説明

GPSに基づいたFM帯域可用性

ワイヤレス装置からのFM変調出力信号と接続するための有効FM周波数チャネルを判断する方法と装置は、ここに記述される。GPS受信機のようなSPS受信機は、従来の技術に基づいて、その位置を判断することができる。SPS受信機は、音声出力が送信されるかもしれない1つ以上の有効FMチャネルを判断することができる。SPS受信機は、有効チャネルのローカルデータベースにアクセスする判断された位置を使用することができる。あるいは、SPS受信機は、1つ以上の有効チャネルを判断するために割り付けられたチャネルのローカルデータベースにアクセスするために前記判断された位置を使用することができる。SPS受信機は、出力音声が変調されるFMチャネルを示すプロンプトかメッセージを表示するかもしれない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
その発明は無線通信に関する。特に、その発明はFM受信機とワイヤレス信号を接続することに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器は、ユーザが選択するかもしれない多数の出力能力(output capabilities)を含むかもしれない。例えば、電子機器は、ディスプレイによる視覚的な出力、スピーカによる音声出力、無線出力あるいはそれのある組合せを提供するかもしれない。電子機器は、テレビ搬送波で視覚的な出力を変調するか、周波数変調(FM)無線搬送波のような無線搬送波で音声出力を変調することによりワイヤレス出力を提供するかもしれない。
【0003】
典型的には、電子機器は出力RF帯域を監視しないが、1組の一定の選択から所望出力帯域を選ぶためにユーザに依存する。例えば、電子機器は、NTSCテレビチャンネル3または4のうちの1つでRF映像出力を許可するかもしれない。ユーザは、望ましいテレビ用の電子装置を構成することができ、そして、変調された映像信号を受信するために対応するチャネルにローカルテレビ放送を合わせることができる。
【0004】
同様に、電子機器は、1つあるいは2つの所定のFMチャネルでRF音声出力を許可するかもしれない。ユーザは望ましいFMチャネルを選択することができ、また、電子機器は、選択されたFMチャネルの搬送波で可聴信号を変調することができる。ユーザは、変調された音声を受信するために対応する周波数に地方放送受信機(local radio receiver)を合わせることができる。
【0005】
しかしながら、既存の放送局(broadcasters)は、所望の出力帯域を既に使用しているかもしれない。NTSCビデオの場合には、既存の地方の放送局が、チャネル2および3の一方または両方で既に放送しているかもしれない。同様に、既存の地方のFMラジオ放送局は、既に無線出力周波数の固定された選択で放送しているかもしれない。既存の放送局は、干渉源として電子装置に現われ、また、その存在は、電子機器からの信号品質を著しく下げるかもしれない。ユーザは、既存の放送局が固定のRF出力選択の全部のためのスペクトルを占める状況での電子装置からのRF変調出力信号をうまく構成する能力を有さないかもしれない。
【0006】
携帯電子装置にRF出力能力を組み入れることは、追加設定をもたらす(pose)。携帯電子装置の移動性は、操作環境をさらに複雑にし、そして、選択されたRF出力周波数以上の妨害信号を放送局が送信する確率を増加させる。携帯電子装置は、最初に放送地域の外部であるかもしれないが、放送地域へ移動するかもしれない。したがって、選択されたRF出力周波数は、十分な信号品質を最初に提供するかもしれないが、信号品質は、選択されたRF出力周波数で放送局を有するエリアへ携帯電子装置が移動するとともに、承諾し難いレベルに低下するかもしれない。
【発明の概要】
【0007】
ワイヤレスデバイスからのFM変調出力信号と接続するための有効(available)FM周波数チャネルを判断する方法と装置は、ここに記述される。GPS受信機のようなSPS受信機は、従来の技術に基づいて、その位置を判断することができる。SPS受信機は、音声出力が送信されるかもしれない1つ以上の有効FMチャネルを判断することができる。SPS受信機は、有効チャネルのローカルデータベースにアクセスする判断された位置を使用することができる。あるいは、SPS受信機は、1つ以上の有効チャネル群を判断するために割り付けられたチャネルのローカルデータベースにアクセスするために、判断された位置を使用することができる。SPS受信機は、出力音声が変調されるFMチャネルを示すプロンプトかメッセージを表示するかもしれない。
【0008】
発明の態様は、出力周波数を判断する方法を含む。その方法は、モバイル受信機の地理的位置を判断することと、地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補(candidate)周波数を判断するためにデータベースにアクセスすることと、少なくとも1つの候補周波数から選択された望ましい周波数で変調された情報を提供することと含む。
【0009】
発明の態様は、出力周波数を判断する方法を含む。その方法は、地理的な目標へ関係する情報を受信することと、受信された全地球測位システム(GPS)衛星ビヒクル信号に少なくとも部分的に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断することと、前記地理的位置から前記地理的目標への経路を判断することと、前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補無線周波数を判断することと、前記少なくとも1つの候補無線周波数に基づいて出力RF周波数のユーザ選択を受信することと、前記地理的位置および前記経路に基づいて可聴信号を生成することと、周波数変調されたRF周波数を生成するために前記出力周波数へ可聴信号を変調することと、前記周波数変調された出力RF周波数を出力することとを含む。
【0010】
発明の態様は、少なくとも1つの有効出力RF周波数を自動的に判断するように構成される装置を含む。その装置は、多くの衛星測位信号群を受信し、かつ前記装置の地理的位置を判断するように構成される衛星測位受信機と、地理上の区域へ出力周波数群を関連づける情報を格納するように構成される放送(broadcast)データベースと、前記放送データベースにアクセスし、かつ前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補周波数を判断するように構成されるプロセッサと、変調された出力周波数を生成するために前記少なくとも1つの候補周波数から選択された出力周波数へ情報信号を変調するように構成される変調器と、前記変調された出力周波数を送信するように構成される送信機とを含む。
