説明

GPR119調節因子

Gタンパク質共役受容体GPR119の活性を調節する式(I)の化合物、および動物における、Gタンパク質共役受容体GPR119の調節と関連付けられる疾患の治療のためのその使用が本明細書に記載される。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

[式中、
Xは、
【化2】

であり、
は、−C(O)−O−Rまたは
【化3】

であり、
は、水素、シアノ、またはメチルであり、
は、水素、OH、ハロゲン、シアノ、CF、OCF、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cアルキルであり、
は、存在しない、または−CO−NR、トリアゾール、テトラゾール、C〜Cアルキル、NH、−NH−C〜Cアルキル、−N(CH)−CO−O−C〜Cアルキル、−NH−CO−C〜Cアルキル、もしくは−N(CH)−CO−C〜Cアルキルであり、
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、またはシクロアルキル部分の1個の炭素原子がメチルもしくはエチルで置換されていてもよいC〜Cシクロアルキルであり、
は、CF、C〜Cアルキル、ハロゲン、シアノ、またはC〜Cシクロアルキルであり、
は、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、NH、または−(CH−OHであり、
は、水素またはC〜Cアルキルであり、
は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−CH−CH−OH、−CH−CH−O−CH、−CH−CH−CH−O−CH、−CH−CH−CH−OH、3−オキセタニル、または3−ヒドロキシシクロブチルであり、
10は、水素、シアノ、ニトロ、CF、OCF、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、またはC〜Cアルキルであり、
11は、水素、C〜Cアルキル、またはハロゲンであり、
、A、AおよびAは、それぞれ独立に、CH、N−オキシド、またはNであり、
但し、
c)A、A、AおよびAの2つ以下が、Nであり、
d)A、A、AおよびAの1つ以下が、N−オキシドである]
または薬学的に許容できるその塩。
【請求項2】
Xが
【化4】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Xが
【化5】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
〜Aがフェニル環を形成している、請求項1、2、または3に記載の化合物。
【請求項5】
〜Aが、A、A、AおよびAの1つまたは2つがNである環を形成している、請求項1、2、または3に記載の化合物。
【請求項6】
〜Aがピリジル環を形成している、請求項1、2、3または5に記載の化合物。
【請求項7】
が存在しないか、または−CO−NRである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
が−C(O)−O−Rアルキルである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
がフルオロまたは水素であり、Rが水素またはシアノである、請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
(9−シン)−9−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸1−メチルシクロプロピル;
(9−アンチ)−9−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸1−エチルシクロプロピル;
(9−アンチ)−9−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸1−メチルシクロプロピル;
(3S,4R)−4−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−フルオロピペリジン−1−カルボン酸1−メチルシクロプロピル;
(3R,4S)−4−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−フルオロピペリジン−1−カルボン酸1−メチルシクロプロピル;
4−{[6−(5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)ピリミジン−4−イル]オキシ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピル;
(3R,4S)−4−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−フルオロピペリジン−1−カルボン酸1−メチルシクロプロピル(ラセミ体);
4−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピル;
(9−アンチ)−9−{[6−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−5−メチルピリミジン−4−イル]オキシ}−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.1]ノナン−7−カルボン酸1−メチルシクロブチル;および
4−({6−[5−(ジメチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]ピリミジン−4−イル}オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピル
からなる群から選択される化合物または薬学的に許容できるその塩、または薬学的に許容できる共結晶。
