説明

IgECH3ペプチドワクチン

【課題】IgE媒介性障害を予防、治療、または軽減するための、好ましくは免疫原性担体に連結された抗原性IgEペプチドを含む新規の免疫原の提供。
【解決手段】免疫原性担体にカップリングされ、1つまたは複数のアジュバントとともに任意選択により投与され、循環遊離IgEのレベルを著しく低減することができる強力な非アナフィラキシー誘発性抗IgE抗体を個体において誘発した。該薬物、その免疫原性組成物および医薬組成物を製造するための方法、および医薬におけるこれらの使用法も示す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫原性担体に連結された少なくとも1つの抗原性IgEペプチドを含む免疫原であって、前記抗原性IgEペプチドが、配列番号312、311、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309および310からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、免疫原。
【請求項2】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、および153からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項1に記載の免疫原。
【請求項3】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、および219からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項1に記載の免疫原。
【請求項4】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、および310からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項1に記載の免疫原。
【請求項5】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429および430からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項1に記載の免疫原。
【請求項6】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、88、89、90、91、92、93、94、95、96、99、100、101、102、103、104、105、106、109、110、111、112、113、114、115、118、119、120、121、122、123、126、127、128、129、130、133、134、135、136、139、140、141、144、145および148からなる群、より好ましくは、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、49、50、51、52、53、54、55、56、57、63、64、65、66、67、68、69、70、76、77、78、79、80、81、82、88、89、90、91、92、93、99、100、101、102、103、109、110、111、112、118、119、120、126、127、133、および139からなる群、さらにより好ましくは、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、18、19、20、21、22、23、24、25、34、35、36、37、38、39、40、49、50、51、52、53、54、63、64、65、66、67、76、77、78、79、88、89、90、99、100、101、および109からなる群、さらにより好ましくは、配列番号1、2、3、4、5、6、18、19、20、21、22、34、35、36、37、49、50、51、63、64、および76からなる群、さらにより好ましくは、配列番号1、2、3、18、19、および34からなる群から選択されるアミノ酸配列からなり、最も好ましくは、前記抗原性IgEペプチドが、配列番号1または18のアミノ酸配列からなる、請求項2に記載の免疫原。
【請求項7】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、160、161、162、165、166、167、168、169、170、171、172、175、176、177、178、179、180、181、184、185、186、187、188、189、192、193、194、195、196、199、200、201、202、205、206、207、210、211、214および217からなる群、より好ましくは、配列番号154、155、156、157、158、159、165、166、167、168、169、175、176、177、178、184、185、186、192、193、199、および200からなる群、さらにより好ましくは、配列番号154、155、156、165、166、および175からなる群から選択されるアミノ酸配列からなり、最も好ましくは、前記抗原性IgEペプチドが、配列番号154または165のアミノ酸配列からなる、請求項3に記載の免疫原。
【請求項8】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、245、246、247、248、249、250、251、252、253、256、257、258、259、260、261、262、263、266、267、268、269、270、271、272、275、276、277、278、279、280、283、284、285、286、287、290、291、292、293、296、297、298、301、302および305からなる群、より好ましくは、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、233、234、235、236、237、238、239、245、246、247、248、249、250、256、257、258、259、260、266、267、268、269、275、276、277、283、284、および290からなる群、さらにより好ましくは、配列番号220、221、222、223、224、233、234、235、236、245、246、247、256、257、および266からなる群、さらにより好ましくは、配列番号220、221、222、233、234、および245からなる群から選択されるアミノ酸配列からなり、最も好ましくは、前記抗原性IgEペプチドが、配列番号220または233のアミノ酸配列からなる、請求項4に記載の免疫原。
【請求項9】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、365、366、367、368、369、370、371、372、373、376、377、378、379、380、381、382、383、386、387、388、389、390、391、392、395、396、397、398、399、400、403、404、405、406、407、410、411、412、413、416、417、418、421、422および425からなる群、より好ましくは、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、326、327、328、329、330、331、332、333、334、340、341、342、343、344、345、346、347、353、354、355、356、357、358、359、365、366、367、368、369、370、376、377、378、379、380、386、387、388、389、395、396、397、403、404および410からなる群、さらにより好ましくは、配列番号311、312、313、314、315、316、317、326、327、328、329、330、331、340、341、342、343、344、353、354、355、356、365、366、367、376、377、および386からなる群、さらにより好ましくは、配列番号311、312、313、314、326、327、328、340、341、および353からなる群、さらにより好ましくは、配列番号311、312、および326からなる群から選択されるアミノ酸配列からなり、最も好ましくは、前記抗原性IgEペプチドが、配列番号311または312のアミノ酸配列からなる、請求項5に記載の免疫原。
【請求項10】
前記抗原性IgEペプチドが、
− そのC末端で、式(G)Cを有するリンカーであって、式中、nは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10からなる群、好ましくは、0、1、2、3、4、および5からなる群、より好ましくは、0、1、2、および3からなる群中で選ばれる整数であり、最も好ましくは、nは0または1である(nが0に等しい場合、前記式はシステインを表す)リンカー、または、
