HCVNS5Aの阻害剤
本明細書では、C型肝炎を阻害するための化合物、医薬組成物および併用療法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物:
【化1】
式中、AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−C(O)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化2】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択され(式中、
X1はCH2、NH、OまたはSであり、
Y1、Y2およびZ1は、各々独立して、CHまたはNであり、
X2はNH、OまたはSであり、
Vは−CH2−CH2−、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH2)a−N(RN)−(CH2)b−または−(CH2)a−O−(CH2)b−であり、aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただしaおよびbは両方とも0ではなく、
【化3】
は、フェニル残基上にヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み、
ヘテロアリール基の炭素は、各々独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
ヘテロアリール基の窒素は、存在する場合、各々独立して、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
aおよびbは、独立して、1、2、または3であり、
cおよびdは、独立して、1または2であり、
nおよびpは、独立して、0、1、2または3であり、
kは0、1または2であり、
各Rは、独立して、水素、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され、
各RNは、独立して、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからなる群より選択され、
各AおよびA’に対して、BはAおよびA’のいずれか一方の側に結合してもよく、その結果、AまたはA’が
【化4】
である場合、A−B−A’は、
【化5】
のいずれかであり得る);
BはQまたは
【化6】
であり、各Qは、独立して、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、複素環、アリール基またはヘテロアリール基からなる群より選択され、ただしBが
【化7】
である時、唯一1つのQが6員の芳香族環であり、ただしBが
【化8】
である場合、多環式のQはいずれも、この多環体の唯一1つの環を介してこの分子の残部と結合し;
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルおよび(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールまたはアリールであってもよい)4〜8員環からなる群より選択され(式中、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
Rc、Rd、ReおよびRfの各々は、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルまたは(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールもしくはアリールであってもよい)4〜8員環により任意に置換されてもよく、各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合される);
YおよびY’は、各々独立して、炭素または窒素であり;
ZおよびZ’は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、1〜3つのアミノ酸、−[U−(CR42)t−NR5−C(R42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8、−U−(CR42)t−R8、および−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8からなる群より選択される(式中、
Uは−C(O)−、−C(S)−および−S(O)2−からなる群より選択され、
各R4、R5およびR7は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
R8は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、−C(O)−R81、−C(S)−R81、−C(O)−O−R81、−C(O)−N−R812、−S(O)2−R81および−S(O)2−N−R812からなる群より選択され、各R81は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
任意に、R7およびR8は共に4〜7員環を形成し、
各tは、独立して、0、1、2、3、または4であり、
uは0、1、または2である。)
【請求項2】
各Qは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群から各々独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換され、Qが芳香族ではない場合、Qはオキソで任意に置換される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
各Qは、独立して、−CN、−OCF3、−OCHF2、−CF3または−Fで任意に置換される、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
Bは、
【化9】
からなる群より選択され、
式中、
【化10】
は、二価のアリール基またはヘテロアリール基であり、結合パターンを変えることで多環式であってもよく;
Vは−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH2)a−N(RN)−(CH2)b−または−(CH2)a−O−(CH2)b−であり、aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただしaおよびbは両方とも0ではなく;
各rおよびsは、独立して、0、1、2、3、または4であり;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され、
各Rbは、独立して、C1〜C12アルキル、水酸基、ハロゲン、またはオキソである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
【化11】
は、
【化12】
からなる群より選択され、式中、*は、この化合物の残部への結合点を示し、各フェニル残基は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含む、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
各Raは、独立して、−CN、−OCF3、−OCHF2、−CF3または−Fである、請求項4または5記載の化合物。
【請求項7】
AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−C(O)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化13】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
AおよびA’は、独立して、単結合、
【化14】
からなる群より選択される、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキルおよびC1〜C8ヘテロアルキルからなる群より選択され、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、前記請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
RcとRdまたはReとRfの一方または両方が任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
RcとRdが結合して、
【化15】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項12】
ReとRfが結合して、
【化16】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項9または11記載の化合物。
【請求項13】
式IIIを有する、請求項1記載の化合物:
【化17】
式中、Aは、
