説明

MDM2とp53の間の相互作用の阻害剤

【化1】


本発明は、式(I)の化合物、p53とMDM2の相互作用の阻害剤としてのそれらの使用、ならびに前記化合物を含んでなる製薬学的組成物を提供し;n、m、p、s、t、R、R、R、R、R、R、R、R20、X、Y、QおよびZは定義される意味を有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
そのいかなる立体異性体も包含する、式(I):
【化1】

[ここで
mは0、1若しくは2であり、かつ、mが0である場合には直接結合を意図しており;
nは0、1、2若しくは3であり、かつ、nが0である場合には直接結合を意図しており;
pは0若しくは1であり、かつ、pが0である場合には直接結合を意図しており;
sは0若しくは1であり、かつ、sが0である場合には直接結合を意図しており;
tは0若しくは1であり、かつ、tが0である場合には直接結合を意図しており;
XはC(=O)若しくはCHRであり、ここで
は、水素;C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;−C(=O)−NR1718;カルボキシル;アリールC1−6アルキルオキシカルボニル;ヘテロアリール;ヘテロアリールカルボニル;ヘテロアリールC1−6アルキルオキシカルボニル;ピペラジニルカルボニル;ピロリジニル;ピペリジニルカルボニル;C1−6アルキルオキシカルボニル;ヒドロキシ、アミノ、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル;ヒドロキシ、アミノ、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC3−7シクロアルキル;ヒドロキシ、ヒドロキシC1−6アルキルおよびヒドロキシC1−6アルキルオキシC1−6アルキルから選択される置換基で置換されているピペラジニルカルボニル;ヒドロキシC1−6アルキルで置換されているピロリジニル;ならびにヒドロキシ、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキル(ジヒドロキシ)C1−6アルキルおよびC1−6アルキルオキシ(ヒドロキシ)C1−6アルキルから選択される1若しくは2置換基で置換されているピペリジニルカルボニルから選択され;
17およびR18は、水素、C1−6アルキル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アリールC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル(C1−6アルキル)若しくはヒドロキシC1−6アルキル(アリールC1−6アルキル)からそれぞれ独立に選択され;
【化2】

は−CR=C<(そしてその場合点線は結合であり)、−C(=O)−CH<、−C(=O)−N<、−CHR−CH<若しくは−CHR−N<であり、各Rは独立に水素若しくはC1−6アルキルであるか、またはRはR若しくはR20の一方と一緒になって直接結合を形成し;
は、水素;アリール;ヘテロアリール;C1−6アルキルオキシカルボニル;C1−12アルキル;またはヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、アミノ、C1−6アルキ
ルオキシ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、C1−6アルキルピペラジニル、アリールC1−6アルキルピペラジニル、ヘテロアリールC1−6アルキルピペラジニル、C3−7シクロアルキルピペラジニルおよびC3−7シクロアルキルC1−6アルキルピペラジニルから独立に選択される1若しくは2置換基で置換されているC1−12アルキルであり;
およびR20は、
ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシル;
ポリハロC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキルオキシ;
1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C2−6アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリールC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、C1−6アルキルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、C1−6アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C3−7シクロアルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルオキシ、C3−7シクロアルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ若しくはヘテロアリールカルボニルオキシ(前記基のいずれも、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシル、アミノ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニルおよびC1−6アルキルカルボニルオキシから選択される1個若しくはそれ以上、好ましくは1若しくは2個の置換基で場合によってはかつ独立に置換されており);ならびに
−(CH−(C(=O))NR2122[ここで
wは0、1、2、3、4、5若しくは6であり、かつ、wが0である場合には直接結合を意図しており;
yは0若しくは1であり、かつ、yが0である場合には直接結合を意図しており;
21およびR22は、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルキルカルボニルおよびアリールC1−6アルキルカルボニル(前記基のいずれも、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アリールおよびヘテロアリールから選択される1個若しくはそれ以上、好ましくは1若しくは2個の置換基で場合によってはかつ独立に置換されており)からそれぞれ独立に選択されるか;
または、R21およびR22は、それらが結合されている窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル若しくはピペラジニルを形成し、前記基のいずれも、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルキル、アリールC1−6アルキルおよびヘテロアリールC1−6アルキルから選択される1個若しくはそれ以上、好ましくは1若しくは2個の置換基で場合によってはかつ独立に置換されており]
からそれぞれ独立に選択されるか;
あるいは、RおよびR20は、それらが結合されているフェニル環と一緒になって、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アリールおよびヘテロアリールからそれぞれ独立に選択される1個若しくはそれ以上、好ましくは1若しくは2個の置換基で場合によっては置換されているナフタレニル基を形成するか;
あるいは、RおよびR20は、一緒になって、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、モノ若しくはジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アリールおよびヘテロアリールから選択される1個若しくはそれ以上、好ましくは1若しくは2個の置換基で場合によっては置換されている、式−(CH−[ここでbは3、4若しくは5である]の二価の基を形成するか;
あるいは、R若しくはR20の一方が上で定義されるとおりであり、かつ、R若しくはR20の他のものはRと一緒になって直接結合を形成し;
は、水素;C1−6アルキル;ヘテロアリール;C3−7シクロアルキル;ヒドロキシ、アミノ、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル;若しくはヒドロキシ、アミノ、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC3−7シクロアルキルであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、ハロ、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、シアノ、シアノC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C2−6アルケニル若しくはC1−6アルキルオキシであるか;または
およびRは、一緒になって、メチレンジオキシ若しくはエチレンジオキシから選択される二価の基を形成し;
は水素、C1−6アルキルオキシカルボニル若しくはC1−6アルキルであり;
pが1である場合には、Rは水素、アリールC1−6アルキル、ヒドロキシ若しくはヘテロアリールC1−6アルキルであり;
Zは
【化3】