− そのN末端で、式C(G)を有するリンカーであって、式中、nは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10からなる群、好ましくは、0、1、2、3、4、および5からなる群、より好ましくは、0、1、2、および3からなる群中で選ばれる整数であり、最も好ましくは、nは0または1である(nが0に等しい場合、前記式はシステインを表す)リンカー、または、
− そのC末端で、式(G)Cを有するリンカーであって、式中、nは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10からなる群、好ましくは、0、1、2、3、4、および5からなる群、より好ましくは、0、1、2、および3からなる群中で選ばれる整数であり、最も好ましくは、nは0または1である(nが0に等しい場合、前記式はシステインを表す)リンカー、およびそのN末端で、式C(G)を有するリンカーであって、式中、nは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10からなる群、好ましくは、0、1、2、3、4、および5からなる群、より好ましくは、0、1、2、および3からなる群中で選ばれる整数であり、最も好ましくは、nは0または1である(nが0に等しい場合、前記式はシステインを表す)リンカー
をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の免疫原。
【請求項11】
前記免疫原性担体が、HBcAg、HBsAg、およびQbeta VLPからなる群から選択されるウイルス様粒子である、請求項1から10のいずれか一項に記載の免疫原。
【請求項12】
前記抗原性IgEペプチドが、前記ウイルス様粒子に化学的に架橋されている、請求項11に記載の免疫原。
【請求項13】
前記抗原性IgEペプチドが、立体配置的に束縛されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の免疫原。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか一項に記載の少なくとも2つの免疫原を含む組成物。
【請求項15】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、および153からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、88、89、90、91、92、93、94、95、96、99、100、101、102、103、104、105、106、109、110、111、112、113、114、115、118、119、120、121、122、123、126、127、128、129、130、133、134、135、136、139、140、141、144、145および148からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項17】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、49、50、51、52、53、54、55、56、57、63、64、65、66、67、68、69、70、76、77、78、79、80、81、82、88、89、90、91、92、93、99、100、101、102、103、109、110、111、112、118、119、120、126、127、133、および139からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項18】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、18、19、20、21、22、23、24、25、34、35、36、37、38、39、40、49、50、51、52、53、54、63、64、65、66、67、76、77、78、79、88、89、90、99、100、101、および109からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項19】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、4、5、6、18、19、20、21、22、34、35、36、37、49、50、51、63、64、および76からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項20】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1、2、3、18、19、および34からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項21】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1および18からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項22】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号1のアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項23】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、および219からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項24】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、160、161、162、165、166、167、168、169、170、171、172、175、176、177、178、179、180、181、184、185、186、187、188、189、192、193、194、195、196、199、200、201、202、205、206、207、210、211、214、および217からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項25】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、165、166、167、168、169、175、176、177、178、184、185、186、192、193、199、および200からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項26】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、165、166、および175からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項27】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154および165からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項28】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号165から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項29】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、および310からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項30】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、245、246、247、248、249、250、251、252、253、256、257、258、259、260、261、262、263、266、267、268、269、270、271、272、275、276、277、278、279、280、283、284、285、286、287、290、291、292、293、296、297、298、301、302および305からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項31】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、233、234、235、236、237、238、239、245、246、247、248、249、250、256、257、258、259、260、266、267、268、269、275、276、277、283、284、および290からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項32】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、233、234、235、236、245、246、247、256、257、および266からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項33】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、233、234、および245からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項34】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220または233からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項35】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220のアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項36】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429および430からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項37】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、365、366、367、368、369、370、371、372、373、376、377、378、379、380、381、382、383、386、387、388、389、390、391、392、395、396、397、398、399、400、403、404、405、406、407、410、411、412、413、416、417、418、421、422および425からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項38】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、326、327、328、329、330、331、332、333、334、340、341、342、343、344、345、346、347、353、354、355、356、357、358、359、365、366、367、368、369、370、376、377、378、379、380、386、387、388、389、395、396、397、403、404および410からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項39】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、326、327、328、329、330、331、340、341、342、343、344、353、354、355、356、365、366、367、376、377、および386からなる群、さらにより好ましくは、配列番号311、312、313、314、326、327、328、340、341、および353からなる群、さらにより好ましくは、配列番号311、312、および326からなる群から選択されるアミノ酸配列からなり、最も好ましくは、前記抗原性IgEペプチドが、配列番号311または312のアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項40】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号312の選択されるアミノ酸配列からなる、請求項15から22のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項41】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、および219からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項42】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、160、161、162、165、166、167、168、169、170、171、172、175、176、177、178、179、180、181、184、185、186、187、188、189、192、193、194、195、196、199、200、201、202、205、206、207、210、211、214および217からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項43】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、157、158、159、165、166、167、168、169、175、176、177、178、184、185、186、192、193、199、および200からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項44】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154、155、156、165、166、および175からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項45】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号154および165からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項46】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号165のアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項47】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、および310からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項48】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、245、246、247、248、249、250、251、252、253、256、257、258、259、260、261、262、263、266、267、268、269、270、271、272、275、276、277、278、279、280、283、284、285、286、287、290、291、292、293、296、297、298、301、302および305からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項49】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、233、234、235、236、237、238、239、245、246、247、248、249、250、256、257、258、259、260、266、267、268、269、275、276、277、283、284、および290からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項50】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、233、234、235、236、245、246、247、256、257、および266からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項51】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、233、234、235、236、245、246、247、256、257、および266からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項52】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、233、234、および245からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項53】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220および233からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項54】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220のアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項55】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429および430からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項56】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、365、366、367、368、369、370、371、372、373、376、377、378、379、380、381、382、383、386、387、388、389、390、391、392、395、396、397、398、399、400、403、404、405、406、407、410、411、412、413、416、417、418、421、