【化18】
からなる群より選択され;
A’は、単結合、
【化19】
−(CR2)n−O−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)C(O)−(CR2)p−からなる群より選択され、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択され;
【化20】
は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
rは、0、1、2、3、または4からなる群より選択される。
【請求項14】
A’は、
【化21】
−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−、または−(CR2)n−N(RN)C(O)−(CR2)p−である、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
A’は
【化22】
である、請求項14記載の化合物。
【請求項16】
式IIIaを有する、請求項15記載の化合物:
【化23】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項17】
A’は、
【化24】
からなる群より選択される、請求項13記載の化合物。
【請求項18】
式IIIbを有する、請求項17記載の化合物:
【化25】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項19】
式IVを有する、請求項1記載の化合物:
【化26】
式中、AおよびA’は、独立して、単結合、
【化27】
−(CR2)n−O−(CR2)p−および−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−からなる群より選択され、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択され;
【化28】
は、ヘテロ原子として1、2、3または4つの窒素を任意に含み;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
rは、0、1、2、3または4であり;
各Rbは、独立して、C1〜C5アルキル、水酸基、ハロゲン、またはオキソであり;
sは0、1、2、3、4、5、または6であり;
X1およびX2の各々は、独立して、CまたはNである。
【請求項20】
式IVaを有する、請求項19記載の化合物:
【化29】
【請求項21】
式IVbを有する、請求項20記載の化合物:
【化30】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項22】
式Vを有する、請求項1記載の化合物:
【化31】
式中、AおよびA’は、独立して、単結合、
【化32】
−(CR2)n−O−(CR2)p−および−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−からなる群より選択され、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択され;
X3は、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−NR1−および−CH2−NR1−からなる群より選択され(式中、R1は、水素、C1〜C8アルキル、およびC1〜C8ヘテロアルキルからなる群より選択される);
【化33】
は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
rは、0、1、2、3または4である。
【請求項23】
式Vaを有する、請求項22記載の化合物:
【化34】
【請求項24】
式Vbを有する、請求項23記載の化合物:
【化35】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項25】
式VIを有する、化合物:
【化36】
式中、各
【化37】
は、独立して、二価のアリール基またはヘテロアリール基であり、結合パターンを変えることで多環式であってもよく;
各rは、独立して、0、1、2、3、または4であり;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化38】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択され(式中、
X1はCH2、NH、OまたはSであり、
Y1、Y2およびZ1は、各々独立して、CHまたはNであり、
X2はNH、OまたはSであり、
Vは−CH2−CH2−、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH2)a−N(RN)−(CH2)b−または−(CH2)a−O−(CH2)b−であり、aおよびbは、独立して、0、1、2または3であり、ただしaおよびbは両方とも0ではなく、
【化39】
は、フェニル残基上にヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み、
ヘテロアリール基の炭素は、各々独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
ヘテロアリール基の窒素は、存在する場合、各々独立して、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
aおよびbは、独立して、1、2、または3であり、
cおよびdは、独立して、1または2であり、
nおよびpは、独立して0、1、2または3であり、
kは0、1、または2であり、
各Rは、独立して、水素、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され、
各RNは、独立して、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからなる群より選択され、
各AおよびA’に対して、BはAおよびA’のいずれか一方の側に結合してもよく、その結果、AまたはA’が
【化40】
である場合、A−B−A’は、
【化41】
のいずれかであり得る);
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルおよび(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールまたはアリールであってもよい)4〜8員環からなる群より選択され(式中、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
Rc、Rd、ReおよびRfの各々は、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルまたは(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールもしくはアリールであってもよい)4〜8員環により任意に置換されてもよく、各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合される);
YおよびY’は、各々独立して、炭素または窒素であり;
ZおよびZ’は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、1〜3つのアミノ酸、−[U−(CR42)t−NR5−C(R42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8、−U−(CR42)t−R8、および−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8からなる群より選択される(式中、
Uは−C(O)−、−C(S)−および−S(O)2−からなる群より選択され、
各R4、R5およびR7は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
R8は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、−C(O)−R81、−C(S)−R81、−C(O)−O−R81、−C(O)−N−R812、−S(O)2−R81および−S(O)2−N−R812からなる群より選択され、各R81は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
任意に、R7およびR8は共に4〜7員環を形成し、
各tは、独立して、0、1、2、3、または4であり、
uは0、1、または2である。)
【請求項26】
各
【化42】
は、独立して、
【化43】
からなる群より選択され、式中、*はこの化合物の残部への結合点を示し、各フェニル残基は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含む、請求項25記載の化合物。
【請求項27】
AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)k−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化44】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択される、請求項25または26の1つに記載の化合物。
【請求項28】
AおよびA’は、独立して、単結合、
【化45】
からなる群より選択される、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキルおよびC1〜C8ヘテロアルキルからなる群より選択され、式中、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項13、14、15、17、19、20、22、23、25、26、27または28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
RcとRdまたはReとRfの一方が結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項30記載の化合物。
【請求項31】
RcとRdおよびReとRfの両方が結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項30記載の化合物。
【請求項32】
RcとRdが結合して、
【化46】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
ReとRfが結合して、
【化47】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項29〜32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
各Raは、独立して、−CN、−OCF3、−OCHF2、−CF3、または−Fである、請求項13〜33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
YおよびY’の一方はNである、請求項13、14、15、17、19、20、22、23、25、26、27、28、29、30、31、32、または33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
YおよびY’の両方はNである、請求項35記載の化合物。
【請求項37】
AおよびA’は、各々独立して、
【化48】
または−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−である、請求項19または22記載の化合物。
【請求項38】
ZおよびZ’は、各々1〜3つのアミノ酸である、請求項1〜37のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
前記アミノ酸はD型である、請求項38記載の化合物。
【請求項40】
ZおよびZ’は、各々独立して、−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8、−U−(CR42)t−R8および−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8からなる群より選択される、請求項1〜37のいずれか一項記載の化合物。
【請求項41】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−NR5−(CR42)t−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項41記載の化合物。
【請求項43】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項41記載の化合物。
【請求項44】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項41記載の化合物。
【請求項45】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項44記載の化合物。
【請求項46】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−C(O)−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項44記載の化合物。
【請求項47】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t−C(O)−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項44記載の化合物。
【請求項49】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−(CR42)n−C(O)−R81である、請求項48記載の化合物。
【請求項50】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−C(O)−R81である、請求項49記載の化合物。
【請求項51】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−(CR42)n−C(O)−O−R81である、請求項48記載の化合物。
【請求項52】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−C(O)−O−R81である、請求項51記載の化合物。
【請求項53】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−R8である、請求項40記載の化合物。
【請求項54】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−R8である、請求項53記載の化合物。
【請求項55】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項40記載の化合物。
【請求項56】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−NR5−(CR42)t−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項55記載の化合物。
【請求項57】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t−C(O)−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項64記載の化合物。
【請求項58】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項55記載の化合物。
【請求項59】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項58記載の化合物。
【請求項60】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−R8であり、R7およびR8は共に4〜7員環を形成する、請求項40記載の化合物。
【請求項61】
請求項1〜60記載の化合物のいずれか1つを含む医薬組成物。
【請求項62】
薬剤製造における請求項1〜60のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項63】
前記薬剤はC型肝炎の治療のための薬剤である、請求項62記載の化合物の使用。
【請求項64】
治療を必要としている患者に、治療有効量の、請求項1〜61記載の化合物のいずれか1つを投与することを含む、C型肝炎を治療する方法。
【請求項1】
式Iを有する化合物:
【化1】
式中、AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−C(O)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化2】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択され(式中、
X1はCH2、NH、OまたはSであり、
Y1、Y2およびZ1は、各々独立して、CHまたはNであり、
X2はNH、OまたはSであり、
Vは−CH2−CH2−、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH2)a−N(RN)−(CH2)b−または−(CH2)a−O−(CH2)b−であり、aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただしaおよびbは両方とも0ではなく、
【化3】
は、フェニル残基上にヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み、
ヘテロアリール基の炭素は、各々独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
