説明

IMSアーキテクチャ・ネットワークにおけるIPサービスに渡ってテレビジョンにアクセスするためのシステム

サービスにより提供されるテレビ・チャンネルに加入しているユーザの端末(10)からIMSアーキテクチャ・ネットワーク(2)におけるIPに渡るテレビ(IPTV)サービスを活性化するシステムに関する。該システムは、IMSアーキテクチャ・ネットワーク内に、ユーザをチャンネルに関連させる加入情報と、チャンネルのために必要な受信容量に関する情報とを含み、端末は、受信容量情報を含んでテレビ・サービスの活性化を要求するメッセージをサーバ(23)に送るための手段を含む。サーバは、端末から受信された受信容量情報及びチャンネルのために必要とされる受信容量情報間の両立性をチェックし、両立性が確認されたならば、活性化要求メッセージに応答してメッセージを端末に送り、応答メッセージは、チャンネルのIPアドレスを含む。本発明は、視聴覚データがIMSにおいて同報通信されるのを可能とするIPネットワークに適用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークにログされたユーザの端末からIMS(IPマルチメディア・サブシステム)アーキテクチャを有するIP(インターネット・プロトコル)ネットワークにおけるサービスを活性化するための技術に関する。
【0002】
本発明は、3GPP(第三世代パートナーシップ・プロジェクト)及びTISPAN(進歩したネットワーキングのためのテレコミュニケーション及びインターネット集中サービス及びプロトコル)の標準化機構によって限定されるIPマルチメディア・サブシステムにおける視聴覚データを同報通信するためのIPネットワークにおいて特に有利な応用を発見する。
【背景技術】
【0003】
IMSネットワーク・アーキテクチャは、移動性のネットワークのために3GPPによってもたらされ、かつ次に固定のネットワークのためにTISPANによって採用された。それは、2人のクライアント間のマルチメディア・セッションの動的セットアップ及び監視を提供し、かつメディア・ストリーム・トランスポート・ネットワーク・レベルにおけるリソースの予約(リザベーション:reservation)を提供する。それは、また、サービスの対話(相互作用)も管理する。
【0004】
現在においては、IMSは、電話、テレビ電話、プレゼンス(presence)、及びインスタント・メッセージング・サービスに対してのみのアクセスを提供する。
【0005】
インターネット・プロトコルに渡るテレビジョン(IPTV)サービスは、テレビジョン・チャンネルが、IPネットワークにおいて受信されるのを可能とする。IPTVサービスを提供することは、ユーザが加入しているチャンネルのアドレスを端末が得ることを必要とする。
【0006】
このサービスを提供するための現在の解決法は、普通、私有の解決法である。これらの解決法は、ユーザ端末が、固定または移動のネットワークにおけるIPTV専用のプラットフォームを介して、“サービス・プラン”と称する認可されたチャンネルのIPアドレスのリストを回収する(recover)ことを可能とする。このリストは、HTTP(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)を用いて回収され得、サービス・プランは、該プロトコルによって運ばれるデータ内に含まれている。対照的に、チャンネルのリストと関連したリソースの予約は限定されず、それは、柔軟性をもたずに、しばしば静的である。
【0007】
IMSアーキテクチャの欠点は、それが、固定のまたは移動のネットワークにおけるIPTVサービスの履行を提供しないということである。IMSにおいて提供されるメカニズムは、マルチメディア・サービスのための一般的な手続きを限定するけれども、IPTVサービスの一体化の仕方を限定しない。特に、規格の現在のバージョンにおいては、サービス・プラン、すなわち、ユーザが加入するチャンネル及び対応のIPアドレス、を回収するための規定がない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、IPTVサービスが固定または移動のIPネットワークのためのIMSアーキテクチャに一体化されるのを可能とし、かつユーザと関連したサービス・プランが回収されるのを可能とするシステムを限定する技術に対する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、前記ネットワークにログされたユーザ端末からIMSアーキテクチャを有するIPネットワークにおけるサービスにアクセスするためのシステムを提案することによって、上記必要性を取り扱うものである。
【0010】
本発明によれば、前記サービスは、IPサービスに渡るテレビジョンであり、前記ユーザは、前記サービスの少なくとも1つのテレビジョン・チャンネルのリストに加入しており、そして前記システムは、前記端末によって送られるサービス・アクセス要求の受信時に、
前記リストへの前記ユーザの加入に関する情報及び前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量に関する情報を決定するために、
前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量及び前記端末によって提供される受信容量に関する前記情報の両立性を確認するために、
前記両立性の確認の関数として前記リストから少なくとも1つのチャンネルを選択するために、そして
