説明

HIV複製の阻害薬

下記式(I):
【化1】


(式中、R1、R2、A1、A2、A3、A4、X及びYは、明細書の定義どおり)の化合物は、HIV複製の阻害薬として有用である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I):
【化1】

(式中、
R1は、H、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり
(ここで、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい);
R2は、R21、-OR21、-N(R12)R21、-C(=O)R21、-C(=O)OR21、-C(=O)N(R12)R21、-C(=O)N(R12)-SO2R21、-N(R12)-C(=O)R21、-N(R12)-C(=O)OR21、-N(R12)-C(=O)N(R12)R21、-N(R12)-SO2R21、-SR21、-SOR21、-SO2R21又は-SO2N(R12)R21であり
(ここで、R21は、H、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり;
前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
或いは前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は、(C1-6)アルキル又はHet(前記各(C1-6)アルキル及びHetは、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-(N((C1-6)アルキル)2R11)+、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されている);
A1、A2、A3及びA4は、それぞれ独立にN及びCR3(R3は、各場合独立にH及びR33から選択される)から選択され
(ここで、R33は、各場合独立に、R32、ハロ、-CN、-NO2、-OR31、-N(R12)R31、-C(=O)R31、-C(=O)OR31、-C(=O)N(R12)R31、-C(=O)N(R12)-SO2R31、-N(R12)-C(=O)R31、-N(R12)-C(=O)OR31、-N(R12)-C(=O)N(R12)R31、-N(R12)-SO2R31、-SR31、-SOR31、-SO2R31及び-SO2N(R12)R31から選択され;
R31は、各場合独立に、H及びR32から選択され、かつR32は、各場合独立に、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-から選択され、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-C(=NH)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
或いは前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は、(C1-6)アルキル又はHet(前記各(C1-6)アルキル及びHetは、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されている);
Xは、O、S又はNR4であり、R4はR41、-C(=O)R41、又は-SO2R41であり
(ここで、R41は、H、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい);
Yは、C=O又はSO2であり;
R11は、各場合独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-から選択され(ここで、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)2、-C(=O)-(C1-6)アルキル、-COOH、-COO(C1-6)アルキル、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(C1-6)アルキル、-C(=O)N((C1-6)アルキル)2、-SH、-S(C1-6)アルキル、-SO(C1-6)アルキル、-SO2(C1-6)アルキル、-SO2NH2、-SO2NH(C1-6)アルキル、-SO2N((C1-6)アルキル)2、-NHC(=O)-(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)C(=O)-(C1-6)アルキル、-NHSO2-(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)SO2-(C1-6)アルキルからそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい);かつ
R12は、各場合独立に、R11、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2から選択され;
ここで、Hetは、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又はO、N及びSからそれぞれ独立に選択される、可能な限り1〜5個のヘテロ原子を有する7員〜14員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環であり(ここで、各Nヘテロ原子は独立に、かつ可能な場合、さらに酸素原子と結合してN-オキシド基を形成するように酸化状態で存在してよく、また各Sヘテロ原子は、さらに1又は2個の酸素原子と結合して基SO又はSO2を形成するように酸化状態で存在してよい)
の化合物
又はその塩
(但し、R1がHであり、A1、A2、A3及びA4がそれぞれCR3(R3はHである)であり、XがOであり、かつYがC=Oである場合、R2が下記基
【化2】

でないことを条件とする)。
【請求項2】
式中、R1が(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり、ここで、Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又は1若しくは2個のNヘテロ原子を有する8員若しくは9員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環から選択され、かつ
前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11及び-N(R12)-C(=O)OR11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
ここで、R11及びR12は、各場合それぞれ独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、O及びNからそれぞれ独立に選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環から選択され、かつ前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、-CN、-OH、-O(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式中、R1が、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり、ここで、Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、下記基
【化3】

から選択され;かつ
前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11及び-N(R12)-C(=O)OR11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
ここで、R11は、各場合独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、下記基
【化4】

