説明

LEDパネル照明

【課題】全反射率低い一般の反射材(アルミ、アルマイトあるいはPET等は、LED素子の光を均一かつ、高反射させることが不可能。したがってLEDパネル照明の要件である「均一な光で、高照度」の反射材としては不適当。
【解決手段】LEDパネル照明が必要とする「均一高照度」を可能にする、全反射率95%「A」クラス以上の反射材を導光板のバックライト反射材とし、かつパネル面を高照度とするためにLEDケース内のLED点灯方式を、直接照明と間接照明の組み合わせタイプとして、ケース内の反射材を銀被膜の反射材とし、LED素子のルーメンを最大限に利用する形状とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、LEDパネル照明の形状に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のLEDパネル照明の形状は、図2に示すように、LED素子をパネルの両端あるいは片側に「直接照明方式」で取り付け、導光板と反射材でパネル面を光らせる形状・構造であり、LED素子の構造やLEDの光の特性を考慮したものでない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、以上の技術によれば、LED素子の明るさは、従来の蛍光灯型のパネル照明の照度にすることは出来なかった。
また、従来のパネル照明は、LED素子の光をバックライト方式で、パネル背面に反射材を取り付け、導光板でパネル面全体を光らせる方式であるが、反射材の性能とその構造上の問題から、従来の蛍光管によるパネル照明と比べ同等の照度を出すことができない。
そこで、この発明は、この課題を解決し、LEDパネル照明が、従来の蛍光管パネル照明に替わる次世代の照明として、より消費電力の少ない、かつ照度の問題も解決し、主照明の一つとして様々な分野で利用出来るLEDパネル照明を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一発明は、反射材が、あらゆるLEDの光を全反射率95%程度以上の「A」クラスとした。これを便宜的に「均一高反射」と呼ぶ。
また、第二発明は、照度の大幅な増加を目的に、LED素子を直接照明で導光板に反射させる形状から、銀被膜の反射材を集光タイプの形状に変え、LED素子を直接照明と間接照明の組み合わせとして導光板と組合せた。
【発明の効果】
【0007】
第一発明によれば、従来のLEDパネル照明用反射材の可視光線領域(500〜1250nm)の全反射率(90〜75%と不均一)を、LED素子の色の違いに無関係に全反射率を95%の「A」クラスの均一な状態にすることができる。また、第二発明によれば、LEDパネルの照射面の照度を、最大30%向上させることができる。これにより従来の蛍光管パネル照明と同程度の照度を実現させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 この発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 従来技術を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
LEDパネル照明の反射材の本体はアルミ製であり、「均一高反射」を実現させるために、全反射率95%以上のアルミ素材の反射材、あるいは材の中央部分に「銀被膜」を施している反射材とする。この本体とは別に、LED素子と組み合わせる反射ケースを、LED素子のルーメンを最大限に利用でき、照度向上に繋がる直接照明と間接照明の組み合わせタイプの形状とする。
【実施形態の効果】
【0010】
この実施形態によれば、LED素子の光が反射ケース内の反射材に反射し、高照度になった状態で導光板裏面の反射材を屈折反射する事で、従来のLEDパネル照明では不可能な「均一高反射」「高照度」な照明となる。
【図1a】

【図1b】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
全反射率95%、および銀被膜のアルミ反射材使用のLEDパネル照明。
【請求項2】
前記の反射材による 請求項1のLEDパネル照明ケース。

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2013−80684(P2013−80684A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−230158(P2011−230158)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【出願人】(511054673)株式会社オーディーシー (3)
【Fターム(参考)】