HER2抗体組成物
【課題】上皮成長因子レセプター(HER1)等のHERファミリーのレセプターチロシンキナーゼ、特にHER2の関与する癌の処置に有効な抗体の提供。
【解決手段】HER2のドメインIIに結合する主要種HER2抗体と、アミノ末端リーダー伸長を含むそのアミノ酸配列変異体とを含む組成物。また、該組成物を含む薬学的製剤、及びその治療上の使用。
【解決手段】HER2のドメインIIに結合する主要種HER2抗体と、アミノ末端リーダー伸長を含むそのアミノ酸配列変異体とを含む組成物。また、該組成物を含む薬学的製剤、及びその治療上の使用。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
HER2のドメインIIに結合する主要種HER2抗体と、アミノ末端リーダー伸長を含むそのアミノ酸配列変異体とを含む組成物。
【請求項2】
アミノ末端リーダー伸長が抗体変異体の軽鎖に存在する、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
アミノ末端リーダー伸長が抗体変異体の一つまたは二つの軽鎖に存在する、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
主要種HER2抗体および抗体変異体が両方共にインタクトな抗体である、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
【請求項5】
主要種HER2抗体が、それぞれ配列番号3および4の可変軽鎖アミノ酸配列および可変重鎖アミノ酸配列を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
【請求項6】
主要種HER2抗体が、それぞれ配列番号15および16の軽鎖アミノ酸配列および重鎖アミノ酸配列を含む、請求項5記載の組成物。
【請求項7】
組成物中の抗体分子の約20%以下がアミノ末端リーダー伸長を含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
【請求項8】
組成物中の抗体分子の約1%から約15%がアミノ末端リーダー伸長を含む、請求項7記載の組成物。
【請求項9】
陽イオン交換分析により定量された、組成物中の抗体分子の5%から約15%がアミノ末端リーダー伸長を含む、請求項8記載の組成物。
【請求項10】
アミノ末端リーダー伸長がVHS−を含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
【請求項11】
アミノ末端リーダー伸長がVHS−からなる、請求項10記載の方法。
【請求項12】
主要種HER2抗体の第2アミノ酸配列変異体をさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の組成物。
【請求項13】
第2抗体変異体が、一方または両方の重鎖にC末端リシン残基を含む該抗体、脱アミド化抗体変異体、および一つまたは複数の酸化されたメチオニン残基を有する抗体からなる群より選択される、請求項12記載の組成物。
【請求項14】
主要種抗体のグリコシル化変異体をさらに含む、請求項1〜9および12〜13のいずれか1項記載の組成物。
【請求項15】
グリコシル化変異体が、Fc部に付着したG1またはG2オリゴ糖構造を含む抗体、軽鎖に付着した糖質部分を含む抗体、非グリコシル化重鎖を含む抗体、およびFc部に付着したシアリダート化オリゴ糖構造を有する抗体からなる群より選択される、請求項14記載の組成物。
【請求項16】
主要種抗体がHER2のドメインI、IIおよびIIIの間の接合部に結合する、請求項1〜9および12〜15のいずれか1項記載の組成物。
【請求項17】
薬学的に許容される担体中に請求項1記載の組成物を含む薬学的製剤。
【請求項18】
無菌である、請求項17記載の薬学的製剤。
【請求項19】
それぞれ配列番号3および4の可変軽鎖配列および可変重鎖配列を含む主要種HER2抗体と、一つまたは二つの可変軽鎖ドメインに付着したVHS−アミノ末端リーダー伸長を含む、主要種抗体のアミノ酸配列変異体とを含む組成物であって、該組成物中の抗体分子の約1%から約20%がVHS−アミノ末端リーダー伸長を含む組成物。
【請求項20】
配列番号23のアミノ酸配列、またはその脱アミド化変異体および/もしくは酸化変異体を含むポリペプチド。
【請求項21】
(a)請求項20記載のポリペプチドを含む軽鎖と、(b)配列番号16、配列番号24、ならびに配列番号16または配列番号24の脱アミド化変異体および/もしくは酸化変異体からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む重鎖とを含む抗体。
【請求項22】
薬学的に許容される担体中に請求項21記載の抗体を含む薬学的製剤。
【請求項23】
患者におけるHER2発現ガンを処置する方法であって、該ガンを処置するのに有効な量で請求項17記載の薬学的製剤を該患者に投与することを含む方法。
【請求項1】
HER2のドメインIIに結合する主要種HER2抗体と、アミノ末端リーダー伸長を含むそのアミノ酸配列変異体とを含む組成物。
【請求項2】
アミノ末端リーダー伸長が抗体変異体の軽鎖に存在する、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
