説明

IL−12/p40結合蛋白質

本発明はIL−12p40結合蛋白質、特にヒトインターロイキン12(hIL−12)及び/又はヒトIL−23(hIL−23)と結合する抗体に関する。特に、本発明はキメラ抗体、CDRグラフト抗体及びヒト化抗体に関する。好ましい抗体はhIL−12及び/又はhIL−23に対する高い親和性をもち、hIL−12及び/又はhIL−23活性をin vitro及びin vivoで中和する。本発明の抗体は全長抗体でもよいし、その抗原結合部分でもよい。本発明の抗体の作製方法と使用方法も提供する。本発明の抗体又は抗体部分は例えばhIL−12及び/又はhIL−23活性が害をもたらす障害をもつヒト対象においてhIL−12及び/又はhIL−23を検出するため、並びにhIL−12及び/又はhIL−23活性を阻害するために有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗原結合領域を含む結合蛋白質であって、前記結合蛋白質がIL−12のp40サブユニットと結合することが可能であり、前記抗原結合領域が、
CDR−H1.X−X−X−X−X−X−X(配列番号55)
(式中、XはD、K、T又はSであり;
はY、S又はTであり;
はY、V、G、W、S又はFであり;
はI又はMであり;
はH、G、E又はVであり;
はV又は不存在であり;
はS又は不存在である);
CDR−H2.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20(配列番号56)
(式中、XはH、D、G、W、S、Y又はRであり;
はI又はFであり;
はY、W、L、S、N、D又はGであり;
はW、P、H、T又はSであり;
はD、G、E、A又はIであり;
はD、G、S、T又はNであり;
はD、G、S又はPであり;
はK、N、S、E、T又はHであり;
はY、T、P、I又はNであり;
10はY、N、T、H、K、S又はGであり;
11はN又はYであり;
12はP、N、A、D又はSであり;
13はS、E、D又はPであり;
14はL、K、D、T又はYであり;
15はK、F、V、M、R又はAであり;
16はS、K、Q、P又は不存在であり;
17はD、G、R又は不存在であり;
18はF又は不存在であり;
19はQ又は不存在であり;
20はD又は不存在である);
CDR−H3.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13(配列番号57)
(式中、XはR、N又はWであり;
はG、T、R、P又はHであり;
はI、R、F、Y又はQであり;
はR、V、Y、F又はAであり;
はS、N、G、A又はRであり;
はA、Y、L、F又はMであり;
はM、A、D、L又はFであり;
はD、M、Y又はWであり;
はY、D又はNであり;
10はY、A又は不存在であり;
11はM又は不存在であり;
12はD又は不存在であり;
13はY又は不存在である);
CDR−L1.X−X−X−X−X−X−X−X−X−X10−X11−X12−X13−X14−X15(配列番号58)
(式中、XはK又はRであり;
はAであり;
はSであり;
はQ又はEであり;
はS又はNであり;
はV又はIであり;
はS、G又はDであり;
はN、T又はKであり;
はD、N又はYであり;
10はV、G又はLであり;
11はA、I又はHであり;
12はS又は不存在であり;
13はF又は不存在であり;
14はM又は不存在であり;
15はN又は不存在である);
CDR−L2.X−X−X−X−X−X−X−X(配列番号59)
(式中、XはY又はSであり;
はA又はTであり;
はS又はAであり;
はN、H、S又はQであり;
はR、N又はSであり;
はY、Q又はIであり;
はT、S又はGであり;
はS又は不存在である);及び
CDR−L3.X−X−X−X−X−X−X−X−X(配列番号60)
(式中、XはQであり;
はQであり;
はD、Y又はSであり;
はY、N、K又はIであり;
はN、T、S又はEであり;
はS、Y、V又はWであり;
はPであり;
はW、F、Y、L又はPであり;
はT又はSである)から構成される群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1個のCDRを含む前記結合蛋白質。
【請求項2】
少なくとも1個のCDRが、
配列番号35の残基31−37;
配列番号35の残基52−67;
配列番号35の残基100−108;
配列番号36の残基24−34;
配列番号36の残基50−56;
配列番号36の残基89−97;
配列番号37の残基31−37;
配列番号37の残基52−67;
配列番号37の残基100−109;
配列番号38の残基24−34;
配列番号38の残基50−56;
配列番号38の残基89−97;
配列番号39の残基31−35;
配列番号39の残基50−66;
配列番号39の残基99−106;
配列番号40の残基24−34;
配列番号40の残基50−56;
配列番号40の残基89−97;
配列番号41の残基31−35;
配列番号41の残基50−66;
配列番号41の残基99−106;
配列番号42の残基24−34;
配列番号42の残基50−56;
配列番号42の残基89−97;
配列番号43の残基31−35;
配列番号43の残基50−66;
配列番号43の残基99−106;
配列番号44の残基24−34;
配列番号44の残基50−56;
配列番号44の残基89−97;
配列番号45の残基31−35;
配列番号45の残基50−66;
配列番号45の残基99−101;
配列番号46の残基24−34;
配列番号46の残基50−56;
配列番号46の残基89−97;
配列番号47の残基31−35;
配列番号47の残基50−66;
配列番号47の残基99−106;
配列番号48の残基24−34;
配列番号48の残基50−56;
配列番号48の残基89−97;
配列番号49の残基31−35;
配列番号49の残基50−66;
配列番号49の残基99−111;
配列番号50の残基24−38;
配列番号50の残基53−60;
配列番号50の残基93−101;
配列番号51の残基31−37;
配列番号51の残基52−67;
配列番号51の残基100−109;
配列番号52の残基24−34;
