を産生させるステップ;および
(c)上記ハイブリドーマ培養細胞株を、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体を産生する1以上のハイブリドーマ培養細胞株についてスクリーニングするステップを含む上記方法。
【請求項34】
請求項33に記載の方法により産生される抗体。
【請求項35】
上記免疫原性フラグメントがFcγRIIBの可溶性細胞外ドメインである、請求項33の方法。
【請求項36】
ATCC受託番号PTA-4592を有するクローン3H7より産生されるマウスモノクローナル抗体。
【請求項37】
ヒト化されている、請求項36に記載の抗体。
【請求項38】
ATCC受託番号PTA-4591を有するクローン2B6より産生されるマウスモノクローナル抗体。
【請求項39】
請求項36の抗体との結合について競合し、かつFcγRIIAと結合するより大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項40】
ATCC受託番号PTA-4592を有するハイブリドーマ培養細胞株3H7。
【請求項41】
ヒト化されている、請求項38に記載の抗体。
【請求項42】
請求項38の抗体との結合について競合し、かつFcγRIIAと結合するより大きい親和性で未変性FcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項43】
ATCC受託番号PTA-4591を有するハイブリドーマ培養細胞株2B6。
【請求項44】
請求項1の抗体またはそのフラグメントの重鎖または軽鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、単離された核酸。
【請求項45】
請求項44に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項46】
重鎖をコードする第1の核酸分子および軽鎖をコードする第2の核酸分子を含むベクターであって、上記重鎖および上記軽鎖が請求項1の抗体またはそのフラグメントである上記ベクター。
【請求項47】
発現ベクターである請求項45に記載のベクター。
【請求項48】
請求項45のベクターを含有する宿主細胞。
【請求項49】
異種プロモーターと機能しうる形で連結された第1の核酸および同じもしくは異なる異種プロモーターと機能しうる形で連結された第2の核酸を含有する宿主細胞であって、上記第1の核酸および第2の核酸がそれぞれ請求項1の抗体の重鎖および軽鎖をコードする上記宿主細胞。
【請求項50】
FcγRIIB特異的抗体を遺伝子組換えにより産生する方法であって、(i)培地で請求項48の宿主細胞を、上記抗体の発現に好適な条件のもとで培養するステップ;および(ii)上記培地から上記抗体を回収するステップを含む上記方法。
【請求項51】
癌抗原により特徴付けられる癌を有する患者において癌を治療する方法であって、上記患者に、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメント、および上記癌抗原と特異的に結合しかつ細胞傷害性である第2抗体の治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項52】
上記癌が乳、卵巣、前立腺、子宮頚部または膵臓癌である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
上記細胞傷害性抗体がHerceptin(登録商標)、Rituxan(登録商標)、IC14、PANOREXTM、IMC-225、VITAXINTM、Campath LH/LDP-03、LYMPHOCIDETM、またはZEVLINTMである、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
上記癌抗原がMAGE-1、MAGE-3、BAGE、GAGE-1、GAGE-2、N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ、pI5、β-カテニン、MUM-1、CDK4、HER-2/neu、ヒトパピローマウイルスウイルス-E6、ヒトパピローマウイルスウイルス-E7、またはMUC-1である、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
上記癌抗原が乳、卵巣、前立腺、子宮頚部、または膵臓癌抗原である、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
さらに1以上のさらなる癌治療の実施を含む、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
上記のさらなる癌治療が化学治療、免疫治療、放射治法、ホルモン治療、または外科手術からなる群から選ばれる、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
上記患者がヒトである、請求項51に記載の方法。
【請求項59】
上記第1の抗体がヒト抗体またはヒト化抗体である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
(i)FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量;(ii)癌抗原と特異的に結合する細胞傷害性抗体;および(iii)製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項61】
上記第1の抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項60に記載の医薬組成物
【請求項62】
上記第2の抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項60または61に記載の医薬組成物。
【請求項63】
さらに1以上のさらなる抗癌薬を含む、請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項64】
上記抗癌薬が化学治療薬、放射治療薬、ホルモン治療薬、または免疫治療薬である、請求項63に記載の医薬組成物。
【請求項65】
それを必要とする患者における自己免疫障害を治療する方法であって、上記患者に請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項66】
上記自己免疫障害が慢性関節リウマチ、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、ライター症候群、乾癬、またはエリテマトーデスである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
さらに上記患者に1以上の抗炎症薬の治療上有効な量を投与することを含む、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
さらに上記患者に1以上の免疫応答調節薬の治療上有効な量を投与することを含む、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
少なくとも1つの免疫応答調節薬が小有機分子である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
小有機分子がメトトレキセート、レフルノミド、シクロホスファミド、シクロスポリンA、FK506、ミコフェノール酸モフェチル、ラパマイシン、ミゾリビン、デオキシスパグアリン(deooxyspergualin)、ブレキナール(brequinar)、マロノニトリルアミンド、ステロイド、または副腎皮質ステロイドである、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
少なくとも1つの抗炎症薬が非ステロイド抗炎症薬である、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
非ステロイド抗炎症薬がアスピリン、イブプロフェン、ジクロフェナク、ナブメントン(nabumentone)、ナプロキセン、またはケトプロテンである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
それを必要とする患者においてIgEを介するアレルギー障害を治療または予防する方法であって、上記患者に、請求項2に記載の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項74】
上記IgEを介するアレルギー障害が喘息、アレルギー鼻炎、胃腸アレルギー、好酸球増加症、結膜炎,または糸球体腎炎である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
上記患者がヒトである、請求項65または請求項73に記載の方法。
【請求項76】