【0011】
発明の態様は、少なくとも1つの有効出力RF周波数を自動的に判断するように構成される装置を含む。その装置は、地理的な目標へ関係する情報を受信するための手段と、受信された全地球測位システム(GPS)衛星ビヒクル信号に少なくとも部分的に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断するための手段と、前記地理的位置から地理的な目標への経路を判断するための手段と、前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補無線周波数を判断するための手段と、前記少なくとも1つの候補無線周波数に基づいて出力RF周波数のユーザ選択を受信するための手段と、前記地理的位置および前記経路に基づいて可聴信号を生成するための手段と、周波数変調されたRF周波数を生成するために前記出力周波数へ可聴信号を変調するための手段と、前記周波数変調された出力RF周波数を出力するための手段を含む。
【0012】
発明の態様は、地理的な目標へ関係する情報を受信することと、受信された全地球測位システム(GPS)衛星ビヒクル信号に少なくとも部分的に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断することと、前記地理的位置から地理的な目標への経路を判断することと、前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補無線周波数を判断することと、前記少なくとも1つの候補無線周波数に基づいて出力RF周波数のユーザ選択を受信することと、前記地理的位置および経路に基づいて可聴信号を生成することと、周波数変調されたRF周波数を生成するために前記出力周波数へ可聴信号を変調するために変調器を制御することと、前記周波数変調された出力RF周波数を出力するように構成される送信機を制御することとのためのコンピュータ実行命令でコード化されたコンピュータ読取可能媒体を含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本件開示の実施形態の特徴、対象および利点は、図に関連して取り上げられるとき、以下の詳細な説明からより明白になるだろう。なお、図において、類似のエレメントは類似の参照数字を有している。
【図1】図1は、SPS受信機環境の単純化された機能ブロック図である。
【図2】図2は、RF変調された出力を支援するSPS受信機の実施例の単純化された機能ブロック図である。
【図3】図3は、位置に基づいてFMチャネル可用性を自動的に判断する実施例の単純化された機能フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
パーソナルナビゲーションデバイスは、使用の間に広い地理的位置を横切る(traverse)と予想することができる自然(nature)ポータブルデバイスによる。ポータブルナビゲーションデバイスは、FM送信機によるデバイスからFM受信機に音声を出力するオプションを支援するかもしれない。FM受信機は例えばFMカー・ステレオになりえる。ユーザは、例えば、旅行の間にナビゲーション支援を提供するためにパーソナルナビゲーションデバイスからの音声出力を使用するかもしれない。
【0015】
FMステレオで行なう(play)音声出力に関して、ユーザは、パーソナルナビゲーションデバイスに支援される1つ以上の異なる周波数にFMステレオを合わせて、どの周波数帯域かチャネルが有効かを判断する。一旦その判断が終われば、ユーザは、望ましい周波数へのパーソナルナビゲーションデバイスでFM送信機周波数を設定する。
【0016】
上記のアプローチに関する1つの問題は、周波数選択が手動で、エラーの傾向があるということである。ユーザは、別の周波数を選択したユーザを有効に有したであろう、有効だった信号品質を提供しない周波数を、望ましい周波数として誤って選択するかもしれない。さらに、上に注記されるように、FM周波数割り当て(自由かつ占有された周波数を含む)は、ある場所から別の場所に変わることができるので、音声出力は、ユーザがある地理的場所から別の場所へ運転しているか、そうでなければ旅行している間、低下するかもしれない。
【0017】
FM帯域の中のRF出力リンクの確立および維持に関連した問題のうちのいくつかを緩和するために、パーソナルナビゲーションデバイスは、ナビゲーション装置の中で可能にされた位置特定技術(position location techniques)を使用することで、その場所を判断し、かつ、1つ以上の候補FM周波数を判断するように構成することができる。1つ以上の候補周波数群は場所に部分的に基づいた判断かもしれず、場所に関連した、割り付けられたあるいは自由なFM帯域のデータベースに部分的に基づくことができる。
【0018】
パーソナルナビゲーションデバイスは、音声を出力するために選択されるかもしれない1つ以上の有効FM帯域を自動的に判断する。自動化された(automated)出力帯域検波特性は、ユーザが有効周波数帯域を走査する必要を除去する。FMデータベースおよび場所情報(location information)を使用すると、パーソナルナビゲーションデバイスは、その現在の場所のトラックおよび有効帯域をその場所に対応するようにしておくことができる。パーソナルナビゲーションデバイスは、場所を更新するように構成することができ、よりよいFM周波数が有効なときに、判断するための最新の場所(updated location)を利用することができる。パーソナルナビゲーションデバイスは、新しい帯域にFM受信機周波数を合わせるようにユーザに促す(prompt)ことができる。ユーザは、ディスプレイおよび/または、デバイス上の、あるいはFM電波による音声アラート(audio alert)によって促されることができる。
【0019】
