説明

HCVNS3プロテアーゼ阻害剤

本発明は、C型肝炎ウイルス(HCV)NS3プロテアーゼの阻害剤として有用な式(I)の大環状化合物、これらの合成およびHCV感染を治療または予防するためのこれらの使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化240】

の化合物
[式中、
【化241】

は、
1)アリール環、
2)C−Cシクロアルキル環および
3)複素環(ここで、この複素環系は、2個の非炭素環原子または1個の炭素環原子および1個の窒素環原子である、独立して選択される2個の環原子の位置でZおよびXに結合しており、この複素環系は、
a)N、OまたはSからなる群から独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子環原子を有する5員または6員の飽和または不飽和単環、
b)N、OまたはSからなる群から独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子環原子を有する8員、9員または10員の飽和または不飽和二環および
c)N、OまたはSからなる群から独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子環原子を有する11員から15員の飽和または不飽和三環
からなる群から選択される。)
からなる群から選択される1個または複数の環であり:
ここで、
【化242】

は、独立して選択される0個から4個の置換基W、Rまたはオキソで置換されており;ここで、SまたはNを含有する安定な複素環のために、複素環は、SまたはN原子が非置換でありまたはSまたはN原子がオキソで置換されており;ここで、前記WおよびR置換は、CおよびNから選択される1個または複数の環原子上に位置しており;但し、10員の不飽和二環は、以下の結合様式
【化243】

