説明

HCVNS−3セリンプロテアーゼインヒビター

【課題】C型肝炎ウイルス(HCV)のフラビウイルスのNS3プロテアーゼを阻害するペプチド模倣化合物を提供する。
【解決手段】式:


で示される化合物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式VI:
【化1】

[式中、
Aは、C(=O)OR1、C(=O)NHSO2R2、C(=O)NHR3またはCR4R4'であり;
ここで、R1は、水素、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり;
R2は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり;
R3は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、−OC1−C6アルキル、−OC0−C3アルキルカルボシクリル、−OC0−C3アルキルヘテロシクリルであり;
R4は、ハロ、アミノまたはOH;またはR4およびR4'は一緒になって、=Oであり;
R4'は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり;
ここで、R2、R3およびR4'はそれぞれ必要に応じて、ハロ、オキソ、ニトリル、アジド、ニトロ、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、NH2C(=O)−、Y−NRaRb、Y−O−Rb、Y−C(=O)Rb、Y−(C=O)NRaRb、Y−NRaC(=O)Rb、Y−NHSOpRb、Y−S(=O)pRb、Y−S(=O)pNRaRb、Y−C(=O)ORbおよびY−NRaC(=O)ORbから独立して選ばれる1−3個の置換基で置換されていてもよく;
Yは独立して、結合またはC1−C3アルキレンであり;
Raは独立して、HまたはC1−C3アルキルであり;
Rbは独立して、H、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリルまたはC0−C3アルキルヘテロシクリルであり;
pは独立して、1または2であり;
Mは、CR7R7'またはNRuであり;
Ruは、HまたはC1−C3アルキルであり;
R7は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルC3−C7シクロアルキルまたはC2−C6アルケニルであり、そのいずれかは必要に応じて、1−3個のハロ原子またはアミノ、−SHまたはC0−C3アルキルシクロアルキル基で置換されていてもよく;またはR7は、Jであり;
R7'は、HまたはR7と一緒になって、必要に応じて、R7'aで置換されるC3−C6シクロアルキル環を形成していてもよく;
ここで、R7'aは、C1−C6アルキル、C3−C5シクロアルキル、C2−C6アルケニルであり、そのいずれかは必要に応じて、ハロで置換されてもよく;またはR7'aは、Jであり;
q'は、0または1およびkは、0−3であり;
Rzは、Hまたは星印の炭素と一緒になって、オレフィン結合を形成し;
Rqは、HまたはC1−C6アルキルであり;
Wは、−CH2−、−O−、−OC(=O)H−、−OC(=O)−、−S−、−NH−、−NRa、−NHSO2−、−NHC(=O)NH−または−NHC(=O)−、−NHC(=S)NH−または結合であり;
R8は、1または2個の飽和、部分飽和または不飽和環を含む環系であり、環のいずれも4−7個の環原子を有し、環のいずれもS、OおよびNから選ばれる0−4個のヘテロ原子を有し、環系は必要に応じて、C1−C3アルキル基によってWから間隔をあけていてもよく;またはR8は、C1−C6アルキルであり;R8基のいずれかは必要に応じて、R9でモノ、ジまたはトリ置換されていてもよく;
ここで、R9は独立して、ハロ、オキソ、ニトリル、アジド、ニトロ、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、NH2CO−、Y−NRaRb、Y−O−Rb、Y−C(=O)Rb、Y−(C=O)NRaRb、Y−NRaC(=O)Rb、Y−NHSOpRb、Y−S(=O)pRb、Y−S(=O)pNRaRb、Y−C(=O)ORbおよびY−NRaC(=O)ORbから選ばれ;
