LINGO抗体または断片を含む組成物
内因性LINGO−Iは、ニューロンの生存、軸索再生、オリゴデンドロサイトの分化、および髄鞘形成に対する負の調節因子である。内因性LINGO−I機能を遮断する抗LINGO−1抗体等の分子は、ニューロンおよびオリゴデンドロサイトの機能障害の治療のための治療剤として使用することができる。本発明は、LINGO−Iに対して特異的な抗体、および内因性LINGO−I機能のアンタゴニストとして、かかる抗体を使用する方法を提供する。本発明は、特定のハイブリドーマおよびファージライブラリー由来モノクローナル抗体、これらの抗体をコードする核酸、ならびに、これらの抗体を含むベクターおよび宿主細胞を更に提供する。本発明は、脊髄動物におけるオリゴデンドロサイトの生存および髄鞘形成を促進する方法を更に提供し、その方法は、有効量の抗LINGO−1抗体を、かかる治療を必要とする脊椎動物に投与することを含む。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Li62、Li113、またはLi81と同一のLINGO−1エピトープに特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項2】
LINGO−1に特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、Li62、Li113、またはLi81を競合的に阻害する、抗体またはその断片。
【請求項3】
前記抗体は、重鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49のうちのいずれか1つのポリペプチド配列を含む、請求項1または請求項2に記載の抗体またはその断片。
【請求項4】
LINGO−1に特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記抗体は、Li62またはLi81である、抗体またはその断片。
【請求項5】
線状エピトープに結合する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項6】
非線状立体構造エピトープに結合する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項7】
LINGO−1 LRRドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項8】
LINGO−1 LRRNTまたはLRRCTドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項9】
配列番号51のアミノ酸417〜532、または配列番号51のアミノ酸495〜532からのSp35の領域に結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項10】
LINGO−1塩基性領域ドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項11】
配列番号51のアミノ酸415〜424、または配列番号51のアミノ酸417〜424に結合する、請求項10に記載の抗体またはその断片。
【請求項12】
LINGO−1免疫グロブリンドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項13】
配列番号51のアミノ酸419〜493に結合する、請求項12に記載の抗体またはその断片。
【請求項14】
LINGO−1 LLRCTドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項15】
配列番号51のアミノ酸363〜414、または配列番号51のアミノ酸363〜416に結合する、請求項14に記載の抗体またはその断片。
【請求項16】
多価であり、かつ少なくとも2つの重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む、請求項1〜15のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項17】
多重特異性である、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項18】
二重特異性である、請求項17に記載の抗体またはその断片。
【請求項19】
ヒト化されている、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項20】
キメラである、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項21】
霊長類化されている、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項22】
完全にヒトである、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項23】
Fab断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項24】
Fab′断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項25】
F(ab)2断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項26】
Fv断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項27】
一本鎖抗体である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項28】
前記参照モノクローナル抗体に対する解離定数(KD)未満である解離定KDによって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1〜3または5〜27のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項29】
5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1〜28のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項30】
マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項1〜29のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項31】
LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項32】
LINGO−1が媒介する神経細胞死のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項33】
LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項34】
LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項35】
LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項36】
LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項37】
抗体またはその断片それに融合される異種ポリペプチドを更に含む、請求項1〜36のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項38】
前記抗体は、治療剤、プロドラッグ、ペプチド、タンパク質、酵素、ウイルス、脂質、生物反応修飾物質、医薬剤、またはPEGからなる群から選択される薬剤に共役される、請求項1〜37のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項39】
請求項1〜38のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片、および担体を含む、組成物。
【請求項40】
VH領域およびVL領域を含む単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記VHおよびVL領域は、それぞれ、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと、少なくとも90%同一であるポリペプチド配列を含み、前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその断片。
【請求項41】
VH領域およびVL領域を含む単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記VHおよびVL領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと、同一であり、前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその断片。
【請求項42】
前記VH領域は、配列番号1、5、53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274からなる群から選択されるポリペプチド配列を含む、請求項40または請求項41に記載の抗体またはその抗原結合断片。
【請求項43】
VH領域およびVL領域を含む単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記VHおよびVL領域は、それぞれ、
1)配列番号1および53〜70、ならびに配列番号9のうちのいずれか1つ、
または
2)配列番号5および71〜85、ならびに配列番号13のうちのいずれか1つを含む、抗体またはその断片。
【請求項44】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項45】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号2および配列番号3の参照重鎖CDR1およびCDR2ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記CDR3は、配列番号4および配列番号17〜34からなる群から選択される参照重鎖CDR3ポリペプチドと、少なくとも90%同一である、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項46】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号6および配列番号7の参照重鎖CDR1およびCDR2ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記CDR3は、配列番号8および配列番号35〜49からなる群から選択される参照重鎖CDR3ポリペプチドと、少なくとも90%同一である、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項47】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項48】
前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、および配列番号17〜49からなる群から選択される参照重鎖CDR3ポリペプチド配列と同一である、請求項47に記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項49】
前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8のポリペプチド配列を含む、請求項44または47のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項50】
配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つの参照VHポリペプチド配列と、少なくとも90%同一である、VH領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項51】
前記VHポリペプチド配列は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるポリペプチド配列を有する、CDR3領域を含む、請求項50に記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項52】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つの参照VHポリペプチド配列と同一である、VH領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項53】
VHポリペプチド配列は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるポリペプチド配列を有する、CDR3領域を含む、請求項52に記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項54】
前記VHは、前記参照VHと同一である、請求項50または52のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項55】
前記VHに融合されるシグナルペプチドをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項56】
前記VHに融合されるCH1ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項57】
前記VHに融合されるCH2ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項58】
前記VHに融合されるCH3ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項59】