【請求項11】
少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤と混和された、治療有効量で存在する請求項1から10のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項12】
抗肥満薬および抗糖尿病薬からなる群から選択される少なくとも1種の追加の薬剤をさらに含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記抗肥満薬が、ジルロタピド、ミトラタピド、イミプリタピド、R56918(CAS番号403987)、CAS番号913541−47−6、ロルカセリン、セチリスタット、PYY3−36、ナルトレキソン、オレオイル−エストロン、オビネピチド、プラムリンチド、テソフェンシン、レプチン、リラグルチド、ブロモクリプチン、オルリスタット、エクセナチド、AOD−9604(CAS番号221231−10−3)、およびシブトラミンからなる群から選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記抗糖尿病薬が、メトホルミン、アセトヘキサミド、クロルプロパミド、ジアビネース、グリベンクラミド、グリピジド、グリブリド、グリメピリド、グリクラジド、グリペンチド、グリキドン、グリソラミド、トラザミド、トルブタミド、テンダミスタット、トレスタチン、アカルボース、アジポシン、カミグリボース、エミグリテート、ミグリトール、ボグリボース、プラジミシンQ、サルボスタチン、バラグリタゾン、シグリタゾン、ダルグリタゾン、エングリタゾン、イサグリタゾン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾン、エキセンディン3、エキセンディン4、トロダスケミン、レセルバトロール、ヒルチオサール抽出物、シタグリプチン、ビルダグリプチン、アログリプチン、およびサクサグリプチンからなる群から選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】
有効量の請求項1から10のいずれかに記載の化合物の、その必要がある患者への投与を含む、糖尿病の治療方法。
【請求項16】
治療有効量の請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物を患者に投与するステップを含む、代謝性または代謝関連の疾患、状態、または障害の治療方法。
【請求項17】
高脂血症、I型糖尿病、II型糖尿病、特発性I型糖尿病(Ib型)、成人潜在性自己免疫性糖尿病(LADA)、早発性2型糖尿病(EOD)、若年性非定型糖尿病(YOAD)、若年発症成人型糖尿病(MODY)、栄養不良関連糖尿病、妊娠糖尿病、冠動脈心疾患、虚血発作、血管形成術後の再狭窄、末梢血管疾患、間欠性跛行、心筋梗塞(たとえば、壊死およびアポトーシス)、異脂肪症、食後脂肪血症、耐糖能障害(IGT)状態、空腹時血漿グルコース異常状態、代謝性アシドーシス、ケトーシス、関節炎、肥満、骨粗鬆症、高血圧、うっ血性心不全、左室肥大、末梢動脈疾患、糖尿病性網膜症、黄斑変性、白内障、糖尿病性腎症、糸球体硬化症、慢性腎不全、糖尿病性ニューロパシー、メタボリック症候群、シンドロームX、月経前症候群、冠動脈心疾患、狭心症、血栓症、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、一過性脳虚血発作、卒中、血管再狭窄、高血糖、高インスリン血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、インスリン抵抗性、グルコース代謝障害、耐糖能障害状態、空腹時血漿グルコース異常状態、肥満、勃起機能不全、皮膚および結合組織の障害、足の潰瘍化および潰瘍性大腸炎、内皮障害および血管伸展性の障害、高アポBリポタンパク質血症、アルツハイマー病、統合失調症、認知障害、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、ならびに過敏性腸症候群からなる群から選択される状態の治療方法であって、有効量の請求項1から10のいずれかに記載の化合物の投与を含む方法。
【請求項18】
代謝性または代謝関連の疾患、状態、または障害の治療方法であって、そのような治療の必要がある患者に、
(i)請求項13に記載の第一の組成物、および
(ii)抗肥満薬および抗糖尿病薬からなる群から選択される少なくとも1種の追加の薬剤と少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤とを含む第二の組成物
を含む2種の別個の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項19】
前記第一の組成物と前記第二の組成物が同時に投与される、請求項20に記載の方法。
【請求項20】
前記第一の組成物と前記第二の組成物が逐次的に、任意の順序で投与される、請求項20に記載の方法。
【請求項21】
Gタンパク質共役受容体GPR119の活性を調節する疾患、状態、または障害を治療するための医薬の製造における、請求項1から10に記載の化合物の使用。
【請求項22】
糖尿病または前記糖尿病に付随する病的状態を治療するための医薬の調製における、請求項1から12のいずれかに記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2012−526097(P2012−526097A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−509122(P2012−509122)
【出願日】平成22年4月27日(2010.4.27)
【国際出願番号】PCT/IB2010/051834
【国際公開番号】WO2010/128425
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】