ここで、カルボシクリルまたはヘテロシクリル部分は必要に応じて、R10で置換されていてもよく;
ここで、R10は、C1−C6アルキル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、アミノ、スルホニル、(C1−C3アルキル)スルホニル、NO2、OH、SH、ハロ、ハロアルキル、カルボキシル、アミドであり;
Rxは、HまたはC1−C5アルキルであり;またはRxは、Jであり;
Tは、−CHR11−または−NRd−であり;ここで、Rdは、H、C1−C3アルキルであるか、またはRdは、Jであり;
R11は、HまたはR11は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり、そのいずれかは、ハロ、オキソ、ニトリル、アジド、ニトロ、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、NH2CO−、Y−NRaRb、Y−O−Rb、Y−C(=O)Rb、Y−(C=O)NRaRb、Y−NRaC(=O)Rb、Y−NHSOpRb、Y−S(=O)pRb、Y−S(=O)pNRaRb、Y−C(=O)ORb、Y−NRaC(=O)ORbから独立して選ばれる1−3個の置換基で置換されていてもよく;またはR11は、Jであり;
Jは存在すれば、R7/R7'シクロアルキルから、またはR7が結合する炭素原子から、Rd、Rj、Rx、RyまたはR11の1つへ伸びて、マクロ環を形成する、単一の3−10員の飽和または部分不飽和アルキレン鎖であり、鎖は必要に応じて、−O−、−S−または−NR12−から独立して選ばれる1−3個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、ここで、鎖中の0−3個の炭素原子は必要に応じて、R14で置換されていてもよく;
ここで、R12は、H、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキルまたはC(=O)R13であり;
R13は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり;
R14は独立して、H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオまたはC1−C6チオアルキルから選ばれ;
mは、0または1であり;nは、0または1であり;
Uは、=Oまたは存在せず;
R15は、H、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり、そのいずれかは、ハロ、オキソ、ニトリル、アジド、ニトロ、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、C0−C3アルキルカルボシクリル、NH2CO−、Y−NRaRb、Y−O−Rb、Y−C(=O)Rb、Y−(C=O)NRaRb、Y−NRaC(=O)Rb、Y−NHS(=O)pRb、Y−S(=O)pRb、Y−S(=O)pNRaRb、Y−C(=O)ORb、およびY−NRaC(=O)ORbから独立して選ばれる1−3個の置換基で置換されていてもよく;
Gは、−O−、−NRy−、−NRjNRj−であり:
Ryは、H、C1−C3アルキルであり;またはRyは、Jであり;
一方のRjはHであり、他方のRjは水素またはJである;
R16は、H;またはC1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり、そのいずれかは、ハロ、オキソ、ニトリル、アジド、ニトロ、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、NH2CO−、Y−NRaRb、Y−O−Rb、Y−C(=O)Rb、Y−(C=O)NRaRb、Y−NRaC(=O)Rb、Y−NHSOpRb、Y−S(=O)pRb、Y−S(=O)pNRaRb、Y−C(=O)ORb、Y−NRaC(=O)ORbで置換されうる]
で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
Mが、CR7R7'である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
部分構造:
【化2】