ヘテロアリール基の窒素は、存在する場合、各々独立して、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
aおよびbは、独立して、1、2、または3であり、
cおよびdは、独立して、1または2であり、
nおよびpは、独立して、0、1、2または3であり、
kは0、1または2であり、
各Rは、独立して、水素、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され、
各RNは、独立して、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからなる群より選択され、
各AおよびA’に対して、BはAおよびA’のいずれか一方の側に結合してもよく、その結果、AまたはA’が
【化4】
である場合、A−B−A’は、
【化5】
のいずれかであり得る);
BはQまたは
【化6】
であり、各Qは、独立して、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、複素環、アリール基またはヘテロアリール基からなる群より選択され、ただしBが
【化7】
である時、唯一1つのQが6員の芳香族環であり、ただしBが
【化8】
である場合、多環式のQはいずれも、この多環体の唯一1つの環を介してこの分子の残部と結合し;
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルおよび(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールまたはアリールであってもよい)4〜8員環からなる群より選択され(式中、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
Rc、Rd、ReおよびRfの各々は、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルまたは(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールもしくはアリールであってもよい)4〜8員環により任意に置換されてもよく、各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合される);
YおよびY’は、各々独立して、炭素または窒素であり;
ZおよびZ’は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、1〜3つのアミノ酸、−[U−(CR42)t−NR5−C(R42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8、−U−(CR42)t−R8、および−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8からなる群より選択される(式中、
Uは−C(O)−、−C(S)−および−S(O)2−からなる群より選択され、
各R4、R5およびR7は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
R8は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、−C(O)−R81、−C(S)−R81、−C(O)−O−R81、−C(O)−N−R812、−S(O)2−R81および−S(O)2−N−R812からなる群より選択され、各R81は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
任意に、R7およびR8は共に4〜7員環を形成し、
各tは、独立して、0、1、2、3、または4であり、
uは0、1、または2である。)
【請求項2】
各Qは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群から各々独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換され、Qが芳香族ではない場合、Qはオキソで任意に置換される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
各Qは、独立して、−CN、−OCF3、−OCHF2、−CF3または−Fで任意に置換される、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
Bは、
【化9】
からなる群より選択され、
式中、
【化10】
は、二価のアリール基またはヘテロアリール基であり、結合パターンを変えることで多環式であってもよく;
Vは−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH2)a−N(RN)−(CH2)b−または−(CH2)a−O−(CH2)b−であり、aおよびbは、独立して、0、1、2、または3であり、ただしaおよびbは両方とも0ではなく;
各rおよびsは、独立して、0、1、2、3、または4であり;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され、
各Rbは、独立して、C1〜C12アルキル、水酸基、ハロゲン、またはオキソである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
【化11】
は、
【化12】
からなる群より選択され、式中、*は、この化合物の残部への結合点を示し、各フェニル残基は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含む、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
各Raは、独立して、−CN、−OCF3、−OCHF2、−CF3または−Fである、請求項4または5記載の化合物。
【請求項7】
AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−C(O)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化13】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
AおよびA’は、独立して、単結合、
【化14】
からなる群より選択される、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキルおよびC1〜C8ヘテロアルキルからなる群より選択され、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、前記請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
RcとRdまたはReとRfの一方または両方が任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
RcとRdが結合して、
【化15】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項12】
ReとRfが結合して、
【化16】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項9または11記載の化合物。
【請求項13】
式IIIを有する、請求項1記載の化合物:
【化17】
式中、Aは、
【化18】
からなる群より選択され;
A’は、単結合、
【化19】
−(CR2)n−O−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)C(O)−(CR2)p−からなる群より選択され、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択され;
【化20】
は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
rは、0、1、2、3、または4からなる群より選択される。
【請求項14】
A’は、
【化21】
−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−、または−(CR2)n−N(RN)C(O)−(CR2)p−である、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
A’は
【化22】
である、請求項14記載の化合物。
【請求項16】
式IIIaを有する、請求項15記載の化合物:
【化23】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項17】
A’は、
【化24】
からなる群より選択される、請求項13記載の化合物。
【請求項18】
式IIIbを有する、請求項17記載の化合物:
【化25】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項19】