から選択される)から選択され;かつ
前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、-CN、-OH、-O(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
R12は、各場合独立に、H及び(C1-6)アルキルから選択される、
請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
式中、R2がアリール又はHetであり;
ここで、前記各アリール及びHetが任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
或いは前記各アリール及びHetが、(C1-6)アルキル又はHet(前記各(C1-6)アルキル及びHetは、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-(N((C1-6)アルキル)2R11)+、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されており;
R11が、各場合独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)2、-C(=O)-(C1-6)アルキル、-COOH、-COO(C1-6)アルキル、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(C1-6)アルキル、-C(=O)N((C1-6)アルキル)2、-SH、-S(C1-6)アルキル、-SO(C1-6)アルキル、-SO2(C1-6)アルキル、-SO2NH2、-SO2NH(C1-6)アルキル、-SO2N((C1-6)アルキル)2、-NHC(=O)-(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)C(=O)-(C1-6)アルキル、-NHSO2-(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)SO2-(C1-6)アルキルからそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から選択され;かつ
R12が、各場合独立に、R11、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2から選択され;
ここで、Hetは、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又はO、N及びSからそれぞれ独立に選択される、可能な限り1〜5個のヘテロ原子を有する7員〜14員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環であり;ここで、各Nヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、さらに酸素原子と結合してN-オキシド基を形成するように酸化状態で存在してよく、また各Sヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、さらに1又は2個の酸素原子と結合して基SO又はSO2を形成するように酸化状態で存在してよく;
但し、R1がHであり、A1、A2、A3及びA4がそれぞれCR3(R3はHである)であり、XがOであり、かつYがC=Oである場合、R2が下記基
【化5】

でないことを条件とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
式中、R2が、任意に、R11、ハロ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11及び-N(R12)-SO2R11からそれぞれ独立に選択される1又は2個の置換基で置換されていてもよいアリールであり;
或いはR2が、(C1-6)アルキル(前記(C1-6)アルキルは、R11、-OR11、-N(R12)R11、-(N((C1-6)アルキル)2R11)+及び-N(R12)-C(=O)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されたアリールであり;
ここで、R11が、各場合独立にH、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C3-7)シクロアルキル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-から選択され;
ここで、Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又は1個のOヘテロ原子を有する9員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環から選択され;
かつ前記各(C1-6)アルキル、(C3-7)シクロアルキル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、オキソ、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)2、-COO(C1-6)アルキル、-C(=O)NH(C1-6)アルキル及び-C(=O)N((C1-6)アルキル)2からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
R12が、各場合独立にH、(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2から選択され;
但し、R1がHであり、A1、A2、A3及びA4がそれぞれCR3(R3はHである)であり、XがOであり、かつYがC=Oである場合、R2が下記基
【化6】

でないことを条件とする、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
式中、R3が、各場合独立に、H及びR33から選択され、
ここで、R33が、各場合独立に、R32、ハロ、-CN、-NO2、-OR31、-N(R12)R31、-C(=O)R31、-C(=O)OR31、-C(=O)N(R12)R31及び-N(R12)-C(=O)R31から選択され;R31が、各場合独立に、H及びR32から選択され、かつR32が、各場合独立に、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(ここで、Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又はO及びNからそれぞれ独立に選択される、可能な限り1若しくは2個のヘテロ原子を有する9員若しくは10員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環からそれぞれ独立に選択され;各Nヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、さらに酸素原子と結合してN-オキシド基を形成するように酸化状態で存在してよい)から選択され;
かつ前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-が任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=NH)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-SO2R11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
或いは前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-が、(C1-6)アルキル(前記(C1-6)アルキルは、R11、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11及び-C(=O)N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されており;
ここで、R11が、各場合独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C3-7)シクロアルキル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、O及びNからそれぞれ独立に選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環からそれぞれ独立に選択され;かつ前記各(C1-6)アルキル、(C3-7)シクロアルキル、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-N((C1-6)アルキル)2、-COOH及び-C(=O)NH2からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から選択され;かつ
R12が、各場合独立に、H及び(C1-6)アルキルから選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
式中、XがOである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
式中、XがNR4であり;
ここで、R4は、H、(C1-6)アルキル、アリール-(C1-6)アルキル-又はHet-(C1-6)アルキル-であり、Het-(C1-6)アルキル-のHet部分は、N、O及びSからそれぞれ独立に選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり;かつ前記各(C1-6)アルキル、アリール-(C1-6)アルキル-及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に-COOHで置換されていてもよい、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
式中、YがC=0である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
下記式(II):
【化7】

