M−CSF特異的モノクローナル抗体およびその使用
M−CSFに特異的なRX1ベースの抗体またはRX−I由来の抗体ならびにこのような抗体を含む薬学的組成物、薬学的組成物を含むキット、および骨芽細胞性疾患または骨溶解性疾患を罹患した被験体において骨量減少を防止および治療するかまたはこの被験体において再造形する方法を提供する。一実施形態において、本発明は、M−CSFへの結合についてモノクローナル抗体RX1と75%超で競合する非マウス抗体を被験体に投与する工程を含み、このモノクローナル抗体RX1は、配列番号2および4にそれぞれ示す重鎖および軽鎖のアミノ酸配列を含む。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
人工器官周辺の骨量減少または破骨細胞活性の増加および骨芽細胞活性の増加に関連する疾患を罹患した被験体を治療する方法であって、M−CSFへの結合についてモノクローナル抗体RX1と75%超で競合する非マウス抗体を被験体に投与する工程を含み、前記モノクローナル抗体RX1が、配列番号2および4にそれぞれ示す重鎖および軽鎖のアミノ酸配列を含む方法。
【請求項2】
前記非マウス抗体が、モノクローナル抗体RX1と同一のM−CSFのエピトープに特異的に結合し、前記エピトープが、配列番号120または121の少なくとも4個の連続する残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記非マウス抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記非マウス抗体が、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト操作(human engineered)抗体、ヒト抗体、または単鎖抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記非マウス抗体は、配列番号9のM−CSFに関する親和性Kdを少なくとも10−8Mまたはそれを超えて保持する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記非マウス抗体は、配列番号24と90%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記非マウス抗体が、配列番号24を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記非マウス抗体が、
(a)配列番号18、21、24、29、32、および36からなる群、または
(b)配列番号21、24、32、36、およびQASQSIGTSIH(配列番号138)からなる群
から選択される少なくとも3つの配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記非マウス抗体が、
(a)配列番号18、21、24、29、32、および36、または
(b)配列番号18、21、24、32、36、およびQASQSIGTSIH(配列番号138)の全てを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記非マウス抗体が、配列番号16、19、22、27、30、34、17、20、23、28、31、35、18、21、25、29、32、37、18、21、26、29、33、または38からなる群から選択される1つ以上のCDRをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記非マウス抗体がCDRを含み、CDR内の少なくとも1つのアミノ酸が別の抗MCSF抗体の対応するCDRの対応する残基に置換されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記非マウス抗体が、ヒト抗体配列の定常領域ならびにヒト抗体配列の1つ以上の重鎖および軽鎖の可変フレームワーク領域を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記ヒト抗体配列が、個別のヒト配列、ヒトコンセンサス配列、個別のヒト生殖系列配列、またはヒトコンセンサス生殖系列配列である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記非マウス抗体が、IgG1定常領域のフラグメントを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記非マウス抗体が、抗体依存性細胞傷害活性または補体依存性細胞傷害活性を減少する変異を前記IgG1定常領域中に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記非マウス抗体が、IgG4定常領域のフラグメントを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記非マウス抗体が、半抗体の形成を減少する変異を前記IgG4定常領域中に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記非マウス抗体が、アミノ酸配列
【化3】
(Xは任意のアミノ酸である)を含む重鎖可変領域を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記非マウス抗体が、アミノ酸配列
【化4】
(Xは任意のアミノ酸である)を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記非マウス抗体が、配列番号41または43に示す重鎖可変領域配列のいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記非マウス抗体が、配列番号45、47、48、51、53、または136に示す軽鎖配列のいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記非マウス抗体が、配列番号41または43に示す重鎖可変アミノ酸配列と少なくとも80%同一の重鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項23】
前記非マウス抗体が、配列番号45、47、48、51、または53に示す軽鎖可変アミノ酸配列と少なくとも80%同一の軽鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項24】
第2の治療薬を投与する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記抗体を、約0.1mg/kg体重〜30mg/kg体重の用量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
バイアルまたはボトルなどの容器に包装された、治療有効量の請求項1、請求項8、または請求項22に記載の抗体を含むキットであって、該容器に添付されているかまたは容器と共に包装されたラベルをさらに含み、該ラベルは、該容器の内容物を記載し、そして破骨細胞活性の増加および骨芽細胞活性の増加に関連する疾患を罹患した被験体を治療するための、該容器の該内容物の使用に関する指示および/または説明を提供する、キット。
【請求項1】
人工器官周辺の骨量減少または破骨細胞活性の増加および骨芽細胞活性の増加に関連する疾患を罹患した被験体を治療する方法であって、M−CSFへの結合についてモノクローナル抗体RX1と75%超で競合する非マウス抗体を被験体に投与する工程を含み、前記モノクローナル抗体RX1が、配列番号2および4にそれぞれ示す重鎖および軽鎖のアミノ酸配列を含む方法。
【請求項2】