前記VHに融合されるヒンジ領域をコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項60】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項61】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81がLINGO−1に結合するのを競合的に阻害する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項62】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項63】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列の配列番号10、11、および12、または配列番号14、15、および16と、少なくとも90%同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項64】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列の配列番号10、11、および12、または配列番号14、15、および16と、同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項65】
前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号10、11、および12、または配列番号14、15、および16のポリペプチド配列を含む、請求項63または64のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項66】
配列番号9、13、165〜172、221〜228、または234〜241の参照VLポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であるVL領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項67】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号9、13、165〜172、221〜228、または234〜241の参照VLポリペプチド配列と同一であるVL領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項68】
前記VLは、前記参照VLと同一である、請求項66または67のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項69】
前記VLに融合されるシグナルペプチドをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項70】
前記VLに融合されるCH1ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項71】
前記VLに融合されるCH2ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項72】
前記VLに融合されるCH3ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項73】
前記VLに融合されるヒンジ領域をコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項74】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項63〜73のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項75】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81を競合的に阻害する、請求項63〜73のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項76】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項63〜75のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項77】
異種ポリヌクレオチドを更に含む、請求項44〜76のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項78】
異種ポリヌクレオチドは、異種ポリペプチドをコードする、請求項77に記載のポリヌクレオチド。
【請求項79】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、線状エピトープに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項80】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、非線状立体構造エピトープに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項81】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項82】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRNTドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項83】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRCTドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項84】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1免疫グロブリンドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項85】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1塩基性領域に特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項86】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、少なくとも2つ重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む多価抗体分子である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項87】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、多重特異性である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項88】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、二重特異性である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項89】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一価、二価、多価、または二官能性である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項90】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されている、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項91】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、キメラである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項92】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、霊長類化されている、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項93】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、完全にヒトである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項94】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項95】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab′断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項96】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、F(ab)2断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項97】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fv断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項98】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一本鎖抗体である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項99】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項100】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項101】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項102】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項103】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項104】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項105】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項106】
請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含む、組成物。
【請求項107】
VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、それぞれ、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと、少なくとも90%同一であるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを含み、前記VHおよびVLコードポリヌクレオチドは共に、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその結合断片をコードする、組成物。
【請求項108】
前記VHコードポリヌクレオチドは、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを含む、請求項107に記載の組成物。
【請求項109】
VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと同一である、アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを含み、前記VHおよびVLコードポリヌクレオチドは共に、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその結合断片をコードする、組成物。
【請求項110】
前記VHコードポリヌクレオチドは、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードする、ポリヌクレオチドを含む、請求項109に記載の組成物。
【請求項111】
VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、それぞれ、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、ならびに配列番号5および配列番号13からなる群から選択される参照ポリペプチドと同一である、アミノ酸配列をコードする、ポリヌクレオチドを含む、組成物。