式IVを有する、請求項1記載の化合物:
【化26】
式中、AおよびA’は、独立して、単結合、
【化27】
−(CR2)n−O−(CR2)p−および−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−からなる群より選択され、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択され;
【化28】
は、ヘテロ原子として1、2、3または4つの窒素を任意に含み;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
rは、0、1、2、3または4であり;
各Rbは、独立して、C1〜C5アルキル、水酸基、ハロゲン、またはオキソであり;
sは0、1、2、3、4、5、または6であり;
X1およびX2の各々は、独立して、CまたはNである。
【請求項20】
式IVaを有する、請求項19記載の化合物:
【化29】
【請求項21】
式IVbを有する、請求項20記載の化合物:
【化30】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項22】
式Vを有する、請求項1記載の化合物:
【化31】
式中、AおよびA’は、独立して、単結合、
【化32】
−(CR2)n−O−(CR2)p−および−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−からなる群より選択され、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択され;
X3は、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−NR1−および−CH2−NR1−からなる群より選択され(式中、R1は、水素、C1〜C8アルキル、およびC1〜C8ヘテロアルキルからなる群より選択される);
【化33】
は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
rは、0、1、2、3または4である。
【請求項23】
式Vaを有する、請求項22記載の化合物:
【化34】
【請求項24】
式Vbを有する、請求項23記載の化合物:
【化35】
式中、XおよびX’は、各々独立して、1つの結合、−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−O−、−S−、−S(O)1−2−、−CH2O−、−CH2S−、−CH2S(O)1−2−および−CH2N(R1)−からなる群より選択され、R1は水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルカノイル、アルコキシカルボニル、カルバモイルおよび置換スルホニルからなる群より選択される。
【請求項25】
式VIを有する、化合物:
【化36】
式中、各
【化37】
は、独立して、二価のアリール基またはヘテロアリール基であり、結合パターンを変えることで多環式であってもよく;
各rは、独立して、0、1、2、3、または4であり;
各Raは、独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され;
AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−S(O)k−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化38】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択され(式中、
X1はCH2、NH、OまたはSであり、
Y1、Y2およびZ1は、各々独立して、CHまたはNであり、
X2はNH、OまたはSであり、
Vは−CH2−CH2−、−CH=CH−、−N=CH−、−(CH2)a−N(RN)−(CH2)b−または−(CH2)a−O−(CH2)b−であり、aおよびbは、独立して、0、1、2または3であり、ただしaおよびbは両方とも0ではなく、
【化39】
は、フェニル残基上にヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含み、
ヘテロアリール基の炭素は、各々独立して、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
ヘテロアリール基の窒素は、存在する場合、各々独立して、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからからなる群より選択される置換基で任意に置換され、
aおよびbは、独立して、1、2、または3であり、
cおよびdは、独立して、1または2であり、
nおよびpは、独立して0、1、2または3であり、
kは0、1、または2であり、
各Rは、独立して、水素、−OH、−CN、−NO2、ハロゲン、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、置換スルホンアミドおよび置換アミノからなる群より選択され、
各RNは、独立して、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸、および置換スルホンアミドからなる群より選択され、
各AおよびA’に対して、BはAおよびA’のいずれか一方の側に結合してもよく、その結果、AまたはA’が
【化40】
である場合、A−B−A’は、
【化41】
のいずれかであり得る);
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルおよび(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールまたはアリールであってもよい)4〜8員環からなる群より選択され(式中、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
Rc、Rd、ReおよびRfの各々は、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、アラルキルまたは(シクロアルキル、複素環、ヘテロアリールもしくはアリールであってもよい)4〜8員環により任意に置換されてもよく、各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環またはヘテロアリール環に任意に縮合される);
YおよびY’は、各々独立して、炭素または窒素であり;
ZおよびZ’は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、1〜3つのアミノ酸、−[U−(CR42)t−NR5−C(R42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8、−U−(CR42)t−R8、および−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8からなる群より選択される(式中、
Uは−C(O)−、−C(S)−および−S(O)2−からなる群より選択され、
各R4、R5およびR7は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
R8は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、−C(O)−R81、−C(S)−R81、−C(O)−O−R81、−C(O)−N−R812、−S(O)2−R81および−S(O)2−N−R812からなる群より選択され、各R81は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルからなる群より選択され、
任意に、R7およびR8は共に4〜7員環を形成し、
各tは、独立して、0、1、2、3、または4であり、
uは0、1、または2である。)
【請求項26】
各
【化42】
は、独立して、
【化43】
からなる群より選択され、式中、*はこの化合物の残部への結合点を示し、各フェニル残基は、ヘテロ原子として1つまたは2つの窒素を任意に含む、請求項25記載の化合物。
【請求項27】
AおよびA’は、独立して、単結合、−(CR2)n−O−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−C(O)k−N(RN)−(CR2)p−、−(CR2)n−N(RN)−C(O)−N(RN)−(CR2)p−および−(CR2)n−N(RN)−C(O)−O−(CR2)p−ならびに(
【化44】
からなる群より選択される)ヘテロアリール基からなる群より選択される、請求項25または26の1つに記載の化合物。
【請求項28】
AおよびA’は、独立して、単結合、
【化45】
からなる群より選択される、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
Rc、Rd、ReおよびRfは、各々独立して、水素、C1〜C8アルキルおよびC1〜C8ヘテロアルキルからなる群より選択され、式中、