(式中、
R1は、H、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり
(ここで、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい);
R2はR21であり、R21は(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり
(ここで、前記各(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
或いは前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は、(C1-6)アルキル又はHet(前記各(C1-6)アルキル及びHetは、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-(N((C1-6)アルキル)2R11)+、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されており;
但し、R21が無置換(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-の場合、R1は、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-(全て、R11、ハロ、-OR11、オキソ、-CN、-NO2、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11から選択される少なくとも1個の置換基で置換されている)であり;かつR1はハロアルキル又はアルコキシではあり得ないことを条件とする);
A1、A2、A3及びA4は、それぞれ独立にN及びCR3から選択され、R3は、各場合独立にH及びR33から選択され
(ここで、R33は、各場合独立にR32、ハロ、-CN、-NO2、-N(R12)R31、-C(=O)R31、-C(=O)OR31、-C(=O)N(R12)R31、-C(=O)N(R12)-SO2R31、-N(R12)-C(=O)R31、-N(R12)-C(=O)OR31、-N(R12)-C(=O)N(R12)R31、-N(R12)-SO2R31、-SR31、-SOR31、-SO2R31及び-SO2N(R12)R31から選択され;
R31は、各場合独立に、H及びR32から選択され、かつR32は、各場合独立に、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-から選択され、ここで、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-C(=NH)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
又は前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は、(C1-6)アルキル又はHet(前記各(C1-6)アルキル及びHetは、R11、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=O)N(R12)-SO2R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-C(=O)OR11、-N(R12)-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)-(C1-3)アルキル-N(R12)R11、-N(R12)-SO2R11、-SR11、-SOR11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されている);
R11は、各場合独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-から選択され(ここで、前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、オキソ、-CN、-NO2、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)2、-C(=O)-(C1-6)アルキル、-COOH、-COO(C1-6)アルキル、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(C1-6)アルキル、-C(=O)N((C1-6)アルキル)2、-SH、-S(C1-6)アルキル、-SO(C1-6)アルキル、-SO2(C1-6)アルキル、-SO2NH2、-SO2NH(C1-6)アルキル、-SO2N((C1-6)アルキル)2、-NHC(=O)-(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)C(=O)-(C1-6)アルキル、-NHSO2-(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)SO2-(C1-6)アルキルからそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい);かつ
R12は、各場合独立に、R11、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-NH(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2から選択され;
ここで、Hetは、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又はO、N及びSからそれぞれ独立に選択される、可能な限り1〜5個のヘテロ原子を有する7員〜14員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環であり;ここで、各Nヘテロ原子は独立に、かつ可能な場合、さらに酸素原子と結合してN-オキシド基を形成するように酸化状態で存在してよく、また各Sヘテロ原子は、さらに1又は2個の酸素原子と結合して基SO又はSO2を形成するように酸化状態で存在してよい)
の化合物
又はその塩。
【請求項11】
式中、R1が(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het又はHet-(C1-6)アルキル-であり、ここで、Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、O、N及びSからそれぞれ独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環、又は1若しくは2個のNヘテロ原子を有する8員若しくは9員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ多環から選択され、かつ
前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、R11、ハロ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11及び-N(R12)-C(=O)OR11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