図1は、受信機環境100の単純化された機能ブロック図である。受信機環境100は、RF出力能力を有する衛星測位システム(SPS)受信機110を例証する。SPS受信機110は、多くの衛星ビヒクル(vehicle)130−1から130−Nまでから受信した信号に基づいて、その地理的位置を判断するように構成することができる。2つの衛星ビヒクル130−1および130nだけが図1に示されるが、SPS受信機110は、明白な位置測定(fix)の状態にするために典型的には4つの衛星ビヒクルからの信号を要求する。
【0020】
SPS受信機110は、例えば全地球測位システム(GPS)受信機でありえ、GLONASS、ガリレオなどを含むがこれに限られない他のあるタイプを含む衛星測位システムからの衛星測位信号を利用するように構成することができる。さらに、SPS受信機110は、衛星信号に排他的に基づいて位置測定(fix)を判断することに制限されていないが、1つ以上の地球上のビーコン150からの測位信号(positioning signal)をさらに利用するかもしれない。地球上のビーコン150は、例えば微分の(differential)GPSビーコン、セードライト(pseudolite)、無線電話基地局などでありえる。
【0021】
SPS受信機110は、出力情報で変調されるRF出力信号を送信するように構成することができる。例えば、RF出力信号は、ディスプレイ情報、音声情報、測位データあるいはそれのある組合せなどで変調することができる。SPS受信機110は、共通の通信規格によってサポートされた変調スキームおよび搬送周波数を使用してRF出力信号を生成するように構成することができる。大多数の放送局が許可されるかそうでなければ知られている場合、SPS受信機110からのRF出力は許可された無線通信帯域内にある場合があり、そして、許可されていない送信機からのエミッションは、変調されたRF出力に干渉する、ありそうもない先端部(unlikely top)である。
【0022】
例えば、SPS受信機110は、88MHz-108MHzの許可されたFM電波帯域内の搬送波で音声出力信号をFM変調するように構成することができる。別の実施例では、SPS受信機110は、映像搬送波で映像ディスプレイ情報を変調するように構成することができる。例えば、SPS受信機110は、NTSCテレビ搬送周波数で映像信号としてディスプレイ情報を残留側波帯(Vestigial Sideband)変調するように構成することができる。
【0023】
SPS受信機110からの変調されたRF出力信号は、処理および出力のためのワイヤレス受信機120によって受信されることができる。例えば、FM変調された可聴信号は、FM受信機によって受信することができ、それはカー・ステレオか携帯型無線受信機でありえる。
【0024】
無線出力リンクは、SPS受信機110がパーソナルナビゲーションデバイスとして形成されてユーザが目標へのユーザをナビゲーションするのを支援するように構成される状況で特に有利になりえる。一例において、SPS受信機110は、ユーザによって所定の目標入力に基づいて順を追った運転方向(driving directions)を出力するように構成することができる。ユーザは、FM帯域の中の音声を出力するためにSPS受信機110を構成することができ、変調された音声出力を受信するために自動車中のFM受信機を合わせることができる。SPS受信機110からの音声出力はFM受信機によって回復することができ、そして、カーオーディオシステムから出力することができる。
【0025】
SPS受信機110は、許可された帯域内の搬送波の固定選択を伴うSPS受信機110をあらかじめ構成するか、あるいは有効帯域のためのユーザ捜索をする、およびSPS受信機110へ選択された帯域をプログラムする代わりに、許可された帯域の有効帯域を自動的に判断するように構成することができる。許可された帯域としてのFM電波帯域の例では、SPS受信機110は、SPS受信機110の地理的位置、および地理的位置に関連した有効または割り当てられた周波数のデータベースに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の有効FM帯域のセットを判断することができる。SPS受信機110は、有効出力周波数帯のセットを表示することができ、かつ、順位付けされた順(ranked order)に有効出力周波数帯のセットを表示するように構成することができる。ユーザは、有効出力周波数のセットから有効出力周波数のうちの1つを選ぶことができ、また、SPS受信機110は、選択された周波数のためのRF出力を構成することができる。ユーザは、出力信号を受信する目的で選択された周波数と同じ周波数にワイヤレス受信機120を合わせることができる。
【0026】
図2は、RF変調された出力をサポートするSPS受信機110の実施例の単純化された機能ブロック図である。SPS受信機110は、GPS受信機のコンテキスト(context)に記述されるが、SPS受信機110は処理GPS信号(processing GPS signals)に制限されない。
【0027】
SPS受信機110は、例えば、図1の受信機環境中で示されるSPS受信機になりえる。SPS受信機110は、SPS受信機110の地理的位置に少なくとも部分的に基づいて1つ以上の有効出力RF周波数を自動的に判断するように構成することができる。
【0028】
SPS受信機110は、メモリ222に連結されたプロセッサ220と共に作動するように構成されるGPS受信機210に連結されたSPSアンテナ202を含む。GPS受信機210は、多くのGPS衛星ビヒクル信号を受信してSPS受信機110の位置測定(fix)か地理的位置を判断するように構成することができる。典型的には、GPS受信機210は、明白な位置測定(fix)の状態にするために4つの衛星ビヒクルからの信号を要求する。GPS受信機が位置測定(fix)を判断することができる方法は有名である。一般に、GPS受信機210は、衛星ヒビクルのそれぞれからのPNエンコード信号を受信し、また、天文暦(ephemeris)データによって修正されるような衛星位置情報の暦(almanac)に基づいて各衛星への擬似(pseudo)距離を判断する。3つの別個の衛星ビヒクルへの擬似範囲(pseudoranges)は、三次元位置決めをさせるのに一般的に十分であり、その精度はタイミングまたはクロックの不確定性によって影響される。第4の衛星ビヒクルへの擬似範囲は、クロック不確定性を解決するかそうでなければ洗練するために使用することができる。
【0029】
