説明

HGFレセプター(cMet)を特異的に結合するペプチドおよびその使用

【課題】本発明は、肝細胞増殖因子レセプター(cMet)へ結合する新規結合部分の探索とその使用を課題とする。
【解決手段】cMetへ結合する能力を有しているポリペプチドまたは多量体ポリペプチド構築物、またはcMetとHGFとを含む複合体、そしてその使用のための方法を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸配列:Cys−X−Gly−X−Pro−X−Phe−X−Cys(配列番号:619)を含み、式中、
、X、XおよびXは任意のアミノ酸であってよい、
ポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項2】
アミノ酸配列:X−X−X−Cys−X−Gly−X−Pro−X−Phe−X−Cys−X−X(配列番号:540)を含み、式中、
はGlu、SerまたはTrpであり;
はPhe− ThrまたはTrpであり;
はHis、PheまたはTrpであり;
はAla、Lys、SerまたはThrであり;
はProまたはTrpであり;
はSerまたはThrであり;
はGluまたはSerであり;
はIle、TrpまたはTyrであり;そして
はGlu、MetまたはTyrである、
請求項1に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項3】
配列番号:48;配列番号:49;配列番号:50;配列番号:51;配列番号:52;配列番号:53;配列番号:54;配列番号:55;配列番号:56;配列番号:57;配列番号:58;配列番号:59;配列番号:60;配列番号:61;配列番号:62;配列番号:63;配列番号:64;配列番号:65;配列番号:66;配列番号:67;配列番号:68;配列番号:69;配列番号:70;配列番号:71;配列番号:72;配列番号:73;配列番号:74;配列番号:75;配列番号:76;配列番号:79;配列番号:80;配列番号:81;配列番号:82;配列番号:83;配列番号:84;配列番号:85;配列番号:86;配列番号:87;配列番号:88;配列番号:89;配列番号:90;配列番号:91;配列番号:92;配列番号:93;配列番号:94;配列番号:95;配列番号:96;配列番号:97;配列番号:98;配列番号:99;配列番号:100;および配列番号:101から成る群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項2に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項4】
アミノ酸配列:X−X−X−Cys−X−Gly−Pro−Pro−X−Phe−X−Cys−Trp−X−X−X−X10−X11(配列番号:541)を含み、式中、
はArg、Asp、Asn、IleまたはSerであり;
はLeu、Ile、Phe、TrpまたはValであり;
はAsn、Gln、His、Leu、TyrまたはValであり;
はLeu、LysまたはSerであり;
はAla、Ser、ThrまたはTrpであり;
はGluまたはSerであり;
はLeu、SerまたはTrpであり;
はPheまたはTyrであり;
はAsp、Glu、GlyまたはValであり;
10はMet、Pro、ThrまたはSerであり;そして
11はGluまたはGlyである、
請求項1に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項5】
配列番号:103;配列番号:104;配列番号:106;配列番号:108;配列番号:111;配列番号:114;配列番号:117;配列番号:119;配列番号:120;配列番号:121;配列番号:128;配列番号:130;配列番号:132;配列番号:133;配列番号:140;配列番号:143;配列番号:145;配列番号:146;配列番号:147;配列番号:150;配列番号:151;配列番号:153;配列番号:155〜配列番号:158;配列番号:163;配列番号:165;配列番号:167;配列番号:169;配列番号:170;配列番号:172;配列番号:173;配列番号:178;配列番号:179;配列番号:184;配列番号:185;配列番号:188;配列番号:189;配列番号:190;配列番号:192;配列番号:195;配列番号:198;配列番号:201〜配列番号:204;配列番号:208;配列番号:209;配列番号:211;配列番号:215;配列番号:216;配列番号:217;配列番号:219;配列番号:221;配列番号:224;配列番号:226;配列番号:227;配列番号:230〜配列番号:234;配列番号:236;配列番号:237;配列番号:238;配列番号:242;配列番号:246〜配列番号:254;配列番号:256;配列番号:259〜配列番号:264;配列番号:266;配列番号:267;配列番号:269〜配列番号:271;配列番号:273;配列番号:275〜配列番号:282;配列番号:284;配列番号:285;配列番号:287;配列番号:288;配列番号:293〜配列番号:295;配列番号:297;配列番号:298;配列番号:301〜配列番号:303;配列番号:305〜配列番号:308;配列番号:311;配列番号:313〜配列番号:320;配列番号:323;配列番号:324;配列番号:326〜配列番号:328;配列番号:331〜配列番号:335;配列番号:337〜配列番号:341;配列番号:345;配列番号:347;配列番号:349;配列番号:352;配列番号:354〜配列番号:357;および配列番号:361〜配列番号:364から成る群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項4に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項6】
アミノ酸配列:X−X−X−X−Trp−X−Cys−X−Gly−Pro−Pro−Thr−Phe−Glu−Cys−Trp−X−X(配列番号:542)を含み、式中、
はAsp、GluまたはValであり;
はAla、Asp、Gly、SerまたはValであり;
はAsp、Gly、SerまたはValであり;
はArg、Asn、Gly、SerまたはThrであり;