【請求項112】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、前記ポリヌクレオチドによってコードされる前記VHおよびVLポリペプチドが、一本鎖抗体またはその断片に含まれるように、同一のオープンリーディングフレームに含有される、請求項104〜107のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項113】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、線状エピトープに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項114】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、非線状立体構造エピトープに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項115】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項116】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRNTドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項117】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRCTドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項118】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1免疫グロブリンドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項119】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1塩基性領域に特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項120】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、少なくとも2つ重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む多価抗体分子である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項121】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、多重特異性である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項122】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、二重特異性である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項123】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一価、二価、多価、または二官能性である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項124】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されている、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項125】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、キメラである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項126】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、霊長類化されている、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項127】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、完全にヒトである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項128】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項129】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab′断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項130】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、F(ab)2断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項131】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fv断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項132】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一本鎖抗体である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項133】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項134】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項135】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項136】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項137】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項138】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項139】
前記VHまたはVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項140】
請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項141】
ポリヌクレオチドは、プロモーターに作動可能に会合する、請求項140に記載のベクター。
【請求項142】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドおよびVLをコードする前記ポリヌクレオチドは、インフレームで融合され、そこに作動可能に会合する単一のプロモーターから共転写され、かつ、一本鎖抗体またはその抗原結合断片に共翻訳される、請求項140に記載のベクター。
【請求項143】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドおよびVLをコードする前記ポリヌクレオチドは、そこに作動可能に会合する単一のプロモーターから共転写されるが、別個に翻訳される、請求項140に記載のベクター。
【請求項144】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドとVLをコードする前記ポリヌクレオチドとの間に配置されるIRES配列を更に含む、請求項143に記載のベクター。
【請求項145】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドとVLをコードする前記ポリヌクレオチドは、別個に転写され、それぞれ、別個のプロモーターに作動可能に会合する、請求項143に記載のベクター。
【請求項146】
前記別個のプロモーターは、同一プロモーターの複製である、請求項145に記載のベクター。
【請求項147】
前記別個のプロモーターは、同一ではない、請求項145に記載のベクター。
【請求項148】
請求項140〜147のうちのいずれか1項に記載のベクターを含む組成物。
【請求項149】
請求項44〜62または77〜105のうちのいずれか1項に記載のVHコードポリヌクレオチドを含む第1のベクターと、請求項63〜105のうちのいずれか1項に記載のVLコードポリヌクレオチドを含む第2のベクターと、を含む、組成物。
【請求項150】
請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド、または請求項140〜147のうちのいずれか1項に記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項151】
少なくとも第1のベクターおよび第2のベクターを含む宿主細胞であって、前記第1のベクターおよび前記第2のベクターは、同一ではなく、前記第1のベクターは、免疫グロブリン重鎖可変領域をコードする、請求項44〜62または77〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含み、前記第2のベクターは、免疫グロブリン軽鎖可変領域をコードする、請求項63〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含む、宿主細胞。
【請求項152】
抗LINGO−1抗体の産生方法であって、請求項150〜151のうちのいずれか1項に記載の宿主細胞を培養することと、前記抗体を回収することと、を含む、方法。
【請求項153】
請求項152に記載の方法によって産生される、抗LINGO−1抗体、またはその抗原結合断片。
【請求項154】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項155】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3の参照重鎖CDR1およびCDR2配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHのCDR2領域は、配列番号4および配列番号17〜34からなる群から選択される参照重鎖CDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項156】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号6、配列番号7の参照重鎖CDR1およびCDR2配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHのCDR2領域は、配列番号8および配列番号35〜49からなる群から選択される参照重鎖CDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項157】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項158】
前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、および配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項157に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項159】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8である、単離されたポリペプチド。
【請求項160】
配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つの参照VH配列と、少なくとも90%同一である、VHを含む単離されたポリペプチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項161】
前記VHは、CDR3領域を含み、前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項160に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項162】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274の参照VHと同一である、VHを含む単離されたポリペプチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項163】
前記VHは、CDR3領域を含み、前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項162に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項164】
前記VHは、配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つである、請求項162に記載のポリペプチド。
【請求項165】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項154〜164のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項166】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81がLINGO−1に結合するのを競合的に阻害する、請求項154〜165のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項167】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項154〜166のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項168】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号10、配列番号11、および配列番号12、または配列番号14、配列番号15、および配列番号16の参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項169】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号10、配列番号11、および配列番号12、または配列番号14、配列番号15、および配列番号16の参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項170】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、配列番号10、配列番号11、および配列番号12、または配列番号14、配列番号15、および配列番号16である、単離されたポリペプチド。
【請求項171】
配列番号9、13、165〜172、221〜228、および234〜241のうちのいずれか1つの参照VL配列と、少なくとも90%同一であるVLを含む単離されたポリペプチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項172】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号9、13、165〜172、221〜228、および234〜241のうちのいずれか1つの参照VL配列と同一である、VLを含む単離されたポリペプチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項173】