を有するキノリン、キナゾリンまたはイソキノリンではなく;
は、−CO10、−CONR10SO、−CONR10SONR、テトラゾリル、−CONHP(O)R1112および−P(O)R1112からなる群から選択され;
は、C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、前記Rは、独立して選択される0個から3個のハロゲン原子で置換されており;
は、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル(C−C)アルキル、フェニル(C−C)アルキル、ナフチル(C−C)アルキルおよびHet基からなる群から選択され、ここで、RがHではない場合、前記Rは、ハロゲン原子、−OR10、−SR10、−N(R10、−N(C−Cアルキル)O(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロ(C−Cアルコキシ)、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10、−C(O)R10および−CON(R10からなる群から独立して選択される0個から3個の置換基で置換されており;
Hetは、N、OおよびSから独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を有する置換および非置換の5員および6員の飽和複素環からなる群から選択され、ここで、前記置換環は、ハロゲン原子、−OR10、−SR10、−N(R10、−N(C−Cアルキル)O(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロ(C−Cアルコキシ)、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10、−C(O)R10および−CON(R10から独立して選択される1個から3個の置換基で置換されており;
は、H、ハロゲン原子、−OH、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、−CN、−CF、−OCF、−C(O)OH、−C(O)CH、SR10、−SO(C−Cアルキル)、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルコキシ、C−Cハロアルキル、−N(R、フェニル、ナフチル、−O−フェニル、−O−ナフチル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基からなる群から選択され;ここで、
前記Rのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から選択され、前記Rのヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記Rのヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から選択され、前記Rのヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記Rのヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルキルおよびアルコキシ基は、ハロゲン原子、−OR10、−SR10、−N(R10、−N(C−Cアルキル)O(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、ハロ(C−Cアルコキシ)、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10、−C(O)R10および−CON(R10からなる群から独立して選択される0個から4個の置換基で置換されており、前記Rのヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アルキルおよびアルコキシ基の隣接する2個の置換基は一緒になって、N、OおよびSから独立して選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3−6員環を形成することができ;
は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル(C−C)アルキル、フェニル、ナフチル、フェニル(C−C)アルキル、ナフチル(C−C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C−Cアルキル)、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリル(C−Cアルキル)基からなる群から選択され、ここで、
前記Rは、独立して選択される0個から2個のW置換基で置換されており、
各Rのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
各Rのヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており;
Yは、−C(O)−、−SO−、−OC(O)−、−C(O)N(D)L−および−LN(D)C(O)−および−LN(D)C(O)−からなる群から選択され、ここで、
Dは、H、C−CアルキルおよびC−Cアルケニル基からなる群から選択され、
Lは、直接結合、−G−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−G−、−G−(C−Cアルケニレン)−および−(C−Cアルケニレン)−G−基からなる群から選択され、ここで、前記Gは、直接結合、−O−、−N−および−S−からなる群から選択され、前記アルキレンおよびアルケニレン基は、C−CアルキルおよびC−Cアルケニル基からなる群から独立して選択される0個から4個の置換基Eで置換されており、
前記DおよびEは一緒になって、N、OおよびSから選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成することができ;
Zは、−C(O)−および直接結合からなる群から選択され;
Mは、C−C12アルキレンおよびC−C12アルケニレンからなる群から選択され、ここで、前記Mは、C−Cアルキル、=CH、C−Cシクロアルキル(C−Cアルキル)およびアリール(C−Cアルキル)からなる群から独立して選択される0個から2個の置換基Fで置換されており、隣接する2個の置換基Fは一緒になって、N、OおよびSからなる群から選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成することができ、1個または複数の隣接する置換基Fは、一緒になっておよび/または隣接するDまたはEと一緒になって、N、OおよびSからなる群から独立して選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成することができ;
Xは、−O−、−CHO−、−NHC(O)O−、−CHNHC(O)O−、−C≡CCHO−、−C(O)O−、−(CHO−、−OC(O)NH−、−(CHC(O)NH−、−C(O)NH−および直接結合からなる群から選択され;
各Rは、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル(C−C)アルキル、フェニル、ナフチル、フェニル(C−C)アルキル、ナフチル(C−C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C−Cアルキル)、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリル(C−Cアルキル)基からなる群から独立して選択され、ここで、
がHではない場合、前記Rは、0個から2個のW置換基で置換されており、
各Rのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
各Rのヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記Rは、これが結合している原子および第2のR置換基と一緒になって4員から7員の複素環を形成することができ;
各Wは、ハロゲン原子、−OR10、C−Cアルキル、−CN、−CF、−NO、−SR10、−CO10、−CON(R10、−C(O)R10、−N(R10)C(O)R10、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルコキシ、C−Cハロアルキル、−N(R10、−N(C−Cアルキル)O(C−Cアルキル)、ハロ(C−Cアルコキシ)、−NR10SO10、−SON(R10、−NHCOOR10、−NHCONHR10、フェニル、ナフチル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基からなる群から独立して選択され;ここで、
前記Wのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から選択され、前記Wのヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記Wのヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から選択され、前記Wのヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており;
は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル(C−Cアルキル)、フェニル、ナフチル、フェニル(C−C)アルキル、ナフチル(C−C)アルキル、ヘテロアリール、複素環、ヘテロアリール(C−Cアルキル)およびヘテロシクリル(C−Cアルキル)基からなる群から選択され、ここで、
前記Rは、フェニル、ナフチル、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、C−Cアルキル、ハロ(C−Cアルコキシ)、ハロゲン原子、−OR10、−SR10、−N(R10、−N(C−Cアルキル)O(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、−C(O)R10、C−Cハロアルキル、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、−SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10および−C(O)N(R10からなる群から選択される0個から4個の置換基で置換されており、
各Rのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
各Rのヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記Rの隣接する2個の置換基は一緒になって、N、OおよびSからなる群から独立して選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成することができ;
は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル(C−Cアルキル)、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルコキシ、フェニル、ナフチル、フェニル(C−C)アルキル、ナフチル(C−C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール(C−Cアルキル)またはヘテロシクリル(C−Cアルキル)基からなる群から選択され、ここで、
前記Rは、フェニル、ナフチル、C−Cシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、C−Cアルキル、ハロ(C−Cアルコキシ)、ハロゲン原子、−OR10、−SR10、−N(R10、−N(C−Cアルキル)O(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、−C(O)R10、C−Cハロアルキル、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、−SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10および−C(O)N(R10からなる群から選択される0個から4個の置換基で置換されており、
各Rのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
各Rのヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から独立して選択され、前記Rのヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記Rの隣接する2個の置換基は一緒になって、N、OおよびSからなる群から独立して選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成することができ、
およびRは、これらが結合しているNと一緒になって、N、OおよびSから独立して選択される0個から2個の追加のヘテロ原子を含有する4員から8員の単環を形成することができ;
各R10は、HおよびC−Cアルキルからなる群から独立して選択され;
各R11は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、−OR13、−N(R10)−V−CO10、−O−V−CO10、−S−V−CO10、−N(R10)(R13)、−R14および−N(R10)SOからなる群から独立して選択され;
各R12は、−OR13、−N(R10)−V−CO10、−O−V−CO10、−S−V−CO10および−N(R10)(R13)からなる群から独立して選択され;
11およびR12は、これらが結合しているリン原子と一緒になって、5員から7員の単環を形成することができ;
各Vは、−CH(R15)−および−(C−Cアルキレン)−CH(R15)−からなる群から独立して選択され;
各R13は、H、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基からなる群から独立して選択され、ここで、
13がHではない場合、前記R13は、フェニル、ナフチル、フェニル(C−Cアルキル)、ナフチル(C−Cアルキル)、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル(C−Cアルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C−Cアルキル)、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、ハロゲン原子、−OC(O)OR、−OC(O)R、−OR10、−SR10、−N(R10、−C(O)R10、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、−SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10および−C(O)N(R10からなる群から独立して選択される0個から2個の置換基で置換されており、
各R13のヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記R13のヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
各R13のヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から独立して選択され、前記R13のヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記R13の隣接する2個の置換基は一緒になって、N、OおよびSからなる群から独立して選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成することができ;
14は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、フェニル、ナフチルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、
各R14のヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記R14のヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記R14のフェニル、ナフチルまたはヘテロアリールは、C−Cアルキル、ハロゲン原子、−OC(O)OR、−OC(O)R、−OR10、−SR10、−N(R10、−C(O)R10、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、−SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10および−C(O)N(R10からなる群から独立して選択される0個から2個の置換基で置換されていてよく;
各R15は、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、フェニル、ナフチル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基からなる群から独立して選択され、ここで、
前記R15は、C−Cアルキル、ハロゲン原子、−OC(O)OR、−OC(O)R、−OR10、−SR10、−N(R10、−C(O)R10、−NO、−CN、−CF、−SO(C−Cアルキル)、−S(O)(C−Cアルキル)、−NR10SO、−SON(R、−NHCOOR、−NHCOR、−NHCONHR、−CO10および−C(O)N(R10からなる群から独立して選択される0個から2個の置換基で置換されており、
各R15のヘテロアリールは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員および6員の芳香族環からなる群から独立して選択され、前記R15のヘテロアリールは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
各R15のヘテロシクリルは、N、OおよびSから独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を有する5員から7員の飽和または不飽和非芳香族環からなる群から独立して選択され、前記R15のヘテロシクリルは、CまたはNから選択される環原子を介して結合しており、
前記R15の隣接する2個の置換基は、場合により一緒になって、N、OおよびSからなる群から独立して選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成する。]。
【請求項2】
以下の
【化244】