SPS受信機110は、例えば、ユーザ入力目標へのガイドされた運転方向を可能にするパーソナルナビゲーションデバイスとして形成することができる。SPS受信機110は、ユーザ入力を受諾するように構成されるユーザインタフェース240を含むことができる。ユーザインタフェース240は、ボタン、キーパッド、スクロールホイール、タッチパッド、音声認識モジュール、電気的ポートなど、あるいはそれのある組合せを含むことができる。いくつかの実施例では、ユーザインタフェース240はディスプレイ242のような出力装置に統合される。
【0030】
ディスプレイ242は、ガイドされた指示の図形表現あるいはエリアの地図を出力するように構成することができ、命令、プロンプトあるいはメニューのような他のユーザ情報を出力するように構成することができる。いくつかの実施(implementation)では、ディスプレイ242はタッチスクリーンになりえて、ユーザインタフェース240の一部としての機能をさらに果たすことができる。
【0031】
SPS受信機110は、例えば1つ以上の記憶デバイスに格納された地図情報として、構成することができる地図データベース230をさらに含むことができる。ユーザは、例えば、ユーザインタフェース240の一部である電子ポート(electronic port)を介して最新のデータベース情報をダウンロードすることにより、地図データベース230を更新することができる。
【0032】
プロセッサ220は、ユーザインタフェース240によって提供されるユーザ目標を受信することができ、GPS受信機210からのSPS受信機110の地理的位置を判断し、現在の地理的位置からユーザ目標への経路を判断するために地図データベース230にアクセスすることができる。プロセッサ220は、GPS受信機210からの位置最新版(position updates)に基づいて経路を更新することができる。
【0033】
プロセッサ220は、ユーザに目標の視覚的ガイド(visual guide)を提供するためにディスプレイ242上の地図および経路情報を出力することができる。さらに、SPS受信機260は、合成された音声出力のような音声出力を提供するように構成することができる、音声シンセサイザ260を含むことができる。音声シンセサイザ260からの音声出力は、ディスプレイ242上の視覚的情報出力を増大する(augment)音声ナビゲーション情報を含むことができる。
【0034】
SPS受信機110は、音声シンセサイザ260に連結されて音声出力を受信するように構成される周波数プログラマブル(programmable)FM変調器270をさらに含むことができる。周波数プログラマブルFM変調器270は、88MHz-108MHzの許可されたFM帯域の内で動作するようにプログラムされることができる。1つの実施例では、周波数プログラマブルFM変調器270は、FM帯域の内の任意の動作周波数にプログラムされることができる。周波数プログラマブルFM変調器270の搬送周波数は、FM帯域の中の周波数間隔と協調するための、100kHzのプログラム可能な分解能を持つように構成することができる。
【0035】
周波数プログラマブルFM変調器270は、プログラム化した(programmed)搬送周波数で音声出力を変調し、FM送信機272に変調した搬送周波数を出力する。FM送信機272は信号を増幅し、RFアンテナ274と連動して信号を送信する。あるいは、FM送信機272は、カー・ステレオのようなユーザ音声装置のアンテナ入力に信号を合わせることができる、配線された(wired)アンテナポートに信号を連結することができる。理想的には、プログラマブルFM変調器270は、プログラム化された搬送波で許可された放送局、隣接チャネル上の放送局あるいは他の干渉源からのような、干渉信号の本質的に欠けている搬送周波数で動作するようにプログラムされる。
【0036】
SPS受信機110は、音声出力が変調される低い干渉RF搬送波のユーザ選択を促進するための知的な支援(intelligent assistance)を含む。SPS受信機110はFM放送データベース(FM broadcast database)250を含むことができる。FM放送データベースは、FM帯域の内のすべての許可された放送局の周波数割り当てを含むことができ、許可された放送局を地理上の区域へ関連づけることができる。FM放送データベースは、製造者(manufacturer)に最初に読み出されることができ、地図データベースを更新することに類似したやり方で最新のデータベースをダウンロードすることにより更新されるかもしれない。SPS受信機110は、1つ以上の候補周波数群のリストを判断するためにGPS受信機210によって提供される現在の地理的位置を利用することができる。
【0037】
1つの実施例では、SPS受信機110は、場所を包含する受信可能範囲(coverage area)内の許可された放送局のリストへのGPS受信機210によって判断されたつい最近の地理的位置を比較する。SPS受信機110は、放送局が地理上の区域で割り付けられないRF搬送波を選択することができる。
【0038】
SPS受信機110は制限を促進する、あるいは1つ以上のパラメータまたは基準をフィルタリングすることに基づいてRF搬送波を順位付けする(rank)ことができる。フィルタする基準は、例えば、許可された放送局へのRF搬送波のスペクトルの近接、GPS受信機210、所定周波数選択(preference)(例えばより低い帯域周波数か上層帯域周波数への選択)などあるいはそれらのある組合せからの地理的位置への許可された放送局の送信機場所の物理的近接を含むことができる。
【0039】
SPS受信機110は、ユーザ入力目標あるいはさらに基準をフィルタするとして目標に沿った1以上のポイントをさらに利用することができる。すなわち、SPS受信機110は、ユーザ目標への予期される経路に沿った1以上のポイントに関して、RF搬送波の選択されたリストの好ましさ(desirability)を除去するべきかそうでなければ縮小するべきであるかを判断することができる。
【0040】
SPS受信機110は、ユーザへのディスプレイのために候補周波数群の所定個数を選択するように構成することができる。例えば、SPS受信機110は、フィルタする基準の出願に続く最も高い順位をもつ2つの周波数を選択するかもしれない。SPS受信機110は、例えば、ユーザ選択のためのプロンプトと共に候補周波数群を表示することができる。
【0041】
SPS受信機110はユーザインタフェース240によってユーザ選択を受諾することができる。SPS受信機110は、選択された周波数へFM変調器270の周波数をプログラムする。