アミノ末端リーダー伸長が抗体変異体の一つまたは二つの軽鎖に存在する、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
主要種HER2抗体および抗体変異体が両方共にインタクトな抗体である、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
【請求項5】
主要種HER2抗体が、それぞれ配列番号3および4の可変軽鎖アミノ酸配列および可変重鎖アミノ酸配列を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
【請求項6】
主要種HER2抗体が、それぞれ配列番号15および16の軽鎖アミノ酸配列および重鎖アミノ酸配列を含む、請求項5記載の組成物。
【請求項7】
組成物中の抗体分子の約20%以下がアミノ末端リーダー伸長を含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
【請求項8】
組成物中の抗体分子の約1%から約15%がアミノ末端リーダー伸長を含む、請求項7記載の組成物。
【請求項9】
陽イオン交換分析により定量された、組成物中の抗体分子の5%から約15%がアミノ末端リーダー伸長を含む、請求項8記載の組成物。
【請求項10】
アミノ末端リーダー伸長がVHS−を含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
【請求項11】
アミノ末端リーダー伸長がVHS−からなる、請求項10記載の方法。
【請求項12】
主要種HER2抗体の第2アミノ酸配列変異体をさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の組成物。
【請求項13】
第2抗体変異体が、一方または両方の重鎖にC末端リシン残基を含む該抗体、脱アミド化抗体変異体、および一つまたは複数の酸化されたメチオニン残基を有する抗体からなる群より選択される、請求項12記載の組成物。
【請求項14】
主要種抗体のグリコシル化変異体をさらに含む、請求項1〜9および12〜13のいずれか1項記載の組成物。
【請求項15】
グリコシル化変異体が、Fc部に付着したG1またはG2オリゴ糖構造を含む抗体、軽鎖に付着した糖質部分を含む抗体、非グリコシル化重鎖を含む抗体、およびFc部に付着したシアリダート化オリゴ糖構造を有する抗体からなる群より選択される、請求項14記載の組成物。
【請求項16】
主要種抗体がHER2のドメインI、IIおよびIIIの間の接合部に結合する、請求項1〜9および12〜15のいずれか1項記載の組成物。
【請求項17】
薬学的に許容される担体中に請求項1記載の組成物を含む薬学的製剤。
【請求項18】
無菌である、請求項17記載の薬学的製剤。
【請求項19】
それぞれ配列番号3および4の可変軽鎖配列および可変重鎖配列を含む主要種HER2抗体と、一つまたは二つの可変軽鎖ドメインに付着したVHS−アミノ末端リーダー伸長を含む、主要種抗体のアミノ酸配列変異体とを含む組成物であって、該組成物中の抗体分子の約1%から約20%がVHS−アミノ末端リーダー伸長を含む組成物。
【請求項20】
配列番号23のアミノ酸配列、またはその脱アミド化変異体および/もしくは酸化変異体を含むポリペプチド。
【請求項21】
(a)請求項20記載のポリペプチドを含む軽鎖と、(b)配列番号16、配列番号24、ならびに配列番号16または配列番号24の脱アミド化変異体および/もしくは酸化変異体からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む重鎖とを含む抗体。
【請求項22】
薬学的に許容される担体中に請求項21記載の抗体を含む薬学的製剤。
【請求項23】
患者におけるHER2発現ガンを処置する方法であって、該ガンを処置するのに有効な量で請求項17記載の薬学的製剤を該患者に投与することを含む方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A−1】
【図8A−2】
【図8A−3】
【図8B−1】
【図8B−2】
【図8B−3】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17A】
【図17B】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A−1】
【図8A−2】
【図8A−3】
【図8B−1】
【図8B−2】
【図8B−3】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17A】
【図17B】
【公開番号】特開2011−173914(P2011−173914A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−103101(P2011−103101)
【出願日】平成23年5月2日(2011.5.2)
【分割の表示】特願2007−522579(P2007−522579)の分割
【原出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−103101(P2011−103101)
【出願日】平成23年5月2日(2011.5.2)
【分割の表示】特願2007−522579(P2007−522579)の分割
【原出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]