各ヘテロ原子は、存在する場合、独立して、N、OまたはSであり、
RcとRdは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合され、
ReとRfは任意に結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項13、14、15、17、19、20、22、23、25、26、27または28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
RcとRdまたはReとRfの一方が結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項30記載の化合物。
【請求項31】
RcとRdおよびReとRfの両方が結合して4〜8員の複素環を形成し、これは、別の3〜6員の複素環に任意に縮合される、請求項30記載の化合物。
【請求項32】
RcとRdが結合して、
【化46】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
ReとRfが結合して、
【化47】
からなる群より選択される複素環縮合環系を形成し、式中、RNは、水素、−OH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイル、カルバモイル、置換スルホニル、置換スルホン酸および置換スルホンアミドからなる群より選択される、請求項29〜32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
各Raは、独立して、−CN、−OCF3、−OCHF2、−CF3、または−Fである、請求項13〜33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
YおよびY’の一方はNである、請求項13、14、15、17、19、20、22、23、25、26、27、28、29、30、31、32、または33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
YおよびY’の両方はNである、請求項35記載の化合物。
【請求項37】
AおよびA’は、各々独立して、
【化48】
または−(CR2)n−C(O)N(RN)−(CR2)p−である、請求項19または22記載の化合物。
【請求項38】
ZおよびZ’は、各々1〜3つのアミノ酸である、請求項1〜37のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
前記アミノ酸はD型である、請求項38記載の化合物。
【請求項40】
ZおよびZ’は、各々独立して、−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8、−U−(CR42)t−R8および−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8からなる群より選択される、請求項1〜37のいずれか一項記載の化合物。
【請求項41】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−NR5−(CR42)t−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項41記載の化合物。
【請求項43】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項41記載の化合物。
【請求項44】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項41記載の化合物。
【請求項45】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t−U−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項44記載の化合物。
【請求項46】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−C(O)−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項44記載の化合物。
【請求項47】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t−C(O)−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR7−(CR42)t−R8である、請求項44記載の化合物。
【請求項49】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−(CR42)n−C(O)−R81である、請求項48記載の化合物。
【請求項50】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−C(O)−R81である、請求項49記載の化合物。
【請求項51】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−(CR42)n−C(O)−O−R81である、請求項48記載の化合物。
【請求項52】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−C(O)−O−R81である、請求項51記載の化合物。
【請求項53】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−R8である、請求項40記載の化合物。
【請求項54】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−R8である、請求項53記載の化合物。
【請求項55】
ZおよびZ’の一方または両方は、−[U−(CR42)t−NR5−(CR42)t]u−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項40記載の化合物。
【請求項56】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−NR5−(CR42)t−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項55記載の化合物。
【請求項57】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−NR5−(CR42)t−C(O)−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項64記載の化合物。
【請求項58】
ZおよびZ’の一方または両方は、−U−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項55記載の化合物。
【請求項59】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)t−O−(CR42)t−R8である、請求項58記載の化合物。
【請求項60】
ZおよびZ’の一方または両方は、−C(O)−(CR42)n−NR7−R8であり、R7およびR8は共に4〜7員環を形成する、請求項40記載の化合物。
【請求項61】
請求項1〜60記載の化合物のいずれか1つを含む医薬組成物。
【請求項62】
薬剤製造における請求項1〜60のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項63】
前記薬剤はC型肝炎の治療のための薬剤である、請求項62記載の化合物の使用。
【請求項64】
治療を必要としている患者に、治療有効量の、請求項1〜61記載の化合物のいずれか1つを投与することを含む、C型肝炎を治療する方法。
【公表番号】特表2012−510525(P2012−510525A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−539670(P2011−539670)
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/066467
【国際公開番号】WO2010/065681
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(511133439)プレシディオ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/066467
【国際公開番号】WO2010/065681
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(511133439)プレシディオ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
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