から選択される基であり
ここで
10若しくはR11は、水素、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、ニトロ、ポリハロC1−6アルキル、シアノ、シアノC1−6アルキル、テトラゾロC1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリールC1−6アルキル、アリール(ヒドロキシ)C1−6アルキル、ヘテロアリール(ヒドロキシ)C1−6アルキル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、C1−6アルキルカルボニル、アリールC1−6アルキルカルボニル、ヘテロアリールC1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシ、C3−7シクロアルキルカルボニル、C3−7シクロアルキル(ヒドロキシ)C1−6アルキル、アリールC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキルおよび−(CH−(C(=O))−(CHR19−NR1314からそれぞれ独立に選択され、
ここで
vは0、1、2、3、4、5若しくは6であり、かつ、vが0である場合には直接結合を
意図しており;
rは0若しくは1であり、かつ、rが0である場合には直接結合を意図しており;
uは0、1、2、3、4、5若しくは6であり、かつ、uが0である場合には直接結合を意図しており;
19は水素若しくはC1−6アルキルであり;
13およびR14は、水素;C1−12アルキル;C1−6アルキルカルボニル;C1−6アルキルスルホニル;アリールC1−6アルキルカルボニル;C3−7シクロアルキル;C3−7シクロアルキルカルボニル;−(CH−NR1516;ヒドロキシ、ヒドロキシカルボニル、シアノ、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルオキシ、アリール若しくはヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC1−12アルキル;またはヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アリール、アミノ、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリール若しくはヘテロアリールC1−6アルキルから選択される置換基で置換されているC3−7シクロアルキルからそれぞれ独立に選択されるか;あるいは
13およびR14は、それらが結合されている窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、若しくはC1−6アルキル、アリールC1−6アルキル、アリールC1−6アルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルおよびC3−7シクロアルキルC1−6アルキルから選択される置換基で置換されているピペラジニルを形成し;ここで
kは0、1、2、3、4、5若しくは6であり、かつ、kが0である場合には直接結合を意図しており;
15およびR16は、水素;C1−12アルキル;アリールC1−6アルキルオキシカルボニル;C3−7シクロアルキル;ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC1−12アルキル;ならびに、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールC1−6アルキルから選択される置換基で置換されているC3−7シクロアルキルからそれぞれ独立に選択されるか;または
15およびR16は、それらが結合されている窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペラジニル、若しくはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されているピペラジニルを形成し;
12は、水素;C1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシおよびアリールから選択される置換基で置換されているC1−6アルキル;若しくはヒドロキシ、アミノ、アリールおよびC1−6アルキルオキシから選択される置換基で置換されているC3−7シクロアルキルであり;
アリールはフェニル若しくはナフタレニルであり;
各フェニル若しくはナフタレニルは、場合によっては、ハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、アミノ、ポリハロC1−6アルキルおよびC1−6アルキルオキシからそれぞれ独立に選択される1、2若しくは3置換基で置換されていることができ;ならびに
各フェニル若しくはナフタレニルは、場合によっては、メチレンジオキシおよびエチレンジオキシから選択される二価の基で置換されていることができ;
ヘテロアリールは、ピリジニル、インドリル、キノリニル、イミダゾリル、フラニル、チエニル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、ベンゾフラニル若しくはテトラヒドロフラニルであり;
各ピリジニル、インドリル、キノリニル、イミダゾリル、フラニル、チエニル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、ベンゾフラニル若しくはテトラヒドロフラニルは、場合によっては、ハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、アミノ、ポリハロC1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル若しくはC1−6アルキルオキシからそれぞれ独立に選択される1、2若しくは3置換基で置換されていることができるか;または、
各ピリジニル、インドリル、キノリニル、イミダゾリル、フラニル、チエニル、ベンゾフラニル若しくはテトラヒドロフラニルは、場合によっては、メチレンジオキシ若しくはエ
チレンジオキシから選択される二価の基で置換されていることができる]
の化合物;
そのN−オキシドの形態、その付加塩若しくはその溶媒和物。
【請求項2】
およびRがそれぞれ独立に水素、ハロ、C1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、シアノ、シアノC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ若しくはC1−6アルキルオキシであるか、または
およびRが一緒になって、メチレンジオキシ若しくはエチレンジオキシから選択される二価の基を形成し;
15およびR16が、水素、C1−6アルキル、アリールC1−6アルキルオキシカルボニル、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換基で置換されているC1−12アルキル、ならびにヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールC1−6アルキルから選択される置換基で置換されているC3−7シクロアルキルからそれぞれ独立に選択されるか、または
15およびR16が、それらが結合されている窒素と一緒になって、モルホリニル、ピペラジニル、若しくはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されているピペラジニルを形成する、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
【化4】