前記VLは、配列番号9または配列番号13である、請求項171または172のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項174】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項167〜173のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項175】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81がLINGO−1に結合するのを競合的に阻害する、請求項167〜173のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項176】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項167〜175のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項177】
ポリペプチドそれに融合される異種ポリペプチドを更に含む、請求項154〜176のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項178】
前記ポリペプチドは、治療剤、プロドラッグ、ペプチド、タンパク質、酵素、ウイルス、脂質、生物反応修飾物質、医薬剤、またはPEGからなる群から選択される薬剤に共役される、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項179】
請求項154、167、または177〜178のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、および請求項168〜178のうちのいずれか1項に記載のポリペプチドを含む組成物であって、前記VHおよび前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、組成物。
【請求項180】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、線状エピトープに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項181】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、非線状立体構造エピトープに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項182】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項183】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRNTドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項184】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRCTドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項185】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 塩基性領域に特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項186】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 免疫グロブリンドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項187】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、少なくとも2つ重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む多価抗体分子である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項188】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、多重特異性である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項189】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、二重特異性である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項190】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、一価、二価、多価、または二官能性である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項191】
前記VH、前記VL、または前記VH前記VLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されている、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項192】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、キメラである、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項193】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、霊長類化されている、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項194】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、完全にヒトである、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項195】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項196】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab′断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項197】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、F(ab)2断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項198】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、Fv断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項199】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、一本鎖抗体である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項200】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項201】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項150〜169のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項170に記載の組成物。
【請求項202】
請求項150〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、および担体を含む、組成物。
【請求項203】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項204】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項205】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項206】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項207】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項208】
請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチドを含む単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項209】
CNS損傷を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される、有効量の薬剤をこのような損傷に苦しんでいる動物に投与することを含む、方法。
【請求項210】
前記CNS損傷は、外傷性脳損傷、脊髄損傷、および視神経損傷からなる群から選択される、請求項209に記載の方法。
【請求項211】
CNSにおいて、神経細胞成長の抑制と関連する疾病または疾患を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤を、前記治療を必要とする動物に投与することを含む、方法。
【請求項212】
前記疾病または疾患は、ALS、ハンチントン病、アルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病性神経障害、および脳梗塞からなる群から選択される、請求項211に記載の方法。
【請求項213】
オリゴデンドロサイトの成長もしくは分化の抑制と関連する疾病または疾患を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤を、前記治療を必要とする動物に投与することを含む、方法。
【請求項214】
CNSニューロンの脱髄または髄鞘形成不全と関連する疾病または疾患を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤を、前記治療を必要とする動物に投与することを含む、方法。
【請求項215】
前記疾病または疾患は、多発性硬化症(MS)、進行性多巣性白質脳症(PML)、脳脊髄炎(EPL)、橋中心髄鞘崩壊症(CPM)、ウォラー変性、副腎白質ジストロフィー、アレキサンダー病、およびペリツェウスメルツバッヘル病(PMZ)からなる群から選択される、請求項214に記載の方法。
【請求項216】
前記疾病または疾患は、多発性硬化症である、請求項215に記載の方法。
【請求項217】
前記動物は、哺乳動物である、請求項209〜216のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項218】
前記哺乳動物は、ヒトである、請求項217に記載の方法。
【請求項219】
NgR1によるシグナル変換の阻害方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤と、NgR1を接触させることを含む、方法。
【請求項220】
中枢神経系(CNS)ニューロンの軸索成長の抑制を減少させる方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤と、ニューロンを接触させることを含む、方法。
【請求項221】
CNSニューロンの成長円錐の崩壊を阻害する方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤と、ニューロンを接触させることを含む、方法。
【請求項1】
Li62、Li113、またはLi81と同一のLINGO−1エピトープに特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項2】
LINGO−1に特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、Li62、Li113、またはLi81を競合的に阻害する、抗体またはその断片。
【請求項3】
前記抗体は、重鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49のうちのいずれか1つのポリペプチド配列を含む、請求項1または請求項2に記載の抗体またはその断片。
【請求項4】
LINGO−1に特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記抗体は、Li62またはLi81である、抗体またはその断片。
【請求項5】
線状エピトープに結合する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項6】
非線状立体構造エピトープに結合する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項7】
LINGO−1 LRRドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項8】
LINGO−1 LRRNTまたはLRRCTドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項9】
配列番号51のアミノ酸417〜532、または配列番号51のアミノ酸495〜532からのSp35の領域に結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項10】
LINGO−1塩基性領域ドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項11】
配列番号51のアミノ酸415〜424、または配列番号51のアミノ酸417〜424に結合する、請求項10に記載の抗体またはその断片。
【請求項12】