前記選択された少なくとも1つのチャンネルの受信に関する情報を含む、前記要求に対する応答を、前記ユーザ端末に送るために、
活性化される手段を含むアプリケーション・サーバを含む。
【0011】
このように、IMSアーキテクチャは、IMSにおける端末を登録するときにIPTVサービスの一体化を可能とする。本発明により、IPTVサービスは、従って、IMSの長所、すなわち固定/移動の一体化、相互化、及びサービスのための汎用機構、サービスの相互作用、ネットワーク・リソースの予約、相互化された取扱高、等を享受することができ、このことは、従来技術におけるIPTVサービスに対して使用された技術においては可能ではなかった。さらに、視聴覚サービスを履行することは、IMSサービスの提供を質的に非常に向上させる。
【0012】
本発明の利点は、本発明が、IPTVサービスをIMSアーキテクチャに一体化することが可能となるように、ユーザと関連したサービス・プランの回収を可能とするIMSアーキテクチャのフレームワークにおける新しい手順を提案したことである。
【0013】
この手順は、特に、サービスと関連したデータベースにおけるIPTVアプリケーション・サーバによるユーザの権利の認証に依存しており、かつ、ユーザが加入するチャンネルのリストから1つまたは2つ以上のチャンネルの該サーバによる選択に依存している。この選択は、端末によって提供される受信容量が任意の特定のテレビジョン・チャンネルに対して必要とされる受信容量と両立し得るということを前以って確認することに依存している。
【0014】
本発明は、また、サービス・アクセス要求のために、及び(IPTVアプリケーション・サーバによって採用されていた、ユーザが加入しているチャンネルに関する情報の、特にIPトランスポート・ネットワークにおけるTVチャンネルの名称及びアドレスの)端末による回収のために、例えばSIP(セッション開始プロトコル)タイプの報知プロトコルに連結される手順をも用いる。このため、SIPアクセス要求メッセージの受信時に、IPTVアプリケーション・サーバは、SIP応答メッセージのSDP(セッション記述プロトコル)パラメータにおける加入されたチャンネルのリストに受信情報を挿入し、そして該情報を応答メッセージと共にユーザ端末に送る。
【0015】
端末によって送られるサービス・アクセス要求は、サービスの初期活性化のための要求(例えば、視聴覚端末のスイッチ・オン時の)、またはサービスを変更するための要求(例えば、端末が、例えば考慮されるチャンネルのようなすでにアクセスしたサービスのパラメータの或るものを変更しようとしている場合に)であることができる。
【0016】
このような要求は、従って、端末によって要求されるサービスに関するパラメータ、例えば、それが考慮するよう追求しているチャンネルの識別子またはサービスの要求されたレベルを含み得る。
【0017】
一実施形態の一つの長所的特徴によれば、本発明のシステムは、また、前記端末が前記選択された少なくとも1つのチャンネルを受信するために必要なトランスポート・ネットワークのリソースを予約するための手段をも含む。
【0018】
インターネット・プロトコル・システムに渡る従来技術のテレビジョンにおいては設けられていないこのようなリソースの予約は、考慮されるべきテレビジョン・チャンネルと関連したストリームのユーザ端末による良好な受信を可能とするという点において特に有益である。しかしながら、充分なリソースを有するトランスポート・ネットワークにおいては、このような予約は、厳密には必要でない。
【0019】
これらのリソース予約手段は、IMSアーキテクチャ・ネットワークのプロキシ・サーバにおいて履行されることができ、そしてプロキシ・サーバが端末からサービス・アクセス要求に対するIPTVアプリケーション・サーバからの応答を受信するときにトリガされる。
【0020】
従って、最終的な分析において、本発明のシステムは、IPTVサービスが、特に以下の点において、IMSアーキテクチャ・ネットワークの多くの利点を享受するのを可能とする:
・ TVチャンネルを受信するために必要なIPトランスポート・ネットワークにおけるリソースを予約するためのIMSに固有のメカニズム;
・ IMSサービス間の相互作用に関するIMSエンティティにおいて限定されるメカニズム;
・ IMSにおいて限定されるチャージング・メカニズム;そして
・ それ故、IMSサービスの提供は、視聴覚サービスの提供により質的に向上され得る。
【0021】
本発明の一つの長所的な特徴によれば、前記端末によって提供される前記受信容量は、
・ 前記サービス・アクセス要求に含まれる受信容量情報、及び/または
・ 前記端末の型、
に基づいて決定される。
【0022】
例えば、サービスにアクセスするために端末によって送られるINVITEメッセージに示され得るこのタイプは、端末によって提供される受信容量の良好な指示を構成し、従って、端末が考慮することを認可されるテレビジョン・チャンネルを選択するためにIPTVアプリケーション・サーバによって用いられることができる。
【0023】
サービス・アクセス要求に含まれる受信容量情報は、ネットワークへの端末の接続のためのパラメータにリンクされた容量情報(例えば、ユーザが彼等の加入の関数として権利付与される最大のビット・レート)、または、端末によって必要とされるサービスのレベルに関する情報(例えば、端末が標準限定(SD)または高限定(HD)におけるテレビジョン・チャンネルを受信することが必要であるか否か)に対応することができる。
【0024】
前記受信情報は、長所的には、
・ 前記選択されたチャンネルの識別子、
・ 前記選択されたチャンネルのアドレス、