配列番号52の残基50−56;
配列番号52の残基89−97;
配列番号53の残基31−35;
配列番号53の残基47−66;
配列番号53の残基99−107;
配列番号54の残基24−34;
配列番号54の残基50−56;及び
配列番号54の残基89−97から構成される群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項1に記載の結合蛋白質。
【請求項3】
少なくとも3個のCDRを含む請求項1に記載の結合蛋白質。
【請求項4】
少なくとも3個のCDRが、
【表1】



から構成される可変領域CDRセットから選択される請求項3に記載の結合蛋白質。
【請求項5】
少なくとも2個の可変領域CDRセットを含む請求項4に記載の結合蛋白質。
【請求項6】
少なくとも2個の可変領域CDRセットが、
VH 1D4 CDRセットとVL 1D4 CDRセット;
VH 1A6 CDRセットとVL 1A6 CDRセット;
VH 1D8 CDRセットとVL 1D8 CDRセット;
VH 3G7 CDRセットとVL 3G7 CDRセット;
VH 5E8 CDRセットとVL 5E8 CDRセット;
VH 8E1 CDRセットとVL 8E1 CDRセット;
VH 1H6 CDRセットとVL 1H6 CDRセット;
VH 3A11 CDRセットとVL 3A11 CDRセット;
VH 4B4 CDRセットとVL 4B4 CDRセット;及び
VH 7G3 CDRセットとVL 7G3 CDRセットから構成される群から選択される請求項5に記載の結合蛋白質。
【請求項7】
更にヒトアクセプターフレームワークを含む請求項3に記載の結合蛋白質。
【請求項8】
更にヒトアクセプターフレームワークを含む請求項4に記載の結合蛋白質。
【請求項9】
更にヒトアクセプターフレームワークを含む請求項5に記載の結合蛋白質。
【請求項10】
更にヒトアクセプターフレームワークを含む請求項6に記載の結合蛋白質。
【請求項11】
ヒトアクセプターフレームワークが配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96及び配列番号97から構成される群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項7に記載の結合蛋白質。
【請求項12】
ヒトアクセプターフレームワークが配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96及び配列番号97から構成される群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項8に記載の結合蛋白質。
【請求項13】
ヒトアクセプターフレームワークが配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96及び配列番号97から構成される群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項9に記載の結合蛋白質。
【請求項14】
ヒトアクセプターフレームワークが配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号92、配列番号93、配列番号94、配列番号95、配列番号96及び配列番号97から構成される群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項10に記載の結合蛋白質。
【請求項15】
配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77及び配列番号78から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ少なくとも1個の可変領域を含む請求項1に記載の結合蛋白質。
【請求項16】
2個の可変領域を含み、前記2個の可変領域が、
配列番号61と配列番号62、
配列番号63と配列番号64、
配列番号65と配列番号66、
配列番号67と配列番号68、
配列番号69と配列番号70、
配列番号71と配列番号72、
配列番号73と配列番号74、
配列番号75と配列番号76、
配列番号77と配列番号78、
配列番号67と配列番号70及び
配列番号69と配列番号68から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ請求項15に記載の結合蛋白質。
【請求項17】
ヒトアクセプターフレームワークがキー残基に少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記キー残基が、
CDRに隣接する残基;
グリコシル化部位残基;
レア残基;
ヒトIL−12のp40サブユニットと相互作用することが可能な残基;
CDRと相互作用することが可能な残基;
カノニカル残基;
重鎖可変領域と軽鎖可変領域の間の接触残基;
バーニヤゾーン内の残基;及び
Chothiaの定義による重鎖可変領域CDR1とKabatの定義による第1番目の重鎖フレームワークのオーバーラップする領域の残基から構成される群から選択される請求項7に記載の結合蛋白質。
【請求項18】
前記ヒトアクセプターフレームワークがキー残基に少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記キー残基が、
CDRに隣接する残基;
グリコシル化部位残基;
レア残基;
ヒトIL−12のp40サブユニットと相互作用することが可能な残基;
CDRと相互作用することが可能な残基;
カノニカル残基;
重鎖可変領域と軽鎖可変領域の間の接触残基;
バーニヤゾーン内の残基;及び
Chothiaの定義による重鎖可変領域CDR1とKabatの定義による第1番目の重鎖フレームワークのオーバーラップする領域の残基から構成される群から選択される請求項10に記載の結合蛋白質。
【請求項19】
前記ヒトアクセプターフレームワークがキー残基に少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、前記キー残基が、
CDRに隣接する残基;
グリコシル化部位残基;
レア残基;
ヒトIL−12のp40サブユニットと相互作用することが可能な残基;