【0042】
他の実施例では、FM放送データベース250は、有効周波数およびそれらの関連する可用性エリアのリストを格納するように構成することができる。SPS受信機110は、GPS受信機210から、その地理的位置を判断することができ、そして、地理上の区域を包含する有効RF周波数のリストを判断するためにFM放送データベース250にアクセスすることができる。SPS受信機110は、初期の実施例に記述された基準と同じまたは似ている基準を使用して、同様に結果を順位付けするまたはフィルタすることができる。SPS受信機110は、順位付けされた(ranked)結果を表示し、前の実施例でのようなユーザ選択を受諾することができる。
【0043】
いくつかの例(instances)では、選択された周波数は、現在の場所からユーザ目標への全ての経路のための満足な可聴信号品質をサポートしないかもしれない。信号品質中の悪化、例えば、選択されたFM周波数で許可された放送局を有するエリアへ移動するSPS受信機110によって生じる場合がある。全ての経路をサポートする単一の周波数のための不能(inability)は、いくつもの理由によるかもしれない。例えば、旅慣れた(traveled)経路は、全ての経路のために単一の割り当てられていない周波数を選択することを不可能にして、著しい距離を横切る(traverse)かもしれない。ユーザは、もとは計画された経路からそれるかもしれない。SPS受信機110は、周波数を判断することにおける提案された経路を考慮に入れてはならず、また、ユーザは、全ての経路に有効でない周波数を選択するかもしれない。
【0044】
理由にかかわらず、現在アクティブなFM搬送波は、高い可聴信号品質をサポートすることができない場合があるかもしれない。そのような例では、SPS受信機110は、候補周波数群のリストを判断し直し、最新の選択をするようにユーザに促すことができる。
【0045】
1つの実施例では、SPS受信機110は、候補周波数群のリストが更新されることを要求するユーザ入力を受信することができる。別の実施例では、SPS受信機110は、自動化された(automated)パラメータに基づいて有効周波数のリストを自動的に更新するように構成することができる。例えば、SPS受信機110は、GPS受信機210が最新の地理的位置を提供するたびに、または最新の地理的位置から判断された要因に基づいて有効周波数のリストを更新することができる。あるいは、SPS受信機110は、地理的位置の変更がある所定のしきい値を越える場合は、有効周波数のリストを更新するかもしれない。一般に、SPS受信機110は、時間の経過に基づいて有効周波数のリスト、イベントの発生あるいはそれらのある組合せを更新することができる。
【0046】
SPS受信機110は、候補周波数群のリストが現在アクティブな周波数選択を含むことをしないたびに、最新の搬送周波数選択をするようにユーザに促す必要はない。代わりに、SPS受信機110は、現在アクティブな周波数選択が異なる搬送周波数によって支援されることができた可聴信号品質に関する低下した信号品質を提供することを暗に(impliedly)判断するかもしれない。SPS受信機110は、候補周波数群の最新のリストを表示して最新の選択をユーザに促す促すべきであるかどうか判断するいくつもの要因も使用することができる。例えば、もしも、現在のアクティブな周波数選択がSPS受信機110の地理的位置を包含するリージョン内の放送局に割り付けられることをそれが決定しなければ、SPS受信機110は最新の候補周波数群を表示してはならない。あるいは、現在のアクティブな周波数の順位が、ある所定量によって候補周波数群の順位以下に落ちる場合、SPS受信機110は最新の候補周波数群を表示するかもしれない。SPS受信機110は、他の要因あるいは最新の候補周波数群を表示し最新の選択のためのユーザを刺激するべきであるかどうか判断する要因の組合せを使用するかもしれない。
【0047】
SPS受信機110は、音声出力のために搬送周波数を選択または更新する際にユーザに知的な支援を供給することができる。ユーザは、適切な出力周波数のために手動でFM帯域を探索して、SPS受信機110へ周波数をプログラムするための使いにくい(cumbersome)ルーチンから解放される。ユーザは、1あるいは2の固定された出力周波数選択に制限した限定的な実施(implementation)から解放される。
【0048】
図3は、位置に基づいてFMチャネル可用性を自動的に判断する方法300の実施例の単純化された機能フローチャートである。方法300は、例えば、図1の環境中で動作するパーソナルナビゲーションデバイスのようなSPS受信機の中で実現されることができる。例えば、その方法は、メモリのような、読取可能な記憶媒体をコンピュータあるいはプロセッサ中へエンコードされたコンピュータまたはプロセッサの実行命令として具体化されることができる。
【0049】
方法300は、GPSを使用して、88MHz-108MHzの許可されたFM帯域の中のRFリンクを判断することで、位置特定(position location)のコンテキストに記述される。一般に、位置測定(fix)はGPS位置測定に制限されず、そして、FM帯域に制限のある、出力されたRFリンクではない。
【0050】
方法300はブロック310で開始し、そこでは、パーソナルナビゲーションデバイスは多くのGPS衛星ビヒクルからGPS信号を受信する。パーソナルナビゲーションデバイスはブロック312に進み、GPS信号に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断する。
【0051】
パーソナルナビゲーションデバイスは判定ブロック320に進み、RF搬送波で変調された音声出力FMのようなRF出力がユーザによって選択されているかそうでなければ可能になるかどうか判断する。そうでなければ、パーソナルナビゲーションデバイスは、それが音声を生成するところで、ブロック390に進む。例えば、パーソナルナビゲーションデバイスはブロック390からブロック392に進み、スピーカを使用して、例えば音声を出力する。パーソナルナビゲーションデバイスは位置測定を更新するためにブロック310に戻る。
【0052】