・ 前記選択されたチャンネルに対して必要とされる受信容量、または例えばビット・レートのようなチャンネルの一層総括的なネットワーク特徴、及び
・ 例えば親制御の文脈において用いられ得る、前記選択されたチャンネルの内容を表す情報、
を含むグループに属する。
【0025】
本発明のもう1つの態様によれば、前記IMSアーキテクチャ・ネットワークは、前記ユーザ端末を前記アプリケーション・サーバの1つに関連させる情報へのアクセスを有しかつ前記端末に関連した前記アプリケーション・サーバへの前記サービス・アクセス要求をルーティングするための手段を含むルーティング・サーバを含む。
【0026】
この実施形態においては、登録中及びIMSとの端末の認可中に、S−CSCF(サービング−コール・セッション・コントロール・ファンクション)サーバとしてIMSにおいて知られているルーティング・サーバは、ユーザが加入するサービスのセットの検出点についてユーザのプロフィルを含むデータベースからIPTVサービスと関連したIFC(初期フィルタ規準)検出点を回収する。ユーザ・プロフィルを含むデータベースは、TISPANによって限定されるものとしてUPSF(ユーザ・プロフィル・サーバ・ファンクション)データベース、または、3GPPによって限定されるものとしてHSS(ホーム加入者サーバ)データベースのいずれかである。
【0027】
IPTVサービス・アクセス要求の受信時に、メッセージにおいてユーザを識別したS−CSCFサーバは、ユーザのデータベースから関連の検出点、及び特にIPTVアプリケーション・サーバに対応するもの、を回収する。従って、それは、端末によって送られるアクセス要求についてそれがトリガしなければならないIPTVアプリケーション・サーバ・ルーティングを識別する。
【0028】
本発明の異なった実施形態においては、端末によって送られるサービス・アクセス要求は、アプリケーション・サーバのアドレス、すなわちIMSアーキテクチャ・ネットワークにおけるテレビジョン・サーバのルーティング識別子を含む。
【0029】
該識別子は、SIPユニフォーム・リソース識別子(URI)であり得る。
【0030】
IPTVサービスのメッセージを要求する活性化は、次に、単にルータとして働くS−CSCFサーバを介してIPTVアプリケーション・サーバに直接ルーティングされる。
【0031】
本発明のもう1つの長所的特徴によれば、前記ユーザ端末は、前記選択されたチャンネルのための前記受信情報を処理するための手段と、前記チャンネルに対応するストリームを受信するための手段とを含む。例えば、端末は、受信情報から、それが考慮することを追及するテレビジョン・チャンネルのIPアドレスを抽出し、そしてトランスポート・ネットワークを介してTVソースから該チャンネルと関連したストリームを得るために該IPアドレスを用いる。
【0032】
本発明の一つの長所的な実施形態においては、前記アプリケーション・サーバは、また、前記端末によって送られる前記アクセス要求に含まれるセッション識別子を決定するための手段と、前記セッション識別子が前記端末との進行中にすでにセッションに対応するか否かを確認するための手段とを含む。
【0033】
端末とのセッションがすでに進行中であるということをIPTVアプリケーション・サーバが検出したならば、セッション識別子は、同じ端末から受信された先の要求に対して変化されないので、それは、受信された要求が初期設定要求でなく、むしろサービス要求の変化であると推論する。それは、次に、現在のセッションを維持し、そしてユーザ端末からの新しい要求に応答するために、端末に応答を送るためのその手段を活性化して、その応答メッセージ内に、その先の応答メッセージと比較される変化した受信情報を挿入する。
【0034】
本発明は、また、IPネットワークにログされるユーザ端末からIMSアーキテクチャを有するIPネットワークにおけるサービスにアクセスするためのシステムのアプリケーション・サーバにも関する。本発明によれば、前記サーバは、IPTVサーバであり、かつ、前記端末によって送られるサービス・アクセス要求の受信時に、
前記リストへの前記ユーザの加入に関する情報及び前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量に関する情報を決定するために、
前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量及び前記端末によって提供される受信容量に関する前記情報の両立性を確認するために、
前記両立性の確認の関数として前記リストから少なくとも1つのチャンネルを選択するために、そして
前記少なくとも1つの選択されたチャンネルの受信に関する少なくとも情報を含む、前記要求に対する応答を、前記ユーザ端末に送るために、
活性化される手段を含む。
【0035】
本発明は、さらに、IMSアーキテクチャを有するIPネットワークにおけるサービスにアクセスするための端末に関し、該端末は、前記IMSアーキテクチャ・ネットワークのIPアプリケーション・サーバを渡ってテレビジョンにIPTVサービス・アクセス要求を送るための手段を含み、前記端末のユーザは、前記サービスの少なくとも1つのテレビジョン・チャンネルのリストに加入しており、そして前記アクセス要求は、前記端末によって提供される受信容量に関する情報を含み、
前記端末は、前記アプリケーション・サーバによって送られる前記要求に対する応答を処理するための、そして前記アプリケーション・サーバによって前記リストにおいて選択されたチャンネルの受信に関する情報を含むための手段を含み、そして