CDRと相互作用することが可能な残基;
カノニカル残基;
重鎖可変領域と軽鎖可変領域の間の接触残基;
バーニヤゾーン内の残基;及び
Chothiaの定義による重鎖可変領域CDR1とKabatの定義による第1番目の重鎖フレームワークのオーバーラップする領域の残基から構成される群から選択される請求項16に記載の結合蛋白質。
【請求項20】
キー残基が3H、5H、10H、11H、12H、13H、15H、16H、18H、19H、23H、24H、25H、30H、41H、44H、46H、49H、66H、68H、71H、73H、74H、75H、76H、77H、78H、79H、81H、82H、82AH、82BH、82CH、83H、84H、85H、86H、87H、89H、93H、98H、108H、109H、1L、2L、3L、7L、8L、9L、10L、11L、12L、13L、15L、17L、19L、20L、21L、22L、36L、41L、42L、43L、45L、46L、58L、60L、62L、63L、67L、70L、73L、74L、77L、78L、79L、80L、83L、85L、87L、104L及び106Lから構成される群から選択される請求項17に記載の結合蛋白質。
【請求項21】
キー残基が3H、5H、10H、11H、12H、13H、15H、16H、18H、19H、23H、24H、25H、30H、41H、44H、46H、49H、66H、68H、71H、73H、74H、75H、76H、77H、78H、79H、81H、82H、82AH、82BH、82CH、83H、84H、85H、86H、87H、89H、93H、98H、108H、109H、1L、2L、3L、7L、8L、9L、10L、11L、12L、13L、15L、17L、19L、20L、21L、22L、36L、41L、42L、43L、45L、46L、58L、60L、62L、63L、67L、70L、73L、74L、77L、78L、79L、80L、83L、85L、87L、104L及び106Lから構成される群から選択される請求項18に記載の結合蛋白質。
【請求項22】
キー残基が3H、5H、10H、11H、12H、13H、15H、16H、18H、19H、23H、24H、25H、30H、41H、44H、46H、49H、66H、68H、71H、73H、74H、75H、76H、77H、78H、79H、81H、82H、82AH、82BH、82CH、83H、84H、85H、86H、87H、89H、93H、98H、108H、109H、1L、2L、3L、7L、8L、9L、10L、11L、12L、13L、15L、17L、19L、20L、21L、22L、36L、41L、42L、43L、45L、46L、58L、60L、62L、63L、67L、70L、73L、74L、77L、78L、79L、80L、83L、85L、87L、104L及び106Lから構成される群から選択される請求項19に記載の結合蛋白質。
【請求項23】
コンセンサスヒト可変領域である請求項17に記載の結合蛋白質。
【請求項24】
コンセンサスヒト可変領域である請求項18に記載の結合蛋白質。
【請求項25】
コンセンサスヒト可変領域である請求項19に記載の結合蛋白質。
【請求項26】
ヒトアクセプターフレームワークが少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、このフレームワークのアミノ酸配列が前記ヒトアクセプターフレームワークの配列と少なくとも65%一致しており、前記ヒトアクセプターフレームワークと一致する少なくとも70個のアミノ酸残基を含む請求項7に記載の結合蛋白質。
【請求項27】
ヒトアクセプターフレームワークが少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、このフレームワークのアミノ酸配列が前記ヒトアクセプターフレームワークの配列と少なくとも65%一致しており、前記ヒトアクセプターフレームワークと一致する少なくとも70個のアミノ酸残基を含む請求項10に記載の結合蛋白質。
【請求項28】
ヒトアクセプターフレームワークが少なくとも1個のフレームワーク領域アミノ酸置換を含み、このフレームワークのアミノ酸配列が前記ヒトアクセプターフレームワークの配列と少なくとも65%一致しており、前記ヒトアクセプターフレームワークと一致する少なくとも70個のアミノ酸残基を含む請求項16に記載の結合蛋白質。
【請求項29】
配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108及び配列番号109から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ少なくとも1個の可変領域を含む請求項1に記載の結合蛋白質。
【請求項30】
2個の可変領域を含み、前記2個の可変領域が、
配列番号67と配列番号79、
配列番号80と配列番号81、
配列番号82と配列番号83、
配列番号84と配列番号85、
配列番号86と配列番号87、
配列番号88と配列番号89、
配列番号90と配列番号91、
配列番号98と配列番号99、
配列番号100と配列番号101、
配列番号102と配列番号103、
配列番号104と配列番号105、
配列番号106と配列番号107及び
配列番号108と配列番号109から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ請求項29に記載の結合蛋白質。
【請求項31】
配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108及び配列番号109から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ少なくとも1個の可変領域を含む請求項20に記載の結合蛋白質。
【請求項32】
配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108及び配列番号109から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ少なくとも1個の可変領域を含む請求項21に記載の結合蛋白質。
【請求項33】