LINGO−1免疫グロブリンドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項13】
配列番号51のアミノ酸419〜493に結合する、請求項12に記載の抗体またはその断片。
【請求項14】
LINGO−1 LLRCTドメインに結合する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項15】
配列番号51のアミノ酸363〜414、または配列番号51のアミノ酸363〜416に結合する、請求項14に記載の抗体またはその断片。
【請求項16】
多価であり、かつ少なくとも2つの重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む、請求項1〜15のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項17】
多重特異性である、請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項18】
二重特異性である、請求項17に記載の抗体またはその断片。
【請求項19】
ヒト化されている、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項20】
キメラである、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項21】
霊長類化されている、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項22】
完全にヒトである、請求項1〜18のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項23】
Fab断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項24】
Fab′断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項25】
F(ab)2断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項26】
Fv断片である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項27】
一本鎖抗体である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項28】
前記参照モノクローナル抗体に対する解離定数(KD)未満である解離定KDによって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1〜3または5〜27のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項29】
5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1〜28のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項30】
マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項1〜29のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項31】
LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項32】
LINGO−1が媒介する神経細胞死のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項33】
LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項34】
LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項35】
LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項36】
LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖抑制のアンタゴニストである、請求項1〜30のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項37】
抗体またはその断片それに融合される異種ポリペプチドを更に含む、請求項1〜36のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項38】
前記抗体は、治療剤、プロドラッグ、ペプチド、タンパク質、酵素、ウイルス、脂質、生物反応修飾物質、医薬剤、またはPEGからなる群から選択される薬剤に共役される、請求項1〜37のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片。
【請求項39】
請求項1〜38のうちのいずれか1項に記載の抗体またはその断片、および担体を含む、組成物。
【請求項40】
VH領域およびVL領域を含む単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記VHおよびVL領域は、それぞれ、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと、少なくとも90%同一であるポリペプチド配列を含み、前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその断片。
【請求項41】
VH領域およびVL領域を含む単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記VHおよびVL領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと、同一であり、前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその断片。
【請求項42】
前記VH領域は、配列番号1、5、53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274からなる群から選択されるポリペプチド配列を含む、請求項40または請求項41に記載の抗体またはその抗原結合断片。
【請求項43】
VH領域およびVL領域を含む単離された抗体またはその抗原結合断片であって、前記VHおよびVL領域は、それぞれ、
1)配列番号1および53〜70、ならびに配列番号9のうちのいずれか1つ、
または
2)配列番号5および71〜85、ならびに配列番号13のうちのいずれか1つを含む、抗体またはその断片。
【請求項44】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項45】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号2および配列番号3の参照重鎖CDR1およびCDR2ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記CDR3は、配列番号4および配列番号17〜34からなる群から選択される参照重鎖CDR3ポリペプチドと、少なくとも90%同一である、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項46】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号6および配列番号7の参照重鎖CDR1およびCDR2ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記CDR3は、配列番号8および配列番号35〜49からなる群から選択される参照重鎖CDR3ポリペプチドと、少なくとも90%同一である、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項47】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3ポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項48】
前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、および配列番号17〜49からなる群から選択される参照重鎖CDR3ポリペプチド配列と同一である、請求項47に記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項49】
前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8のポリペプチド配列を含む、請求項44または47のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項50】
配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つの参照VHポリペプチド配列と、少なくとも90%同一である、VH領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項51】
前記VHポリペプチド配列は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるポリペプチド配列を有する、CDR3領域を含む、請求項50に記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項52】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つの参照VHポリペプチド配列と同一である、VH領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項53】
VHポリペプチド配列は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるポリペプチド配列を有する、CDR3領域を含む、請求項52に記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項54】
前記VHは、前記参照VHと同一である、請求項50または52のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項55】
前記VHに融合されるシグナルペプチドをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項56】
前記VHに融合されるCH1ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項57】
前記VHに融合されるCH2ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項58】
前記VHに融合されるCH3ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項59】
前記VHに融合されるヒンジ領域をコードする核酸を更に含む、請求項44〜55のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項60】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項61】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81がLINGO−1に結合するのを競合的に阻害する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項62】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項63】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列の配列番号10、11、および12、または配列番号14、15、および16と、少なくとも90%同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項64】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列の配列番号10、11、および12、または配列番号14、15、および16と、同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項65】
前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号10、11、および12、または配列番号14、15、および16のポリペプチド配列を含む、請求項63または64のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項66】
配列番号9、13、165〜172、221〜228、または234〜241の参照VLポリペプチド配列と、少なくとも90%同一であるVL領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項67】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号9、13、165〜172、221〜228、または234〜241の参照VLポリペプチド配列と同一であるVL領域をコードする核酸を含む単離されたポリヌクレオチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項68】
前記VLは、前記参照VLと同一である、請求項66または67のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項69】
前記VLに融合されるシグナルペプチドをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項70】
前記VLに融合されるCH1ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項71】
前記VLに融合されるCH2ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項72】