前記端末は、前記少なくとも1つの選択されたチャンネルに対応するストリームを受信するための手段を含む。
【0036】
本発明は、さらに、IPネットワークにログされるユーザ端末からIMSアーキテクチャを有するIPネットワークにおけるサービスにアクセスする方法に関する。本発明によれば、前記サービスは、IPTVサービスであり、前記ユーザは、前記サービスの少なくとも1つのテレビジョン・チャンネルのリストに加入しており、
当該方法は、
前記端末によって送られるサービス・アクセス要求を受信するステップと、
前記リストへの前記ユーザの加入に関する情報及び前記少なくとも1つのチャンネルを受信するために必要な容量に関する情報を決定するステップと、
前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量及び前記端末によって提供される受信容量に関する前記情報の両立性を確認するステップと、
前記両立性の確認の関数として前記リストから少なくとも1つのチャンネルを選択するステップと、
少なくとも1つの選択されたチャンネルの受信に関する情報を含む、前記要求に対する応答を、前記ユーザ端末に送るステップと、
を含む。
【0037】
最後に、本発明は、サービスにアクセスする上述の方法のステップを実行するためのプログラム・コード命令を含むコンピュータ・プログラムに関する。
【0038】
非制限的な例として提供される添付図面を参照して行われる以下の説明は、本発明が何に存するか及びそれが実行されるために如何に減少され得るかを明瞭に説明している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
図1は、IPトランスポート・ネットワーク1上のIPTVサービスを活性化するためのシステムを示しており、ここに、該IPトランスポート・ネットワーク1は、端末10のユーザがオペレータまたは関連の第三者プロバイダによって提供される1つまたは2つ以上のテレビジョン・チャンネルに前以って加入していたときに、該IPトランスポート・ネットワーク1を介して、端末10がTVソース20によって提供されるメディア・ストリームを受信することができるものである。
【0040】
端末10は、固定または移動の端末であり、視聴覚コンテントを再生するための手段、及びSIP報知(signaling)手段を含む。本発明の文脈において、端末10は、従来技術の視聴覚端末(テレビジョンのような)、及び、例えば、2つの要素を物理的に分離することができるまたは同じユニットに一体化されることができる、SIPクライアントであって良い。従って、端末10は、スクリーンを有した移動電話であって良く、または、セット・トップ・ボックス及びディスプレイ・スクリーン、等を一体化することができる。
【0041】
図1に示されるように、IPTVサービスは、以下のものを含むIMSアーキテクチャ・ネットワーク2において端末10から活性化される:
・ IMSネットワークにおけるユーザ加入者の端末10との第1の接触点であり、IPトランスポート・ネットワーク1のリソースとの対話を管理する、P−CSCF(プロキシ−コール・サーバ・コントロール・ファンクション)プロキシ・サーバ21:
・ IMSネットワークにおける、かつユーザが加入するサーバへの特定のトリガ点(検出点またはIFCとしても知られている)における加入者を管理するS−CSCFルーティング・サーバ22であって;該S−CSCFサーバ22は、IMSネットワークでの端末10の登録中に、図示しないI−CSCF(問い合わせ(interrogating)CSCF)サーバによってユーザに割当てられる;
・ 従来技術のIMSアーキテクチャと比較される本発明のIMSアーキテクチャの新しい要素である、IPに渡るテレビジョン・アプリケーション・サーバ(IPTV AS)23であって;それは、以下に詳細に記載される手順に従って、サービスを活性化するためのユーザによる要求に続いて、ユーザが加入するものから1つまたは2つ以上のチャンネルをユーザに割り付けるためのSIPサーバであり;IPTVアプリケーション・サーバ23は、サービスのオペレータによって、または加入されたチャンネルのような関連の第3者プロバイダによって供給されるユーザの加入に関する情報、及び、受信容量及び各チャンネルのIPアドレスのようなトランスポート・ネットワーク1に関する情報を含む;そして
・ 加入されたサービスについて、ここでは特に、ユーザが加入することを望むテレビジョン・チャンネルによって限定されるIPTVサービスについて、ユーザのプロフィルを含むUPSFまたはHSSデータベース24であって;このデータベース24には、また、ユーザがウェブページを介してまたは電話によって加入を取った後、サービス・オペレータまたは関連の第3者プロバイダによってデータが供給され;それは、ユーザと関連した検出点、特に、IPTVアプリケーション・サーバ23のもの、を含み;S−CSCF及びI−CSCF SIPのプロキシは、ユーザ端末の登録中にデータベース24に質問する。
【0042】
上述したIMSアーキテクチャ・ネットワーク2において、P−CSCF、S−CSCF、及びI−CSCF SIPのプロキシ・サーバの対または3つのすべては同じ設備内で結合され得る。
【0043】
IPTVサービスへの加入の後にユーザがそれを活性化することを望むとき、IMSネットワーク登録の段階は、そのようなものとして、活性化またはアクセス段階に先行する。
【0044】
