説明

MEKの複素環式阻害剤及びその使用方法

【課題】哺乳動物における癌及び炎症などの過剰増殖疾患、並びに炎症性状態の治療に有用な化合物、及び該化合物を含有する医薬組成物の提供。
【解決手段】式Vで表される化合物、及び該化合物を含有する医薬組成物。


[式中、Rは、HOCHCHO又は(S)−MeCH(OH)CHOであり;Rは、H、CH、F又はClである;但し、RがClである時、RはHOCHCHOでない]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Vを有する化合物又は製薬的に許容できるその塩
【化1】


[式中、
は、HOCHCHO又は(S)−MeCH(OH)CHOであり;
は、H、CH、F又はClである;
但し、 RがClである時、RはHOCHCHOでない]。
【請求項2】
2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエトキシ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド;
(S)−2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロポキシ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド;
2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエトキシ)−1,5−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド;
(S)−2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロポキシ)−1,5−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド;
5−フルオロ−2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエトキシ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド;
(S)−5−フルオロ−2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロポキシ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド;及び
(S)−5−クロロ−2−(2−フルオロ−4−(メチルチオ)フェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロポキシ)−1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキサミド
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項4】
製薬的に許容できる担体を更に含む、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
過剰増殖障害又は炎症性状態の治療のための、請求項3又は4に記載の医薬組成物。
【請求項6】
過剰増殖障害又は炎症性状態の治療用医薬品の製造における、請求項1又は2に記載の化合物の使用。
【請求項7】
がMeである、請求項1に記載の化合物を調製する方法であって、
(a)Rがアルキルである式105
【化2】


を有する化合物を臭素化して化合物106
【化3】


を得ること;
(b)化合物106を、パラジウム触媒及びリガンドの存在下、場合によっては塩基の存在下、Zn(Me)と反応させて化合物107
【化4】


を得ること;
(c)化合物107を、アミド塩基の存在下、式
【化5】


を有するアニリンと反応させて化合物108
【化6】


を得ること;
(d)場合によっては、塩基性条件下で化合物108を加水分解して化合物109
【化7】


を得ること;及び
(e)化合物108又は化合物109のいずれかを、カップリング剤又はアミド塩基の存在下、Rが請求項1に定義されている通りであるRNHと反応させて請求項1に記載の前記化合物を得ること
を含む方法。
【請求項8】
がClである、請求項1に記載の化合物を調製する方法であって、
(a)式112
【化8】


の化合物を、アミド塩基の存在下、式
【化9】


を有するアニリンと反応させて化合物117
【化10】


を得ること;
(b)化合物117を塩素化して化合物118
【化11】


を得ること;及び
(c)場合によっては、化合物118を加水分解して化合物118A
【化12】


を得ること;
(d)化合物118又は118Aのいずれかを、カップリング剤又はアミド塩基の存在下、(S)−MeCH(OH)CHONH又はHOCHCHONHと反応させて請求項1に記載の前記化合物を得ること
を含む方法。
【請求項9】
がH又はFである、請求項1に記載の化合物を調製する方法であって、
(a)RがH又はFである式140
【化13】


の化合物を、水性NaOHで処理して化合物141
【化14】


を得ること;
(b)化合物141を、塩基の存在下、Xがハロゲン化物であるCHXと反応させて化合物142
【化15】


を得ること;
(c)化合物142を、アミド塩基の存在下、式
【化16】


を有するアニリンと反応させて化合物143
【化17】


を得ること;
(d)場合によっては、化合物143を加水分解して化合物144
【化18】


を得ること;及び
(e)化合物143又は144のいずれかを、カップリング剤又はアミド塩基の存在下、Rが請求項1に定義されている通りであるRNHと反応させて請求項1に記載の前記化合物を得ること
を含む方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−28637(P2013−28637A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−220857(P2012−220857)
【出願日】平成24年10月3日(2012.10.3)
【分割の表示】特願2008−512476(P2008−512476)の分割
【原出願日】平成18年5月17日(2006.5.17)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【出願人】(507207775)アストラゼネカ エービー (11)
【Fターム(参考)】