を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
部分構造:
【化3】

を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Rqが、C1−C3アルキル、好ましくはメチルである請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
mが0であり、nが0である請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Gが、−NRy−または−NRjNRj−である請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
RyまたはRj基の一方が、Jであることよってマクロ環式化合物が決定される請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
R16が、H、C1−C3アルキルまたはC3−C6シクロアルキルである請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
mが1である請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Uが、Oである請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Tが、CR11である請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
R11が、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルカルボシクリル、C0−C3アルキルアリールまたはC0−C3アルキルヘテロアリールであり、そのいずれかがハロ、アミノ、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルキル、C(=O)OR14、カルボキシル、(C1−C6アルコキシ)カルボニル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルで必要に応じて置換されていてもよく、特に、ヒドロキシまたはC(=O)OR14で置換されている請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
R11が、tert−ブチル、イソ−ブチル、シクロヘキシル、フェニルエチル、2,2−ジメチル−プロピル、シクロヘキシルメチル、フェニルメチル、2−ピリジルメチル、4−ヒドロキシ−フェニルメチルまたはカルボキシルプロピル、特に、tert−ブチル、イソ−ブチルまたはシクロヘキシルである請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
Rd、RxまたはR11の1つが、Jであることよってマクロ環式化合物が決定される請求項10に記載の化合物。
【請求項16】
nが1である請求項10に記載の化合物。
【請求項17】
R15が、C1−C6アルキルまたはC0−C3アルキルカルボシクリルであり、そのいずれかが、必要に応じて置換されていてもよい、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
R15が、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、tert−ブチル、イソ−プロピルまたはイソ−ブチルである請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Gが、NRyまたは−NRjNRj−であり、Ryまたは一方のRjがHまたはメチルであり、他方のRjがHである請求項10に記載の化合物。
【請求項20】
R16が、H、C1−C6アルキルまたは5もしくは6員複素環、特に、モルホリン、ピペリジンまたはピペラジンである請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R16が、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルヘテロシクリル、C0−C3アルキルカルボシクリルであり、そのいずれも、ヒドロキシ、ハロ、アミノまたはC1−C6アルコキシで必要に応じて置換されていてもよい、請求項10に記載の化合物。
【請求項22】
R16が、2−インダノール、インダニル、2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル、2−チオフェンメチル、シクロヘキシルメチル、2,3−メチレンジオキシベンジル、シクロヘキシル、ベンジル、2−ピリジルメチル、シクロブチル、イソ−ブチル、n−プロピルまたは4−メトキシフェニルエチルである請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
Wが、−OC(=O)−、−NRa−、−NHS(O)2−または−NHC(=O)−であるか、または特に、−OC(=O)NH−または−NHである請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
Wが、−S−、結合であるか、または特に、−O−である請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
R8が、必要に応じて置換されていてもよいC0−C3アルキルカルボシクリルまたは必要に応じて置換されていてもよいC0−C3−アルキルヘテロシクリルである請求項23または24に記載の化合物。
【請求項26】
C0−C3アルキル部分が、メチレンまたは好ましくは結合である請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
R8が、C0−C3アルキルアリールまたはC0−C3アルキルヘテロアリールであり、そのいずれかがR9で必要に応じてモノ、ジまたはトリ置換されていてもよく;
ここで、R9は、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、NO2、OH、ハロ、トリフルオロメチル、、C1−C6アルキルで必要に応じてモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノまたはアミド、C0−C3アルキルアリール、C0−C3アルキルヘテロアリール、カルボキシル、R10で必要に応じて置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールであり;
ここで、R10は、C1−C6アルキル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルで必要に応じてモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノ、C1−C3アルキルアミド、スルホニルC1−C3アルキル、NO2、OH、ハロ、トリフルオロメチル、カルボキシルまたはヘテロアリールである請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
R9が、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、アミノ、ジ−(C1−C3アルキル)アミノ、C1−C3アルキルアミド、アリールまたはヘテロアリールであり、当該アリールまたはヘテロアリールは必要に応じてR10で置換されていてもよく;
ここで、R10は、C1−C6アルキル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−C3アルキルアミノ、アミド、C1−C3アルキルアミド、ハロ、トリフルオロメチルまたはヘテロアリールである請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
R10が、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、必要に応じてC1−C3アルキルでモノ−またはジ置換されていてもよいアミノ、アミド、C1−C3−アルキルアミド、ハロ、またはヘテロアリールである請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R10が、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、クロロ、必要に応じてC1−C3アルキルでモノ−またはジ置換されていてもよいアミノ、アミド、C1−C3−アルキルアミド、またはC1−C3アルキルチアゾリルである請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R8が、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、ベンジル、1−ナフチル、2−ナフチルまたはキノリニルであり、そのいずれも、非置換であるか、前記のR9でモノまたはジ置換される請求項26に記載の化合物。
【請求項32】
R8が1−ナフチルメチルまたはキノリニルであり、そのいずれも、非置換であるか、前記のR9でモノまたはジ置換される請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
R8が:
【化4】

[式中、R9aは、C1−C6アルキル;C1−C6アルコキシ;チオC1−C3アルキル;必要に応じてC1−C6アルキルで置換されていてもよいアミノ;C0−C3アルキルアリール;またはC0−C3アルキルヘテロアリール、C0−C3アルキルヘテロシクリルであり、当該アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは必要に応じてR10で置換されていてもよく;
ここで、R10は、C1−C6アルキル、C0−C3アルキルC3−C7シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、必要に応じてC1−C6アルキルでモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノ、アミド、C1−C3アルキルアミドであり;および
R9bは、C1−C6アルキル、C1−C6−アルコキシ、アミノ、ジ(C1−C3アルキル)アミノ、(C1−C3アルキル)アミド、NO2、OH、ハロ、トリフルオロメチル、カルボキシルである]
である請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
R9aが、アリールまたはヘテロアリールであり、そのいずれかが前記のR10で必要に応じて置換されていてもよい、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
R9aが:
【化5】