登録段階は、自動的に行われるか、または、特にIMSネットワーク2における加入者の識別子を含む登録メッセージ、例えばSIPレジスタ・メッセージ、を送る端末10によって行われる。レジスタ・メッセージは、P−CSCFプロキシ・サーバ21に達し、該サーバ21は、それを、端末10にS−CSCFサーバ22を割当てる、図示しないI−CSCFサーバに送る。
【0045】
第1の実施形態においては、S−CSCFサーバ22は、UPSFまたはHSSデータベース24から、IPTVサービスを活性化するためのIPTVアプリケーション・サーバ23の検出点を含む関連の検出点を回収する。
【0046】
もう1つの実施形態においては、オペレータは、以下に説明されるSIP Inviteサービスに、IPTVアプリケーション・サーバ23のルーティング識別子SIP URIを含めるよう選択することができる。IPTVサービスに関しては、S−CSCFサーバ22は、InviteメッセージをIPTVアプリケーション・サーバ23にルーティングするためのルータとしてのみ動作する。
【0047】
この方法でIMSネットワーク2で登録されて、端末10は、図2を参照して以下に説明されるサービス活性化手順を用いてIPTVサービスにアクセスすることができる。
【0048】
IMSネットワーク2での登録後に、ユーザは、登録された状態Aにあり、そして例えばそれらの固定テレビジョンをスイッチ・オンすることにより、またはそれらの移動電話上でTVアプリケーションを活性化することにより、端末10からIPTVサービスの活性化をトリガする。
【0049】
固定のまたは移動の端末は、ステップE1においてIPTVサービスへのアクセスを要求するSIP InviteメッセージM1を、P−CSCFサーバ21に送る。このメッセージは、チャンネル、例えば、支援されるコーデックと、端末(“zapping”)上のチャンネルの選択を可能とする制御プロトコルのデスクリプション、例えば、IGMP(インターネット・グループ・マネージメント・プロトコル)とを受信するよう、その容量に関する、端末によって提供される情報に特に関係するSDPデータを含む。
【0050】
P−CSCFサーバ21は、ステップE2においてユーザを管理するS−CSCFサーバ22に、InviteメッセージM2を送る。
【0051】
登録中、検出点またはIFC(Initial Filter Criterion)は、IPTVサービスに関係するレジスタ・メッセージの受信時に、S−CSCFサーバ22にセットされていた。S−CSCFサーバ22は、(B)この検出点を認識し、そしてInviteメッセージをIPTVアプリケーション・サーバ23に送る。もちろん、上に示したように、IPTVアプリケーション・サーバ23に関するあて先URIがInviteメッセージ内に直接示されるならば、このことは必須ではない。
【0052】
メッセージの受信時、S−CSCFサーバ22は、活性化要求M3をIPTVアプリケーション・サーバ23に送る(ステップE3)。
【0053】
それがInviteメッセージを受信したとき、IPTVアプリケーション・サーバ23は、サービスに関連したデータベースにおいて加入者の権利を確認し、そして加入されたチャンネルのリストから1つまたは2つ以上のチャンネルを抽出する。サービス・プランとしても知られているこのチャンネルのリストは、(C)各チャンネルを受信するために必要とされる容量に関する情報と、例えば、SDPに示される容量から来るかまたはInviteメッセージに示される端末の型から来ることができる端末の受信容量に関する情報と、の両立性(compatibility)を確認することによって決定される。このリストは、加入されたチャンネルの全リストを重複することができる。選択されたチャンネルのリストは、各チャンネルごとに、以下を含む:
・ チャンネル識別子、例えばその名称;
・ チャンネルIPアドレス;及び
・ 適切な場合には、必要とされるビット・レートのような、トランスポート・ネットワーク1におけるチャンネルの特性。
【0054】
IPTVアプリケーション・サーバ23によって送られる応答M4(ステップE4)は、SDPパラメータに挿入される、選択されたチャンネルのリストを含む。この応答は、成功の場合には、SIP 200 OKメッセージであることができ、もう1つのSIPメッセージは、他の中間交渉交換または失敗メッセージをトリガする。
【0055】
アプリケーション・サーバによって特定されるチャンネルのIPアドレスは、以下であり得る:
・ マルチキャスト・グループ・アドレス;及び
・ ユニキャスト・アドレス。
【0056】
チャンネルのリストは、SDPパラメータにおいて運ばれる。用いられるトランスポート・プロトコル、例えば、MPEG2−TSまたはRTP(実時間プロトコル)、に依存して、特定のチャンネルが、1つまたは2つ以上のSDP媒体パラメータに記述され得る。媒体記述は、チャンネルがどのストリームに対応するのかを端末10が見つけ出すのを可能とするチャンネルの識別子を含まなければならない。この識別子は、また、同じチャンネルに関する媒体の相関を可能とする。例えば、それは、チャンネルの名称、及びそれが同報通信されるバンドルを含み得る。SDP媒体タイトル・パラメータは、チャンネルを指定するために用いられ得る。媒体は、また、例えばフィールド(接続情報)においてチャンネルのIPアドレスを含まなければならない。このIPアドレスは、端末10が、選択(zapping)プロトコルによって要求されたチャンネルを受信するのを可能とする。例えば、固定のADSLアクセスに渡るIPTVに対して、もしチャンネルがマルチキャスト・モードにおいて同報通信されるならば、このアドレスは、チャンネルが同報通信されるマルチキャスト・アドレスである。
【0057】