前記非マウス抗体が、モノクローナル抗体RX1と同一のM−CSFのエピトープに特異的に結合し、前記エピトープが、配列番号120または121の少なくとも4個の連続する残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記非マウス抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記非マウス抗体が、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト操作(human engineered)抗体、ヒト抗体、または単鎖抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記非マウス抗体は、配列番号9のM−CSFに関する親和性Kdを少なくとも10−8Mまたはそれを超えて保持する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記非マウス抗体は、配列番号24と90%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記非マウス抗体が、配列番号24を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記非マウス抗体が、
(a)配列番号18、21、24、29、32、および36からなる群、または
(b)配列番号21、24、32、36、およびQASQSIGTSIH(配列番号138)からなる群
から選択される少なくとも3つの配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記非マウス抗体が、
(a)配列番号18、21、24、29、32、および36、または
(b)配列番号18、21、24、32、36、およびQASQSIGTSIH(配列番号138)の全てを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記非マウス抗体が、配列番号16、19、22、27、30、34、17、20、23、28、31、35、18、21、25、29、32、37、18、21、26、29、33、または38からなる群から選択される1つ以上のCDRをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記非マウス抗体がCDRを含み、CDR内の少なくとも1つのアミノ酸が別の抗MCSF抗体の対応するCDRの対応する残基に置換されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記非マウス抗体が、ヒト抗体配列の定常領域ならびにヒト抗体配列の1つ以上の重鎖および軽鎖の可変フレームワーク領域を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記ヒト抗体配列が、個別のヒト配列、ヒトコンセンサス配列、個別のヒト生殖系列配列、またはヒトコンセンサス生殖系列配列である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記非マウス抗体が、IgG1定常領域のフラグメントを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記非マウス抗体が、抗体依存性細胞傷害活性または補体依存性細胞傷害活性を減少する変異を前記IgG1定常領域中に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記非マウス抗体が、IgG4定常領域のフラグメントを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記非マウス抗体が、半抗体の形成を減少する変異を前記IgG4定常領域中に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記非マウス抗体が、アミノ酸配列
【化3】
(Xは任意のアミノ酸である)を含む重鎖可変領域を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記非マウス抗体が、アミノ酸配列
【化4】
(Xは任意のアミノ酸である)を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記非マウス抗体が、配列番号41または43に示す重鎖可変領域配列のいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記非マウス抗体が、配列番号45、47、48、51、53、または136に示す軽鎖配列のいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記非マウス抗体が、配列番号41または43に示す重鎖可変アミノ酸配列と少なくとも80%同一の重鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項23】
前記非マウス抗体が、配列番号45、47、48、51、または53に示す軽鎖可変アミノ酸配列と少なくとも80%同一の軽鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項24】
第2の治療薬を投与する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記抗体を、約0.1mg/kg体重〜30mg/kg体重の用量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
バイアルまたはボトルなどの容器に包装された、治療有効量の請求項1、請求項8、または請求項22に記載の抗体を含むキットであって、該容器に添付されているかまたは容器と共に包装されたラベルをさらに含み、該ラベルは、該容器の内容物を記載し、そして破骨細胞活性の増加および骨芽細胞活性の増加に関連する疾患を罹患した被験体を治療するための、該容器の該内容物の使用に関する指示および/または説明を提供する、キット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22A】
【図22B】
【図23A】
【図23B】
【図24A】
【図24B】
【図24C】
【図24D】
【図24E】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図30】
【図31】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22A】
【図22B】
【図23A】
【図23B】
【図24A】
【図24B】
【図24C】
【図24D】
【図24E】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図30】
【図31】
【公表番号】特表2009−502952(P2009−502952A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−524163(P2008−524163)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/029279
【国際公開番号】WO2007/016285
【国際公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【出願人】(500570793)ゾーマ テクノロジー リミテッド (26)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/029279
【国際公開番号】WO2007/016285
【国際公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【出願人】(500570793)ゾーマ テクノロジー リミテッド (26)
【Fターム(参考)】
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