配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号101、配列番号102、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108及び配列番号109から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ少なくとも1個の可変領域を含む請求項22に記載の結合蛋白質。
【請求項34】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項1に記載の結合蛋白質。
【請求項35】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項4に記載の結合蛋白質。
【請求項36】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項6に記載の結合蛋白質。
【請求項37】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項7に記載の結合蛋白質。
【請求項38】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項11に記載の結合蛋白質。
【請求項39】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項15に記載の結合蛋白質。
【請求項40】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項17に記載の結合蛋白質。
【請求項41】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項20に記載の結合蛋白質。
【請求項42】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項26に記載の結合蛋白質。
【請求項43】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットと結合することができる請求項29に記載の結合蛋白質。
【請求項44】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットの生理機能を調節することができる請求項34に記載の結合蛋白質。
【請求項45】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットの生理機能を調節することができる請求項39に記載の結合蛋白質。
【請求項46】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットの生理機能を調節することができる請求項43に記載の結合蛋白質。
【請求項47】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットを中和することができる請求項34に記載の結合蛋白質。
【請求項48】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットを中和することができる請求項39に記載の結合蛋白質。
【請求項49】
IL−12及びIL−23から構成される群から選択されるターゲットを中和することができる請求項43に記載の結合蛋白質。
【請求項50】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、及び少なくとも約10−1−1から構成される群から選択される会合速度定数(Kon)をもつ請求項34に記載の結合蛋白質。
【請求項51】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、及び少なくとも約10−1−1から構成される群から選択される会合速度定数(Kon)をもつ請求項39に記載の結合蛋白質。
【請求項52】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、及び少なくとも約10−1−1から構成される群から選択される会合速度定数(Kon)をもつ請求項42に記載の結合蛋白質。
【請求項53】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、少なくとも約10−1−1、及び少なくとも約10−1−1から構成される群から選択される会合速度定数(Kon)をもつ請求項43に記載の結合蛋白質。
【請求項54】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して多くとも約10−3−1、多くとも約10−4−1、多くとも約10−5−1、及び多くとも約10−6−1から構成される群から選択される解離速度定数(Koff)をもつ請求項34に記載の結合蛋白質。
【請求項55】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して多くとも約10−3−1、多くとも約10−4−1、多くとも約10−5−1、及び多くとも約10−6−1から構成される群から選択される解離速度定数(Koff)をもつ請求項39に記載の結合蛋白質。
【請求項56】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して多くとも約10−3−1、多くとも約10−4−1、多くとも約10−5−1、及び多くとも約10−6−1から構成される群から選択される解離速度定数(Koff)をもつ請求項42に記載の結合蛋白質。
【請求項57】
表面プラズモン共鳴法により測定した場合にターゲットに対して多くとも約10−3−1、多くとも約10−4−1、多くとも約10−5−1、及び多くとも約10−6−1から構成される群から選択される解離速度定数(Koff)をもつ請求項43に記載の結合蛋白質。
【請求項58】
ターゲットに対して多くとも約10−7M、多くとも約10−8M、多くとも約10−9M、多くとも約10−10M、多くとも約10−11M、多くとも約10−12M、及び多くとも約10−13Mから構成される群から選択される解離定数(K)をもつ請求項34に記載の結合蛋白質。
【請求項59】
