IL−17相同的ポリペプチドとその治療上の用途
【課題】ヒトを含む、哺乳動物における免疫関連疾患の診断及び治療にとって有用な組成物及び方法の提供。
【解決手段】ヒトIL−17及びIL−17レセプターの新規の相同的ポリペプチド及びこれらペプチドをコードする核酸分子を対象としている。また、ここにおいて提供されるのは、これら核酸配列を含んでなるベクター及び宿主細胞、異種ポリペプチド配列に融合したポリペプチドを含んでなるキメラポリペプチド分子、ポリペプチドと結合する抗体、並びにポリペプチドを製造する方法である。
【解決手段】ヒトIL−17及びIL−17レセプターの新規の相同的ポリペプチド及びこれらペプチドをコードする核酸分子を対象としている。また、ここにおいて提供されるのは、これら核酸配列を含んでなるベクター及び宿主細胞、異種ポリペプチド配列に融合したポリペプチドを含んでなるキメラポリペプチド分子、ポリペプチドと結合する抗体、並びにポリペプチドを製造する方法である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の(a)又は(b)のポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド:
(a)配列番号:14に示すアミノ酸配列を有するポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項2】
以下の(a)又は(b)のポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド:
(a)1位〜20位に位置するシグナルペプチドを欠く配列番号:14のアミノ酸配列を有するポリペプチド;及び
(b)(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項3】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリヌクレオチド:
(a)配列番号:14に示すアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド;
(b)(a)のポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項4】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリヌクレオチド:
(a)配列番号:13に示すポリ塩基配列の全長コード化配列を有するポリヌクレオチド;及び
(b)(a)のポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項5】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリヌクレオチド:
(a)ATCC登録番号PTA−1535で寄託したDNAの全長コード化配列を有するポリヌクレオチド;及び
(b)(a)のポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項6】
請求項1ないし5の何れか一項に記載のポリヌクレオチドを含んでなるベクター。
【請求項7】
ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列と作用可能に連結している請求項6のベクター。
【請求項8】
請求項6のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項9】
前記細胞がCHO細胞、大腸菌細胞、酵母細胞又はバキュロウイルス感染昆虫細胞である、請求項8の宿主細胞。
【請求項10】
ポリペプチドの発現に適した条件下で請求項8の宿主細胞を培養し、前記ポリペプチドを細胞培養から回収することを含んでなる、ポリペプチドを製造する方法。
【請求項11】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリペプチド:
(a)配列番号:14に示すアミノ酸配列を含むポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項12】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリペプチド:
(a)1位〜20位に位置するシグナルペプチドを欠く配列番号:14のアミノ酸配列を含むポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項13】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリペプチド:
(a)ATCC登録番号PTA−1535で寄託したDNAの全長コード化配列によってコードされているアミノ酸配列を有するポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項14】
異種アミノ酸配列と融合した請求項11ないし13の何れか一項に記載のポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項15】
前記異種アミノ酸配列が、エピトープタグ配列又は免疫グロブリンのFc領域である、請求項14のキメラ分子。
【請求項16】
請求項11ないし13の何れか一項に記載のポリペプチドと特異的に結合する抗体。
【請求項17】
前記抗体が、モノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である、請求項16の抗体。
【請求項1】
以下の(a)又は(b)のポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド:
(a)配列番号:14に示すアミノ酸配列を有するポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項2】
以下の(a)又は(b)のポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド:
(a)1位〜20位に位置するシグナルペプチドを欠く配列番号:14のアミノ酸配列を有するポリペプチド;及び
(b)(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項3】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリヌクレオチド:
(a)配列番号:14に示すアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド;
(b)(a)のポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項4】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリヌクレオチド:
(a)配列番号:13に示すポリ塩基配列の全長コード化配列を有するポリヌクレオチド;及び
(b)(a)のポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項5】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリヌクレオチド:
(a)ATCC登録番号PTA−1535で寄託したDNAの全長コード化配列を有するポリヌクレオチド;及び
(b)(a)のポリヌクレオチドと相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項6】
請求項1ないし5の何れか一項に記載のポリヌクレオチドを含んでなるベクター。
【請求項7】
ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列と作用可能に連結している請求項6のベクター。
【請求項8】
請求項6のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項9】
前記細胞がCHO細胞、大腸菌細胞、酵母細胞又はバキュロウイルス感染昆虫細胞である、請求項8の宿主細胞。
【請求項10】
ポリペプチドの発現に適した条件下で請求項8の宿主細胞を培養し、前記ポリペプチドを細胞培養から回収することを含んでなる、ポリペプチドを製造する方法。
【請求項11】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリペプチド:
(a)配列番号:14に示すアミノ酸配列を含むポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項12】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリペプチド:
(a)1位〜20位に位置するシグナルペプチドを欠く配列番号:14のアミノ酸配列を含むポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項13】
以下の(a)又は(b)の単離されたポリペプチド:
(a)ATCC登録番号PTA−1535で寄託したDNAの全長コード化配列によってコードされているアミノ酸配列を有するポリペプチド;及び
(b)アミノ酸配列(a)において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、他の組織と比べて前立腺でより高く発現しているポリペプチド。
【請求項14】
異種アミノ酸配列と融合した請求項11ないし13の何れか一項に記載のポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項15】
前記異種アミノ酸配列が、エピトープタグ配列又は免疫グロブリンのFc領域である、請求項14のキメラ分子。
【請求項16】
請求項11ないし13の何れか一項に記載のポリペプチドと特異的に結合する抗体。
【請求項17】
前記抗体が、モノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である、請求項16の抗体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【公開番号】特開2009−189367(P2009−189367A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−74148(P2009−74148)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【分割の表示】特願2005−171331(P2005−171331)の分割
【原出願日】平成12年12月20日(2000.12.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【分割の表示】特願2005−171331(P2005−171331)の分割
【原出願日】平成12年12月20日(2000.12.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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