前記VLに融合されるCH3ドメインをコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項73】
前記VLに融合されるヒンジ領域をコードする核酸を更に含む、請求項63〜68のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項74】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項63〜73のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項75】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81を競合的に阻害する、請求項63〜73のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項76】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項63〜75のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項77】
異種ポリヌクレオチドを更に含む、請求項44〜76のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項78】
異種ポリヌクレオチドは、異種ポリペプチドをコードする、請求項77に記載のポリヌクレオチド。
【請求項79】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、線状エピトープに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項80】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、非線状立体構造エピトープに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項81】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項82】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRNTドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項83】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRCTドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項84】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1免疫グロブリンドメインに特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項85】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1塩基性領域に特異的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項86】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、少なくとも2つ重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む多価抗体分子である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項87】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、多重特異性である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項88】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、二重特異性である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項89】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一価、二価、多価、または二官能性である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項90】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されている、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項91】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、キメラである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項92】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、霊長類化されている、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項93】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、完全にヒトである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項94】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項95】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab′断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項96】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、F(ab)2断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項97】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fv断片である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項98】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一本鎖抗体である、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項99】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項44〜59のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項100】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項101】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項102】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項103】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項104】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項105】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖のアンタゴニストである、請求項44〜78のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項106】
請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含む、組成物。
【請求項107】
VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、それぞれ、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと、少なくとも90%同一であるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを含み、前記VHおよびVLコードポリヌクレオチドは共に、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその結合断片をコードする、組成物。
【請求項108】
前記VHコードポリヌクレオチドは、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを含む、請求項107に記載の組成物。
【請求項109】
VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、または配列番号5および配列番号13の参照ポリペプチドと同一である、アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを含み、前記VHおよびVLコードポリヌクレオチドは共に、LINGO−1に特異的に結合する、抗体またはその結合断片をコードする、組成物。
【請求項110】
前記VHコードポリヌクレオチドは、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードする、ポリヌクレオチドを含む、請求項109に記載の組成物。
【請求項111】
VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、それぞれ、配列番号1および配列番号9、配列番号66および配列番号9、ならびに配列番号5および配列番号13からなる群から選択される参照ポリペプチドと同一である、アミノ酸配列をコードする、ポリヌクレオチドを含む、組成物。
【請求項112】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドは、前記ポリヌクレオチドによってコードされる前記VHおよびVLポリペプチドが、一本鎖抗体またはその断片に含まれるように、同一のオープンリーディングフレームに含有される、請求項104〜107のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項113】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、線状エピトープに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項114】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、非線状立体構造エピトープに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項115】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項116】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRNTドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項117】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRCTドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項118】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1免疫グロブリンドメインに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項119】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1塩基性領域に特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項120】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、少なくとも2つ重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む多価抗体分子である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項121】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、多重特異性である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項122】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、二重特異性である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項123】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一価、二価、多価、または二官能性である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項124】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されている、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項125】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、キメラである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項126】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、霊長類化されている、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項127】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、完全にヒトである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項128】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項129】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab′断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項130】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、F(ab)2断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項131】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Fv断片である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項132】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、一本鎖抗体である、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項133】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項134】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項135】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項136】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項137】
