説明

IL−23p40特異的免疫グロブリン由来タンパク質、組成物、方法および用途

制限なしに抗体、融合タンパク質およびミメティボディ(mimetibody)を包含する新規抗IL−23p40特異的ヒトIg由来タンパク質、該抗IL−23p40 Ig由来タンパク質をコードする単離された核酸、ベクター、宿主細胞、トランスジェニック動物若しくは植物、ならびにそれらの作成および使用方法は、治療的組成物、方法および装置に有用である。好ましくは、該抗IL−23p40特異的ヒトIg由来タンパク質はIL−12のp40サブユニットを結合せず、そして従ってIL−12関連の活性を中和しない。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
最低1つのCDRを含んでなり、IL−23p40の最低1つのエピトープを結合しかつIL−12のp40サブユニットに結合しない、単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項2】
Ig由来タンパク質が、抗原提示細胞(APC)、リンパ球、自己反応性T細胞、神経細胞およびミエリン細胞の最低1種中でのIL−23活性を阻害する、請求項1に記載の単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項3】
APC若しくはリンパ球が中枢神経系内の組織中にある、請求項2に記載の単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項4】
APC若しくはリンパ球が中枢神経系の外側の組織中にある、請求項2に記載の単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項5】
APCが、マクロファージ、小膠細胞、ランゲルハンス細胞、クッパー細胞、樹状細胞、B細胞、肺胞マクロファージ、血液単球、幹細胞前駆細胞および滑膜A細胞、の最低1種から選択される、請求項2に記載の単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項6】
エピトープが、配列番号1のアミノ酸1−10、10−20、20−30、30−40、40−50、50−60、60−70、70−80、80−90、90−100、100−110、110−120、120−130、130−140、140−150、150−160、160−170、170−180、180−190、190−200、200−210、210−220、220−230、230−240、240−250、250−260、260−270、280−290、290−300、300−306、1−7、14−21、29−52、56−73、83−93、96−105、156−175、194−204、208−246、254−273、279−281および289−300の最低1種の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13若しくは14アミノ酸よりなる群から選択される最低1〜3アミノ酸を含んでなる、請求項1に記載の単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項7】
Ig由来タンパク質が、最低10−9M、最低10−10M、最低10−11Mおよび最低10−12Mから選択される最低1種の親和性でIL−23p40を結合する、請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項8】
Ig由来タンパク質がIL−23タンパク質の最低1種の活性を実質的に中和する、請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項9】
請求項1に記載の単離された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質をコードする単離された核酸分子。
【請求項10】
請求項9に記載の単離された核酸分子を含んでなる単離された核酸ベクター。
【請求項11】
請求項9に記載の単離された核酸分子を含んでなる原核生物若しくは真核生物宿主細胞。
【請求項12】
宿主細胞が、COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、HeLa、骨髄腫およびリンパ腫細胞
、またはそれらのいずれかの誘導体、不死化若しくは形質転換細胞から選択される最低1種である、請求項11に記載の宿主細胞。
【請求項13】
請求項9に記載の核酸分子をインビトロ(in vitro)、インビボ(in vivo)若しくはインシトゥー(in situ)の条件下で翻訳することを含んでなり、検出可能な若しくは回収可能な量で発現される、抗IL−23p40 Ig由来タンパク質の製造方法。
【請求項14】
請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質および最低1種の製薬学的に許容できる担体若しくは希釈剤を含んでなる組成物。
【請求項15】
検出可能な標識若しくはレポーター、免疫治療薬、抗感染薬、心血管(CV)系薬、中枢神経系(CNS)薬、自律神経系(ANS)薬、気道薬、胃腸(GI)管薬、ホルモン薬、液体若しくは電解質バランスのための薬物、血液学的薬物、抗腫瘍薬、免疫調節薬、眼、耳若しくは鼻の薬物、局所薬、栄養薬など、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、興奮薬、喘息薬、βアゴニスト、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量をさらに含んでなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
調節有効量の請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質を含んでなる組成物を細胞、組織、器官若しくは動物と接触若しくはそれらに投与すること
を含んでなる、前記細胞、組織、器官若しくは動物におけるIL−23p40関連の状態の診断若しくは処置方法。
【請求項17】
有効量が、前記細胞、組織、器官若しくは動物1キログラムあたり約0.001〜50mgである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