ここで、R11及びR12は、各場合それぞれ独立に、H、(C1-6)アルキル、(C1-6)ハロアルキル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、それぞれ独立に、O及びNからそれぞれ独立に選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環から選択され、かつ前記各(C1-6)アルキル、(C2-6)アルキニル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール-(C1-6)アルキル-、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、ハロ、-CN、-OH、-O(C1-6)アルキル及び-N((C1-6)アルキル)2からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から選択され;
但し、R2がR21であり、R21が無置換(C3-7)シクロアルキル、(C3-7)シクロアルキル-(C1-6)アルキル-、アリール、アリール-(C1-6)アルキル-、Het又はHet-(C1-6)アルキル-の場合、R1は、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、アリール、Het又はHet-(C1-6)アルキル-(全て、R11、ハロ、-CN、-NO2、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11及び-N(R12)-C(=O)OR11から選択される少なくとも1個の置換基で置換されている)であり;かつR1はハロアルキル又はアルコキシではあり得ないことを条件とする、
請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
式中、R2がフェニル又はHetであり、Hetは、1若しくは2個のNヘテロ原子を有する5員若しくは6員の芳香族ヘテロ環又は9員若しくは10員芳香族ヘテロ多環であり;かつ前記フェニル及びHetが、R11、-OR11、-N(R12)R11及びHet(Hetは、O及びNからそれぞれ独立に選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環から選択され;かつ前記Hetは、R11、-CN、-OR11、-N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
ここで、R11及びR12が、各場合それぞれ独立にH、(C1-6)アルキル、アリール、Het及びHet-(C1-6)アルキル-(Het及びHet-(C1-6)アルキル-のHet部分は、O及びNからそれぞれ独立に選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環からそれぞれ独立に選択され、かつ前記各(C1-6)アルキル、アリール、Het及びHet-(C1-6)アルキル-は任意に、(C1-6)アルキル、-CN、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH(C1-6)アルキル、-N((C1-6)アルキル)2、-C(=O)NH2及び-NHC(=O)-(C1-6)アルキルからそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から選択される、
請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
式中、R3が、各場合独立にH、ハロ、-CN、-NO2、-CH=CH2、-CF3、-N(R12)R31、-C(=O)R31、-C(=O)OR31、-C(=O)N(R12)R31及び-N(R12)-C(=O)R31、フェニル及びHetから選択され;
ここで、前記フェニル及びHetは任意に、R11、ハロ、オキソ、-CN、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11、-C(=O)N(R12)R11、-C(=NH)N(R12)R11、-N(R12)-C(=O)R11、-N(R12)-SO2R11、-SO2R11及び-SO2N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
或いは前記各フェニル及びHetは、(C1-6)アルキル(前記(C1-6)アルキルは、R11、-OR11、-N(R12)R11、-C(=O)R11、-C(=O)OR11及び-C(=O)N(R12)R11からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている)で置換されており;
ここで、
R31は、各場合独立にH、(C1-6)アルキル、アリール及びHetから選択され;
R11は、各場合独立にH、(C1-6)アルキル(任意に、-OH、-O(C1-6)アルキル、-NH2、-N((C1-6)アルキル)2、-COOH及び-C(=O)NH2からそれぞれ独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から選択され;かつ
R12は、各場合独立にH及び(C1-6)アルキルから選択され、
Hetは、下記基
【化8】

から選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
薬物としての、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容できる塩。
【請求項15】
治療的に有効な量の請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬的に許容できる塩と、1種以上の医薬的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項16】
少なくとも1種の他の抗ウイルス薬をさらに含む、請求項15に記載の医薬組成物。
【請求項17】
HIV感染しているか又は感染のリスクがあるヒトのHIV感染の治療用薬物の製造のための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容できる塩の使用。

【公表番号】特表2012−523380(P2012−523380A)
【公表日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503835(P2012−503835)
【出願日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【国際出願番号】PCT/CA2010/000478
【国際公開番号】WO2010/115264
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】