ターゲットに対して多くとも約10−7M、多くとも約10−8M、多くとも約10−9M、多くとも約10−10M、多くとも約10−11M、多くとも約10−12M、及び多くとも約10−13Mから構成される群から選択される解離定数(K)をもつ請求項39に記載の結合蛋白質。
【請求項60】
ターゲットに対して多くとも約10−7M、多くとも約10−8M、多くとも約10−9M、多くとも約10−10M、多くとも約10−11M、多くとも約10−12M、及び多くとも約10−13Mから構成される群から選択される解離定数(K)をもつ請求項42に記載の結合蛋白質。
【請求項61】
ターゲットに対して多くとも約10−7M、多くとも約10−8M、多くとも約10−9M、多くとも約10−10M、多くとも約10−11M、多くとも約10−12M、及び多くとも約10−13Mから構成される群から選択される解離定数(K)をもつ請求項43に記載の結合蛋白質。
【請求項62】
請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質を含む抗体構築物であって、更にリンカーポリペプチド又は免疫グロブリン定常領域を含む前記抗体構築物。
【請求項63】
結合蛋白質が免疫グロブリン分子、モノクローナル抗体、キメラ抗体、CDRグラフト抗体、ヒト化抗体、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド結合Fv、scFv、シングルドメイン抗体、ダイアボディ、多重特異性抗体、二重特異性抗体及び二種特異性抗体から構成される群から選択される請求項62に記載の抗体構築物。
【請求項64】
結合蛋白質がヒトIgM定常領域、ヒトIgG1定常領域、ヒトIgG2定常領域、ヒトIgG3定常領域、ヒトIgG4定常領域、ヒトIgE定常領域及びヒトIgA定常領域から構成される群から選択される重鎖免疫グロブリン定常領域を含む請求項62に記載の抗体構築物。
【請求項65】
配列番号2、配列番号3、配列番号4及び配列番号5から構成される群から選択されるアミノ酸配列をもつ免疫グロブリン定常領域を含む請求項62に記載の抗体構築物。
【請求項66】
請求項62から65のいずれか一項に記載の抗体構築物を含む抗体コンジュゲートであって、免疫接着分子、イメージング剤、治療剤及び細胞傷害性物質から構成される群から選択される物質を更に含む前記抗体コンジュゲート。
【請求項67】
物質が放射性ラベル、酵素、蛍光ラベル、発光ラベル、生物発光ラベル、磁気ラベル及びビオチンから構成される群から選択されるイメージング剤である請求項66に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項68】
イメージング剤がH、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Ho及び153Smから構成される群から選択される放射性ラベルである請求項66に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項69】
物質が代謝拮抗剤、アルキル化剤、抗生物質、成長因子、サイトカイン、抗血管新生剤、抗有糸分裂剤、アントラサイクリン、毒素及びアポトーシス剤から構成される群から選択される治療剤又は細胞傷害性物質である請求項66に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項70】
結合蛋白質がヒトグリコシル化パターンをもつ請求項64に記載の抗体構築物。
【請求項71】
結合蛋白質がヒトグリコシル化パターンをもつ請求項66に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項72】
結晶として存在する請求項3に記載の結合蛋白質。
【請求項73】
結晶として存在する請求項62に記載の抗体構築物。
【請求項74】
結晶として存在する請求項66に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項75】
結晶がキャリヤーフリー医薬制御放出結晶である請求項72に記載の結合蛋白質。
【請求項76】
結晶がキャリヤーフリー医薬制御放出結晶である請求項73に記載の抗体構築物。
【請求項77】
結晶がキャリヤーフリー医薬制御放出結晶である請求項74に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項78】
その可溶性対応部分よりも長いin vivo半減期をもつ請求項72に記載の結合蛋白質。
【請求項79】
その可溶性対応部分よりも長いin vivo半減期をもつ請求項73に記載の抗体構築物。
【請求項80】
その可溶性対応部分よりも長いin vivo半減期をもつ請求項74に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項81】
生理活性を保持する請求項72に記載の結合蛋白質。
【請求項82】
生理活性を保持する請求項73に記載の抗体構築物。
【請求項83】
生理活性を保持する請求項74に記載の抗体コンジュゲート。
【請求項84】
請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質のアミノ酸配列をコードする単離核酸。
【請求項85】
請求項62から65のいずれか一項に記載の抗体構築物のアミノ酸配列をコードする単離核酸。
【請求項86】
請求項66から69のいずれか一項に記載の抗体コンジュゲートのアミノ酸配列をコードする単離核酸。
【請求項87】
請求項84から86のいずれか一項に記載の単離核酸を含むベクター。
【請求項88】
pcDNA、pTT、pTT3、pEFBOS、pBV、pJV及びpBJから構成される群から選択される請求項87に記載のベクター。
【請求項89】
請求項87又は88に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項90】
原核細胞である請求項89に記載の宿主細胞。
【請求項91】
大腸菌である請求項90に記載の宿主細胞。
【請求項92】
真核細胞である請求項89に記載の宿主細胞。
【請求項93】
真核細胞が原生生物細胞、動物細胞、植物細胞及び真菌細胞から構成される群から選択される請求項92に記載の宿主細胞。