接触若しくは投与することが、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、包内、軟骨内、腔内(intracavitary)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、脊椎内、滑液包内、胸腔内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内若しくは経皮から選択される最低1様式による、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
接触若しくは投与することの前、と同時に若しくは後に、免疫治療薬、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、IL−23p40薬、ミネラル、栄養薬、甲状腺薬、ビタミン、カルシウム関連ホルモン、止瀉薬、鎮咳薬、制吐薬、抗潰瘍薬、緩下薬、抗凝固薬、エリスロポエチン、フィルグラスチム、サルモグラスチム、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、エストロゲン受容体調節物質、散瞳薬、毛様体筋麻痺薬、アルキル化薬、代謝拮抗薬、有糸分裂阻害薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗躁薬、抗精神病薬、抗不安薬、催眠薬、交感神経興奮薬、興奮薬、ドネペジル、タクリン、喘息薬、βアゴニスト、吸入ステロイド、ロイコトリエン阻害薬、メチルキサンチン、クロモリン、エピネフリン若しくはアナログ、ドルナーゼα、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストから選択される最低1種を投与することをさらに含んでなる、請求項
16に記載の方法。
【請求項20】
免疫治療薬が、β−インターフェロン1a、β−インターフェロン1b、酢酸グルチラマー、シクロホスファミド、アザチオプリン、グルココルチコステロイド、メトトレキセート、パクリタキセル、2−クロロデオキシアデノシン、ミトキサントロン、IL−10、TGBβ、CD4、CD52、アンテグレン、CD11、CD18、TNFα、IL−1、IL−2および/若しくはCD4抗体若しくは抗体受容体融合タンパク質、インターフェロンα、免疫グロブリン、リスミド、インスリン様成長因子−1(IGF−1)、エルプロジル、ピルフェニドンおよび経口ミエリンの最低1種から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
免疫関連の治療薬が、ミエリン破壊の自己免疫抑制、免疫調節、T細胞の活性化、増殖、遊走および/若しくはサプレッサー細胞機能、T細胞受容体/ペプチド/MHC−IIの相互作用の阻害、T細胞アネルギーの誘導、自己反応性T細胞の除去、血液脳関門を横断する輸送の低下、炎症前(Th1)若しくは免疫調節(Th2)サイトカインのバランスの変化、マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤の阻害、神経保護、神経膠症の低下ならびに再ミエリン化の促進の最低1種に作用する最低1種の化合物若しくはタンパク質から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
IL−23p40関連の状態が、乾癬、多発性硬化症、クローン病、乾癬性関節炎、サルコイドーシス、I型糖尿病、全身性エリテマトーデスおよびブドウ膜炎の最低1種から選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、包内、軟骨内、腔内(intracavitary)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、脊椎内、滑液包内、胸腔内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式により前記抗IL−23p40 Ig由来タンパク質を接触若しくは投与するのに適する、請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質を含んでなる医療機器。
【請求項24】
包装資材、および請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質の溶液若しくは凍結乾燥した形態を含んでなる容器を含んでなる、ヒトの製薬学的使用のための製品。
【請求項25】
容器が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、包内、軟骨内、腔内(intracavitary)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、脊椎内、滑液包内、胸腔内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内若しくは経皮送達装置若しくは系の1成分である、請求項24に記載の製品。
【請求項26】
Ig由来タンパク質を回収可能な量で発現することが可能な、宿主細胞、トランスジェニック動物、トランスジェニック植物若しくは植物細胞を提供することを含んでなる、請求項1に記載の抗IL−23p40 Ig由来タンパク質の製造方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法により製造された抗IL−23p40 Ig由来タンパク質。
【請求項28】
請求項1に記載のIg由来タンパク質に特異的に結合する抗イディオタイプ抗体若しくはフラグメント。
【請求項29】
請求項1に記載のIg由来タンパク質のリガンドへの結合を競合的に阻害するIg由来タンパク質。
【請求項30】
本明細書に記述されるあらゆる発明。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【公表番号】特表2007−515939(P2007−515939A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−532871(P2006−532871)
【出願日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/014372
【国際公開番号】WO2004/101750
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(503054122)セントカー・インコーポレーテツド (74)
【Fターム(参考)】