説明

HIVアスパルチルプロテアーゼ阻害剤としての芳香族誘導体

【課題】新規な種類の化合物と、その医薬品として許容される誘導体も含めたものを提供する。
【解決手段】式(I)のHIVアスパルチルプロテアーゼ阻害剤と、式(I)がアミノ基を含む場合には医薬品として許容されるそのアンモニウム塩とを提供し、但し、nは3または4であり、R1は例えばイソブチルでよく、XおよびYは、同じかまたは異なるものであり、例えばNH2およびFでよく、R2およびR3は本明細書で定義される通りである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の式Iの化合物と、
【化1】

前記式Iの化合物がアミノ基を含む場合には、医薬品として許容されるそのアンモニウム塩とであって、
ここで、nは3または4であり、
XおよびYは、同じかまたは異なるものであり、かつH、NH2、F、Cl、-CN、および-OCH3からなる群から選択され、あるいはXおよびYは一緒になって、式-OCH2O-のメチレンジオキシ基を定めるものであり、
R1は、iso-ブチルであり、
R2は、H、CH3CH2、CH3CH2CH2、CH3CH2CH2CH2、iso-C4H9、(CH3)3CCH2、AcOCH2CH2、HO2C-CH2、および式R2A-CO-の基からなる群から選択され、但し、R2Aは、CH3O-、4-CH3OC6H4CH2-、CF3CH2O-、CH3O2C-、CF3CH2-、C6H11-、CH3OCH2CH2-、CH3CH2O-、CH3OCH2-、(CH3)2N-、tert-ブチル-、tert-ブチル-O-、シクロプロピル-、シクロペンチル-、シクロヘキシル-、3H-イミダゾール-4-、4-モルホリニル-、2-HO-フェニル-、3-HO-フェニル-、3-OH-4-NO2-フェニル-、4-HO-フェニル-、4-HO-3-NO2-フェニル-CO-、4-HO-3-CH3O-フェニル-、2-ピコリル-O-、3-ピコリル-O-、4-ピコリル-O-、ピロール-2,3-ピコリル-、ピラジン-、2-ピリジル-、3-ピリジル-、4-ピリジル-、3-HO-2-ピリジル-、6-HO-3-ピリジル-、6-H2N-3-ピリジル-、2-CH3-3-ピリジル-、6-CH3-4-ピリジル-、ピロリジン-、および3-テトラヒドロフラニルからなる群から選択され、
R3は、下記の式IV
【化2】

のジフェニルメチル基、下記の式V
【化3】

のナフチル-1-CH2-基、下記の式VI
【化4】

のナフチル-2-CH2-基、および下記の式VII
【化5】

のビフェニルメチル基からなる群から選択され、
R3が式IVのジフェニルメチル基、式Vのナフチル-1-CH2-基、または式VIのナフチル-2-CH2-基であるとき、X'はHであり、かつY'はHであり、R3が式VIIのビフェニルメチル基であるとき、X'はH、F、およびCH3O-からなる群から選択され、かつY'はHである、化合物とその塩。
【請求項2】
下記の式IIの化合物と、
【化6】

医薬品として許容されるそのアンモニウム塩(但し、前記式IIの化合物はアミノ基を含むものとする)とであって、
ここで、n、X、Y、R1、R2、およびR3は、請求項1で記載した通りである、化合物とその塩。
【請求項3】
R3が、式IVのジフェニルメチル基である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
R3が、式Vのナフチル-1-CH2-基である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、式VIのナフチル-2-CH2-基である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、式VIIのビフェニルメチル基である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項7】
下記の表に記載の、請求項2の化合物。
【表1A】

【表1B】

【表1C】

【請求項8】
下記の式IIaの化合物と、
【化7】

医薬品として許容されるそのアンモニウム塩(但し、前記式IIaの化合物はアミノ基を含むものとする)とであって、
ここで、n、X、Y、R1、およびR2は請求項1で記載した通りであり、X'はHであり、Y'はHである、化合物とその塩。
【請求項9】
下記の式IIbの化合物と、
【化8】

医薬品として許容されるそのアンモニウム塩(但し、前記式IIbの化合物はアミノ基を含むものとする)とであって、
ここで、n、X、Y、R1、およびR2は請求項1で記載した通りであり、X'とY'とは同一であって、Hである、化合物とその塩。
【請求項10】
下記の式IIcの化合物と、
【化9】

医薬品として許容されるそのアンモニウム塩(但し、前記式IIcの化合物はアミノ基を含むものとする)とであって、
ここで、n、X、Y、R1、およびR2は請求項1で記載した通りであり、X'はHであり、Y'はHである、化合物とその塩。
【請求項11】
nが3である、請求項1、2、8、9、または10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
nが4である、請求項1、2、8、9、または10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
R2が、CH3O-CO、(CH3)2N-CO、3-ピリジル-CO、4-ピリジル-CO、及び4-モルホリン-COからなる群から選択される、請求項11または12に記載の化合物。
【請求項14】
R2がCH3O-COである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R2が(CH3)2N-COである、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
R2が3-ピリジル-COである、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
R2が4-ピリジル-COである、請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
R2が4-モルホリン-COである、請求項13に記載の化合物。
【請求項19】
Xが4-NH2であり、YがHである、請求項13に記載の化合物。
【請求項20】
Xが4-NH2であり、Yが3-Fである、請求項13に記載の化合物。
【請求項21】
Xが4-Fであり、Yが3-NH2である、請求項13に記載の化合物。
【請求項22】
Xが3-NH2であり、Yが4-Fである、請求項13に記載の化合物。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれか一項に記載の化合物と、医薬品として許容される担体とを含む医薬品組成物。

【公開番号】特開2010−180224(P2010−180224A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−68414(P2010−68414)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【分割の表示】特願2004−560936(P2004−560936)の分割
【原出願日】平成15年7月24日(2003.7.24)
【出願人】(501153452)アンブリリア バイオファーマ インコーポレーテッド (4)
【Fターム(参考)】