SIP応答メッセージの受信時、P−CSCFサーバ21は、選択されたチャンネルを同報通信するために必要なトランスポート・ネットワーク1のリソースの予約(D)を活性化し、そして、また、端末10上で選択されなかったチャンネルを選択するユーザを除外する(bar)ポリシ(政策)をインストールすることもできる。
【0058】
リソースの予約は、3GPP及びTISPAN仕様に従う。TVチャンネルの数は、媒体パラメータの形態でSDPパラメータに存在し得る。SDP内に存在する種々のチャンネルは、単一のリソース予約の主題であることができなければならない。1つのチャンネルだけが一度に観察され得るということが与えられると、すべてのチャンネルに対して別々にリソースを予約することは必要でない。IPTVアプリケーション・サーバ23は、これを、RFC3388(媒体グループ化)及びRFC3524(各媒体ストリームに対するリソースの予約)に示された方法を用いて、SDPにおいて特定することができる。
【0059】
移動電話に対して、3GPPによって限定されるように、P−CSCFサーバ21は、PDF(ポリシ決定機能)と相対させてリソースを予約する。必要ならば、端末は、次に、チャンネル選択(zapping)プロトコル及び選択されたTVチャンネルを搬送するための1つまたは2つ以上のPDP(パケット・データグラム・プロトコル)の文脈を創設するための責任がある。
【0060】
固定された端末に対しては、TISPANグループによって限定されるように、P−CSCFサーバ21は、トランスポート・ネットワーク1のためのルール及びリソースを創設するための責任があるリソース及びアドミッション制御サブシステム(RACS)に、リソースのための要求を創設する。
【0061】
P−CSCFサーバ21は、応答M5を端末10に送る(ステップE5)。後者の端末は、次に、許可されたチャンネル及びそれらの関連のアドレスのリストを有する。端末は、チャンネルを受信して、特に移動ネットワークのためのチャンネル選択(zapping)コマンドを伝達するために、リソースのための要件に対応する1つまたは2つ以上の特定のチャンネルを開始することができる。
【0062】
最後に、メッセージM6によって、端末10は、IPTVアプリケーション・サーバ23からの応答の受信通知をする(ステップE6)。
【0063】
ユーザが端末10上のチャンネルを変化させるならば、どんな方法によってでも、該チャンネルの変化は、SIPメッセージ、例えば、Publishメッセージを送ることによって報知される(signaled)ことができ、該SIPメッセージは、IPTVアプリケーション・サーバ23に中継されて、特に聴衆サーベイを行うために用いられる。このSIPメッセージは、チャンネルの各変化時に送られることができるか、または、例えばユーザが選択されたチャンネル上に10秒以上留まるならば、チャンネルの変化及び時間遅延に続いて送られることができる。このメカニズムは、現存する要素、またはプレゼンス管理のためのIMSアーキテクチャにおいて限定される要素の再使用を可能とする。
【0064】
受信されたTVストリームを制御するためのチャンネル選択(zapping)プロトコルは、例えば、マルチキャスト・ストリームによって同報通信されるチャンネルのためのIGMPであることができる。応答メッセージのSDPパラメータは、次に、各チャンネルごとの対応のマルチキャスト・グループ・アドレスを含む。同じチャンネルに対してIPTVアプリケーション・サーバ23によって戻されたグループ・アドレスは、端末10の容量及びその型に従って異なり得る。
【0065】
端末10からのチャンネルを選択するためのこのプロトコルは、また、RTSP(リアル・タイム・ストリーミング・プロトコル)であることもできる。
【0066】
トランスポート・ネットワーク1のための結果を有するIPTVサービス・レベルの変化は、サービス活性化段階に対して記載されたSIPメカニズムを使用することができる。それは、彼等が最初に活性化したものとは異なるIPTVサービスにユーザがアクセスすることを望む場合に(例えば、ユーザが考慮することを望むチャンネルまたは該チャンネルの限定レベルを変化させる場合に)端末10においてトリガされる。端末は、次に、上述の手順を開始するが、同じIMSセッションに対しては、すなわち現在のセッションと同じセッション識別子の場合には、その結果は、必要に応じて、リソース予約を変化させるべきである。
【0067】
1つの特に適切な使用は、チャンネルの限定レベルを変化させること:SD(標準限定)からHD(高限定)に変化させることである。リソース予約は、次に、チャンネルの1つのセットからもう1つのセットで異なる。
【0068】
一層詳細には、端末は、IPTVアプリケーション・サーバ23に、現在のセッション及び必要とされる限定レベルのIMSセッション識別子及び/または要求されたチャンネルの識別子を含むアクセス要求を送る。IPTVアプリケーション・サーバ23は、次に、IMSセッション識別子が変化しなかったということを検出し、そしてすでに開いているセッションに対応する。従って、現在のセッションに対して変更されなければならない受信情報をSDPメッセージにおいてそれに単に送ることにより、IMSセッションを変化させることなく、それは、端末10からの要求に応答する。
【0069】