判定ブロック320で、パーソナルナビゲーションデバイスが、RF出力が可能にされたと判断する場合、パーソナルナビゲーションデバイスは判定ブロック322に進む。判定ブロック322では、パーソナルナビゲーションデバイスは、RF周波数の初期設定が以前に完完したかどうか判断する。そうならば、パーソナルナビゲーションデバイスは、候補RF周波数の最新版が望まれるかどうか判断するために、判定ブロック324に進む。判定ブロック322で、パーソナルナビゲーションデバイスが、初期設定がまだ行なわれていないと判断する場合、パーソナルナビゲーションデバイスは、候補周波数群を確認する過程を開始するためにブロック330に進む。同様に、判定ブロック324で、パーソナルナビゲーションデバイスが候補周波数群を更新するためのパラメータが合わせられたと判断する場合、パーソナルナビゲーションデバイスはブロック330に進む。
【0053】
判定ブロック324で、パーソナルナビゲーションデバイスが候補周波数群を更新するためのパラメータに合わせられないと判断する場合、候補周波数群の処理を行なう必要はない。パーソナルナビゲーションデバイスは候補周波数処理を回避して、ブロック370に移る。
【0054】
ブロック330では、パーソナルナビゲーションデバイスは、パーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置に少なくとも部分的に基づいて候補FM周波数のリストを判断する。1つの実施例では、パーソナルナビゲーションデバイスは、許可されたFM帯域放送局の周波数を確認して地理上の区域へ放送局を関連づける、割り当て周波数のデータベースを検査する。パーソナルナビゲーションデバイスは、パーソナルナビゲーションデバイスの現在の地理的位置が、GPS受信機によって判断されたとともに、放送局の地理上の区域内に位置するかどうか判断する。その後、パーソナルナビゲーションデバイスは、周波数が現在の重要な干渉に対して十分な信号強度をもつ放送局を有するのに割り当てられていないか、あるいはそうでなければありそうもないか判断することができる。パーソナルナビゲーションデバイスは、多くの基準に基づいて候補周波数群のリストを順位付けする(rank)ことができる。
【0055】
パーソナルナビゲーションデバイスは、候補周波数群の表示の要因に合わせられるかどうか判断するために、判定ブロック340に移る。例えば、候補周波数群のリストを更新するための基準は、所定のしきい値より大きな地理的位置の変更を含むかもしれない。しかしながら、パーソナルナビゲーションデバイスが所定の最新の距離より大きく移動したとしても、RF出力に使用されたアクティブな周波数を更新する必要はないかもしれない。判定ブロック340では、パーソナルナビゲーションデバイスは、候補周波数群の最新のリストが現在のアクティブなRF周波数より優れているかどうか判断する。パーソナルナビゲーションデバイスは、例えば、許可された放送局が現在アクティブなRF周波数に割り当てられて、許可された放送局が重要な干渉におそらく寄与する(contribute)と判断する場合、候補周波数群の最新のリストが現在アクティブなRF周波数よりおそらく優れていると判断することができる。あるいは、パーソナルナビゲーションデバイスは、現在アクティブなRF周波数の順位(ranking)が候補リスト中の他の周波数に関する、ある所定の順位しきい値未満である場合、現在アクティブなRF周波数が低下したと判断することができる。
【0056】
候補周波数群の最新のリストが現在アクティブなRF周波数よりおそらく優れていないとパーソナルナビゲーションデバイスが判断する場合、パーソナルナビゲーションデバイスはブロック370に進み、最新の選択のためのユーザに指示すること(prompting)を省略する。しかしながら、候補周波数群の最新のリストが現在アクティブなRF周波数よりおそらく優れているとパーソナルナビゲーションデバイスが判断する場合、パーソナルナビゲーションデバイスはブロック350に進み、候補周波数群のリストあるいは候補周波数群の所定個数を表示する。
【0057】
例えば、パーソナルナビゲーションデバイスはブロック352を開始し、キーパッドまたはボタンのようなユーザインタフェースからユーザ選択を受諾する。ユーザ選択は、表示された候補周波数群のうちの1つを含むことができるか、あるいは現在アクティブなRF周波数の再選択になりえる。現在アクティブなRF周波数の再選択は明白になり、あるいは暗示され(implied)える。暗示された(implied)再選択は、例えば、候補周波数群の表示に続くタイムアウトに基づいて判断されることができる。
【0058】
パーソナルナビゲーションデバイスはブロック360に進み、選択された周波数用のFM変調器を構成するか、そうでなければ設定する。1つの実施例では、パーソナルナビゲーションデバイスは、選択された周波数に基づいて周波数に周波数シンセサイザ(frequency synthesizer)を合わせる。
【0059】
パーソナルナビゲーションデバイスはブロック370に進み、音声出力を生成する。パーソナルナビゲーションデバイスはブロック372に進み、選択された周波数で音声を変調する。1つの実施例中で、パーソナルナビゲーションデバイスは、選択された周波数で可聴信号を周波数変調することができる。
【0060】
パーソナルナビゲーションデバイスはブロック380に進み、例えば、変調された信号を増幅して受信機への送信用のアンテナあるいはアンテナポートに信号を連結することにより、FM変調された信号を無線で送信する。パーソナルナビゲーションデバイスは、次の位置最新版(position update)の処理を開始するためにブロック310に進む。
【0061】
方法と装置は、自動化された(automated)判断のためにここに記述され、変化する干渉源をもつ帯域内の有効RF出力周波数を促している。パーソナルナビゲーションデバイスのようなSPS受信機は、受信機の地理的位置に少なくとも部分的に基づいて所定動作帯域内の1つ以上の候補周波数群を判断することができる。受信機は、RF出力のための候補周波数群のうちの1つを選ぶようにユーザに促すことができる。SPS受信機は、受信機変更の地理的位置として候補周波数群のリストを自動的に更新することができる。
【0062】
本明細書において使用されているように、「連結」(coupled)または「接続」(connected)という用語は、直接的結合または接続のみならず間接的結合をも意味するものとして使われている。2つまたはそれ以上のブロック、モジュール、デバイスまたは装置が連結される場合、その2つの連結ブロックの間に1つまたはそれ以上の介在ブロックがあってもよい。
【0063】