【請求項94】
真核細胞が哺乳動物細胞、鳥類細胞及び昆虫細胞から構成される群から選択される動物細胞である請求項92に記載の宿主細胞。
【請求項95】
CHO細胞である請求項92に記載の宿主細胞。
【請求項96】
COSである請求項92に記載の宿主細胞。
【請求項97】
酵母細胞である請求項92に記載の宿主細胞。
【請求項98】
酵母細胞がSaccharomyces cerevisiaeである請求項97に記載の宿主細胞。
【請求項99】
昆虫Sf9細胞である請求項92に記載の宿主細胞。
【請求項100】
IL−12のp40サブユニットと結合することが可能な蛋白質の作製方法であって、IL−12のp40サブユニットと結合することが可能な結合蛋白質を産生させるために十分な条件下で請求項89から99のいずれか一項に記載の宿主細胞を培地で培養することを含む前記方法。
【請求項101】
請求項100に記載の方法により作製された蛋白質。
【請求項102】
結合蛋白質の放出用組成物であって、
(a)請求項72から83のいずれか一項に記載の結晶化結合蛋白質及び成分を含有する製剤と;
(b)少なくとも1種のポリマーキャリヤー
を含有する前記組成物。
【請求項103】
ポリマーキャリヤーがポリ(アクリル酸)、ポリ(シアノアクリレート)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(酸無水物)、ポリ(デプシペプチド)、ポリ(エステル)、ポリ(乳酸)、ポリ(乳酸・グリコール酸コポリマー)ないしPLGA、ポリ(b−ヒドロキシブチレート)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(ジオキサノン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ[(ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド]、ポリ[(オルガノ)ホスファゼン]、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、マレイン酸無水物・アルキルビニルエーテルコポリマー、プルロニックポリオール、アルブミン、アルギン酸塩、セルロース及びセルロース誘導体、コラーゲン、フィブリン、ゼラチン、ヒアルロン酸、オリゴ糖、グリコサミノグリカン、硫酸化多糖、そのブレンド及びコポリマーから構成される群の1種以上から選択されるポリマーである請求項102に記載の組成物。
【請求項104】
前記成分がアルブミン、スクロース、トレハロース、ラクチトール、ゼラチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、メトキシポリエチレングリコール及びポリエチレングリコールから構成される群から選択される請求項102に記載の組成物。
【請求項105】
有効量の請求項96に記載の組成物を哺乳動物に投与する段階を含む哺乳動物の治療方法。
【請求項106】
請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質と、医薬的に許容可能なキャリヤーを含有する医薬組成物。
【請求項107】
医薬的に許容可能なキャリヤーが結合蛋白質の吸収又は分散を増進するために有用なアジュバントとして機能する請求項106に記載の医薬組成物。
【請求項108】
アジュバントがヒアルロニダーゼである請求項107に記載の医薬組成物。
【請求項109】
IL−12活性が害をもたらす障害を治療するための少なくとも1種の他の治療剤を更に含有する請求項106に記載の医薬組成物。
【請求項110】
他の治療剤が治療剤、イメージング剤、細胞傷害性物質、血管新生阻害剤;キナーゼ阻害剤;共刺激分子遮断薬;接着分子遮断薬;抗サイトカイン抗体又はその機能的フラグメント;メトトレキセート;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506;検出可能なラベル又はレポーター;TNFアンタゴニスト;抗リウマチ薬;筋肉弛緩剤、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛剤、麻酔剤、鎮静剤、局所麻酔剤、神経筋遮断薬、抗微生物薬、乾癬治療薬、コルチコステロイド、同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫、免疫グロブリン、免疫抑制剤、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性薬剤、抗鬱剤、抗精神病薬、覚醒剤、喘息薬、βアゴニスト、吸入ステロイド、エピネフリン又はアナログ、サイトカイン及びサイトカインアンタゴニストから構成される群から選択される請求項109に記載の医薬組成物。
【請求項111】
ヒトIL−12活性を低下させるように請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質とヒトIL−12を接触させる段階を含むヒトIL−12活性の低下方法。
【請求項112】
IL−12活性が害をもたらす障害をもつヒト対象におけるヒトIL−12活性の低下方法であって、ヒト対象におけるヒトIL−12活性を低下させるように請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質をヒト対象に投与する段階を含む前記方法。
【請求項113】
該当治療を達成するように請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質を対象に投与することにより、IL−12活性が害をもたらす疾患又は障害の対象を治療する方法。
【請求項114】