従って、もし、端末10のユーザが、SDモードにおいて同報通信された識別子CH1を有するチャンネルを使用し、そしてHDモードにおいてのみ同報通信される識別子CH2を有するもう1つのチャンネルに“飛ばす(zap)”ことを望むならば、端末10は、現在のIMSセッションの識別子及び彼等が考慮することを望むチャンネルの識別子CH2を含むIPTVアプリケーション・サーバ23に要求を送る。IPTVアプリケーション・サーバ23は、IMSセッション識別子が変化しなかったこと、及び従って現在のセッションが続かなければならないこと、を検出する。それは、端末10の受信容量、及びHDモードにおいて同報通信されるチャンネルCH2を受信するために必要とされる受信容量の両立性を確認する(例えば、それは、端末がHDストリームを受信することができて、例えばSDストリームを受信することに制限しないということを確認する)。もし、両立性が確認されるならば、それは、端末10に応答メッセージを送るためのその手段を活性化し、該メッセージ内には、それが、端末10が必要とするCH2に関する受信情報、例えば、チャンネルCH2のIPアドレスを挿入する。
【0070】
IPTVサービスを終了することは、トランスポート・ネットワーク1におけるリソースの解放(リリース)をトリガするSIPメッセージByeを送ることに対応する。サービス終了段階中のSIP交換の運動力学が、図3に示されている。
【0071】
端末10のユーザは、例えば、移動電話上のTVアプリケーションをスタンドバイするまたはシャット・ダウンするためにテレビジョンをスイッチングする、IPTVサービスを出ることを決定した。それは、ByeメッセージM7をP−CSCFサーバ21に送る(ステップF1)。移動電話に対しては、端末10は、1つまたは2つ以上のPDP文脈の非活性化を開始することができる。
【0072】
P−CSCFサーバ21は、IPTVサービスに割付けられたトランスポート・ネットワーク1のリソースを自由にする(E)。
【0073】
P−CSCFサーバ21は、ByeメッセージM8をS−CSCFサーバ22に送る(ステップF2)。
【0074】
S−CSCFサーバ22は、ByeメッセージM9を、SIPメッセージに応答するIPTVアプリケーション・サーバ23に送る。
【0075】
SIP応答メッセージM10は、S−CSCFサーバ22及びP−CSCFサーバ21を介して端末10に送られる(ステップF4)。
【0076】
本発明は、また、上述したサービス・アクセス方法のステップを実行するためのプログラム・コード命令を含むコンピュータ・プログラムをも提供する。
【0077】
プログラムまたはソフトウェア・モジュール・コード命令は、データ媒体に記憶されるまたはデータ媒体によって送信されることができ、該データ媒体は、物質の記憶媒体、例えば、CD−ROM、磁気ディスクまたはハードディスクであることができ、もしくは、電気、光または無線信号のような送信可能な媒体であることができ、もしくは遠隔通信ネットワークの送信媒体であることができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】IPTVサービスを活性化するための本発明のネットワーク・アーキテクチャを示す図である。
【図2】テレビジョン・サービスの活性化段階を示す図である。
【図3】テレビジョン・サービスの遮断段階を示す図である。
【符号の説明】
【0079】
1 IPトランスポート・ネットワーク
2 IMSアーキテクチャ・ネットワーク
10 端末
20 TVソース
21 P−CSCFプロキシ・サーバ
22 S−CSCFルーティング・サーバ
23 IPTVアプリケーション・サーバ
24 UPSFまたはHSSデータベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
IPネットワーク(2)のユーザ端末(10)からIMSアーキテクチャを有するIPネットワーク(2)におけるサービスにアクセスするためのシステムであって、
前記サービスは、IPサービスに渡るテレビジョンであり、前記ユーザは、前記サービスの少なくとも1つのテレビジョン・チャンネルのリストに加入しており、
前記システムは、前記端末(10)によって送られるサービス・アクセス要求の受信時に、
前記リストへの前記ユーザの加入に関する情報及び前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量に関する情報を決定するために、
前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量及び前記端末によって提供される受信容量に関する前記情報の両立性を確認するために、
前記両立性の確認の関数として前記リストから少なくとも1つのチャンネルを選択するために、そして
前記選択された少なくとも1つのチャンネルの受信に関する少なくとも情報を含む、前記要求に対する応答を、前記ユーザ端末(10)に送るために、
活性化される手段を含むアプリケーション・サーバ(23)を含むことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記端末(10)が前記選択された少なくとも1つのチャンネルを受信するために必要なトランスポート・ネットワーク(1)のリソースを予約するための手段をも含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記端末によって提供される前記受信容量は、
・ 前記サービス・アクセス要求に含まれる受信容量情報、及び/または
・ 前記端末の型、
に基づいて決定されることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記受信情報は、
・ 前記選択されたチャンネルの識別子、
・ 前記選択されたチャンネルのアドレス、