前記VHおよびVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項138】
前記VHまたは前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項139】
前記VHまたはVLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖抑制のアンタゴニストである、請求項107〜111のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項140】
請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項141】
ポリヌクレオチドは、プロモーターに作動可能に会合する、請求項140に記載のベクター。
【請求項142】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドおよびVLをコードする前記ポリヌクレオチドは、インフレームで融合され、そこに作動可能に会合する単一のプロモーターから共転写され、かつ、一本鎖抗体またはその抗原結合断片に共翻訳される、請求項140に記載のベクター。
【請求項143】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドおよびVLをコードする前記ポリヌクレオチドは、そこに作動可能に会合する単一のプロモーターから共転写されるが、別個に翻訳される、請求項140に記載のベクター。
【請求項144】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドとVLをコードする前記ポリヌクレオチドとの間に配置されるIRES配列を更に含む、請求項143に記載のベクター。
【請求項145】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドとVLをコードする前記ポリヌクレオチドは、別個に転写され、それぞれ、別個のプロモーターに作動可能に会合する、請求項143に記載のベクター。
【請求項146】
前記別個のプロモーターは、同一プロモーターの複製である、請求項145に記載のベクター。
【請求項147】
前記別個のプロモーターは、同一ではない、請求項145に記載のベクター。
【請求項148】
請求項140〜147のうちのいずれか1項に記載のベクターを含む組成物。
【請求項149】
請求項44〜62または77〜105のうちのいずれか1項に記載のVHコードポリヌクレオチドを含む第1のベクターと、請求項63〜105のうちのいずれか1項に記載のVLコードポリヌクレオチドを含む第2のベクターと、を含む、組成物。
【請求項150】
請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチド、または請求項140〜147のうちのいずれか1項に記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項151】
少なくとも第1のベクターおよび第2のベクターを含む宿主細胞であって、前記第1のベクターおよび前記第2のベクターは、同一ではなく、前記第1のベクターは、免疫グロブリン重鎖可変領域をコードする、請求項44〜62または77〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含み、前記第2のベクターは、免疫グロブリン軽鎖可変領域をコードする、請求項63〜105のうちのいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含む、宿主細胞。
【請求項152】
抗LINGO−1抗体の産生方法であって、請求項150〜151のうちのいずれか1項に記載の宿主細胞を培養することと、前記抗体を回収することと、を含む、方法。
【請求項153】
請求項152に記載の方法によって産生される、抗LINGO−1抗体、またはその抗原結合断片。
【請求項154】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項155】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号2、配列番号3の参照重鎖CDR1およびCDR2配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHのCDR2領域は、配列番号4および配列番号17〜34からなる群から選択される参照重鎖CDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項156】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1およびCDR2領域は、それぞれ、配列番号6、配列番号7の参照重鎖CDR1およびCDR2配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHのCDR2領域は、配列番号8および配列番号35〜49からなる群から選択される参照重鎖CDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項157】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8の参照重鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と同一であり、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項158】
前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、および配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項157に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項159】
免疫グロブリン重鎖可変領域(VH)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VHのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、配列番号2、配列番号3、および配列番号4、または配列番号6、配列番号7、および配列番号8である、単離されたポリペプチド。
【請求項160】
配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つの参照VH配列と、少なくとも90%同一である、VHを含む単離されたポリペプチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項161】
前記VHは、CDR3領域を含み、前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項160に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項162】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274の参照VHと同一である、VHを含む単離されたポリペプチドであって、前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項163】
前記VHは、CDR3領域を含み、前記CDR3領域は、配列番号4、配列番号8、または配列番号17〜49からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項162に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項164】
前記VHは、配列番号1、配列番号5、または配列番号53〜85、147〜164、173〜220、229〜233、および242〜274のうちのいずれか1つである、請求項162に記載のポリペプチド。
【請求項165】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項154〜164のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項166】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81がLINGO−1に結合するのを競合的に阻害する、請求項154〜165のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項167】
前記VHを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項154〜166のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項168】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、配列番号10、配列番号11、および配列番号12、または配列番号14、配列番号15、および配列番号16の参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と、少なくとも90%同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項169】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、それぞれ、20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号10、配列番号11、および配列番号12、または配列番号14、配列番号15、および配列番号16の参照軽鎖CDR1、CDR2、およびCDR3配列と同一であり、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項170】
免疫グロブリン軽鎖可変領域(VL)を含む単離されたポリペプチドであって、前記VLのCDR1、CDR2、およびCDR3領域は、配列番号10、配列番号11、および配列番号12、または配列番号14、配列番号15、および配列番号16である、単離されたポリペプチド。
【請求項171】
配列番号9、13、165〜172、221〜228、および234〜241のうちのいずれか1つの参照VL配列と、少なくとも90%同一であるVLを含む単離されたポリペプチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項172】
20個未満の保存的アミノ酸置換を除いて、配列番号9、13、165〜172、221〜228、および234〜241のうちのいずれか1つの参照VL配列と同一である、VLを含む単離されたポリペプチドであって、前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、単離されたポリペプチド。
【請求項173】
前記VLは、配列番号9または配列番号13である、請求項171または172のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項174】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81と同一のエピトープに特異的に結合する、請求項167〜173のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項175】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、Li62、Li113、またはLi81がLINGO−1に結合するのを競合的に阻害する、請求項167〜173のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項176】
前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項167〜175のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項177】
