GDNFリガンドファミリーのメンバーである、アルテミンの新たな使用
【課題】急性損傷から長期変性までにわたる多くの神経性障害に対する主要な一因であるニューロンの死を予防しニューロンの生存を増加する手段を提供。ニューロンの死を予防しニューロンの生存を増加する手段を提供。
【解決手段】神経栄養因子(例えば、NGF)の投与にしばしば関連する有害な副作用(特に、痛覚過敏)が意外に全くない、アルテミンまたはアルテミンアゴニストの投与によって、損傷により誘導される病的変化から哺乳動物中のニューロンを保護する方法、および哺乳動物中の神経損傷を処置する方法。
【解決手段】神経栄養因子(例えば、NGF)の投与にしばしば関連する有害な副作用(特に、痛覚過敏)が意外に全くない、アルテミンまたはアルテミンアゴニストの投与によって、損傷により誘導される病的変化から哺乳動物中のニューロンを保護する方法、および哺乳動物中の神経損傷を処置する方法。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機械的痛覚過敏または温熱性痛覚過敏を伴わずに、損傷により誘導される病的変化から哺乳動物中のニューロンを保護するための医薬の製造におけるアルテミンまたはそのアゴニストの使用であって、約0.01μg/kgと約1mg/kgとの間の用量範囲で投与する、使用。
【請求項2】
機械的痛感過敏または温熱性痛覚過敏を伴わずに、哺乳動物中のニューロン損傷を処置するための医薬の製造におけるアルテミンまたはそのアゴニストの使用であって、約0.01μg/kgと約1mg/kgとの間の用量範囲で投与する、使用。
【請求項3】
前記用量範囲が、約0.1μg/kgと約1mg/kgとの間である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記用量範囲が、約0.1mg/kgと約1mg/kgとの間である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項5】
前記投与が、少なくとも2週間の間に、1週間に少なくとも2回繰り返される、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項6】
前記投与が、少なくとも2週間の間に、1週間に少なくとも3回繰り返される、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記投与が全身性である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項8】
前記投与が局所的である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項9】
前記ニューロンが、中枢ニューロン、末梢ニューロンおよび運動ニューロンからなる群より選択される、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項10】
前記末梢ニューロンが、交感ニューロン、副交感ニューロン、感覚ニューロンおよび腸ニューロンからなる群より選択される、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
前記感覚ニューロンが、脊髄神経節からの感覚ニューロン、三叉神経節からの感覚ニューロンおよび下神経節からの感覚ニューロンからなる群より選択される、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
前記中枢ニューロンが、脳ニューロンまたは脊髄ニューロンである、請求項9に記載の使用。
【請求項13】
前記損傷が、外傷、毒性薬剤、他の治療薬剤の有毒な副作用、手術、発作、虚血、感染、代謝疾患、栄養欠乏、または悪性疾患である、請求項1に記載の使用。
【請求項14】
前記損傷が、末梢神経障害に関連する、請求項1に記載の使用。
【請求項15】
前記損傷が、神経障害または神経変性疾患から生じる、請求項2に記載の使用。
【請求項16】
前記神経障害が、末梢感覚神経障害である、請求項14または請求項15に記載の使用。
【請求項17】
前記末梢感覚神経障害が糖尿病性の神経障害である、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
前記アルテミンが、ネイティブ配列のアルテミンポリペプチドである、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項19】
前記アルテミンが、ネイティブ配列のヒトアルテミンポリペプチドである、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
前記アルテミンが、配列番号1のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記アルテミンが、配列番号3のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項22】
前記アルテミンが、配列番号5のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項23】
前記哺乳動物がヒトである、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項24】
前記アルテミンが、免疫付着因子である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項25】
製品であって、以下:
(a) 容器;
(b) 容器内のアルテミンを含む薬学的組成物;および
(c) 該薬学的組成物を約0.01μg/kgと約1mg/kgとの間の用量で投与するための使用説明書、
を含む、製品。
【請求項1】
機械的痛覚過敏または温熱性痛覚過敏を伴わずに、損傷により誘導される病的変化から哺乳動物中のニューロンを保護するための医薬の製造におけるアルテミンまたはそのアゴニストの使用であって、約0.01μg/kgと約1mg/kgとの間の用量範囲で投与する、使用。
【請求項2】
機械的痛感過敏または温熱性痛覚過敏を伴わずに、哺乳動物中のニューロン損傷を処置するための医薬の製造におけるアルテミンまたはそのアゴニストの使用であって、約0.01μg/kgと約1mg/kgとの間の用量範囲で投与する、使用。
【請求項3】
前記用量範囲が、約0.1μg/kgと約1mg/kgとの間である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記用量範囲が、約0.1mg/kgと約1mg/kgとの間である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項5】
前記投与が、少なくとも2週間の間に、1週間に少なくとも2回繰り返される、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項6】
前記投与が、少なくとも2週間の間に、1週間に少なくとも3回繰り返される、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記投与が全身性である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項8】
前記投与が局所的である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項9】
前記ニューロンが、中枢ニューロン、末梢ニューロンおよび運動ニューロンからなる群より選択される、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項10】
前記末梢ニューロンが、交感ニューロン、副交感ニューロン、感覚ニューロンおよび腸ニューロンからなる群より選択される、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
前記感覚ニューロンが、脊髄神経節からの感覚ニューロン、三叉神経節からの感覚ニューロンおよび下神経節からの感覚ニューロンからなる群より選択される、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
前記中枢ニューロンが、脳ニューロンまたは脊髄ニューロンである、請求項9に記載の使用。
【請求項13】
前記損傷が、外傷、毒性薬剤、他の治療薬剤の有毒な副作用、手術、発作、虚血、感染、代謝疾患、栄養欠乏、または悪性疾患である、請求項1に記載の使用。
【請求項14】
前記損傷が、末梢神経障害に関連する、請求項1に記載の使用。
【請求項15】
前記損傷が、神経障害または神経変性疾患から生じる、請求項2に記載の使用。
【請求項16】
前記神経障害が、末梢感覚神経障害である、請求項14または請求項15に記載の使用。
【請求項17】
前記末梢感覚神経障害が糖尿病性の神経障害である、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
前記アルテミンが、ネイティブ配列のアルテミンポリペプチドである、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項19】
前記アルテミンが、ネイティブ配列のヒトアルテミンポリペプチドである、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
前記アルテミンが、配列番号1のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記アルテミンが、配列番号3のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項22】
前記アルテミンが、配列番号5のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の使用。
【請求項23】
前記哺乳動物がヒトである、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項24】
前記アルテミンが、免疫付着因子である、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項25】
製品であって、以下:
(a) 容器;
(b) 容器内のアルテミンを含む薬学的組成物;および
(c) 該薬学的組成物を約0.01μg/kgと約1mg/kgとの間の用量で投与するための使用説明書、
を含む、製品。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2009−263360(P2009−263360A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−89196(P2009−89196)
【出願日】平成21年4月1日(2009.4.1)
【分割の表示】特願2002−552575(P2002−552575)の分割
【原出願日】平成13年12月19日(2001.12.19)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−89196(P2009−89196)
【出願日】平成21年4月1日(2009.4.1)
【分割の表示】特願2002−552575(P2002−552575)の分割
【原出願日】平成13年12月19日(2001.12.19)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]