・ 前記選択されたチャンネルに対して必要とされる受信容量、及び
・ 前記選択されたチャンネルの内容を表す情報、
を含むグループに属することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記ネットワーク(2)は、前記ユーザ端末を前記アプリケーション・サーバ(23)の1つに関連させる情報へのアクセスを有しかつ前記端末(10)に関連した前記アプリケーション・サーバ(23)への前記サービス・アクセス要求をルーティングするための手段を含むルーティング・サーバを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記端末によって送られる前記サービス・アクセス要求は、前記アプリケーション・サーバのアドレスを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記ユーザ端末は、前記選択されたチャンネルのための前記受信情報を処理するための手段と、前記チャンネルに対応するストリームを受信するための手段とを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記アプリケーション・サーバ(23)は、また、前記端末によって送られる前記アクセス要求に含まれるセッション識別子を決定するための手段と、前記セッション識別子が前記端末(10)との進行中にすでにセッションに対応するか否かを確認するための手段とを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項9】
IPネットワーク(2)にログされるユーザ端末(10)からIMSアーキテクチャを有するIPネットワーク(2)におけるサービスにアクセスするためのシステムのアプリケーション・サーバ(23)であって、
前記サーバは、IPTVサーバであり、かつ、前記端末(10)によって送られるサービス・アクセス要求の受信時に、
前記リストへの前記ユーザの加入に関する情報及び前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量に関する情報を決定するために、
前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量及び前記端末によって提供される受信容量に関する前記情報の両立性を確認するために、
前記両立性の確認の関数として前記リストから少なくとも1つのチャンネルを選択するために、そして
前記少なくとも1つの選択されたチャンネルの受信に関する情報を含む、前記要求に対する応答を、前記ユーザ端末に送るために、
活性化される手段を含むことを特徴とするアプリケーション・サーバ(23)。
【請求項10】
IMSアーキテクチャを有するIPネットワーク(2)におけるサービスにアクセスするためのアクセス端末(10)であって、
前記IMSアーキテクチャ・ネットワークのIPアプリケーション・サーバを渡ってテレビジョンにIPTVサービス・アクセス要求を送るための手段と、前記端末のユーザは、前記サービスの少なくとも1つのテレビジョン・チャンネルのリストに加入しており、そして前記アクセス要求は、前記端末によって提供される受信容量に関する情報を含み、
前記アプリケーション・サーバによって送られる前記要求に対する応答を処理するための、そして前記アプリケーション・サーバによって前記リストにおいて選択された少なくとも1つのチャンネルの受信に関する少なくとも情報を含むための手段と、
前記少なくとも1つの選択されたチャンネルに対応するストリームを受信するための手段と、
を含むことを特徴とするアクセス端末(10)。
【請求項11】
IPネットワーク(2)にログされるユーザ端末(10)からIMSアーキテクチャを有するIPネットワーク(2)におけるサービスにアクセスする方法であって、
前記サービスは、IPTVサービスであり、前記ユーザは、前記サービスの少なくとも1つのテレビジョン・チャンネルのリストに加入しており、
当該方法は、
前記端末(10)によって送られるサービス・アクセス要求を受信するステップと、
前記リストへの前記ユーザの加入に関する情報及び前記少なくとも1つのチャンネルを受信するために必要な容量に関する情報を決定するステップと、
前記少なくとも1つのチャンネルに対して必要な受信容量及び前記端末によって提供される受信容量に関する前記情報の両立性を確認するステップと、
前記両立性の確認の関数として前記リストから少なくとも1つのチャンネルを選択するステップと、
少なくとも1つの選択されたチャンネルの受信に関する情報を含む、前記要求に対する応答を、前記ユーザ端末(10)に送るステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載のサービス・アクセス方法のステップを実行するためのプログラム・コード命令を含むコンピュータ・プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−540643(P2009−540643A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513736(P2009−513736)
【出願日】平成19年6月1日(2007.6.1)
【国際出願番号】PCT/FR2007/051366
【国際公開番号】WO2007/141450
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(591034154)フランス・テレコム (290)
【Fターム(参考)】