が−CR=C<(そしてその場合は点線が結合である)、−C(=O)−CH<、−CHR−CH<若しくは−CHR−N<であり、各Rが独立に水素若しくはC1−6アルキルであるか、またはRがR若しくはR20の一方と一緒になって直接結合を形成する、請求項1若しくは2に記載の化合物。
【請求項4】
【化5】

が−CR=C<(そしてその場合は点線が結合である)、−CHR−CH<若しくは−CHR−N<である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
【化6】

が−CR=C<でありかつその場合に点線が結合である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
XがC(=O)若しくはCHRであり、かつ、Rが、水素;−C(=O)−NR1718;アリールC1−6アルキルオキシカルボニル;ヒドロキシで置換されているC1−6アルキル;ヒドロキシで置換されているピペラジニルカルボニル;ヒドロキシC1−6アルキル;ヒドロキシC1−6アルキルオキシC1−6アルキル;ヒドロキシルC1−6アルキルで置換されているピロリジニル;またはヒドロキシ、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキル(ジヒドロキシ)C1−6アルキル若しくはC1−6アルキルオキシ(ヒドロキシ)C1−6アルキルから選択される1若しくは2置換基で置換されているピペリジニルカルボニルであり;
17およびR18が、水素、C1−6アルキル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アリールC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル若し
くはヒドロキシC1−6アルキルからそれぞれ独立に選択され;
【化7】

が−CR=C<、−CHR−CH<若しくは−CHR−N<であり;
が水素、ヘテロアリール、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−12アルキル、若しくはヘテロアリールで置換されているC1−12アルキルであり;
が水素、C1−6アルキル若しくはヘテロアリールであり;
およびRが、それぞれ独立に、水素、ハロ、C1−6アルキル、シアノ、シアノC1−6アルキル、ヒドロキシ若しくはC1−6アルキルオキシであり;
pが1である場合にはRがアリールC1−6アルキル若しくはヒドロキシであり;
Zが(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−4)、(a−5)、(a−6)、(a−7)、(a−8)および(a−9)から選択される基であり;
10若しくはR11が、水素、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、ニトロ、ポリハロC1−6アルキル、シアノ、シアノC1−6アルキル、テトラゾロC1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−6アルキル、アリール(ヒドロキシ)C1−6アルキル、アリールカルボニル、C1−6アルキルカルボニル、C3−7シクロアルキルカルボニル、C3−7シクロアルキル(ヒドロキシ)C1−6アルキル、アリールC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキルおよび−(CH−(C(=O))−(CHR19−NR1314からそれぞれ独立に選択され;
vが0若しくは1であり;
uが0若しくは1であり;
12が水素若しくはC1−6アルキルであり;
13およびR14が、水素;C1−12アルキル;C1−6アルキルカルボニル;C1−6アルキルスルホニル;アリールC1−6アルキルカルボニル;C3−7シクロアルキルカルボニル;−(CH−NR1516;ヒドロキシ、ヒドロキシカルボニル、シアノ、C1−6アルキルオキシカルボニル若しくはアリールから選択される置換基で置換されているC1−12アルキルからそれぞれ独立に選択されるか;または
13およびR14が、それらが結合されている窒素と一緒になって、モルホリニル、ピロリジニル、ピペラジニル、またはC1−6アルキル若しくはアリールC1−6アルキルオキシカルボニルから選択される置換基で置換されているピペラジニルを形成し;
kが2であり;
15およびR16が、水素、C1−6アルキル若しくはアリールC1−6アルキルオキシカルボニルからそれぞれ独立に選択されるか;あるいは、
15およびR16が、それらが結合されている窒素と一緒になって、モルホリニル若しくはピペラジニル、またはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されているピペラジニルを形成し;
アリールがフェニル、若しくはハロで置換されているフェニルであり;ならびに
ヘテロアリールが、ピリジニル、インドリル、オキサジアゾリル若しくはテトラゾリルであり;ならびに、各ピリジニル、インドリル、オキサジアゾリル若しくはテトラゾリルが、場合によっては、C1−6アルキル、アリール若しくはアリールC1−6アルキルから選択される1置換基で置換されていることができる、
請求項1若しくは2に記載の化合物。
【請求項7】
sが0であり;tが0であり;mが0であり;pが0であり;nが1若しくは2であり;Rが水素であり;Rが水素であり;RおよびRがそれぞれ独立に水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、C2−6アルケニルであり;Rが水素であり;
【化8】