障害が関節リウマチ、変形性関節症、若年性慢性関節炎、敗血症性関節炎、ライム関節炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、脊椎関節症、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、インスリン依存性糖尿病、甲状腺炎、喘息、アレルギー疾患、乾癬、皮膚炎、強皮症、移植片対宿主病、臓器移植拒絶反応、臓器移植に伴う急性又は慢性免疫疾患、サルコイドーシス、アテローム性動脈硬化症、播種性血管内凝固症候群、川崎病、グレーブス病、ネフローゼ症候群、慢性疲労症候群、ウェグナー肉芽腫症、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病、腎臓の顕微鏡的血管炎、慢性活動性肝炎、ブドウ膜炎、敗血症性ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、悪液質、感染症、寄生虫症、後天性免疫不全症候群、急性横断性脊髄炎、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、アルツハイマー病、脳卒中、原発性胆汁性肝硬変、溶血性貧血、悪性腫瘍、心不全、心筋梗塞、アジソン病、散発性I型多腺性内分泌不全症及びII型多腺性内分泌不全症、シュミット症候群、成人(急性)呼吸窮迫症候群、脱毛症、先天性脱毛症、血清反応陰性関節症、関節症、ライター病、乾癬性関節症、潰瘍性大腸炎性関節症、腸病性滑膜炎、クラミジア、エルシニア及びサルモネラ関連関節症、脊椎関節症、アテローム性疾患/動脈硬化症、アトピー性アレルギー、自己免疫性水疱症、尋常性天疱瘡、紅斑性天疱瘡、類天疱瘡、線状IgA疾患、自己免疫性溶血性貧血、クームス陽性溶血性貧血、後天性悪性貧血、若年性悪性貧血、筋痛性脳炎/ロイヤルフリー病、慢性粘膜皮膚カンジダ症、巨細胞性動脈炎、原発性硬化性肝炎、特発性自己免疫性肝炎、後天性免疫不全症候群、後天性免疫不全症関連疾患、B型肝炎、C型肝炎、分類不能型免疫不全症(分類不能型低ガンマグロブリン血症)、拡張型心筋症、女性不妊症、卵巣不全、早発卵巣不全、線維性肺疾患、特発性線維化性肺胞炎、炎症後間質性肺疾患、間質性肺炎、結合組織病関連間質性肺疾患、混合性結合組織病関連肺疾患、全身性硬化症関連間質性肺疾患、関節リウマチ関連間質性肺疾患、全身性エリテマトーデス関連肺疾患、皮膚筋炎/多発性筋炎関連肺疾患、ショーグレン病関連肺疾患、強直性脊椎炎関連肺疾患、血管炎性びまん性肺疾患、ヘモジデリン沈着症関連肺疾患、薬物誘発性間質性肺疾患、線維症、放射線線維症、閉塞性細気管支炎、慢性好酸球性肺炎、リンパ球浸潤性肺疾患、感染後間質性肺疾患、通風性関節炎、自己免疫性肝炎、1型自己免疫性肝炎(旧称自己免疫性又はルポイド肝炎)、2型自己免疫性肝炎(抗LKM抗体肝炎)、自己免疫性低血糖症、黒色表皮症を伴うB型インスリン抵抗性、副甲状腺機能低下症、臓器移植に伴う急性免疫疾患、臓器移植に伴う慢性免疫疾患、変形性関節症、原発性硬化性胆管炎、1型乾癬、2型乾癬、特発性白血球減少症、自己免疫性好中球減少症、腎疾患NOS、糸球体腎炎、腎臓の顕微鏡的血管炎、ライム病、円板状エリテマトーデス、特発性男性不妊症ないしNOS、精子自己免疫、多発性硬化症(全サブタイプ)、交感性眼炎、結合組織病続発性肺高血圧症、グッドパスチャー症候群、結節性多発性動脈炎の肺症状、急性リウマチ熱、リウマチ性脊椎炎、スティル病、全身性硬化症、ショーグレン症候群、高安動脈炎、自己免疫性血小板減少症、特発性血小板減少症、自己免疫性甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫性自己免疫性甲状腺機能低下症(橋本病)、萎縮性自己免疫性甲状腺機能低下症、原発性粘液水腫、水晶体起因性ブドウ膜炎、原発性血管炎、白斑急性肝疾患、慢性肝疾患、アルコール性肝硬変、アルコール性肝傷害、胆汁鬱滞症、特異体質性肝疾患、薬物誘発性肝炎、非アルコール性脂肪肝炎、アレルギー及び喘息、B群連鎖球菌(GBS)感染症、精神障害(例えば鬱病及び統合失調症)、Th2型及びTh1型疾患、急性及び慢性疼痛(各種疼痛)、及び癌(例えば肺癌、乳癌、胃癌、膀胱癌、結腸癌、膵臓癌、卵巣癌、前立腺癌及び直腸癌)及び血液悪性疾患(白血病及びリンパ腫)、無βリポ蛋白血症、先端チアノーゼ、急性及び慢性寄生虫又は感染プロセス、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性又は慢性細菌感染症、急性膵炎、急性腎不全、腺癌、心房異所性拍動、エイズ痴呆合併症、アルコール性肝炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性接触皮膚炎、アレルギー性鼻炎、同種移植片拒絶反応、α1抗トリプシン欠乏症、筋萎縮性側索硬化症、貧血、狭心症、前角細胞変性、抗cd3抗体療法、抗リン脂質抗体症候群、抗受容体過敏反応、大動脈及び末梢動脈瘤、大動脈解離、動脈性高血圧、動脈硬化症、動静脈瘻、運動失調、心房細動(持続性及び発作性)、心房粗動、房室ブロック、B細胞リンパ腫、骨移植拒絶反応、骨髄移植(BMT)拒絶反応、脚ブロック、バーキットリンパ腫、火傷、心不整脈、心臓性失神症候群、心臓腫瘍、心筋症、心肺バイパス炎症応答、軟骨移植拒絶反応、小脳皮質変性、小脳障害、無秩序型又は多源性心房頻拍、化学療法関連障害、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性アルコール依存症、慢性炎症、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性サリチル酸中毒、結腸直腸癌、鬱血性心不全、結膜炎、接触皮膚炎、肺性心、冠動脈疾患、クロイツェルフェルト・ヤコブ病、培養陰性敗血症、嚢胞性線維症、サイトカイン療法関連障害、拳闘家痴呆、脱髄疾患、デング出血熱、皮膚炎、皮膚疾患、糖尿病、真性糖尿病、糖尿病性動脈硬化症、びまん性レビー小体病、拡張型鬱血性心筋症、基底核障害、中高年ダウン症候群、CNSドーパミン受容体を遮断する薬剤により誘発される薬剤誘発性運動障害、薬剤過敏症、湿疹、脳脊髄炎、心内膜炎、内分泌障害、喉頭蓋炎、エプスタイン・バールウイルス感染症、肢端紅痛症、錐体外路及び小脳障害、家族性血球貪食リンパ組織球症、胎児胸腺移植拒絶反応、フリードリヒ運動失調症、機能性末梢動脈障害、真菌性敗血症、ガス壊疽、胃潰瘍、糸球体腎炎、任意臓器又は組織の移植片拒絶反応、グラム陰性菌敗血症、グラム陽性菌敗血症、細胞内生物による肉芽腫、ヘアリー細胞白血病、ハレルフォルデン・スパッツ病、橋本甲状腺炎、花粉症、心臓移植拒絶反応、ヘモクロマトーシス、血液透析、溶血性尿毒症症候群/血栓性血小板減少性紫斑病、出血、肝炎(A)、His束不整脈、HIV感染症/HIV神経障害、ホジキン病、多動性運動障害、過敏反応、過敏性肺炎、高血圧、運動低下障害、視床下部−下垂体−副腎軸評価、特発性アジソン病、特発性肺線維症、抗体による細胞傷害、無力症、小児脊髄性筋萎縮症、大動脈の炎症、a型インフルエンザ、電離放射線被爆、虹彩毛様体炎/ブドウ膜炎/視神経炎、虚血再潅流傷害、虚血性脳卒中、若年性関節リウマチ、若年性脊髄性筋萎縮症、カポジ肉腫、腎移植拒絶反応、レジオネラ症、リーシュマニア症、ハンセン病、皮質脊髄系傷害、脂肪性浮腫、肝移植拒絶反応、リンパ水腫、マラリア、悪性リンパ腫、悪性組織球症、悪性メラノーマ、髄膜炎、髄膜炎菌症、代謝性/特発性偏頭痛、ミトコンドリア多系統疾患、混合性結合組織病、モノクローナル免疫グロブリン症、多発性骨髄腫、多系統変性症(Mencel