422および425からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項57】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、326、327、328、329、330、331、332、333、334、340、341、342、343、344、345、346、347、353、354、355、356、357、358、359、365、366、367、368、369、370、376、377、378、379、380、386、387、388、389、395、396、397、403、404および410からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項58】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、326、327、328、329、330、331、340、341、342、343、344、353、354、355、356、365、366、367、376、377、および386からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項59】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、326、327、328、340、341、および353からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項60】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、および326からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項61】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311および312からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項62】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号312のアミノ酸配列からなる、請求項41から46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項63】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、および310からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項64】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、245、246、247、248、249、250、251、252、253、256、257、258、259、260、261、262、263、266、267、268、269、270、271、272、275、276、277、278、279、280、283、284、285、286、287、290、291、292、293、296、297、298、301、302および305からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項65】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、225、226、227、233、234、235、236、237、238、239、245、246、247、248、249、250、256、257、258、259、260、266、267、268、269、275、276、277、283、284、および290からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項66】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、223、224、233、234、235、236、245、246、247、256、257、および266からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項67】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220、221、222、233、234、および245からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項68】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220および233からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項69】
前記組成物が2つの免疫原を含み、第1の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号220のアミノ酸からなる、請求項14に記載の組成物。
【請求項70】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429および430からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項71】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、365、366、367、368、369、370、371、372、373、376、377、378、379、380、381、382、383、386、387、388、389、390、391、392、395、396、397、398、399、400、403、404、405、406、407、410、411、412、413、416、417、418、421、422および425からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項72】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、326、327、328、329、330、331、332、333、334、340、341、342、343、344、345、346、347、353、354、355、356、357、358、359、365、366、367、368、369、370、376、377、378、379、380、386、387、388、389、395、396、397、403、404および410からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項73】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、315、316、317、326、327、328、329、330、331、340、341、342、343、344、353、354、355、356、365、366、367、376、377、および386からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項74】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、313、314、326、327、328、340、341、および353からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項75】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311、312、および326からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項76】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号311および312からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項77】
第2の免疫原の抗原性IgEペプチドが、配列番号312のアミノ酸配列からなる、請求項63から69のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項78】
前記抗原性IgEペプチドが、HBcAg VLP、HBsAg VLP、およびQbeta VLPからなる群から選択される免疫原性担体に連結される、請求項14から77のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項79】
前記抗原性IgEペプチドが、前記免疫原性担体に個々にコンジュゲートされる、請求項14から78のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項80】
2つの免疫原を含む組成物であって、これらの免疫原のそれぞれが、免疫原性担体に個々にコンジュゲートされた抗原性IgEペプチドからなる、組成物。
【請求項81】
第1の免疫原が、免疫原性担体に連結された、配列番号220、221、233、234、244、および246のアミノ酸配列からなる、またはこれらのアミノ酸配列から本質的になる抗原性IgEペプチドからなる、請求項80に記載の組成物。