が、
1)アリール環、
2)シクロヘキシル環および
3)複素環(ここで、この複素環系は、2個の非炭素環原子または1個の炭素環原子および1個の窒素環原子である、独立して選択される2個の環原子の位置でZおよびXに結合しており、この複素環系は、
a)1個、2個または3個の窒素原子を含有する5員または6員の飽和または不飽和単環および
b)1個または2個の窒素原子を含有する8員、9員または10員の飽和または不飽和二環
からなる群から選択される。)
からなる群から選択され、
ここで、前記
【化245】

が、独立して選択される0個から4個の置換基W、Rまたはオキソで置換されており;ここで、SまたはNを含有する安定な複素環のために、複素環は、SまたはN原子が非置換でありまたはSまたはN原子がオキソで置換されており;ここで、前記WおよびR置換は、CおよびNから選択される1個または複数の環原子上に位置しており;但し、10員の不飽和二環は、キノリン、キナゾリンまたはイソキノリンではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
以下の
【化246】

が、非置換でありまたは−Br、−Cl、−CN、フェニル、−O−フェニル、−OCF、−OCH、−C(O)OH、−CHおよび−C(O)CHからなる群から選択される部分で一置換されている、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
以下の
【化247】

が、
【化248】

からなる環の群からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
各Rが、H、−Br、−Cl、−CN、フェニル、−O−フェニル、−OCF、−OCH、−OH、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、−CF、−C(O)OHおよび−C(O)CHからなる群から独立して選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、−CO10および−CONR10SOからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、−C(O)OHおよび−C(O)NHSOシクロプロピルからなる群から選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、C−CアルキルおよびC−Cアルケニルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、−CH=CH、−CHCHおよび−CHCH=CHからなる群から選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が、H、C−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
が、H、−C(CH、−(CHCH、シクロヘキシルおよび−CH(CHからなる群から選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Mが、C−C12アルキレンまたはC−C12アルケニレンからなる群から選択され、ここで、Mは、C−Cアルキルおよび=CHからなる群から選択される0個から2個の置換基Fで置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Mが、−CH=CH(CH、−(CH−、−CHCH=CH(CH−、−(CH−、−CH=CH(CH−、−CH=CH(CHC(CHCH−、−CH=CH(CH−、−(CH−、−CH=CH(CH−、−(CH−、−(CH−、−CH=CH(CHC(CHCH−、−(CHC(CHCH−、−C(=CH)(CH−、−C(=CH)(CH−、−CHCH=CH(CH−からなる群から選択される、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Mが、
【化249】

からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
Yが、−C(O)N(D)L−および−LN(D)C(O)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
1個または複数の置換基Fが、一緒になっておよび/または置換基DおよびEから選択される1個もしくは複数の置換基と一緒になって、N、OおよびSからなる群から選択される0個から3個のヘテロ原子を含有する3員環から6員環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
以下の
【化250】










からなる群から選択される化合物。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物の有効量および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項19】
HCV抗ウイルス剤、免疫調節剤および抗感染剤からなる群から選択される第2の治療剤をさらに含む、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項20】
HCVプロテアーゼ阻害剤およびHCVNS5Bポリメラーゼ阻害剤からなる群から選択される第2の治療剤をさらに含む、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項21】
HCVNS3プロテアーゼ活性の阻害が必要とされる対象においてHCVNS3プロテアーゼ活性を阻害する医薬品の調製における、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項22】
HCVによる感染の予防または治療が必要とされる対象においてHCVによる感染を予防または治療する医薬品の調製における、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2010−507661(P2010−507661A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534619(P2009−534619)
【出願日】平成19年10月23日(2007.10.23)
【国際出願番号】PCT/US2007/022460
【国際公開番号】WO2008/057209
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【出願人】(501209427)イステイチユート・デイ・リチエルケ・デイ・ビオロジア・モレコラーレ・ピ・アンジエレツテイ・エツセ・ピー・アー (90)
【Fターム(参考)】