本明細書において開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用目的プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、簡略化命令コンピュータ(RISC)プロセッサ、特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書において説明された機能を達成する設計されたこれらのものの任意の組み合わせによって実装されてもよいし、または行なわれてもよい。汎用目的プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替的に、同プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であってもよい。プロセッサはまた、計算デバイスの組み合わせとして、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協同する1つまたはそれ以上のマイクロプロセッサ、または任意のその他の構成として実装されてよい。
【0064】
本明細書において開示された実施形態に関連して説明された方法、プロセスまたはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、または両者の組み合わせにおいて、直接具体化されてもよい。方法またはプロセスにおける様々なステップまたは行為は、示された順に行なわれてもよいし、または別の順に行なわれてもよい。さらに、1つまたはそれ以上のプロセスまたは方法のステップが省略されてもよい。または、1つまたはそれ以上のプロセスまたは方法のステップが本件方法およびプロセスに追加されてもよい。追加的な手順、ブロックまたはアクションは、本方法およびプロセスの始め、終わりまたは途中に存在するエレメントに加えられてよい。
【0065】
開示された実施形態における上記記載は、当業者をして、本開示の製造又は利用を可能とするために提供される。これら実施形態への様々な変形例もまた、当業者には明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく他の実施形態にも適用されうる。従って本開示は、本明細書に示された実施形態に限定することは意図されておらず、本明細書に開示された原理及び新規特徴と整合が取れた最も広い範囲と一致するように意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル受信機の地理的位置を判断することと、
前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補周波数(candidate frequency)を判断するためにデータベースにアクセスすることと、
前記少なくとも1つの候補周波数から選択した望ましい周波数で変調された情報を提供することとを含む、出力周波数を判断する方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの候補周波数に基づいて出力周波数に関してユーザに指示することと、
前記望ましい周波数に対応するユーザ入力を受信することとをさらに含む請求項1の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの候補周波数を順位付けすること(ranking)と、
前記順位(ranking)に基づいて、有効出力周波数のリストを表示することとをさらに含む請求項1の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの候補周波数を順位付けすることは、
割り当て周波数への前記少なくとも1つの候補周波数のそれぞれのスペクトルの距離を判断することを含む請求項3の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの候補周波数を順位付けすることは、
地理的な目標への経路を判断することと、
前記経路から選択された少なくとも1つの追加の地理的位置に基づいて順位を判断することとを含む請求項3の方法。
【請求項6】
前記モバイル受信機の最新の地理的位置を判断することと、
前記最新の地理的位置に基づいて候補周波数群の最新のリストを判断することとをさらに含む請求項1の方法。
【請求項7】
前記モバイル受信機の前記地理的位置を判断することは、
多くの衛星測位システム信号を受信することと、
前記衛星測位システム信号に基づいて前記地理的位置を判断することとをさらに含む請求項1の方法。
【請求項8】
前記衛星測位システム信号は、全地球測位システム衛星ビヒクル(vehicle)信号を含む請求項7の方法。
【請求項9】
前記データベースへアクセスすることは、地理上の区域へFM帯域周波数割り当てを関連づけるデータベースにアクセスすることを含む請求項1の方法。
【請求項10】
前記データベースへアクセスすることは、地理上の区域へ有効FM帯域周波数群を関連づけるデータベースにアクセスすることを含む請求項1の方法。
【請求項11】
前記望ましい周波数で変調された情報を提供することは、
前記望ましい周波数に発振器を合わせることと、
周波数変調された無線周波数(RF)信号を生成するために望ましい周波数へ可聴信号を変調することとを含む請求項1の方法。
【請求項12】
アンテナポートへ前記周波数変調されたRF信号を連結することをさらに含む請求項11の方法。
【請求項13】
地理的な目標へ関係する情報を受信することと、
受信された全地球測位システム(GPS)衛星ビヒクル信号に少なくとも部分的に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断することと、
前記地理的位置から前記地理的目標への経路を判断することと、
前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補無線周波数を判断することと、
前記少なくとも1つの候補無線周波数に基づいて出力RF周波数のユーザ選択を受信することと、
前記地理的位置および前記経路に基づいて可聴信号を生成することと、
周波数変調された出力RF周波数を生成するために前記出力周波数へ可聴信号を変調することと、
前記周波数変調された出力RF周波数を出力することとを含む、出力周波数を判断する方法。
【請求項14】
前記パーソナルナビゲーションデバイスの最新の地理的位置を判断することと、