が−CR=C<でありかつその場合点線が結合であり;Rが水素若しくはC1−6アルキルであり;XがCHであり;Zが(a−1)、(a−2)若しくは(a−4)から選択される基であり;R10およびR11が水素、ヒドロキシおよびヒドロキシC1−6アルキルからそれぞれ独立に選択される、
請求項1、3ないし5のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
およびR20が、ハロ、シアノ、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキル、モルホリニル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、−NR2122[ここでR21は水素でありかつR22はC1−6アルキルカルボニルである]からそれぞれ独立に選択されるか;または、RおよびR20がそれらが結合されているフェニル環と一緒になってナフタレニル基を形成するか、または、R若しくはR20の一方が上で定義されるとおりであり、かつ、R若しくはR20の他のものがRと一緒になって直接結合を形成する、請求項1ないし7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
化合物が、そのいかなる立体異性体;
そのN−オキシドの形態、その付加塩若しくはその溶媒和物
も包含する、以下の群
【表1】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
医薬品としての使用のための請求項1ないし9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
製薬学的に許容できる担体、および有効成分として請求項1ないし9に記載の化合物の治療上有効な量を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項12】
p53とMDM2の相互作用により媒介される障害の処置のための医薬品の製造のための、請求項1ないし9のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項13】
癌の処置のための医薬品の製造のための請求項1ないし9のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項14】
癌が、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌若しくは急性骨髄性白血病である、請求項13に記載の使用。
【請求項15】
抗癌剤および請求項1ないし9のいずれかに記載の化合物の組合せ。
【請求項16】
a)式(IV)の中間体を、Wが適切な脱離基である式(V)の中間体と反応させること
【化9】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
b)XがC(=O)である式(I)の化合物(本明細書で式(I−b)の化合物と称される)を、適する溶媒中、水素化アルミニウムリチウムの存在下に、XがCHである式(I)の化合物(本明細書で式(I−a)の化合物と称される)に転化すること
【化10】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
c)式(VI)のカルボキシアルデヒドを、式(VII)の中間体と反応させること
【化11】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
d)式(IV)の中間体を、式HC(=O)Zのカルボキシアルデヒドと反応させて、tが1である式(I)の化合物(本明細書で式(I−c)の化合物と称される)を得ること
【化12】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
e)式(VIII)の中間体を、適する溶媒中で水素化アルミニウムリチウムと反応させて、sが1である式(I)の化合物(本明細書で式(I−d)の化合物と称される)を得ること
【化13】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
f)式(XXIV)の化合物を、適する溶媒中で水素化アルミニウムリチウムと反応させて、Rが−CH−OHである式(I)の化合物(本明細書で式(I−e)の化合物と称される)を得ること
【化14】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
g)適する溶媒中、強酸の存在下で式(XIX)の中間体を転化して式(III)の化合物を得ること
【化15】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
h)sが0であり、Rが水素であり、
【化16】

が−CR=C<であり、かつ、RがR20と一緒になって直接結合を形成する式(IV)の中間体(本明細書で式(IV−c)の中間体と称される)を、反応不活性溶媒中で、Wが適する脱離基である式(V)の中間体と反応させて、sが0でありかつRが水素である式(III)の化合物(本明細書で式(III−a)の化合物と称される)を得ること
【化17】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
h)Rが水素である式(III)の化合物(本明細書で式(III−b)の化合物と称される)を得るための、式(XXII)および(XXIII)の中間体から出発するフィッシャーインドール合成
【化18】

(請求項1で定義されるところの変数を伴う)
を特徴とする、請求項1に記載の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2010−539220(P2010−539220A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−525346(P2010−525346)
【出願日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際出願番号】PCT/EP2008/062433
【国際公開番号】WO2009/037308
【国際公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】