上記抗体がヒト化抗体またはヒト抗体である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
細胞傷害性抗体を用いて治療される被験者において抗体を介する細胞傷害性効果を増強する方法であって、上記患者に、請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントを上記細胞傷害性抗体の細胞傷害性効果を増強するのに十分な量だけ投与することを含む上記方法。
【請求項78】
被験者の自己免疫疾患を診断する方法であって、(a)上記被験者からの生物学的サンプルを請求項1に記載の抗体またはそのフラグメントの有効な量と接触させるステップ;および(b)上記抗体またはそのフラグメントの結合を検出し、上記検出可能なマーカーのバックグラウンドまたは標準レベルを超える検出は上記被験者が自己免疫疾患ステップを有することを示すとするステップを含む上記方法。
【請求項79】
上記検出可能なマーカーが化学発光、酵素、蛍光、または放射標識である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
被験者においてワクチン組成物に対する免疫応答を増強する方法であって、上記被験者に、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメント、およびワクチン組成物を投与することを含み、上記抗体またはそのフラグメントが上記被験者において上記ワクチン組成物に対する免疫応答を増強するのに有効な量だけ投与される、上記方法。
【請求項81】
FcγRIIAと結合するより4倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項82】
FcγRIIAと結合するより6倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項83】
FcγRIIAと結合するより8倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合、する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項84】
FcγRIIAと結合するより10倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項85】
FcγRIIAと結合するより100倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項86】
FcγRIIAと結合するより1000倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項87】
FcγRIIAと結合するより104倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項88】
FcγRIIAと結合するより105倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項89】
FcγRIIAと結合するより106倍大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する、単離された抗体またはそのフラグメント。
【請求項90】
(i)FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する治療上有効な量の抗体またはそのフラグメント;および(ii)製薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項91】
FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合するモノクローナル抗体を産生する方法であって、
(a)FcγRIIAトランスジェニックマウスを精製したFcγRIIBまたはその免疫原性フラグメントを用いて免疫感作するステップ;
(b)上記マウスを免疫応答を誘発するのに十分な時間、追加免疫感作するステップ;
(c)上記マウスの脾細胞からハイブリドーマ培養細胞株を作るステップ;
(d)上記ハイブリドーマ培養細胞株を、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体を産生する1以上のハイブリドーマ培養細胞株についてスクリーニングするステップを含む上記方法。
【請求項92】
上記マウスを少なくとも4回、4ヶ月間にわたり追加免疫感作する、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
患者の癌を治療する方法であって、上記患者にFcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項94】
患者のB細胞悪性腫瘍を治療する方法であって、上記患者にFcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項95】
上記B細胞悪性腫瘍が非ホジキンリンパ腫である、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
患者の疾患を治療する方法であって、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量、およびその治療効果を細胞死滅によらないで媒介する第2の抗体を投与することを含む上記方法。
【請求項97】
上記第2の抗体が抗Fas抗体である、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
腫瘍部位におけるマクロファージの集団の浸潤により特徴付けられる腫瘍を有する患者の固体腫瘍を治療する方法であって、FcγRIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメントの治療上有効な量を投与することを含み、ここで上記抗体がマクロファージの集団を低減することを特徴とする上記方法。
【請求項99】
上記抗体がマクロファージの集団を少なくとも80%だけ低減する、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
癌抗原により特徴付けられる癌を有する患者の癌を治療する方法であって、上記患者にFcγRIIIAと結合するより大きい親和性でFcγRIIBと特異的に結合する第1の抗体またはそのフラグメント、および上記癌抗原と結合しない第2抗体の治療上有効な量を投与することを含む上記方法。
【請求項101】
上記第2の抗体が腫瘍細胞周囲の細胞上に発現される癌抗原と結合する、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
上記細胞が線維芽細胞またはストローマ細胞である、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
上記癌抗原が線維芽細胞活性化タンパク質である、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
さらに少なくとも1つの改変をFc域に含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項105】
上記抗体が改変されたFcγRに対する親和性を有する、請求項104に記載の抗体。
【請求項106】
野生型Fc域を含む比較しうる抗体がFcγRIIIAと結合するより高い親和性でFcγRIIIAと結合する、請求項104に記載の抗体。
【請求項107】
野生型Fc域を含む比較しうる抗体と比較して、抗体を介するエフェクター機能が増強されている、請求項104に記載の抗体。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2006−506977(P2006−506977A)
【公表日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−529382(P2004−529382)
【出願日】平成15年8月14日(2003.8.14)
【国際出願番号】PCT/US2003/025399
【国際公開番号】WO2004/016750
【国際公開日】平成16年2月26日(2004.2.26)
【出願人】(504438727)マクロジェニクス,インコーポレーテッド (23)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年8月14日(2003.8.14)
【国際出願番号】PCT/US2003/025399
【国際公開番号】WO2004/016750
【国際公開日】平成16年2月26日(2004.2.26)
【出願人】(504438727)マクロジェニクス,インコーポレーテッド (23)
【Fターム(参考)】
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