ポリペプチドそれに融合される異種ポリペプチドを更に含む、請求項154〜176のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項178】
前記ポリペプチドは、治療剤、プロドラッグ、ペプチド、タンパク質、酵素、ウイルス、脂質、生物反応修飾物質、医薬剤、またはPEGからなる群から選択される薬剤に共役される、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項179】
請求項154、167、または177〜178のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、および請求項168〜178のうちのいずれか1項に記載のポリペプチドを含む組成物であって、前記VHおよび前記VLを含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1に特異的に結合する、組成物。
【請求項180】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、線状エピトープに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項181】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、非線状立体構造エピトープに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項182】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項183】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRNTドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項184】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 LRRCTドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項185】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 塩基性領域に特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項186】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1 免疫グロブリンドメインに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項187】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、少なくとも2つ重鎖および少なくとも2つの軽鎖を含む多価抗体分子である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項188】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、多重特異性である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項189】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、二重特異性である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項190】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、一価、二価、多価、または二官能性である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項191】
前記VH、前記VL、または前記VH前記VLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されている、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項192】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、キメラである、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項193】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、霊長類化されている、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項194】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、完全にヒトである、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項195】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項196】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、Fab′断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項197】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、F(ab)2断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項198】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、Fv断片である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項199】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、一本鎖抗体である、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項200】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、5×10−2M、10−2M、5×10−3M、10−3M、5×10−4M、10−4M、5×10−5M、10−5M、5×10−6M、10−6M、5×10−7M、10−7M、5×10−8M、10−8M、5×10−9M、10−9M、5×10−10M、10−10M、5×10−11M、10−11M、5×10−12M、10−12M、5×10−13M、10−13M、5×10−14M、10−14M、5×10−15M、または10−15M以下の解離定数(KD)によって特徴付けられる親和性で、LINGO−1ポリペプチドもしくはその断片、またはLINGO−1変異ポリペプチドに特異的に結合する、請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178に記載の組成物。
【請求項201】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、マウスLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片と比べて、ヒトLINGO−1ポリペプチドもしくはその断片に優先的に結合する、請求項150〜169のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項170に記載の組成物。
【請求項202】
請求項150〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、および担体を含む、組成物。
【請求項203】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する神経突起伸長抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項204】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介する髄鞘形成抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項205】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト細胞死のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項206】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト分化抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項207】
前記VH、前記VL、または前記VHおよびVLの双方を含む抗体またはその抗原結合断片は、LINGO−1が媒介するオリゴデンドロサイト増殖抑制のアンタゴニストである、請求項154〜177もしくは179〜201のうちのいずれか1項に記載のポリペプチド、または請求項178もしくは202のうちのいずれか1項に記載の組成物。
【請求項208】
請求項154〜177のうちのいずれか1項に記載のポリペプチドを含む単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項209】
CNS損傷を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される、有効量の薬剤をこのような損傷に苦しんでいる動物に投与することを含む、方法。
【請求項210】
前記CNS損傷は、外傷性脳損傷、脊髄損傷、および視神経損傷からなる群から選択される、請求項209に記載の方法。
【請求項211】
CNSにおいて、神経細胞成長の抑制と関連する疾病または疾患を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤を、前記治療を必要とする動物に投与することを含む、方法。
【請求項212】
前記疾病または疾患は、ALS、ハンチントン病、アルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病性神経障害、および脳梗塞からなる群から選択される、請求項211に記載の方法。
【請求項213】
オリゴデンドロサイトの成長もしくは分化の抑制と関連する疾病または疾患を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤を、前記治療を必要とする動物に投与することを含む、方法。
【請求項214】
CNSニューロンの脱髄または髄鞘形成不全と関連する疾病または疾患を治療するための方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤を、前記治療を必要とする動物に投与することを含む、方法。
【請求項215】
前記疾病または疾患は、多発性硬化症(MS)、進行性多巣性白質脳症(PML)、脳脊髄炎(EPL)、橋中心髄鞘崩壊症(CPM)、ウォラー変性、副腎白質ジストロフィー、アレキサンダー病、およびペリツェウスメルツバッヘル病(PMZ)からなる群から選択される、請求項214に記載の方法。
【請求項216】
前記疾病または疾患は、多発性硬化症である、請求項215に記載の方法。
【請求項217】
前記動物は、哺乳動物である、請求項209〜216のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項218】
前記哺乳動物は、ヒトである、請求項217に記載の方法。
【請求項219】
NgR1によるシグナル変換の阻害方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤と、NgR1を接触させることを含む、方法。
【請求項220】
中枢神経系(CNS)ニューロンの軸索成長の抑制を減少させる方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤と、ニューロンを接触させることを含む、方法。
【請求項221】
CNSニューロンの成長円錐の崩壊を阻害する方法であって、請求項1〜37、39〜43、153、もしくは208のうちのいずれか1項に記載の単離されたLINGO−1抗体もしくはその断片、請求項44〜105のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリヌクレオチド、請求項154〜177もしくは180〜207のうちのいずれか1項に記載の単離されたポリペプチド、または請求項39、106〜139、148〜149、もしくは179のうちのいずれか1項に記載の組成物からなる群から選択される有効量の薬剤と、ニューロンを接触させることを含む、方法。
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【図1】
【図2】
【図8】
【図15】
【図21】
【図23】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【図1】
【図2】
【図8】
【図15】
【図21】
【図23】
【公表番号】特表2011−527572(P2011−527572A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517418(P2011−517418)
【出願日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/003999
【国際公開番号】WO2010/005570
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/003999
【国際公開番号】WO2010/005570
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
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