Dejerine−Thomas Shi−Drager及びMachado−Joseph)、重症筋無力症、トリ型結核菌イントラセルラーレ菌感染症、ヒト型結核菌感染症、骨髄異形成症候群、心筋梗塞、心筋虚血障害、上咽頭癌、新生児慢性肺疾患、腎炎、ネフローゼ、神経変性疾患、I型神経原性筋委縮症、好中球減少時の発熱、非ホジキンリンパ腫、腹部大動脈とその分枝の閉塞、閉塞性動脈障害、okt3療法、精巣炎/副睾丸炎、精巣炎/精管切除再吻合術、臓器腫大、骨粗鬆症、膵臓移植拒絶反応、膵臓癌、腫瘍随伴症候群/悪性腫瘍による高カルシウム血症、副甲状腺移植拒絶反応、骨盤内炎症性疾患、通年性鼻炎、心膜疾患、末梢アテローム性動脈硬化症、末梢血管障害、腹膜炎、悪性貧血、ニューモシスチス・カリニ肺炎、肺炎、POEMS症候群(多発ニューロパシー、臓器腫大、内分泌障害、モノクローナル免疫グロブリン症及び皮膚変化症候群)、潅流後症候群、心肺バイパス術後症候群、MI心膜切開後症候群、子癇前症、進行性核上性麻痺、原発性肺高血圧症、放射線療法、レイノー現象及びレイノー病、レイノー病、レフサム病、規則的なQRS幅の狭い頻拍、腎血管性高血圧症、再潅流傷害、拘束型心筋症、肉腫、強皮症、老人性舞踏病、レビー小体型老人性痴呆症、血清反応陰性関節症、ショック、鎌状赤血球貧血、皮膚同種移植片拒絶反応、皮膚変化症候群、小腸移植拒絶反応、充実性腫瘍、特異的不整脈、脊髄性運動失調症、脊髄小脳変性症、連鎖球菌性筋炎、小脳の構造傷害、亜急性硬化性汎脳炎、失神、心臓血管系梅毒、全身性アナフィラキシー、全身性炎症反応症候群、全身性若年性関節リウマチ、T細胞ないしFAB ALL、毛細血管拡張症、閉塞性血栓性血管炎、血小板減少症、中毒症、移植、外傷/出血、III型過敏反応、IV型過敏反応、不安定狭心症、尿毒症、尿路性敗血症、蕁麻疹、心臓弁膜症、静脈瘤、血管炎、静脈疾患、静脈血栓症、心室細動、ウイルス及び真菌感染症、ウイルス性脳炎/無菌性髄膜炎、ウイルス関連血球貪食症候群、ウェルニッケ・コルサコフ症候群、ウィルソン病、任意臓器又は組織の異種移植片拒絶反応を含む群から選択される請求項113に記載の方法。
【請求項115】
IL−12が害をもたらす障害をもつ患者の治療方法であって、第2の物質の投与前、投与と同時又は投与後に請求項1から61のいずれか一項に記載の結合蛋白質を投与する段階を含み、前記第2の物質がブデソニド、上皮成長因子、コルチコステロイド、シクロスポリン、スルファサラジン、アミノサリチル酸塩、6−メルカプトプリン、アザチオプリン、メトロニダゾール、リポキシゲナーゼ阻害剤、メサラミン、オルサラジン、バルサラジド、抗酸化剤、トロンボキサン阻害剤、IL−1受容体アンタゴニスト、抗IL−1βモノクローナル抗体、抗IL−6モノクローナル抗体、成長因子、エラスターゼ阻害剤、ピリジニル−イミダゾール化合物、TNF、LT、IL−1、IL−2、IL−6、IL−7、IL−8、IL−15、IL−16、IL−18、EMAP−II、GM−CSF、FGF及びPDGFの抗体又はアンタゴニスト、CD2、CD3、CD4、CD8、CD25、CD28、CD30、CD40、CD45、CD69、CD90又はそのリガンドの抗体、メトトレキセート、シクロスポリン、FK506、ラパマイシン、ミコフェノール酸モフェチル、レフルノミド、NSAID、イブプロフェン、コルチコステロイド、プレドニゾロン、ホスホジエステラーゼ阻害剤、アデノシンアゴニスト、抗血栓剤、補体阻害剤、アドレナリン作用薬、IRAK、NIK、IKK、p38、MAPキナーゼ阻害剤、IL−1β変換酵素阻害剤、TNFα変換酵素阻害剤、T細胞シグナル伝達阻害剤、メタロプロテイナーゼ阻害剤、スルファサラジン、アザチオプリン、6−メルカプトプリン、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、可溶性サイトカイン受容体、可溶性p55 TNF受容体、可溶性p75 TNF受容体、sIL−1RI、sIL−1RII、sIL−6R、抗炎症性サイトカイン、IL−4、IL−10、IL−11、IL−13及びTGFβから構成される群から選択される前記方法。
【請求項116】
対象に投与する段階が非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹腔内、被膜内、軟骨内、洞内、体腔内、小脳内、脳室内、結腸内、子宮頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹膜内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、脊髄内、滑膜内、胸腔内、子宮内、膀胱腔内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻腔内及び経皮から選択される少なくとも1種の方法により実施される請求項113に記載の方法。

【公表番号】特表2009−500018(P2009−500018A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−519612(P2008−519612)
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/025584
【国際公開番号】WO2007/005608
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】