[式中、R10は、H、C1−C6アルキル、またはC0−C3アルキルシクロアルキル、必要に応じてC1−C6アルキルでモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノ、アミド、(C1−C3アルキル)アミドである]
から選ばれる請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R9aが、必要に応じて置換されていてもよいフェニル、好ましくはC1−C6アルキル;C1−C6アルコキシ;またはハロで置換されたフェニルである請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
R8が:
【化6】

[式中、R10aは、H、C1−C6アルキル、またはC0−C3アルキルカルボシクリル、必要に応じてC1−C6アルキルでモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノ、アミド、(C1−C3アルキル)アミド、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;およびR9bは、C1−C6アルキル、C1−C6−アルコキシ、アミノ、ジ(C1−C3アルキル)アミノ、(C1−C3アルキル)アミド、NO2、OH、ハロ、トリフルオロメチルまたはカルボキシルである]
である請求項33に記載の化合物。
【請求項38】
R9bが、C1−C6−アルコキシ、好ましくはメトキシである請求項33に記載の化合物。
【請求項39】
Aが、C(=O)NHSO2R2である請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
R2が、必要に応じて置換されていてもよいC1−C6アルキル、好ましくはメチルである請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R2が、必要に応じて置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル、好ましくはシクロプロピルである請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
R2が、必要に応じて置換されていてもよいC0−C6アルキルアリール、好ましくは必要に応じて置換されていてもよいフェニルである請求項39に記載の化合物。
【請求項43】
Aが、C(=O)OR1である請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
R1が、HまたはC1−C6アルキル、好ましくは水素、メチル、エチルまたはtert−ブチルである請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
R7'がHであり、R7が、n−エチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチルまたはメルカプトメチル、好ましくはn−プロピルまたは2,2−ジフルオロエチルである請求項2に記載の化合物。
【請求項46】
R7およびR7'が一緒になって、スピロ−シクロプロピルまたはスピロ−シクロブチル環を形成し、両方がR7'aで必要に応じてモノまたはジ−置換されていてもよく;
ここで、R7'aは、C1−C6アルキル、C3−C5シクロアルキルまたはC2−C6アルケニルであり、そのいずれかはハロで必要に応じて置換されていてもよく、またはR7aはJである請求項2に記載の化合物。
【請求項47】
環が、R7'aで置換されたスピロ−シクロプロピル環であり;
ここで、R7'aは、エチル、ビニル、シクロプロピル、1−または2−ブロモエチル、1−もしくは2−フルオロエチル、2−ブロモビニルまたは2−フルオロエチルである請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
R7がJであり、R7'がHである請求項2に記載の化合物。
【請求項49】
Jが、−O−、−S−または−NR12−から独立して選ばれる1または2個のヘテロ原子を必要に応じて含んでいてもよい3−8員の飽和または不飽和アルキレン鎖であり、ここで、R12は、H、メチルなどのC1−C6アルキルまたはアセチルなどの−C(=O)C1−C6アルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項50】
Jが、4−7員の飽和または不飽和の全てが炭素のアルキレン鎖である請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
Jが、飽和またはモノ−不飽和である請求項49に記載の化合物。
【請求項52】
Jが、14または15個の環原子のマクロ環を提供する大きさである請求項49に記載の化合物。
【請求項53】
請求項1に記載の化合物およびその医薬的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項54】
さらに、ヌクレオシド類縁体、ポリメラーゼインヒビター、プロテアーゼインヒビター、リバビリンおよびインターフェロンから選ばれる、さらなるHCV抗ウイルス薬を含む請求項53に記載の医薬組成物。
【請求項55】
治療法における請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項56】
HCVなどのフラビウイルス感染の予防または治療用医薬の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項57】
フラビウイルスに感染したか、または感染の危険性がある個体に、有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含むHCVなどのフラビウイルス感染の治療または予防方法。

【公開番号】特開2011−140488(P2011−140488A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−279178(P2010−279178)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【分割の表示】特願2006−551001(P2006−551001)の分割
【原出願日】平成17年1月28日(2005.1.28)
【出願人】(507261423)メディヴィル・アクチエボラーグ (6)
【Fターム(参考)】