はGlnまたはHisであり;
はAsn、LysまたはSerであり;そして
はSerまたはTrpである、
請求項1に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項7】
アミノ酸配列:Ser−Cys−X−Cys−X−Gly−Pro−Pro−Thr−Phe−Glu−Cys−Trp−Cys−Tyr−X−X−X(配列番号:546)を含み、式中、
はAsn、HisまたはTyrであり;
はGlyまたはSerであり;
はAla、Asp、Glu、GlyまたはSerであり;
はSerまたはThrであり;そして
はAspまたはGluである、
請求項1に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項8】
配列番号:405;配列番号:406;配列番号:407;配列番号:408;配列番号:409;配列番号:410;配列番号:411;配列番号:412;配列番号:413;配列番号:414;配列番号:415;配列番号:416;配列番号:417;配列番号:418;配列番号:419;配列番号:420;配列番号:421;配列番号:422;配列番号:423;配列番号:424;配列番号:425;配列番号:426;配列番号:427;配列番号:428;配列番号:429;配列番号:430;配列番号:431;配列番号:432;配列番号:433;配列番号:434;配列番号:435;配列番号:436;配列番号:437;配列番号:438;配列番号:439;配列番号:440;配列番号:441;配列番号:442;配列番号:443;配列番号:444;配列番号:445;配列番号:446;および配列番号:447から成る群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項7に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項9】
アミノ酸配列:Glu−X−Gly−Ser−Cys−His−Cys−Ser−Gly−Pro−Pro−Thr−Phe−Glu−Cys−X−Cys−X(配列番号:547)を含み、式中、
はAla、Glu、GlyまたはSerであり;
はPhe、TrpまたはTyrであり;そして
はPheまたはTyrである、
請求項1に記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチド。
【請求項10】
動物またはヒト対象においてcMetまたはcMetとHGFとの複合体を検出する方法であって、
標識された請求項1〜9のいずれかに記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを提供し;
標識されたポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを対象に投与し;そして
対象中の標識されたポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを検出する、
ことを含む前記方法。
【請求項11】
標識が放射性標識または常磁性標識である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
動物またはヒト対象を画像化する方法であって、
標識された請求項1〜9のいずれかに記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを提供し;
標識されたポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを対象に投与し;そして
対象中の標識されたポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを検出することによって対象を画像化する、
ことを含む前記方法。
【請求項13】
標識が、核磁気共鳴映像剤、超音波画像剤、光学画像剤、音ルミネセンス画像剤、光音響画像剤または放射線核種画像剤である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
cMetの活性化が関与する状態を処置する方法であって、請求項1〜9のいずれかに記載のポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを含む組成物を動物またはヒト対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項15】
疾患が固形腫瘍である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
腫瘍が、乳房、甲状腺、グリア芽細胞腫、前立腺、悪性中皮腫、直腸結腸、肝細胞、肝胆道、腎臓、骨肉腫および頚部の腫瘍からなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
cMetまたはcMetとHGFとの複合体を、それを含有する溶液から精製する方法であって、
該溶液を請求項1〜9のいずれかに記載の少なくとも1つのポリペプチドまたは多量体ポリペプチドと接触させ;そして
該溶液からポリペプチドまたは多量体ポリペプチドを分離する、
ことを含む前記方法。
【請求項18】
請求項1〜9のいずれかに記載のポリペプチドをコードする外因性DNAを発現する組換えバクテリオファージであって、ポリペプチドがバクテリオファージの表面上に提示される、前記組換えバクテリオファージ。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−37872(P2011−37872A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−223922(P2010−223922)
【出願日】平成22年10月1日(2010.10.1)
【分割の表示】特願2006−509035(P2006−509035)の分割
【原出願日】平成16年3月3日(2004.3.3)
【出願人】(502352519)ダイアックス、コープ (16)
【氏名又は名称原語表記】DYAX CORP.
【出願人】(593069934)ブラッコ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (8)
【Fターム(参考)】