【請求項82】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号220または233のアミノ酸配列からなる、またはこれらのアミノ酸配列から本質的になる、請求項81に記載の組成物。
【請求項83】
前記抗原性IgEペプチドが、配列番号220のアミノ酸配列からなる、またはこのアミノ酸配列から本質的になる、請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
前記免疫原性担体が、HBcAg VLP、HBsAg VLP、およびQbeta VLPからなる群から選択される、請求項81から83のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項85】
前記免疫原性担体がQbeta VLPである、請求項84に記載の組成物。
【請求項86】
前記Qbetaウイルス様粒子が、配列番号435のQbetaウイルス様粒子からなる、請求項85に記載の組成物。
【請求項87】
前記抗原性IgEペプチドが、架橋剤としてSMPH(スクシンイミジル−6−[β−マレイミドプロピオンアミド]ヘキサノエート)を使用して、チオエーテル連結を介して前記Qbetaウイルス様粒子に化学的に架橋されており、前記連結が、前記ウイルス様粒子のリシン残基と前記抗原性IgEペプチドのシステイン残基との間にある、請求項85から86のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項88】
第2の免疫原が、第2の免疫原性担体に連結された、配列番号311、312、または326のアミノ酸配列からなる、またはこれらのアミノ酸配列から本質的になる第2の抗原性IgEペプチドからなる、請求項81から87のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項89】
前記第2の抗原性IgEペプチドが、配列番号311または312のアミノ酸配列からなる、またはこれらのアミノ酸配列から本質的になる、請求項88に記載の組成物。
【請求項90】
前記第2の抗原性IgEペプチドが、配列番号312のアミノ酸配列からなる、またはこのアミノ酸配列から本質的になる、請求項89に記載の組成物。
【請求項91】
前記第2の抗原性IgEペプチドが、そのC末端で、好ましくは式GGCを有するGCリンカーをさらに含む、請求項88から91のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項92】
そのC末端でGCリンカーを含む前記第2の抗原性IgEペプチドが、配列番号457のアミノ酸配列からなる、またはこのアミノ酸配列から本質的になる、請求項91に記載の組成物。
【請求項93】
前記第2の免疫原性担体が、HBcAg VLP、HBsAg VLP、およびQbeta VLPからなる群から選択される、請求項88から92のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項94】
前記免疫原性担体がQbeta VLPである、請求項93に記載の組成物。
【請求項95】
前記Qbetaウイルス様粒子が、配列番号435のQbetaウイルス様粒子からなる、請求項94に記載の組成物。
【請求項96】
そのC末端でGCリンカーを含む前記第2の抗原性IgEペプチドが、架橋剤としてSMPH(スクシンイミジル−6−[β−マレイミドプロピオンアミド]ヘキサノエート)を使用して、チオエーテル連結を介して前記Qbetaウイルス様粒子に化学的に架橋されており、前記連結が、前記ウイルス様粒子のリシン残基と前記C末端リンカーのシステイン残基との間にある、請求項94から95のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項97】
2つの免疫原を含む組成物であって、これらの免疫原のそれぞれが、Qbetaウイルス様粒子に個々にコンジュゲートした抗原性IgEペプチドからなり、
− 第1の免疫原が、架橋剤としてSMPH(スクシンイミジル−6−[β−マレイミドプロピオンアミド]ヘキサノエート)を使用して、チオエーテル連結を介して配列番号435のQbetaウイルス様粒子に化学的に架橋された配列番号220の抗原性IgEペプチドからなり、前記連結が、前記ウイルス様粒子のリシン残基と前記抗原性IgEペプチドのシステイン残基との間にあり、
− 第2の免疫原が、架橋剤としてSMPH(スクシンイミジル−6−[β−マレイミドプロピオンアミド]ヘキサノエート)を使用して、チオエーテル連結を介して配列番号435のQbetaウイルス様粒子に化学的に架橋された配列番号457のポリペプチドからなり、前記連結が、前記ウイルス様粒子のリシン残基と前記ポリペプチドのシステイン残基との間にある、組成物。
【請求項98】
請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原、または請求項14から97のいずれか一項に記載の免疫原の組成物を含み、ミョウバン、CpG含有オリゴヌクレオチド、およびサポニン系アジュバントからなる群から選択される少なくとも1つのアジュバントをさらに含む免疫原性組成物。
【請求項99】
前記少なくとも1つのアジュバントが、CpG7909(配列番号433)、CpG10103(配列番号432)、およびCpG24555(配列番号431)からなる群から選択されるCpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項98に記載の免疫原性組成物。
【請求項100】
前記少なくとも1つのアジュバントが、サポニン系アジュバント、好ましくはIscomatrixである、請求項98に記載の免疫原性組成物。
【請求項101】
請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原、または請求項14から97のいずれか一項に記載の免疫原の組成物を含み、ミョウバン、CpG含有オリゴヌクレオチド、およびサポニン系アジュバントからなる群から選択される少なくとも2つのアジュバントをさらに含む免疫原性組成物。
【請求項102】
前記アジュバントが、ミョウバンおよびCpG24555(配列番号431)である、請求項101に記載の免疫原性組成物。
【請求項103】
請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原、または請求項14から97のいずれか一項に記載の免疫原の組成物、または請求項98から102のいずれか一項に記載の免疫原性組成物、および薬学的に許容できる賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項104】
薬物として使用するための、請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原、または請求項14から97のいずれか一項に記載の免疫原の組成物、または請求項98から102のいずれか一項に記載の免疫原性組成物、または請求項103に記載の医薬組成物。
【請求項105】
IgE媒介性障害を予防、軽減、または治療するための、請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原、または請求項14から97のいずれか一項に記載の免疫原の組成物、または請求項98から102のいずれか一項に記載の免疫原性組成物、または請求項103に記載の医薬組成物。
【請求項106】
前記IgE媒介性障害が喘息である、請求項105に記載の免疫原、免疫原性組成物、または医薬組成物。
【請求項107】
個体におけるIgE関連障害を予防、軽減、または治療するための方法であって、治療有効量の、請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原、または請求項14から97のいずれか一項に記載の免疫原の組成物、または請求項98から102のいずれか一項に記載の免疫原性組成物、または請求項103に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項108】
前記IgE媒介性障害が喘息である、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
請求項1から13のいずれか一項に記載の免疫原をコードする核酸。
【請求項110】
請求項109に記載の核酸を含む発現ベクター。
【請求項111】
請求項110に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−255006(P2012−255006A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−175784(P2012−175784)
【出願日】平成24年8月8日(2012.8.8)
【分割の表示】特願2011−540292(P2011−540292)の分割
【原出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【出願人】(311007693)ファイザー バクシーンズ エルエルシー (4)
【Fターム(参考)】