前記最新の地理的位置に基づいて候補周波数群の最新のリストを判断することとをさらに含む請求項13の方法。
【請求項15】
前記ユーザ選択に基づいて前記出力RF周波数へプログラマブル(programmable)周波数発振器を合わせることをさらに含む請求項13の方法。
【請求項16】
最新の基準(update criteria)が満たされるかどうかを判断することと、
前記最新の基準が満たされる場合に候補周波数群の前記最新のリストの少なくとも一部分を表示することと、
最新の出力RF周波数を選択するようにユーザに指示することとをさらに含む請求項14の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの候補周波数を順位付けすることと、
前記順位に基づいて少なくとも1つの有効周波数を表示することとをさらに含む請求項13の方法。
【請求項18】
少なくとも1つの候補無線周波数を判断することは、許可されたFM無線通信帯域中の少なくとも1つの候補周波数を判断することを含む請求項13の方法。
【請求項19】
前記可聴信号を生成することは、音声ナビゲーション(audio navigation)命令を生成することを含む請求項13の方法。
【請求項20】
前記周波数変調された出力RF周波数を出力することは、アンテナポートへ前記周波数変調された出力RF周波数を連結することを含む請求項13の方法。
【請求項21】
少なくとも1つの有効出力RF周波数を自動的に判断するように構成される装置であって、
多くの衛星測位信号群を受信し、かつ前記装置の地理的位置を判断するように構成される衛星測位受信機と、
地理上の区域へ出力周波数群を関連づける情報を格納するように構成される放送データベースと、
前記放送データベースにアクセスし、かつ前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補周波数を判断するように構成されるプロセッサと、
変調された出力周波数を生成するために前記少なくとも1つの候補周波数から選択された出力周波数へ情報信号を変調するように構成される変調器と、
前記変調された出力周波数を送信するように構成される送信機とを含む装置。
【請求項22】
前記候補周波数群の少なくとも1つのサブセット(subset)を確認する情報を表示するように構成されるディスプレイをさらに含む請求項21の装置。
【請求項23】
前記出力周波数に対応するユーザ目標およびユーザ選択を受信するように構成されるユーザインタフェースをさらに含むこと請求項21の装置。
【請求項24】
地図データベースをさらに含み、
前記プロセッサは、前記地理的位置および前記ユーザ目標に基づいて経路を判断するようにさらに構成される請求項23の装置。
【請求項25】
前記地理的位置に基づいて音声情報を生成するように構成される音声シンセサイザをさらに含み、
前記変調器は、前記出力周波数へ音声情報を周波数変調するようにさらに構成される請求項21の装置。
【請求項26】
前記放送データベースは、地理上の区域への許可されたFM帯域での放送割り当てに関連する情報を格納するように構成される請求項21の装置。
【請求項27】
前記放送データベースは、地理上の区域への許可されたFM帯域での割り当てられていない周波数に関連する情報を格納するように構成される請求項21の装置。
【請求項28】
前記変調器は、前記出力周波数へ音声情報を周波数変調するように構成される請求項21の装置。
【請求項29】
前記衛星測位受信機は、最新の地理的位置を判断するように構成され、
前記プロセッサは、前記放送データベースにアクセスし、かつ前記最新の地理的位置に基づいて少なくとも1つの最新の候補周波数を判断するように構成され、
前記ディスプレイは、前記少なくとも1つの最新の候補周波数に基づいて最新の出力周波数に関してユーザに指示するように構成される請求項21の装置。
【請求項30】
地理的な目標へ関係する情報を受信するための手段と、
受信された全地球測位システム(GPS)衛星ビヒクル信号に少なくとも部分的に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断するための手段と、
前記地理的位置から地理的な目標への経路を判断するための手段と
前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補無線周波数を判断するための手段と、
前記少なくとも1つの候補無線周波数に基づいて出力RF周波数のユーザ選択を受信するための手段と、
前記地理的位置および前記経路に基づいて可聴信号を生成するための手段と、
周波数変調された出力RF周波数を生成するために前記出力周波数へ可聴信号を変調するための手段と、
前記周波数変調された出力RF周波数を出力するための手段とを含む、少なくとも1つの有効出力RF周波数を自動的に判断するように構成される装置。
【請求項31】
地理的な目標へ関係する情報を受信することと、
受信された全地球測位システム(GPS)衛星ビヒクル信号に少なくとも部分的に基づいてパーソナルナビゲーションデバイスの地理的位置を判断することと、
前記地理的位置から地理的な目標への経路を判断することと、
前記地理的位置に基づいて少なくとも1つの候補無線周波数を判断することと、
前記少なくとも1つの候補無線周波数に基づいて出力RF周波数のユーザ選択を受信することと、
前記地理的位置および経路に基づいて可聴信号を生成することと、
周波数変調された出力RF周波数を生成するために前記出力周波数へ可聴信号を変調するために変調器を制御することと、
前記周波数変調された出力RF周波数を出力するように構成される送信機を制御することとのためのコンピュータ実行命令でコード化されたコンピュータ読取可能媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−524688(P2011−524688A)
【公表日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−513658(P2011−513658)
【出願日】平成21年6月10日(2009.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2009/046882
【国際公開番号】WO2009/152232
【国際公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】